JP2922004B2 - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JP2922004B2
JP2922004B2 JP3032893A JP3289391A JP2922004B2 JP 2922004 B2 JP2922004 B2 JP 2922004B2 JP 3032893 A JP3032893 A JP 3032893A JP 3289391 A JP3289391 A JP 3289391A JP 2922004 B2 JP2922004 B2 JP 2922004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重伝送ネットワーク
において多重伝送路の断線・短絡等の故障やノード毎に
配置されて通信を司る通信チップの故障が発生しても通
信を継続することができる多重伝送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近自動車の分野において、エレクトロ
ニクス化にともなってスイッチ、センサ、アクチュエー
タ等の電装品の数が多くなってきたことから、電装品間
を結ぶワイヤーハーネスの肥大化、複雑化が深刻な問題
になっている。そこで、1つの伝送路を多数の電装品で
共用する多重伝送方式が注目されている。具体的には、
前記各種電装品のノードとエンジン制御(EGI)、四
輪操舵制御(4WS)、アンチロックブレーキ制御(A
BS)等のための制御ノードとが各々通信チップを通し
て多重伝送路に接続され、時分割方式の多重伝送ネット
ワークが構成される。電装品ノードと制御ノードとを含
む各通信ノードに配置された通信チップは、多重伝送路
を通して他の通信ノードとの間で通信データを送受す
る。
【0003】さて、特開平2−184210号公報に、
自動車において多重伝送ネットワークを構築した例が開
示されている。この例ではツイストペア線からなる通信
線をループ状に配して1系統の多重伝送路を構成してお
り、通信チップを各通信ノードに1つづつ設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多重伝送装
置では多重伝送路が1系統であったので、この多重伝送
路に断線・短絡等の故障が発生すると直ちに通信不能に
なる問題があった。しかも、各通信ノードに通信チップ
を1つづつ設けていただけなので、比較的重要な機能を
持つABS制御等のための制御ノードにおいて通信チッ
プが故障すると、該制御ノードは通信が不能になるため
に制御を継続できなくなるという大きな問題があった。
【0005】高速多重伝送路と低速多重伝送路との2系
統の多重伝送路を設けることもあったが、従来は通信ノ
ードを高速動作が必要な第1群の通信ノード(例えばA
BS制御のための制御ノード)と低速動作で十分な第2
群の通信ノード(例えばエアコン制御のための制御ノー
ド)とに分け、第1群の通信ノードを高速多重伝送路に
接続し、第2群の通信ノードを低速多重伝送路に接続す
る構成を採用していたので、通信ノード毎に通信チップ
を1つづつ配置する場合に該通信チップの故障に対処で
きない点は、前記と同様であった。
【0006】本発明の目的は、多重伝送路の断線・短絡
等の故障やノード毎に配置されて通信を司る通信チップ
の故障が発生しても通信を継続することができるように
多重伝送装置を構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、2系統の多重伝送路を設ける
だけでなく、重要な通信ノードについては一方の多重伝
送路に接続された常用の通信チップ以外に他方の多重伝
送路に接続された予備の通信チップを設け、監視ノード
の管理のもとに該通信ノードが使用する多重伝送路と通
信チップとを切り替えることにより、多重伝送路の故障
や常用通信チップの故障に対処するものである。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、第1伝
送路と第2伝送路とからなる多重伝送路と、前記第1伝
送路のみに接続された第1通信ノードと、常用通信チッ
プ及び予備通信チップが前記第1伝送路及び第2伝送路
にそれぞれ接続されて通常は前記常用通信チップにて前
記第1通信ノードと通信データの通信を行う第2通信ノ
