JPH04318972A - 半導体素子 - Google Patents
半導体素子Info
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリシリコンよりなる
薄膜トランジスタ構造の半導体素子に関するものである
。
薄膜トランジスタ構造の半導体素子に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】従来より、スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ(SRAM)がメモリ素子として用いら
れている。例えば図5に示すように、ビット線Bおよび
ビットバー線B’の間において、NMOSトランジスタ
Q1〜Q4と、負荷抵抗としての高抵抗素子Q5,Q6
とが図示のように配線されて1個のメモリ・セルが構成
される。このメモリ・セルにおける高抵抗素子Q5,Q
6を実際の半導体素子で形成した場合を図6に示す。図
6は、図5の回路のQ2−Q5線上(またはQ3−Q6
線上)の断面である。この図において、トランスファM
OS101、ドライバMOS103および高抵抗素子1
05を有している。トランスファMOS101は図7に
おけるQ1(またはQ4)に相当し、ドライバMOS1
03は図5におけるQ2(またはQ3)に相当する。高
抵抗素子105は図5におけるQ5,Q6に相当する部
分であり、ドライバMOS103のゲート電極上に、P
+ シリコンに囲まれたイントリシックなポリシリコン
(またはリンがドープされたポリシリコン)で形成され
たチャネル部107を有する構造である。
クセス・メモリ(SRAM)がメモリ素子として用いら
れている。例えば図5に示すように、ビット線Bおよび
ビットバー線B’の間において、NMOSトランジスタ
Q1〜Q4と、負荷抵抗としての高抵抗素子Q5,Q6
とが図示のように配線されて1個のメモリ・セルが構成
される。このメモリ・セルにおける高抵抗素子Q5,Q
6を実際の半導体素子で形成した場合を図6に示す。図
6は、図5の回路のQ2−Q5線上(またはQ3−Q6
線上)の断面である。この図において、トランスファM
OS101、ドライバMOS103および高抵抗素子1
05を有している。トランスファMOS101は図7に
おけるQ1(またはQ4)に相当し、ドライバMOS1
03は図5におけるQ2(またはQ3)に相当する。高
抵抗素子105は図5におけるQ5,Q6に相当する部
分であり、ドライバMOS103のゲート電極上に、P
+ シリコンに囲まれたイントリシックなポリシリコン
(またはリンがドープされたポリシリコン)で形成され
たチャネル部107を有する構造である。
【0003】このように高抵抗素子Q5,Q6をSRA
Mに用いる利点は、メモリサイズを比較的小さくできる
点にある。しかし、この高抵抗素子105を用いると、
NMOSトランジスタ(トランスフアーMOS)Q2,
Q3のいずれか一方がオフの際に、高抵抗素子に印加さ
れる電源電圧分だけ高抵抗素子にはスタンバイ電流が流
れるという欠点がある。
Mに用いる利点は、メモリサイズを比較的小さくできる
点にある。しかし、この高抵抗素子105を用いると、
NMOSトランジスタ(トランスフアーMOS)Q2,
Q3のいずれか一方がオフの際に、高抵抗素子に印加さ
れる電源電圧分だけ高抵抗素子にはスタンバイ電流が流
れるという欠点がある。
【0004】このため、スタンバイ電流を低減する目的
では、Q5,Q6にPMOSを用いれば、リーク電流が
流れないので、MOSトランジスタを使用することが一
般的に行われている。さらに最近では、ポリシリコンを
用いたSiゲートMOSが開発されたため、高抵抗素子
の代わりに、薄膜トランジスタ(TFT)が用いられて
もいる。
では、Q5,Q6にPMOSを用いれば、リーク電流が
流れないので、MOSトランジスタを使用することが一
般的に行われている。さらに最近では、ポリシリコンを
用いたSiゲートMOSが開発されたため、高抵抗素子
の代わりに、薄膜トランジスタ(TFT)が用いられて
もいる。
【0005】SRAMの負荷抵抗としてTFTを使用し
た例の回路図を図7に示す。図7において、TFTは、
Q5’,Q6’で示される。その他は図5の構成と同様
である。さらに、図9の回路を実際の半導体素子で形成
した場合の、図7のQ2−Q5線上(またはQ3−Q6
線上)の断面を図8に示す。この図において、ドライバ
MOS103の上に形成されたTFT111(Q5’ま
たはQ6’に相当する)は、PMOS型であり、チャネ
