JPH04347779A - 図形文書処理装置 - Google Patents

図形文書処理装置

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JPH04347779A
JPH04347779A JP3119902A JP11990291A JPH04347779A JP H04347779 A JPH04347779 A JP H04347779A JP 3119902 A JP3119902 A JP 3119902A JP 11990291 A JP11990291 A JP 11990291A JP H04347779 A JPH04347779 A JP H04347779A
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Pending
Application number
JP3119902A
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English (en)
Inventor
Ritsuko Hosoya
細谷 律子
Sayuri Ooshima
大島 早由里
Akira Naito
内藤 彰
Akira Nakajima
晃 中島
Yasumasa Matsuda
松田 泰昌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字列処理および図形
処理機能を備え、例えば、マンガで登場人物のセリフを
表示するなど、吹き出しで囲まれた文字列を作成するこ
とができる図形文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、マンガでは、登場人物が話す
セリフは、例えば、図5(d)に示すように、吹き出し
と呼ばれる図形の中に表されている。
【0003】このような吹き出し付きのセリフを表示す
る場合、従来の、いわゆるパーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサなどでは、セリフが吹き出しの重ね書き
により潰されてしまうのを防ぐために、まず、図形処理
機能を利用して、マンガ絵の中に吹き出しとなる適当な
図形をその位置や大きさ等を考慮しながら描き、その上
に、文字列処理機能を利用して、セリフを書き込んでい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、その位置や大きさ等を考慮しながら吹き出し図
形を描いても、セリフを入力してみると、吹き出し図形
が小さ過ぎてセリフが吹き出しからはみ出したり、また
はセリフに対して吹き出しが大き過ぎてバランスが悪く
なったりして、再び、吹き出し図形を描き直さなければ
ならない場合などがあり、非常に手間が掛るという問題
点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、吹き出し図形を何度も描き
直すなどの手間が掛らず、容易に吹き出し付きセリフを
描くことができる図形文書処理装置およびマンガ作成装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の図形文書処理装置は、1以上の吹き出し図形を記憶し
ておく図形記憶手段と、記憶されている1以上の前記吹
き出し図形の中から指定された吹き出し図形と、入力さ
れ該吹き出し図形内に書き込まれるべき文字列とのうち
、一方の大きさおよび位置を基準として他方の大きさお
よび位置を算出する算出手段と、前記一方と共に、前記
他方を算出された大きさおよび位置に表示する表示手段
とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】ここで、前記図形記憶手段に、1以上の吹
き出し図形の形状と共に、該吹き出し図形内に想定され
た文字列の表示領域を記憶しておき、前記算出手段が、
指定された吹き出し図形内に書き込まれるべき文字列の
表示に必要な領域と前記表示領域とを比較して、前記他
方の大きさおよび位置を算出するよう構成することが好
ましい。
【0008】また、前記目的を達成するためのマンガ作
成装置は、前記図形文書処理装置に、マンガ絵を入力処
理可能な図形入力処理手段を設けることにより構成する
ことができる。
【0009】ここで、図形入力処理手段を構成するもの
としては、キーボードやタブレット・スタイラス、ライ
トペン等、直接マンガ絵を描くものの他に、イメージス
キャナ等、既に紙上に描かれたマンガ絵を読み込むよう
なものでも良い。
【0010】なお、本願における吹き出し図形には、マ
ンガの登場人物が話すセリフを囲うものの他に、セリフ
以外の一般的な文書や文字等を囲むものも含んでいる。
【0011】また、本願における文字列には、単に複数
の文字の組み合わせのみならず、図形や記号等により構
成されるものも含んでいる。
【0012】
【作用】例えば、図形処理機能を用いて描いたマンガ絵
に吹き出し付きのセリフを描く場合には、まず、適当な
位置に、セリフを描く。
【0013】次に、セリフを囲う吹き出し図形を予め登
録されている図形の中から選択する。吹き出し図形は、
このように、ハードディスク装置などに予め登録されて
いる図形を用いても良いが、吹き出し付きのセリフを描
くために、直前に描き、RAMなどに一時的に記憶され
る図形を用いても良い。
【0014】算出手段は、先に入力したセリフの大きさ
および位置を基準として、適切な吹き出し図形の大きさ
および位置を算出する。
【0015】そして、表示手段は、セリフを先に描いた
位置に、吹き出し図形を算出された大きさおよび位置に
表示する。
【0016】このように、セリフを囲う吹き出し図形は
、セリフに対する適切な位置および大きさが算出手段に
より算出された後、この算出結果に基づき表示されるの
で、何度もセリフや吹き出し図形を描き直すことなく、
容易に吹き出し付きセリフを描くことができる。
【0017】なお、以上の説明では、セリフを先に描き
