JPH04348739A - 内視鏡制御装置 - Google Patents

内視鏡制御装置

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JPH04348739A
JPH04348739A JP3170189A JP17018991A JPH04348739A JP H04348739 A JPH04348739 A JP H04348739A JP 3170189 A JP3170189 A JP 3170189A JP 17018991 A JP17018991 A JP 17018991A JP H04348739 A JPH04348739 A JP H04348739A
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JP
Japan
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endoscope
motor
type
bending
circuit
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Application number
JP3170189A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Mori
徹明 森
Hiroki Hibino
浩樹 日比野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多種類の内視鏡のうち
接続される内視鏡に応じた電力量、あるいは周波数で湾
曲駆動手段を作動して、内視鏡の湾曲部を湾曲操作する
内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治
療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】また、ボイラー・ガスタービンエンジン・
化学プラント等の配管・自動車エンジンのボディ等の内
部の傷や腐蝕等の観察や検査等に、工業用内視鏡が広く
利用されている。
【0004】こうした内視鏡は、一般に先端部側の湾曲
部を湾曲させる機構を有し、かつ、この湾曲機構を駆動
するための駆動手段を設けている。また、この駆動手段
を作動させるためには、パワーユニットも必要となる。 そして、内視鏡は、前記パワーユニットや光源装置など
と組合わせられて内視鏡装置を構成し、また、使用され
ている。
【0005】また、内視鏡は、太径の挿入部を有するも
の、あるいは細径の挿入部を有するものなど、多種類あ
る。そして、内視鏡は、その挿入部の外径や挿入長の異
なるものを、その観察対象や目的に応じて、適宜使い分
けている。
【0006】ところで、内視鏡先端部側の湾曲部を湾曲
させるために必要な力量は、内視鏡によって異なってい
る。例えば、モータ等を使用して、ワイヤを牽引・弛緩
することにより湾曲部を湾曲させる内視鏡の場合には、
挿入部が太径のものであると、大きな牽引力を発揮する
必要があり、大形のモータを使用している。また、細径
の挿入部を有するものは、小形のモータを搭載すれば充
分である。この様に、内視鏡は、その種類によってモー
タなどを含む湾曲機構が多種に渡っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡装置では、多種類の内視鏡のうち、パワーユニッ
トに接続した内視鏡が使用しているモータ等の特性に合
う適正な電力量をパワーユニット側から、供給する必要
がある。そのため、前記パワーユニットも内視鏡に応じ
て、同時に交換する必要が生じる。あるいは、パワーユ
ニットは交換せず、その出力を手動で可変するようにし
ても、内視鏡の交換毎に、モータの規格を逐一調べ、適
正値に出力を調整する必要がある。この場合、パワーユ
ニットの出力値を間違えて、モータを焼損する危険性も
ある。
【0008】また、モータを共通にした場合、細径の挿
入部を有する内視鏡でも、モータを収納する部分が、必
要以上に大形化するという欠点がある。
【0009】本発明は、前述した点に鑑みてなされたも
ので、内視鏡に応じて、パワーユニットを交換する必要
がなく、かつ、モータ等の特性に応じて、このモータ等
を適正に作動させ、さらに、内視鏡の種類に応じたモー
タなどの駆動手段を搭載でき、その結果、内視鏡の駆動
手段収納部を必要最少限の大きさに形成できるようにし
た内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、湾曲部を湾曲駆動する駆動手段を設けている内視鏡
と、前記駆動手段を制御するパワーユニットとを備えた
内視鏡装置において、前記内視鏡に設けられ、該内視鏡
の判別を可能とする内視鏡情報と、前記内視鏡、あるい
は前記パワーユニットの少なくとも一方に設けられ、か
つ内視鏡情報を基に、前記駆動手段を内視鏡に応じて適
正状態で作動させる制御手段とを備えている。
【0011】前記駆動手段は、例えば、回転モータ、振
動子モータ、あるいは、ステッピングモータなどのモー
タである。また、前記制御手段は、この回転モータの規
格などに対応する適正な電力量を供給するものである。 あるいは、前記駆動手段として、例えば、ステッピング
モータなどを用いる場合、その規格に対応し、適正な周
波数を供給するものである。いずれにしても、前記制御
手段は、前記駆動手段に対応して、該駆動手段を適正に
制御・作動させるものである。
【0012】
【作用】前述した構成により本発明の内視鏡装置は、内
視鏡を交換しても、パワーユニットを交換せずに内視鏡
の駆動手段を適正状態で作動し、内視鏡の湾曲部を湾曲
する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図10は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡装置の湾曲駆動系と制御系の構成図、図2
は内視鏡の湾曲機構の説明図、図3は内視鏡装置の全体
を示す説明図、図4(A),(B)は内視鏡のコネクタ
部を示す説明図、図5は内視鏡の鉗子挿入口の使用例を
示す説明図、図6は図3のA−A線断面図、図7はモー
タ制御回路の構成を示すブロック図、図8は図7のモー
タ駆動回路の構成を示す回路図、図9は内視鏡種類判別
時の動作を説明するフローチャート、図10はモータ駆
動時の動作を説明するフローチャートである。
【0014】図3に示す内視鏡装置1は一例であって、
内視鏡2と光源装置3とパワーユニット4とビデオプロ
セッサ5とモニタ6とVTRデッキ7とビデオプリンタ
8とビデオディスク9とから構成されている。
【0015】前記内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿
入部10と、この挿入部10の後端に連設された操作部
11とを備えている。前記操作部11からは、側方に可
撓性のユニバーサルコード12が延設され、このユニバ
ーサルコード12の端部にコネクタ13が設けられてい
る。このコネクタ13は、光源装置3に接続されるよう
になっている。前記コネクタ13には、信号用コード1
4および制御用コード15の各一端部が接続されるよう
になっている。この信号コード14の他端部にはコネク
タ16を設け、このコネクタ16は、前記ビデオプロセ
ッサ5が接続されるようになっている。一方、信号コー
ド15の他端部にはコネクタ17を設け、このコネクタ
17は、前記パワーユニット4が接続されるようになっ
ている。前記ビデオプロセッサ5には、モニタ6、VT
Rデッキ7、ビデオプリンタ8、ビデオディスク9等が
