JPH04336077A - 血管拡張部材 - Google Patents
血管拡張部材Info
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- JPH04336077A JPH04336077A JP3135598A JP13559891A JPH04336077A JP H04336077 A JPH04336077 A JP H04336077A JP 3135598 A JP3135598 A JP 3135598A JP 13559891 A JP13559891 A JP 13559891A JP H04336077 A JPH04336077 A JP H04336077A
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Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は血管拡張部材、さらに
詳しく言えば埋め込み用を兼ねることのできる冠状動脈
用の血管拡張部材に関するものである。
詳しく言えば埋め込み用を兼ねることのできる冠状動脈
用の血管拡張部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に心筋梗塞や狭心症と呼ばれる心臓
疾患は、冠状動脈の内部が一部閉塞して血液が通りにく
くなるために起きるものであって、この治療法として今
日カテーテル式血管拡張術が広く実施されている。これ
はいわゆるカテーテルと呼ばれる細い導管の先端に回転
式切削カッタや、レーザー加熱子を取り付けて血管内を
目的の部位まで通し、そこで血管内壁の病変組織を切削
削除し、あるいは焼き溶かし、その排除物は付属の回収
容器内に収容して引き上げる方法である。この方法はか
なり高度の技術を要するため、より軽度の患者にはバル
ーン式と呼ばれる血管拡張術がさらに広く普通に行われ
ている。
疾患は、冠状動脈の内部が一部閉塞して血液が通りにく
くなるために起きるものであって、この治療法として今
日カテーテル式血管拡張術が広く実施されている。これ
はいわゆるカテーテルと呼ばれる細い導管の先端に回転
式切削カッタや、レーザー加熱子を取り付けて血管内を
目的の部位まで通し、そこで血管内壁の病変組織を切削
削除し、あるいは焼き溶かし、その排除物は付属の回収
容器内に収容して引き上げる方法である。この方法はか
なり高度の技術を要するため、より軽度の患者にはバル
ーン式と呼ばれる血管拡張術がさらに広く普通に行われ
ている。
【0003】このバルーン式は図3に示すように、バル
ーン式カテーテルと呼ばれ通常ポリエチレンなどの細い
中空導管101の先端にバルーン、つまり風船様の拡張
体102を取り付けたものを血管内に通し、拡張体10
2が図4(a)に示すように狭窄病変部分1Aのある目
的部位に到達した時点でポンプ103によって生理的食
塩水を送りこんで拡張体102を図4(b)に示すよう
に膨張させ、その圧力(普通4〜5気圧であって、手元
に備えられている圧力計によって測定できる)によって
血管1内の狭窄病変部分1Aを血管1の内壁に押しつけ
、同図(c)に示すように圧潰縮小させる方法である。
ーン式カテーテルと呼ばれ通常ポリエチレンなどの細い
中空導管101の先端にバルーン、つまり風船様の拡張
体102を取り付けたものを血管内に通し、拡張体10
2が図4(a)に示すように狭窄病変部分1Aのある目
的部位に到達した時点でポンプ103によって生理的食
塩水を送りこんで拡張体102を図4(b)に示すよう
に膨張させ、その圧力(普通4〜5気圧であって、手元
に備えられている圧力計によって測定できる)によって
血管1内の狭窄病変部分1Aを血管1の内壁に押しつけ
、同図(c)に示すように圧潰縮小させる方法である。
【0004】バルーン式血管拡張術は比較的簡単で安全
なために使用される機会が多いが、この方法を含め上記
各拡張術後は血管内膜損傷部における急性血栓、あるい
は内膜細胞増殖による再狭窄の問題が残る。これを防ぐ
ために拡張術を施した血管の内部にほぼ中空円柱状をな
す適宜の拡張状態保持部材が嵌められる。図5(b)の
符号104に示す中空円柱状の網様のものはこの一例を
示し、バルーン式カテーテルの拡張体102の外側に嵌
めて血管内を目的部位まで運ばれ、拡張体102の拡張
(同図(a))後その位置に残されて血管の拡張状態の
保持を行ない、再狭窄の防止に役立てようとするもので
ある。
なために使用される機会が多いが、この方法を含め上記
各拡張術後は血管内膜損傷部における急性血栓、あるい
は内膜細胞増殖による再狭窄の問題が残る。これを防ぐ
ために拡張術を施した血管の内部にほぼ中空円柱状をな
す適宜の拡張状態保持部材が嵌められる。図5(b)の
符号104に示す中空円柱状の網様のものはこの一例を
示し、バルーン式カテーテルの拡張体102の外側に嵌
めて血管内を目的部位まで運ばれ、拡張体102の拡張
(同図(a))後その位置に残されて血管の拡張状態の
保持を行ない、再狭窄の防止に役立てようとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般に拡
張状態保持部材は、その役割から考えて、血管内を搬送
するために充分な撓曲性と生物親和性を有することは当