ードと、前記第1伝送路及び第2伝送路の各々に接続さ
れ、かつ前記第1伝送路の故障又は前記常用通信チップ
の故障を検知したときに、前記予備通信チップにて通信
を行うよう前記第2通信ノードに指令を与えるととも
に、前記第1伝送路と第2伝送路との間で前記通信デー
タを中継する監視ノードとを備えた構成を採用したもの
である。
【0009】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の多重伝送装置において、前記第1伝送路の故障又は前
記常用通信チップの故障が検知されたときは、前記第1
通信ノードから送信された通信データが、前記第1伝送
路、前記監視ノード及び前記第2伝送路を順に介して前
記第2通信ノードの予備通信チップによって受信される
ようにしたものである。
【0010】また、請求項3の発明では、請求項1記載
の多重伝送装置において、前記第2伝送路に接続され、
警報を行うための警報ノードを備え、前記監視ノード
は、前記第1伝送路の故障又は前記常用通信チップの故
障を検知したときに、その故障報知のための通信データ
を前記警報ノードに前記第2伝送路にて送信するように
したものである。
【0011】また、請求項4の発明では、請求項1記載
の多重伝送装置において、前記第1伝送路及び第2伝送
路の各々に接続され、警報を行うための警報ノードを備
え、前記監視ノードは、前記第1伝送路の故障又は前記
常用通信チップの故障を検知したときに、その故障報知
のための通信データを前記警報ノードに送信するように
したものである。
【0012】また、請求項5の発明では、請求項4記載
の多重伝送装置において、前記監視ノードは、前記常用
通信チップの故障を検知したときには、前記第2伝送路
の故障又は前記第2伝送路に接続された前記警報ノード
の通信チップの故障を検知していない場合には前記故障
報知のための通信データを前記警報ノードに前記第2伝
送路にて送信し、前記第2伝送路の故障又は前記第2伝
送路に接続された前記警報ノードの通信チップの故障を
検知している場合には前記常用通信チップの故障報知の
ための通信データを前記警報ノードに前記第1伝送路に
て送信するようにしたものである。
【0013】請求項6の発明では、請求項4記載の多重
伝送装置において、前記監視ノードは、前記第2伝送路
の故障又は前記第2伝送路に接続された前記警報ノード
の通信チップの故障を検知したときに、その故障報知の
ための通信データを前記警報ノードに前記第1伝送路に
て送信するようにしたものである。
【0014】
【作用】上記請求項1の発明によれば、第1伝送路の故
障又は該第1伝送路に接続された第2通信ノードの常用
通信チップの故障を監視ノードが検知すると、該監視ノ
ードは、第2通信ノードに対して予備通信チップにて通
信を行うよう指令を与えるとともに、第1通信ノードと
第2通信ノードとの間の通信のために第1伝送路と第2
伝送路との間で当該通信データを中継する。
【0015】上記請求項2の発明によれば、第1伝送路
の故障又は該第1伝送路に接続された第2通信ノードの
常用通信チップの故障を監視ノードが検知すると、該監
視ノードは、第2通信ノードに対して前記予備通信チッ
プにて通信を行うよう指令を与えるとともに、第1通信
ノードから送信された通信データが、第1伝送路、当該
監視ノード及び第2伝送路を順に介して該第2通信ノー
ドの予備通信チップに受信されるように中継を行う。
【0016】上記請求項3の発明によれば、第1伝送路
の故障又は常用通信チップの故障を監視ノードが検知す
ると、該監視ノードは、その故障報知のための通信デー
タを警報ノードに第2伝送路にて送信する。
【0017】上記請求項4の発明によれば、第1伝送路
の故障又は常用通信チップの故障を監視ノードが検知す
ると、該監視ノードは、その故障報知のための通信デー
タを前記警報ノードに送信する。
【0018】上記請求項5の発明によれば、常用通信チ
ップの故障を監視ノードが検知したときには、該監視ノ
ードは、第2伝送路の故障又は該第2伝送路に接続され
た警報ノードの通信チップの故障を検知していない場合
には前記常用通信チップの故障報知のための通信データ
を前記警報ノードに当該第2伝送路にて送信し、該第2
伝送路の故障又は該第2伝送路に接続された警報ノード