接続されるようになっている。
【0016】前記内視鏡2の挿入部10は、先端側から
順に、硬性の先端部18、湾曲可能な湾曲部19、可撓
性を有する可撓管20からなる。
【0017】また、前記可撓管20の後端部には、前記
操作部11の一端部が連設されている。この操作部11
は、その一端部側面に鉗子挿入口21を突設し、他端部
側に湾曲操作用のジョイステックユニット22を備えて
いる。前記鉗子挿入口21は、その内部を白色に施し、
図5に示すように、前記先端部18をも挿入できるよう
形成している。そして、この鉗子挿入口21は、必要に
応じ、内視鏡2のホワイトバランスを調整する調整具と
して使用できるようになっている。
【0018】図4(B)に示すように、前記コネクタ1
3は、信号用コード14および制御用コード15のコネ
クタを接続するレセプタクル14a及びレセプタクル1
5aを備えている。このレセプタクル14a,15aは
、コネクタ13の側面に設けたレセプタクル固定部13
aに固定されている。このレセプタクル固定部13aに
は、図4(A)に示すように、防水キャップ13bが水
密に嵌合するようになっている。従って、この防水キャ
ップ13bは、内視鏡2を洗浄・消毒する場合、レセプ
タクル14a,15aを洗浄水などから保護するように
なっている。
【0019】図2に示すように、前記内視鏡2の先端部
18は、その先端に図示しない照明窓、観察窓および鉗
子チャンネル口を備えている。前記照明窓には、図示し
ない配光レンズが装着されている。さらに、この配光レ
ンズの背面側には、ファイババンドルよりなるライトガ
イド25の出射端が配設されている。このライトガイド
25は、挿入部10、操作部11及びユニバーサルコー
ド12内を挿通され、コネクタ13に接続されている。 そして、このライトガイドの入射端に、前記光源装置3
内の光源ランプから出射される照明光が入射するように
なっている。
【0020】また、前記観察窓の内側には、順に、対物
光学系26と固体撮像装置27とが配設されている。前
記固体撮像装置27は、図示しない信号線を接続し、こ
の信号線は挿入部10、操作部11、ユニバーサルコー
ド12、コネクタ13及び信号用コード14内を挿通さ
れてコネクタ16に接続されている。そして、前記固体
撮像装置17は、前記コネクタ16を介して接続される
ビデオプロセッサ5によって駆動されると共に、この固
体撮像装置27の出力信号は、前記ビデオプロセッサ5
によって、映像信号に変換されるようになっている。こ
のビデオプロセッサ5は、映像信号を前記モニタ6、V
TRデッキ7、ビデオプリンタ8、ビデオディスク9な
どに出力するようになっている。
【0021】また、前記鉗子チャンネル口は、図示しな
いチャンネル接続パイプと鉗子チャンネルチューブとを
介して前記鉗子挿入口21に連通している。
【0022】一方、前記内視鏡2の湾曲部19は、多数
の略円筒状の関節駒23,23,…を関節軸で回動自在
に連結して構成された湾曲管を有している。この湾曲管
の外周部は、図2および図6に示すように、湾曲ゴム2
4によって被覆されている。また、最先端の関節駒23
aの先端部は、前記内視鏡2の先端部18に接続されて
いる一方、最後端の関節駒の後端部は、前記可撓管20
に接続されている。
【0023】また、前記挿入部10内には、湾曲操作用
の一対のアングルワイヤ29が2組挿通され、各アング
ルワイヤ29a,29b,29c,29dの先端部は、
それぞれ最先端の関節駒23aに固定されている。また
、2組のうち、一方の一対のアングルワイヤ29a,2
9cの後端部は、操作部11に設けられたプーリ30a
に巻き付けられている。他方の一対のアングルワイヤ2
9b,29dの後端部も、同様に他のプーリ30bに巻
き付けられている。このプーリ30a,30bは、前記
操作部11に固定された駆動手段としてのモータ31a
,31bの回転軸に固定されている。このモータ31a
,31bは、図示しない制御用信号線を接続している。 この制御用信号線は、ユニバーサルコード12、コネク
タ13及び制御用コード15内を挿通され、コネクタ1
7に接続されている。そして、モータ31a,31bは
、前記コネクタ17を介して接続される前記パワーユニ
ット4によって作動するようになっている。モータ31
が回転することにより、プーリ30も回転し、一対のア
ングルワイヤ29のうち、一方を牽引し、他方を弛緩す
るようになっている。ここでは、一方のモータ31aは
、前記湾曲部19の上下方向の湾曲動作に対応し、他方
のモータ31bは、左右方向の湾曲動作に対応している
。さらに、前記湾曲部19は、前記ジョイステックユニ
ット22の操作によって上下/左右方向に自在に湾曲す
るようになっている。また、湾曲部19の湾曲角を検出
するためのポテンショメータ41a,41bが、それぞ
れモータ31a,31bの回転軸と同軸に設けられてい
る。
【0024】尚、前記湾曲部19の湾曲管の外表面は、
例えば白色に施し、かつ、湾曲ゴム24は、黒色として
いる。湾曲ゴム24は、ときとして破損する場合もあり
、破損したときにも、湾曲管の白色が露出し、破損した
ことを容易に認識できるようになっている。あるいは、
湾曲管には、白色を施さず、この湾曲管を白色のゴムで
覆い、さらに前記湾曲ゴム24で覆うようにしてもよい
【0025】図1を用いて、内視鏡装置1の制御系およ
び湾曲駆動系の構成について説明する。前記内視鏡2は
、例えば抵抗器またはBCDなどの内視鏡情報32と、
前記モータ31と前記ジョイステックユニット22とを
備えている。一方、前記パワーユニット4は、制御手段
としての内視鏡判別回路33およびモータ制御回路34
とを備えている。
【0026】尚、図2に示す前記内視鏡2は一例を示し
たに過ぎず、その種類ごと、例えば前記挿入部10が太
径の場合、前記モータ31も大形のモータを備えている
。また、前記挿入部10が細径の場合には、モータ31
は小形のものを備えている。あるいは、前記内視鏡2は
、図2に示したモータ以外に、振動子モータあるいは、
ステッピングモータなどを備え、そのモータに応じた湾
曲機構を備えている。従って、内視鏡2は、このような
駆動手段の種類、駆動手段に対応する湾曲機構の種類、
あるいは挿入部の外径や長さによって、駆動手段に供給
する適正な電力量、あるいは、周波数などが異なってい
る。前記内視鏡情報32は、駆動手段の種類、挿入部の
種類、あるいは、駆動手段に供給する電力量などを例え
ば抵抗値などで、各内視鏡毎に、事前に設定しているも
のである。
【0027】前記内視鏡情報32は、前記内視鏡判別回
路33に接続され、この内視鏡判別回路33はモータ制
御回路34に接続されるようになっている。このモータ
制御回路34は、前記ジョイステックユニット22を接
続し、かつ前記モータ31と、図示しないモータ31と
を接続している。
【0028】前記内視鏡判別回路33は、内視鏡情報3
2を基に、モータ制御回路34に判別信号を出力するよ
うになっている。モータ制御回路34は、判別信号を基
に、モータ31に供給する電力量を制御するようになっ
ている。
【0029】また、モータ制御回路34は、ジョイステ
ックユニット22の操作に対応するモータ31に電力を
供給し、かつその位相を制御するようになっている。例
えば、ジョイステックユニット22を左方向に操作した
場合には、左右方向駆動用のモータ31bに電力を供給
し、右方向に操作した場合には、位相が180度反転し
た電力を供給するようになっている。
【0030】ここで、モータ31にDCモータを用いた
場合のモータ制御回路34の構成を図7及び図8に示す
。図7に示すように、モータ制御回路34にはモータ3