然として、さらにそれ自体あまり大きい外径を持つこと
はできず、また拡張体102の膨張に際して同時に膨張
できる伸縮性を備えていなくてはならず、さらに拡張体
102の減圧縮小後にも所望の外径に固定的に留まらね
ばならぬなど、種々の特性を備えていなくてはならない
条件がある。従来の拡張状態保持部材104は、この最
も重要な保持外径が十分大きくない点で不十分であり、
しかも編目の隙間105のためにここを足場としての内
膜および平滑筋細胞の増殖再狭窄の問題がある。
張状態保持部材は、その役割から考えて、血管内を搬送
するために充分な撓曲性と生物親和性を有することは当
然として、さらにそれ自体あまり大きい外径を持つこと
はできず、また拡張体102の膨張に際して同時に膨張
できる伸縮性を備えていなくてはならず、さらに拡張体
102の減圧縮小後にも所望の外径に固定的に留まらね
ばならぬなど、種々の特性を備えていなくてはならない
条件がある。従来の拡張状態保持部材104は、この最
も重要な保持外径が十分大きくない点で不十分であり、
しかも編目の隙間105のためにここを足場としての内
膜および平滑筋細胞の増殖再狭窄の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、ほぼ35〜37
°Cの温度において初期の設定形状になるよう成分配合
された形状記憶材料の断面円形または長方形の線材によ
ってほぼ密着巻きの螺旋コイル形に形成され、表面に生
物親和性を有する適宜の金属材料によるメッキ処理が施
された血管拡張部材である。
解決するためになされたものであって、ほぼ35〜37
°Cの温度において初期の設定形状になるよう成分配合
された形状記憶材料の断面円形または長方形の線材によ
ってほぼ密着巻きの螺旋コイル形に形成され、表面に生
物親和性を有する適宜の金属材料によるメッキ処理が施
された血管拡張部材である。
【0007】
【作用】術後患者の体温によってこの血管拡張部材は形
状記憶材料の性質に従ってはじめに設定した外径の螺旋
コイルの形になるから、はじめの設定外径を挿入治療す
べき血管の拡大希望内径に合わせておけば、この血管拡
張部材を目的の血管部位に置くだけでそのままその血管
の所望内径までの拡大、およびその拡大された内径の保
持ができる。
状記憶材料の性質に従ってはじめに設定した外径の螺旋
コイルの形になるから、はじめの設定外径を挿入治療す
べき血管の拡大希望内径に合わせておけば、この血管拡
張部材を目的の血管部位に置くだけでそのままその血管
の所望内径までの拡大、およびその拡大された内径の保
持ができる。
【0008】またこの血管拡張部材はほぼ密着巻きの螺
旋コイル状であるため、病変した血管内壁部分はこの血
管拡張部材の外壁部によって覆われてその金属材料のメ
ッキ表面と直接接触する状態となるため、内膜細胞の増
殖を抑える。
旋コイル状であるため、病変した血管内壁部分はこの血
管拡張部材の外壁部によって覆われてその金属材料のメ
ッキ表面と直接接触する状態となるため、内膜細胞の増
殖を抑える。
【0009】
【実施例】図1および図2についてこの発明の一実施例
を説明する。35〜37℃の温度で初期の設定形状にな
るように成分配合された形状記憶合金またはポリマー、
総称して形状記憶材料の線材2によって図1に示すよう
に外径Dの螺旋コイルをほぼ密着巻きで形成し、その外
側にはたとえば金、白金のような、血液におかされずに
血管の組織とも親和性のある材料によるメッキ処理を施
す。この外径Dは患者個々により、また挿入対象となる
血管の種類などにより医学的に決定されるものであるが
、冠状動脈の場合はほぼ2〜4mmである。
を説明する。35〜37℃の温度で初期の設定形状にな
るように成分配合された形状記憶合金またはポリマー、
総称して形状記憶材料の線材2によって図1に示すよう
に外径Dの螺旋コイルをほぼ密着巻きで形成し、その外
側にはたとえば金、白金のような、血液におかされずに
血管の組織とも親和性のある材料によるメッキ処理を施
す。この外径Dは患者個々により、また挿入対象となる
血管の種類などにより医学的に決定されるものであるが
、冠状動脈の場合はほぼ2〜4mmである。
【0010】この血管拡張部材を血管内に挿入するには
、まずこの血管拡張部材を引き伸ばしてピッチを大きく
してその外径が血管内の挿入進行に適した小さい値dに
なるようにした上で、中空の導管3の先端に装着する。 この導管3は現在バルーン式カテーテルに使われている
ものと同じようにポリエチレンなどの合成樹脂材料によ
る細い中空管であって、先端にやや薄肉となって膨張し
やすくしてある係止膨大部3A、この係止膨大部3Aか
ら血管拡張部材の挿入時の引き伸ばした長さだけ手元に
寄った位置に同様の係止膨大部3Bが形成され、血管拡
張部材はこの両係止膨大部3A,3Bの間に係止されて
血管内に運ばれ、目的部位に到達後はこれら係止膨大部
3A,3B内から加圧食塩水を排出、縮小させて導管2
を引き抜けばよい。なお狭窄部を通過するため係止膨大
部3Aの外径はできるだけ小さくするのがよい。
、まずこの血管拡張部材を引き伸ばしてピッチを大きく
してその外径が血管内の挿入進行に適した小さい値dに
なるようにした上で、中空の導管3の先端に装着する。 この導管3は現在バルーン式カテーテルに使われている
ものと同じようにポリエチレンなどの合成樹脂材料によ
