JPH04351597A - 増ページ型通帳 - Google Patents

増ページ型通帳

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JPH04351597A
JPH04351597A JP15244191A JP15244191A JPH04351597A JP H04351597 A JPH04351597 A JP H04351597A JP 15244191 A JP15244191 A JP 15244191A JP 15244191 A JP15244191 A JP 15244191A JP H04351597 A JPH04351597 A JP H04351597A
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勉 宇水
Yoichi Fujimoto
洋一 藤本
Takashi Mita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関などで使用さ
れる増ページ型通帳に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行や郵便局などの金融機関では、事務
作業量の軽減と顧客サービスの向上から、コンピュータ
導入によるオンライン処理システムが行われている。こ
こで使用される通帳の一例を図1に示した。これは、ク
ロス表紙1と複数枚の本文用紙2で構成されており、表
紙に磁気ストライプ3が貼付された磁気ストライプ付通
帳が一般的である。磁気ストライプ3には、支店番号、
取引科目、口座番号などのデータが磁気情報として記録
されており、自動取引き用の端末機に通帳を挿入すると
、そのデータが自動的にコンピュータに入力されるよう
になっている。図3は、本文記帳ページの一例で、印字
行を自動セットするためのタイミングマーク7や、ペー
ジ識別用のページマーク8や罫線が印刷されている。
【0003】近ごろは給与の自動振込みや電気代、ガス
代などの自動引き落しが盛んになり、通帳に印字される
量は増加の一途をたどっており、いまや通帳は家計簿代
わりになりつつある。従って、顧客にとっては本文ペー
ジ数の多い通帳が好ましく、また、金融機関にとっても
ページ数が増えれば製作コストだけでなく、事務コスト
も低減でき、各種の金融商品を1冊の通帳で賄えること
も可能となるなどの利点がある。このような背景から、
最近従来の本文用紙の枚数が3〜5枚ものの通帳に変わ
って、6〜10枚ものの、いわゆる「増ページ型通帳」
が開発されつつある。
【0004】ここで通帳の作製工程の、代表的な例を簡
単に説明する。■本文用紙に所定事項(約款,印字欄用
罫線,タイミングマーク,ページマークなど)を印刷す
る。この際、通帳の見返し部分(図2の4の部分で、約
款が印刷される場合が多い)に使用する用紙は、本文用
紙とは別設計の、見返し専用用紙を使用する場合もある
。本発明では、便宜的に、見返し用紙も含めたものを本
文用紙の枚数として説明してある。図で説明すると、図
2は、本文用紙5枚の通帳に相当する。■丁合された多
面付けの、所定事項を印刷した本文用紙を、ミシン入れ
のために、  通常3面付けに断裁する。■所定枚数重
ねられた本文用紙にミシン入れ(図2の6の部分)を行
う。■表紙貼り機で厚み0.15mm程度のクロス表紙
1の裏面に糊(酢酸ビニルなどの水系の糊が多い)を塗
布し、ミシン入れした本文と貼り合わせる。■断裁機で
通帳の仕上がり寸法に断裁し、四隅を丸くする(角丸を
入れる)。■通帳の所定位置に、磁気ストライプ加工3
をする。
【0005】次に通帳用本文用紙に要求される性能とし
て重要な項目について説明する。■印刷適性に優れるこ
と。■不透明性に優れること。用紙の不透明度が低いと
、オフセット印刷などで印刷された、タイミングマーク
やページマーク、及び印字箇所などが用紙の裏面から透
けて見え、自動取扱い機の誤動作の原因となる。用紙の