1に駆動電流を供給するモータ駆動回路42が設けられ
ており、インプット/アウトプットインターフェース(
以下、I/Oと略記)43、バスライン44を介して湾
曲駆動系の制御を行うCPU45に接続されている。 また、プログラム等を格納しておくROM46、及びデ
ータ等を格納するRAM47がバスライン44上に設け
られている。I/O43にはジョイステックユニット2
2、内視鏡判別回路33、湾曲角検出用のポテンショメ
ータ41が接続されている。ジョイステックユニット2
2は、上下方向用(UD)と左右方向用(RL)とにそ
れぞれポテンショメータが設けられている。
【0031】前記モータ駆動回路42は、図8に示すよ
うに構成されている。なお、簡単のために上下方向の回
路のみを示しており、左右方向についても同様に構成さ
れている。オープンコレクタ出力のインバータ51ない
し58にそれぞれトランジスタ59ないし66のベース
を接続して構成されたHブリッジ回路が設けられている
(図中で*はオープンコレクタ出力を示す)。これらの
インバータ51ないし58の入力端子AないしHは、I
/O43に接続されている。前記Hブリッジ回路のa点
及びb点には端子が設けられ、モータ31に接続される
ようになっている。インバータ51ないし58は、ハイ
レベル(以下、“H”と記す)が入力されるとトランジ
スタがオンとなって電流が流れるようになっている。す
なわち、A,B,E,Fにローレベル(以下、“L”と
記す)、C,D,G,Hに“H”が入力されると、モー
タ31にアップ方向の電流が流れ、A,B,E,Fに“
H”、C,D,G,Hに“L”が入力されると、モータ
31にダウン方向の電流が流れるようになっている。 なお、前記Hブリッジ回路は、SFC(Single 
FaultCondition)対策のため、すなわち
トランジスタが1つショートしても誤動作しないように
、インバータとトランジスタが2個づつ設けられている
【0032】前記Hブリッジ回路の電流入力側には、電
流供給源として可変型定電圧発生素子67が設けられて
おり、トランジスタ68を介してHブリッジ回路に接続
されている。また、Hブリッジ回路の電流出力側は、抵
抗器69を介してグランド(以下、GND)に接続され
ている。抵抗器69のHブリッジ回路側は、比較器70
に接続されており、この比較器70の出力端はオープン
コレクタ出力のバッファ71を介して前記トランジスタ
68のベースに接続されている。前記Hブリッジ回路に
流れる電流量に応じた電圧が抵抗器69の両端に発生す
るため、比較器70はこの電圧とある一定の設定電圧と
を比較し、設定値を超えた場合に“H”を出力する。こ
こで、トランジスタ68は通常はオンとなっており、H
ブリッジ回路に一定量以上の過大な電流が流れた場合に
、バッファ71に“H”が入力されてトランジスタ68
がオフとなり、電流を遮断するようになっている。
【0033】また、前記抵抗器69のHブリッジ回路側
には、オペアンプ72,積分回路73等からなるモータ
定速制御回路74が接続されている。可変型定電圧発生
素子67は、出力電圧VOUT 調整用の ADJ端子
が設けられており、モータ定速制御回路74の出力端に
接続されている。可変型定電圧発生素子67は、 AD
J端子の入力電圧VADJ に従って出力電圧VOUT
 が変化するようになっている。モータ31に流れる電
流が大きくなると抵抗器69の両端の電圧も大きくなり
、モータ定速制御回路74の出力電圧が大きくなる。D
Cモータは負荷が大きくなるに従って流れる電流が大き
くなるため、モータ定速制御回路74でVADJ を変
化させることによってモータの負荷に応じた可変型定電
圧発生素子67の出力電圧VOUT が得られる。これ
により、モータの負荷にかかわらず定速で回転するよう
に駆動を制御できる。
【0034】前記モータ定速制御回路74内の抵抗器R
1 ,R2 ,R3 は速度設定用の抵抗であり、抵抗
器R3 と並列に初期設定切換回路75が設けられてい
る。初期設定切換回路75には、切換えスイッチ76が
設けられており、この切換えスイッチ76の入力端子I
,JがI/O43に接続されている。入力端子I,Jに
は、内視鏡のモータ31の種類に応じた信号が入力され
るようになっている。例えば、モータ31の種類に応じ
て(I,J)に(H,H)、(H,L)、(L,H)、
(L,L)の4種類の切換信号が入力される。これによ
り、切換えスイッチ76は抵抗器を切換え、R3 と並
列にR4 ,R5 ,R6 のいずれかを選択して接続
するか、または何も接続しないようにする。ここでは(
I,J)が(L,L)のときはVADJの初期設定電圧
が最も低く、(L,H)、(H,L)、(H,H)とな
るに従って初期設定電圧が高くなる。すなわち、内視鏡
の種類に応じてモータ31の駆動電圧を設定できるよう
になっている。
【0035】次に、本実施例の作用について説明する。 内視鏡判別回路33は、内視鏡情報32を基に内視鏡の
種類を判別し、モータ制御回路34に判別信号を出力す
る。モータ制御回路34は、判別信号を基にモータ31
へ供給する電力量を適正値に制御して出力する。ここで
は、図9に示すように、ステップS1 (以下、ステッ
プは省略し単にS1 のように記す)で、CPU34は
、内視鏡判別回路33からの判別信号をもとに内視鏡の
種類を判断して初期設定切換回路75に切換信号を入力
する。例えば、タイプ#1の場合は、S2 でIに“L
”、Jに“L”を入力する。また、タイプ#2の場合は
、S3 でIに“L”、Jに“H”を、タイプ#3の場
合は、S4 でIに“H”、Jに“L”を、タイプ#4
の場合は、S5 でIに“H”、Jに“H”を各々入力
する。これにより、初期設定切換回路75で初期状態の
設定電圧が切換えられ、内視鏡の種類に応じた駆動電圧
が得られる。
【0036】前記内視鏡2と異なる種類の内視鏡に交換
した場合、内視鏡判別回路33は、内視鏡情報の違いを
判別信号として、モータ制御回路34に出力する。そし
て、この判別信号に応じて前述と同様にしてモータ31
の駆動電圧を設定する。例えば、大電圧が必要なモータ
を備えた太径の内視鏡(タイプ#4)では、可変型定電
圧発生素子67の ADJ端子に大きな電圧が設定され
、出力電圧VOUT が大きくなる。また、小電圧で動
作するモータを備えた細径の内視鏡(タイプ#1)に交
換した場合は、可変型定電圧発生素子67の ADJ端
子に小さな電圧が設定され、出力電圧VOUT が小さ
くなる。このように、モータ制御回路34は、交換後の
モータに応じた電力量をモータ31へ供給する。
【0037】また、ジョイステックユニット22を操作
して湾曲動作を行う場合は、図10に示すようにモータ
駆動の制御が行われる。なお、簡単のために上下方向の
動作のみを示す。ここで、ジョイステックユニット22
の出力電圧をVJS、湾曲角検出用ポテンショメータ4
1の出力電圧をVPTとする。
【0038】まず、S6 でVJSとVPTとを比較し
て、ジョイステックユニット22の指示値と湾曲角検出
用ポテンショメータ41の指示値とが一致しているか否
かを判断する。ここで、ジョイステックユニット22が
アップ側に操作され、VJS>VPTとなるとS7 に
進み、モータ駆動回路42の各端子はA=B=E=Fが
“L”、C=D=G=Hが“H”に設定される。従って
、Hブリッジ回路のトランジスタ59,60,65,6
6がオン、61,62,63,64がオフとなってアッ
プ方向に電流が流れ、モータ31がアップ方向に回転す
る。一方、ジョイステックユニット22がダウン側に操
作されてVJS<VPTとなるとS8 に進み、モータ
駆動回路42の各端子はA=B=E=Fが“H”、C=
