JPH04325506A - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の製造方法

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JPH04325506A
JPH04325506A JP3122706A JP12270691A JPH04325506A JP H04325506 A JPH04325506 A JP H04325506A JP 3122706 A JP3122706 A JP 3122706A JP 12270691 A JP12270691 A JP 12270691A JP H04325506 A JPH04325506 A JP H04325506A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F14/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F14/02Monomers containing chlorine
    • C08F14/04Monomers containing two carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系重合体の
製造方法、とくにはポロシティが高い粒子構造を有し、
加工性に優れ、フィッシュアイの少ない塩化ビニル系重
合体を高い生産性のもとに製造する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、加工性が改良され、フィッシュア
イが少なくブレンド性に優れた塩化ビニル系重合体の製
造方法が多数提案されている。例えば、特開昭52− 
5886号、同52−15890号、同55− 112
210号、同53− 6392号および特公昭61−1
8562号公報には、分散安定剤としてケン化度55モ
ル%以下、平均重合度 600以下のいわゆる油溶性ポ
リビニルアルコールを用いてポロシティを高め、加工性
を改良し、得られる重合体の残留単量体量を低減する方
法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの製造方法によ
れば、確かにある程度ポロシティが高くなり、フィッシ
ュアイが低減されるが、トリメリット酸エステル系およ
びポリエステル系可塑剤を使用する配合では、フィッシ
ュアイ量が多く加工性が低下する。またポロシティを高
くすると、重合末期に見掛けのスラリ−濃度が上昇し、
スラリ−の流動が不十分となり、重合熱の除去が不完全
となり、品質の低下をもたらすなどの問題がある。した
がって、本発明の目的は如何なる種類の可塑剤を使用す
る場合においてもフィッシュアイを顕著に低減できる塩
化ビニル系重合体を高い生産性のもとに製造する方法を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、塩化ビニル単量体または塩化ビニルを主体とする
ビニル系単量体の混合物(以下、単に塩化ビニル系単量
体とする)を水性媒体中で懸濁重合する際に、分散安定
剤としての、平均重合度 1,500〜 2,700、
ケン化度75〜99モル%の部分ケン化ポリビニルアル
コール(A成分)、メトキシ置換度が26〜30重量%
、ヒドロキシプロポキシ置換度が4〜15重量%で、か
つその2重量%水溶液の20℃における粘度が5〜4,
000cpsであるヒドロキシプロピルメチルセルロ−
ス(B成分)および平均重合度 150〜 600、ケ
ン化度20〜55モル%の部分ケン化ポリビニルアルコ
ール(C成分)を、A/B両成分の重量比で9/1〜0
/10、C成分がA、B両成分の合計量の1〜5重量倍
の範囲内で添加し、かつ重合途中から純水を追加し、重
合缶内圧を重合温度における前記単量体またはその混合
物の飽和蒸気圧より1kg/cm2G以上降圧させない
ように保持しながら反応を進めた後、重合転化率が80
〜95%に達した時点で反応を終了させると、上記課題
の解決できることを見出し本発明に到達した。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。まず本発
明の塩化ビニル系重合体の製造方法においては、とくに
分散安定剤として、A.平均重合度が 1,500〜 
2,700、ケン化度が75〜99モル%の部分ケン化
ポリビニルアルコールと、B.メトキシ置換度が26〜
30重量%、ヒドロキシプロポキシ置換度が4〜15重
量%で、かつその2重量%水溶液の20℃における粘度
が5〜4,000cpsであるヒドロキシプロピルメチ
ルセルロ−スと、C.平均重合度 150〜 600、
ケン化度20〜55モル%の部分ケン化ポリビニルアル
コールとの3成分が使用される。
【0006】上記A成分の部分ケン化ポリビニルアルコ
ールは、平均重合度が1,500未満かケン化度が75
モル%未満であると、得られる塩化ビニル系重合体の嵩
密度が低下し、後述するC成分としての部分ケン化ポリ
ビニルアルコールと併用した場合に重合器の内壁にスケ
ールの付着が多くなり、また平均重合度が 2,700
を超えるかケン化度が99モル%を超えると、ポロシテ
