JPH04339437A - 多重伝送方式の診断装置及び多重伝送システム - Google Patents

多重伝送方式の診断装置及び多重伝送システム

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JPH04339437A
JPH04339437A JP3070028A JP7002891A JPH04339437A JP H04339437 A JPH04339437 A JP H04339437A JP 3070028 A JP3070028 A JP 3070028A JP 7002891 A JP7002891 A JP 7002891A JP H04339437 A JPH04339437 A JP H04339437A
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transmission
nodes
network
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JP3070028A
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Inventor
Kei Inoue
圭 井上
Kyosuke Hashimoto
恭介 橋本
Yutaka Matsuda
裕 松田
Seiji Hirano
昇司 原
Osamu Michihira
邦雄 尾高
Nobukazu Nobutoki
誠治 平野
修 道平
信時 宜和
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Furukawa Electric Co Ltd
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のネットワークに
接続された多重ノード間で、信号の伝送を行う多重伝送
方式の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多重伝送方式には、図4
に示すような応答性(例えば伝送速度)が異なる2つの
ネットワークを有するシステムに用いられるものがあり
、第1のネットワークN1では、多重ノード10〜15
が多重バスMB1を介して互いに信号を伝送し、第2の
ネットワークN2では、多重ノード10,16〜19が
多重バスMB2を介して互いにデータ等の信号を伝送し
、それぞれが独自の制御を行っている。
【0003】多重ノード10は、双方のネットワークの
構成要素になっており、上記通信機能の他に、双方のネ
ットワークで共通に使用される信号を中継するゲートウ
ェイの役目も有している。以下、上記多重ノード10を
、ゲートウェイノード10という。多重ノード11及び
16は、各ネットワークに定期的に信号を送信し、各多
重ノードからの受信応答信号をチェックしたり、或いは
各多重ノードに定期的に信号を送信させる等して、各多
重ノードが正常に動作しているかどうかをチェックする
。そして、多重ノードに故障が発生した場合には、多重
ノード11及び16は故障の発生した多重ノードが同一
のネットワーク内であれば応答信号がなくなったり、ま
ったく送信できなくなること等から何らかの故障が発生
していることを察知できるが、もう一方の別のネットワ
ーク内の故障であるとそれをまったく察知できない。 故障発生時には、各ノードの制御方法を変更させる必要
があるため、故障内容を別のネットワークにも知らせな
くてはならない。
【0004】例えば、第1のネットワークN1の多重ノ
ード15が故障により通信不能になった場合、まず多重
ノード11が定期的なチェックにより多重ノード15の
通信不能状態を検知し、直ちに第1のネットワークN1
に対して多重ノード15の故障発生を示す信号を送信す
る。ゲートウェイノード10は、受信した故障発生信号
を第2のネットワークN2の各多重ノード16〜19に
中継する。これにより、第2のネットワークN2の各多
重ノード16〜19も制御方法の切り替えが可能になる
。なお、第1のネットワークN1内の多重ノードも、こ
の故障発生信号を利用することが可能であるし、同一の
ネットワークN1内の故障であるので別の手段で検知す
ることも可能である。また、第2のネットワークN2の
多重ノードに故障が発生した場合も同様で、多重ノード
16が故障を検知し、上記ゲートウェイノード10が第
1のネットワークN1に故障発生信号を中継する。
【0005】また、多重ノード11及び16は、多重バ
スを構成するツイストペアケーブルの片方の線がショー
トしても通信が行える緊急用の通信手段と、上記ツイス
トペアケーブルの両方の線が正常である時にのみ通信が
行える診断手段とを有し、多重バスに異常がないかどう
かを定期的にチェックしており、これらの定期的なチェ
ックでネットワークN1,N2に異常を発見した時には
、上記多重ノード11及び16は、例えばメータ内の警
報ランプを点灯させて作業者に異常を知らせたり、また
異常が発生しても比較的危険でない場合には、異常があ
ったことを記憶しておき、後日修理工場等に持ち込まれ
た時に、異常の履歴情報を出力できるようにすることも
可能となる。
【0006】上記多重伝送方式は、例えば自動車等の車
両内の信号伝送に用いられており、配線の本数を削減し