D=G=Hが“L”に設定され、アップとは逆方向に電
流が流れ、モータ31がダウン方向に回転する。このよ
うに、ジョイステックユニット22の指示値と湾曲角検
出用ポテンショメータ41の指示値とを比較して、モー
タ31の駆動電流を制御することにより、湾曲部19の
湾曲動作が行われる。
【0039】以上のように、本実施例では、内視鏡2を
異なる種類の内視鏡に交換した場合でも、パワーユニッ
トを交換する必要がなく、内視鏡に応じた適正な電力量
をモータ31に供給でき、適正状態で湾曲動作するよう
に制御できる。また、パワーユニットを交換することな
く、一つのモータ制御回路で内視鏡の種類に応じた駆動
を行うことができ、内視鏡においてモータ等の駆動手段
を共通にする必要がないため、内視鏡の駆動手段収納部
を必要最少限の大きさに形成できる。
【0040】図11は、本発明の第2実施例に係る構成
図である。第2実施例では、第1実施例の内視鏡情報3
2に代えて、バーコードを有する内視鏡35を備えてい
る。その他の構成は、第1実施例と同様であり、同じ符
号を付して説明を省略する。
【0041】本実施例の内視鏡装置40は、内視鏡35
に内視鏡情報としてのバーコード36を設けている。ま
た、このバーコード36にはバーコードリーダ37が対
向して配設されるようになっている。このバーコードリ
ーダ37は、前記内視鏡判別回路33に接続されている
【0042】前記バーコードリーダ37は、バーコード
36の情報を信号として内視鏡判別回路33に出力する
ようになっている。内視鏡判別回路33は、前記情報信
号を基に、前記モータ制御回路34に判別信号を出力す
るようになっている。
【0043】本実施例では、バーコード36によって内
視鏡の種類を判別し、種類に応じてモータ31の駆動電
圧を設定する。そして、適正な状態で湾曲動作するよう
に電力量を制御してモータ31へ供給する。これにより
、第1実施例と同様に、内視鏡の種類に応じて適正な状
態でモータ31を駆動できる。その他の構成および作用
効果は、第1実施例と同様である。
【0044】図12ないし図14は本発明の第3実施例
に係り、図12はモータ駆動回路の構成を示すブロック
図、図13は内視鏡種類判別時の動作を説明するフロー
チャート、図14はモータ駆動時の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0045】本実施例は、湾曲動作用の駆動手段として
超音波モータを用いた場合の例である。図12にモータ
制御回路34内に設けられるモータ駆動回路78の構成
を示す。なお、簡単のために上下方向の回路のみについ
て説明する。モータ駆動回路78には、例えば約30k
Hz ないし60kHz の正弦波を発生する発振器7
9が設けられ、増幅器80、+90゜移相器81、−9
0゜移相器82に接続されている。+90゜移相器81
,−90゜移相器82は、それぞれリレー83,84を
介して増幅器85に接続されている。前記増幅器80の
出力は超音波モータ86の Sin端子に、増幅器85
の出力は超音波モータ86の Cos端子にそれぞれ接
続されるようになっている。また、超音波モータ86の
FB端子(フィードバック端子)に接続される増幅器8
7が設けられており、この増幅器87の出力が発振器7
9に帰還されるようになっている。
【0046】前記リレー83,84は、それぞれX端子
、Y端子を介してI/O43に接続されている。リレー
83,84は、“H”が入力されると閉となり、“L”
が入力されると開となるようになっている。これらのリ
レー83,84の開閉を制御することにより、超音波モ
ータ86の Sin端子に入力される信号に対して、+
90゜移相した信号または−90゜移相した信号を C
os端子に供給し、モータを正転または逆転させるよう
になっている。ここでは、リレー83に“H”が入力さ
れるとアップ方向に超音波モータ86が回転し、リレー
84に“H”が入力されるとダウン方向に超音波モータ
86が回転するようになっている。
【0047】また、発振器79はZ端子を介してI/O
43に接続されている。Z端子には、内視鏡の種類に応
じて“H”または“L”が入力され、発振器79の発振
周波数が設定される。ここでは、Z端子が“L”のとき
低い周波数(約40kHz )、“H”のとき高い周波
数(約60kHz )が設定される。すなわち、径が大
きなモータはトルクが大きいため低い周波数で駆動し、
径が小さなモータはトルクが小さいため高い周波数で駆
動できるようになっている。さらに、超音波モータ86
のFB端子からのフィードバック出力が発振器79に帰
還され、発振器79の発振周波数がフィードバック制御
される。 前記フィードバック出力が大きくなるように、すなわち
、超音波モータ86の最適駆動周波数となるように発振
周波数が制御され、常に適正状態で駆動されるようにな
っている。
【0048】その他は第1実施例と同様に構成されてい
る。
【0049】次に、本実施例の作用について説明する。 まず、第1実施例と同様に、内視鏡判別回路33で内視
鏡情報32を基に内視鏡の種類を判別し、モータ制御回
路34に判別信号を出力する。そして、図13に示すよ
うに、モータ制御回路34内のCPU34は、S11で
前記判別信号を基に内視鏡の種類を判断してモータ駆動
回路78のZ端子に信号を入力する。例えば、タイプ#
1(大きなトルクを発生するモータ)の場合は、S12
で“L”を入力し、モータ駆動回路78を低い駆動周波
数に設定する。また、タイプ#2(小さなトルクを発生
するモータ)の場合は、S13で“H”を入力し、高い
駆動周波数に設定する。これにより、内視鏡の種類に応
じて適正な状態で駆動されるように発振器79の発振周
波数が設定される。
【0050】また、ジョイステックユニット22を操作
して湾曲動作を行う場合は、図14に示すようにモータ
駆動の制御が行われる。S14でVJSとVPTとを比
較して、ジョイステックユニット22の指示値と湾曲角
検出用ポテンショメータ41の指示値とが一致している
か否かを判断する。ここで、ジョイステックユニット2
2がアップ側に操作され、VJS>VPTとなるとS1
5に進み、モータ駆動回路78のX端子に“H”、Y端
子に“L”が入力され、超音波モータ86の Cos端
子に+90゜移相した信号が入力される。従って、超音
波モータ86がアップ方向に回転する。一方、ジョイス
テックユニット22がダウン側に操作されてVJS<V
PTとなるとS16に進み、モータ駆動回路78のX端
子に“L”、Y端子に“H”が入力され、超音波モータ
86の Cos端子に−90゜移相した信号が入力され
る。従って、超音波モータ86がダウン方向に回転する
。このように、ジョイステックユニット22の指示値と
湾曲角検出用ポテンショメータ41の指示値とを比較し
て、超音波モータ86に供給する信号の位相を制御する
ことにより、湾曲部19の湾曲動作が行われる。
【0051】以上のように、超音波モータを用いた場合
においても、内視鏡の種類に応じて適正状態で湾曲動作
するようにモータの駆動を制御できる。その他の作用及
び効果は第1実施例と同様である。
【0052】図15ないし図19は本発明の第4実施例
に係り、図15はモータ制御回路の構成を示すブロック
図、図16は湾曲操作用スイッチユニットの構成を示す
回路図、図17は内視鏡種類判別時の動作を説明するフ
ローチャート、図18はDCモータの場合のモータ駆動
時の動作を説明するフローチャート、図19は超音波モ
ータの場合のモータ駆動時の動作を説明するフローチャ
ートである。
【0053】第4実施例は、複数種類のモータに対応し