、これに基づき吹き出し図形の大きさおよび位置を決定
したが、吹き出し図形に基づきセリフの大きさおよび位
置を決定するようにしても同様の効果を得ることがでる
ことは言うまでもない。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係る図形文書処理装置の一
実施例を示すハードウエア構成図である。
【0019】本実施例の図形文書処理装置は、複数の文
字フォントや吹き出し図形データなどが記憶されている
ハードディスク装置1と、ハードディスク装置1から呼
び出した吹き出し図形データに基づき作成した表示用の
吹き出し情報などを記憶するワークメモリ2と、ワーク
メモリ2上に作成された表示のための吹き出し情報に基
づいて吹き出し図形等を表示装置4に表示するための表
示制御部3と、文字列やユーザの指示などを入力する入
力装置5と、各種制御プログラムが格納されているプロ
グラムメモリ7と、制御プログラムに従って装置全体を
制御する中央処理装置6とを有して構成されている。
【0020】図2は、ハードディスク装置1に保存され
ている吹き出し図形データの例である。
【0021】吹き出し図形は、マンガなどで登場人物の
話した言葉などを囲う図形のことで、吹き出し図形デー
タは、吹き出し図形を表示するための情報である。吹き
出し図形データは、吹き出し図形を識別するための吹き
出しコードを保存する吹き出しコード欄21と、吹き出
し図形のパターン形状を保存する図形パターンデータ欄
22と、吹き出し図形の輪郭線の線色や図形色などの属
性データを保存する属性データ欄23と、吹き出し図形
の標準の大きさに関するデータを保存する図形標準サイ
ズ欄24と、吹き出し図形内に書き込むべき文字列の文
字列書き込み矩形の相対的な標準位置を登録した文字列
矩形標準位置欄25と、文字列矩形標準サイズ欄26と
に、書き込まれるデータで構成される。
【0022】ここで、文字列書き込み矩形とは、吹き出
し図形に対して、文字列を書き込むべき領域を指定した
矩形のことで、図2に例示するように、その位置は、文
字列書き込み矩形の左上角の位置を、吹き出し図形に対
する相対値で表している。なお本実施例では、文字列を
書き込む領域を上記のように矩形で指定したが、領域を
指定できれば、矩形であろうが、例えば平行四辺形であ
ろうが特にこだわらない。
【0023】図3は、ワークメモリ2に作成される吹き
出し情報の一例である。
【0024】吹き出し情報は、吹き出し図形に関するデ
ータと吹き出し内に書き込まれる文字列に関するデータ
等と組み合わせた情報である。なお、ここでの文字列に
は、単に文字を組み合わせたもののほかに、その構成要
素として記号や図形等が含んでいるものも含んでいる。
【0025】本実施例では、マンガを例にとって説明す
るため、吹き出し図形に囲まれた文字列をセリフと呼ぶ
ことにする。
【0026】本実施例の吹き出し情報は、セリフ識別コ
ード欄301と、セリフの表示画面上の表示位置を登録
する表示位置データ欄302と、文字列の文字の色や並
び方などの文字列属性を登録する文字列属性データ欄3
03と、文字列の文字の大きさを登録する文字サイズ欄
304と、文字列の文字コード等のデータを並べた文字
データ欄305と、文字列の外接矩形の大きさを登録す
る文字列サイズ欄306と、吹き出し図形コード欄30
7と、吹き出し図形サイズ欄308と、吹き出し図形内
で文字を書き込む領域を示す文字列矩形欄309と、吹
き出し図形の色等を登録する吹き出し属性データ欄31
0とに、書き込まれるデータで構成される。
【0027】プログラムメモリ7内には、図4、図6お
よび図9に示すフローを実行するための制御プログラム
が書き込まれている。本装置は、このプログラムに従っ
て吹き出し情報を作成し編集する。
【0028】なお、本実施例において、図形記憶手段は
、ハードディスク装置1により構成され、算出手段は、
中央処理装置6とこれが実行するためのプログラムが内
蔵されているプログラムメモリ7とにより、表示手段は
、表示制御部3と表示装置4とにより構成されている。
【0029】次に、本実施例の図形文書処理装置の動作
について、説明する。
【0030】まず、マンガ絵中に書き込むセリフ、つま
り入力文字列を基準にして吹き出し図形の大きさおよび
位置を自動的に設定するものに関して、図4に示すフロ
ーチャート、および図5に示す表示画面例に従って説明
する。
【0031】従来の図形処理機能を利用して、図形や画
像を組み合わせて、図5(a)のような背景や主人公等
のマンガ絵を装置内に入力する。この入力は、キーボー
ドやタブレット・スタイラス、ライトペン等を用いても
、既に紙上に描かれたマンガ絵をイメージスキャナ等を
用いて装置内に入力しても良い。マンガ絵中にセリフを
書き込みたいときには、図4のフローを実行するための
制御プログラムを起動する。
【0032】まず、文字列入力ルーチンAでは、セリフ
となる文字列を入力表示する。
【0033】ステップ401で、ユーザは登場人物の話
すセリフを文字列として入力装置5から入力すると共に
、セリフを表示する表示装置4の画面上の位置を指定す
る。入力された文字列とその表示位置は、中央処理装置
6によってワークメモリ2に取り込まれ、図3に示すの
吹き出し情報の、セリフ識別コード欄301から文字デ
ータ欄305までに、それぞれに対応するデータが書き
込まれる。この際、文字列属性データ欄303や文字サ
イズ欄304には、予め定められている標準のデータが
自動的に書き込まれる。
【0034】標準の文字列属性データおよび標準の文字
サイズデータと異なるデータを用いたいときには、ステ
ップ402で、希望する文字列属性データおよび文字サ
イズデータを入力装置5を用いて指定する。指定された
文字列属性データおよび文字サイズデータは、それぞれ
のデータ欄303,304に書き込まれる。
【0035】吹き出し情報は、1つのセリフが入力され
る度に1つずつ作成され、セリフ識別コードは、セリフ
入力開始時に、中央処理装置6が識別に便利なように、
