JPH04319571A - クリーニング機構を持つライブラリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はクリーニング機構を持つ
ライブラリ装置に関する。近年、計算機システムにおけ
る情報量の大量化に伴い、この情報の保管手段として、
オペレータの介入を不要とする自動化された大容量記憶
装置が各種提供されている。

【０００２】この大容量記憶装置は多数の磁気テープカ
ートリッジや光ディスクカートリッジ等の記録媒体を収
容する収容棚を設け、この収容棚に設けられた記録媒体
を格納する複数のセルに、夫々記録媒体を格納しておき
、メカニカルハンドを備えたアクセッサが必要な記録媒
体を収容棚のセルから取り出し、記録再生部に搬送して
セットし、データの書込み／読出しを行わせ、このデー
タの書込み／読出しが完了すると、再び記録再生部から
記録媒体を取り出して、収容棚のセルに搬送して収納す
ると共に、上位装置からの指示により不要となった記録
媒体を排出口に搬送してオペレータに取り出させ、オペ
レータが投入口に入れた記録媒体を記録再生部に搬送し
てセットするか、又はセルに搬送して格納する一種の自
動倉庫として構成されている。

【０００３】

【従来の技術】図６はライブラリ装置の構成例を説明す
る図である。図６は記録媒体に光ディスクカートリッジ
を使用したライブラリ装置の一例であり、光ディスクカ
ートリッジ１１を収容する複数のセルが取付けられた収
容棚１５〜１７が設けられ、この収容棚１５〜１７の指
定されたセルに格納された光ディスクカートリッジ１１
を、アクセッサ３に取付けられたピッカ４（メカニカル
ハンド）が取り出して保持し、データの書込み／読出し
を行うドライブ装置１２又は１３に運搬して、保持した
光ディスクカートリッジ１１をセットする。

【０００４】そして、ドライブ装置１２又は１３でデー
タの書込み／読出しが完了すると、又、ドライブ装置１
２又は１３から光ディスクカートリッジ１１を取り出し
て、収容棚１５〜１７の指定されたセルに運んで格納す
る。

【０００５】このため、アクセッサ３は矢印ＡーＢの方
向に移動し、ピッカ４を矢印ＣーＤの方向に移動させ、
指定された収容棚のセルの位置にピッカ４を位置付けす
る。そして、矢印ＥーＦの方向にピッカ４を移動させ、
光ディスクカートリッジ１１を取り出したり、格納させ
たりする。

【０００６】従って、アクセッサ３はレール１と２によ
り案内され、モータ８の回転により駆動されるネジ９に
より、矢印ＡーＢの方向に移動し、モータ７の回転によ
り駆動されるベルト６により、ピッカ４を矢印ＣーＤの
方向に移動させ、アクセッサ３に固定されたピッカ支持
機構５に設けられた図示省略したモータにより、ピッカ
４を矢印ＥーＦの方向に移動させる。

【０００７】又、ドライブ装置１２又は１３には、光デ
ィスクカートリッジ１１を水平にセットする必要があり
、収容棚１５〜１７は、光ディスクカートリッジ１１を
垂直にして収容しているため、ピッカ４の本体はモータ
１０に駆動されて回転する軸により、回転することが出
来る。

【０００８】又、ドライブ装置１２又は１３で書込み／
読出しが完了した光ディスクカートリッジ１１を、投入
口と排出口を兼ねた投入排出機構部１４に排出すること
を指示されると、ピッカ４はドライブ装置１２又は１３
から取り出した光ディスクカートリッジ１１を、矢印Ｇ
の方向に引き出すことが可能な投入排出機構部１４にセ
ットする。

【０００９】又、投入排出機構部１４にセットされた光
ディスクカートリッジ１１を、指定されたセルに運搬す
ることを指示されると、アクセッサ３はピッカ４が投入
排出機構部１４から取り出した光ディスクカートリッジ
１１を運搬し、指定されたセルの位置にピッカ４を位置
付けすると、光ディスクカートリッジ１１を格納させる
。