ィが低下しフィッシュアイ量の多いものとなる。
【0007】B成分のヒドロキシプロピルメチルセルロ
−スは、そのメトキシ置換度が26重量%未満であるか
、ヒドロキシプロポキシ置換度が4重量%未満であると
、ポロシティが低下し、逆にメトキシ置換度が30重量
%を超えるか、ヒドロキシプロポキシ置換度が15重量
%を超えると、得られる塩化ビニル系重合体の粒度分布
が広くなる。
【0008】A、B両成分の仕込み量は目的とする塩化
ビニル系重合体の粒径によって広範囲に調整可能である
が、両者の重量比A/Bで9/1〜0/10、好ましく
は9/1〜2/8であることが必要である。これが9/
1以上であると、得られる塩化ビニル系重合体のポロシ
ティが低下する。また、このA、B両成分の合計仕込み
量は塩化ビニル系単量体 100重量部に対して0.0
2〜0.50重量部であることが好ましい。
【0009】C成分の部分ケン化ポリビニルアルコール
は、平均重合度が 150〜 600、好ましくは 2
00〜 500であることが必要で、これが 150未
満であると、得られる重合体の粒度分布が広くなり、逆
に 600を超えると、ポロシティが低下する。C成分
はまたケン化度が20〜55モル%、好ましくは30〜
50モル%であることが必要で、これが20モル%未満
では嵩密度が低下し、逆に55モル%を超えるとポロシ
ティが低下する。
【0010】C成分の仕込み量は、A、B両成分の仕込
み合計重量に対し、1〜5重量倍、好ましくは1〜3重
量倍であることが必要で、これが1重量倍以下であると
、目的とするフィッシュアイの消失性を向上する効果が
なく、逆に5重量倍を超えると、重合系の安定性が低下
する。
【0011】本発明の方法において、重合途中での純水
の追加は、重合転化率で30〜70モル%の任意の期間
内で連続的または断続的に行われる。この量は当初の仕
込み純水量に対して10〜30重量%の割合で行われる
。この純水の追加が重合転化率30モル%未満のときに
行われると、粒度が粗くなったり、嵩比重が高くなった
り、さらにはフィッシュアイが増加したりするなどの問
題が生ずる。また、これが上記期間内に行われないと、
重合末期における攪拌トルクの上昇を抑制できなくなっ
てスラリーの流動が悪く、重合温度を一定に保つことが
困難になり、粒度が粗くなったり、嵩比重が低下したり
、着色性が悪化したり、フィッシュアイが増加したりす
るなどの品質上の問題を伴う。
【0012】さらに、本発明の方法では缶内圧力が運転
時の重合温度における飽和蒸気圧より1kg/cm2G
以上降圧させないように重合器内圧力を保持し、重合転
化率が80〜95%に達した時点で重合反応を終了して
未反応単量体の回収を行う。反応中に缶内圧を1kg/
cm2G以上降圧させると、重合缶内スラリー粘度の上
昇が激しくなり、缶内に温度むらを生じたり、粗粒が発
生したりするため好ましくない。缶内圧を1kg/cm
2G以上降圧させない方法としては、例えば重合缶温度
を上昇させることによってコントロール可能である。し
かし重合温度が80℃以上になると、得られる重合体の
初期着色が悪化するため、80℃以下に保持することが
好ましい。
【0013】重合転化率を決定する要因は生成重合体中
の未反応単量体の溶解度で支配される。文献〔Poly
mer Preprints Vol. 15, p1
97 〜 202(1974)〕によれば、重合器内ス
ラリー温度に相当する塩化ビニル単量体の固有蒸気圧P
0mに対する重合器内圧力Pm の比Pm /P0mが
 0.6以上であればスラリー温度に関係なく、重合体
中に溶解する単量体量が決定される。すなわち、図1は
重合転化率とPm /P0mとの関係を示したグラフで
あって、目標とする重合転化率を達成しようとする場合
は、その転化率に対応するPm /P0mの値をグラフ
から求め、重合器内のスラリー温度で決定されるP0m
と重合器内圧力Pm とから求めた値を比較して、値が
一致した時点で重合反応を停止すればよい。この方法で
重合を行えば、重合物の最終転化率を任意にコントロー
ルできる。
【0014】本発明の方法で重合される塩化ビニル系単
量体としては、塩化ビニル単独のほか、塩化ビニルを主
体とするこれと共重合可能なビニル系単量体の混合物(
通常塩化ビニルが50重量%以上)が包含され、この塩
化ビニルと共重合されるコモノマ−としては、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸エステ
ルもしくはメタアクリル酸エステル;エチレン、プロピ
レンなどのオレフィン;無水マレイン酸;アクリロニト
リル;スチレン;塩化ビニリデンなどが例示される。
【0015】本発明において用いられる重合開始剤は従
来一般に使用されているものでよく、例えば、t−ブチ
ルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ
ピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、α−
クミルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルネオ
ヘキサノエート、2, 4, 4−トリメチルペンチル
