JPH04335332A - トリミング撮影可能なカメラ - Google Patents

トリミング撮影可能なカメラ

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JPH04335332A
JPH04335332A JP3135811A JP13581191A JPH04335332A JP H04335332 A JPH04335332 A JP H04335332A JP 3135811 A JP3135811 A JP 3135811A JP 13581191 A JP13581191 A JP 13581191A JP H04335332 A JPH04335332 A JP H04335332A
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JP
Japan
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zoom
pseudo
focal length
lens
zoom lens
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Pending
Application number
JP3135811A
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English (en)
Inventor
Koichi Daitoku
大徳 晃一
Junichi Omi
尾見 淳一
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疑似ズームアップ写真
を得るためのトリミング撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影時に設定されたトリミング倍率に従
って、プリント時に撮影画面の天地左右をトリミングす
ることにより、ズームレンズの最長焦点距離以上の倍率
でズームアップ撮影を行なったのと同様な疑似ズームア
ップ写真が得られるトリミング撮影可能なカメラが知ら
れている(例えば、特開昭61−285432号公報参
照)。
【0003】図9は、焦点距離35〜70mmのズーム
レンズを備えたトリミング撮影可能なカメラのズームレ
ンズの焦点距離F、トリミング倍率β、およびズームレ
ンズの焦点距離Fにトリミング倍率βを乗じて得られる
疑似ズーム範囲の焦点距離GF(以下、疑似焦点距離と
呼ぶ)の関係を示す。ズームレンズを移動させるズーム
スイッチをズームアップ側に操作すると、ズームレンズ
は最短焦点距離FW(F=35mm、以下、ワイド端と
呼ぶ)側から最長焦点距離FT(F=70mm、以下、
テレ端と呼ぶ)側に移動し、最長焦点距離位置に達する
。ここで、疑似焦点距離GFは、ズームレンズの焦点距
離Fにトリミング倍率βを乗じたものであり、トリミン
グ倍率βが1の時はズームレンズの焦点距離と同じ値に
なる。
【0004】次に、ズームレンズのテレ端FTでズーム
スイッチをさらにズームアップ側に操作すると、通常ズ
ーム撮影モードから疑似ズーム撮影モードへ切り換わり
、ズームレンズはテレ端の焦点距離F=70mmのまま
でトリミング倍率βが増加し、これによって疑似焦点距
離GFが増加する。すなわち、トリミング倍率βが1か
ら1.5、2.0倍に増加すると、疑似焦点距離GFが
70から105、140mmに増加する。なお、トリミ
ング倍率βは、ラボの通常判サイズの引き伸ばし焼き付
けにおける最大トリミング率以内で設定可能である。 この疑似ズーム撮影モードで撮影を行なった時は、撮影
時のトリミング倍率βがフィルムの撮影駒近くに記録さ
れ、プリント時に、撮影時のトリミング倍率βに従って
撮影画面の天地左右をトリミングし、焼き付けレンズの
焦点距離を調節して所定のサイズに引き伸ばされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、疑似ズーム
撮影時には、通常ズーム撮影時と同様に、撮影状況に応
じて最適な撮影倍率、すなわち最適な焦点距離に設定で
きることが望ましい。そのため、光学ズーム範囲から疑
似ズーム範囲への切り換わり時に焦点距離を連続的に変
化させ、かつ疑似ズーム範囲では光学ズーム範囲と同様
に任意の疑似焦点距離に設定可能とする必要がある。
【0006】しかしながら、従来のトリミング撮影可能
なカメラでは、疑似ズーム撮影時の疑似焦点距離を連続
的に変化させると、撮影ごとに撮影状況に応じて任意の
トリミング倍率に設定されることになり、撮影時のトリ