自動的に生成する。
【0036】ステップ403では、入力された文字列を
表示装置4の表示画面に表示する。この動作は、まず、
中央処理装置6が、ワークメモリ2上に作成されている
文字列部分のみの吹き出し情報から、文字データの文字
コード情報を読み、ハードディスク装置1からそのコー
ドが示す文字フォントを検索し読み出して、表示制御部
3に転送する。さらに、吹き出し情報の、文字列属性デ
ータと文字表示位置データを転送すると、表示制御部3
は、受け取った文字フォントデータを、文字列属性デー
タで指定された色に展開し、この展開したデータと表示
位置データを表示装置4に送って表示させる。
【0037】文字列入力ルーチンAの動作を図5に示す
画面例を用いて具体的に説明する。
【0038】図5(a)に示すマンガ絵中の画面右側の
人物に“わーい”と言わせたい場合に、ステップ401
,402で、入力装置5を使って画面上のカーソルなど
を動かしてセリフを入れる位置を指定し、さらに入力装
置5から、“わーい”という3文字からなる文字列を入
力し、文字列の属性として、“横書き”、文字色は“黒
”、1文字の大きさは、幅Xm、高さYm等の指定を行
なうと、ワークメモリ2上に、図3(a)に示す吹き出
し情報のセリフ識別コード欄301から文字データ欄3
05に、入力した文字列の文字データおよび指定した属
性データ等が書き込まれる。ステップ403で、書き込
まれたデータに従って、図5(b)のように表示される
【0039】本実施例で使用している図3(a)のデー
タの各欄のパラメータは、ここでは以下のように定義し
てある。
【0040】セリフの表示位置データは、図5(b)に
示すように、表示装置4の画面の左上角を原点としたx
y座標系で、右へx0,下へy0の所に文字列外接矩形
の左上角が来るように(x0,y0)をパラメータとし
て設定される。つまり、文字列外接矩形の左上の位置が
セリフ表示の基準点になる。
【0041】文字サイズデータは、1文字の幅がXmで
、高さYmの場合、これらの値(Xm,Ym)をパラメ
ータとして設定される。
【0042】文字データは、ハードディスク装置1に保
存されているフォントファイルから目的の文字フォント
を検索するための文字コードをパラメータとして羅列し
たものである。
【0043】なお、以上のパラメータの定義の方法は、
データとプログラムの統一が取れていればどのようにし
ても構わない。
【0044】次に、吹き出し入力ルーチンBでセリフの
雰囲気に合う吹き出しを入力する。
【0045】まず、ステップ404で吹き出し図形を選
択する。
【0046】文字列が表示された(ステップ403)後
、中央処理装置6により、ハードディスク装置1内に保
存されている複数の吹き出し図形データが呼び出され、
表示装置4に一時的に、吹き出し図形のパターンとその
識別番号の一覧表が表示される。吹き出し図形の選択は
、この一覧表を見て、入力装置5から希望する吹き出し
図形の識別番号を入力することにより行なう。この吹き
出し図形のコード番号は、中央処理装置6によって、ワ
ークメモリ2の吹き出し情報の吹き出し図形コード欄3
07に書き込まれる。
【0047】ステップ405で、中央処理装置6が文字
列に合う吹き出し図形の大きさを計算し、この値を吹き
出し情報の吹き出し図形サイズ欄308に書き込む。吹
き出し図形の大きさの計算では、まず、文字列の外接矩
形の大きさを算出する。文字列の外接矩形の大きさは、
例えば横書きの文字列であれば、文字列の中で一番長い
行の文字数に1文字分の幅を掛けたもの(以下、文字列
の幅と称する)と、文字列の行数に1文字分の高さを掛
けたもの(以下、文字列の高さと称する)とを算出すれ
ば表せる。この値は、吹き出し情報の文字列サイズ欄3
06に書き込まれる。本例では使用していないが、文字
列の属性に文字間隔や行間隔が指定できるようになって
いる場合は、これも考慮して外接矩形を求めなくてはな
らない。次に、選択された吹き出し図形データの文字列
矩形標準サイズ欄26の文字列矩形標準サイズを読み出
す。この標準サイズを前記文字列の外接矩形の大きさに
一致させるような拡大縮小の比率を算出し、算出した比
率に従い、吹き出し図形の大きさを求める。
【0048】表示する際の文字列矩形の始点位置を、選
択された吹き出し図形データの文字列矩形標準位置欄2
5に書き込まれているパラメータに、先ほど算出した拡
大縮小比率を掛けて求め、これを文字列矩形欄309に
書き込む。さらに、吹き出し図形データの属性データ欄
23のパラメータを吹き出し情報の吹き出し属性データ
欄310の書き込み、これで、吹き出し情報がワークメ
モリ2上に完成する。
【0049】吹き出し入力ルーチンBの動作を図5に示
す画面例を用いて具体的に説明する。
【0050】文字列入力ルーチンAが終了すると、ハー
ドディスク装置1内に保存されている複数の吹き出し図
形データが呼び出され、図5(c)に示すように、画面
上に吹き出し図形とその識別番号の一覧表が表示される
。ユーザは、これを見て、ステップ404で、希望する
吹き出し図形の識別番号を指定する。ここで、例えば、
ユーザが“吹き出し1”を選択した場合には、吹き出し
情報の吹き出し図形コード欄307にそのコードデータ
が書き込まれ、吹き出しの一覧表は消去され、画面は図
5(b)に示す状態に戻る。
【0051】ステップ405では、まず、文字列の外接
矩形の大きさを求めるが、前記の“わーい”という文字
列が、横書きの1行3文字で構成され、1文字の大きさ
(幅,高さ)が(Xm,Ym)であることから、文字列
の外接矩形の大きさ(文字列の幅,文字列の高さ)は(
3Xm,Ym)と計算され、文字列サイズ欄306に書
き込まれる。そして、“吹き出し1”の文字列矩形標準
サイズ欄26から、標準サイズデータ(Xs,Ys)を
読み出し、文字列の外接矩形の大きさとの比(幅の比,
高さの比)、すなわち(3Xm/Xs,Ym/Ys)を
算出し、この値を図形標準サイズ欄24の標準サイズ(
Xf,Yf)に積算して、セリフ“わーい”に対する吹
