JPH04330057A - アニリンアリールスルホン酸アミド類及び薬剤として許容され得るその酸付加塩 - Google Patents

アニリンアリールスルホン酸アミド類及び薬剤として許容され得るその酸付加塩

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JPH04330057A
JPH04330057A JP12838391A JP12838391A JPH04330057A JP H04330057 A JPH04330057 A JP H04330057A JP 12838391 A JP12838391 A JP 12838391A JP 12838391 A JP12838391 A JP 12838391A JP H04330057 A JPH04330057 A JP H04330057A
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hydrogen
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Hiroyoshi Hidaka
弘義 日高
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明によって提供される新規な
アニリンアリールスルホン酸アミド類、換言すればアリ
ールスルホン酸アニリド誘導体、またはそれらの薬学的
に許容し得る酸付加塩は、血管平滑筋弛緩作用が強力で
あり、更に生体の酵素系に対する作用も見られることに
より、脳循環改善剤、血管拡張剤、降圧薬、その他狭心
症治療薬、血栓症の予防・治療剤として有用である。本
発明は、それら新規なアリールスルホン酸アニリド誘導
体またはそれらの許容し得る酸付加塩、及びそれらの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より、血管平滑筋弛緩作用を有するア
リールスルホン酸アミド誘導体に関しては、ナフタレン
スルホン酸アミド誘導体が、特開昭62−87581号
公報において明らかにされ、またイソキノリンスルホン
酸アミド誘導体が、特開昭58−121279号公報、
特開昭60−81168号公報、特公昭63−4886
9号公報、特公平2−27992号公報等によって、有
用な化合物として提案され、公知となっている。
【0003】
【解決課題】しかしながら、上記の如き公報に提案され
ている化合物群は、その製造方法、薬理作用、また医薬
品として、その作用の臓器選択性及び安全性の点で、改
良の余地があることが認められている。
【0004】そこで、本発明は、アリールスルホン酸ア
ニリド(アニリンアリールスルホン酸アミド)を母核と
して、更に種々の側鎖を導入することにより、医薬品と
しての薬効を高め、臓器選択性及び安全性において改善
された新規化合物を提供することを、その目的とする。
【0005】
【解決手段】そして、本発明は、かかる課題解決のため
に、下記化12:
【0006】
【化12】
【0007】[但し、式中、R1 は、3−ピリジル基
、8−キノリニル基または7−(2−アセチル)−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル基;R2 は
、水素、2−ヒドロキシエチル基または2−アミノエチ
ル基;Xは、下記化13:
【0008】
【化13】
【0009】にて示される基、−S−CH2 CH=C
H−または−N(−R4 )−CH2 CH2 −O−
(但し、R4 は水素、低級アルキル基、またはアリル
基を表わす);R3 は、低級アルコキシ基;nは、0
〜3の整数を表わす]で示される化合物(アニリンアリ
ールスルホン酸アミド類乃至はアリールスルホン酸アニ
リド類)またはそれらの薬学的に許容され得る酸付加塩
を、その要旨とするものである。
【0010】また、本発明にあっては、下記化14:

0011】
【化14】
【0012】[但し、式中、R3 、X及びnは、それ
ぞれ前記と同様な意味を有する]で表わされる化合物を
ハロゲン化ニトロベンジルと反応させ、これを還元した
後、次の化15:
【0013】R1 −SO2 Cl
【0014】[但し、式中、R1 は、前記と同様な意
味を有する]で表わされる化合物と反応させ、要すれば
更にアルキル化の後、還元または脱保護を行なって、そ
の後に塩と成すことを特徴とする、前記化12で表わさ
れるアニリンアリールスルホン酸アミド類またはそれら
の無毒性塩の製造方法をも、その要旨とするものである
【0015】さらに、本発明は、下記化16:
【001
6】
【化16】
【0017】[但し、式中、R1 は、前記と同様な意
味を有する;R5 は、水素、−CH2 COOEtま
たは下記化17:
【0018】
【化17】
【0019】にて示される基;R6 は、水素またはヒ
ドロキシル基を表わす]で表わされる化合物のR6 を
ハロゲンまたはトルエンスルホニルオキシ基とした後、
前記化14で表わされる化合物と反応させた後、要すれ
ば脱保護または還元を行ない、その後に塩と成すことを
特徴とする前記化12で表わされるアニリンアリールス
ルホン酸アミド類の製造方法をも、その要旨とするもの
である。
【0020】なお、この明細書において、低級アルキル
基等の「低級」とは、炭素が1〜4のものを意図し、ま
た「脱保護」とは、反応性の特性基を一次的に保護する
目的で導入された原子団たる保護基を取り除き、元の特
性基に戻すことを意味するものである。
【0021】
【具体的構成】ところで、本発明に従う前記化12にて
示される化合物に関して、具体的には、例えば、次の化
合物を挙げることが出来る。
【0022】(1)8−[2−(3−フェニル−tra
ns−2−プロペニル)チオメチルフェニル]アミノス
ルホニルキノリン (2)8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−[2−(
3−フェニル−trans−2−プロペニル)チオメチ
ルフェニル]アミノ}スルホニルキノリン(3)8−[
N−(2−ヒドロキシエチル)−2−(N−メチル−2
−フェノキシエチルアミノ)メチルフェニルアミノ]ス
ルホニルキノリン (4)8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N
−メチル−2−(2,6−ジメトキシフェノキシ)エチ
ルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン
(5)1−[2−(8−キノリニル)スルホニルアミノ
フェニル]メチル−4−(3−フェニル−trans−
2−プロペニル)ピペラジン (6)8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N
−メチル−2−(3,5−ジメトキシフェノキシ)エチ
ルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン
(7)8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N
−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェノキシ
)エチルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキ
ノリン (8)8−[N−(2−アミノエチル)−2−(N−メ
チル−2−フェノキシエチルアミノ)メチルフェニルア
ミノ]スルホニルキノリン (9)3−[2−(3−フェニル−trans−2−プ
ロペニル)チオメチルフェニル]アミノスルホニルピリ
ジン (10)8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[
N−メチル−2−(2,3,4−トリメトキシフェノキ
