JPH04337861A - 文書作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通常の文書作成・編集
機能以外に、倍角，網かけ処理等の文字修飾機能を有す
る文書作成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、日本語ワードプロセッサである文
書作成装置には、通常の文書作成・編集機能以外に、各
文字毎に拡大したり、網かけ処理を行なうなどの文字修
飾機能を有する装置がある。この文字修飾機能により、
例えば文書の題字を倍角や４倍角に拡大したり、文字に
網状の修飾をすることができるため、多様な文書の作成
が可能となる。

【０００３】文字修飾機能では、ディスプレイに表示さ
れた文字列の中で、カーソルにより指定された文字列（
１文字単位）に対して、選択された内容の文字修飾処理
が実行される。ところで、文字修飾処理を実行した後に
、別の文字列に対して同一内容の文字修飾処理を実行し
たい場合がある。このような場合、改めて別の文字列を
カーソルで指定し、かつ同一文字修飾内容を選択するこ
とにより、文字修飾処理が実行されることになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】文字修飾処理を実行し
た後に、別の文字列に対して同一内容の文字修飾処理を
実行したい場合に、その文字修飾内容をコピーする機能
があれば、文字修飾処理に要する入力操作の簡単化及び
操作時間の短縮化を図ることが可能となる。

【０００５】本発明の目的は、文書作成装置において、
文字修飾内容をコピーする機能を設けることにより、文
字修飾処理に要する入力操作の簡単化及び操作時間の短
縮化を実現して、入力操作性の向上を図ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、文字データ列
を格納する文字バッファ手段、文字修飾処理の内容に対
応する修飾情報を格納する文字修飾バッファ手段、修飾
情報に基づいた文字修飾処理を実行する文字修飾手段お
よび文字修飾コピーモードの指示が入力されたときに、
コピー指定された範囲の文字列に対して修飾情報に基づ
いた文字修飾処理を実行する文字修飾コピー手段とを備
えた文書作成装置である。

【０００７】

【作用】本発明では、文字修飾モードの指示が入力され
たときに、文字修飾処理の内容に対応する修飾情報は文
字修飾バッファ手段に格納される。文字修飾手段は、文
字修飾モードの指示に応じて、文字バッファ手段に格納
された文字データ列の指定文字列に対して修飾情報を前
記文字修飾バッファ手段から読出して、修飾情報に基づ
いた文字修飾処理を実行する。文字修飾コピーモードの
指示が入力されたときに、文字修飾コピー手段は文字修
飾バッファ手段から修飾情報を読出し、コピー指定され
た範囲の文字列に対して修飾情報に基づいた文字修飾処
理を実行する。

【０００８】

【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。

【０００９】図１は同実施例に係わる文書作成装置の構
成を示すブロック図である。本装置は、装置全体の制御
、文書作成処理及び編集処理等を実行する編集・制御部
１、キーボード２、入力制御部３、文字バッファ４、文
字修飾バッファ５、文字修飾メモリ６および文字修飾コ
ピー部７を有する。

【００１０】キーボード２は、各種文字キー及び機能キ
ーの他に、文字修飾キー２ａ、カーソルキー２ｂおよび
文字修飾コピーキー２ｃを備えている。入力制御部３は
、キーボード２から入力される各種キー入力信号をキー
コードに変換して編集・制御部１に出力する。

【００１１】文字バッファ４は、編集・制御部１により
作成・編集された文字データ（文字コード）を格納する
バッファメモリである。文字バッファ４は、図６に示す
ように、各文字コード毎に修飾番号を格納するためのエ
リアを有する。この修飾番号は、文字修飾処理の内容（
修飾情報）に対応する番号である。

【００１２】文字修飾バッファ５は、図５（Ａ）に示す
ように、文字バッファ４に格納された文書の各文字デー
タに付加された修飾番号と修飾情報とからなるテーブル
を格納するバッファメモリである。文字修飾メモリ６は
、文字修飾コピー部７が文字バッファ４から読出した修
飾番号を格納するためのバッファメモリである。

【００１３】文字修飾コピー部７は、キーボード２の文
字修飾コピーキー２ｃの操作に応じて起動し、文字修飾
コピー動作を実行する。具体的には、カーソルキー２ｂ
により指定された文字データの修飾番号を文字修飾メモ
リ６に格納し、また文字バッファ４に格納された指定文
字データの修飾番号を変更する処理を行なう。

【００１４】さらに、本装置は、ディスプレイ８および
表示コントローラ９を備えている。ディスプレイ８は、
表示コントローラ８により制御されて、文字バッファ４
から呼出された文字データおよび修飾情報に応じた文字
修飾用マークを表示する。次に、同実施例の動作を説明
する。