き出しの大きさ(Xf・3Xm/Xs,Yf・Ym/Y
s)を算出する。この値は、吹き出し情報の吹き出しサ
イズ欄308に書き込まれる。さらに、先ほど算出した
値(3Xm/Xs,Ym/Ys)に、“吹き出し1”の
文字列矩形標準位置欄25に書き込まれているパラメー
タ(x1,y1)を掛け合わせて、セリフを表示すると
きの文字矩形の始点(x1・3Xm/Xs,y1・Ym
/Ys)を求め、文字列矩形欄309の始点に書き込む
。なお、この例では、吹き出しの文字列矩形の大きさを
文字列の外接矩形の大きさに合わせた、文字列矩形欄3
09に書き込まれたサイズを示すパラメータと、文字列
サイズ欄306に書き込まれたパラメータの値は同じに
なる。
【0052】そして、吹き出し属性データ欄310に、
吹き出し図形データの属性データ欄23に登録されてい
るパラメータを入れる。以上の処理で、ワークメモリ2
上に、図3(a)に示す吹き出し情報が完成する。
【0053】セリフ表示ルーチンCでは、ワークメモリ
上2の吹き出し情報に基づきセリフと吹き出し図形とを
表示装置4の画面上に表示する。
【0054】表示制御部3は、まず、重ね書きを防ぐた
め、ステップ406で、中央処理装置6の指示に従って
、表示装置4の画面上のすべてのセリフを消去する。 そして、中央処理装置6は、ワークメモリ2上の複数の
吹き出し情報をセリフの識別コードの順番に読み込んで
行く。中央処理装置6は、吹き出し情報の吹き出し図形
コードを読んでハードディスク装置1の該コードを持つ
吹き出し図形データを検索し、その図形パターンデータ
欄22に保存されているパターンデータを読み出して表
示制御部3に転送する。さらに、吹き出し情報の吹き出
し図形サイズと、吹き出し属性と、文字列表示位置も読
み取って表示制御部3に送る。表示制御部3は、転送さ
れたパターンデータを指定されたサイズと属性とで表示
用データに展開し、文字列表示位置と文字列書き込み矩
形の始点データから、吹き出し図形の表示位置を計算し
、表示用データと表示位置を表示装置4に送って、吹き
出し図形を表示させる(ステップ407)。
【0055】ステップ408では、表示した吹き出しの
上に、前記文字列だけを表示した時と同じ手順で文字列
を上書きして表示し、1つのセリフの表示が完了する。
【0056】ステップ409では、全てのセリフを表示
したか否かを判断して、全てのセリフを表示していなけ
れば、ステップ406からステップ408の処理を繰返
し、全てのセリフを表示していれば、ステップ410に
進む。
【0057】セリフ表示ルーチンCを図5に示す画面例
を用いて具体的に説明する。
【0058】吹き出し情報がワークメモリ2上に作成さ
れると、ステップ406で、まず、先に表示されていた
文字列“わーい”が消去され、図5(a)に示す状態に
戻る。
【0059】ステップ407で、“吹き出し1”の吹き
出し図形が表示され、ステップ408で、図5(d)に
示すように、先に表示された吹き出しの中に“わーい”
の文字列が表示されて、セリフ入りのマンガが完成する
。この時、吹き出し図形の表示位置は、図5(d)に例
示すように、文字列の外接矩形と、文字列にあわせて拡
大縮小した吹き出し図形の文字列書き込み矩形とが一致
する位置となる。
【0060】図5(d)の画面に、もっと多くのセリフ
を入れたい場合は、ステップ410で入力を選択し、ス
テップ401に戻り、次のセリフのための文字列と吹き
出しを入力する。以上のように、文字列を入力し、吹き
出しを選択する過程を繰り返すだけで、マンガ絵にいく
つでもセリフをいれることができる。
【0061】ステップ410で編集を選択すると、セリ
フ編集ルーチンDが実行される。
【0062】ステップ411では、ユーザが編集の対象
となるセリフを登録されているもの中から選択し、入力
装置5からそのセリフ識別コードを入力する。そして、
ステップ412で、ユーザが入力装置5から選択したセ
リフの修正したい項目を指定し、ステップ413で修正
パラメータを入力すると、ステップ414で、中央処理
装置6はワークメモリ2の編集対象となっている吹き出
し情報のパラメータを書き換える。ただし、この時、吹
き出し図形サイズは装置が自動的に求めるために修正で
きない。吹き出し情報のパラメータが変わると、制御は
ステップ405に戻り、前記と同様に、文字列外接矩形
の大きさを算出し、吹き出し情報の文字列サイズ欄30
6に書き込んで更新し、文字列に釣り合う吹き出しの図
形サイズを求めて、吹き出し図形サイズ欄308〜31
0までを更新し、ステップ406〜409で修正したセ
リフを表示する。
【0063】図5(d)に示す画面を図5(e)に示す
画面にする場合を例にして、セリフ編集処理の動作を具
体的に説明する。
【0064】ステップ411でセリフ1の識別コードを
入力した後、ステップ412,413で、文字列属性を
縦書きと指定する。すると、ステップ414で図3(a
)の文字列属性欄303の中の配置パラメータが、横書
きから縦書きに書き変わる。
【0065】ステップ405に戻ると、文字列の外接矩
形は、3文字1行の縦書きの文字列のため、幅がXm、
高さが3Ymと計算され、吹き出しのサイズは、幅が(
Xf・Xm/Xs)、高さが(Yf・3Ym/Ys)と
計算されて、吹き出し情報は、図3(a)に示す内容か
ら図3(b)に示す内容に書き変わる。そして、ステッ
プ406〜409で、前述と同様の処理が行なわれ、図
5(e)に示す画面が表示される。
【0066】次に、図5(d)に示す画面を図5(f)
に示す画面にする場合を例にして、セリフ編集処理の動
作を具体的に説明する。
【0067】ステップ411でセリフ1の識別コードを
入力した後、ステップ412,413で、セリフ識別コ
ード欄301の識別コードを図2(b)に示す“吹き出
し2”に変更すると、ステップ414,405で、吹き
出し情報は、図3(a)に示す内容から図3(c)に示
す内容に書き変わり、ステップ406〜409で、前述
と同様の処理が行なわれ、図5(f)に示す画面が表示
される。