ミング倍率に応じて、プリント時に頻繁に焼き付けレン
ズの焦点距離を調節しなければならず、プリント処理に
時間がかかり、その分プリントコストがアップするとい
う問題がある。
【0007】本発明の目的は、必要最小限の種類のトリ
ミング倍率で、疑似ズーム範囲の疑似焦点距離を光学ズ
ーム範囲の焦点距離に続いて連続的に変化させることが
できるトリミング撮影可能なカメラを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明は
、ズームレンズ2と、ズームレンズ2の光学ズーム範囲
の焦点距離で撮影を行なう通常ズーム撮影モードと、光
学ズーム範囲の焦点距離にトリミング倍率を乗じて得ら
れる疑似ズーム範囲の疑似焦点距離で疑似的なズーム撮
影を行なう疑似ズーム撮影モードとを切り換える切り換
え手段21,22とを備えたトリミング撮影可能なカメ
ラに適用される。そして、切り換え手段21によって、
通常ズーム撮影モードから疑似ズーム撮影モードへ切り
換えられると、切り換え前の光学ズーム範囲の焦点距離
と、切り換え後の疑似ズーム範囲の疑似焦点距離とがほ
ぼ等しくなる位置にズームレンズ2をズームダウンさせ
る制御手段31を備え、これにより、上記目的を達成す
る。また請求項2の発明は、切り換え手段22によって
、疑似ズーム撮影モードから通常ズーム撮影モードへ切
り換えられると、切り換え前の疑似ズーム範囲の疑似焦
点距離と、切り換え後の光学ズーム範囲の焦点距離とが
ほぼ等しくなる位置にズームレンズ2をズームアップさ
せる制御手段31Aを備える。さらに請求項3の発明は
、通常ズーム撮影モードから疑似ズーム撮影モードへの
切り換え時に、切り換え後のズームレンズ2の焦点距離
がズームレンズ2の最大焦点距離の1/1.4〜1/2
の範囲の位置にズームレンズ2をズームダウンさせる制
御手段31Bを備える。
【0009】
【作用】請求項1では、制御手段31が、切り換え手段
21によって通常ズーム撮影モードから疑似ズーム撮影
モードへ切り換えられると、切り換え前の光学ズーム範
囲の焦点距離と、切り換え後の疑似ズーム範囲の疑似焦
点距離とがほぼ等しくなる位置にズームレンズ2をズー
ムダウンさせる。請求項2では、制御手段31Aが、切
り換え手段22によって疑似ズーム撮影モードから通常
ズーム撮影モードへ切り換えられると、切り換え前の疑
似ズーム範囲の疑似焦点距離と、切り換え後の光学ズー
ム範囲の焦点距離とがほぼ等しくなる位置にズームレン
ズ2をズームアップさせる。請求項3では、制御手段3
1Bが、通常ズーム撮影モードから疑似ズーム撮影モー
ドへの切り換え時に、切り換え後のズームレンズ2の焦
点距離がズームレンズ2の最大焦点距離の1/1.4〜
1/2の範囲の位置にズームレンズ2をズームダウンさ
せる。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために各手段の符号に対応する実施例の要素
と同一の符号を用いたが、これにより本発明が実施例に
限定されるものではない。
【0011】
【実施例】図2は、一実施例のトリミング撮影可能なカ
メラを示す斜視図である。カメラボディー1にはズーム
レンズ2を保持する鏡筒3が装着され、この鏡筒3は、
ズームレンズモータ4によりその回転軸に設けられたギ
ア5,連動ギア6,および鏡筒3の外周に設けられた鏡
筒ギア7を介して駆動され、ワイド端からテレ端までズ
ーミングされる。なおこの実施例では、焦点距離F=3
5〜70mm,ズーム比FT/FW=2のズームレンズ
を例に上げて説明する。なお、鏡筒3には、図示しない
エンコーダーが内蔵されており、ズームレンズ2の位置
、すなわち焦点距離Fを検出する。
【0012】また、ファインダーズームレンズ8,9は
、それぞれレンズ保持部材10,11により保持される
。レンズ保持部材10,11は、ガイド軸12によって
前後にスライド自在に保持されるとともに、ファイダー
カム13のカム溝13a,13bとそれぞれ係合する。 このファイダーカム13は、2段ギア14,連動ギア1
5およびファインダーカム13の裏面に設けられたギア
部13cを介して、ズームレンズモータ4により駆動さ
れる鏡筒3の回転に連動して駆動され、カム軸13dを
中心に回転する。ファイダーカム13が回転すると、レ
ンズ保持部材10,11がガイド軸12上を前後にスラ
イドし、ファインダーズームレンズ8,9が最短焦点距
離35mmから最長焦点距離70mmまでズーミングさ
れる。
【0013】コンバーターレンズ16,17は、ズーム
ファイダーの光軸上に挿入され、疑似ズーム撮影時のト
リミング倍率βに応じてファインダーズームレンズ8,