の通信チップの故障を検知している場合には前記常用通
信チップの故障報知のための通信データを前記警報ノー
ドに第1伝送路にて送信する。
【0019】上記請求項6の発明によれば、第2伝送路
の故障又は該第2伝送路に接続された警報ノードの通信
チップの故障を監視ノードが検知したときに、該監視ノ
ードは、その故障報知のための通信データを前記警報ノ
ードに第1伝送路にて送信する。
【0020】
【実施例】以下、自動車のための本発明の実施例を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明の多重伝送装置の実施例を
示すブロック図である。同図に示す多重伝送装置は、2
系統の多重伝送路を有し、1は高速多重伝送路、2は低
速多重伝送路である。各々例えばツイストペア線で構成
される両多重伝送路1,2にA,B,Cの3つの通信ノ
ード10,20,30と、監視ノード(以下、TMSノ
ードという。)40とが接続されて、時分割方式の多重
伝送ネットワークが構成されている。
【0022】ノードA10は、センサ13を有する通信
ノードであって、高速多重伝送路1に接続された高速用
通信チップ(CAN)11と、センサ13からの読取デ
ータを高速用通信チップ11を介して高速多重伝送路1
に送信するためのCPU12とを備える。
【0023】ノードB20は、アクチュエータ25を有
する通信ノードであって、高速多重伝送路1に接続され
た高速用通信チップ(CAN)21と、該通信チップ2
1を介して受信した通信データに基いてアクチュエータ
25を動作させるためのCPU23とを備える。通常
は、高速用通信チップ21とCPU23とが動作して高
速多重伝送路1を通して通信を行う。ノードB20は、
これらの常用通信チップ及び常用CPUの他に、低速多
重伝送路2に接続された低速用通信チップ(PAL)2
2と、アクチュエータ25を動作させるためのCPU2
4とを予備として備える。
【0024】ノードC30は、故障報知のための警報ラ
ンプ(W/L)33を有する通信ノードであって、低速
多重伝送路2に接続された低速用通信チップ(PAL)
31と、該通信チップ31を介して受信した通信データ
に基いて警報ランプ33を点灯又は消灯させるためのC
PU32とを備える。
【0025】TMSノード40は、高速多重伝送路1に
接続された高速用通信チップ(CAN)41と低速多重
伝送路2に接続された低速用通信チップ(PAL)42
とを備えるとともに、各々通信チップ41,42に接続
されかつ互いに連絡されたCPU43,44を備えてお
り、これらのCPU43,44によって2系統の多重伝
送路1,2の断線・短絡等の故障と各通信ノード10,
20,30の故障とを集中監視している。
【0026】ノードB20が例えばABS制御を司る制
御ノードである場合には、センサ13をABSセンサと
し、アクチュエータ25を油圧ユニットとする。このノ
ードB20は、常用の高速用通信チップ(CAN)21
が健全である間は、ノードA10から高速多重伝送路1
を通してセンサ13の読取データを受信し、このデータ
に基いて常用CPU23がアクチュエータ25を動作さ
せる。
【0027】ところが、ノードB20において常用の高
速用通信チップ(CAN)21に故障が発生し、高速多
重伝送路1上の情報を通してTMSノード40のCPU
43がこの故障を検知すると、まずCPU44が低速用
通信チップ(PAL)42を介してノードB20に対す
る常用/予備の切替指令を低速多重伝送路2に送信す
る。ノードB20において予備の低速用通信チップ(P
AL)22を通してこの切替指令を受けた予備CPU2
4は、常用CPU23の機能を停止させ、以後自らがア
クチュエータ25の制御を司る。このようにしてノード
B20の常用/予備の切替が完了した状態では、ノード
A10から高速多重伝送路1に送信されるセンサ13の
読取データは、TMSノード40において高速用通信チ
ップ(CAN)41を介してCPU43に受け取られ、
更にCPU44によって低速用通信チップ(PAL)4
2を介して低速多重伝送路2に送信される。このように
TMSノード40が高速多重伝送路1上の通信データを
低速多重伝送路2に中継するので、ノードB20は、常
用の高速用通信チップ(CAN)21が故障しているに
もかかわらず予備の低速用通信チップ(PAL)22に
