JPH04348758A - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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JPH04348758A
JPH04348758A JP1193591A JP1193591A JPH04348758A JP H04348758 A JPH04348758 A JP H04348758A JP 1193591 A JP1193591 A JP 1193591A JP 1193591 A JP1193591 A JP 1193591A JP H04348758 A JPH04348758 A JP H04348758A
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渡里 義衛
Mitsuo Nakatani
光男 中谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の呼吸器系に生じ
た炎症等の治療に用いられるものであって、特に蒸気噴
出を利用して吸入液(薬液)の噴霧を行う、所謂ボイラ
ー式の吸入器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吸入器は、吸入液(薬液)を収
容する吸入タンクと、吸入タンクの吸入液を吸い上げて
噴霧する吸入液ノズルと、吸入液ノズルの近傍に噴出口
が位置するよう配設される蒸気ノズルと、蒸気を発生さ
せるための水を収容する蓋を有した給水タンクと、水を
加熱するために給水タンクの下方に配設されたヒータと
、を備え、蒸気ノズルを給水タンクの上部に連通させて
蒸気が蒸気ノズルから噴出する際に吸入液が吸入液ノズ
ルから噴霧される構成のものが一般的である。
【0003】しかしながらこのものは、給水タンクに収
容された例えば50cc程度の水をヒータで加熱して蒸
気を発生させるために、ヒータを通電してから蒸気発生
まで例えば 3分程度の時間を要する。従ってヒータを
通電してから吸入開始までの時間が長いという欠点を有
している。
【0004】そこで、ヒータの通電から吸入開始までの
時間を短縮するものとして、特開平1−124472に
開示される吸入器が提案されている。このものを図3に
基づいて説明すると、A は吸入液M を収容する吸入
タンク、B は吸入液ノズル、C は蒸気ノズル、D 
は水W を収容する給水タンク、E はヒータである。 F は蒸気室 (タンク)で、底部が開口した有底筒状
をなすハウジングの開口がヒータE にて閉塞されてな
る。給水タンクD は、その底部にボールとコイルばね
よりなる逆止弁G を有しており、これに給水パイプH
 の一端が接続される。給水パイプH は蒸気室F の
下部周囲をヒータE に接しながら引き回された後、蒸
気室F に平行的に立ち上がり、他端が蒸気室F の上
面からその内部に進入している。また蒸気ノズルC も
蒸気室F の上面からその内部に進入させてある。J 
は連通管で、給水タンクD と蒸気室F の上部間を連
通させている。
【0005】このものは、給水タンクD の水W が逆
止弁G を通って給水パイプH に流入し、その水位 
(水面)WS2が給水タンクD の水位 (水面)WS
1と同じになる。その状態でヒータE を通電すると、
給水パイプH 内の水が加熱されやがて沸騰して体積膨
張する。このとき熱水は、給水パイプH の一端が逆止
弁G に接続されているため他端から蒸気室F 内に、
詳しくはヒータEの上面に滴下する。滴下した熱水は、
瞬時に蒸気となって蒸気ノズルC から噴出し、その際
にタンクA 内の吸入液はベンチュリー効果により吸い
上げられそして吸入液ノズルB から噴霧される。従っ
てこのものは、先に説明した一般的なもののように、給
水タンク内の水を直接加熱するのではなく、小容量の給
水パイプH 内の冷水を短時間のうちに熱水とし、この
熱水を蒸気室F に滴下させて蒸気化するという2段階
加熱方式にしてヒータの通電から吸入開始までの時間を
