JPH04317732A - アニオン荷電型半透性複合膜 - Google Patents

アニオン荷電型半透性複合膜

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JPH04317732A
JPH04317732A JP8515391A JP8515391A JPH04317732A JP H04317732 A JPH04317732 A JP H04317732A JP 8515391 A JP8515391 A JP 8515391A JP 8515391 A JP8515391 A JP 8515391A JP H04317732 A JPH04317732 A JP H04317732A
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JP
Japan
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membrane
solution
composite membrane
water
molecular weight
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JP8515391A
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English (en)
Inventor
Shintaro Katayama
片山 信太郎
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状混合物の選択分離
、特に同様の分子量を有する電気的中性物質と荷電物質
との選択分離に有用なアニオン荷電型半透性複合膜に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一般に膜処理による溶液
、液体混合物等の液体状混合物から特定の成分を選択的
に透過させて分離、濃縮、精製を行う方法は、省エネル
ギープロセスであり広く実用に供されている。特に最近
、膜処理方法は、食品加工、医薬品工業、水処理などの
各種分野に適用されている。
【0003】このような膜処理法において、中低分子量
、即ち分子量が50〜2000程度である成分を、種々
の分子量を有する液体状混合物の中から選択的に分離す
ること(以下、分画ともいう)ができ、さらに同様の分
子量であっても荷電の有無により分離ができるとされる
荷電型半透性膜の開発に対する要望は強く、種々の研究
がなされている。そのひとつに、膜に負の電荷を固定し
たアニオン荷電型半透性膜がある。
【0004】従来、アニオン荷電型半透性膜としては、
ポリスルホン、ポリエーテルイミド等のスルホン化物を
膜素材とした均一膜や不均一膜が知られている。例えば
、特開昭50ー99973公報及び特開昭51ー146
379公報には、下記式(B)の繰り返し単位
【化2】 を有するポリスルホンのスルホン化物よりなる半透膜を
異方性の構造を有する限外濾過膜上に積層させてなる複
合半透膜が開示されている。しかしながら、このような
ポリスルホンのビスフェノールA部の2つのベンゼン環
のうち、いづれか一方がモノスルホン化されたとき、か
かるポリスルホンのスルホン化物は理論イオン交換容量
が1.9m当量/樹脂gと低く、しかもイオン交換容量
が1.5m当量/樹脂g以上となるようにスルホン化反
応を行った場合は、該スルホン化物が水に対して可溶性
の性状を示すため、水系溶液を処理することの多い半透
膜としての使用に耐えない。また、特公平2ー5252
8号公報では、上記式(B)の繰り返し単位を有するポ
リスルホンよりなる異方性構造を有する限外濾過膜上に
、下記式(C)の繰り返し単位
【化3】 を有するポリスルホンのスルホン化物よりなる半透膜を
積層させてなる複合半透膜およびその製造方法が開示さ
れている。しかしながら、このようなポリスルホンの2
つのエーテルに挟まれたベンゼン環がモノスルホン化さ
れたとき、ポリスルホンのスルホン化物は理論イオン交
換容量が2.4m当量/樹脂gであり充分ではなく、し
かもイオン交換容量が2.0m当量/樹脂g以上となる
ようにスルホン化反応を行った場合は、該スルホン化物
が水に対して可溶性の性状を示すため、水性媒体を含む