よってセンサ13の読取データを受信することができ、
前記のABS制御を継続することができる。しかも、ノ
ードA10に通信チップとCPUとを2組設ける必要が
ない。ただし、TMSノード40は、ノードB20の常
用の高速用通信チップ(CAN)21に故障が発生した
ことを検知した時点で、故障報知のために低速多重伝送
路2を通してノードC30の警報ランプ33を点灯させ
る。
【0028】さて、以上の説明ではノードB20がAB
S制御を司る高速動作が必要な制御ノードであって高速
用通信チップ(CAN)21及びこれに接続されたCP
U23が常用、低速用通信チップ(PAL)22及びこ
れに接続されたCPU24が予備であるとしたが、ノー
ドB20が例えばエアコンの制御を司る低速動作で十分
な制御ノードであって前記のアクチュエータ25に代え
てブロアモータ等が接続されている場合には、低速用通
信チップ(PAL)22及びこれに接続されたCPU2
4を常用、高速用通信チップ(CAN)21及びこれに
接続されたCPU23を予備とすることができる。この
場合にも、TMSノード40は、常用通信チップの故障
を検知したときに、予備通信チップにて通信を行うよう
ノードB20に常用/予備の切替指令を与えるとともに
該ノードB20のために通信データを中継する。
【0029】図2は、本発明の多重伝送装置の他の実施
例を示すブロック図である。同図に示す多重伝送装置で
は、故障報知のための警報ランプ(W/L)39を有す
るノードC34が常用/予備の2組の通信チップ35,
36及びCPU37,38を備える。低速多重伝送路2
に接続された低速用通信チップ(PAL)36と、該通
信チップ36を介して受信した通信データに基いて警報
ランプ39を点灯又は消灯させるためのCPU38とが
常用であり、高速多重伝送路1に接続された高速用通信
チップ(CAN)35と該通信チップ35に接続された
CPU37とが予備である。ノードA10、ノードB2
0及びTMSノード40の構成は図1の場合と同様であ
るので詳細な説明は省略する。
【0030】ノードB20の常用の高速用通信チップ
(CAN)21に故障が発生した場合に予備の低速用通
信チップ(PAL)22にて通信を行うようTMSノー
ド40がノードB20に常用/予備の切替指令を与える
とともに該ノードB20のためにセンサ13に関する通
信データを中継し、かつ、TMSノード40が故障報知
のために低速多重伝送路2を通してノードC34の警報
ランプ39を点灯させる点は前記と同様である。ただ
し、ノードC34は、TMSノード40から送信された
通信データを常用の低速用通信チップ(PAL)36で
受信し、受信した該通信データに基いて常用CPU38
が警報ランプ39を点灯させる。
【0031】ところが、ノードC34において常用の低
速用通信チップ(PAL)36に故障が発生し、低速多
重伝送路2上の情報を通してTMSノード40のCPU
44がこの故障を検知すると、まずCPU43が高速用
通信チップ(CAN)41を介してノードC34に対す
る常用/予備の切替指令を高速多重伝送路1に送信す
る。ノードC34において予備の高速用通信チップ(C
AN)35を通してこの切替指令を受けた予備CPU3
7は、常用CPU38の機能を停止させ、以後自らが警
報ランプ39の点滅を司る。このようにしてノードC3
4の常用/予備の切替が完了した状態では、ノードC3
4は、TMSノード40から送信された通信データを予
備の高速用通信チップ(CAN)35で受信し、受信し
た該通信データに基いて予備CPU37が警報ランプ3
9を点灯させることができる。したがって、ノードC3
4の常用の低速用通信チップ(PAL)36が故障して
も該ノードC34は自他の通信ノードの故障を報知がで
きる。
【0032】また、ノードC34の常用の低速用通信チ
ップ(PAL)36が接続された低速多重伝送路2に断
線・短絡等の故障が発生し、TMSノード40のCPU
44がこの故障を検知すると、まずCPU43が高速用
通信チップ(CAN)41を介してノードC34に対す
る常用/予備の切替指令を健全な高速多重伝送路1に送
信する。ノードC34において予備の高速用通信チップ
(CAN)35を通してこの切替指令を受けた予備CP
U37は、常用CPU38の機能を停止させ、以後自ら
が警報ランプ39の点滅を司る。このようにしてノード