短縮しているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した2
段階加熱方式のものは、熱水の逆流防止のための逆止弁
が必須部材となる。すなわち逆止弁が無ければ、給水タ
ンクの方向へも熱水の膨張があるので蒸気室への滴下が
行われにくくなったり滴下開始までの時間が長くなって
しまうからである。この逆止弁は、部品増によるコスト
アップは勿論、逆止弁を構成するボールの衝突が間欠的
に行われて騒音を発生するものである。
【0007】また、熱水の蒸気室への滴下が間欠的に行
われるので、蒸気ノズルから噴出される蒸気も脈動して
吸入器として好ましくない所謂息つき現象と称する動作
となる。すなわち熱水の滴下があると瞬時に蒸気化し、
蒸気室の圧力が増大して蒸気ノズルより蒸気が噴出する
が、その後蒸気室の圧力が低下するとともに給水ポンプ
内の水が減少した分逆止弁を通って冷水が供給され、再
び加熱しやがて沸騰するまでに、つまり次の滴下までに
いくらかの時間を要するからである。
【0008】さらに、給水タンクに所定量以上の水を供
給してしまい、例えば連通管から蒸気室へかなり流出し
たような状況である場合、滴下があっても蒸気化が行わ
れず、極端な場合には不審に思った使用者が吸入器の姿
勢を変えたりしてその時には熱水になっていたものが蒸
気ノズルから流出して火傷を負う危険性もある。
【0009】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その第1の目的とするところは、ヒータの通電から
吸入開始までの時間が短縮できるとともに、噴出する蒸
気が脈動することのない吸入器を提供するにある。その
第2の目的とするところは、給水タンクには所定量を越
える水が収容されずに安全確実な動作が行える吸入器を
提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の吸入器は
、吸入液を収容する吸入タンクと、吸入タンクの吸入液
を吸い上げて噴霧する吸入液ノズルと、吸入液ノズルの
近傍に噴出口が位置するよう配設される蒸気ノズルと、
蒸気を発生させるための水を収容する蓋を有した給水タ
ンクと、水を加熱するためのヒータと、を備え、蒸気が
蒸気ノズルから噴出する際に吸入液が吸入液ノズルから
噴霧される吸入器において、前記給水タンクと略同等の
水位が得られるよう給水タンクに並設した小容量の湯沸
室と、給水タンクと湯沸室とを下部で連通する給水管と
、湯沸室と連通してその上方に設けた蒸気室と、給水タ
ンクの上部と蒸気室とを連通する連通管を付設し、かつ
ヒータを湯沸室の近傍に配置し蒸気ノズルを蒸気室に連
通させた構成としてある。
【0011】請求項2記載の吸入器は、請求項1記載の
給水タンクに、蓋を閉じないときは所定水位を越える水
が排出可能に開口し、蓋を閉じると閉塞される排出口を
設けた構成としてある。
【0012】請求項3記載の吸入器は、請求項1又は請
求項2記載の湯沸室のヒータに面する側部が水位方向に
対して傾斜した構成としてある。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成によれば、給水管で給水タ
ンクに連通された小容量の湯沸室内の水は、短時間で蒸
気が発生するまで加熱され、その蒸気は蒸気室を通って
蒸気ノズルから噴出されるとともに、以後は逆止弁が存
在しないので連続的に給水タンクより水が供給されかつ
安定して蒸気が噴出されるためその動作に脈動がない。 また逆止弁が存在しないことにより、それに起因する騒
音の発生もない。さらに連通管が設けてあるので、蒸気
室の圧力と給水タンクの圧力は同等となって給水タンク
から湯沸室への水の円滑な供給を助長している。
【0014】請求項2記載の構成によれば、給水タンク
に所定水位を越えるような水を収容してしまった場合で
も、給水タンクの蓋を閉じるまでに排出口より給水タン
クの外へ排出されてしまうので、常に安全確実な水量で
動作が行える。
【0015】請求項3記載の構成によれば、湯沸室のヒ
ータに面する側部の面積が大きくとれるので、それにヒ
ータの大きさや形状を対応させることにより加熱熱量が