不透明度は90%以上必要と言われている。■寸法安定
性に優れていること。用紙には伸縮やカールができるだ
け少ないことが要求される。寸法安定性が悪いと、通帳
製造時に見当が合わないなどの問題を生じ、また自動取
扱い機中で通帳が送りロールで送られないなどの問題を
起こす。■裁断時、打ち抜き時の刃持ち適性が良好なこ
と。■自動取扱い機中での機械適性に優れること。ペー
ジめくり時に複数枚のページがめくられないこと(ペー
ジめくり適性に優れていること)やジャムを起こさない
ことが要求される。これらは用紙の剛直性に密接な関係
があり、用紙には適度の剛直度が要求される。■プリン
ターで印字したインクの、経時による浸透拡散が少ない
こと。取引内容の通帳への記載は、通常は、布テープに
不乾性のインキを浸み込ませたインクリボンを使用して
、ドットプリンターで行われる。このため印字した後に
、インクが用紙中に浸透拡散すると、印字が不鮮明にな
ったり、裏面から透けて見えて(インクスルー)自動取
扱い機の誤動作の原因となる。インクの浸透拡散が少な
いことを、印字裏抜け防止適性(インクスルー防止適性
)が良いと言い、きわめて重要な性能である。■自動機
のプリンターで印字直後に、ロールにより印字部分が汚
されないこと。印字直後にインクが紙面に速やかに吸収
されることが必要である。吸収されずに用紙表面にイン
クが留まると、通帳搬送ロールにより印字部分が擦られ
て紙面が汚され、見栄えが悪くなり、また情報が誤って
読み取られるなどの問題を起こす。
【0006】一方、前述した「増ページ型通帳」では、
既存の端末機の通帳挿入口の間隙が決っていることから
、通帳全体の厚さを変えないでページ数を増やすことが
絶対に必要な条件となっている。このため、本文用紙の
厚みを薄くすることが検討されたが、単に用紙の厚みを
薄くしただけでは次に述べるような種々の問題を起こす
ことが判った。即ち、従来の3〜5枚ものの通帳の本文
用紙の厚さは、諸性能を考慮に入れて通常160〜12
0μmの範囲にあり、これを6〜10枚ものに要求され
る厚みである120〜65μmに単に薄くしたものでは
、プリンターで印字された文字が裏に抜けてしまい、タ
イミングマークを機械で読み取る際に、表面の印字を裏
面に印字されたものと勘違いしてしまう問題を起こした
。また、用紙の剛直度や紙力が低下するために、ページ
めくり時に二重めくりやジャムを起こし、甚だしい場合
は用紙が破れ、通帳として使用することは出来ないとい
う問題も起こした。
【0007】これらの欠点を改良する目的で、従来の本
文用紙より酸化チタンの含有量を増やし、不透明度を上
げた本文用紙が開発されたが、白紙不透明度自体は向上
したものの、印字裏抜けを防止することは出来なかった
。また、酸化チタンの含有量が多くなる為に剛直度や紙
力が低下し、ページめくり時の二重めくりやジャムなど
のトラブルは、依然として解決することは出来なかった
。また、酸化チタンは硬度が大きいので、用紙の仕上げ
時や通帳の裁断時や角丸入れ時の機械の刃持ち(耐久性
)が悪くなるという新たな問題も生じた。また、用紙が
薄くなったために、印字インキの浸透拡散による弊害が
大きくなった。
【0008】一方、実開昭59−64273号では、2
枚の薄葉紙の間に不透明性接着剤あるいは不透明性合成
樹脂フィルムからなる光不透過性層を介在させた本文用
紙が提案されている。また、実開昭59−143778
号では、2枚の薄葉紙に不透明なアンカーコート層を設
け、それを不透明な接着剤で貼合した本文用紙が提案さ
れている。また、実開昭59−143779号には、2
枚の薄葉紙の間に合成樹脂フィルム層の両面側に不透明
な接着剤層及びアンカーコート層を積層した中間層を介
在させた本文用紙が提案されている。これらの本文用紙
はいずれも前述の問題点を解決するために提案されたも
のであるが、製造工程が複雑でコストがかかり、また複
雑な構成のため用紙がカールしやすい等の欠点があった
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の増ペ