シ)エチルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニル
キノリン (11)8−{N−(2−アミノエチル)−2−[N−
メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェノキシ)
エチルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノ
リン (12)1−{2−[7−(2−アセチル)−1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリニル]スルホニルアミ
ノフェニル}−4−(3−フェニル−trans−2−
プロペニル)ピペラジン (13)1−(3−フェニル−trans−2−プロペ
ニル)−4−[2−(3−ピリジル)スルホニルアミノ
フェニル]メチルピペラジン (14)2−アセチル−7−[2−(3−フェニル−t
rans−2−プロペニル)チオメチルフェニル]アミ
ノスルホニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン
【0023】また、上記の如き化合物の薬学的に許容し
得る酸付加塩を与える酸としては、例えば塩酸、臭化水
素酸、燐酸、硫酸等の無機酸、及び酢酸、クエン酸、コ
ハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、マレイン酸、メタン
スルホン酸等の有機酸を挙げることが出来る。
【0024】なお、本発明に係わる化合物は、o−トル
イジンのアリールスルホンアミド化合物に、窒素、酸素
または硫黄を含む炭素鎖を介して芳香環を結合するよう
に設計し、合成したものであり、前記の目的を充分に達
成しており、全て新規化合物である。
【0025】ここにおいて、本発明で提供される前記化
12で示される化合物は、例えば次の化18(但し、式
中、X、R1 、R2 、R3 、nは、前記と同じ意
味を表わす)に従って、合成することが出来る。
【0026】
【化18】
【0027】すなわち、かかる化18においては、先ず
、o−ニトロベンジルクロリドと式(II)で示される
化合物とを反応させることにより、式(V)で示される
化合物を得、更にこれを還元して、式(VI) で示さ
れるアミノ体とした後、式(III)で示されるアリー
ルスルホニルクロリドを反応させることにより、式(I
)(R2 =H)で示されるアミド体を得ることが出来
るのである。なお、式(II)で示される化合物として
は、例えばシンナミルメルカプタン、シンナミルピペラ
ジン、N−メチル−2−フェノキシエチルアミン、N−
メチル−2−(2,6−ジメトキシフェノキシ)エチル
アミン、N−メチル−2−(3,5−ジメトキシフェノ
キシ)エチルアミン、N−メチル−2−(3,4,5−
トリメトキシフェノキシ)エチルアミン、N−メチル−
2−(2,3,4−トリメトキシフェノキシ)エチルア
ミン、N−(N,N−ジメチルアミノエチル)−2−フ
ェノキシエチルアミン等を挙げることが出来る。
【0028】この反応においては、酸受容体が存在して
いても良い。酸受容体としては、炭酸水素ナトリウム、
水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、
ナトリウムメチラートのようなアルカリ金属化合物、ピ
リジン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエ
チレンジアミンのような有機第3級アミンが挙げられる
。また、反応溶媒としては、メタノール、エタノールの
ようなアルカノール類、ジクロルメタン、クロロホルム
のようなハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、ピ
リジンのような芳香族類、テトラヒドロフラン(THF
)、ジオキサンのようなエーテル類、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシ
ド(DMSO)等が使用される。
【0029】なお、o−ニトロベンジルクロライドに対
する化合物(II)の使用量は、酸受容体の存在する場
合、1乃至10倍モルの範囲が好ましく、更に好ましく
は1乃至3倍モルであり、一方、酸受容体が存在しない
場合、2乃至10倍モルの範囲が好ましい。
【0030】また、酸受容体を用いる場合、その使用量
は、o−ニトロベンジルクロライドに対して1乃至10
倍モルの範囲が好ましく、1乃至6倍モルが特に好まし
い。反応温度は、通常、−30〜150℃で行なわれ、
0〜120℃の範囲が好ましく、0〜80℃が特に好ま
しい。
【0031】さらに、ニトロ化合物(V)の還元におい
ては、0.0001〜1倍モルのパラジウムを含むパラ
ジウム炭素の存在下、1〜10倍モルの水素化ホウ素ナ
トリウムを用いて行ない、この場合、溶媒としては、メ
タノール、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等が使用される。なお、反応温度は
、通常、−30〜100℃で行なわれ、なかでも、−2
0〜50℃の範囲が好ましい。
【0032】また、この反応は、上記の水素化ホウ素ナ
トリウムに代えて、直接水素を用いて接触還元を行なっ
てもよく、このとき水素圧は、通常、1〜10気圧で行
なわれ、反応温度は0〜50℃が好ましい。
【0033】さらに、別の還元法としては、ニトロ化合
物(V)に対し、3〜10倍モルの塩化第一スズを用い
て、6〜500倍モルの濃塩酸中で反応を行なってもよ
く、この場合、反応温度は0〜100℃で行なうのが好
ましい。更に、反応溶媒として、メタノール、エタノー
ルのようなアルカノール類、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類、アセトニトリル、酢酸エチ
ル等を使用することも出来る。
【0034】そして、かかる還元によって得られるアミ
ノ体(VI) を、式(III)で示されるアリールス
ルホニルクロリドで酸アミド化することにより、化合物
(I)(R2 =H)を得ることが出来る。
【0035】この反応に用いられるアリールスルホニル
クロリド(III)としては、例えばキノリン−8−ス
ルホニルクロリド、ピリジン−3−スルホニルクロリド
、ベンゼンスルホニルクロリド、2−アセチル−1,2
,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−スルホニル
クロリド等を挙げることが出来る。
【0036】また、この反応においては、酸受容体が存
在していても良い。酸受容体としては、炭酸水素ナトリ
ウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラートのようなア
ルカリ金属化合物、ピリジン、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリエチレンジアミンのような有機第3
級アミンが挙げられる。反応溶媒としては、メタノール
、エタノールのようなアルカノール類、ジクロルメタン
、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素、ベンゼン
、トルエン、ピリジンのような芳香族類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類、アセトニトリ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が
使用される。
【0037】アミノ体(VI)に対する酸クロライド(
III)の使用量は、1乃至10倍モルの範囲が好まし
く、更に好ましくは1乃至3倍モルである。
【0038】酸受容体を用いる場合、その使用量は、式
(VI) で示されるアニリン誘導体に対して、1乃至