【００１５】先ず、文書作成モード時に（図２のステッ
プＳ１）、編集・制御部１は、キーボード２から入力さ
れた文字列を仮名漢字変換し、得られた漢字文字列を含
む文字列（文字データ）を文字バッファ４に展開する（
ステップＳ２）。ディスプレイ８は、文字バッファ４に
展開された文字データを表示する（ステップＳ３）。

【００１６】ここで、キーボード２の文字修飾キー２ａ
が操作されると（ステップＳ４のＹＥＳ）、編集・制御
部１は、指定された文字列に対する文字修飾処理を実行
する。即ち、編集・制御部１は、選択された文字修飾の
修飾情報および修飾番号を文字修飾バッファ５にセット
する（ステップＳ５）。さらに、編集・制御部１は、キ
ーボード２のカーソルキー２ｂにより指定された文字デ
ータに対して、文字修飾バッファ５にセットした修飾番
号を文字バッファ４にセットし、以前にセットされた修
飾番号を変更する（ステップＳ６）。

【００１７】具体的には、図４（Ａ）に示すように、編
集・制御部１により作成されて、ディスプレイ８の画面
に表示された文字列（空は青く、雲は白い。鳥が鳴く）
に対して、「空」と「雲」はそれぞれ斜体、「青く」は
４倍角と網かけ、「白い」は倍角と網かけの文字修飾処
理が実行された場合である。このとき、各修飾情報に対
応する修飾番号は、図５（Ａ）に示すように、文字修飾
バッファ５にセットされたテーブルにより求められる。 この修飾番号は、図６に示すように、文字バッファ４に
格納された各文字データ毎にセットされる。例えば、文
字データ「青く」には、４倍角と網かけを意味する修飾
番号「０２」がセットされる。

【００１８】編集・制御部１は、文字修飾バッファ５に
セットされたテーブルと文字バッファ４に格納された修
飾番号を付加した文字データとに基づいて、指定された
文字列に対する文字修飾処理を実行する（ステップＳ７
）。

【００１９】次に、キーボード２の文字修飾コピーキー
２ｃが操作されると（ステップＳ８のＹＥＳ）、文字修
飾コピー部７は文字修飾コピー動作を実行する。この文
字修飾コピー動作では、文字修飾コピー部７は、カーソ
ルキー２ｂにより指定された文字修飾の文字データ（１
文字）に対応する修飾番号を、文字バッファ４から読出
して文字修飾メモリ６に格納する（ステップＳ９）。

【００２０】具体的には、図４（Ａ）において、文字「
青」をカーソルにより指定すると、文字修飾コピー部７
は、文字バッファ４から文字コード「青」と付加された
修飾番号「０２」を読出して、図５（Ｂ）に示すように
、文字修飾メモリ６にセットする。修飾番号「０２」は
、４倍角と網かけの修飾を意味する番号である。

【００２１】次に、文字修飾コピー対象の文字列がカー
ソルにより指定されると（ステップＳ１０）、文字修飾
コピー部７は、文字バッファ４の指定文字列に付加され
た修飾番号を、文字修飾メモリ６にセットされた修飾番
号「０２」に変更する処理を実行する（ステップＳ１１
）。具体的には、図４（Ａ）に示すように、カーソル（
点線）により、文字列「鳥が鳴く」が指定されると、文
字修飾コピー部７に入力される。文字修飾コピー部７は
、図６に示すように、文字バッファ４の指定文字列「鳥
が鳴く」に付加された修飾番号「００」を、４倍角と網
かけの修飾を意味する修飾番号「０２」に変更する。修
飾番号「００」は、文字修飾がされていないことを意味
する番号である。

【００２２】編集・制御部１は、文字バッファ４の変更
された修飾番号「０２」に対応する修飾情報（４倍角と
網かけ）を、文字修飾バッファ５から取出す（図３のス
テップＳ１２）。この修飾情報に基づいて、編集・制御
部１は、指定文字列に対する文字修飾処理を実行する（
ステップＳ１３）。これにより、図４（Ｂ）に示すよう
に、文字修飾コピー対象の文字列「鳥が鳴く」に対して
、４倍角と網かけの文字修飾処理が実行されて、ディス
プレイ８の画面に表示される（ステップＳ１４）。

【００２３】このようにして、文字修飾コピー元の修飾
情報に対応する修飾番号を文字修飾メモリ６にセットし
、文字バッファ４に格納された文字修飾コピー対象の文
字列に対応する修飾番号を、文字修飾メモリ６にセット
した修飾番号に変更する。これにより、文字修飾された
１文字を指定するだけで、この１文字と同一の文字修飾
処理を文字修飾コピー対象の文字列に行なうことができ
る。したがって、結果的に、指定文字列に対する文字修
飾コピー処理を実行することができる。