−2−パーオキシ−2−ネオデカノエートなどのパーエ
ステル化合物;ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート
、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、
ジメトキシイソプロピルパーオキシジカーボネートなど
のパーカーボネート化合物;デカノイルパーオキシド、
ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、ク
メンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキ
シド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、p−
メンタンハイドロパーオキシド、3, 5、5−トリメ
チルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオキ
シド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシド
などのパーオキシド化合物;α, α’−アゾビスイソ
ブチロニトリル、α, α’−アゾビス(2, 4−ジ
メチルバレロニトリル) 、α,α’−アゾビス(4−
メトキシ−2, 4−ジメチルバレロニトリル)などの
アゾ化合物が挙げられ、これらは1種または2種以上の
組み合わせとして使用することができる。また、これら
の重合開始剤は過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、
過酸化水素などと併用することもできる。
【0016】さらに、この重合系には必要に応じて、塩
化ビニル系単量体の重合に適宜使用される、重合調整剤
、連鎖移動剤、pH調整剤、ゲル化改良剤、帯電防止剤
、スケ−ル防止剤などを、また更には少量の界面活性剤
を添加することもできる。本発明の塩化ビニル系重合体
の製造に際しては、例えば、仕込み単量体当りの水性媒
体の全使用量、重合開始剤および塩化ビニル単量体、場
合によっては他のコモノマ−などの使用量とこれらの仕
込み方法、重合温度等は従来公知の条件で行えばよい。
【0017】(実施例)以下、本発明の具体的態様を実
施例および比較例により説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例
において得られる塩化ビニル系重合体の嵩比重、粒度分
布、可塑剤吸収量、フィッシュアイは次の方法で測定し
たものである。 ・嵩比重:JIS K−6721に準拠して測定した。 ・粒度分布:JIS Z−8801に準拠して測定した
。 ・可塑剤吸収量:内径25mm、深さ85mmのアルミ
ニウム合金製容器の底にグラスファイバ−を詰め、これ
に試料樹脂10gを採取して投入する。これにDOP1
5ccを加え、30分放置してDOPを樹脂に充分浸透
させる。その後、1,500Gの加速度で過剰のDOP
を遠心分離し、樹脂に吸収されたDOPの量を求め、樹
脂100 重量部当りの値で表した。 ・フィッシュアイ−1:試料樹脂 100重量部、三塩
基性硫酸鉛1重量部、ステアリン酸鉛 1.5重量部、
二酸化チタン 0.2重量部、カ−ボンブラック 0.
1重量部およびDOP50重量部を混合したコンパウン
ド25gを、 145℃のロ−ルで3分間および5分間
混練し、それぞれ厚さ 0.2mmのシ−トとして分取
し、それぞれのシ−ト100cm2中の透明粒子の数を
もって示した。 ・フィッシュアイ−2:試料樹脂 100重量部、Ba
−Zn系粉体安定剤1重量部、Ba−Zn系液体安定剤
1重量部、エポキシ化大豆油5重量部、二酸化チタン 
0.5重量部、カ−ボンブラック0.1重量部およびT
OTM65重量部を混合したコンパウンド25gを、 
155℃のロ−ルで3分間および5分間混練し、それぞ
れ厚さ 0.3mmのシ−トとして分取し、それぞれの
シ−ト100cm2中の透明粒子の数をもって示した。 ・着色性:重合体 100g、DOP50g、カドミウ
ム系複合体 0.5g、ジブチルすずラウレート系安定
剤1gの各成分を混合調製して得られた配合物を、6イ
ンチロールを用いて 160℃で5分間混練してシート
状にし、さらに平板プレスを用いて 160℃で120
kg/cm2Gの加圧下5分間プレス成形して試験片を
作成した。これについてJIS K−7105に準じて
黄色度を測定し、この値を下記の判断基準で着色性とし
て評価した。 YI値            着色性判定30以下 
               ○30〜40    
            △40以上        
        ×
【0018】実施例1 内容積2M3 のオートクレーブに、純水 900kg
と、A成分としての、重合度 2,550、ケン化度8
0モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール 158g
と、B成分としての、メトキシ置換度29重量%、ヒド
ロキシプロポキシ置換度10重量%、20℃における2
重量%水溶液の粘度が 50cpsである、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース 158gと、C成分として
