JPH0432724Y2 - - Google Patents

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JPH0432724Y2
JPH0432724Y2 JP1983037477U JP3747783U JPH0432724Y2 JP H0432724 Y2 JPH0432724 Y2 JP H0432724Y2 JP 1983037477 U JP1983037477 U JP 1983037477U JP 3747783 U JP3747783 U JP 3747783U JP H0432724 Y2 JPH0432724 Y2 JP H0432724Y2
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resistor
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JP1983037477U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可変抵抗器の端子接続構造に係り、
特に極小型(例えば外径寸法が8mm以下)の可変
抵抗器に用いて好適な端子接続構造に関する。
最近、ラジオ、テープレーダ等の民生機器に対
する超小型、超薄形化の傾向が強まり、よつて、
この傾向に対応して、これらの機器における音
量、音質またはバランス等の調整に使用される可
変抵抗器も極小型でかつ多連式であるものが要求
されてきている。
本考案は、上記の如き、要求に対応するもので
ある。次に本考案の実施例を図を用いて詳細に説
明する。
図面はいずれも本考案に係り、第1図は、小型
回転型可変抵抗器を示す斜視図、第2図は同分解
斜視図、第3図は同断側面図である。図におい
て、1は1枚の金属材から成る取付板で該取付板
1には板体1aと軸孔1bと折曲片1c,1dと
が形成されている。2,7は後述する抵抗体9、
集電体11等が、印刷によつて形成されている絶
縁基板で、該絶縁基板2,7には、軸孔2b,7
bと凹部2c,7cとが形成され、それぞれの端
部には端子3,8がはと目3a,8aによつて
着されている。なお、端子3と8とは後述する摺
動子受け4の軸部4a,4dが挿通される軸孔2
b,7bに対して対称の位置に配設されており、
端子3は、第1の絶縁基板2の抵抗体、集電体
(いずれも図示せず)が形成されている面から、
端子8は第2の絶縁基板7の抵抗体9、集電体1
1が形成されている面と異なる面から、それぞれ
外方(第2図において下方)に導出されている。
4は成形樹脂から成る摺動子受けで、該摺動子受
け4には、軸部4a,4bと、受け部4cと、摺
動子片5をめるための突起4eと、回動を規制
するためのストツパーとなる突起4fとが前記受
け部4cのそれぞれの端部に形成されている。な
お、軸部4aの端部には、切削部4bが形成され
ている。5は金属板から成る摺動子片で、該摺動
子片5には、板体部5aと、前記突起4eと係合
するための取付孔5bと、外側と内側の摺動子5
c,5eとが形成されている。なお、摺動子5e
は折曲接続部5dによつて前記板体部5aと接続
されている。6は成形樹脂から成る環状のケース
で、該ケース6には、壁面部6aと、支柱6b,
6dと、ストツパー用の凸部6cとが形成されて
いる。なお、凸部6cは壁面部6aに対して、平
行ではなくわずかに傾斜して配置されている。ま
た支柱6bは、支柱6dに比して長く形成されて
いる。
上述の如き構成の可変抵抗器の組立および、動
作について説明すると、まず、表面に抵抗体9、
集電体11、端子接続電極10,10,12等が
形成されている第2の絶縁基板7に環状のケース
6が載置される。このときケース6の長く形成さ
れた支柱6bが絶縁基板7の凹部7cによつて係
止され、位置決めがなされる。そして摺動子片5
が固着された摺動子受け4の一方の軸部4dを軸
孔7bに挿通し、他方の軸部4aを第1の絶縁基
板2の軸孔2bに挿通する。このとき絶縁基板2
の凹部2cに前記と同様にケース6の支柱6bが
係止される。この後取付板1の軸孔1bを軸部4
aに挿通し、ケース6の側方にのびた折曲片1c
を第2の絶縁基板7の下方で折曲げて、第1、第
2の絶縁基板2,7とケース6と摺動子受け4と
が係止されて一体となる。なお、折曲片1cは第
1図に示すようにケース6の支柱6b,6bの間
に挟まれて、配置され位置決めされている。
第4図a,bと第5図a,bは絶縁基板に電極
の形成工程を説明するための図で、まず第2の絶