10当量の範囲が好ましく、1乃至6当量が特に好まし
い。 反応温度は、通常、−30〜150℃で行なわれ、0〜
120℃の範囲が好ましく、0〜80℃が特に好ましい
【0039】また、式(I)で示される化合物のうち、
R2 がCH2 CH2 OHの化合物は、更に(I)
(R2 =H)の化合物をブロム酢酸エチルまたはクロ
ロ酢酸エチルでアルキル化した後、水素化ホウ素ナトリ
ウム、水素化アルミニウムリチウム、または水素化アル
ミニウム等で還元して得られる。アルキル化反応におけ
る溶媒としては、THF、ジオキサン、メタノール、エ
タノール、アセトニトリル、DMF、DMSO等が使用
され、酸受容体を存在させる場合には、例えば炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム、トリエチル
アミン等が用いられ、その量は、アミド体(I)(R2
 =H)に対して3倍モル以下が好ましい。
【0040】かかるアルキル化により得られたエステル
体(VIII) の還元は、上記のような金属水素化物
をエステル体の0.5〜10倍モル用いて行なうことが
出来、溶媒としてはエーテル、THF、ジオキサン、メ
タノール、エタノール等を用いることが出来る。更に、
反応温度は、−30〜80℃で行なうのが好ましい。
【0041】また、式(I)(但し、R2 =Hは除く
)で示される化合物は、次の反応化19に従っても、合
成することが出来る。
【0042】
【化19】
【0043】すなわち、反応化18における式(VI)
 で表わされる化合物の式(VII)で表わされる化合
物[(I)においてR2 =H]への反応と同様に、o
−トルイジンをアリールスルホニルアミド化した後、先
の式(I)(R2 =H)のアルキル化による式(VI
II) への反応と同様にしてアルキル化して、式(I
X) で表わされる化合物とした後、これを、1〜10
倍モルのN−ブロムスクシンイミド(NBS)と、ベン
ゼンまたは四塩化炭素中で0℃〜還流温度で反応させ、
ブロム体(X)とした後、先のo−ニトロベンジルクロ
リドから(V)への反応と同様にして(VIII) と
し、更にこれは(I)(R2 =CH2 CH2 OH
)とすることが出来る。
【0044】また、化合物(IX) から、次の反応化
20に従って、(I)(R2 =CH2 CH2 NH
2 )とすることも出来る。
【0045】
【化20】
【0046】(IX) から(XI)への反応は、反応
化19における(VIII)から(I)(R2 =CH
2 CH2 OH)への反応と同様に行なうことが出来
る。(XI)は、1〜10倍モルのp−トルエンスルホ
ニルクロリドとクロロホルム、ジクロルメタン、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ピリ
ジン等の溶媒中で1〜1000倍モルの水素化ナトリウ
ム、ピリジンまたはトリエチルアミン等の酸受容体の存
在下、−30〜100℃で反応させて、トシレート(X
II)とすることが出来る。更にこれを、1〜10倍モ
ルのフタルイミドカリウム(保護基付与化合物)と、ベ
ンゼン、DMF、DMSO、ジオキサン等の溶媒中で5
0〜200℃で反応させて、(XIII) を得ること
が出来る。(XIII)から(XIV) を経て(XV
)への反応は、反応化19における(IX)から(X)
を経て(VIII) への反応と同様に行なうことが出
来、更に(XV)はメタノール、エタノール、水、DM
F、ジオキサン、DMSO等の溶媒中でヒドラジン(ま
たはその水和物)を用いて0〜100℃にて脱保護して
、(I)(R2 =CH2 CH2 NH2 )とする
ことが出来る。
【0047】さらに、化合物(I)(R2 =H)は、
次の化21に従って、合成することも出来る。
【0048】
【化21】
【0049】o−アミノベンジルアルコールに対してア
リールスルホニルクロライドを0.9〜1.2倍モル用
いること以外は、反応化18における(VI)から(V
II)への反応と同様にして(XVI)を得、これを反
応化20における(XI)から(XII) への反応と
同様にしてトシレート(XVII)とした後、反応化1
9における(X)から(VIII) への反応と同様に
して(I)(R2 =H)を得ることが出来る。また、
(XVI)は、溶媒としてTHF、ジオキサン、メタノ
ールまたはエタノール等を用いて、5〜200倍モルの
塩化水素酸または臭化水素酸を用いて反応温度0〜50
℃にて(XVIII)とした後、(XVII)から(I
)(R2 =H)への反応と同様にして、(I)(R2
 =H)を得ることが出来る。
【0050】さらに、(I)(R2 =CH2 CH2
 OH)は、次化22に従って合成することも出来る。
【0051】
【化22】
【0052】反応化18における(XVI) を、(I
)(R2 =H)から(VIII) への反応と同様に
して、反応化21における(XIX) とした後、(X
VI) から(XVII)への反応と同様に(XX)と
し、更に(XVII)から(I)(R2 =H)への反
応と同様にして(VIII) を得た後、還元を行なっ
て、(I)(R2 =CH2 CH2 OH)を得るこ
とが出来る。また、(XIX)は、反応化21における
(XVI) から(XVIII) への反応と同様にし
て(XXI) とし、その後(XX)から(VIII)
への反応と同様にして、(VIII)を得、これを還元
すれば、(I)(R2 =CH2 CH2 OH)が得
られる。
【0053】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、これら実施例の記載によって何等の制約をも受ける
ものでないことは、言うまでもないところである。
【0054】〔製造方法〕 実施例  1 8−[2−(3−フェニル−trans−2−プロペニ
ル)チオメチルフェニル]アミノスルホニルキノリンシ
ンナミルメルカプタン:0.8gをトルエン10mlに
溶解し、20%水酸化ナトリウム水溶液15mlを加え
た後、攪拌しながら、o−ニトロベンジルクロリド:1
.0gを加え、60℃に加温して30分間反応させた。 そして、放冷後、トルエン層を水で3回洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。これを濾過した後、溶媒を減
圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、シンナミル−2−ニトロベンジルスルフィド
2.4gを淡黄色油状として得た。これをテトラヒドロ
フラン10mlに溶解し、塩化第一スズ:5.4gを濃
塩酸8mlに溶解した液へ加えた後、そのまま1時間攪
拌した。この反応混合物を炭酸水素ナトリウムで中和し
、酢酸エチルを加えて抽出した後、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、更に溶媒を減圧留去して、2−アミノベ
ンジルシンナミルスルフィド1.9gを得た。これを、
ピリジン10mlに溶解し、8−キノリンスルホニルク
ロリド:1.8gを加えて、60℃にて30分間加熱攪
拌した。その後、溶媒を減圧留去して、残渣にジクロル
メタンを加えて溶解し、そして水で3回洗浄して、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した後、溶媒を減圧留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、目的
物3.2gを淡黄色針状晶として得た(融点:137〜
138℃)。かかる目的物のNMR分析結果は、以下の
通りであった。
【0055】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 3.17(2H,d,J=6Hz,−S−CH2 CH
=CH−φ),3.53(2H,s,φ−CH2 −S
),6.07(1H,dt,J=15.8  and6