大きくできて蒸気が発生するまでの時間をより短縮でき
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0017】1 は吸入器基台、2 は吸入器カバーで
、これらにより吸入器の外郭を形成している。吸入器基
台1 は、最下部よりやや上方に載置部1aを有し、載
置部1aより立壁1bを立設して内方収容部1cと外部
に開放した外方収容部1dを、載置部1aより垂壁1e
を垂設して下方収容部1fをそれぞれ形成している。外
方収容部1dは、立壁1bの上端に繋がる上方鍔部1g
、載置部1a、立壁1bにて外郭の内方と区画される。 1hは内方収容部1cと下方収容部1fを連通する貫通
孔、1jは下方収容部1fを形成する垂壁1eに突設し
たガイド突起、1kは上方鍔部1gに形成した貫通孔で
ある。吸入器カバー2 は、内方収容部1cを含む吸入
器基台1 の上面を覆うよう着脱自在にその上端部に係
止されるものであって、後述する吸入器ノズルや蒸気ノ
ズルを収容するとともに、蒸気ノズルの噴出口に対応し
て吹き出し口2aを有する。
【0018】3 は吸入 (薬液) タンクで、吸入液
 (薬液) M を収容するべく有底筒状をなして外方
収容部1dの載置部1a上に載置される。4 は吸入液
ノズルで、吸入タンク3の吸入液M を吸い上げて噴霧
するべく吸入タンク3 より十分長く形成されており、
下方は吸入タンク3 の底部近傍に位置し、上方は上方
鍔部1gに形成した貫通孔1kを貫通して吸入器カバー
2 内に進出し、そして後述する係止具に着脱自在に係
止されている。
【0019】5 は蒸気ノズルで、進入口5aを有する
基部と噴出口5bを有する先端部とが折曲状に形成され
、噴出口5bが吸入液ノズル4 の近傍に位置するよう
後述する蒸気室に支持されている。6 は係止具で、側
面視では円弧状をなし、その両端に係止把持部6a,6
b を有しており、一方の係止把持部6aが蒸気ノズル
5 を他方の係止把持部6bが吸入液ノズル4 をそれ
ぞれ着脱自在に係止する。
【0020】7 は給水タンクで、蒸気を発生させるた
めの水を収容するべく大略有底円筒状をなして内方収容
部1cの載置部1a上に、しかも貫通孔1hと略同心に
載置される。具体的には、筒部7aの開口縁近傍の外周
面にリング状の鍔7bを突設し、さらにその外周には雄
ねじを刻設している。また中央には、筒部7aの開口端
よりやや沈んだ位置まで延びる中空パイプ状の排出路7
cが設けてあり、筒部7aと排出路7cとによって形成
されるスペースに水が収容される。排出路7cの上方開
口部は排出口7dとなるもので、給水タンク7 に水W
 を排出口7dを越えるほど過剰に供給すれば、ここか
ら排出路7c、さらに貫通孔1hを通って排出される。 従って排出口7dの位置が給水タンク7 に収容できる
水W の最大 (所定) 水位を決定することとなる。 また筒部7aの上部と下部では、後述する連通管と給水
管とを貫通支持している。
【0021】8 は蓋で、給水タンク7 の開口と排出
口7dを閉じるべく基部8aと、鍔7bの雄ねじに螺合
する雌ねじを刻設した外周筒部8bと、外周筒部8bよ
りも突出する中央突部8cからなり、また中央突部8c
の先端には排出口7dを閉塞し得るシールパッキン8d
が設けてある。この蓋8 は、給水タンク7 に水W 
を入れた後、シールパッキン8dが排出口7dを閉塞す
るまで外周筒部8bを鍔7bに螺合させていく。前述の
排出口7dは、蓋8 との協働により、蓋8 を閉じな
いときは所定水位を越える水が排出可能に開口し、蓋8
 を閉じると閉塞されることとなる。8eは蓋8 と給
水タンク7 を密封するリング状のシールパッキンであ
る。
【0022】9 は湯沸室で、給水タンク7 と略同等
の水位が得られるように、しかもそこに供給される水量
は僅かであるよう小容量でもって給水タンク7 と平行
的に並設される。具体的には、湯沸室9 を構成する一
側面は水を加熱するための平板状のヒータ10が兼ねて
おり、従ってヒータ10の縦 (水位) 方向長さは給
水タンク7 と略同等としてある。また湯沸室9 を構