たモータ制御回路の例である。図15に示すように、モ
ータ制御回路90には、DCモータ(DCM)用の駆動
回路42、超音波モータ(USM)用の駆動回路78、
及びその他のモータ(例えばステッピングモータ等)用
の駆動回路91が設けられ、I/O43に接続されてい
る。なお、その他のモータ用の駆動回路91は着脱自在
になっており、各種モータに対応した駆動回路を装着で
きるようになっている。また、湾曲操作用のオン/オフ
型のスイッチユニット92が端子ASU,ASD,AS
R,ASL を介してI/O43に接続されている。こ
のスイッチユニット92は、図16に示すように、上方
向(U),下方向(D),右方向(R),左方向(L)
にそれぞれオン/オフ型のスイッチ93,94,95,
96が設けられており、スイッチが押されると“L”を
出力するようになっている。その他は第1実施例及び第
3実施例と同様に構成されており、同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0054】次に、本実施例の作用について説明する。 まず、図17に示すように内視鏡の種類が判別される。 内視鏡判別回路33により内視鏡情報32を基に内視鏡
の種類を判別し、モータ制御回路90に判別信号を出力
する。そして、モータ制御回路90内のCPU34は、
S20で前記判別信号を基に内視鏡の種類を判断し、内
視鏡の種類に応じた駆動回路を動作状態にする。例えば
、DCモータ(タイプ#1)の場合は駆動回路42を、
超音波モータ(タイプ#2)の場合は駆動回路78を、
その他のモータ(タイプ#3)の場合は駆動回路91を
選択して動作状態にする。これにより、内視鏡の種類に
応じたモータ駆動回路が選択される。なお、第1実施例
及び第3実施例と同様にモータに応じて駆動電圧とか駆
動周波数等を設定しても良い。
【0055】そして、DCモータの場合は、図18に示
すようにモータの駆動制御が行われる。ここでは、簡単
のため上下方向についてのみ説明する。まず、S21で
スイッチユニット92の ASU端子が“L”か否か、
すなわち、上方向のスイッチ93がオンか否かが判断さ
れる。 スイッチ93が押されている場合はS22に進み、モー
タ駆動回路42の各端子はA=B=E=Fが“L”、C
=D=G=Hが“H”に設定され、モータがアップ方向
に回転する。一方、スイッチユニット92の ASU端
子が“H”の場合はS23に進み、 ASD端子が“L
”か否か判断される。下方向のスイッチ94が押されて
いる場合はS24に進み、モータ駆動回路42の各端子
はA=B=E=Fが“H”、C=D=G=Hが“L”に
設定され、モータがダウン方向に回転する。
【0056】また、超音波モータの場合は、図19に示
すようにモータの駆動制御が行われる。前記と同様に上
下方向についてのみ説明する。まず、S25でスイッチ
ユニット92の ASU端子が“L”か否かが判断され
る。上方向のスイッチ93が押されている場合はS26
に進み、モータ駆動回路78のX端子に“H”、Y端子
に“L”が入力され、超音波モータがアップ方向に回転
する。一方、スイッチユニット92の ASU端子が“
H”の場合はS27に進み、 ASD端子が“L”か否
か判断される。下方向のスイッチ94が押されている場
合はS28に進み、モータ駆動回路78のX端子に“L
”、Y端子に“H”が入力され、超音波モータがダウン
方向に回転する。
【0057】以上のように、本実施例では、内視鏡のモ
ータの種類がDCモータ,超音波モータなどのように異
なる場合においても、種類に応じてモータ駆動回路を選
択して動作させることができ、適正状態で湾曲動作する
ようにモータの駆動を制御できる。
【0058】図20ないし図23は本発明の第5実施例
に係り、図20は管状挿入具及びパワーユニットの構成
を示すブロック図、図21はジョイステックユニットの
操作量と形状記憶素材の湾曲角との関係を示す説明図、
図22は図20のコントローラの構成を示すブロック図
、図23はコントローラの動作時における各部の電圧を
示す波形図である。
【0059】第5実施例は、湾曲部の駆動手段として形
状記憶素材を用いた例である。図20に示すように、例
えばカテーテル等で構成された細長の管状挿入具101
がパワーユニット102に接続されている。この管状挿
入具101は、内視鏡情報32を有している。管状挿入
具101の湾曲部103には、例えば帯状に形成された
、形状記憶素材104a,104b、及び105a,1
05bがそれぞれ軸方向に対向して内設されている。 そして、形状記憶素材104a,104bは、例えば上
下方向(以下、X方向)の湾曲に対応するよう配設され
、形状記憶素材105a,105bは、例えば左右方向
(以下、Y方向)の湾曲に対応するよう配設されている
【0060】この形状記憶素材104,105は、例え
ばTi−Ni系合金やCu−Zn−Al系合金等の形状
記憶合金(以下、SMAと記す)で構成されており、変
態点温度以上に加熱されると予め記憶された形状に変形
するものである。そして、形状記憶素材104,105
は、収縮変形や形状回復の量と、抵抗値との相関関係が
線形になるように形成され、後述する抵抗値検出部が検
出する抵抗値と、湾曲部103の湾曲角との関係も線形
になるようになっている。尚、形状記憶素材104,1
05は、形状記憶合金以外にも、形状記憶合樹脂等で形
成してもよい。前記湾曲部103は、形状記憶素材10
4,105の収縮変形(または形状回復)に応じて、湾
曲するようになっている。
【0061】また、パワーユニット102には、湾曲操
作を行うジョイステックユニット106が接続されてい
る。ジョイステックユニット106は、X方向用,Y方
向用にそれぞれポテンショメータ107,108が設け
られており、ポテンショメータ107,108の回転に
よる抵抗値の変化を湾曲操作量としてパワーユニット1
02に入力するようになっている。
【0062】前記ジョイステックユニット106のX方
向用ポテンショメータ107と、Y方向用ポテンショメ
ータ108とは、アンプ109X,109Yにそれぞれ
接続されている。このアンプ109X,109Yは、ポ
テンショメータ107,108の各出力を適正レベルに
増幅するものである。アンプ109X,109Yは、図
21に示すような、ポテンショメータ107,108の
出力に比例する信号(x,y)を加算器110X,11
0Yへ出力するようになっている。
【0063】前記加算器110X,110Yは、通電手
段としてのコントローラ111X,111Yへそれぞれ
接続されている。そして、このコントローラ111X,
111Yは、前記形状記憶素材104,105をそれぞ
れ接続している。コントローラ111X,111Yは、
パルス幅変調(以下、PWM)通電制御で形状記憶素材
104,105の収縮変形量(または形状回復量)を可
変するものである。コントローラ111X,111Yに
よるPWM通電制御は、パルス幅のデューティ比を可変
することにより行っている。前記湾曲部103は、この
通電パルスのデューティ比に比例して、湾曲角も増大す
るようになっている。
【0064】また、前記内視鏡情報32に接続される内
視鏡判別回路33が設けられ、内視鏡の種類を判別して
判別信号をコントローラ111X,111Yに供給する
ようになっている。この判別信号としては、例えば形状
記憶素材の変態点温度とか温度変化の割合等に応じて“
H”または“L”が出力されるようになっている。
【0065】次に、コントローラ111X,111Yの
構成を図22に示す。なお、X方向用とY方向用のもの
は同様であるため、ここでは一方向のみを示す。コント
ローラ111内には、発振器115が設けられ、トラン