Hz,−CH2 CH=CH−φ),6.40(1H,
d,J=15.8Hz,−CH2 CH=CH−φ),
7.00−9.23(15H,m,Ar),8.76−
8.92(1H,br,−NH)
【0056】実施例  2 実施例1における8−キノリンスルホニルクロリドの代
わりに、3−ピリジンスルホニルクロリド:1.5gを
用いて、次の化合物2.6gを得た。この化合物のNM
R分析結果は、以下の通りであった。 3−[2−(3−フェニル−trans−2−プロペニ
ル)チオメチルフェニル]アミノスルホニルピリジン(
塩酸塩として融点62〜75℃、針状晶)
【0057】
 1H−NMR(CDCl3 ,δ,ppm,TMS) 3.17(2H,d,J=6Hz,−S−CH2 CH
=CH−φ),3.43(2H,s,φ−CH2 −S
),6.07(1H,dt,J=15.8  and6
Hz,−CH2 CH=CH−φ),6.40(1H,
d,J=15.8Hz,−CH2 CH=CH−φ),
7.00−9.00(14H,m,Ar  and−N
H)
【0058】実施例  3 実施例1における8−キノリンスルホニルクロリドの代
わりに、2−アセチル−1,2,3,4,−テトラヒド
ロイソキノリン−7−スルホニルクロリド:2.5gを
用いて、次の化合物3.2gを無色無晶体として得た。 この化合物のNMR分析結果は、以下の通りであった。 2−アセチル−7−[2−(3−フェニル−trans
−2−プロペニル)チオメチルフェニル]アミノスルホ
ニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0
059】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,ppm,
TMS) 2.17(3H,s,−C(=O)−CH3 ),2.
68−3.13(2H,m,Ac−N−CH2 CH2
 −Ar),3.27(2H,d,J=6.0Hz,−
CH2 CH=CH−φ),3.50−4.00(4H
,m,Ac−N−CH2 CH2 −Ar  and 
 Ar−CH2 −S),4.50−4.90(2H,
m,Ac−N−CH2 −Ar),6.17(1H,t
d,J=6.4  and  15.6Hz,−CH2
 CH=CH−φ),6.50(1H,d,J=15.
6Hz,−CH2 CH=CH−φ),6.73−7.
00(1H,m,NH),7.00−7.93(12H
,m,Ar)
【0060】実施例  4 8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−[2−(3−フ
ェニル−trans−2−プロペニル)チオメチルフェ
ニル]アミノ}スルホニルキノリン 実施例1で得た化合物1gをDMF15mlに溶解し、
60%水素化ナトリウム:0.1gを加えて、30分間
攪拌した。ブロモ酢酸エチル:0.5gを加えて、更に
30分間そのまま攪拌し、その後、酢酸エチルを加えて
水で3回洗浄した。酢酸エチル層は、硫酸ナトリウムで
乾燥した後、濾過し、溶媒を減圧留去した。残渣にエタ
ノール20mlを加えて溶解し、水素化ホウ素ナトリウ
ム:10.3gを加えて1時間攪拌した。反応混合物に
ジクロルメタンを加え、水で3回洗浄した後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過した後、減圧濃縮してシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、目的物0.5gを無
色無晶体として得た。この得られた目的物のNMR分析
結果は、以下の通りであった。
【0061】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 3.17−4.79(9H,m,φ−CH2 −S−C
H2 CH=CH−φ  and  −N−CH2 C
H2OH),5.89−9.23(17H,m,Ar 
 and  −S−CH2 CH=CH−φ)
【0062】実施例  5 実施例1におけるシンナミルメルカプタンの代わりに、
シンナミルピペラジン:1.1gを用いて、次の化合物
3.0gを得た。この化合物のNMR分析結果は、以下
の通りであった。 1−[2−(8−キノリニル)スルホニルアミノフェニ
ル]メチル−4−(3−フェニル−trans−2−プ
ロペニル)ピペラジン(融点168〜170℃、針状晶
【0063】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.73−3.66(10H,m,−CH2 ×4  
in  piperazineand  φ−CH2 
−N),3.83(2H,d,J=6Hz,−CH2 
CH=CH−φ),6.53(1H,dt,J=16 
 and  6Hz,−CH2 CH=CH−φ),6
.83(1H,d,J=16Hz,−CH2 CH=C
H−φ),6.83−9.20(15H,m,Ar)
【0064】実施例  6 実施例5における8−キノリンスルホニルクロリドの代
わりに、3−ピリジンスルホニルクロリド:1.5gを
用いて、次の化合物2.6gを得た。この化合物のNM
R分析結果は、以下の通りであった。 1−(3−フェニル−trans−2−プロペニル)−
4−[2−(3−ピリジル)スルホニルアミノフェニル
]メチルピペラジン(融点149〜150℃、板状晶)
【0065】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.33−3.00(18H,m,−CH2 ×4  
in  piperazine),3.18(2H,d
,J=6Hz,−CH2 CH=CH−φ),3.28
(2H,s,φ−CH2 −N),6.35(1H,d
t,J=16  and  6Hz,−CH2 CH=
CH−φ),6.57(1H,d,J=16Hz,−C
H2 CH=CH−φ),6.93−9.20(13H
,m,Ar),9.34(1H,broad  s,−
NH)
【0066】実施例  7 1−{2−[7−(2−アセチル)−1,2,3,4−
テトラヒドロイソキノリニル]スルホニルアミノフェニ
ル}−4−(3−フェニル−trans−2−プロペニ
ル)ピペラジン o−アミノベンジルアルコール:1.3gをピリジン1
5mlに溶解し、7−(2−アセチル)−1,2,3,
4−テトラヒドロイソキノリンスルホニルクロリド:3
gを加えて、60℃にて1時間加熱攪拌した。そして、
放冷後、ジクロルメタンを加え、10%塩酸、次いで水
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し、減圧
濃縮した後、テトラヒドロフラン20mlに溶解し、更
に47%臭化水素酸20mlを加えて、50℃にて1時
間加熱攪拌した。放冷後、ジクロルメタンを加えて、水
、炭酸水素ナトリウム水、水で洗浄し、有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、濾過した後、溶媒を減圧留去した。 残渣をエタノール20mlに溶解して、シンナミルピペ
ラジン:1.5gを加えて1時間加熱還流した。放冷後
、エタノールを減圧留去し、ジクロルメタンに溶解した
後、炭酸水素ナトリウム水、水で洗浄し、有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥し、濾過した後、溶媒を減圧留去して
、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、目的物
1.9gを無色無晶体として得た(二塩酸塩として融点
160〜170℃、針状晶)。この化合物のNMR分析
結果は、以下の通りであった。
【0067】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.17(3H,s,−C(=O)−CH3 ),2.