成する他の側面及び底面は、例えばプラスチック材にて
型造され、上方は開口となっている。この湯沸室9 の
設計にあたっては、小容量にする際になるべくヒータ1
0に接する面積を大きくして熱効率を配慮しつつ、ヒー
タ10を通電した後数十秒程度で蒸気が発生するような
消費電力を選定する。なお、ヒータは必ずしも湯沸室の
一側面を兼ねる必要はなく、熱伝達の良好な材料にて湯
沸室を構成してその近傍に配置してもよい。11は給水
管で、給水タンク7 と湯沸室9 とを下部で連通する
べくその両端が筒部7aと側面に貫通支持される。この
給水管11により、湯沸室9 の水位SW2 は給水タ
ンク7 の水位SW1 と略同等になる。
【0023】12は蒸気室で、湯沸室9 の上方にそれ
と連通して形成され、湯沸室9 に発生した蒸気を蓄え
る。蒸気室12の上面には、進入口5aを有する蒸気ノ
ズル5 の基部が貫通支持される。13は連通管で、L
字状をなしており、給水タンク7 の上部、少なくとも
排水口7dよりも上部と蒸気室12とを連通するべく一
端は蒸気室12の下面に、他端は給水タンク7 の筒部
7aに貫通支持されている。
【0024】14は排水受皿で、吸入器基台1 のガイ
ド突起1jにガイドされ、下方収容部1fに収容したり
取り外したりする。排水受皿14は、下方収容部1fに
収容した状態では貫通孔1h、すなわち給水タンク7 
の排出路7cに対面している。従って給水タンク7 に
排出口7dを越える水が供給された場合、排出路7cを
通って排出される水を収容する。
【0025】かかる吸入器は、準備作業として、先ず、
吸入タンク3 に吸入液M を注入し、その吸入タンク
3 を吸入器基台1 の外方収容部1dに収容 (セッ
ト) し、そして吸入液ノズル4 を係止具6 の他方
の係止把持部6bに係止する。次に、給水タンク7に水
W を供給し、給水タンク7 を密封しかつ排水口7d
を閉塞するよう蓋8 を給水タンク7 に螺合する。こ
の場合、排水口7dを越えるほど水が供給されるとその
分は排水路7cを通って排水受皿14に排出される。ま
た給水タンク7 内の水W は、給水管11を通って湯
沸室9 にも充たされ、両方の水位SW1,SW2 は
同等となる。そして吸入器カバー2 を吸入器基台1 
に係止する。
【0026】この準備作業が完了した後、ヒータ10に
通電すると、湯沸室9 の水W は加熱され、数十秒後
には蒸気を発生して蒸気室12に蓄えられ、やがて蒸気
室12内が高圧となり、蒸気は蒸気ノズル5 の噴出口
5bから噴出される。この蒸気の噴出の際、ベンチュリ
ー効果により吸入液M が吸入液ノズル4 を通って吸
い上げられ、吸入液M が蒸気と混合されて噴霧され、
これが吸入器カバー2 の吹き出し口2aから吹き出す
のである。
【0027】また、蒸気室12内の圧力は、連通管13
を通って給水タンク7 へフィードバックされるため、
湯沸室9 と給水タンク7 の各水面に対する圧力は均
等化される。従って、湯沸室9 内の水が蒸気化し、そ
の水位SW2 が低下して給水タンク7 の水位SW1
 との差が生じても、上述の圧力により給水タンク7 
の水は給水管11を通って同水位になるまで湯沸室9 
に供給される。そして、このような水位の均衡化作用と
ともに、湯沸室9 では連続的に蒸気を発生するので蒸
気の噴出に脈動が発生せず、従って所謂息つき現象と称
する動作にはならない。
【0028】次に、本発明の別の実施例を図2に基づい
て説明する。このものは、先の実施例とは主として湯沸
室の形状が異なるもので、基本的機能が同様の部材には
同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0029】この湯沸室9 は、給水タンク7 と略同
等の水位が得られるように、しかもそこに供給される水
量は僅かであるよう小容量でもって給水タンク7 に並
設されるものであって、しかも湯沸室9 の一側面を構
成するヒータ10が水位 (鉛直) 方向に対して角度
θだけ傾斜させてある。なお、このものにあってもヒー
タは必ずしも湯沸室の一側面を兼ねる必要はなく、熱伝
達の良好な材料にて湯沸室を構成してその近傍に配置し