9の焦点距離を変倍する。この実施例では、コンバータ
レンズ16はトリミング倍率β=1.7に相当する変倍
比を有し、またコンバーターレンズ17はトリミング倍
率β=2.0に相当する変倍比を有するものとする。フ
ァインダーズームレンズ8,9は、上述した駆動機構に
よって、その焦点距離が35〜70mmの間でズーミン
グされるので、コンバーターレンズ16がズームファイ
ンダーの光軸上に挿入されると、ズームファインダーの
焦点距離は59.5〜119mmに変倍される。すなわ
ち、この変倍された焦点距離は、トリミング倍率β=1
.7の時の疑似焦点距離GFである。同様に、コンバー
ターレンズ17がズームファインダーの光軸上に挿入さ
れた時は、ズームファインダーの焦点距離は70〜14
0mmに変倍され、この焦点距離がトリミング倍率β=
2.0の時の疑似焦点距離GFとなる。
【0014】コンバーターレンズ16,17は、ラック
18によって保持されており、このラック18は、コン
バーターレンズモータ19の回転軸に設けられたピニオ
ンギア20と噛合する。そして、コンバーターレンズ1
6,17は、コンバーターレンズモータ19によってピ
ニオンギア20を介して駆動され、疑似ズーム撮影時に
トリミング倍率βに応じたレンズがズームファインダー
の光軸上に移動される。なお、疑似ズーム撮影時のズー
ムファインダーの変倍方法は、上記実施例に限定されな
く、ズームレンズ2と別の駆動源によりズームファイン
ダーを駆動し、ズームレンズ2の最短焦点距離からトリ
ミング倍率βによる最長疑似焦点距離までズーミングさ
せるようにしてもよい。なお、光学ズーム範囲の通常ズ
ーム撮影モード時は、これらのコンバーターレンズ16
,17がズームファインダーの光軸上から退避される。 また、21は、ズームレンズ2をズームアップさせるズ
ームアップボタン、22は、ズームレンズ2をズームダ
ウンさせるズームダウンボタンである。
【0015】図3は、一実施例の構成を示すブロック図
である。31は、マイクロコンピュータおよびその周辺
部品から構成される制御回路であり、カメラのシーケン
ス処理を行なうとともに、後述する制御プログラムを実
行してズーミング動作を制御する。32は、ズームレン
ズモータ駆動回路であり、ズームレンズモータ4を駆動
してズームレンズ2およびファインダーズームレンズ8
,9をズーミングさせる。33は、ズームレンズ位置検
出回路であり、上述したエンコーダーによりズームレン
ズ2の位置、すなわち焦点距離Fを検出する。34は、
コンバーターレンズモータ駆動回路であり、コンバータ
ーレンズモータ19を駆動してコンバーターレンズ16
,17をズームファインダーの光軸上に移動させる。3
5は、情報記録回路であり、写し込み装置35aを駆動
して疑似ズーム撮影モード時のトリミング倍率βなどを
撮影駒近傍の画面外に写し込む。なお、情報の記録方法
は、上記のような光学的方法に限定されなく、フィルム
上の磁気トラックに磁気ヘッドを介して磁気的に記録す
る方法や、ICカードなどに撮影駒番号と対応づけて記
録してもよい。
【0016】36は、トリミング信号発生回路であり、
ズームファインダーの光軸に挿入されるコンバーターレ
ンズ16,17の種類に応じた信号を発生する。すなわ
ち、コンバーターレンズ16が挿入されている時は、ト
リミング倍率β=1.7の信号を発生し、コンバーター
レンズ17が挿入されている時は、トリミング倍率β=
2.0の信号を発生する。また、ZUSは、ズームアッ
プボタン21が押し下げられた時にオンするスイッチ、
ZDSは、ズームダウンボタン22が押し下げられた時
にオンするスイッチである。
【0017】以上の実施例の構成において、ズームアッ
プボタン21およびズームダウンボタン22が切り換え
手段を、制御回路31が制御手段をそれぞれ構成する。
【0018】図4は、ズームレンズ2のズーミング例を
示す図である。なお、この実施例では、従来例を示す図
9と比較するために、最長疑似焦点距離GFを従来例と
同じGF=140mmとする。また、ズームレンズ2の
焦点距離Fを35〜70mmとし、トリミング倍率βを
2.0とする。トリミング倍率β=1、すなわち通常ズ
ーム撮影モード時は、ズームレンズ2のズームアップに
ともなって、ズームレンズ2の焦点距離Fおよびズーム
ファインダーの疑似焦点距離GFがともに増加し、P2
点のテレ端(F=70mm)に達する。ここで、ズーム
レンズ2がいったんP3点までズームダウンされるとと
もに、トリミング倍率β=2.0に相当する変倍比を有
したコンバーターレンズ17がズームファインダーの光
軸上に挿入される。すなわち、トリミング倍率β=2.