23−3.10(10H,m,−CH2 ×4  in
  piperazineand  Ac−N−CH2
 CH2 −Ar),3.21(2H,d,J=6.0
Hz,−CH2 CH=CH−φ),3.29(2H,
s,Ar−CH2 −piperazine),3.4
3−4.00(2H,m,Ac−N−CH2 CH2 
−Ar),4.53−4.81(2H,m,Ac−N−
CH2 −Ar),6.23(1H,dd,J=6.0
  and  16.0Hz,−CH2 CH=CH−
φ),6.57(1H,d,J=16.0Hz,−CH
2 CH=CH−φ),6.91−7.83(13H,
m,Ar  and  −NH)
【0068】実施例 
 8 8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N−メチ
ル−2−(3,5−ジメトキシフェノキシ)エチルアミ
ノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン実施例
7と同様の操作により、o−アミノベンジルアルコール
と8−キノリンスルホニルクロライドを反応させて得ら
れたスルホンアミド:3gをDMF30mlに溶解し、
60%水素化ナトリウム:420mgを加えて30分間
攪拌した。その後、ブロモ酢酸エチル:1.9gを加え
て2時間攪拌し、この反応混合物を減圧濃縮した後、酢
酸エチルに溶解し、水で洗浄した。そして、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濾過した後、溶媒を減圧留去して、エー
テルを加えて結晶化し、粗結晶を2.8g得た。これを
、ピリジン20mlに溶解し、p−トルエンスルホニル
クロリド:2.2gを加えて16時間攪拌した。反応混
合物を減圧濃縮し、ジクロルメタンを加えて溶解し、水
で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧濃
縮した後、エーテルを加えて結晶化し、p−トルエンス
ルホン酸エステル体を3.3g得た。2−(3,5−ジ
メトキシフェノキシ)エチルメチルアミン:2gをDM
F20mlに溶解した後、上記p−トルエンスルホン酸
エステル体を加えて90℃にて30分間加熱攪拌した。 放冷後、溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し
た後、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して、濾過し
、そして溶媒を減圧留去した後、残渣を実施例4と同様
に操作して還元し、エタノール/石油エーテルより結晶
化して無色プリズム晶として目的物を1.4g得た(融
点118〜120℃)。この化合物のNMR分析結果は
、以下の通りであった。
【0069】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.32(3H,s,−N−CH3 ),2.76−3
.69(6H,m,φ−CH2 −N−CH2 CH2
 −O  and  CH2 −CH2 OH  or
  CH2 CH2 OH),3.78(6H,s,−
OCH3 ×2),4.07−4.46(2H,t  
like,J=6.5Hz,−N−CH2 CH2 −
O−φ),4.76−5.28(2H,m,−CH2 
CH2 OH  or  −CH2 CH2 OH),
6.05−9.27(13H,m,Ar)
【0070】
実施例  9 実施例8における2−(3,5−ジメトキシフェノキシ
)エチルメチルアミンの代わりに、2−(2,6ジメト
キシフェノキシ)エチルメチルアミン:2gを用いて、
次の化合物1.4gを得た。この化合物のNMR分析結
果は、以下の通りであった。 8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N−メチ
ル−2−(2,6−ジメトキシフェノキシ)エチルアミ
ノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン(融点
141〜142℃、プリズム晶)
【0071】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.38(3H,s,−N−CH3 ),2.81−3
.76(6H,m,φ−CH2 −N−CH2 CH2
 −O  and  CH2 −CH2 OH  or
  CH2 CH2 OH),3.84(6H,s,−
OCH3 ×2),4.07−4.46(2H,t  
like,J=7Hz,−N−CH2 CH2 −O−
φ),4.76−5.36(2H,m,−CH2 CH
2 OH  or  −CH2CH2 OH),6.2
3−9.30(13H,m,Ar)
【0072】実施例
  10 8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N−メチ
ル−2−(3,4,5−トリメトキシフェノキシ)エチ
ルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン
実施例1及び2と同様の操作により、o−トルイジン:
1.3gを8−キノリンスルホニルクロリド:3.2g
と反応させた後、ブロモ酢酸エチル:2.4gを反応さ
せ、得られたN−エトキシカルボニルメチル−o−トル
イジン−8−キノリンスルホンアミド:3.6gとN−
ブロモスクシンイミド:2.5gを四塩化炭素50ml
に加え、更に過酸化ベンゾイル:0.2gを加えた後に
、4時間加熱還流した。放冷後、溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、粗ブロモ
体:2.6gを得た。これを、トルエン50mlに溶解
し、N−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシフェ
ノキシ)エチルアミン:2gとトリエチルアミン1gを
加えて、80℃にて1時間加熱攪拌した。放冷後、水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
、更に実施例2と同様の操作により、還元を行なった後
、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、これを
エタノール/石油エーテルより結晶化して、目的物1.
