JPH04322781A - 浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭の水道水等を浄化
する浄水器にかかわり、特にカートリッジの詰りによる
寿命を検知する水量インジケーターを有する浄水器に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】ろ材を内蔵したカートリッジを使用した
浄水器においては、カートリッジの寿命判定が必要であ
る。

【０００３】従来の浄水器では、特開昭６０−１７９１
８７号に記載されているように、カートリッジ寿命を、
汚れ具合を外観から確認できるように、ケースを透明材
で構成するとともに白色の発泡材フィルターを内蔵させ
、鉄サビ等の異物付着による変色状態を目視して、判定
していた。

【０００４】しかし、カートリッジ寿命の判定の点で、
汚れと目詰りは一概に比例しないので、寿命の判定を誤
る場合があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のカートリッジの寿命判定の実情を鑑みてなされた
もので、浄水器の浄水吐出側に水量インジケーターを設
けることにより、カートリッジの目詰りによる水量低下
を検知し、カートリッジの寿命、交換時期にきたことを
容易にわからしめる目的と、水量インジケータを構成す
る通路とは別に、バイパス口を設け、性能の異なるカー
トリッジを使用した場合でも、バイパス口の開口面積を
調整することにより、前記同一水量インジケーター構成
を使用して寿命判定できる様にしたことを目的としてい
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、カートリッジから吐出された大部分の水を水量に応
動して動作する抵抗体を内蔵した水量インジケーターを
備えた通水路を通し吐出口に導くとともに、残りの水を
前記通水路を通さずバイパス口から直接吐出口に導く構
造としたものである。

【０００７】そして、目詰りによる水量低下による抵抗
体の動きを外側から目視可能とし、カートリッジの寿命
を判定する構造とした。

【０００８】

【作用】カートリッジ５から吐出された水３０は、大部
分の水３０ａは抵抗体１４を内蔵した補助通水路１１ａ
を通り、主通水路１１ｂを経由し、浄水パイプ１３に送
水される。

【０００９】また、残りの吐出水３０ｂはバイパス口２
２を通り、直接主通水路１１ｂに流入し、浄水パイプ１
３に送水される。

【００１０】補助通水路１１ａを通過する際、抵抗体１
４は水３０ａの多少に応じて抵抗力を受け、スプリング
１５の変位により抵抗体１４の位置が変動する。カート
リッジ５が詰り水量が低下し、スプリング１５の変位に
ともなう抵抗体１４の位置を透視窓１６から確認し、カ
ートリッジの寿命を判定するものである。

【００１１】バイパス口２２の開口面積を変えることに
より、補助通水路１１ａを通過する水量を調整し、異な
った性能のカートリッジも同じように寿命判定するもの
である。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。

【００１３】図１は浄水器の全体構成図であり、これに
より構成を説明する。

【００１４】原水口４１を有するインレット３は、ベー
ス２に固定されている。カートリッジ５は上部に浄水吐
出口４２を有する本体５ａと原水流入口４１を有するフ
タ５ｂより形成され、ろ材として活性炭６と開口部８ａ
を有するケース８に収納された中空糸膜７が内蔵されて
いる。

【００１５】中空糸膜７は、０．１μｍ　程度の開口を
有する糸が束ねられているものである。

【００１６】活性炭６の流出を防止するために、入口フ
ィルター９と出口フィルター１０が装置されている。

【００１７】カートリッジ５は、インレット３にネジ込
まれてベース２に固定される。

【００１８】上ケース７２には、浄水口４３を有する浄
水パイプ１３を装着したパイプケース１１が収納されて
いる。

【００１９】また、上ケース７２は中ケース７１に弾着
固定されている。

【００２０】中ケース７１をカートリッジ５の上部に装
着することにより、パイプケース１１と通水路が形成さ
れる。

【００２１】図２により、パイプケース１１の構造を詳
細に説明する。

【００２２】パイプケース１１の内部は、補助通水路１
１ａと主通水路１１ｂが形成されている。

【００２３】補助通水路１１ａには、抵抗体１４とスプ
リング１５が内蔵されている。

【００２４】抵抗体１４の対応した位置には、図１に示
した透明窓１６が形成され、抵抗体１４の動きを外側か
ら目視可能な構造となっている。

【００２５】この様に水量インジケーターは、補助通水
路１１ａ，抵抗体１４，スプリング１５，透明窓１６で
構成されている。

【００２６】主通水路１１ｂには、浄水吐出口４２に連
通するバイパス口２２が形成されている。

【００２７】バイパス口２２の下流側には浄水パイプ１
３が装置されている。

【００２８】次に、動作について図１および図２により
説明する。

【００２９】水栓５１を開放することにより、水道水の
原水はインレット３を経由し、カートリッジ５に流入す
る。

【００３０】カートリッジ５内の活性炭６で原水の有機
物および残留塩素等を吸着した後、開口部８ａからケー
ス８に流入する。

【００３１】中空糸膜７では、にごり等の異物を除去す
る。

【００３２】これらのろ材で浄水された水３０の大部分
の水３０ａは補助通水路１１ａに流入する。

【００３３】残りの水３０ｂはバイパス２２を通り、直
接主通水路１１ｂに流入する。補助通水路１１ａに流入
した水３０ａは、抵抗体１４に抵抗力を与えながら、主
通水路に流入する。

【００３４】この際、抵抗体１４が受けた抵抗力に応じ
て、スプリング１５がたわみ、抵抗体１４の位置が変化
する。

【００３５】つまり、中空糸膜７で異物を除去し続ける
と、徐々に詰ってしまうため、浄水水量が低下していく
ことにりより、抵抗体１４の位置が変化する。

【００３６】この変化を、透明窓１６で目視確認するこ
とにより、寿命を判定するものである。また、抵抗体１
４の動きは中空糸膜７の性能および活性炭６の性能つま
り通水量に左右されるため、異なった性能のカートリッ
ジ５を装着した時でも補助通水路１１ａをながれる水量
を一定にするため、バイパス口２２の開口面積を調整す
ることにより、同一の構成で対応できる。

【００３７】主通水路１１ｂに流入した水３１は、浄水
パイプ１３を通り、浄水口４３から吐出される。

【００３８】

【発明の効果】本発明によれば、性能の異なるカートリ
ッジを使用した場合でもバイパス口の開口面積を調整す
ることにより、水量インジケーターを変えることなく寿
命判定ができ、部品の共用化が可能となるので、安価な
浄水器を供給できることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の浄水器の全体断面図である
。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【符号の説明】

５…カートリッジ、１１…パイプケース、１１ａ…補助
通水路、１１ｂ…主通水路、１４…抵抗体、１５…スプ
リング、１６…透明窓、２２…バイパス口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ろ材を内蔵するカートリッジと、原水流入
   口を有しカートリッジを保持するベースと、浄水吐出口
   を有する上ケースから成る浄水器において、カートリッ
   ジから吐出された大部分の水を水量に応動して動作する
   抵抗体を内蔵した水量インジケーターを備えた通水路を
   通し吐出口に導くとともに、カートリッジから吐出され
   た残りの水を前記通水路を通さず直接吐出口に導くバイ
   パス口を持ったことを特徴とした浄水器。