ル部113の下(または上)にゲート電極115を有す
るシングルゲート電極構造である。かかるシングルゲー
ト電極構造のTFTを用いた利点は、スタンバイ電流を
小さくし、スイッチング動作を行うことができる点にあ
る。またTFTのチャネル部の上下両方にゲート電極を
設けた(ダブルゲート構造の)TFTを有するPMOS
ロードSRAMメモリセルも提案されている。ダブルゲ
ート構造にすることにより、TFTのしきい値を下げ、
さらにオン電流を増加できる。しかし、ドライバMOS
の上に設けられたTFTを電源電流からのスイッチ付き
負荷として用いた場合のTFTのオン/オフ電流比は現
在のところ104 〜105 程度である。したがって
、スタンバイ電流をさらに下げ、もしくはほとんど流さ
ず、安定なF/F(フリップフロップ)動作をさせるた
めに、さらにこの電流比を大きくすることが強く求めら
れていた。
た例の回路図を図7に示す。図7において、TFTは、
Q5’,Q6’で示される。その他は図5の構成と同様
である。さらに、図9の回路を実際の半導体素子で形成
した場合の、図7のQ2−Q5線上(またはQ3−Q6
線上)の断面を図8に示す。この図において、ドライバ
MOS103の上に形成されたTFT111(Q5’ま
たはQ6’に相当する)は、PMOS型であり、チャネ
ル部113の下(または上)にゲート電極115を有す
るシングルゲート電極構造である。かかるシングルゲー
ト電極構造のTFTを用いた利点は、スタンバイ電流を
小さくし、スイッチング動作を行うことができる点にあ
る。またTFTのチャネル部の上下両方にゲート電極を
設けた(ダブルゲート構造の)TFTを有するPMOS
ロードSRAMメモリセルも提案されている。ダブルゲ
ート構造にすることにより、TFTのしきい値を下げ、
さらにオン電流を増加できる。しかし、ドライバMOS
の上に設けられたTFTを電源電流からのスイッチ付き
負荷として用いた場合のTFTのオン/オフ電流比は現
在のところ104 〜105 程度である。したがって
、スタンバイ電流をさらに下げ、もしくはほとんど流さ
ず、安定なF/F(フリップフロップ)動作をさせるた
めに、さらにこの電流比を大きくすることが強く求めら
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したT
FTトランジスタのオン/オフ電流比を向上し、急峻な
カットオフ特性が得られる半導体素子およびその製造方
法を提供することを目的とする。
FTトランジスタのオン/オフ電流比を向上し、急峻な
カットオフ特性が得られる半導体素子およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明は、トランジスタのチャネル部が薄膜である半
導体素子において、ゲート電極は、チャネル部を囲む筒
状であることを特徴とする半導体素子を提供する。
、本発明は、トランジスタのチャネル部が薄膜である半
導体素子において、ゲート電極は、チャネル部を囲む筒
状であることを特徴とする半導体素子を提供する。
【0008】
【作用】本発明に係る半導体素子は、チャネル部に対す
るP+ (またはN+ ) ポリシリコンに対するゲー
ト電極からの電界がチャンネル部に有効に働いて、チャ
ネル部がチャネル通路を敏速に、かつチャネル幅が大き
くなるように、ゲート電極の構造を筒状、好ましくは略
円筒状としたものである。このような筒状のゲート電極
のため、ゲート電極から電界が印加されると、チャネル
が完全に空乏化でき、十分に電導度変調ができるため、
本発明の目的である良好なカットオフ特性を得ることが
できる。また、ゲート電極がチャネル部を囲むことによ
り、チャネル部の端部にまで電界が行き渡るため、チャ
ネル幅、すなわち電流が流れるチャネルの断面積が大き
くなる。このため、この半導体素子のオン時の電流量は
多くなり、電流変動を生じさせるα線等の電子線の影響
に対して相対的に低減することとなる。したがって、こ
の半導体素子のオン/オフ電流比が向上する。
るP+ (またはN+ ) ポリシリコンに対するゲー
ト電極からの電界がチャンネル部に有効に働いて、チャ
ネル部がチャネル通路を敏速に、かつチャネル幅が大き
くなるように、ゲート電極の構造を筒状、好ましくは略
円筒状としたものである。このような筒状のゲート電極
のため、ゲート電極から電界が印加されると、チャネル
が完全に空乏化でき、十分に電導度変調ができるため、
本発明の目的である良好なカットオフ特性を得ることが
できる。また、ゲート電極がチャネル部を囲むことによ
り、チャネル部の端部にまで電界が行き渡るため、チャ