【0068】このように、本装置によれば、入力した吹
き出し情報を編集するときに、どのパラメータを変えて
も、常にバランスのとれた文字列と吹き出しから成るセ
リフを容易に作成できる。
【0069】以上のようにして、本発明により、マンガ
絵に簡単に吹き出し付きセリフを入れ、かつ編集するこ
とができる。
【0070】次に、図6に示すフローを実行するための
制御プログラムを起動した場合の動作について説明する
【0071】図4の制御プログラムは、文字列の大きさ
に合わせて吹き出し図形が変化するものであるが、図6
の制御プログラムは、吹き出し図形に合わせて、文字列
の文字が変化するものである。
【0072】図7は、図6のプログラムでワークメモリ
2上に作成される吹き出し情報で、データ構成は、図3
の吹き出し情報と同じであるが、パラメータは異なって
いる。吹き出し図形データは、図4のプログラム使用時
とまったく同じなので、図2に示すものを用いる。
【0073】まず、吹き出し入力ルーチンEでは、ステ
ップ601で、ユーザはセリフに使用したい吹き出し図
形を選択する。
【0074】吹き出し図形の選択の方法は、先に説明し
たステップ404の処理と同様である。入力した吹き出
し図形コードは、中央処理装置6によって、吹き出し情
報の吹き出し図形コード欄707に書き込まれる。吹き
出し図形を選択するときに、吹き出し図形の線色や図形
色が指定されたときは、吹き出し属性データ欄710に
書き込まれる。属性が指定されなければ、図2の吹き出
し図形データの属性データ欄23のパラメータが、吹き
出し情報の吹き出し属性データ欄710にコピーされる
【0075】続いて、ステップ602で、選択した吹き
出し図形の大きさと表示位置を指定する。吹き出し図形
の大きさと表示位置は、表示装置4の画面上で、所望の
位置に所望の大きさの吹き出し図形に外接する矩形の、
左上、右下の対角2点位置を指定することにより行なう
。中央処理装置6は、入力された2点位置から、吹き出
し図形サイズ欄708と文字列矩形欄709と表示位置
データ欄702のパラメータを計算し、吹き出し情報に
書き込む。
【0076】ステップ603では、セリフに使う吹き出
し図形を表示装置4上に表示する。吹き出し図形の表示
は、前述したステップ407の処理と同様、中央処理装
置6が吹き出し情報の図形コードに従ってハードディス
ク装置1から読み出した吹き出し図形データを、表示制
御部3が吹き出し情報のパラメータに従って展開し、表
示装置4に送って表示させる。
【0077】吹き出し入力ルーチンEの動作を図8に示
す画面例を用いて、具体的に説明する。
【0078】ステップ601で、図2の“吹き出し5”
を選択し、ステップ602で、図8(b)に示すように
、“吹き出し5”に対応する吹き出し図形に外接する矩
形の左上角の座標(x0’,0)を指定すると、これが
吹き出し情報の表示位置データ欄702に書き込まれる
。さらに、吹き出し図形に外接する矩形の右下角の、左
上座標に対する相対座標(Xb,Yb)を指定すると、
これが吹き出し図形サイズ欄708に書き込まれる。そ
して、文字列矩形欄709の始点には、“吹き出し5”
の文字列矩形標準位置欄25に書き込まれているパラメ
ータ(x5,y5)に、吹き出し図形の指定したサイズ
と吹き出し図形の標準サイズとの比(Xb/Xf,Yb
/Yf)が積算され、その値(x5・Xb/Xf,y5
・Yb/Yf)が書き込まれる。同様に、文字列矩形欄
709のサイズに、(Xs・Xb/Xf,Ys・Xb/
Xf)が書き込まれる。
【0079】このように求められた値に基づき、ステッ
プ603では、図8(c)に示すように、吹き出し図形
が指定された位置に指定された大きさで表示される。
【0080】文字列入力ルーチンFでは、文字列の入力
とそのサイズを決定する。
【0081】ステップ604で、ユーザは吹き出しの中
に入れる文字列を入力する。入力された文字列は、吹き
出し情報の文字データ欄705に書き込まれる。また、
文字列の配置方向や、色などの文字の属性が指定された
場合は、そのパラメータが、吹き出し情報の文字列属性
データ欄703に書き込まれる。もし、ステップ604
で、文字列属性が指定されなかったときは、中央処理装
置6が、自動的に吹き出し図形に合わせて設定し、文字
列属性データ欄703に書き込む。例えば、配置方向は
、表示する吹き出しの文字列矩形が、横長の矩形のとき
は横書きに、縦長の矩形のときは縦書きに設定し、文字
の色は、吹き出し図形の線色と同色にする。
【0082】ステップ605で、中央処理装置6が、吹
き出し図形と文字列が釣り合うような1文字の大きさを
設定する。すなわち、ステップ602で吹き出しサイズ
を入力した際に求めた文字列矩形欄709の矩形サイズ
に、文字列の外接矩形が一致するような1文字の大きさ
を計算する。具体的には、横書きの文字列なら、1文字
の幅が(吹き出しの文字列矩形幅)/(最長行の文字数
)となり、高さが(吹き出しの文字列矩形高さ)/(文
字列行数)と計算できる。縦書きの場合は、1文字の幅
が(文字列矩形幅/文字列行数)、高さが(文字列矩形
高さ/最長行の文字数)になる。ただし、この計算方法
では、文字の幅と高さが違い過ぎて歪になって読みにく
い等、不都合が起ることがある。そこで、高さと幅の比
がある一定値を超える場合は、1文字の高さと幅を同じ
値にして、表示する際にフォントを等倍するようにする
。すなわち、文字列が横書きの場合は、吹き出しの文字
列矩形の幅に文字列外接矩形の幅が一致するように、1
文字の幅を(文字列矩形幅)/(最長行の文字数)と算
出し、1文字の高さは幅と同じにする。1文字の高さを
幅と同じにすると、文字列が吹き出しの文字列矩形から
はみ出してしまうときは、1文字の幅と高さを、(文字
列矩形高さ)/(文字列行数)と計算する。縦書きの場
合は1文字の幅と高さを(文字列矩形高さ)/(最長行
の文字数)としてまず高さを合わせ、それではみ出すと
きは、(文字列矩形幅)/(行数)とする。
【0083】文字列入力ルーチンFの動作を図8に示す