の、重合度 250、ケン化度48モル%の部分ケン化
ポリビニルアルコール 378gとを仕込んだ。 次に、真空ポンプでオートクレーブの内圧が−700m
mHgとなるまで脱気した。その後、塩化ビニル単量体
 630kgを仕込み、さらに重合開始剤としてt−ブ
チルパーオキシネオデカノエート 570gを仕込んで
から昇温を開始し、51.0℃において重合を始め、重
合転化率が40%〜60%までの間に純水 200kg
を連続的に追加し、缶内圧力が51.0℃における塩化
ビニル単量体の飽和蒸気圧(7.3kg/cm2G)よ
り0.5kg/cm2Gまで降下した時に30分間で7
0℃まで昇温し、70℃に達した時点(8.9kg/c
m2G)で反応を停止し、未反応単量体を回収し、脱水
、乾燥して重合体を得た。得られた重合体について、嵩
比重、粒度分布、可塑剤吸収量、フィッシュアイ−1お
よび2、着色性を測定した。
【0019】実施例2〜6 実施例1において、分散安定剤としてのA、B両成分の
量割合、塩化ビニル単量体に対するA、B両成分および
C成分の仕込み量、純水の追加量および追加時の重合転
化率並びに最終重合転化率を、表1および表2に示すよ
うに変えたほかは同様にして重合を行い、同様の測定を
行った。
【0020】比較例1 実施例1において、純水添加量および反応停止時の重合
缶内の温度を表2に示すように変えたほかは同様にして
重合を行い同様の測定を行った。
【0021】比較例2 実施例1において、純水添加時の重合転化率を表2に示
すように変えたほかは同様に重合を行い同様の測定を行
った。以上の結果を表1および表2に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】比較例3 実施例1において、純水添加時の重合転化率および反応
停止時の重合缶内の温度を表3に示すように変えたほか
は同様にして重合を行い同様の測定を行った。
【0025】比較例4 実施例1において、重合缶内の圧力を1.3kg/cm
2Gまで降下させたほかは反応停止時の重合缶内の圧力
、反応停止時の重合缶内の温度を表3に示すように変え
たほかは同様にして重合を行い同様の測定を行った。
【0026】比較例5 実施例1において、C成分を添加しなかったほかは同様
にして重合を行い同様の測定を行った。以上の各例の結
果を表3に示した。
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポロシティの高
い粒子構造を有し、加工性に優れ、フタル酸エステル系
、トリメリット酸エステル系及びポリエステル系の可塑
剤等を用いた場合でも、フィッシュアイの顕著に改良さ
れた塩化ビニル重合体を極めて高い生産性のもとで得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する際に使用する、重合転
化率と重合器内スラリー温度(重合温度)に相当する塩
化ビニル単量体の固有蒸気圧P0mに対する重合器内圧
力Pm の比Pm /P0mとの関係を示すグラフであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル単量体または塩化ビニルを主体
    とするビニル系単量体の混合物を水性媒体中で懸濁重合
    する際に、分散安定剤としての、平均重合度 1,50
    0〜 2,700、ケン化度75〜99モル%の部分ケ
    ン化ポリビニルアルコール(A成分)、メトキシ置換度
    が26〜30重量%、ヒドロキシプロポキシ置換度が4
    〜15重量%で、かつその2重量%水溶液の20℃にお
    ける粘度が5〜4,000cpsであるヒドロキシプロ
    ピルメチルセルロ−ス(B成分)および平均重合度 1
    50〜 600、ケン化度20〜55モル%の部分ケン
    化ポリビニルアルコール(C成分)を、A/B両成分の
    重量比で9/1〜0/10、C成分がA、 B両成分の
    合計量の1〜5重量倍の範囲内で添加し、かつ重合途中
    から純水を追加し、重合缶内圧を重合温度における前記
    単量体またはその混合物の飽和蒸気圧より1kg/cm
    2G以上降圧させないように保持しながら反応を進めた
    後、重合転化率が80〜95%に達した時点で反応を終
    了させることを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】純水が、重合転化率で30〜70%の間に
    追加される請求項1記載の塩化ビニル系重合体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】純水が、当初添加量の10〜30重量%の
    割合で追加される請求項1記載の塩化ビニル系重合体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】反応が、80℃以下の重合温度で行われる
    請求項1記載の塩化ビニル系重合体の製造方法。
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