ネル幅、すなわち電流が流れるチャネルの断面積が大き
くなる。このため、この半導体素子のオン時の電流量は
多くなり、電流変動を生じさせるα線等の電子線の影響
に対して相対的に低減することとなる。したがって、こ
の半導体素子のオン/オフ電流比が向上する。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係る半導体素子の好適実施例
を具体的に説明する。図1は、本発明に係る半導体素子
を図7に示すようなSRAMに適用した場合の半導体素
子の部分を示す断面図である。図示例ではTFT11を
PMOSトランジスタで示す。下から順に構造を説明し
ていく。
を具体的に説明する。図1は、本発明に係る半導体素子
を図7に示すようなSRAMに適用した場合の半導体素
子の部分を示す断面図である。図示例ではTFT11を
PMOSトランジスタで示す。下から順に構造を説明し
ていく。
【0010】まず、シリコン基板上にPウェル13があ
り、その上(図面右側)にまずトランスファーMOSに
相当するゲート15が形成され、その両側にソース領域
およびドレイン領域となる2個のN+ 領域17,19
および接続部Nが形成されており、これらの間にトラン
スファーMOSのチャネル部が形成される。このトラン
スファーMOSは、図7のNMOSトランジスタQ1,
Q4に相当する。
り、その上(図面右側)にまずトランスファーMOSに
相当するゲート15が形成され、その両側にソース領域
およびドレイン領域となる2個のN+ 領域17,19
および接続部Nが形成されており、これらの間にトラン
スファーMOSのチャネル部が形成される。このトラン
スファーMOSは、図7のNMOSトランジスタQ1,
Q4に相当する。
【0011】次にこのトランスファーMOSの図面左側
に形成されるドライバMOSについて説明する。Pウェ
ル13上にはフィールド酸化によりSiO2層21が形
成され、その上に、ポリシリコンよりなるドライバ電極
層23が形成されている。このドライバ電極層23に前
述したN+ 層17側のドライバ電極層23の一端から
延長されるポリシリコン層25があり、このポリシリコ
ン層25のソース・ドレイン部および配線に不純物が注
入されてチャネル部27が形成されている。またチャネ
ル部にしきい値調整用に不純物を注入する場合もある。 さらにゲート電極29が、チャネル部27を覆い、さら
にチャンネル部27を囲むドープト・ポリシリコン層2
5の端部と所定の間隔で重なるように形成されている。 このゲート電極29のA−A’線上の断面形状を概略的
に図2に示す。このゲート電極29の断面形状から分か
るようにゲート電極29は、筒状、もしくは略円筒状で
あり、その内側に絶縁層を介してチャネル部27を有し
ている。このゲート電極29内のチャネル層27の概略
的な寸法は、特に限定はないが、好ましくは、図4にお
いて、厚さTが300〜1000Å、その幅Wが0.3
〜1μm程度の範囲を有し、その周囲に厚さが400Å
程度、好ましくは100〜700Å程度の酸化絶縁膜3
5を介して、厚さ1000〜2000Å程度のゲート電
極層29が囲むような構造となっている。
に形成されるドライバMOSについて説明する。Pウェ
ル13上にはフィールド酸化によりSiO2層21が形
成され、その上に、ポリシリコンよりなるドライバ電極
層23が形成されている。このドライバ電極層23に前
述したN+ 層17側のドライバ電極層23の一端から
延長されるポリシリコン層25があり、このポリシリコ
ン層25のソース・ドレイン部および配線に不純物が注
入されてチャネル部27が形成されている。またチャネ
ル部にしきい値調整用に不純物を注入する場合もある。 さらにゲート電極29が、チャネル部27を覆い、さら
にチャンネル部27を囲むドープト・ポリシリコン層2
5の端部と所定の間隔で重なるように形成されている。 このゲート電極29のA−A’線上の断面形状を概略的
に図2に示す。このゲート電極29の断面形状から分か
るようにゲート電極29は、筒状、もしくは略円筒状で
あり、その内側に絶縁層を介してチャネル部27を有し
ている。このゲート電極29内のチャネル層27の概略
的な寸法は、特に限定はないが、好ましくは、図4にお
いて、厚さTが300〜1000Å、その幅Wが0.3
〜1μm程度の範囲を有し、その周囲に厚さが400Å
程度、好ましくは100〜700Å程度の酸化絶縁膜3
5を介して、厚さ1000〜2000Å程度のゲート電
極層29が囲むような構造となっている。
【0012】ところで、ドライバ電極23およびゲート
