JPH04344163A - 渦電流式減速装置 - Google Patents

渦電流式減速装置

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JPH04344163A
JPH04344163A JP14245891A JP14245891A JPH04344163A JP H04344163 A JPH04344163 A JP H04344163A JP 14245891 A JP14245891 A JP 14245891A JP 14245891 A JP14245891 A JP 14245891A JP H04344163 A JPH04344163 A JP H04344163A
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magnetic pole
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magnet
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JP14245891A
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Hisayuki Takahashi
高橋 久幸
Tomoyuki Kubomiya
久保宮 知之
Toru Kuwabara
徹 桑原
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として大型車両の摩擦
ブレーキを補助する渦電流式減速装置、特に軸方向寸法
を短縮できる渦電流式減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特願平1−218498号に係る渦電流
式減速装置は、制動ドラムの内部へ突出する固定枠に、
周方向等間隔に多数の永久磁石を結合する磁石支持環を
アクチユエータにより軸方向移動可能に支持してなり、
磁石支持環は制動ドラムの内部へ突出して永久磁石が制
動ドラムの内周面へ磁界を及ぼす制動位置と、制動ドラ
ムから引退して永久磁石が制動ドラムの内周面へ磁界を
及ぼさない非制動位置とに切り換えられる。
【0003】上述の渦電流式減速装置は固定枠の軸方向
寸法が長く、例えば車体床下の変速機の出力回転軸と推
進軸との連結部の狭い取付空間に、減速装置を駐車ブレ
ーキと一緒に配設するには種々の困難がある。また、制
動能力を大きくするために、制動ドラムの内径を変えな
いで、例えば永久磁石の周方向寸法を大きくすると、永
久磁石相互の接近による磁気漏れ量が増加する。そこで
、永久磁石の軸方向寸法を長くすると、固定枠だけでな
く、磁石支持環を駆動するアクチユエータもストローク
の長いものが必要になるなど、変更する部品が多く、重
量やコストの点からも好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は全体
の軸方向寸法を縮小するために、磁石支持体を軸方向に
移動しないで、回転制動体が磁界を横切る制動状態と磁
界を横切らない非制動状態とに切換え可能にした渦電流
式減速装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の構成は制動回転体と磁石支持体の間に磁
極支持体を挟んで配設し、磁極支持体に周方向等間隔に
多数のV形の磁極材を基端が制動回転体に対向するよう
並設し、磁極材の二股状の先端に両極が対向する永久磁
石を向きが周方向に交互に異なるように磁石支持体に並
設し、磁石支持体の各永久磁石の両極が各磁極材の先端
に対向する非制動位置と相隣接する磁極材に跨がつて対
向する制動位置とに、磁極支持体と磁石支持体に相対回
転を生じさせる回転駆動手段を備えたものである。
【0006】
【作用】回転制動体と回転制動体に対向する多数の永久
磁石を周方向等間隔に有する磁石支持体との間に、多数
のV形の磁極材を周方向等間隔に有する磁極支持体を同
軸に並べ、磁極支持体と磁石支持体の一方を固定し、他
方を半ピツチだけ回転可能とする。磁極支持体の各磁極
材の二股状の先端が各永久磁石の両極と対向する位置で
は、磁極材と永久磁石とに短絡的磁気回路が生じ、回転
制動体に磁界を及ぼさないので、回転制動体は制動力を
受けない。
【0007】磁石支持体に対して磁極支持体を半ピツチ
分だけ回転すると、磁極材の二股状の先端が相隣接する
永久磁石に跨る。すなわち、磁極材の二股状の先端が同
極性の磁極に対向するので、相隣接する磁極材の間に回
転制動体を跨ぐ磁気回路が生じる。回転制動体が磁極材
からの磁界を横切る時、回転制動体に渦電流が流れ、回
転制動体が制動力を受ける。
【0008】
【発明の実施例】図1は本発明による渦電流式減速装置
が車両用変速機の後端部に配設される実施例を示す側面
断面図である。変速機2の後端壁に軸受3により支持し
た出力回転軸4に、取付フランジ7がスプライン嵌合さ
れ、かつナツト5により締結される。取付フランジ7に
公知の駐車ブレーキの制動ドラム16の端壁と減速装置
の制動ドラム13の端壁10とが重ね合され、複数のボ
ルト8とナツト9により締結される。制動ドラム13は
本発明による減速装置の回転制動体を構成する。回転軸
4と公知の推進軸とを連結するための自在継手のヨーク
6が、取付フランジ7に嵌合され、かつ図示してないボ
ルトにより結合される。制動ドラム13は外周壁に周方
向等間隔に多数の冷却フイン12を備えられる。
【0009】制動ドラム13の内周面と制動ドラム16
の外周面との間の空部に、非磁性体からなる筒形の固定
枠ないし磁石支持体17が配置され、磁石支持体17の
右半部に多数の永久磁石26を周方向等間隔に結合され
る。磁石支持体17は変速機2の壁部に固定される。こ
のため、変速機2の後端壁に取付板14を介して、補強
リブ15aを有する円形の枠板15が固定され、枠板1
5に磁石支持体17が固定される。
【0010】磁石支持体17の右半部は、図3に示すよ
うに肉厚となつており、馬蹄形の永久磁石26を埋設さ
れ、永久磁石26の両磁極は磁石支持体17の外周面へ
露出される。実際には、磁石支持体17を鋳造する際に
永久磁石26が周方向等間隔に鋳込まれる。