縁基板7上に印刷によつて集電体11と端子接続
電極10,10,12を銀ペーストによつて形成
する。この銀ペーストは前記摺動子片5の摺動面
となるものであるから、耐摺動特性の良いもので
形成する。次にカーボン抵抗体をその両端部の一
部が、端子接続電極10,10に重なるように印
刷して抵抗体9を形成する。次に端子接続電極1
0,10,12上の端子8のはと目8aがめら
れる部分に例えば、導電性ゴムの微粉末を含有さ
せた銀ペースト等の柔軟性を有する銀ペーストに
よつて電極10′,10′,12′を形成する。前
記柔軟性を有する銀ペーストとしては他に熱硬化
性の樹脂をベースにした銀ペーストを硬化温度よ
りも低い温度を印加し、半硬化の状態となるよう
に形成したものでもよい。
上述の如く、端子8のはと目8aをめる部分
の電極を耐摺動特性(耐磨耗性)を有する銀ペー
ストと、柔軟性を有する銀ペーストの二層構造と
成す。これによつて第6図に示すように第2の絶
縁基板7に端子8を着するとき、はと目8aの
め部8a′が柔軟性を有する銀ペースト12′に
くい込んで着強度が充分にとれる。特に本件の
如く、外径が8mmという超小型の可変抵抗器等の
充分なめ面積を取ることのできない部分におけ
るめでは有効である。また端子8を半田付けす
る際にも、2層構造のために耐熱性が向上すると
いう効果もある。さらにまた、下層の銀ペースト
のみならず上層の銀ペーストをも印刷技術によつ
て形成できるため、製造工程の煩雑化を抑えるこ
とができる。
第7図は、摺動子片を示す斜視図であり、摺動
子片5は、洋白等の一枚の弾性金属板からなり、
板体部5aと、前記摺動子受け4の突起4eに係
合するための取付孔5bと、前記板体部5aの一
方の端部に形成された外方の摺動子5cと、折曲
接続部5dに、該折曲接続部5dから延びた内方
の摺動子5eと、摺動子受け4の軸部4aが挿通
される。軸孔5fと、前記板体部5aと折曲接続
部5dとを連結するための環状の接続部5gとか
ら成り、前記内方の摺動子5eは、接続部5g上
に配置される。よつて取付孔5bと摺動子5eが
連接されている接続部5gとは軸孔5fに対して
対向位置にある。
第8図a,bは、摺動子受けの平面図および正
面図であり、摺動受け4は例えばポリアセタール
等の成形樹脂から成り、軸部4a,4bと、該軸
部4aの端部に形成された一対の平坦部4bと、
前記摺動子片5が載置される受け部4cと、摺動
子片5を着されるための突起4eと、前記ケー
ス6に形成された凸部6cと当接して摺動子受け
4の回動を制限するためのストツパー用の一対の
突起4f,4fと、摺動子片5の軸孔5fが挿通
係止される係合部4gとが形成されている。なお
突起4eは、先端の円錐部4hと、受け部4cと
連設された2個の突条4i,4iとから成つてい
る。
第9図は、摺動子受けに摺動子片を取付ける状
態を示側面図である。
一対の摺動子片5のそれぞれの軸孔5fを摺動
子受け4の軸部4a,4dにそれぞれ挿通し、取
付孔5bが突起4eに挿通するように受け部4c
上に摺動子片5を載置する。これによつて摺動子
受け4に対するそれぞれの摺動子片5の位置決め
がなされる。さらに突起4eの円錐部4hを熱溶
融することによつて、摺動子片5は摺動子受け4
にがたつきなく、しつかりと固定される。このと
き、突起4eの先端が円錐状に形成されているた
め、小径である取付孔5bに対してスムーズな挿
通が成され、作業性が向上する。さらに複数個の
突条4iが形成されていることによつて取付孔5
bが確実に突起4eに係合・保持され、摺動子片
5が摺動子受け4に正確に位置決めがなされる。
この固定によつて、摺動子片5の摺動子5c
は、受け部4cの一方の端部から突出し、摺動子
5eは、軸部4a,4dをそれぞれ間にして配置
され、よつて摺動子5c,5eの弾性変形は支障
なく行なわれる。
第10図は、ストツパー機構を説明するための
図で、摺動子受け4に形成されているストツパー
用の突起4fと、ケース6の凸部6cとが当接す
ることによつて、摺動子受け4の回動が規制され
る。このとき、受け部4cのそれぞれの端部の
上・下対向面に形成されている。突起4f,4f
によつて、それぞれ左、右の回動が規制されるも
のである。なお、ケース6の凸部6cは、壁面部
6aに対して傾斜して配置されているために、小
型化された可変抵抗器であるにもかかわらず、凸
部6cと突起4fとの当接面積が充分にとれるこ
とになり、よつて、充分な強固なストツパー機構
を構成することができる。
以上説明したように、本考案によれば、摺動面