画面例を用いて具体的に説明する。
【0084】ユーザが、ステップ604で、図8(c)
の画面状態のときに、“蛇だー”という文字列を入力し
たとすると、文字列の属性は、図8(c)に示すように
、表示した吹き出し図形の文字列書き込み矩形が、(X
s・Xb/Xf)>(Ys・Yb/Yf)で横長の矩形
であるため、文字列の配置方向は横書きになり、文字の
色は吹き出し図形にあわせて黒と設定される。
【0085】そして、ステップ605で、文字サイズは
、1行3文字の横書きであるため、幅Xs・Xb/3X
f、高さYs・Yb/Yfとなる。
【0086】ここで、このような文字サイズでは、文字
が縦長または横長すぎて読みづらいと思われる場合につ
いて説明する。
【0087】このような場合には、一文字の幅および高
さは、Xs・Xb/3Xf≦Ys・Yb/Yfのとき、
Xs・Xb/3Xfとなり、Xs・Xb/3Xf>Ys
・Yb/Yfのとき、Ys・Yb/Yfとなる。つまり
、一文字の幅および高さは、算出された幅と高さのうち
小さい方の値を用いるようにする。この結果、文字サイ
ズのパラメータは(Xs・Xb/3Xf,Xs・Xb/
3Xf)になったすると、この値が文字サイズ欄704
に書き込まれ、文字列サイズ欄706には、この値に縦
横の文字数(3,1)を積算した値(Xs・Xb/Xf
,Xs・Xb/3Xf)が書き込まれて、ワークメモリ
2上に、図7(a)のような吹き出し情報が完成する。
【0088】セリフ表示ルーチンGでは、吹き出し内に
セリフを表示する。
【0089】セリフ表示ルーチンGでの処理は、前述し
たセリフ表示ルーチンCと基本的に同様である。まず、
ステップ606で、画面上のセリフおよび吹き出しを消
去する。消去するセリフおよび吹き出しは、直前に入力
された文字列および吹き出しではなく、現在表示されて
いる他のセリフおよび吹き出しである。これは、セリフ
ごとに異なるプレーンを用いるよりも、全てのセリフを
同一のプレーンで表示する方が効率が良いからである。
【0090】ステップ606で、他の吹き出しと共に、
前述したステップ407の処理と同様に、直前に入力さ
れた吹き出しを表示する。そして、ステップ608でセ
リフを吹き出し内に表示する。
【0091】前述したように、1文字の幅と高さの拡大
率を同じにしたときは、吹き出しの文字列書き込み矩形
のサイズと、文字列外接矩形のサイズが一致しない場合
がある。その時は、文字列書き込み矩形の真中に文字列
が表示されるように、中央処理装置6が表示制御部3に
対してセンタリング指示を行い、表示制御部3は、文字
列を表示するときに両矩形のサイズを比較して、文字列
外接矩形の中心が、吹き出しの文字列書き込み矩形の中
心に重なる位置に、文字列を表示する。
【0092】ステップ409では、全ての吹き出しを表
示したか否かを判断し、表示していない場合にはステッ
プ606に戻り、表示していた場合にはステップ610
に進む。
【0093】セリフ表示ルーチンGの動作を図8に示す
画面例を用いて具体的に説明する。
【0094】ステップ606で、画面中の全てのセリフ
および吹き出しが消去され、図8(a)のマンガ絵のみ
の画面に戻る。そして、ステップ607で、幅Xb,高
さYb、線色が黒、図形色が白の“吹き出し5”の吹き
出し図形が表示される。
【0095】ステップ608では、表示された吹き出し
図形の上に、”蛇だー”の横書きの文字列が、図8(d
),(e)に示すように、文字列書き込み矩形の真中に
収まるよう、センタリングして表示される。これは、ス
テップ605で文字列の文字の大きさを求めるときに、
文字列を文字列矩形いっぱいの大きさにしてしまうと文
字が縦長になり過ぎて読めないので高さを幅に合わせた
ため、文字列と文字列矩形の高さが異なるからである。
【0096】次に、一度作成したセリフを編集する場合
は、ステップ610で、編集を選択すると、処理はステ
ップ611に進む。ステップ611では、ユーザが編集
の対象となるセリフを選択し、入力装置5からそのセリ
フ識別コードを入力する。そして、ステップ612,6
13で、ユーザが入力装置5から、選択したセリフの修
正したい項目とパラメータを入力すると、ステップ61
4で、中央処理装置6はワークメモリ2上の編集対象と
なっている吹き出し情報のパラメータを書き換える。た
だし、この時、セリフ識別コードと、文字サイズ、文字
列サイズは、装置が自動的に求めるため変更できない。 なお、文字列矩形の始点とサイズを変更して、吹き出し
図形から文字列がはみ出すように表示させることは可能
である。吹き出し情報のパラメータが変わると、制御は
ステップ605に戻り、前記と同様に、1文字の大きさ
を算出し、吹き出し情報の文字サイズ欄704に書き込
んで更新し、ステップ606〜609で修正したセリフ
を表示する。
【0097】図8(e)に示す画面内容を図8(f)に
示す画面内容に変更するには、ステップ610で編集を
選択した後、ステップ611でセリフ1の識別コードを
入力し、ステップ612,613で、文字列を“わっ”
と変更する。するとステップ614で、図7(a)の文
字データ欄705の中の文字フォントのコードが書き変
わる。ステップ605に戻って、吹き出しの文字列矩形
のサイズが、幅がXs・Xb/Xf、高さがYs・Yb
/Yfで、1行2文字の横書きの文字列のため、1文字
のサイズは、幅がXs・Xb/2Xf、高さがYs・Y
b/Yfと計算され、吹き出し情報は、図7(a)に示
す内容から図7(b)に示す内容に書き変わる。そして
、ステップ606〜609で表示装置には、図8(f)
が表示される。
【0098】以上説明したように、この制御プログラム
でも、先に説明した制御プログラムによる場合と同様に
、所望の形状の吹き出しを選択し文字列を入力するだけ
で、容易にマンガ絵にセリフを書き込むことができる。 また、この制御プログラムでは、吹き出しのサイズが先
に決定されるので、同一画面中に多数の吹き出しを描か
なければならないときや、吹き出しのスペースがあまり
ないときなど、吹き出しを表示する領域に制限があると
