JPH043441Y2 - - Google Patents

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JPH043441Y2
JPH043441Y2 JP14959386U JP14959386U JPH043441Y2 JP H043441 Y2 JPH043441 Y2 JP H043441Y2 JP 14959386 U JP14959386 U JP 14959386U JP 14959386 U JP14959386 U JP 14959386U JP H043441 Y2 JPH043441 Y2 JP H043441Y2
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JP
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case
thermistor element
spring
terminals
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は圧縮機等の始動用として使用される正特
性サーミスタ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、圧縮機等の電動機において、電動機の損
失を低減するために、補助巻線に直列に正特性サ
ーミスタ素子を接続し、始動時には補助巻線に大
きな電流を流して電動機を始動させ、運転中は補
助巻線に流れる電流を遮断させるようにしたもの
がある。斯る正特性サーミスタ装置は、例えば実
公昭58−34722号公報に開示され、第12図乃至
第15図に示すように、絶縁体からなるケース3
0と、このケースの内外を貫通するように該ケー
スに装着された2個の外部接続端子31,32
と、この接続端子の夫々のケース30内部分に固
着され、該ケース内で互いに相対向するように配
設されたバネ端子33,34と、この両バネ端子
によつて弾性的に挟持された正特性サーミスタ素
子35とから構成されている。また、前記バネ端
子33,34は、接続端子31,32に固着され
た基部36,37と、この基部から夫々対向する
ようにハ字形に折曲加工された4個の舌片38,
39とをステンレスの板材で一体形成しており、
各舌片の巾寸法は基部36,37近傍の付根部4
0,41から先端42,43まで同寸法に形成さ
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ここで、上記したバネ端子33,34は正特性
サーミスタ35を導電的に押圧してケース30内
に固定するものであるため、安定した電気的接触
性とサーミスタを強固に支持する弾性力とが要求
されるのはもとより、圧縮機の運転時に、サーミ
スタ素子35の熱がなるべく接続端子に伝わらな
いようにするために、高い熱抵抗のものが必要と
される。しかし、上記の構造によるとバネ端子3
3,35の夫々の舌片38,39は付根部40,
41から先端42,43までの寸法が均一である
ため、弾性力を高めようとして巾を一様に広くし
たり厚さを厚くしたりすると、該端子の熱伝導が
良くなつてしまい運転中の漏れ電流によるワツト
ロスが増加してしまい、逆に、熱伝導をなるべく
小さく押えようとして舌片38,39の巾寸法を
一様に狭くしたり厚さを薄くしたりすると弾性力
が低下しサーミスタ素子35を安定して挟持する
ことができないという問題があつた。
本案は斯る点に鑑みなされたもので、正特性サ
ーミスタ素子を強固に挟持できると共に、電動機
等の運転中においてサーミスタ素子から接続端子
に伝わる熱を小さく押えることができ、漏れ電流
によるワツトロスが少ない正特性サーミスタ装置
を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本案は、絶縁材からなるケースと、このケース
の内外を貫通するように該ケースに装着された少
なくとも2個の外部接続端子し、この接続端子の
うち2個の端子の夫々のケース内部分に固着さ
れ、該ケース内で互いに相対向するよう配設され
たバネ端子と、この両バネ端子によつて弾性的に
挟持された正特性サーミスタ素子とからなるもの
において、前記バネ端子は、接続端子側の根本部
からサーミスタ素子側の先端部に向つてしだいに
巾狭となる板材で形成したものである。
(ホ) 作用 本案の正特性サーミスタ装置は上記の構成によ
り、巾広に形成された付根部及びこの付根部から
漸次巾狭となる部分でバネ端子の弾性力をある程
度高めてサーミスタ素子への圧接力を増強させつ
つ、巾狭に形成された先端部をサーミスタ素子へ
圧接させることにより、サーミスタ素子から該バ
ネ端子を介して接続端子へ伝わる熱を少なく押え
ることができ、正特性サーミスタ素子をケース内
で強固に支持すると共に、電動機の運転時におけ
る漏れ電流を低減してワツトロスを減少できるよ
うにしたものである。
(ヘ) 実施例 以下本案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は絶縁材(不飽和ポリエステル樹脂等)で形
成された上ケース1aと下ケース1bからなるケ
ースである。2及び3は前記ケース1の内外を貫
通するよう該ケースに着脱自在に装着された2個
の外部接続端子であり、この端子の一端には外部
電気回路との接続用のタブ端子2a,3aが、他
端には圧縮機のターミナルとの接続用のリセプタ
クル2b,3bが、更に、中央には後述するバネ
端子4,5取付用の突片2c,3cが一体形成さ
れている。4,5は前記接続端子2,3の突片2
c,3cに固着されケース1内で互いに相対向す
るよう配設されたステンレスからなるバネ端子で
ある。このバネ端子は、第5図乃至第7図に示す
ように、接続端子2,3に固着された基部4a,
5aと、この基部から夫々相対向するようにハ字
形に曲げられた一対の端子片4b,5bとから形
成されており、前記夫々の端子片4b,5bはV