【００１０】尚、図６のピッカ４は光ディスクカートリ
ッジ１１を保持した状態を示す。図４は従来のライブラ
リ装置の構成を説明するブロック図である。中央処理装
置１８はＯＳ（オペレーティングシステム）の指示に基
づき動作する。そして、チャネル１９を経てライブラリ
装置２０のチャネルインタフェース回路２１に、アクセ
ッサ３に対するムーブコマンドを送出する。

【００１１】このムーブコマンドのパラメータには、４
バイトが使用され、２バイトでアクセッサ３の移動元の
アドレスを、次の２バイトでアクセッサ３の移動先のア
ドレスを指示する。

【００１２】プロセッサ２４は制御記憶２５に格納され
ているプログラムを読出して動作し、チャネルインタフ
ェース回路２１を経て中央処理装置１８が送出したムー
ブコマンドと、そのパラメータに基づき、アクセッサイ
ンタフェース回路２７を経てアクセッサ制御回路２９に
アクセッサ３の移動元と移動先を指示して、アクセッサ
３の移動を指示する。

【００１３】アクセッサ制御回路２９はアクセッサ３の
ピッカ４を現在位置から、指定された移動元のアドレス
に、前記の如くアクセッサ３とピッカ４の各モータを駆
動して移動させると、ピッカ４に光ディスクカートリッ
ジ１１を取り出させる。

【００１４】そして、指定された移動先にアクセッサ３
とピッカ４を移動させ、ピッカ４を指定されたアドレス
に位置付けさせる。即ち、例えば、移動元のアドレスが
Ｘ番のセルであり、移動先がＹ番のドライブ装置であれ
ば、収容棚１５〜１７に設けられた各セルの予め定めら
れた番号によって、ピッカ４を指定された番号のセルに
位置付けし、取り出した光ディスクカートリッジ１１を
運搬させ、Ｙ番のドライブ装置が１２であれば、ドライ
ブ装置１２にピッカ４を位置付けし、光ディスクカート
リッジ１１をセットする。

【００１５】プロセッサ２４は、アクセッサインタフェ
ース回路２７を経て、アクセッサ制御回路２９から媒体
移動終了を通知されると、チャネルインタフェース回路
２１とチャネル１９を経て中央処理装置１８にコマンド
の終了を通知する。

【００１６】光ディスクライブラリ装置は大容量記憶装
置であり、またその記憶容量の限界をなくすため媒体可
換にすることが要求されている。そこで媒体可換にする
ため、密閉構造がとれず、塵埃が媒体及びヘッドに付着
して読み取り・書き込み時のエラーの原因となる。この
ため、媒体の清掃を行うクリーニング・ドライブと、ヘ
ッドの清掃を行うクリーニング・カートリッジとが必要
となる。

【００１７】そこで、クリーニング・ドライブとクリー
ニング・カートリッジの両方を有する場合、クリーニン
グ・カートリッジをクリーニング・ドライブに入れると
それらの構造上、クリーニング・カートリッジやクリー
ニング・ドライブの破損につながる恐れがあり、これを
未然に防ぐ対策を施す必要がある。

【００１８】

【発明が解決しようとする課題】上記のように光ディス
クライブラリ装置の媒体の清掃を行うクリーニング・ド
ライブにヘッドの清掃を行うクリーニング・カートリッ
ジを挿入するとクリーニング・カートリッジやクリーニ
ング・ドライブの破損が生ずるという問題があった。本
発明はこのような点にかんがみて、媒体の清掃を行うク
リーニング・ドライブにヘッドの清掃を行うクリーニン
グ・カートリッジを挿入することを防止して光ディスク
ライブラリ装置を安全に運転する手段を提供することを
目的とする。

【００１９】

【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成されたクリーニング機構を持つライブラリ装置に
よって解決される。図１は、本発明の原理図である。