0の疑似ズーム撮影モードとなり、この時の疑似焦点距
離GFは、ズームレンズのワイド端(F=35mm)で
トリミング倍率β=2.0の疑似ズーム撮影を行なった
時の焦点距離である。その後、ズームアップボタン21
が押し下げられたままであれば、ズームレンズ2のズー
ムアップにともなって、ズームレンズ2の焦点距離Fお
よびズームファインダーの疑似焦点距離GFがともに増
加し、最長疑似焦点距離GF=140mmのP4点に達
する。なお、この最長疑似焦点距離GF=140mmは
、ズームレンズ2のテレ端(F=70mm)でトリミン
グ倍率β=2.0の疑似ズーム撮影を行なった時の焦点
距離である。
【0019】次に、トリミング倍率β=2.0の疑似ズ
ーム撮影モード時は、ズームレンズ2のズームダウンに
ともなって、ズームレンズ2の焦点距離Fおよびズーム
ファインダーの疑似焦点距離GFがともに減少し、P3
点に達する。ここで、ズームレンズ2がいったんP2点
までズームアップされるとともに、コンバーターレンズ
17がズームファインダーの光軸上から退避される。す
なわち、トリミング倍率β=1の通常ズーム撮影モード
となる。なお、通常ズーム撮影モード時は、ズームレン
ズ2の焦点距離Fと疑似焦点距離GFは同じ値である。 その後、ズームダウンボタン22が押し下げられたまま
であれば、ズームレンズ2のズームダウンにともなって
、ズームレンズ2の焦点距離Fおよびズームファンダー
の疑似焦点距離GFがともに減少し、ワイド端(F=3
5mm)のP1点に達する。
【0020】図5,図6は、図4に示すズーミング線図
に従ってズームレンズ2を駆動する場合のマイクロコン
ピュータの制御プログラム例を示すフローチャートであ
る。これらのフローチャートにより、動作を説明する。 マイクロコンピュータは、ズームアップボタン21が押
し下げられると図5に示すズームアップ処理プログラム
の実行を開始する。実行開始後のステップS1で、トリ
ミング信号発生回路36からの情報に基づいて、トリミ
ング倍率βが1か否かを判別する。トリミング倍率β=
1、すなわち通常ズーム撮影モードであればステップS
2へ進み、そうでなければステップS14へ進む。ステ
ップS2では、ズームレンズモータ駆動回路32を制御
してズームレンズ2のズームアップを開始させる。続く
ステップS3で、ズームレンズ位置検出回路33からの
焦点距離情報に基づいて、P2点に到達したか否かを判
別し、到達していればステップS4へ進み、そうでなけ
ればステップS12へ進む。ステップS12では、スイ
ッチZUSがオフか否か、すなわちズームアップボタン
21が解放されているか否かを判別し、解放されていれ
ばプログラムの実行を終了し、そうでなければステップ
S3へ戻る。また、ステップS4では、P2点に達した
のでズームレンズモータ駆動回路32を制御してズーム
レンズ2のズームアップを停止させる。
【0021】次に、ステップS5で、ズームレンズ2の
ズームダウンを開始させ、続くステップS6で、P3点
に到達したか否かを判別する。P3点に到達したらステ
ップS7へ進み、ズームレンズ2のズームダウンを停止
させるとともに、コンバーターレンズモータ駆動回路3
4を制御してコンバーターレンズ17をズームファイン
ダーの光軸上に挿入させる。ステップS8で、スイッチ
ZUSがオフしているか否かを判別し、オフしていれば
プログラムの実行を終了し、そうでなければステップS
9へ進む。ステップS9で、ふたたびズームレンズ2の
ズームアップを開始させ、続くステップS10で、P4
点に到達したか否かを判別する。P4点に達していれば
ステップS11へ進み、そうでなければステップS13
へ進む。ステップS11では、ズームアップを停止して
プログラムの実行を終了する。一方、ステップS13で