ージ型通帳本文用紙の欠点を解決した本文用紙を開発し
、従来の端末機でも十分使用できる増ページ型通帳を提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記問題点
を解決するために、印字裏抜けと用紙の不透明度とは根
本的には全く異なる性質であることに着目し、鋭意研究
を重ねた。その結果、ある特定の填料と酸化チタンとを
組み合わせることで、上記課題を解決し、また本文用紙
としての要求性能をすべて満たした用紙を製造できるこ
とができることを見いだし、本発明を完成した。即ち、
本発明の要旨とするところは、パルプ100重量部に対
し、吸油量が70ml/100g以上のケイ酸系填料を
2〜20重量部、および酸化チタンを3〜20重量部の
割合で含んだ本文用紙を使用して増ページ型通帳を作製
することにある。
【0011】本発明で使用するケイ酸系填料とは、四塩
化ケイ素などのハロゲン化ケイ素化合物の分解、有機ケ
イ素化合物の分解、ケイフッ化水素酸の分解、ケイ砂と
コークス混合物の加熱などにより製造(乾式法)する無
水ケイ酸や、ケイ酸ナトリウムの鉱酸による分解、ケイ
酸ナトリウムのアンモニウム塩類による分解、ケイ酸ナ
トリウムのイオン交換樹脂による分解、ケイ酸ナトリウ
ムから誘導したアルカリ土類塩の酸による分解などで製
造(湿式法)する含水珪酸(ホワイトカーボンと呼ばれ
る填料もこの一種である)や含水ケイ酸カルシウム、ア
ルミノケイ酸ナトリウム、モンモリロナイト系クレー変
性品などを意味する。
【0012】ケイ酸系填料は、数多くの会社で製造され
ており、商品名の例を挙げると、「トクシール、ファイ
ンシール、ミズカシル、シルトン、ニプシール、ゼオシ
ール、カープレックス、パイロシル、ミクロシル、シル
モス、バイシカル、エアロジル、キャブオジル、サント
セル、ハイジール」などがあり、本発明ではこれらを単
独あるいは混合して使用する。これらはいずれも比表面
積が他の填料より大きく、また吸油量も大きいことが特
徴である。
【0013】ケイ酸系填料の平均粒子径は通常10μm
以下、好ましくは5μm以下のものが使用される。平均
粒子径が10μmをこえると、用紙の表面平滑性悪くな
り印刷適性が低下し、また、インク裏抜け防止効果が低
下するいう問題点を起こしやすくなる。本発明では、ケ
イ酸系填料の吸油量(アマニ油法で測定)は70ml/
100g以上以上であることが必要である。吸油量が7
0ml/100g未満になると、印字裏抜けを防止する
効果が極端に低下する。
【0014】酸化チタンにはルチル型、アナターゼ型が
あり、本発明では平均粒子径が0.3μm程度のものが
好適に使用される。ケイ酸系填料は、後で述べるように
、印刷インクや印字インクが用紙の裏面に浸透するのを
防止し、表面付近に定着させる働きをするのに対し、酸
化チタンは表面の印刷や印字を裏面から見えにくくする
働きをする。従って、両者を併用することではじめて、
用紙の不透明度と印字裏抜け防止適性を満足するものと
なる。本発明では、さらに必要に応じて、要求性能を満
足する範囲でタルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化
アルミニウム、カオリン、プラスチックピグメント等の
他の填料も併用することができる。本文用紙は後で述べ
るように、抄紙技術を利用して製造するが、上記範囲に
填料を含ますためには、歩留りを考慮して填料の添加量
を決定することが必要である。
【0015】本発明におけるパルプは特に制限されるも
のでなく、クラフトパルプ、サルファイトパルプ等の化
学パルプ、グラウンドパルプ、リファイナーグラウンド
ウッドパルプ等の機械パルプ、ケミグラウンドウッドパ
ルプ、セミケミカルパルプ等の半化学パルプ、古紙パル
プ、合成パルプ等が使用でき、これらを単独または数種
類混合して使用する。
【0016】本発明の本文用紙は、パルプ100重量部
に対し、ケイ酸系填料を2〜20重量部および酸化チタ