ジスタ116のベースに接続されている。トランジスタ
116のコレクタは比較器117の正入力端に接続され
ている。また、比較器117の正入力端は、抵抗器11
8を介して電源に、コンデンサ119を介してGNDに
それぞれ接続されている。比較器117の負入力端には
、抵抗器120及び121で分圧された基準電圧が入力
される。また、比較器117の負入力端には、リレー1
22も接続されており、抵抗器123を介してGNDに
接続されている。このリレー122には、内視鏡判別回
路33からの判別信号が入力されるようになっている。 すなわち、前記判別信号に応じてリレー122をオン/
オフすることにより、基準電圧が選択的に設定されるよ
うになっている。比較器117の出力端は、アンプ12
4を介して形状記憶素材104,105に接続されてい
る。
【0066】また、形状記憶素材104,105は、抵
抗値検出部112X,112Yへそれぞれ接続されてい
る。この抵抗値検出部112X,112Yは、形状記憶
素材104,105の抵抗値を検出することにより、湾
曲部103の湾曲角を検出するようになっている。この
抵抗値検出部112X,112Yは、前記加算器110
X,110Yにそれぞれ接続され、検出した湾曲角を信
号としてフィードバックするようになっている。加算器
110X,110Yは、前記ジョイステックユニット1
06の操作によって設定される目標湾曲角の信号(x,
y)と、湾曲部103の湾曲角を示す信号との差を出力
するようになっている。前記コントローラ111X,1
11Yは、加算器110X,110Yからの差分信号に
応じて、形状記憶素材104,105への通電量をフィ
ードバック制御するようになっている。
【0067】なお、図20に示すように、ジョイステッ
クユニット106の操作速度を検出する速度検出部11
3、及び前記速度に応じた動作モードをコントローラ1
11X,111Yへ指定する比較器114とを設けるこ
ともできる。比較器114は検出された操作速度とある
所定の操作速度とを比較してコントローラ111X,1
11Yの動作モードを選択する。これにより、操作速度
に応じて選択的に通電量の制御を行い、適正な湾曲動作
の制御を行うことができる。
【0068】次に、本実施例の作用について説明する。 内視鏡判別回路33は、内視鏡情報32を基に管状挿入
具の種類を判別し、コントローラ111X,111Yに
判別信号を出力する。例えば、変態点温度の高い形状記
憶素材の場合には“H”が、変態点温度の低い形状記憶
素材の場合には“L”が出力される。これにより、管状
挿入具の種類に応じた通電量が設定される。そして、ジ
ョイステックユニット106を例えば図21に示すAの
位置まで操作すると、出力信号(x,y)が出力される
。各コントローラ111X,111Yは、出力信号x,
yに応じて発振器115の振幅を制御し、操作量に応じ
たデューティ比の通電パルスを形状記憶素材104,1
05に印加する。これにより、形状記憶素材104,1
05が変形し、湾曲部103が目的湾曲角まで湾曲する
【0069】ここで、図22のコントローラ111にお
ける各部の電圧V1 ,V2 ,V3 は図23に示す
ようになる。比較器117の正入力端には、三角波の電
圧V1 が発生する。内視鏡判別回路33から“H”が
出力された場合には、リレー122が閉となり、比較器
117の負入力端の基準電圧V2 が下がる(V2b)
。従って、コントローラ111の出力V3 のパルス幅
が長くなり(V3b)、形状記憶素材104,105へ
の通電量が多くなるように設定される。一方、内視鏡判
別回路33から“L”が出力された場合には、リレー1
22が開となり、比較器117の負入力端の基準電圧V
2 が上がる(V2a)。従って、コントローラ111
の出力V3 のパルス幅が短くなり(V3a)、形状記
憶素材104,105への通電量が少なくなるように設
定される。
【0070】以上のように、湾曲部の駆動手段として形
状記憶素材を備えた内視鏡装置においても、形状記憶素
材の種類に応じて通電量を設定でき、適正状態で湾曲動
作するように駆動手段を制御できる。
【0071】なお、コントローラ111X,111Yは
、PWM通電制御だけではなく、パルス振幅変調(PA
M)やパルス周波数変調(PFM)などにより制御を行
うコントローラを用いても良い。
【0072】図24及び図25は本発明の第6実施例に
係り、図24は管内自走装置の移動ユニットとこれによ
って案内される内視鏡の構成を示す構成説明図、図25
は移動ユニットと操作部の構成を示すブロック図である
【0073】第6実施例は、管内自走装置を備えた内視
鏡装置の例である。図24に示すように、管内自走装置
としての移動ユニット131は、空気などの加圧流体の
供給を受けることにより径方向外側へ弾性変形して膨張
しその長手方向に伸縮力を発生する複数の弾性アクチュ
エータ133を有している。この弾性アクチュエータ1
33は、移動ユニット131の軸線方向に平行でその軸
線の周囲の上下左右の各位置に配置される。弾性アクチ
ュエータ133の前端部分は前方の取付け部材134に
取着固定され、後端部分は後方の取付け部材135に取
着固定されている。これらの取付け部材134,135
の間には、前記弾性アクチュエータ133の収縮する向
きと逆向きの付勢力を発生させる圧縮コイルばねからな
る弾性部材136が介挿されている。弾性部材136は
、弾性アクチュエータ133よりも外側に同心的に配置
されている。さらに、各取付け部材134,135の外
周には、それぞれ加圧流体の供給を受けることにより膨
張して検査対象の管路145の内面に係止する係止部材
としてのバルーン137,138が取り付けられている
【0074】また、このように構成された移動ユニット
131における弾性アクチュエータ133及び各バルー
ン137,138は、それぞれ別々のチューブ139を
通じて加圧流体の供給を受け、またはその加圧流体の排
出が行われるようになっている。
【0075】さらに、移動ユニット131における各取
付け部材134,135には、被挿入物としての内視鏡
132の挿入部140を挿入できる貫通孔141,14
2がそれぞれ同心的に貫通して設けられている。そして
、この前後の貫通孔141,142を両端として移動ユ
ニット131内を突き抜け、内視鏡132の挿入部14
0を走行前方へ貫通させる挿通路143を形成している
。また、前記各貫通孔141,142の内径は内視鏡の
挿入部140より大きいが、後方の貫通孔142は前方
の貫通孔141よりも大きく形成されている。
【0076】そして、比較的大きい後方の貫通孔142
の内面部分には、これに挿入した挿入部140の外周を
係止するための係止部材144が設けられている。この
係止部材144は、図24に示すようにゴムなどの弾性
を有する膜を貫通孔142の内面に袋状に固定していわ
ゆるバルーンを構成している。このバルーンの内部に加
圧流体を取り込むことにより貫通孔142の内方へ膨出
して挿入部140の外周を締め付けて係止するようにな
っている。この係止部材144には、その内部に通じる
別のチューブ139が接続され、これを通じて加圧流体
の供給を受けると共に、その加圧流体の排出を行うよう
になっている。つまり、後方の取付け部材135に設け
られた係止部材144は、被挿入物の係止及びその係止
解除を行う保持手段を構成している。
【0077】前記移動ユニット131は、図25に示す
ように、操作部146に接続されている。移動ユニット
131における弾性アクチュエータ133及び各バルー
ン137,138に通じる各チューブ139は、操作部
146に設けられた進退制御部147の電磁切換弁を介