、簡易化を図っている。図5は、応答性(例えば伝送速
度)が異なる2つのネットワークを有する自動車用多重
伝送システムの一例を示す図である。図において、多重
伝送路(多重バス)MB11〜MB14と、MB21〜
MB23は、ツイストペアケーブル等からなり、コネク
タC1〜C8でそれぞれ接続され、2本のループ状に配
線されてそれぞれ平衡型の信号伝送を行っている。
【0007】多重バスMB11は、例えばダッシュボー
ドの内部を通るワイアーハーネスに組み込まれており、
通信機能を備えたコントロールユニットである多重ノー
ド10〜12が接続されている。多重バスMB12は、
例えばインストゥルメントパネルの内部を通るワイアー
ハーネスに組み込まれており、同様に通信機能を備えた
多重ノード13,14が接続されている。多重バスMB
13は、例えば座席横の床部を通るワイアーハーネスに
組み込まれており、同様に通信機能を備えた多重ノード
15が接続されている。従って、多重ノード10〜15
と多重バスMB11〜MB14とは第1のネットワーク
を構成し、上記多重ノード10〜15は、それぞれ同じ
応答性を持ち、上記多重バスMB11〜MB14を介し
て通信することで、互いに信号の伝送が可能になる。
【0008】多重バスMB21は、例えばダッシュボー
ドの内部を通るワイアーハーネスに組み込まれており、
同様に通信機能を備えた多重ノード10,16〜18が
接続されている。多重バスMB23は、例えば座席横の
床部を通るワイアーハーネスに組み込まれており、同様
に通信機能を備えた多重ノード19が接続されている。 従って、多重ノード10,16〜19と多重バスMB2
1〜MB23とは第2のネットワークを構成し、上記多
重ノード10,16〜19は、それぞれ同じ応答性(多
重ノード11〜15とは異なる応答性)を持ち、上記多
重バスMB21〜MB23を介して通信することで、互
いに信号の伝送が可能になる。
【0009】また、多重ノード10は、ゲートウェイノ
ードで双方のネットワークで共通に使用される信号を中
継している。このようなシステム構成の場合、例えば第
1のネットワークは、運転者が操作するスイッチの信号
やそれに従って発生するアクチュエータの制御信号等の
通信用に、また第2のネットワークは、エンジン、トラ
ンスミッション、サスペンション、又はブレーキ等の多
重ノード間でやり取りされる比較的高い信頼性を要求さ
れる信号の通信用に用いるといった使い分けがされてい
る。
【0010】このように、2種類のネットワークを搭載
したシステムでは、各多重ノードや多重バスの故障に対
する配慮や故障診断能力が必要になる。また、エンジン
、ブレーキ等の制御にかかわる信号を取り扱う場合には
、高い信頼性が要求されるため、より高性能な故障診断
機能が不可欠になる。例えば、故障診断機能では、故障
を検知すると運転者に故障を警告すると共に、エンジン
やブレーキ等の制御をネットワークを使わない緊急用の
制御に切り替える方法が取られていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記診断装
置では、ゲートウェイノードの通信機能に故障が発生し
た場合には、中継機能を持つゲートウェイノードが故障
しているため、故障発生信号を他方のネットワークに中
継することができず、このため故障が発生しているにも
かかわらず、他方のネットワークの多重ノードは、制御
方法の適切な切り替えができないという問題点があった
。また、多重バスに故障が発生した場合、例えば多重バ
スと多重ノードを接続しているコネクタが外れた場合、
多重バスの2本のケーブルがショートしてしまった場合
等には、故障発生信号が発生しないので、上記同様、他
方のネットワークの多重ノードは、制御方法の適切な切
り替えができないという問題点があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、一方のネットワークの故障発生を確実に診断し、故
障発生信号を確実に他方のネットワークに中継すること
ができ、多重伝送の高い信頼性を得ることができる多重
伝送方式の診断装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、通信手段を有する複数の多重ノードが
接続された少なくとも2系統の伝送路を有し、前記各多
重ノードは当該同一系統の伝送路を介し信号伝送を行い
、かつ前記多重ノードのうちの少なくとも1つの多重ノ
ードは前記伝送路のうちの複数系統の伝送路に接続され
、当該伝送路間での信号伝送を行う多重伝送方式におい
て、前記複数系統の伝送路に接続された少なくとも1つ
の多重ノードは当該多重ノードが接続される各伝送路及
び当該各伝送路に接続された各多重ノードの異常を診断
する異常診断手段を具えた多重伝送方式の診断装置が提
供される。
【0014】
【作用】複数系統の伝送路に接続された多重ノードが各
伝送路及び多重ノードの異常を診断し、必要に応じてそ
の診断結果を同系統又は他の系統のネットワークに伝送
する。従って、各多重ノードは、制御方法の適切な切り
替えを行うことができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3の図面に基づ
き詳細に説明する。図1は、本発明に係るゲートウェイ