溶液を処理することが多い半透膜として不適当であると
明記されている。さらに、これらの複合膜における膜の
有するスルホン酸基の効果は、親水性の向上による透過
流束の増加に留まっており、膜の固定電荷を利用したイ
オン性物質の分離を行うまでには至っていない。即ち、
これらの複合膜は、分画性能、透過流束、耐久性等の点
でユーザーの要求を満足させていないのが現状である。
【0005】一方、特公昭63ー51174号公報にお
いては、下記式(A)の繰り返し単位
【化4】 を有するポリアリールエーテルケトンを濃硫酸にてスル
ホン化してなる皮膜形成性のスルホン化ポリアリールエ
ーテルケトン樹脂及びその製造方法が開示されている。 このようなポリアリールエーテルケトンの2つのエーテ
ルに挟まれたベンゼン環がモノスルホン化されたとき、
該ポリアリールエーテルケトンのスルホン化物は理論イ
オン交換容量が2.6m当量/樹脂gと非常に高く、し
かも可成の量の水(例えば、自重の20重量%もの水)
を含んだ場合でさえもかなりの強度を保有することが特
徴として記載されており、限外濾過工程における膜素材
として潜在的に有用であることが言及されている。また
、特開平2ー237628号公報あるいは特開平3ー2
1333号公報においては、上記した式(A)の繰り返
し単位を有するポリアリールエーテルケトンのスルホン
化物または該スルホン化物と種々のポリスルホンとの混
合物からなる選択透過性膜およびその製造方法が開示さ
れている。いづれもポリアリールエーテルケトンのスル
ホン化物単独または該スルホン化物と種々のポリスルホ
ンの混合物を非プロトン性有機溶剤であるN,N,ージ
メチルホルムアミドやN−メチルー2ーピロリドン等に
溶解した後に、従来公知の相転換法(キャスト法)によ
り製膜して得られる一枚ものの選択透過性膜である。 そのため、これらの選択透過性膜は、選択活性層の緻密
化が充分でなく、前記した異方性構造を有する多孔質膜
上にポリスルホンのスルホン化物の半透膜を積層させた
複合化膜よりも、目標とする中低分子量領域での分画性
及び溶液の処理速度において劣るという問題がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記した問
題点に鑑み、中低分子量領域での分画性に優れ、なおか
つ透水性、耐久性に優れる半透性複合膜を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、イオン性の物質を
良好に分離し得るアニオン荷電型の半透性複合膜を提供
することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明によれば、異方性
構造を有する多孔質膜の表面に、下記式(A)繰り返し
単位
【化5】 を有するポリアリールエーテルケトンのスルホン化物か
らなる薄層を形成させたアニオン荷電型の半透性複合膜
が提供される。
【0008】本発明の複合膜において基材となる多孔質
膜は、特に少なくとも一方の表面に厚みが約5μm以下
、好ましくは1μm以下の緻密層を有し、かつ内部が多
孔性である異方性構造(非対称構造ともいう)であり、
一般に限外濾過膜に相当する性状を有する分離膜が用い
られる。このような多孔質膜の素材は、相転換法により
製膜可能な例えば、ポリスルホン類、ポリエーテルスル
ホン類、ポリイミド類、ポリエーテルイミド類、ポリア
ミド類、ポリフェニレンオキサイド、ポリー2、6、ー
ジメチルフェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフ
ィドなどの縮合系高分子、または例えば、酢酸セルロー
ス、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリフッ化ビニリデンな
どの重合系高分子、あるいは分相法とゾルーゲル法を組
み合わせた方法により製膜可能な例えば、シリカ系、ア
ルミナ系などの無機系セラミックスなどであり、特に制
限されない。好ましくは、製膜の容易さから縮合系高分
子が用いられ、特に好ましくはポリスルホン類、ポリエ
ーテルイミド類が用いられる。
【0009】膜の形態は、平膜状、チューブラー膜状、
キャピラリー膜状、中空糸膜状など従来公知のものを、
用途に合わせて所望の形態で利用できる。なお、平膜状
、チューブラー膜状の場合、補強のバッキング材として