9gをプリズム晶として得た(融点113〜115℃)
。この化合物のNMR分析結果は、以下の通りであった
【0073】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.33(3H,s,−N−CH3 ),2.53−5
.40(10H,m,φ−CH2 −N−CH2 CH
2 −O  and  −CH2 CH2 OH),3
.82(3H,s,p−OCH3 ),3.90(6H
,s,m−OCH3 ×2),6.29−9.23(1
3H,m,Ar  and  −CH2 CH2 OH
【0074】実施例  11 実施例10におけるN−メチル−2−(3,4,5−ト
リメトキシフェノキシ)エチルアミンの代わりに、N−
メチル−2−(2,3,4−トリメトキシフェノキシ)
エチルアミン:2gを用いて、次の化合物1.8gを得
た。この化合物のNMR分析結果は、以下の通りであっ
た。 8−{N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[N−メチ
ル−2−(2,3,4−トリメトキシフェノキシ)エチ
ルアミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン
(融点132〜134℃、針状晶)。
【0075】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.33(3H,s,−N−CH3 ),2.80−5
.30(19H,m,φ−CH2 −N−CH2 CH
2 −O  and  −CH2 CH2 OH,−O
CH3 ×3),6.26−9.23(13H,m,A
r  and  −CH2 CH2 OH)
【0076】実施例  12 8−[N−(2−アミノエチル)−2−(N−メチル−
2−フェノキシエチルアミノ)メチルフェニルアミノ]
スルホニルキノリン 実施例10で得られたN−エトキシカルボニルメチル−
o−トルイジン−8−キノリンスルホンアミド:4gを
実施例2と同様の操作で還元し、得られたN−(2−ヒ
ドロキシエチル)−o−トルイジン−8−キノリンスル
ホンアミド:3.3gをピリジン:20mlに溶解し、
p−トルエンスルホニルクロリド:2.2gを加えて1
6時間攪拌した。そして、溶媒を減圧留去した後、ジク
ロルメタンを加えて溶かし、水で洗浄した。次いで、硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒留去後、残渣をDMF30
mlに溶解し、フタルイミドカリウム:3.5gを加え
て、100℃にて1時間加熱攪拌した。放冷後、溶媒を
減圧留去し、酢酸エチルに溶解した後、水で洗浄して、
硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、これ
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得ら
れた結晶を実施例10と同様の操作によりブロム化の後
、N−メチル−2−フェノキシエチルアミン:0.5g
でアミノ化した。これをエタノール30mlに溶解し、
ヒドラジン水和物20mlを加えた後、2時間加熱還流
し、放冷後、溶媒を減圧留去して、残渣をジクロルメタ
ンに溶解した。そして、水で洗浄して、硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過した後、溶媒を減圧留去し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、目的物を無色無晶体
として0.65g得た。更に、これをメタノール10m
lに溶解し、飽和塩化水素メタノール溶液1mlを加え
た後、溶媒を減圧留去し、これをエタノールより結晶化
して、目的物の一塩酸塩を無色プリズム晶として得た(
融点228〜240℃)。この化合物のNMR分析結果
は、以下の通りであった。
【0077】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 1.92(2H,s,−NH2 ),2.13(3H,
s,−N−CH3 ),2.56(2H,t,J=6H
z,−N−CH2 CH2 −O−φ  or  −N
−CH2 CH2 −NH2 ),2.84(2H,t
,J=6.5Hz,−N−CH2 CH2 −O−φ 
 or  −N−CH2 CH2 −NH2 ),3.
02−4.62(6H,m,φ−CH2 −N−CH2
 CH2 −O  and  −N−CH2 −CH2
 −NH2 ),6.47−9.24(15H,m,A
r)
【0078】実施例  13 実施例12におけるN−メチル−2−フェノキシエチル
アミンの代わりに、N−メチル−2−(3,4,5−ト
リメトキシフェノキシ)エチルアミン:0.8gを用い
て、次の化合物0.81gを得た。この化合物のNMR
分析結果は、以下の通りであった。 8−{N−(2−アミノエチル)−2−[N−メチル−
2−(3,4,5−トリメトキシフェノキシ)エチルア
ミノ]メチルフェニルアミノ}スルホニルキノリン(二
塩酸塩として融点173〜175℃、プリズム晶)
【0
079】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,ppm,
TMS) 1.60(2H,s,−NH2 ),2.20(3H,
s,−N−CH3 ),2.50−3.00(4H,m
,−N−CH2 CH2 −O−φ  and  −N
−CH2 CH2 −NH2 ),3.81(3H,s
,p−OCH3 ),3.86(6H,s,m−OCH
3 ×2),3.50−4.54(6H,m,φ−CH
2 −N−CH2 CH2 −O  and  −N−
CH2 −CH2 −NH2 ),5.20−9.28
(12H,m,Ar)
【0080】実施例  14 8−[N−(2−ヒドロキシエチル)−2−(N−メチ
ル−2−フェノキシエチルアミノ)メチルフェニルアミ
ノ]スルホニルキノリン o−ニトロベンジルクロライド:1.8gとメチル−(
2−フェノキシエチル)アミン:1.5gをトルエンに
溶解し、トリエチルアミン:1gを加えて50℃にて3
0分間加熱攪拌した。放冷後、トルエンを加えて水で3
回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し、溶媒
を留去した。残渣にメタノール30mlを加えて溶解し