【0011】図1に示すように、磁石支持体17に非磁
性体からなる磁極支持体20が回転可能に支持される。 換言すれば、磁石支持体17の両端壁20a,20bが
1対の軸受18により磁石支持体17に支持される。磁
極支持体20は内周壁に前述の永久磁石26を跨ぐ環状
溝22を備えており、外周壁に永久磁石26と同数の強
磁性体からなる磁極材25を周方向等間隔に埋設される
。図3に示すように、磁極材25は断面V形をなし、二
股状の先端が各永久磁石26の両極と対向し得るように
構成され、基端が制動ドラム13の内周面に対向される
【0012】図1に示すように、磁極支持体20を磁極
材25の配列ピツチの半ピツチ分pだけ回転して、磁極
材25と永久磁石26との関係位置を切り換えるために
、回転駆動手段50が磁石支持体17と磁極支持体20
との間に配設される。磁極支持体20の左端部に円筒部
23が一体に形成され、円筒部23の内周面に歯車23
aが形成される。一方、磁石支持体17の左端部に端壁
17aが一体に形成され、端壁17aに支持した電動機
(図示せず)により回転駆動される歯車42が歯車23
aに噛み合される。
【0013】次に、本発明による渦電流式減速装置の作
動について説明する。車両の走行に伴つて制動ドラム1
3は回転軸4と一緒に回転する。図3に示すように、各
永久磁石26の両極に対し各磁性材25の二股状の先端
が対向する非制動位置では、図3に鎖線で示すように、
永久磁石26と磁性材25の間に短絡的磁気回路が生じ
、制動ドラム13に磁界を及ぼさないので、制動ドラム
13は制動力を受けない。
【0014】制動時、電動機41により磁極支持体20
を磁極材25の配列ピツチの半ピツチ分pだけ回転する
と、図4に示すように、各磁極材25の二股状の先端が
、相隣接する永久磁石26の同極性の磁極に跨る。した
がつて、磁極材25の基端は極性が周方向に交互に異な
る磁極を形成し、図4に鎖線で示すように、各永久磁石
26から1対の相隣接する磁極材25を経て制動ドラム
13に及ぶ磁気回路を形成する。回転する制動ドラム1
3が磁極材25からの磁界を横切る時、制動ドラム13
に渦電流が流れ、制動ドラム13が制動力を受ける。
【0015】上述の実施例において、磁極支持体20の
代りに磁石支持体17を半ピツチ分だけ回転可能にして
もよく、また磁極支持体20の外周側に磁石支持体を、
内周側に制動ドラムを配置しても同様の作用効果が得ら
れる。
【0016】図5に示す実施例では、多数の永久磁石2
6Aを周方向等間隔に有する磁石支持体17Aと制動円
板13Aとの間に、多数の磁極材25Aを周方向等間隔
に有する磁極支持体20Aを同軸に並べ、磁極支持体2
0Aと磁石支持体17Aの一方を固定し、他方を半ピツ
チだけ回転可能とする。この実施例の減速装置では、制
動時、制動円板13Aの周面とほぼ平行な面で、永久磁
石26Aと磁極材25Aと制動円板13Aとの間に磁気
回路が生じる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、制動回転体と磁
石支持体の間に磁極支持体を挟んで配設し、磁極支持体
に周方向等間隔に多数のV形の磁極材を基端が制動回転
体に対向するよう並設し、磁極材の二股状の先端に両極
が対向する永久磁石を向きが周方向に交互に異なるよう
に磁石支持体に並設し、磁石支持体の各永久磁石の両極
が各磁極材の先端に対向する非制動位置と相隣接する磁
極材に跨がつて対向する制動位置とに、磁極支持体と磁
石支持体に相対回転を生じさせる回転駆動手段を備えた
ものであり、非制動と制動の切換えが磁石支持体の軸方
向移動によらず、磁極支持体または磁石支持体の回転に
より達せられるので、全体の軸方向寸法が従来例に比べ
て大幅に短縮され、車両への搭載が容易になる。
【0018】従来例に比べて車両の取付空間に余裕がで
き、それだけ永久磁石の軸方向寸法を長くすることによ
り制動力を増大でき、また回転制動体を変更しないでも
仕様(制動力)の異なる製品を製造でき、コスト、重量
などの点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る渦電流式減速装置の側面断面図で
ある。
【図2】同装置の回転駆動手段を示す正面断面図である
【図3】同装置の非制動状態を示す正面断面図である。
【図4】同装置の制動状態を示す正面断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る渦電流式減速装置の
斜視図である。
【図6】磁極支持体の変更例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
4:回転軸  13,13A:制動ドラム  17,1
7A:磁石支持体  20,20A:磁極支持体  2
5,25A:磁極材  26,26A:永久磁石  5
0:回転駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制動回転体と磁石支持体の間に磁極支持体
    を挟んで配設し、磁極支持体に周方向等間隔に多数のV
    形の磁極材を基端が制動回転体に対向するよう並設し、
    磁極材の二股状の先端に両極が対向する永久磁石を向き
    が周方向に交互に異なるように磁石支持体に並設し、磁
    石支持体の各永久磁石の両極が各磁極材の先端に対向す
    る非制動位置と相隣接する磁極材に跨がつて対向する制
    動位置とに、磁極支持体と磁石支持体に相対回転を生じ
    させる回転駆動手段を備えたことを特徴とする、渦電流
    式減速装置。
JP14245891A 1991-05-17 1991-05-17 渦電流式減速装置 Expired - Lifetime JPH0695827B2 (ja)

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JPH04344163A true JPH04344163A (ja) 1992-11-30
JPH0695827B2 JPH0695827B2 (ja) 1994-11-24

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