してコンプレッサ148に接続されている。この進退制
御部147の電磁切換弁は、進退操作スイッチ149に
よって進退動作の切換えが行われるようになっている。 また、前記係止部材144に通じる別のチューブ139
は、電磁弁150を介してコンプレッサ148に接続さ
れている。この電磁弁150は、内視鏡固定・解除スイ
ッチ151によって操作されるようになっている。
【0078】また、移動ユニット131は、種類を表す
内視鏡情報32を有しており、内視鏡判別回路33に接
続されている。内視鏡判別回路33は、内視鏡情報32
を基に移動ユニットの種類を判別して判別信号を進退制
御部147に供給する。これにより、移動ユニットの種
類に応じて進退制御部147の電磁切換弁のオリフィス
径が設定されるようになっている。
【0079】次に、本実施例の作用について説明する。 内視鏡判別回路33は、内視鏡情報32を基に移動ユニ
ットの種類を判別し、進退制御部147に判別信号を出
力する。この判別信号によって、進退制御部147の電
磁切換弁のオリフィス径が制御され、移動ユニットの種
類に応じた加圧流体の供給量が設定される。例えば、大
きなバルーンや弾性アクチュエータを備えた移動ユニッ
トの場合はオリフィス径を大きくし、小さなバルーンや
弾性アクチュエータを備えた移動ユニットの場合はオリ
フィス径を小さくして、加圧流体の供給量を設定する。 そして、弾性アクチュエータ133及び各バルーン13
7,138に対して加圧流体を供給、排出することによ
って管路145内を進退させる。
【0080】まず、内視鏡132の挿入部140の先端
部分を、加圧していない状態の係止部材144のある後
方の取付け部材135における貫通孔142から前方の
取付け部材134の貫通孔141にわたり、移動ユニッ
ト131に挿入する。そして、内視鏡固定・解除スイッ
チ151を操作して、電磁弁150を介して係止部材1
44に加圧流体を供給し、係止部材144を膨張させる
ことにより内視鏡132の挿入部140の外周を締め付
けて固定する。
【0081】次に、内視鏡132を装着した移動ユニッ
ト131をその前方の取付け部材134側から管路14
5内に挿入する。そして、進退操作スイッチ149を操
作して進退制御部147の電磁切換弁を動作させ、加圧
流体の供給、排出を制御して進退動作させる。まず、前
方のバルーン137に加圧流体を供給して膨張させるこ
とにより管路145の内壁に押し当て固定する。次に、
この状態のまま弾性アクチュエータ133に加圧流体を
供給してこれを径方向へ膨張させることにより軸線方向
に収縮させる。この収縮力によって後方の取付け部材1
35を前方へ移動する。この移動が終了した後、後方の
バルーン138を膨満させて管路の内周面に係止し、後
方の取付け部材135を固定する。その後、前方のバル
ーン137、弾性アクチュエータ133の順にそれらか
ら加圧流体を抜去すると、前方の取付け部材134が弾
性部材136の付勢力によって前方へ移動する。この移
動終了後、再び前方のバルーン137を膨満し、そして
、後方のバルーン138の加圧流体を抜去するとともに
、弾性アクチュエータ133に加圧流体を注入して後方
の取付け部材135を前方へ移動させる。
【0082】以上、これらの動作を繰り返すと、移動ユ
ニット131は管路145内を前進することができる。 また、弾性アクチュエータ133及び前後のバルーン1
37,138に対する加圧を逆の順序で行えば、移動ユ
ニット131を後退させることができる。なお、係止部
材144による内視鏡132の固定を解除し、移動ユニ
ット131だけを移動させ、再び係止部材144で内視
鏡132を固定して移動ユニット131を動かすことに
よって、内視鏡132の挿入部140だけを進退させる
こともできる。
【0083】以上のように、管内自走装置を備えた内視
鏡装置の場合においても、移動ユニットの種類に応じて
加圧流体の供給量を設定でき、適正状態で進退動作する
ように駆動手段を制御できる。
【0084】ところで、第1実施例や第3実施例におい
て、ジョイステックユニットの操作量に対する湾曲部の
湾曲角を、内視鏡の種類に応じて設定することもできる
。ここでは、簡単のため上下方向のみについて説明する
。図26に示すように、例えばタイプA(最大湾曲角ア
ップ方向210゜,ダウン方向90゜、上部消化管用)
、タイプB(最大湾曲角アップ方向180゜,ダウン方
向180゜、下部消化管用)、タイプC(最大湾曲角ア
ップ方向120゜,ダウン方向90゜、十二指腸用)の
3種類の内視鏡それぞれに応じて、ジョイステックユニ
ット22の操作量に対する湾曲角を設定する。
【0085】ジョイステックユニット22は、図27(
a)に示すように、アップ方向最大(Umax )操作
時にはEJSボルト、中立位置(0゜)の時にはEJS
/2ボルト、ダウン方向最大(Dmax )操作時には
0ボルト出力するようになっている。一方、湾曲角検出
用のポテンショメータ41は、図27(b)に示すよう
に、湾曲部19の湾曲角に応じて0〜VPTボルトの電
圧を出力するようになっている。すなわち、ダウン方向
に210゜湾曲したときの値が0ボルトで、アップ方向
に210゜湾曲したときの値がVPTボルトとなるよう
になっている。 従って、内視鏡の種類に応じてジョイステックユニット
22の出力電圧値と湾曲角検出用のポテンショメータ4
1の出力電圧値との比を設定することによって、ジョイ
ステックユニット22の最大操作量のときに最大湾曲角
となるようにする。
【0086】図28に示すように、まず、S31で、内
視鏡判別回路33により内視鏡の種類を判別する。そし
て、内視鏡がタイプAの場合はS32に進み、ジョイス
テックユニット22の実際の出力電圧VJSと湾曲角検
出用のポテンショメータ41の出力電圧VPTとの比C
を設定する。ここでは、アップ方向の比CUP=210
/210=1、ダウン方向の比CDOWN=90/21
0=3/7を設定する。また、内視鏡がタイプBの場合
はS33に進み、CUP=180/210=6/7、C
DOWN=180/210=6/7を設定する。内視鏡
がタイプCの場合はS34に進み、CUP=120/2
10=4/7、CDOWN=90/210=3/7を設
定する。
【0087】そして、S35で、VJS≧EJS/2、
即ちジョイステックユニット22がアップ方向に操作さ
れているか否かを判定し、アップ方向に操作されている
場合はS36に進み、VJS*CUP≧VPTを判断す
る。湾曲角より操作量の方が大きい場合は、S37で第
1実施例または第3実施例と同様にモータを駆動してア
ップ方向に湾曲部19を湾曲させる。一方、操作量より
湾曲角の方が大きい場合は、S38で前述と同様にモー
タを駆動してダウン方向に湾曲部19を湾曲させる。
【0088】また、S35でジョイステックユニット2
2がダウン方向に操作されている場合はS39に進み、
VJS*CDOWN≧VPTを判断する。湾曲角より操
作量の方が大きい場合は、S40で前述と同様にモータ
を駆動してダウン方向に湾曲部19を湾曲させる。一方
、操作量より湾曲角の方が大きい場合は、S41で前述
と同様にモータを駆動してアップ方向に湾曲部19を湾
曲させる。
【0089】このように、ジョイステックユニットの操
作量に対する湾曲部の湾曲角を内視鏡の種類に応じて設
定することにより、ジョイステックユニットの操作量が
最大のときに最大湾曲角となるため、ジョイステックユ
ニットの分解能を高くすることができる。また、それぞ
れの湾曲方向においてジョイステックユニットの最大操
作量と実際の最大湾曲角とが対応しているため、操作感
を向上させることができる。