字形をなす2個の舌片4c,5cと、この両舌片の
先端部4d,5dを橋絡し、その橋絡方向にリブ
4e,5eを有する橋絡片4f,5fとを一体的
に有している。そして、前記舌片4c,5cは基
部4a,5a近傍の付根部4g,5gから先端部
4d,5dに向つてしだいに巾狭となるよう形成
されている。6は前記バネ端子4,5にその端面
を挟持された円板形の正特性サーミスタ素子であ
る。この素子は、バネ端子4,5に形成された舌
片4c,5cの先端部4d,5dで両側から押圧
されている。また、前記素子6は、上ケース1a
の溝7へ差し込まれたマイカ材からなる支持板8
の孔9へ挿入されて位置決めされている。
このように構成された正特性サーミスタ装置に
おいて、バネ端子4,5の夫々の舌片4c,5c
は、接続端子2,3に固着された基部4a,5a
近傍の付根部4g,5gから、サーミスタ素子6
を押圧する先端部4d,5dに向つてしだいに巾
狭となるよう形成されているため、舌片4c,5
cの弾性力を高めてサーミスタ素子6への圧接力
を増強させることができると共に、該舌片とサー
ミスタ素子6との接触面積が減少することから、
電動機の運転時等、サーミスタ素子6から該バネ
端子を介して接続端子2,3へ伝わる熱を少なく
押えることができ、漏れ電流を低減してワツトロ
スを減少させることができる。
また、第8図乃至第11図は他の実施例を示
し、外部接続端子10,11に固着されたバネ端
子12,13の形状を、基部14,15と、この
基部からハ字形に折曲げられた4本の舌片16,
17とで形成し、かつ、各舌片を夫々の基部1
4,15近傍の付根部18,19から先端部2
0,21に向つてしだいに巾狭となるよう形成し
たものであり、これも、第2図に示した実施例と
同様の効果を奏する。
(ト) 考案の効果 以上のように本案は、絶縁材からなるケース
と、このケースの内外を貫通するように該ケース
に装着された少なくとも2個の外部接続端子と、
この接続端子のうち2個の端子の夫々のケース内
部分に固着され、該ケース内で互いに相対向する
よう配置されたバネ端子と、この両バネ端子によ
つて弾性的に挟持された正特性サーミスタ素子と
かるなものにおいて、前記バネ端子を、接続端子
側の根本部からサーミスタ素子側の先端部に向つ
てしだいに巾狭となる板材で形成したので、前記
バネ端子の弾性力を確保してサーミスタ素子への
圧接力を増強させつつ、サーミスタ素子から接続
端子へ伝わる熱を少なく押えることができ、ケー
ス内でサーミスタ素子を強固に支持して信頼性を
向上すると共に、電動機の運転時等における漏れ
電流を低減してワツトロスを減少できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本案の一実施例を示し、第
1図及び第2図は正特性サーミスタ装置の平面図
と側面図、第3図は第1図に示した正特性サーミ
スタ装置の横断面図、第4図は同じく正特性サー
ミスタ装置の縦断面図、第5図乃至第7図は接続
端子の正面図と側面図、第8図乃至第11図は他
の実施例を示し、第8図は正特性サーミスタ装置
の縦断面図、第9図乃至第11図は接続端子の正
面図と側面図、第12図乃至第15図は従来例を
示し、第12図は正特性サーミスタ装置の横断面
図、第13図は同じく正特性サーミスタ装置の縦
断面図、第14図及び第15図は接続端子の正面
図である。 1……ケース、1a……上ケース、1b……下
ケース、2,3……接続端子、4,5……バネ端
子、4c,5c……舌片、4d,5d……先端
部、4g,5g……付根部、6……正特性サーミ
スタ素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁材からなるケースと、このケースの内外を
    貫通するように該ケースに装着された少なくとも
    2個の外部接続端子と、この接続端子のうち2個
    の端子の夫々のケース内部分に固着され、該ケー
    ス内で互いに相対向するよう配設されたバネ端子
    と、この両バネ端子によつて弾性的に挟持された
    正特性サーミスタ素子とからなるものにおいて、
    前記バネ端子は、接続端子側の根本部からサーミ
    スタ素子側の先端部に向つてしだいに巾狭となる
    板材で形成されていることを特徴とする正特性サ
    ーミスタ装置。
JP14959386U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH043441Y2 (ja)

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JP14959386U JPH043441Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP14959386U JPH043441Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6355503U JPS6355503U (ja) 1988-04-14
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JP2508580Y2 (ja) * 1988-06-15 1996-08-28 東芝ホームテクノ株式会社 正特性サ―ミスタ装置
JP2526680Y2 (ja) * 1988-06-15 1997-02-19 ティーディーケイ株式会社 モータ起動リレー用正特性サーミスタ装置
JP2575561Y2 (ja) * 1992-03-10 1998-07-02 ティーディーケイ株式会社 正特性サーミスタ装置

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JPS6355503U (ja) 1988-04-14

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