となる第1の銀ペースト上に柔軟性に優れた第2
の銀ペーストを部分的に形成したものであるか
ら、絶縁基板の割れを伴うことなく端子を充分な
かしめ強度で電極に固定することができると共
に、半田耐熱性を向上することができ、また下層
の第1の銀ペーストとして耐磨耗性の高い材料を
用いため、摺動特性の劣化を防止することがで
き、さらにまた第1および第2の銀ペーストを共
に印刷技術を用いて形成できる等、特に超小型の
可変抵抗器に用いて好適な端子接続構造を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は、いずれも本考案の実施例に係り、第1
図は小型回転型可変抵抗器を示す斜視図、第2図
は同分解斜視図、第3図は同要部断面図、第4図
a,bと第5図a,bは、絶縁基板の電極を形成
工程を説明するための図、第6図は絶縁基板に端
子をめた状態を示す要部断面図、第7図は、摺
動子片を示す斜視図、第8図a,bは摺動子受け
を示す平面図および正面図、第9図は摺動子受け
に摺動子片を取付ける状態を示す側面図、第10
図はストツパー機構を説明するための図である。 1……取付板、2……第1の絶縁基板、3,8
……端子、4……摺動子受け、5……摺動子片、
6……ケース、7……第2の絶縁基板、8a……
はと目、8a′……め部、10,12……端子接
続電極、10′,12′……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁基板上に抵抗体と電極とをそれぞれ印刷形
    成し、前記電極に端子のはと目をかしめ固定する
    可変抵抗器の端子接続構造において、前記電極
    が、前記抵抗体の端部に接続する耐磨耗性の高い
    第1の銀ペーストと、該第1の銀ペースト上の前
    記抵抗体から離間した位置に形成され、第1の銀
    ペーストに比べて柔軟性の高い第2の銀ペースト
    とからなり、これら第1および第2の銀ペースト
    の積層部分に前記端子のはと目をかしめ固定する
    と共に、第1の銀ペーストと抵抗体上の摺動子が
    摺動するように構成したことを特徴とする可変抵
    抗器の端子接続構造。
JP3747783U 1983-03-17 1983-03-17 2連式可変抵抗器 Granted JPS59145002U (ja)

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JP3747783U JPS59145002U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 2連式可変抵抗器

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JP3747783U JPS59145002U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 2連式可変抵抗器

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JPS59145002U JPS59145002U (ja) 1984-09-28
JPH0432724Y2 true JPH0432724Y2 (ja) 1992-08-06

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JP3747783U Granted JPS59145002U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 2連式可変抵抗器

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5179638U (ja) * 1974-12-20 1976-06-24
JPS5257249U (ja) * 1975-10-23 1977-04-25
JPS5350465U (ja) * 1976-10-01 1978-04-28
JPS57161206U (ja) * 1981-03-23 1982-10-09

Also Published As

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JPS59145002U (ja) 1984-09-28

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