ンを3〜20重量部含んでいることを必須の要件とする
。即ち、ケイ酸系填料が2重量部未満であると印字裏抜
け防止適性に欠けたものとなり、20重量部を越えると
剛直度が低下し、紙力が弱いものとなる。酸化チタンの
含有量が3重量部未満であると不透明度が不足したもの
となり、20重量部を越えると剛直度が低下し、紙力が
弱いものとなる。また、後で表1で示すように、上記範
囲で本文用紙としての他の要求性能も満たすようになる
【0017】本発明では、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増
強剤、サイズ剤、定着剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤
、消泡剤、染料、着色顔料、蛍光剤なども必要に応じて
使用することができる。紙料の調製は常法に従って行わ
れ、通常フリーネス550〜300C.S.F.で長網
抄紙機や円網抄紙機等の公知の抄紙機を使用して抄紙す
る。フリーネスが300mlC.S.F.未満であると
寸法安定性が悪くなり、また不透明性が低下するなどの
問題を起こしやすくなる。フリーネスが550mlを越
えると、用紙の地合が悪くなり、印刷適性が低下し、ま
た填料の歩留りも低下するなどの問題を起こしやすくな
る。本発明ではさらに、抄紙途上で紙面に澱粉、ポリビ
ニルアルコール、各種表面サイズ等を塗工することも可
能である。さらに必要に応じ、スーパーカレンダー処理
を施し、表面平滑性を向上させることも適宜行われる。
【0018】抄造する本文用紙の厚みは、増ページ通帳
の本文枚数によって適宜調整する。増ページ通帳全体の
厚みは2mm以下にしないと、自動取扱い機の通帳挿入
口に通らなくなると言われている。通常通帳用クロス表
紙の厚みは150μm程度、接着剤の厚みは20μm程
度であり、多少の余裕を見込んで本文用紙の厚みは、6
枚ものの場合は120μm以下、7枚ものは108μm
以下、8枚ものは90μm以下、9枚ものは80μm以
下、10枚ものは65μm以下が大体の目安となる。
【0019】本発明に使用する本文用紙が、印字裏抜け
防止適性、およびページめくり適性に優れる理由はよく
判らないが、次のような理由によるものと推定した。酸
化チタンは非常に凝集しやすい填料であり、これ単独で
使用するとパルプには凝集した状態で定着し、不透明度
向上に寄与する率が低下する。これに対し、ケイ酸系填
料を併用した場合は、酸化チタンの凝集を妨ぐことがで
き、均一に分散した状態でパルプに定着するので不透明
度向上に有効に働く。従って酸化チタンの添加量を、単
独使用の場合に比べ少なくすることができる。また、本
発明で使用するケイ酸系填料は吸油量が大きいので、印
字されたインクをすばやく吸収し、インクが裏面に浸透
することを防ぎ、印字裏抜け防止性を向上させる。さら
に、相乗効果として、パルプに対する填料の歩留りを向
上させることができ、また印字裏抜け防止性を保つのに
必要な填料の総含有量を、従来の増ページ型通帳本文用
紙に比べ大幅に減少させることができるので、用紙の剛
度、紙力が向上し、ページめくり適性に優れたものとな
る。
【0020】本発明は以上に述べたような方法で本文用
紙を抄造し、これを使用して前に述べたような工程で通
帳を作製する。通帳用クロスには、一般には布クロスと
紙クロスがある。布クロスは一般には、60から90メ
ッシュ程度の粗さの布に裏打紙を貼り合わしたものであ
る。紙クロスには合成樹脂含浸紙ベースに着色層を塗工
したり、樹脂層を形成したものや、合成紙ベースのもの
などがある。
【0021】
【実施例】
実施例.1〜3 NBKP50重量部、LBKP50重量部からなるパル
プスラリーを400mlC.S.F.に叩解し、次いで
ケイ酸系填料として合成非晶質シリカ微粉末(商品名:
トクシール、徳山曹達製造)とルチル型酸化チタン(商
品名:R−41、古河工業製造)を添加し、さらに紙力
増強剤(商品名:ポリストロン−191、荒川化学工業
製造)を0.3重量部(乾燥重量部、以下同じ)、ロジ