【００２０】複数の記録媒体を夫々格納する複数のセル
３４と、該記録媒体に対するデータの記録／再生を行う
記録再生部３２と、該記録媒体の運搬を行うアクセッサ
３　と、該アクセッサ３　の運搬動作と該記録再生部３
２の記録／再生動作の制御を行う制御手段３０とを備え
たライブラリ装置において、ヘッド清掃用のクリーニン
グ・カートリッジを格納するクリーニング・カートリッ
ジ・セル４２と媒体清掃用のクリーニング・ドライブ４
３と、該制御手段３０に前記クリーニング・カートリッ
ジを格納するクリーニング・カートリッジ・セル４２と
クリーニング・ドライブとのアドレスを登録する禁止ア
ドレステーブル４１と、カートリッジを移動させるコマ
ンドを受領した時に該禁止アドレステーブル４１を参照
し登録されたアドレスと一致することを判定する判定回
路４０とを設け、上位装置からカートリッジを移動させ
るコマンドを受領した時に該判定回路４０により禁止ア
ドレステーブル４１を参照し、前記クリーニング・カー
トリッジ・セル４２から前記クリーニング・ドライブ４
３に移動させるコマンドであることを判定した場合にコ
マンドを拒否するように構成する。

【００２１】

【作用】　　上位装置からカートリッジを移動させるコ
マンドを受領した時に判定回路により禁止アドレステー
ブルを参照し、クリーニング・カートリッジからクリー
ニング・ドライブに移動させるコマンドであることを判
定した場合にコマンドを拒否する。

【００２２】

【実施例】本発明はクリーニング・カートリッジとクリ
ーニング・ドライブの両方を有する光ディスク・ライブ
ラリ装置において、クリーニング・カートリッジのアド
レス（セル・アドレス）とクリーニング・ドライブのア
ドレスを登録する禁止アドレステーブルを設け、コマン
ドが送られて来た際にこれらのアドレスを判断し、クリ
ーニング・カートリッジをクリーニング・ドライブに入
れることを未然に防ぐことを目的としている。

【００２３】図５は媒体の運搬を行うムーブコマンドの
パラメータ部を示す。このパラメータは移動すべき媒体
の現在位置のアドレスと移動先のアドレスから成り、媒
体の移動はこのアドレスに従って行われる。これらのア
ドレスは媒体を格納しておくセル、媒体に記録された情
報の読み書きを行うドライブ装置、または装置外部から
、或いは装置外部へ媒体を出し入れする媒体投入・排出
口にそれぞれ割り付けられている。本発明では、クリー
ニング・カートリッジとクリーニング・ドライブのアド
レスをあらかじめライブラリ装置内に登録しておき、ム
ーブコマンドが送られて来た際に、コマンドのパラメー
タ部と、登録されたアドレスとの比較を行い、クリーニ
ング・カートリッジをクリーニング・ドライブに移動さ
せるコマンドは受け付けないようにするものである。

【００２４】第２図は本発明の一実施例を示す回路のブ
ロック図である。上位装置（中央処理装置１８及びチャ
ネル１９）からムーブコマンドが送られてくると、ライ
ブラリ装置２０内のプロセッサ２４がそのコマンドを解
釈して、判定回路４０でコマンドのパラメータ部（アド
レス）を禁止アドレステーブル４１の値と比較する。

【００２５】禁止アドレステーブル４１には、クリーニ
ング・カートリッジ・セル４２とクリーニング・ドライ
ブ４３のアドレスが登録されており、クリーニング・カ
ートリッジをクリーニング・ドライブ４３に運搬するア
ドレスが送られて来た場合は、アクセッサ３に対しコマ
ンドを実行せず、上位に対しコマンドの拒否を報告する
。コマンドのアドレスが禁止アドレステーブル４１の値
と一致しない場合、プロセッサ２４はアクセッサ３に対
し、媒体の運搬を行う命令を出し、上位に対しコマンド
が正常に受け取られた報告をする。

【００２６】図３は光ディスクライブラリ装置の媒体の
清掃を行うクリーニング・ドライブと、ヘッドの清掃を
行うクリーニング・カートリッジとを示す。光ディスク
装置ではレーザー光を利用して読み取りを行うため、ド
ライブ装置と光ディスクカートリッジとは接触すること
はない。しかし、媒体の清掃を行うクリーニング・ドラ
イブは塵埃を除去するため、そのクリーニング部分が媒
体カートリッジと接触して媒体の塵埃を除去するように
なっており、また、クリーニング・カートリッジはドラ
イブ装置に付着した塵埃を除去するため、そのクリーニ
ング部分がドライブ装置と接触するように構成されてい
る。図３の（Ａ）はクリーニング・カートリッジ及び光
ヘッド部の断面図であり、クリーニング・カートリッジ
４４の基板４７に設けられた清掃用クリーニング・ブラ
シ４６がドライブ装置１２の光ヘッド４５に接触して塵
埃の除去を行うことを示す。