ノードの構成の一実施例を示すブロック図である。なお
、多重伝送システムの構成は、図4、図5に示した構成
と同一とする。
【0016】図において、ゲートウェイノード20は、
全体の処理制御を行うマイクロプロセッサ(CPU)2
1に、ネットワーク間の伝送制御を行う多重伝送制御用
IC、送受信用のバッファ及びインターフェース等から
なる2つの通信制御回路(LSI)22,23を接続さ
せている。また、上記LSI22には、スイッチ24を
介してドライバ・レシーバ回路(D/R)26及び診断
用D/R28が、また上記LSI23には、スイッチ2
5を介してD/R27及び診断用D/R29がそれぞれ
接続されている。
【0017】スイッチ24は、D/R26又は診断用D
/R28をLSI22に接続させるためのもので、CP
U21によって切り替え制御されている。スイッチ25
も、同様に、D/R27又は診断用D/R29をLSI
23に接続させるためのもので、CPU21によって切
り替え制御されている。D/R26,27は、それぞれ
多重バスMB1,MB2とLSI22、23をインター
フェースする回路であり、多重バスがショートモードで
故障しても通信を確保できるように構成されている。
【0018】診断用D/R28,29は、D/R26,
27と同様、それぞれ多重バスMB1,MB2とLSI
22、23をインターフェースする回路であり、ツイス
トペアケーブルからなる多重バスの両方の電線が正常で
ある時にのみ、各多重ノードとの信号の送受信が可能に
なるように構成されている。CPU21は、通常はD/
R26,27が選択されるように、スイッチ24,25
を設定しているが、定期的に上記スイッチ24,25を
切り替え制御し、診断用D/R28,29を使用して信
号の送受信が正常に行われているかどうか確認している
。そして、上記診断用D/R28,29を使った時にい
ずれかの信号の送受信ができない場合には、CPU21
は、多重バスMB1又はMB2のツイストペアケーブル
の一方に異常があると診断する。
【0019】従って、本実施例では、例えば多重バスを
多重ノードに接続しているコネクタが外れてしまった場
合やツイストペアケーブルがショートしてしまった場合
でも、診断用D/R28,29を使用して信号の送受信
を行う故障診断機能によって、故障箇所を診断すること
ができる。また、CPU21は、本来の制御機能の他に
、定期的に両ネットワークN1,N2の動作を監視して
いる。すなわち、多重ノード20は、定期的に両ネット
ワークN1,N2に対して信号を送信し、各多重ノード
からの受信応答信号をチェックしたり、或いは各多重ノ
ードに定期的に信号を送信させる等して各多重ノードが
正常に動作しているかどうか診断している。
【0020】次に、ゲートウェイノード20が行うネッ
トワークの診断方法の一実施例について、図2、図3の
フローチャートに基づいて説明する。LSI22,23
は、CPU21の動作制御に基づき、両ネットワークN
1,N2の自局を含む全多重ノードから定期的に応答信
号を受信し、応答データとして各ネットワーク用の受信
バッファに記憶させており、CPU21は、上記応答デ
ータを取り込んで全多重ノードから応答信号の送信が行
われたかどうか判断する(ステップ101)。そして、
いずれかの多重ノードから応答信号が送信されてない場
合には、上記応答信号が送信されないネットワークはい
ずれのネットワークか判断する(ステップ102)。
【0021】ここで、応答信号が送信されないネットワ
ークがネットワークN1の場合には、次に上記取り込ん
だ応答信号に基づき、応答信号を送信しない多重ノード
を判断する(ステップ103〜107)。この判断は、
受信応答信号のIDデータ(自局を示すアドレス、宛先
を示すアドレス及びデータのデータ長等から構成される
データ)等に基づいて判断する。上記判断の結果、CP
U21は取り込んだ受信応答信号が多重ノード10から
15までのいずれのものか認識する(ステップ108〜
113)。また、上記応答信号が送信されないネットワ
ークがネットワークN2の場合には、上記同様、取り込
んだ応答信号のIDデータに基づき、応答信号を送信し
ない多重ノードを判断する(ステップ114〜117)
。上記判断の結果、CPU21は取り込んだ受信応答信
号が多重ノード10,16から18までのいずれのもの
か認識する(ステップ118〜122)。
【0022】ステップ108〜113,118〜122
において、応答信号を送信しない多重ノードを認識する
と、CPU21は、故障検知に基づき故障診断を行い(
ステップ123)、その診断結果を上記応答信号を送信
しない多重ノードの故障履歴として、CPU21の内部
メモリに書き込んで記憶する(ステップ124)。さら
に、CPU21は、上記診断結果に応じて故障発生信号
を必要とする多重ノードを判断すると共に(ステップ1
25)、上記内部メモリ内に記憶した診断結果のデータ
を用いてIDデータや診断結果に対応したデータなどか
ら構成される故障発生信号を作成し、上記故障発生信号
をLSI22,23のネットワーク用の送信バッファへ
書き込む(ステップ126)。
【0023】これにより、LSI22,23は、送信バ
ッファへの故障発生信号の書き込みが終了すると、上記
送信バッファ内の故障発生信号を、上記IDデータに応
じて上記故障発生信号を必要とするネットワークN1,