は、スイッチZUSがオフしているか否かを判別し、オ
フしていればプログラムの実行を終了し、そうでなけれ
ばステップS10へ戻る。
【0022】ステップS1でトリミング倍率βが1でな
いと判別された時は、現在、トリミング倍率β=2.0
の疑似ズーム撮影モードであり、ステップS14で、ズ
ームレンズ2をズームアップさせる。続くステップS1
5で、P4点に到達したか否かを判別し、到達していれ
ばステップS16へ進み、そうでなければステップS1
7へ進む。ステップS16では、ズームレンズ2のズー
ムアップを停止させた後、プログラムの実行を終了する
。また、ステップS17では、スイッチZUSがオフし
ているか否かを判別し、オフしていればプログラムの実
行を終了し、そうでなければステップS15へ戻る。
【0023】次に、マイクロコンピュータは、ズームダ
ウンボタン22が押し下げられると図6の制御プログラ
ムの実行を開始する。実行開始後のステップS21で、
トリミング倍率β=1か否かを判別し、トリミング倍率
β=1の通常ズーム撮影モードであればステップS34
へ進み、そうでなければステップS22へ進む。ステッ
プS22では、ズームレンズ2のズームダウンを開始さ
せ、続くステップS23で、P3点に到達したか否かを
判別する。P3点に達していればステップS24へ進み
、そうでなければステップS32へ進む。ステップS3
2では、スイッチZDSがオフされているか否か、すな
わちズームダウンボタン22が解放されているか否かを
判別し、解放されていればプログラムの実行を終了し、
そうでなければステップS23へ戻る。ステップS24
では、ズームレンズ2のズームダウンを停止させる。
【0024】次にステップS25で、ズームレンズ2の
ズームアップを開始させ、続くステップS26で、P2
点に到達したか否かを判別する。P2点に達したらステ
ップS27へ進み、ズームレンズ2のズームアップを停
止させるとともに、コンバーターレンズ17をズームフ
ァインダーの光軸から退避させる。次にステップS28
で、スイッチZDSがオフしているか否かを判別し、オ
フしていればプログラムの実行を終了し、そうでなけれ
ばステップS29へ進む。ステップS29で、ふたたび
ズームレンズ2のズームダウンを開始させ、続くステッ
プS30で、P1点に到達したか否かを判別する。P1
点に達していればステップS31へ進み、そうでなけれ
ばステップS33へ進む。ステップS31では、ズーム
レンズ2のズームダウンを停止させてプログラムの実行
を終了する。ステップS33では、スイッチZDSがオ
フされているか否かを判別し、オフされていればプログ
ラムの実行を終了し、そうでなければステップS30へ
戻る。
【0025】一方、ステップS21でトリミング倍率β
=1の通常ズーム撮影モードであると判別された時は、
ステップS34で、ズームレンズ2のズームダウンを開
始させる。続くステップS35で、P1点に到達したか
否かを判別し、到達していればステップS36へ進み、
そうでなければステップS37へ進む。ステップS36
では、ズームレンズ2のズームダウンを停止させてプロ
グラムの実行を終了する。ステップS37では、スイッ
チZDSがオフされているか否かを判別し、オフされて
いればプログラムの実行を終了し、そうでなければステ
ップS35へ戻る。
【0026】図7,図8は、ズームレンズの他のズーミ
ング例を示す図である。これらのズーミング例において
も、従来例と比較するために、最長疑似焦点距離GFを
従来例と同じGF=140mmとする。図7に示すズー
ミング例では、ズームレンズのズーム比を図4および図
9のそれらより大きくして焦点距離Fを35〜82.4
mmとし、トリミング倍率βをズーム比より小さくして