【００２７】また、図３の（Ｂ）はクリーニング・ドラ
イブ及び光ディスクカートリッジ部の断面図であり、ク
リーニング・ドライブ４３に光ディスクカートリッジ４
８が挿入されており、光ディスクカートリッジの光ディ
スク４９に向かって、クリーニング・ドライブ４３のク
リーニング・ヘッド５１が矢印方向に上昇して、クリー
ニング・ブラシ５０が光ディスク４９に接触して、光デ
ィスク４９に付着した塵埃の除去を行うことを示す。

【００２８】以上説明したように、ライブラリ装置２０
の制御回路にクリーニング・カートリッジセルとクリー
ニング・ドライブのアドレスを登録するテーブルを設け
て比較するという従来技術からの僅かな変更だけで、ク
リーニング・カートリッジをクリーニング・ドライブに
挿入して装置を破損することが防げる。

【００２９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よればソフトにバグがあった場合でも装置の破損を防ぎ
得るという著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の原理図

【図２】　　本発明の実施例のライブラリ装置の構成図

【図３】　　クリーニング・カートリッジとクリーニン
グ・ドライブの説明図

【図４】　　従来のライブラリ装置の構成図

【図５】　
　ムーブコマンドのパラメータフォーマット

【図６】　
　ライブラリ装置の構成例を説明する図

【符号の説明】

１，２　　レール　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　３　　アクセッサ ４　　ピッカ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５　　ピッカ支持機構 ６　　ベルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　７，８，１０　　モータ ９　　ネジ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１１　　光ディスクカートリッジ １２，１３　　　ドライブ装置　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１４　　投入排出機構部 １５，１６，１７　　媒体棚　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１８　　中央処理装置 １９　　チャネル　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　２０　　ライブラリ装置 ２１　　チャネルインタフェース回路　　　　　　　　
２２　　バッファメモリ ２３　　バッファ制御回路　　　　　　　　　　　　　
　　　　　２４　　プロセッサ ２５　　制御記憶　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　２６　　ドライブインタフェース回
路 ２７　　アクセッサインタフェース回路　　　　　　２
８　　ドライブ制御回路 ２９　　アクセッサ制御回路　　　　　　　　　　　　
　　　　３０　　制御手段３２　　記録再生部　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３４　　セ
ル４０　　判定回路　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　４１　　禁止アドレステーブル ４２　　クリーニング・カートリッジ・セル　　４３　
　クリーニング・ドライブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の記録媒体を夫々格納する複数の
   セル（３４）と、該記録媒体に対するデータの記録／再
   生を行う記録再生部（３２）と、該記録媒体の運搬を行
   うアクセッサ（３）　と、該アクセッサ（３）　の運搬
   動作と該記録再生部（３２）の記録／再生動作の制御を
   行う制御手段（３０）とを備えたライブラリ装置におい
   て、ヘッド清掃用のクリーニング・カートリッジを格納
   するクリーニング・カートリッジ・セル（４２）と媒体
   清掃用のクリーニング・ドライブ（４３）と、該制御手
   段（３０）に前記クリーニング・カートリッジを格納す
   るクリーニング・カートリッジ・セル（４２）とクリー
   ニング・ドライブとのアドレスを登録する禁止アドレス
   テーブル（４１）と、カートリッジを移動させるコマン
   ドを受領した時に該禁止アドレステーブル（４１）を参
   照し登録されたアドレスと一致することを判定する判定
   回路（４０）とを設け、上位装置からカートリッジを移
   動させるコマンドを受領した時に該判定回路（４０）に
   より禁止アドレステーブル（４１）を参照し、前記クリ
   ーニング・カートリッジ・セル（４２）から前記クリー
   ニング・ドライブ（４３）に移動させるコマンドである
   ことを判定した場合にコマンドを拒否することを特徴と
   するクリーニング機構を持つライブラリ装置。