、例えば織布、不織布、網などを用いて、機械的強度お
よび寸法安定性に優れた多孔質膜を得ることができ極め
て有効である。
【0010】本発明によるアニオン荷電型半透性複合膜
の選択活性層となる薄層は、下記式(A)の繰り返し単
【化6】 よりなるポリアリールエーテルケトンのスルホン化物に
より形成される。該ポリアリールエーテルケトンのスル
ホン化物は、一般に前述の繰り返し単位Aを有するポリ
アリールエーテルケトンを97%以上の濃硫酸中に加え
、常温にて数時間から数日間、好ましくは1〜3日間緩
やかに攪拌することによって得られる。その際、反応開
始直後から2から5時間の間は反応容器を氷水等の冷却
材を用いて反応温度を0℃以下に保つことにより初期の
スルホン化反応の速度を緩め、また反応熱による樹脂の
分解を抑えることは、均一なスルホン化物を得る手法と
して有効である。また、溶媒となる濃硫酸にクロルスル
ホン酸等の従来公知のスルホン化試薬を適量混合させこ
とも、樹脂のスルホン化の効率を高める手法として有効
である。反応後、得られた粘稠な反応液を水中、あるい
は氷水中に投じた後、洗浄に用いた水が中性になるまで
充分に水洗し、濾別することにより、スルホン化ポリア
リールエーテルケトン樹脂を得ることができる。原料と
して用いるポリアリールエーテルケトンは粉末状、シー
ト状あるいはペレット状のいづれでもよいが、スルホン
化反応をより効率的に行うためには表面積の大きい粉末
状が好ましい。また、原料として用いるポリアリールエ
ーテルケトンの分子量は、5,000〜200,000
、好ましくは10,000〜50,000である。  
上記した化学式(A)の繰り返し単位よりなるポリアリ
ールエーテルケトンにおいて、二つのエーテル基に挟ま
れた芳香環のすべてがモノスルホン化されたとき、かか
るポリアリールエーテルケトンのスルホン化物の理論イ
オン交換容量は2.6m当量/樹脂gであるが、本発明
において用いるポリアリールエーテルケトンのスルホン
化物は、イオン交換容量が0.5〜2.5m当量/樹脂
gである。その理由はイオン交換容量が0.5m当量/
樹脂g以下の場合、該スルホン化物は適当な有機溶媒に
溶解しないため製膜が著しく困難となり、一方、イオン
交換容量が2.5m当量/樹脂g以上の場合、該スルホ
ン化物は水溶性となるために水性媒体を含む液体を処理
することが多い半透膜としての使用に適さないためであ
る。本発明で特に好ましく用いられるポリアリールエー
テルケトンのスルホン化物は、イオン交換容量が1.8
〜2.3m当量/樹脂gを示すものである。
【0011】本発明においてポリアリールエーテルケト
ンのスルホン化物が有するスルホン酸基は、式ーSO3
Xで表され、ここでXは水素イオン、金属イオン類また
は有機イオン類を示す。上記したポリアリールエーテル
ケトンのスルホン化物を金属イオン含有水溶液で処理す
れば、スルホン酸基を金属塩とすることができる。金属
イオンとしては、例えばナトリウムイオン、カリウムイ
オン、リチウムイオン等の一価イオン、カルシウムイオ
ン、マグネシウムイオン、バリウムイオン等の二価イオ
ン、あるいはそれ以上の多価の金属イオンである。該ス
ルホン酸基を一価の金属塩にするのは製膜の前後どちら
でもかまわないが、多価の金属塩にするのは製膜の後で
なければならない。該スルホン酸基を多価の金属塩にす
ると、イオン架橋構造を形成するため見かけの分子量が
増加し、有機溶剤に溶解しない場合が多く製膜が著しく
困難となるためである。逆に、製膜後に該スルホン酸基
を多価の金属塩にすることにより、膜の分画性および耐
久性を向上させるさせることができ有用である。また、
有機イオン類、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウ
ム、塩化テトラエチルアンモニウム、ヨウ化テトラプロ
ピルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム等の
1価の有機イオン類の水溶液で処理することにより、該
スルホン酸基を対応するアンモニウム塩とすることがで
きる。このような一価の有機アミン類の水溶液で処理す
ることによりアンモニウム塩となったスルホン酸基を有
するポリアリールエーテルケトンは有機溶剤に溶け易く
なるため、製膜前にかかる処理を施すことが推奨される