、10%パラジウム炭素を加えた後、水素化ホウ素ナト
リウム500mgを少しずつ加え、そのまま30分間攪
拌した。そして、濾過した後、溶媒を減圧留去して、残
渣をジクロルメタンに溶解し、水で3回洗浄して硫酸ナ
トリウムで乾燥した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣
をピリジンに溶解した。その後、実施例1及び2と同様
に操作して、無色無晶体として目的物2.4gを得た。 この化合物のNMR分析結果は、以下の通りであった。
【0081】 1H−NMR(CDCl3 ,δ,pp
m,TMS) 2.31(3H,s,−N−CH3 ),2.66−3
.87(6H,m,φ−CH2 −N−CH2 CH2
 −O  and  −CH2 −CH2 OH  o
r  −CH2 CH2 OH),4.23(2H,t
,J=7Hz,−N−CH2 CH2 −O−φ),4
.74−5.35(2H,m,−CH2 CH2 OH
  or  −CH2 CH2 OH)),6.66−
9.20(15H,m,Ar)
【0082】上記の実施
例において合成された化合物の有効性を判断するための
試験方法及びその結果は、下記の如くであった。
【0083】〔ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)阻害
作用〕ニワトリ砂嚢平滑筋ミオシン軽鎖を基質として、
[γ−32P]ATPから基質蛋白への放射活性を測定
する。250mMトリス塩酸(pH7.0)、100m
M塩化マグネシウム、2mM塩化カルシウムをそれぞれ
20μl、ミオシン軽鎖(ニワトリ砂嚢平滑筋よりミオ
シンを調整したもの)を40μg、ミオシン軽鎖キナー
ゼ(ニワトリ砂嚢平滑筋より調整したもの)を40μg
、カルモデュリン(TCA法によってウシ脳から調製し
、カルモデュリン阻害剤W−7アフィニティーカラムに
より精製したもの)を80ng、被験薬物(10μM〜
1mMの適宜濃度に調製)を20μl、以上のものを試
験管中に混合し、蒸留水にて総量を200μlとする。
【0084】上記溶液に100μM[γ−32P]AT
P(2.5μCi/ml)20μlを添加して、30℃
で15分間処理した後、20%TCA0.5mlを加え
て反応を停止させる。反応停止後、5%TCA3mlと
1mg/mlアルブミン溶液を0.1mlを加えて遠心
し、酸不溶性蛋白を試験管底に固定する。更に、上澄を
除き、5%TCA3mlを加えて遠心する。この操作を
2回繰り返し、沈澱蛋白質を1N−NaOH2mlで溶
解し、約10mlを含むバイヤルに入れ、これに乳化シ
ンチレーション液(ACS−II,アマシャム社製)1
0mlを加えた後、液体シンチレーションカウンター(
LS7500,ベックマン社製)によって溶出液中の[
γ−32P]ATPによる放射活性を測定した。
【0085】カルシウム存在下の酵素活性を100%、
カルシウム非存在下の酵素活性を0%として、50%阻
害を与える被験化合物のμM濃度をIC50値として算
出し、下記表1に示した。但し、被験化合物100μM
で50%抑制作用を示さないものは、作用なしと判定し
た。
【0086】〔カルモデュリン依存性ホスホジエステラ
ーゼ(Ca−PDE)阻害作用〕500mMトリス塩酸
(pH8.0)、50mM塩化マグネシウム、2mM塩
化カルシウム(または10mMEGTA)、1mg/m
lウシ血清アルブミン、カルモジュリン依存性ホスホジ
エステラーゼ(ラット脳よりDEAE−セルロースカラ
ムにて部分精製したもの)をそれぞれ20μlずつ、カ
ルモデュリン(TCA法によってウシ脳から調製し、カ
ルモデュリン阻害剤W−7アフィニティーカラムにより
精製したもの)を200μg、及び被験薬物(10μM
〜1mMの適宜濃度に調製)を20μl試験管中で混合
し、更に蒸留水にて総量を200μlに調製する。
【0087】上記溶液に、4μM[ 3H]−サイクリ
ックグアノシンモノホスフェート(2.5μCi/ml
)20μlを添加して、30℃で15分間処理した後、
沸騰水浴中で3〜5分間加熱した。この反応液を氷水中
で冷却した後、5’−ヌクレオチダーゼ(シグマ社製,
ヘビ毒)20μgを加え、再び30℃、10分間処理し
た後、水約2mlを加えてから、陽イオン交換樹脂(A
G50W−X4,バイオラッド社製)カラムに注ぎ、試
験管を洗浄した液も加えた後、約20mlの水でカラム
を洗浄した。このカラムに3Nアンモニア水3mlを注
ぎ、溶出される液をバイアル瓶に受け、これに乳化シン
チレーション液(ACS−II,アマシャム社製)10
mlを加えた後、液体シンチレーションカウンター(L
S7500,ベックマン社製)によって溶出液中の[ 
3H]−グアノシンによる放射活性を測定した。
【0088】カルモデュリン存在下の酵素活性を0%と
して、50%阻害を与える被験化合物のμM濃度をIC
50値として算出し、下記表1に示した。但し、被験化
合物100μMで50%抑制作用を示さないものは、作
用なしと判定した(EGTAは、エチレンビスオキシエ
チレンニトリロテトラアセティックアシッド)。
【0089】〔血管平滑筋弛緩作用〕日本白色種ウサギ
を放血致死させて開腹し、摘出した上腸管膜動脈を常法
に従って螺旋状切開し、条片標本とした後、5%の炭酸
ガスを含む酸素ガスを通気した37±0.5℃のクレブ
ス−ヘンサレイト液中に張力を負荷して懸垂した。この
条片標本を20mM塩化カリウムで収縮させ、一定の張
力を保った後、目的化合物を累積的に投与した。弛緩作
用は、塩化カリウムによる収縮張力を100%として、
50%弛緩される濃度を、下記表1に表示した。
【0090】
【表1】
【0091】〔血圧・血流量に対する作用〕室温23±
1℃、湿度55±5%の恒温恒湿飼育室を使用し、雄性
Wistar系ラット(体重200〜300g)をペン
トバルビタールナトリウム(50mg/mlネンブター
ル注射液;ダイナボット社製)を75mg/ml腹腔内
投与し、麻酔した。動物を固定台に固定し、胸部から咽
頭部の正中線に沿って切開し、気管を分離露出する。露
出気管の甲状腺下部辺りに切り口を作り、ここに気管カ
ニューレを装着する。左右頸動脈を迷走神経を傷つけな
いように周囲組織から4〜5cmそれぞれ剥離する。
【0092】剥離した左頸動脈の上端を結紮し、最下端
を動脈クレンメで挟み、結紮点下端側に切り口を入れる
。ここに血圧測定用圧トランスジューサー(血圧トラン
スジューサーライフキット;日本光電社製)と連結し、
