JPH04341217A - 盤 体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多数の突子ないし凹部
が配列された盤体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、盤体には、種々の目的をもっ
て突子や凹部が配列される。例えば、自動車の座席の上
に敷かれる座席マットでは、指圧球として半球状の突子
が縦横に等間隔に配列される。また、指圧器としては、
突子が左右対にして配列されたものがあり、それに背中
を載せることにより、背骨の左右にある多数のツボが突
子により同時に押さえられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
突子や凹部の配列盤体は、同じ大きさの突子や凹部が配
列されたものであったので、クッション性に乏しく、座
席マットの場合であると、長く運転していると、身体に
痛みを覚え、自動車の振動の吸収（免振性）も完全では
ないので、次第に疲労してくるという問題があった。

【０００４】このような問題を解決するために、本発明
者においては、種々実験と研究を重ねた結果、大きさの
異なる半球状の突子や凹部の特殊な配列によれば、指圧
性やクッション性、免振性ばかりでなく、種々の機能を
発揮することを発見した。

【０００５】本発明は、このようにして完成したもので
、指圧性やクッション性、免振性に加えて、滑走面性、
消音性、空気抵抗軽減性を有する盤体を提供するもので
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、盤体の
上に大小異なる多数の半球状の突子ないし凹部を規則的
に配列し、その突子ないし凹部の配列の高低差に基づく
準正ピラミッド構造と、準逆ピラミッド構造とを併有す
ることを特徴とする。

【０００７】

【作用】ピラミッド構造は、神秘な力を発生することが
知られており、突子または凹部のピラミッドの配列から
、上記の盤体によれば、指圧性、クッション性、免振性
、滑走面性、消音性、空気抵抗軽減性を発揮する。

【０００８】なお、突子に大小は、相対的なものであっ
て、大、中、小の突子が配列されている場合は、中突子
は、大突子に対しては小突子であり、小突子に対しては
大突子である。

【０００９】

【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１ないし図３は、自動車の座席マットとして実
施した突子配列盤体Ｈの一例を示したもので、座席マッ
トは、座席の座部に敷く座当て１と、背もたれに当てる
背当て２とからなり、座当て１と背当て２の上面に多数
の大突子３と、中突子４と、小突子５とが幅広い範囲に
亘って配列される。

【００１０】座当て１および背当て２は、プラスチック
製の上下シート１１，１２の間にクッション材１３を挾
んだもので、突子３，４，５が配列されない周縁部１４
を厚くして、配列個所が幾らか低くなっている。

【００１１】大、中、小の突子３，４，５は、上シート
１１を大、中、小の球体３ａ，４ａ，５ａの上半部で盛
り上げることにより半球状に形成したもので、ちなみに
、その成形については、上型と下型に大、中、小の球体
３ａ，４ａ，５ａのそれぞれ上半部と下半部が嵌まる凹
部を設け、下型の凹部に嵌めた大、中、小の球体３ａ，
４ａ，５ａの上に上シート１１の部材を載せ、上から上
型を押圧して上シート１１に球体３ａ，４ａ，５ａを結
合させる製造方法を採ることができる。

【００１２】突子３，４，５の配列において、その高低
差は二点鎖線で（図３）示す通りであって、大突子３の
周囲に四個の中突子４または小突子５が配列される準正
ピラミッド構造（Ｐａ点またはＰｂ点を頂点とする）を
有し、また、中突子４の周りに四個の大突子３が配列さ
れる準逆ピラミッド構造（Ｐｃ点を底点とする）を有す
る。

【００１３】この大、中、小の突子のうちの特に大突子
３と中突子４とにより指圧性が発揮されることは勿論、
ピラミッド構造によりクッション性および免振性が発揮
されるので、健康に良好であるし、遠距離を運転しても
疲れることはなく、快適なドライブを楽しむことができ
る。

【００１４】球体３ａ，４ａ，５ａには、常温で遠赤外
線を放射するセラミックと、プラスチック磁石とが半々
に用いられている。常温でセラミックから放射される遠
赤外線は、波長が８〜１４μの範囲にあるものが多く、
この範囲の波長の遠赤外線によれば、人体の細胞に共振
・共鳴作用を及ぼす結果、身体を芯から温め、微細血管
の拡張、血液の循環の促進がなされ、痔瘻、腰痛、肩こ
り、神経痛、リュウマチ、胃や十二指腸潰瘍等、ほとん
どの疾患に有効である。また、磁石から発生する電磁波
もほぼ同じような作用を有するので、その相乗効果が期
待される。