電極29の間、ポリシリコン層25およびゲート電極2
9の間並びにゲート電極15およびAl配線層33の間
には、層間絶縁膜31がそれぞれ堆積されて、それぞれ
の導電部分を絶縁している。さらに層間絶縁膜31の上
には、Al配線層33が形成されている。
電極29の間、ポリシリコン層25およびゲート電極2
9の間並びにゲート電極15およびAl配線層33の間
には、層間絶縁膜31がそれぞれ堆積されて、それぞれ
の導電部分を絶縁している。さらに層間絶縁膜31の上
には、Al配線層33が形成されている。
【0013】以上のようにTFTをスイッチ付き負荷抵
抗としてSRAMに適用する場合のTFTの構造を説明
した。このような構造のTFTの1ゲート当たりのゲー
ト電圧に対する電流特性を図3に示す。従来の構造とし
て比較に挙げたのは、図6に示すシングルゲート構造の
TFTである。本発明の略円筒状のゲート電極を有する
構造の半導体素子は、オン/オフ特性が急峻となり、ま
たスタンバイ電流も低減し、さらにオン電流も増加して
いることが分かる。この図よりオン/オフ電流比が10
5 超の素子が得られることが分かる。
抗としてSRAMに適用する場合のTFTの構造を説明
した。このような構造のTFTの1ゲート当たりのゲー
ト電圧に対する電流特性を図3に示す。従来の構造とし
て比較に挙げたのは、図6に示すシングルゲート構造の
TFTである。本発明の略円筒状のゲート電極を有する
構造の半導体素子は、オン/オフ特性が急峻となり、ま
たスタンバイ電流も低減し、さらにオン電流も増加して
いることが分かる。この図よりオン/オフ電流比が10
5 超の素子が得られることが分かる。
【0014】以上、本発明の半導体素子およびそれを製
造する方法について説明したが、かかる半導体素子は上
記例に限定されるものではなく、種々に適用または応用
できるものである。上記半導体素子を製造する実施例で
は、一回のポリシリコンをデポジションして、本発明に
係る筒状のゲート電極を形成する例を示したが、ゲート
電極を別々の工程を経て形成してもよい。例えば下層の
ゲート層、側面のゲート層、および上層のゲート層と3
段階に分けて形成することもできる。さらに実施例では
PMOSについて説明したが、NMOSについても当業
者であれば、当然に実現できるものである。
造する方法について説明したが、かかる半導体素子は上
記例に限定されるものではなく、種々に適用または応用
できるものである。上記半導体素子を製造する実施例で
は、一回のポリシリコンをデポジションして、本発明に
係る筒状のゲート電極を形成する例を示したが、ゲート
電極を別々の工程を経て形成してもよい。例えば下層の
ゲート層、側面のゲート層、および上層のゲート層と3
段階に分けて形成することもできる。さらに実施例では
PMOSについて説明したが、NMOSについても当業
者であれば、当然に実現できるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の半導体素子は、上述した説明か
ら明らかなように、以下の効果を有している。 ・カットオフ特性が急峻となる。このため、電流オフ時
にはスタンバイ電流が従来のものに比べて極めて少なく
なり、もしくはほとんど流れず、また電流オン時には、
オン電流が強くなるので、α線のような誤動作を生じさ
せる電子線の影響に対して電流特性の変動が小さくなる
。 ・PMOS(NMOS)において、電圧が印加された際
のチャネル通路が形成される速度が早くなる。 ・データリテンションに対しても耐性がある。例えばS
RAMにこのPMOS(NMOS)が使用された場合の
、電源電圧がダウンしたときに、バッテリバックアップ
により回復されるが、この回復時にチャネル部はと従来
のものであると、N型にもP型にも反転する可能性があ
る。しかし、本発明のようにN型(P型)チャンネルと
しておくと、反転する可能性もなく、またチャージアッ
プの時間も早くなるという特徴がある。
ら明らかなように、以下の効果を有している。 ・カットオフ特性が急峻となる。このため、電流オフ時
にはスタンバイ電流が従来のものに比べて極めて少なく
なり、もしくはほとんど流れず、また電流オン時には、
オン電流が強くなるので、α線のような誤動作を生じさ
せる電子線の影響に対して電流特性の変動が小さくなる
。 ・PMOS(NMOS)において、電圧が印加された際
のチャネル通路が形成される速度が早くなる。 ・データリテンションに対しても耐性がある。例えばS
RAMにこのPMOS(NMOS)が使用された場合の
、電源電圧がダウンしたときに、バッテリバックアップ