N2の多重ノード(この場合は故障した多重ノードを除
く全ノード)に送信する(ステップ127)。上記故障
発生信号の送信は、まず故障が発生したネットワークに
行った後、続いて他のネットワークに行ってもよいし、
また各多重ノードは、独自にネットワーク内の故障を察
知できるので、故障が発生していないネットワークのみ
に行ってもよい。そして、故障発生信号の送信が終了す
ると、上記処理動作を終了する。
【0024】従って、本実施例では、例えばゲートウェ
イノード20のネットワークN1に対する通信機能が故
障した場合には、ゲートウェイノード20は他の多重ノ
ードが故障した場合と同様、定期的なチェックに基づき
自局の通信機能が異常であることを検知して、直ちにネ
ットワークN2に対して故障発生信号を送信することが
できる。
【0025】次に、上記ゲートウェイノード20を自動
車用多重システムに用いる場合を説明する。ゲートウェ
イノード20は、インストゥルメントパネル近傍に配置
されたジョイントボックスに接続又は内蔵されたコント
ロールユニットである。上記ジョイントボックスには、
車両に配線された複数のワイヤーハーネスが接続されて
いる。図5の例では、多重バスMB12,21が組み込
まれているダッシュボード内部のワイヤハーネス、多重
バス11が組み込まれているダッシュボード内部のワイ
ヤハーネス、点線で示されるエンジンルームの電装品に
接続されるワイヤハーネスの端部も接続されている。
【0026】接続された各ワイヤハーネス内の信号線(
多重バスも含む)は、ジョイントボックス内部のブスバ
ーにより形成される分岐回路に接続され、他のワイヤハ
ーネス、またジョイントボックスに内蔵(又は接続)さ
れている多重ノード20に分岐している。但し、信号線
の一部には分岐の必要がないため、ブスバーを介さずに
直接多重ノード20に接続されるものもある。
【0027】また、接続された各ワイヤハーネス内の電
力線も信号線と同様である。さらに、その電力線の一部
はジョイントボックスに設けられたヒューズによって、
短絡等の事故から保護されている。また、ジョイントボ
ックス又は多重ノード20には、スイッチング素子(リ
レー、トランジスタ)も搭載されており、電装品の一部
はこのスイッチング素子によって、回路を開閉されてい
る。
【0028】多重ノード20は、このようにワイヤハー
ネスから信号を入力したり、多重バスを介して信号を受
信することが可能であり、これらの信号に基づいて上記
スイッチング素子を制御して電装品を駆動させたり、又
は信号を多重バスを介して他の多重ノードに伝送したり
する機能を持つものである。上記ネットワークの診断機
能をジョイントボックス内蔵(又は接続)の多重ノード
20に設けたのは、ジョイントボックスは電源の保護や
電源・信号の分配といった機能を持つために、多くのワ
イヤハーネスが接続されているためである。また、直接
接続できないワイヤハーネスでも同様の理由からジョイ
ントボックスの極近傍で直接接続しているワイヤハーネ
スとつながれている場合が多いからである。図5の例で
は、多重バスMB13及びMB22が組み込まれている
運転席横の床下部を通るワイヤハーネスがそれに当たる
。上記ワイヤハーネスは、多重ノード20があるジョイ
ントボックスに直接接続することはできないが、極近傍
でコネクタC3,C6で多重バスMB11及びMB21
が組み込まれているワイヤハーネスに接続されている。
【0029】このように、多重ノード20は、複数のネ
ットワークが構成された場合に、各ネットワークの多重
バスが組み込まれているワイヤハーネスが直接接続され
ていたり、或いは極近傍まで配線されている場合が多く
なる。従って、各ネットワークの信号を中継する機能を
多重ノード20に設けようとした場合には、すでに接続
されているワイヤハーネス、或いは極近傍まで配線され
ているワイヤハーネスに組み込まれている多重バスをつ
なぐだけでよく、効率的である。
【0030】例えば、図5において、エンジンルームに
新たにいくつかの多重ノードを配置してもう1つのネッ
トワークを構成した場合を考えると、このネットワーク
の多重バスは、点線で示したワイヤハーネスに組み込ま
れることになるから、多重ノード20を上記ネットワー
クに接続して中継機能をもたせようとする場合、既に上
記ワイヤハーネスは接続されているので、多重バスを分
岐して多重ノード20につなぐだけでよいことになる。 中継機能を持つ多重ノードに多重バスをつなごうとする
と、幾つものワイヤハーネスに新たに多重バスを組み込
まなければならない場合と比較すると、上記多重ノード
20に中継機能を設けることが効率的であることがわか
る。このように、多重ノード20は中継機能に最適なノ
ードであるといえる。従って、多重ノード20は、両ネ
ットワークの診断機能を設ける多重ノードとしても最適
である。
【0031】従って、本実施例では、ゲートウェイ機能
を持つ多重ノード20に故障診断機能を設けたので、故
障発生時に故障発生信号を、正常なネットワークに送信
することができ、これにより各多重ノードは、制御方法
の適切な切り替えを行うことができる。また、ゲートウ
ェイノード20は、データ伝送システムにおける送受信
信号を全て把握し、データバス10a、20aで伝送さ
れるデータを直接得ることが可能なので、ゲートウェイ