きには、便利である。
【0099】なお、本実施例では、各文字の間隔と行の
間隔を0として扱ってきたが、文字列の属性として、文
字間隔や行間隔を文字の何%取るかの比率で指定できる
ようにしておくと、ステップ605で文字サイズを決定
するときに、行数や文字数にその分も加えて考慮するこ
とができる。つまり、文字間隔が、1文字の50%分の
ときは、1行2文字の横書きの文字列は、1行3文字と
して上記の方法を用いればよい。
【0100】次に、図9に示すフローを実行するための
制御プログラムを起動した場合の動作について説明する
【0101】先に説明した制御プログラムは、いずれも
、ハードディスク装置1に既に作成保存されている吹き
出し図形データを利用するものであるが、この制御プロ
グラムは、吹き出し図形を新たに作成したい場合などに
適用するものである。
【0102】図10に示す吹き出し情報は、図3または
図7に示す吹き出し情報に、吹き出し図形の形状データ
が付け加わったものとなっている。
【0103】以下、図11(a)に示す画面に、図11
(d)のようにセリフおよび図形を入れる場合を例に取
って、動作を説明する。
【0104】まず、ステップ901で、ユーザが、吹き
出し図形を図形入力処理機能を使用して表示装置4の画
面上に表示しながら作成入力する。なお、ハードディス
ク装置1から既に作成されている図形を読み出し、これ
を図形入力処理機能を用いて変更しても良い。
【0105】所望の吹き出し図形が出来上がったら、ス
テップ902で、中央処理装置6が、ステップ901で
ワークメモリ2上に作成された図形表示データから吹き
出し図形データの形状とサイズと属性とを読み取り、こ
れらをそれぞれ、新たにセリフ識別コードが与えられた
図10に示す吹き出し情報の、吹き出し図形データ欄1
003、吹き出し図形サイズ欄1004、吹き出し属性
データ欄1005欄に書き込む。例えば、図11(b)
に示すような図形を描いた場合には、図10(a)の図
形データ欄1003から吹き出し属性データ欄1005
に示すようなパラメータが書き込まれる。
【0106】ステップ903では、文字列を文字入力処
理機能を使用して、画面上に表示しながら作成入力し、
ステップ904で、文字列の文字データと属性データと
文字サイズを吹き出し情報の文字データ欄1006、文
字サイズ欄1007、文字列属性欄1008に書き込む
。例えば、図11(c)のように文字列を入力すると、
図10(a)1006〜1008欄のように吹き出し情
報に書き込まれる。ステップ905では、これまで入力
した吹き出し図形と文字列を基準として、表示位置デー
タ欄1002、文字列矩形欄1010、文字列サイズ欄
1009が設定される。すなわち、文字列サイズがその
まま吹き出し図形に対する文字列矩形サイズになり、吹
き出し図形に対する文字列の相対位置が、文字列矩形の
始点になる。表示位置データは、吹き出し図形でも文字
列でもどちらを基準にしてもよい。この例では、吹き出
しの外接矩形位置を基準にしている。従って、図11(
c)の例では、ステップ905で図10(a)のような
吹き出し情報ができる。そして、ステップ906で、新
しく1003、1004、1005、1009欄をパラ
メータとする図2のデータ構造に従った吹き出し図形デ
ータがワークメモリ2上に作成できる。なお、この吹き
出し図形データは、適当な吹き出し図形コードを付けて
ハードディスク装置1に転送し保存しておくと、再び同
一の吹き出しを用いたいときには都合が良い。
【0107】ステップ907では、ワークメモリ2上の
セリフを表示する。セリフの表示手順は、先に説明した
セリフ表示ルーチンC,Gでの処理と同様、吹き出し図
形、文字列の順で表示する。
【0108】ステップ909では、作成したセリフの編
集ルーチンで、先に説明したセリフ編集ルーチンD,H
の処理と同様に吹き出し情報のセリフ識別コード100
1欄以外の項目欄の1つを書き換えて編集する。ステッ
プ909で、文字サイズ欄1007または文字データ欄
1006が変更し、文字列の外接矩形が変わった場合は
、ステップ911で、吹き出し図形のサイズが図4のス
テップ405と同様の手順で計算され、吹き出し図形サ
イズ欄1004が書き直される。逆に、ステップ909
で吹き出し図形データ欄1003または吹き出し図形サ
イズ欄1004が変わったときは、ステップ912で、
文字サイズが図6のステップ605と同じ手順で算出さ
れ文字サイズ欄1007に書き込まれる。吹き出し情報
が更新すると、ステップ1005に戻り、編集したセリ
フを表示する。図11(c)の吹き出す図形サイズを半
分にし、さらに表示位置を移動すると図10(c)のよ
うな吹き出し情報となり、図11(d)のように表示さ
れる。
【0109】以上のようにして、様々な吹き出し図形を
作成して使用することができる。
【0110】これまでの実施例では、主にマンガのセリ
フを表示することを目的に、説明してきたが、吹き出し
図形を適当に作成すると、例えば、図12(a)のよう
にマニュアルの説明にふさわしい吹き出し情報が容易に
作成表示できる。
【0111】また、ワークメモリ2に作成する吹き出し
情報として、図3、図7、図10の吹き出し情報の文字
データ欄305、705、1006に記号や図形の形状
情報とその表示領域と表示位置を書き込めるようにし、
文字列の外接矩形を算出するときに、記号や図形の表示
領域と表示位置を考慮して吹き出し図形内の文字や図形
全ての表示領域を算出し、その値を文字列サイズ306
、706、1009の代わりに用いると、図12(b)
のような吹き出し情報も作成編集できる。
【0112】なお、本実施例では、図形記憶手段として
、ハードディスク装置1を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、フロッピーディスク装
置でも、また、RAMなどでも良い。
【0113】また、本実施例では、表示手段としては、
ディスプレイ装置のみを用いたものについて説明したが