1.7とする。このズーミング例では、図4に示すズー
ミング例と同様に、ズームアップ時はズームレンズをP
1→P2→P3→P4の順にズームアップさせ、途中の
P2点において、いったんズームレンズをP3点までズ
ームダウンさせるとともに、コンバーターレンズ16を
ズームファインダーの光軸上に挿入して疑似ズーム撮影
モードに切り換える。一方、ズームダウン時はズームレ
ンズをP4→P3→P2→P1の順にズームダウンさせ
、途中のP3点において、いったんズームレンズをズー
ムアップさせるとともに、コンバーターレンズ16をズ
ームファインダーの光軸から退避させて、通常ズーム撮
影モードへ切り換える。
【0027】一方、図8に示すズーミング例では、ズー
ムレンズのズーム比を図4,図9のそれらと同一とし、
疑似ズーム撮影モード時のトリミング倍率βを1.7お
よび2.0の2種類とする。ズームアップ時は、ズーム
レンズをP1→P2→P3→P4→P5→P6の順にズ
ームアップさせ、途中のP2点において、いったんズー
ムレンズをズームダウンさせるとともに、コンバーター
レンズ16をズームファインダーの光軸上に挿入して疑
似ズーム撮影モードに切り換える。さらにまた途中のP
4点において、いったんズームレンズをズームダウンさ
せるとともに、コンバーターレンズ17をズームファイ
ンダーの光軸上に挿入する。すなわち、トリミング倍率
βに応じて途中でコンバーターレンズ16,17を切り
換える。ズームダウン時は、ズームレンズをP6→P5
→P4→P3→P2→P1の順にズームダウンさせ、途
中のP5点で、いったんズームレンズをズームアップさ
せるとともに、ズームファインダーの光軸上に挿入され
ているコンバーターレンズ17をコンバーターレンズ1
6に切り換える。さらにまた、途中のP3点で、いった
んズームレンズをズームアップさせるとともに、ズーム
ファインダーの光軸上に挿入されているコンバーターレ
ンズ16を光軸上から退避させる。
【0028】また、上記ズーミング例では、通常ズーム
撮影モードから疑似ズーム撮影モードへの切り換え時に
、ズームレンズの焦点距離Fが通常ズーム撮影モード時
の焦点距離の1/1.4〜1/2の範囲の位置に、ズー
ムレンズをズームダウンさせている。これは、通常ズー
ム撮影モードから疑似ズーム撮影モードへの切り換え時
に、焦点距離を連続的に変化させるようにしたことによ
って、光学ズーム範囲と疑似ズーム範囲との境界部分で
撮影構図を連続的に設定できる利点がある。しかし、こ
の撮影モード切り換え時は、ズームレンズのズーミング
動作が必要となり、ズームレンズを駆動するために電力
消費が増加したり、ズームレンズ作動のための切り換え
時間がかかるなどの欠点がある。従って、通常ズーム撮
影モードから疑似ズーム撮影モードへの切り換え時に、
ズームレンズの移動範囲を上記範囲に制限する。
【0029】このように、モード切り換え時のズームレ
ンズの移動範囲を制限すると、疑似ズーム撮影モードに
おける設定可能なトリミング倍率βに制約ができる。こ
こで、トリミング倍率βについて考察する。例えば、ト
リミング倍率β=1.2で撮影された被写体と、トリミ
ング倍率β=1で撮影された被写体とを比較すると、大
きさの変化が少なく、この程度の変化であれば連続的に
トリミング倍率を変化させる必要はなく、ステップ的に
変化させても違和感がない。ところが、トリミング倍率
βを1から1.4にすると、撮影範囲、すなわち面積は
1/2倍となり、変化の度合いが大きすぎる。このよう
な場合は、上述したように連続的に疑似焦点距離、すな
わち撮影倍率を変化させるようにした方が使いやすい。 一方、トリミング倍率βが2を越えると、引き伸ばし倍
率が高くなり、プリントの粒子の荒れが目立つようにな
るので好ましくない。従って、トリミング倍率βが1.