ノード20に故障診断機能を付加することによって余分
な故障情報の伝送がなくなり、システムトータルの故障
診断を実現することができる。また、本実施例では、1
つのゲートウェイノード20に故障診断機能を集中させ
ることによって、故障診断のためのアルゴリズムの一部
を共用できるので、総合的に考えた場合、多重ノードの
負荷は軽減されるという効果も期待できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、通信
手段を有する複数の多重ノードが接続された少なくとも
2系統の伝送路を有し、前記各多重ノードは当該同一系
統の伝送路を介し信号伝送を行い、かつ前記多重ノード
のうちの少なくとも1つの多重ノードは前記伝送路のう
ちの複数系統の伝送路に接続され、当該伝送路間での信
号伝送を行う多重伝送方式において、前記複数系統の伝
送路に接続された少なくとも1つの多重ノードは当該多
重ノードが接続される各伝送路及び当該各伝送路に接続
された各多重ノードの異常を診断する異常診断手段を具
えたので、必要とする故障発生信号を確実に他方のネッ
トワークに中継することができ、多重伝送の高い信頼性
を得ることができ、これによりデータ伝送の効率向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲートウェイノードの構成の一実
施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したゲートウェイノードの故障診断に
おける処理動作を説明するためのフローチャートの一実
施例である。
【図3】図1に示したゲートウェイノードの故障診断に
おける処理動作を説明するためのフローチャートの一実
施例である。
【図4】多重伝送システムの構成を示す構成ブロック図
である。
【図5】自動車用多重伝送システムの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
N1,N2  ネットワーク MB1,MB2  多重伝送路(多重バス)11〜19
  多重ノード 10、20  多重ノード(ゲートウェイノード)21
  CPU 22,23  通信制御回路(LSI)24,25  
スイッチ 26,27  ドライバ・レシーバ回路(D/R)28
,29  診断用D/R

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  通信手段を有する複数の多重ノードが
    接続された少なくとも2系統の伝送路を有し、前記各多
    重ノードは当該同一系統の伝送路を介し信号伝送を行い
    、かつ前記多重ノードのうちの少なくとも1つの多重ノ
    ードは前記伝送路のうちの複数系統の伝送路に接続され
    、当該伝送路間での信号伝送を行う多重伝送方式におい
    て、前記複数系統の伝送路に接続された少なくとも1つ
    の多重ノードは当該多重ノードが接続される各伝送路及
    び当該各伝送路に接続された各多重ノードの異常を診断
    する異常診断手段を具えたことを特徴とする多重伝送方
    式の診断装置。
  2. 【請求項2】  前記異常診断手段は自動車用の多重伝
    送方式に用いられた際、インストゥルメントパネル近傍
    に配置され、複数のワイヤーハーネスが接続される接続
    部に設けられることを特徴とする請求項1記載の多重伝
    送方式の診断装置。
JP3070028A 1990-07-09 1991-04-02 多重伝送方式の診断装置及び多重伝送システム Pending JPH04339437A (ja)

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US07/815,922 US5307340A (en) 1991-04-02 1991-12-30 Multipath transmission system with a troubleshooting arrangement for detecting failure
DE69218653T DE69218653T2 (de) 1991-04-02 1992-01-08 Mehrweg-Übertragungssystem
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129360A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Toyota Motor Corp ネットワークシステム及びネットワークシステムの状態検出方法
JP2016141269A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 トヨタ自動車株式会社 車載通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006129360A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Toyota Motor Corp ネットワークシステム及びネットワークシステムの状態検出方法
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