、ディスプレイ装置に表示したものは、一般的にハード
コピーする必要があるので、さらに印刷装置を設けるこ
とが好ましい。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、文字列、またはこれを
囲う吹き出し図形は、算出手段により、一方の大きさお
よび位置に基づき他方の適切な大きさおよび位置が算出
され、この算出結果に応じて表示されるので、何度も文
字列や吹き出し図形を描き直すことなく、文字列と吹き
出し図形とのバランスが良い、吹き出し付きセリフを容
易に描くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る図形文書処理装置のハードウェア
構成を示すブロック図である。
【図2】吹き出し図形データの構成を示すための説明図
である。
【図3】吹き出し情報のデータ構成を示すための説明図
である。
【図4】図形文書処理装置を制御する制御プログラムの
フローチャートである。
【図5】制御プログラムの動作を説明するための表示画
面例を示す説明図である。
【図6】図形文書処理装置を制御する他の制御プログラ
ムのフローチャートである。
【図7】図6に示す制御プログラムを実行する際に使用
する吹き出し情報のデータ構成を示すための説明図であ
る。
【図8】図6に示す制御プログラムの動作を説明するた
めの表示画面例を示す説明図である。
【図9】図形文書処理装置を制御するさらに他の制御プ
ログラムのフローチャートである。
【図10】図9に示す制御プログラムを実行する際に使
用する吹き出し情報のデータ構成を示すための説明図で
ある。
【図11】図9に示す制御プログラムの動作を説明する
ための表示画面例を示す説明図である。
【図12】図形文書処理装置を用いて作成したものの他
の例を示すための説明図である。
【符号の説明】
1…ハードディスク装置、2…ワークメモリ、3…表示
制御部、4…表示装置、5…入力装置、6…中央処理装
置、7…プログラムメモリ、21…吹き出し図形コード
欄、22…図形パターンデータ欄、23…属性データ欄
、24…図形標準サイズ欄、25…文字列矩形標準位置
欄、26…文字列矩形標準サイズ欄、301,701,
1001…セリフ識別コード欄、302,702,10
02…表示位置データ欄、303,706,1008…
文字列属性データ欄、304,704,1007…文字
サイズ欄、305,705,1006…文字データ欄、
306,706,1009…文字列サイズ欄、307,
707…吹き出し図形コード欄、308,708,10
04…吹き出し図形サイズ欄、309,709,101
0…文字列矩形欄、310,710,1005…吹き出
し属性データ欄、1003…図形データ欄。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字列処理および図形処理機能を備えた図
    形文書処理装置において、1以上の吹き出し図形を記憶
    しておく図形記憶手段と、記憶されている1以上の前記
    吹き出し図形の中から指定された吹き出し図形と、入力
    され該吹き出し図形内に書き込まれるべき文字列とのう
    ち、一方の大きさおよび位置を基準として他方の大きさ
    および位置を算出する算出手段と、前記一方と共に、前
    記他方を算出された大きさおよび位置に表示する表示手
    段とを備えていることを特徴とする図形文書処理装置。
  2. 【請求項2】前記図形記憶手段には、1以上の吹き出し
    図形の形状の他に、該吹き出し図形内に想定された文字
    列の表示領域が記憶され、前記算出手段は、指定された
    前記吹き出し図形内に書き込まれるべき文字列の表示に
    必要な領域と前記表示領域とを比較して、前記他方の大
    きさおよび位置を算出することを特徴とする請求項1記
    載の図形文書処理装置。
  3. 【請求項3】吹き出し図形を指定する前に、記憶されて
    いる1以上の前記吹き出し図形を前記表示手段に表示さ
    せる表示指示手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または2記載の図形文書処理装置。
  4. 【請求項4】図形形状を入力する手段と、該図形形状に
    対する文字列の表示領域を指定する手段と、前記手段に
    より入力された図形形状と文字列の表示領域を、新たな
    吹き出し図形と文字列表示領域として図形記憶手段に記
    憶させる手段を備えることを特徴とする請求項2記載の
    図形文書処理装置。
  5. 【請求項5】マンガ絵内にセリフを挿入するマンガ作成
    装置であって、前記マンガ絵を入力処理するマンガ絵入
    力処理手段と、前記セリフを入力処理するセリフ入力処
    理手段と、前記セリフを囲う複数の吹き出し図形の形状
    および該吹き出し図形内に想定されたセリフの表示領域
    を少なくとも含む図形情報を記憶する図形情報記憶手段
    と、入力処理された前記マンガ絵に対して、希望する位
    置に、希望するセリフが入力処理されると、または複数
    の吹き出し図形の中から希望する吹き出し図形が指定さ
    れると、指定された前記吹き出し図形内に書き込まれる
    べきセリフの表示に必要な領域と想定されたセリフの前
    記表示領域とを比較して、指定された前記吹き出し図形
    と入力処理されたセリフとのうち、一方の大きさおよび
    位置を算出する算出手段と、前記一方を算出された大き
    さおよび位置に表示すると共に、他方を入力処理時にま
    たは指定時に希望した位置に表示する表示手段とを備え
    ていることを特徴とするマンガ絵作成装置。
  6. 【請求項6】前記マンガ絵入力処理手段は、イメージス
    キャナ装置を有して構成されていることを特徴とする請
    求項4記載のマンガ絵作成装置。
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