4〜2.0の範囲で、通常撮影モードと疑似ズーム撮影
モードとを切り換えるとともに、切り換え時に焦点距離
を連続的に変化させる。
【0030】このように、通常ズーム撮影モードから疑
似ズーム撮影モードへの切り換え時には、切り換え前の
光学ズーム範囲の焦点距離と、切り換え後の疑似ズーム
範囲の疑似焦点距離とが等しくなる位置にズームレンズ
をズームダウンさせ、その後、ズームアップボタンが押
し下げられるとズームレンズをズームアップさせる。一
方、疑似ズーム撮影モードから通常撮影モードへの切り
換え時には、切り換え前の疑似ズーム範囲の疑似焦点距
離と、切り換え後の光学ズーム範囲の焦点距離とが等し
くなる位置にズームレンズをズームアップさせ、その後
、ズームダウンボタンが押し下げられるとズームレンズ
をズームダウンさせるようにしたので、必要最小限のト
リミング倍率で、光学ズーム範囲から疑似ズーム範囲ま
で焦点距離を連続的に変化させることができる。また、
トリミング倍率の種類が少ないので、プリント時のトリ
ミング処理時間が短縮され、プリントコストを下げるこ
とができる。
【0031】なお、上記実施例では、焦点距離Fが35
〜70mmおよび35〜82.4mmのズームレンズを
例に上げて説明したが、ズームレンズの仕様は上記実施
例に限定されない。また、トリミング倍率βも1.7お
よび2.0を例に上げて説明したが、これらのトリミン
グ倍率βに限定されない。さらに疑似焦点距離GFにつ
いても、140mm以上の疑似焦点距離GFであっても
よい。
【0032】また、上記実施例では、ズームレンズのテ
レ端で通常ズーム撮影モードから疑似ズーム撮影モード
へ切り換えたが、このモード切り換えは、ズームレンズ
のテレ端で行なう必要はなく、ズームレンズの焦点距離
可変範囲内のどの点で切り換えてもよい。この場合、撮
影モード切り換えスイッチを設けて、このスイッチによ
り撮影モードを切り換えればよい。また同様に、疑似ズ
ーム撮影モードから通常ズーム撮影モードへの切り換え
についても、上記実施例に限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、通常ズーム撮影モードから前記疑似ズーム撮影モ
ードへの切り換え時に、切り換え前の光学ズーム範囲の
焦点距離と、切り換え後の疑似ズーム範囲の疑似焦点距
離とがほぼ等しくなる位置にズームレンズをズームダウ
ンさせるようにしたので、必要最小限の種類のトリミン
グ倍率で焦点距離を連続的に変化させることができ、撮
影構図を連続的に設定することができる。また、プリン
ト時のトリミング処理時間が短縮され、プリントコスト
を下げることができる。また請求項2の発明によれば、
疑似ズーム撮影モードから通常ズーム撮影モードへの切
り換え時に、切り換え前の疑似ズーム範囲の疑似焦点距
離と、切り換え後の光学ズーム範囲の焦点距離とがほぼ
等しくなる位置にズームレンズをズームアップさせるよ
うにしたので、必要最小限の種類のトリミング倍率で焦
点距離を連続的に変化させることができ、撮影構図を連
続的に設定することができる。また、プリント時のトリ
ミング処理時間が短縮され、プリントコストを下げるこ
とができる。さらに請求項3の発明によれば、通常ズー
ム撮影モードから疑似ズーム撮影モードへの切り換え時
に、ズームレンズの焦点距離が最大焦点距離の1/1.