ヘパリン生理食塩水(200unit/mlヘパリン)
で満たした動脈カニューレを挿入し、外れないように二
重結紮する。カニューレ内に気泡があれば、これを除く
。血圧測定は、圧トランスジューサを介し、血圧測定用
アンプ(AP−641G;日本光電社製)、サーマルア
イレコーダ(RTA−1100;日本光電社製)で記録
する。
【0093】剥離した右頸動脈を血流量トランスジュー
サー(日本光電・FI−005T・0.5mmφ)に引
っかけ、血流量測定用アンプ(MF−26;日本光電社
製)、直流アンプ(AD−641G;日本光電社製)を
介し、サーマルアイレコーダで記録する。
【0094】薬物投与のためのカニューレを左大腿部の
皮膚を切開し、そこに露出した静脈に挿入する。被験化
合物は、塩酸塩のものを5%グルコースに溶解または2
%ポリソルベート80溶液に懸濁し、炭酸水素ナトリウ
ムで中和して、動物100gに対し0.1mlとなるよ
うに左大腿静脈から投与する。
【0095】血圧下降作用の評価値は、血圧を30mm
Hg低下させる用量を用量反応回帰直線より求めてED
30値として表示する。また、血流量の評価値は、被験
化合物投与前の血流量に対する最大増加時の血流量の百
分率を算出し、表2に表示する。
【0096】
【表2】
【0097】〔急性毒性〕室温23±1℃、湿度55±
5%の恒温恒湿飼育室を使用し、雄性ddY系マウス(
体重22〜28g)を1群10匹に分けて被験動物とし
、本発明による代表的化合物の内の数種を被験化合物と
して、これを2%ポリソルベート80溶液に懸濁させ、
上記被験動物に経口投与して、その後1週間観察し、そ
の死亡率から急性毒性値を求め、表3に示した。
【0098】
【表3】
【0099】
【発明の効果】以上の結果より明らかなように、本発明
に係る化合物は、新規物質であって、平滑筋弛緩作用を
有し、in  vivoにおいて血圧下降作用を有する
こと、また急性毒性において低毒性であることが示され
たことから、降圧剤或いは血管拡張剤、脳循環改善剤な
どの医薬品として有用である。また、各種リン酸化酵素
の活性阻害作用を有することから、低毒性の抗腫瘍剤と
しても有用である。
【化6】
【化6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記化1: 【化1】 [但し、式中、R1 は、3−ピリジル基、8−キノリ
    ニル基または7−(2−アセチル)−1,2,3,4−
    テトラヒドロイソキノリニル基;R2 は、水素、2−
    ヒドロキシエチル基または2−アミノエチル基;Xは、
    下記化2: 【化2】 にて示される基、−S−CH2 CH=CH−または−
    N(−R4)−CH2 CH2 −O−(但し、R4 
    は水素、低級アルキル基またはアリル基を表わす);R
    3 は、低級アルコキシ基;nは、0〜3の整数を表わ
    す]で表わされる化合物及び薬剤として許容され得るそ
    の酸付加塩。
  2. 【請求項2】  下記化3: 【化3】 [但し、式中、Xは、下記化4: 【化4】 にて示される基、−S−CH2 CH=CH−または−
    N(−R4)−CH2 CH2 −O−(R4 は、水
    素、低級アルキル基、またはアリル基を表わす);R3
     は、低級アルコキシ基;nは、0〜3の整数を表わす
    ]で表わされる化合物をハロゲン化ニトロベンジルと反
    応させ、これを還元した後、次の化5: R1 −SO2 Cl [但し、式中、R1 は、3−ピリジル基、8−キノリ
    ニル基または7−(2−アセチル)−1,2,3,4−
    テトラヒドロイソキノリニル基を表わす]で表わされる
    化合物と反応させ、要すれば更にアルキル化の後、還元
    または脱保護を行なって、その後に塩と成すことを特徴
    とする下記化6: 【化6】[但し、式中、R2 は、水素、2−ヒドロキ
    シエチル基または2−アミノエチル基であり、R1 、
    R3 、R4 、X及びnは、それぞれ前記と同様な意
    味を有する]で表わされるアニリンアリールスルホン酸
    アミド類またはそれらの無毒性塩の製造方法。
  3. 【請求項3】  下記化7: 【化7】 [但し、式中、R1 は、3−ピリジル基、8−キノリ
    ニル基または7−(2−アセチル)−1,2,3,4−
    テトラヒドロイソキノリニル基;R5 は、水素、−C
    H2 COOEtまたは下記化8: 【化8】 にて示される基;R6 は、水素またはヒドロキシル基
    を表わす]で表わされる化合物のR6 をハロゲンまた
    はトルエンスルホニルオキシ基とした後、下記化9:【
    化9】 [式中、Xは、下記化10: 【化10】 にて示される基、−S−CH2 CH=CH−または−
    N(−R4)−CH2 CH2 −O−(但し、R4 
    は、水素、低級アルキル基、またはアリル基を表わす)
    ;R3 は、低級アルコキシ基;nは、0〜3の整数を
    表わす]で表わされる化合物と反応せしめ、更に要すれ
    ば脱保護または還元を行ない、その後に塩と成すことを
    特徴とする下記化11: 【化11】 [但し、式中、R2 は、水素、2−ヒドロキシエチル
    基または2−アミノエチル基であり、R1 、R3 、
    R4 、X及びnは、それぞれ前記と同様な意味を有す
    る]で表わされるアニリンアリールスルホン酸アミド類
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6423717B1 (en) * 1996-12-19 2002-07-23 Smithkline Beecham P.L.C. Sulphonamide derivatives, process for their preparation, and their use as medicaments
US6599904B2 (en) * 1996-12-19 2003-07-29 Smithkline Beecham P.L.C. Sulphonamide derivatives, process for their preparation, and their use as medicaments

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