JP6114173B2 - 葉書用紙 - Google Patents
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Description
<宛名面側層用紙料の調製>
LBKP(フリーネス550mlCSF)80部、NBKP(フリーネス600mlCSF)20部を水中に分散してパルプスラリーとし、該パルプスラリーに紙力剤としてグラフト化澱粉(商品名:DG4204/星光PMC株式会社製)1部、サイズ剤としてロジン系エマルジョンサイズ剤(商品名:AL1200/星光PMC株式会社製)0.3部をそれぞれ添加して攪拌し、宛名面側層用の紙料とした。
NBKP(フリーネス600mlCSF)100部を水中に分散してパルプスラリーとし、該パルプスラリーに紙力剤としてグラフト化澱粉(商品名:DG4204/星光PMC株式会社製)1部、サイズ剤としてロジン系エマルジョンサイズ剤(商品名:AL1200/星光PMC株式会社製)0.3部をそれぞれ添加して攪拌し、通信面側層用の紙料とした。
これらの2種類の紙料を用いて、円網式抄紙機にて宛名面側層/通信面側層の構成となるように2層抄き合わせで湿紙を抄紙し、プレスにて脱水後、ヤンキードライヤーに宛名面側層が当るようにして乾燥させた。その後、2本ロールサイズプレスにてポリアクリルアミド系紙力剤(商品名:ST5000/星光PMC株式会社製)8%水溶液を、用紙の両面あたり50cc/m2塗布した後シリンダードライヤーにて乾燥し、米坪180g/m2、水分7%の葉書用紙を得た。各層の坪量はそれぞれ90g/m2とした。
通信面側層用紙料の調製において、パルプの配合を、NBKP(フリーネス600mlCSF)60部、LBKP(フリーネス550mlCSF)40部とした以外は参考例1と同様にして葉書用紙を得た。
参考例2において、通信面側層用紙料を得た後、該紙料に更に分子量1,200万のアニオン性ポリアクリルアミド(商品名:ハイモロックS−100/株式会社ハイモ製)を該紙料中のパルプに対して0.3質量%添加してパルプの凝集処理を行った以外は参考例2と同様にして葉書用紙を得た。
宛名面側層用紙料の調製において、パルプの配合を、LBKP(フリーネス400mlCSF)100部とし、米坪150g/m2とした以外は参考例2と同様にして葉書用紙を得た。各層の坪量はそれぞれ75g/m2とした。
<中間層用紙料の調製>
LBKP(フリーネス550mlCSF)80部、NBKP(フリーネス600mlCSF)20部を水中に分散してパルプスラリーとし、該パルプスラリーに紙力剤としてグラフト化澱粉(商品名:DG4204/星光PMC株式会社製)1部、サイズ剤としてロジン系エマルジョンサイズ剤(商品名:AL1200/星光PMC株式会社製)0.3部をそれぞれ添加して攪拌し、中間層用の紙料とした。
得られた中間層用紙料と、参考例1で得た宛名面側層用紙料と通信面側層用紙料とを用いて、円網式抄紙機にて宛名面側層/中間層/通信面側層の構成となるように3層抄き合わせで湿紙を抄紙し、プレスにて脱水後、ヤンキードライヤーに宛名面側層が当るようにして乾燥させた。その後、2本ロールサイズプレスにてポリアクリルアミド系紙力剤(商品名:ST5000/星光PMC株式会社製)8%水溶液を、用紙の両面あたり50cc/m2塗布した後シリンダードライヤーにて乾燥し、米坪285g/m2、水分7%の葉書用紙を得た。各層の坪量はそれぞれ95g/m2とした。
宛名面側層用紙料の調製において、パルプの配合を、LBKP(フリーネス550mlCSF)50部、NBKP(フリーネス600mlCSF)50部とした以外は参考例2と同様にして葉書用紙を得た。
実施例3において、通信面側層用紙料におけるパルプの配合を、NBKP(フリーネス600mlCSF)40部、LBKP(フリーネス550mlCSF)60部とし、分子量1,200万のアニオン性ポリアクリルアミド(商品名:ハイモロックS−100/株式会社ハイモ製)の添加量を該紙料中のパルプに対して0.2質量%とした以外は実施例3と同様にして葉書用紙を得た。