【００２４】言い換えれば、別の文字列に対して同一内
容の文字修飾処理を実行したい場合に、改めて文字修飾
処理に必要な入力操作をすることなく、簡単な入力操作
のみで文字修飾内容をコピーすることができる。

【００２５】なお、文字修飾コピー対象の文字列の指定
には、前記実施例のようにカーソルによる指定だけでは
なく、文字修飾コピー元の文字列と同一の文字列を語句
サーチ等の機能により、自動的に検索させるものであっ
てもよい。また、前記語句サーチ機能を用いて、所望の
語句をサーチしてコピーさせるようにしてもよい。

【００２６】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、文
字修飾機能を有する文書作成装置において、別の文字列
に対して同一内容の文字修飾処理を実行したい場合に、
改めて文字修飾処理に必要な入力操作を省略し、簡単な
入力操作のみで文字修飾内容をコピーする機能を実現す
ることができる。したがって、結果的に文字修飾処理に
要する入力操作の簡単化及び操作時間の短縮化を実現し
て、入力操作性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る文書作成装置の構成を示
すブロック図。

【図２】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。

【図３】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。

【図４】同実施例に係わる表示画面の一例を示す図。

【図５】同実施例に係わる文字修飾バッファ５と文字修
飾メモリ６の記憶内容を説明するための概念図。

【図６】同実施例に係わる文字バッファ４の記憶内容を
説明するための概念図。

【符号の説明】

１…編集・制御部、２…キーボード、４…文字バッファ
、５…文字修飾バッファ、６…文字修飾メモリ、７…文
字修飾コピー部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　文書作成・編集処理に必要な各種文字
   データおよび文字修飾モード及び文字修飾コピーモード
   の指示等の入力を行なうための入力手段と、この入力手
   段により入力される前記各種文字データに基づいて文書
   作成・編集処理を実行する文書作成・編集手段と、この
   文書作成・編集手段により作成・編集される文字データ
   列を格納する文字バッファ手段と、前記入力手段から前
   記文字修飾モードの指示が入力されたときに、前記文字
   修飾処理の内容に対応する修飾情報を格納する文字修飾
   バッファ手段と、前記文字修飾モードの指示に応じて、
   前記文字バッファ手段に格納された前記文字データ列の
   指定文字列に対して前記修飾情報を前記文字修飾バッフ
   ァ手段から読出して、前記修飾情報に基づいた文字修飾
   処理を実行する文字修飾手段と、前記入力手段から前記
   文字修飾コピーモードの指示が入力されたときに、前記
   文字修飾バッファ手段から前記修飾情報を読出し、コピ
   ー指定された範囲の文字列に対して前記修飾情報に基づ
   いた文字修飾処理を実行する文字修飾コピー手段とを具
   備したことを特徴とする文書作成装置。
2. 【請求項２】　　文書作成・編集処理に必要な各種文字
   データおよび文字修飾モード及び文字修飾コピーモード
   の指示等の入力を行なうための入力手段と、この入力手
   段により入力される前記各種文字データに基づいて文書
   作成・編集処理を実行する文書作成・編集手段と、この
   文書作成・編集手段により作成・編集される文字データ
   列を格納し、かつ文字修飾処理の内容に応じて設定され
   る修飾番号を各文字毎に格納する文字バッファ手段と、
   前記入力手段から前記文字修飾モードの指示が入力され
   たときに、前記文字修飾処理の内容に対応する修飾情報
   及び前記修飾情報に対応する前記修飾番号を格納する文
   字修飾バッファ手段と、前記文字修飾モードの指示に応
   じて、前記文字バッファ手段に格納された前記文字デー
   タ列の指定文字列に対して前記修飾番号に対応する前記
   修飾情報を前記文字修飾バッファ手段から読出して、前
   記修飾情報に基づいた文字修飾処理を実行する文字修飾
   手段と、前記入力手段から前記文字修飾コピーモードの
   指示が入力されたときに、前記文字修飾バッファ手段か
   らの指定された前記修飾番号および前記文字バッファ手
   段からの指定された文字データを格納する文字修飾メモ
   リ手段と、前記文字修飾コピーモードの指示に応じて、
   前記文字バッファ手段に格納された前記文字データ列の
   中でコピー指定された範囲の文字列のそれぞれに対して
   、前記文字修飾メモリ手段からの前記修飾番号をセット
   し、前記文字修飾手段を起動して文字修飾コピー処理を
   実行する文字修飾コピー手段とを具備したことを特徴と
   する文書作成装置。