ンサイズ剤(商品名:サイズパインE、荒川林産化学製
造)を1.5重量部、硫酸バンドを2.5重量部を加え
、このスラリーを長網抄紙機を用いて常法に従い抄造し
、サイズプレス装置でポリビニルアルコール(商品名:
クラレポバールPVA−117、クラレ製造)1重量部
、酸化澱粉(商品名:マーメイドM200、敷島スター
チ製造)4重量部の混合液(濃度10重量%)を2g/
m2塗工した。使用したケイ酸系填料の吸油量、ケイ酸
系填料と酸化チタンの含有量(パルプ100重量部に対
しての量、灰分測定による実測値)、抄造した本文用紙
の坪量、厚みを表1に示す。
【0022】比較例.1〜4 実施例と同一のパルプ及びフリーネスで、表1に示した
ように他の条件を変化させ用紙を抄造した。紙力増強剤
、サイズ剤、硫酸バンドの種類、添加量は実施例と同一
である。
【0023】このようにして抄紙した用紙を用いて、増
ページ型通帳を作製した。なおクロス表紙には20g/
m2の裏打ち紙を貼合した、厚み150μmの通帳用布
クロス(商品名:ニュースターローンM−PB、東洋ク
ロス社製造)を使用し、本文用紙との接着は、水系の酢
酸ビニル接着剤を使用した。その評価結果を表1に示す
。なお、坪量はJIS  P  8124、厚みはJI
S  P  8118、不透明度はJIS  P  8
138に準拠して測定し、刃持ち適性は通帳断裁機の刃
の耐久性で評価し、その他の適性はATM自動支払い機
を試験的に稼働させて評価した。5点法で評価したもの
は、3点以上が実用的に満足できる領域であり、2点、
1点は実用上問題を起こしたものである。
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は構成され、
下記に述べるような顕著な効果がある。■印刷適性に優
れる。■不透明性に優れる。■寸法安定性に優れる。本
発明の本文用紙の伸縮やカールが少ない理由は、ケイ酸
系填料に水分の吸着性能があり、従って湿度変化による
水分の吸放出が従来の本文用紙より少ないためと思われ
る。■用紙の裁断時、打ち抜き時の刃持ち適性が良好で
ある。酸化チタンのみを内添した本文用紙と比べ、刃持
ち適性は向上した。これは一般に酸化チタンの摩耗性が
ケイ酸系填料より大きいためと思われる。■自動取扱機
中でのページめくり適性に優れており、ジャムを起こさ
ない。■プリンターインクの経時による浸透拡散が少な
い(インクスルーが少ない)。■印字直後にインクが紙
面に速やかに吸収され、搬送ロールによる印字部分の汚
れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】通帳の説明図である。
【図2】通帳の一部拡大断面図である。
【図3】所定事項を印刷した通帳の本文である。
【符号の説明】
1  クロス表紙 2  本文用紙 3  磁気ストライプ 4  見返し用紙 5  接着剤層 6  ミシン掛け部 7  タイミングマーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パルプ100重量部に対し、吸油量が
    70ml/100g以上のケイ酸系填料を2〜20重量
    部、および酸化チタンを3〜20重量部の割合で含んだ
    本文用紙を使用したことを特徴とする増ページ型通帳。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002088682A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Nippon Paper Industries Co Ltd ピッチをコントロールする方法及びピッチ吸着剤
JP2012233272A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Oji Paper Co Ltd 印刷用紙

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