C34の常用/予備の切替が完了した状態では、ノード
C34は、TMSノード40から健全な高速多重伝送路
1に送信された通信データを予備の高速用通信チップ
(CAN)35で受信し、受信した該通信データに基い
て予備CPU37が警報ランプ39を点灯させることが
できる。したがって、ノードC34の常用の低速用通信
チップ(PAL)36が接続された低速多重伝送路2に
断線・短絡等の故障が発生した場合でも該ノードC34
は故障報知ができ、故障報知の信頼性が向上する。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1の発明
によれば、第1伝送路と第2伝送路とからなる多重伝送
路と、第1伝送路のみに接続された第1通信ノードと、
常用通信チップ及び予備通信チップが第1伝送路及び第
2伝送路にそれぞれ接続されて通常は常用通信チップに
て第1通信ノードと通信データの通信を行う第2通信ノ
ードと、第1伝送路及び第2伝送路の各々に接続されか
つ第1伝送路の故障又は常用通信チップの故障を検知し
たときに予備通信チップにて通信を行うよう第2通信ノ
ードに指令を与えるとともに第1伝送路と第2伝送路と
の間で通信データを中継する監視ノードとを備えた構成
を採用したので、第1通信ノードを第1伝送路のみに接
続する構成でありながら、多重伝送路に断線・短絡等の
故障が発生した場合にかぎらず、通信ノードにおいて常
用通信チップに故障が発生した場合でも通信を継続する
ことができる。
【0034】また、請求項2の発明によれば、請求項1
記載の多重伝送装置において、第1伝送路の故障又は常
用通信チップの故障が検知されたときは、第1通信ノー
ドから送信された通信データが、第1伝送路、監視ノー
ド及び第2伝送路を順に介して第2通信ノードの予備通
信チップによって受信されるようにしたから、第2通信
ノードは当該故障時であっても第1通信ノードからの通
信データを受信することができる。
【0035】また、請求項3の発明によれば、請求項1
記載の多重伝送装置において、第2伝送路に接続された
警報ノードを設け、第1伝送路の故障又は常用通信チッ
プの故障を監視ノードが検知すると、該監視ノードが、
その故障報知のための通信データを警報ノードに当該故
障とは関係のない第2伝送路を介して送信するようにし
たから、故障報知を確実に行なうことができる。
【0036】上記請求項4の発明によれば、請求項1記
載の多重伝送装置において、警報ノードを第1伝送路及
び第2伝送路の各々に接続したから、監視ノードが第1
伝送路の故障又は常用通信チップの故障を検知したとき
の故障報知をさらに確実に行なうことができる。
【0037】上記請求項5の発明によれば、請求項4記
載の多重伝送装置において、監視ノードが、常用通信チ
ップの故障を検知したときには、その故障報知のための
通信データを警報ノードに第2伝送路にて送信し、該第
2伝送路の故障又は該第2伝送路に接続された警報ノー
ドの通信チップの故障を検知している場合には前記故障
報知のための通信データを前記警報ノードに第1伝送路
にて送信するようにしたから、第2伝送路や該第2伝送
路に接続された警報ノードの通信チップに故障があって
も、前記常用通信チップの故障報知を確実に行なうこと
ができる。
【0038】上記請求項6の発明によれば、請求項4記
載の多重伝送装置において、監視ノードが、さらに、第
2伝送路の故障又は該第2伝送路に接続された警報ノー
ドの通信チップの故障を検知したときに、その故障報知
のための通信データを前記警報ノードに第1伝送路にて
送信するようにしたから、第1伝送路が故障していない
場合には、第2伝送路又は該第2伝送路に接続された警
報ノードの通信チップの故障を報知することが可能にな