NBKP(フリーネス600mlCSF)60部を水中に分散して0.5%パルプスラリーとし、該パルプスラリーに分子量2000万のカチオン性ポリアクリルアミド(商品名:リアライザーR300/ソマール社製)を対パルプ0.5部添加してNBKPを凝集させ、NBKPの凝集物を得た。通信面側層用紙料の調製において、NBKP(フリーネス600mlCSF)60部に代えて、このNBKPの凝集物(NBKP換算で60部)を用いた以外は、参考例2と同様にして葉書用紙を得た。
通信面側層用紙料の調製において、パルプの配合を、NBKP(フリーネス600mlCSF)40部、LBKP(フリーネス550mlCSF)60部とした以外は参考例1と同様にして葉書用紙を得た。
ヤンキードライヤーを使用せずに、シリンダードライヤーを使用し乾燥させた後、金属ロールからなるマシンカレンダーを通した以外は参考例1と同様にして葉書用紙を仕上げた。
宛名面側層用紙料の調製において、パルプの配合を、NBKP(フリーネス650mlCSF)90部、LBKP(フリーネス600mlCSF)とした以外は参考例1と同様にして葉書用紙を得た。
JIS P 8119:1998に準拠して測定した。
通信面側層の表面(通信面となる面)について手による感触と視覚により判断し、5段階で評価した。5段階中、凹凸感(ラフ感)がありもっとも和紙の風合いに近いものを5とし、凹凸感(ラフ感)が少なく和紙の風合いとはもっとも異なるものを1とした。5段階中評価が3〜5のものを実用可能なものとして合格とし、評価が1又は2のものは和紙の風合いとは異なるものとして不合格とした。
オフセット印刷機(三菱ダイヤ/三菱重工業社製)を用いて、葉書用紙の宛名面側層の表面(宛名面となる面)に郵便番号枠、切手貼付枠、及びテストパターンを10,000枚/時の条件で印刷し、印刷部の白抜け部(ピック)の有無によって印刷強度を評価した。評価は5段階評価とし、白抜け部の最も少ないものを5とし、白抜け部の最も多いものを1とした。5段階中評価が3〜5のものを実用可能なものとして合格とし、評価が1又は2のものはオフセット印刷強度に劣るものとして不合格とした。
活版印刷機(JM印刷機/橋本鉄工販売株式会社製)に金属凸版を装着し、6桁の数字を葉書用紙の宛名面側層の表面(宛名面となる面)に印刷した。印刷部の白抜け部(ピック)の有無によって印刷強度を評価した。評価は5段階評価とし、白抜け部の最も少ないものを5とし、白抜け部の最も多いものを1とした。5段階中評価が3〜5のものを実用可能なものとして合格とし、評価が1又は2のものは活版印刷強度に劣るものとして不合格とした。
2 通信面側層
3 宛名面
4 通信面
5 中間層
Claims (4)
- パルプを主成分とする2以上の層からなる多層抄きの葉書用紙であって、宛名面とする一方の面のベック平滑度が15〜80秒であり、通信面とするもう一方の面のベック平滑度が8秒未満であり、葉書用紙全体の米坪が150〜300g/m2であり、前記通信面となる層にはポリアクリルアミド系樹脂により凝集処理されたパルプが含まれることを特徴とする上記葉書用紙。
- 前記通信面となる層には針葉樹パルプが該層のパルプ全量に対して50〜100質量%含まれていることを特徴とする請求項1に記載の葉書用紙。
- 前記宛名面となる層には広葉樹晒しクラフトパルプが該層のパルプ全量に対して60〜100質量%含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の葉書用紙。
- 前記宛名面となる面をヤンキードライヤーに圧接させて抄造したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の葉書用紙。
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JP2013258549A JP6114173B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 葉書用紙 |
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