【0090】尚、ジョイステックユニット22の実際の
出力電圧VJSと湾曲角検出用のポテンショメータ41
の出力電圧VPTとの比Cは、アップ方向とダウン方向
のどちらか大きい方をとってCUP=CDOWNとして
も良い。即ち、内視鏡がタイプAのときはCUP=CD
OWN=1、タイプBのときはCUP=CDOWN=6
/7、タイプCのときはCUP=CDOWN=4/7に
設定する。このように設定することにより、タイプAの
場合を除いてジョイステックユニットの分解能を高くす
ることができると共に、アップ方向とダウン方向の分解
能が同一のため同じ感覚で操作でき、操作感を向上させ
ることができる。
【0091】また、内視鏡の種類に応じてモータの駆動
を制御するだけでなく、内視鏡のモータ、湾曲機構等の
個体差に応じて最大湾曲角まで湾曲させるのに必要な電
力を設定することもできる。例えばDCモータを備えた
内視鏡の場合は、内視鏡の個体差によって最大湾曲角ま
で湾曲させる際に必要な電圧が異なる。DCモータは供
給電圧が低いほど耐久性が向上するが、個体差のために
、余分な電圧がかかって早く劣化してしまったり、電圧
が不足して最大湾曲角まで湾曲しなかったりする不具合
が生じる場合がある。そこで、図29に示すように、個
々の内視鏡に応じて必要な駆動電圧を設定することによ
って、最大湾曲角まで確実に湾曲させると共にモータの
耐久性を向上させることができる。
【0092】まず、S51で、内視鏡判別回路33によ
り内視鏡の種類を判別し、例えばタイプAの場合はS5
2に進み、各方向における最大湾曲角Umax =21
0゜,Dmax=90゜,Rmax =100゜,Lm
ax =100゜を設定する。また、タイプBの場合は
S53に進み、各方向における最大湾曲角Umax =
180゜,Dmax =180゜,Rmax =160
゜,Lmax =160゜を設定する。 そして、S54でアップ方向に湾曲部19を湾曲させ、
S55で最大湾曲角Umax か否かを判断し、これを
繰り返すことによって最大湾曲角Umax まで湾曲さ
せる。このとき、S56で最大湾曲角Umax まで湾
曲させるのに必要な電圧VUPを検出し、RAM47等
に記憶する。次に、S57で、前述と同様にしてダウン
方向の最大湾曲角Dmax まで湾曲させるのに必要な
電圧VDOWNを検出してRAM47等に記憶する。そ
して、同様にS58,S59で、右方向の最大湾曲角R
max、及び左方向の最大湾曲角Lmax まで湾曲さ
せるのに必要な電圧VR ,VL をそれぞれ検出して
記憶する。このようにして検出された最大湾曲角まで湾
曲させる際に必要な電圧VUP,VDOWN,VR,V
L を設定し、湾曲動作の制御を行う。
【0093】このように、内視鏡の個体差に応じて最大
湾曲角まで湾曲させる際に必要な駆動電圧を設定するこ
とができ、最大湾曲角まで確実に湾曲させると共にモー
タの耐久性を向上させることができる。即ち、内視鏡の
個体差に応じて適正状態で動作するようにモータの駆動
を制御できる。
【0094】尚、本発明の内視鏡には、電子式内視鏡を
示したが、ファイバー式内視鏡を用いてもよい。
【0095】また、制御手段としての内視鏡判別回路3
3およびモータ制御回路34は、内視鏡、あるいはパワ
ーユニットのいずれに配設してもよいし、分割してそれ
ぞれ配設してもよい。また、内視鏡情報32は、例えば
、抵抗器の場合であれば、直接モータ制御回路34に接
続し、内視鏡判別回路33を不要にしてもよい。
【0096】また、内視鏡判別回路33による種類の判
別結果及び得られた情報を、図3のモニタ6に表示する
ようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡を交換しても、パワーユニットを交換する必要がな
く、しかも内視鏡交換の前後でも、常にその駆動手段を
適正状態で作動し、制御することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の湾曲駆
動系と制御系との構成図
【図2】内視鏡の湾曲機構の説明図
【図3】内視鏡装置の全体を示す説明図
【図4】内視鏡
のコネクタ部を示す説明図
【図5】内視鏡の鉗子挿入口
の使用例を示す説明図
【図6】図3のA−A線断面図
【図7】モータ制御回路の構成を示すブロック図
【図8
】図7のモータ駆動回路の構成を示す回路図
【図9】内
視鏡種類判別時の動作を説明するフローチャート
【図10】モータ駆動時の動作を説明するフローチャー
【図11】本発明の第2実施例に係る内視鏡装置の湾曲
駆動系と制御系との構成図
【図12】本発明の第3実施例に係るモータ駆動回路の
構成を示すブロック図
【図13】内視鏡種類判別時の動作を説明するフローチ
ャート
【図14】モータ駆動時の動作を説明するフローチャー
【図15】本発明の第4実施例に係るモータ制御回路の
構成を示すブロック図
【図16】湾曲操作用スイッチユニットの構成を示す回
路図
【図17】内視鏡種類判別時の動作を説明するフローチ
ャート
【図18】DCモータの場合のモータ駆動時の動作を説
明するフローチャート
【図19】超音波モータの場合のモータ駆動時の動作を
説明するフローチャート
【図20】本発明の第5実施例に係る管状挿入具及びパ
ワーユニットの構成を示すブロック図
【図21】ジョイステックユニットの操作量と形状記憶
素材の湾曲角との関係を示す説明図
【図22】図20のコントローラの構成を示すブロック
【図23】コントローラの動作時における各部の電圧を
示す波形図
【図24】本発明の第6実施例に係る管内自走装置の移
動ユニットとこれによって案内される内視鏡の構成を示
す構成説明図
【図25】移動ユニットと操作部の構成を示すブロック
【図26】最大湾曲角が異なる各種の内視鏡に対応した
ジョイステックユニットの操作量の例を示す説明図
【図
27】ジョイステックユニットの操作量に対する出力電
圧、及び湾曲角検出用ポテンショメータの湾曲角に対す
る出力電圧を示す説明図
【図28】ジョイステックユニットの操作量に対する湾
曲部の湾曲角を内視鏡の種類に応じて設定する際の動作
を説明するフローチャート
【図29】最大湾曲角まで湾曲させるのに必要な駆動電
圧を内視鏡の個体差に応じて設定する際の動作を説明す
るフローチャート
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 4…パワーユニット 22…ジョイステックユニット 31…モータ 32…内視鏡情報 33…内視鏡判別回路 34…モータ制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  湾曲部を湾曲駆動する駆動手段を設け
    ている内視鏡と、前記駆動手段を制御するパワーユニッ
    トとを備えた内視鏡装置において、前記内視鏡に設けら
    れ、該内視鏡の判別を可能とする内視鏡情報と、前記内
    視鏡、あるいは前記パワーユニットの少なくとも一方に
    設けられ、かつ内視鏡情報を基に、前記駆動手段を内視
    鏡に応じて適正状態で作動させる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
JP3170189A 1990-08-23 1991-07-10 内視鏡制御装置 Pending JPH04348739A (ja)

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JP22385990 1990-08-23
JP2-223859 1990-08-23
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