てもよいから、要は湯沸室のヒータに面する側部が水位
 (鉛直) 方向に対して傾斜しておればよい。このも
のは、湯沸室9 内の水量や水位SW2 が先の実施例
と同等のものであったとしても、水に接触するヒータの
面積が増大させられるので、それにヒータの大きさや形
状を対応させることにより加熱熱量が大きくできて蒸気
が発生するまでの時間をより短縮できる。
【0030】なお、いずれの実施例も、排出口は給水タ
ンクの中央に設けた中空パイプ状の排出路の上端部とし
ているが、給水タンクの筒部に開口部を設け、これを蓋
で開口と閉塞を行うようにする等の変形が可能である。 また、給水タンクへの水の供給量が別の手段でもって所
定量以上にならないようなものであれば、排出口を省略
することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の吸入器は、給水管で給水
タンクに連通された小容量の湯沸室内の水は、短時間で
蒸気が発生するまで加熱され、その蒸気は蒸気室を通っ
て蒸気ノズルから噴出されるとともに、以後は逆止弁が
存在しないので連続的に給水タンクより水が供給されか
つ安定して蒸気が噴出されるためその動作に脈動がなく
、また逆止弁が存在しないことによりそれに起因する騒
音の発生もない。さらに連通管が設けてあるので、蒸気
室の圧力と給水タンクの圧力は同等となって給水タンク
から湯沸室への水の円滑な供給を助けている。よって、
ヒータの通電から吸入開始までの時間が短縮できるとと
もに、噴出する蒸気が脈動しないものとなる。
【0032】請求項2記載の吸入器は、給水タンクに所
定量 (水位) を越えるような水を収容してしまった
場合でも、給水タンクの蓋を閉じるまでに排出口より給
水タンクの外へ排出されてしまうので、常に安全確実な
水量で動作が行える。
【0033】請求項3記載の吸入器は、湯沸室のヒータ
に面する側部の面積が大きくとれるので、それにヒータ
の大きさや形状を対応させることにより加熱熱量が大き
くできて蒸気が発生するまでの時間をより短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1  吸入器基台 2  第2の接触子 3  吸入タンク 4  吸入液ノズル 5  蒸気ノズル 6  係止具 7  給水タンク 7d 排出口 8  蓋 9  湯沸室 10  ヒータ 11  給水管 12  蒸気室 13  連通管 14  排水受皿 M  吸入液 (薬液) W  水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  吸入液を収容する吸入タンクと、吸入
    タンクの吸入液を吸い上げて噴霧する吸入液ノズルと、
    吸入液ノズルの近傍に噴出口が位置するよう配設される
    蒸気ノズルと、蒸気を発生させるための水を収容する蓋
    を有した給水タンクと、水を加熱するためのヒータと、
    を備え、蒸気が蒸気ノズルから噴出する際に吸入液が吸
    入液ノズルから噴霧される吸入器において、前記給水タ
    ンクと略同等の水位が得られるよう給水タンクに並設し
    た小容量の湯沸室と、給水タンクと湯沸室とを下部で連
    通する給水管と、湯沸室と連通してその上方に設けた蒸
    気室と、給水タンクの上部と蒸気室とを連通する連通管
    を付設し、かつヒータを湯沸室の近傍に配置し蒸気ノズ
    ルを蒸気室に連通させたことを特徴とする吸入器。
  2. 【請求項2】  前記給水タンクに、蓋を閉じないとき
    は所定水位を越える水が排出可能に開口し、蓋を閉じる
    と閉塞される排出口を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の吸入器。
  3. 【請求項3】  前記湯沸室のヒータに面する側部が水
    位方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1
    又は2記載の吸入器。
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