4〜1/2の範囲に位置にズームレンズをズームダウン
させるようにしたので、モード切り換え時の切り換え時
間およびズームレンズ駆動のための電力消費を必要最小
限にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例のトリミング撮影可能なカメラを示す
斜視図。
【図3】一実施例の構成を示すブロック図。
【図4】ズームレンズのズーミング例を説明する図。
【図5】マイクロコンピュータのズームアップ処理プロ
グラム例を示すフローチャート。
【図6】マイクロコンピュータのズームダウン処理プロ
グラム例を示すフローチャート。
【図7】ズームレンズの他のズーミング例を説明する図
【図8】ズームレンズの他のズーミング例を説明する図
【図9】従来のトリミング撮影可能なカメラのズーミン
グを説明する図。
【符号の説明】
2  ズームレンズ 3  鏡筒 4  ズームレンズモータ 5  ギア 6,15  連動ギア 7  鏡筒ギア 8,9  ファインダーズームレンズ 10,11  レンズ保持部材 12  ガイド軸 13  ファインダーカム 13a,13b  カム溝 13c  ギア部 14  2段ギア 16,17  コンバーターレンズ 18  ラック 19  コンバーターレンズモータ 20  ピニオンギア 21  ズームアップボタン 22  ズームダウンボタン 31  制御回路 32  ズームレンズモータ駆動回路 33  ズームレンズ位置検出回路 34  コンバーターレンズモータ駆動回路35  情
報記録回路 35a  写し込み装置 36  トリミング信号発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズと、前記ズームレンズの光学
    ズーム範囲の焦点距離で撮影を行なう通常ズーム撮影モ
    ードと、前記光学ズーム範囲の焦点距離にトリミング倍
    率を乗じて得られる疑似ズーム範囲の疑似焦点距離で疑
    似的なズーム撮影を行なう疑似ズーム撮影モードとを切
    り換える切り換え手段とを備えたトリミング撮影可能な
    カメラにおいて、前記切り換え手段によって、前記通常
    ズーム撮影モードから前記疑似ズーム撮影モードへ切り
    換えられると、切り換え前の前記光学ズーム範囲の焦点
    距離と、切り換え後の前記疑似ズーム範囲の疑似焦点距
    離とがほぼ等しくなる位置に前記ズームレンズをズーム
    ダウンさせる制御手段を備えることを特徴とするトリミ
    ング撮影可能なカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のトリミング撮影可能なカ
    メラにおいて、前記制御手段は、前記切り換え手段によ
    って、前記疑似ズーム撮影モードから前記通常ズーム撮
    影モードへ切り換えられると、切り換え前の前記疑似ズ
    ーム範囲の疑似焦点距離と、切り換え後の前記光学ズー
    ム範囲の焦点距離とがほぼ等しくなる位置に前記ズーム
    レンズをズームアップさせることを特徴とするトリミン
    グ撮影可能なカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のトリミング撮影可能なカ
    メラにおいて、前記制御手段は、前記通常ズーム撮影モ
    ードから前記疑似ズーム撮影モードへの切り換え時に、
    切り換え後の前記ズームレンズの焦点距離が前記ズーム
    レンズの最大焦点距離の1/1.4〜1/2の範囲の位
    置に前記ズームレンズをズームダウンさせることを特徴
    とするトリミング撮影可能なカメラ。
JP3135811A 1991-04-16 1991-05-10 トリミング撮影可能なカメラ Pending JPH04335332A (ja)

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JP3135811A JPH04335332A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 トリミング撮影可能なカメラ
US08/482,502 US5694624A (en) 1991-04-16 1995-06-07 Zoom lens camera capable of trimming photographing with plural magnifications
US08/631,609 US5606383A (en) 1991-04-16 1996-04-10 Camera capable of trimming photographing and having zoom finder with converter lenses

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406606B1 (ko) * 1995-12-20 2004-03-18 삼성테크윈 주식회사 연속촬영시초점거리가가변되는줌카메라및그제어방법

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KR100406606B1 (ko) * 1995-12-20 2004-03-18 삼성테크윈 주식회사 연속촬영시초점거리가가변되는줌카메라및그제어방법

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