により回復されるが、この回復時にチャネル部はと従来
のものであると、N型にもP型にも反転する可能性があ
る。しかし、本発明のようにN型(P型)チャンネルと
しておくと、反転する可能性もなく、またチャージアッ
プの時間も早くなるという特徴がある。
【図1】本発明に係る半導体素子をメモリセルに適用し
た場合の半導体素子の構造を示す断面図である。
た場合の半導体素子の構造を示す断面図である。
【図2】図1のA−A’線上の断面図である。
【図3】本発明に係る半導体素子をメモリセルに適用し
た場合のゲート1個当たりの電流電圧特性を示すグラフ
である。
た場合のゲート1個当たりの電流電圧特性を示すグラフ
である。
【図4】本発明に係る略円筒状電極の構造および寸法を
示す線図である。
示す線図である。
【図5】従来のSRAMにおけるメモリセルを示す回路
図である。
図である。
【図6】図5の回路図に相当する半導体素子の断面図で
ある。
ある。
【図7】従来のSRAMにおける他のメモリセルを示す
回路図である。
回路図である。
【図8】図7の回路図に相当する半導体素子の断面図で
ある。
ある。
11 TFT
13 Pウェル
15 ゲート
17,19 N+ 領域
21 SiO2
23 ドライバ電極
25 ドープト・ポリシリコン層
27 チャネル部
29 ゲート電極層
31 層間絶縁膜
33,35 配線層
Claims (1)
- 【請求項1】 トランジスタのチャネル部が薄膜であ
る半導体素子において、ゲート電極は、チャネル部を囲
む筒状であることを特徴とする半導体素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085030A JPH04318972A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 半導体素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085030A JPH04318972A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 半導体素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04318972A true JPH04318972A (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=13847312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3085030A Withdrawn JPH04318972A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 半導体素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04318972A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0652594A1 (de) * | 1993-11-05 | 1995-05-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Integrierte Schaltungsanordnung mit Leistungsbauelement und Niederspannungsbauelementen |
US5801397A (en) * | 1994-09-30 | 1998-09-01 | Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. | Device having a self-aligned gate electrode wrapped around the channel |
JP2004281497A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Sharp Corp | 抵抗変化機能体、メモリおよびその製造方法並びに半導体装置および電子機器 |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP3085030A patent/JPH04318972A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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