り、故障報知の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多重伝送装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】 本発明の多重伝送装置の他の実施例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…高速多重伝送路(第1伝送路) 2…低速多重伝送路(第2伝送路) 10…ノードA(第1通信ノード) 20…ノードB(第2通信ノード) 21…高速用通信チップ(常用通信チップ) 22…低速用通信チップ(予備通信チップ) 23…常用CPU 24…予備CPU 25…アクチュエータ 30…ノードC(警報ノード) 34…ノードC(警報ノード) 35…高速用通信チップ(予備通信チップ) 36…低速用通信チップ(常用通信チップ) 37…予備CPU 38…常用CPU 39…警報ランプ 40…TMSノード(監視ノード) 41…高速用通信チップ 42…低速用通信チップ 43,44…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−181543(JP,A) 特開 平3−40618(JP,A) 特開 平1−223501(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1伝送路と第2伝送路とからなる多重
    伝送路と、前記第1伝送路のみに接続された第1通信ノードと、 常用通信チップ及び予備通信チップが前記第1伝送路及
    び第2伝送路にそれぞれ接続されて通常は前記常用通信
    チップにて前記第1通信ノードと通信データの通信を行
    第2通信ノードと、 前記第1伝送路及び第2伝送路の各々に接続され、かつ
    前記第1伝送路の故障又は前記常用通信チップの故障を
    検知したときに、前記予備通信チップにて通信を行うよ
    う前記第2通信ノードに指令を与えるとともに、前記
    1伝送路と第2伝送路との間で前記通信データを中継す
    監視ノードとを備えたことを特徴とする多重伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多重伝送装置において、 前記第1伝送路の故障又は前記常用通信チップの故障が
    検知されたときは、前記第1通信ノードから送信された
    通信データが、前記第1伝送路、前記監視ノード及び前
    記第2伝送路を順に介して前記第2通信ノードの予備通
    信チップによって受信されることを特徴とする多重伝送
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多重伝送装置において、 前記第2伝送路に接続され、警報を行うための警報ノー
    ドを備え、 前記監視ノードは、前記第1伝送路の故障又は前記常用
    通信チップの故障を検知したときに、その故障報知のた
    めの通信データを前記警報ノードに前記第2伝送路にて
    送信することを特徴とする多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の多重伝送装置において、 前記第1伝送路及び第2伝送路の各々に接続され、警報
    を行うための警報ノードを備え、 前記監視ノードは、前記第1伝送路の故障又は前記常用
    通信チップの故障を検知したときに、その故障報知のた
    めの通信データを前記警報ノードに送信することを特徴
    とする多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多重伝送装置において、 前記監視ノードは、前記常用通信チップの故障を検知し
    たときには、前記第2伝送路の故障又は前記第2伝送路
    に接続された前記警報ノードの通信チップの故障を検知
    していない場合には前記故障報知のための通信データを
    前記警報ノードに前記第2伝送路にて送信し、前記第2
    伝送路の故障又は前記第2伝送路に接続された前記警報
    ノードの通信チップの故障を検知している場合には前記
    常用通信チップの故障報知のための通信データを前記警
    報ノードに前記第1伝送路にて送信することを特徴とす
    る多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の多重伝送装置において、 前記監視ノードは、前記第2伝送路の故障又は前記第2
    伝送路に接続された前記警報ノードの通信チップの故障
    を検知したときに、その故障報知のための通信データを
    前記警報ノードに前記第1伝送路にて送信することを特
    徴とする多重伝送装置。
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