る細い中空管であって、先端にやや薄肉となって膨張し
やすくしてある係止膨大部3A、この係止膨大部3Aか
ら血管拡張部材の挿入時の引き伸ばした長さだけ手元に
寄った位置に同様の係止膨大部3Bが形成され、血管拡
張部材はこの両係止膨大部3A,3Bの間に係止されて
血管内に運ばれ、目的部位に到達後はこれら係止膨大部
3A,3B内から加圧食塩水を排出、縮小させて導管2
を引き抜けばよい。なお狭窄部を通過するため係止膨大
部3Aの外径はできるだけ小さくするのがよい。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、血管拡張術後患者の
体温によりこの血管拡張部材は形状記憶材料の性質に従
ってはじめに設定した外径の螺旋コイルの形になるから
、はじめの設定外径を挿入治療すべき血管の希望の拡大
内径に合わせておけば、この血管拡張部材を目的の血管
部位に置くだけでポンプ操作などの必要なくそのままそ
の血管の所望内径までの拡大、およびその拡大された内
径の保持ができる利点がある。 またこの発明の血管
拡張部材は、ほぼ密着巻きの螺旋コイル状であるため、
病変した血管内壁部分はこの血管拡張部材の外壁部によ
って覆われてその金属材料と直接接触する状態となるた
め、内膜細胞の増殖再狭窄のおそれが激減する利点があ
る。
体温によりこの血管拡張部材は形状記憶材料の性質に従
ってはじめに設定した外径の螺旋コイルの形になるから
、はじめの設定外径を挿入治療すべき血管の希望の拡大
内径に合わせておけば、この血管拡張部材を目的の血管
部位に置くだけでポンプ操作などの必要なくそのままそ
の血管の所望内径までの拡大、およびその拡大された内
径の保持ができる利点がある。 またこの発明の血管
拡張部材は、ほぼ密着巻きの螺旋コイル状であるため、
病変した血管内壁部分はこの血管拡張部材の外壁部によ
って覆われてその金属材料と直接接触する状態となるた
め、内膜細胞の増殖再狭窄のおそれが激減する利点があ
る。
【図1】この発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の血管拡張部材を挿入のために引き伸ばし
た状態を示す側断面図である。
た状態を示す側断面図である。
【図3】バルーン式カテーテルを示す側面図である。
【図4】バルーンが血管内の狭窄組織を圧潰する過程を
説明する側断面図である。
説明する側断面図である。
【図5】従来の血管内埋め込み部材を説明する側面図で
ある。
ある。
1 血管
2 形状記憶材料の線材
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ35〜37°Cの温度において初
期の設定形状になるよう成分配合された形状記憶材料の
断面円形または長方形の線材(2)によってほぼ密着巻
きの螺旋コイル形に形成され、表面に生物親和性を有す
る適宜の金属材料によるメッキ処理が施された血管拡張
部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135598A JPH04336077A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 血管拡張部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135598A JPH04336077A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 血管拡張部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04336077A true JPH04336077A (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=15155567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3135598A Pending JPH04336077A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 血管拡張部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04336077A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08126704A (ja) * | 1994-04-25 | 1996-05-21 | Advanced Cardeovascular Syst Inc | ラジオパク・ステント・マーカ |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3135598A patent/JPH04336077A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08126704A (ja) * | 1994-04-25 | 1996-05-21 | Advanced Cardeovascular Syst Inc | ラジオパク・ステント・マーカ |
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