【００１５】球体３ａ，４ａ，５ａの材質については、
セラミックや磁石の他、プラスチック、ゴム、鉄等を使
用できる。

【００１６】図４は、シート１６を合成ゴムにより厚く
形成するとともに、そのシート１６の上面に一体に大、
中、小の突子３，４，５を前記実施例と同様の配列で形
成したものである。

【００１７】上記の図３および図４に示す層構造は、座
席マットの他に、寝具マットを始め、スキーの人工ゲレ
ンデや滑り台等の滑走材に有効に応用することができる
。また、図４の構造において、硬質プラスチックで成形
した場合には、自動車や電車等の車両や建築物の外装材
として有効であって、消音性や空気抵抗軽減性を発揮す
ることができる。

【００１８】図５および図６の実施例は、大突子３と中
突子４とを交互に配列したもので、この場合は、大突子
３の周りに四個の中突子４が配列された準正ピラミッド
構造と、中突子４の周りに４個の大突子３が配列される
準逆ピラミッド構造とを有する。突子３，４の形成につ
いては、プラスチックシート１７と一体に成形した球体
１８，１９の一部が上面に突出される。また、弾力性を
増すために球体１８，１９は中空に形成され、中空部２
０に空気が入っている。

【００１９】突子配列盤体Ｈをこのような断面構造にす
れば、クッション性が非常に良好である。また、スキー
の人工ゲレンデの滑走材として使用したときには、柔ら
かい雪質に似た感触が得られ、転倒時の怪我を防止する
のに適している。なお、中空部２０には空気の代わりに
水を充填しても良い。

【００２０】以上の各実施例は、中心となる突子の周り
に四個の突子が配列される四面体でもあるし、八個の突
子が配列される八面体でもある。正逆ピラミッド構造の
八面体は、雪の構造と同じであるので、本発明によれば
、天然の雪や氷の作用を人工的に作り出すことができる
。

【００２１】また、突子の配列を五面体とすることがで
きる。正五角形は、黄金比に基づく非常に安定した構造
であるので、指圧性、クッション性、消音性、免振性、
空気抵抗軽減性等の作用を有効に発揮させることができ
る。

【００２２】図７は、ピラミッド構造の突子配列シート
２１，２２，２３を重ねて三層構造としたもので、吸振
材、滑走材、健康器具、吸音材、建築材等として有効に
使用でき、建築物の耐震のための吸振材として使用した
ときには、建築物の安全性を高めることができ、健康器
具として使用したときには、多重のピラミッドパワーの
発揮により、健康の維持・増進および体質の改善を効果
的に図ることができる。なお、三層構造の他、二層、四
層、五層、六層等の構造であっても良い。

【００２３】図８は、シート２５に大凹部２６、中凹部
２７、小凹部２８を図２と同様の配列で設けることによ
り凹部配列盤体Ｇを構成したもので、凹部の高低差によ
り準正ピラミッド構造や準逆ピラミッド構造が出来るた
め、突子配列盤体Ｈと同様の作用を呈する。殊に、消音
性や空気抵抗軽減性に優れているため、車両の外装材や
防音壁に使用するのに適している。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の盤体によ
れば、大小異なる突子または凹部の配列が準ピラミッド
構造であるので、指圧性、クッション性、免振性、滑走
面性、消音性、空気抵抗軽減性を有し、これを自動車の
座席マットとして使用すれば、運転しながら健康の維持
・増進を図ることができ、長距離運転の場合にも疲れが
なく、また、その他の健康器具として有効に適用でき、
殊に寝具マットとして使用すれば、健康の維持・増進ば
かりでなく、寝たきり老人の床擦れ防止が可能である。 さらに、スキーの人工ゲレンデの滑走材として使用すれ
ば、雪質に似た感触が得られ、建築構造物や車両の外装
材として使用すれば、防音性や免振性により快適で安全
な設計が可能となる等の数々の優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】突子配列盤体の使用例を示す座席マットの斜視
図である。

【図２】座席マットの一部平面図である。

【図３】図２のＡ―Ａ線矢視の拡大断面図である。

【図４】他の実施例を示す図３に対応する断面図である
。

【図５】さらに他の実施例を示す第２図に対応する断面
図である。

【図６】図５のＢ―Ｂ線矢視の拡大断面図である。

【図７】さらに他の実施例を示す図３に対応する断面図
である。

【図８】突子配列盤体を示す図３に対応する断面図であ
る。

【符号の説明】

Ｈ，Ｇ　　盤体 ３，４，５　　突子 ２６，２７，２８　　凹部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　盤体の上に大小異なる多数の半球状の
   突子ないし凹部を規則的に配列し、その突子ないし凹部
   の配列の高低差に基づく準正ピラミッド構造と、準逆ピ
   ラミッド構造とを併有することを特徴とする盤体。