。さらに、製膜後に、例えば、N,N,N’,N’−テ
トラメチルメチレンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラエチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−
テトラエチルヘキサンジアミン等をヨウ化メチル、ヨウ
化エチル等の4級化試薬を用いて4級化した1分子中に
4級化窒素原子を2つ以上有する多価の有機イオン化合
物を水またはヘキサン等の適当な有機溶剤に溶解した溶
液で処理することにより、ポリアリールエーテルケトン
のスルホン酸基は対応するアンモニウム塩となり、該多
価有機イオン化合物により架橋構造を有することになる
ため、多価の金属塩処理の場合と同様に膜の分画性およ
び耐久性を向上させるさせることができ有用である。
【0012】本発明によるアニオン荷電型半透性複合膜
は、前記ポリアリールエーテルケトンのスルホン化物を
有機溶剤に溶解して製膜溶液とし、別に予め目詰め剤水
溶液に浸漬し、乾燥させた異方性構造を有する多孔質膜
上に、上記製膜溶液を塗布した後、溶剤を蒸発させるこ
とにより製造することができる。
【0013】本発明における製膜溶液を調製するための
有機溶剤としては、アルコール類が好適に用いられる。 この溶剤は、一般にポリアリールエーテルケトンのスル
ホン化物に対する溶解性に優れ、支持膜となる異方性構
造を有する多孔質膜を溶解しないからである。上記アル
コール類としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコ
ール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール等を挙げることができる。特にメチ
ルアルコールが前記ポリアリールエーテルケトンのスル
ホン化物の溶解性に優れるばかりでなく、高揮発性であ
るために好ましく用いられる。しかし、用いる前記ポリ
アリールエーテルケトンのスルホン化物のスルホン化度
および分子量によっては上記アルコール類に溶解しない
か、または膨潤するのみの場合もあるが、このようなポ
リアリールエーテルケトンのスルホン化物も、上記アル
コール類に少量の非プロトン性極性有機溶剤を添加して
なる混合溶媒にはよく溶解する。非プロトン性極性有機
溶剤としては、例えばN−メチルー2ーピロリドン、ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド等が好ましく用いられる
。かかる混合溶剤において、非プロトン性極性有機溶剤
の混合割合は上記アルコール類100重量部について3
重量部以下、特に1重量部以下にするのが好ましい。 非プロトン性極性有機溶剤が3重量部よりも多いときは
、製膜溶液を乾燥させた異方性構造を有する多孔質膜上
に塗布したとき、この多孔質膜が溶解し、または膨潤し
、膜性能の良好な半透性複合膜を得ることが困難となる
からである。製膜溶液におけるポリアリールエーテルケ
トンのスルホン化物の濃度は、この重合体の形成する薄
層の膜厚にも関係するが、通常、0.01〜15重量%
、好ましくは0.05〜5重量%の範囲である。
【0014】製膜溶液が塗布される異方性構造をも有す
る多孔質膜は、予め目詰め処理を行う必要がある。なぜ
なら、上記の製膜溶液に含まれるポリアリールエーテル
ケトンのスルホン化物が、多孔質膜中に浸透しポリアリ
ールエーテルケトンのスルホン化物を凝固させたとき、
多孔質膜中の微孔を閉塞するからである。この目詰め処
理は、通常、含水膜として得られる異方性構造を有する
多孔質膜を、水溶性であり、かつ不揮発性である有機化
合物からなる目詰め剤の水溶液に浸漬し、含水膜中の水
と置換し、その後、水を蒸発させて乾燥させることによ
り行われる。上記の目詰め剤としては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリ
セリン、等の多価アルコール、または、例えば乳酸、ヒ
ドロキシ酪酸等のヒドロキシカルボン酸が好ましく用い
られる。特に、本発明においては、製膜溶液中のポリア
リールエーテルケトンのスルホン化物を溶解あるいは膨
潤させない目詰め剤であるグリセリン、1,4−ブタン
ジオール、乳酸が好ましく用いられる。目詰め剤水溶液
の濃度は、通常1〜90重量%の範囲であり、特に10
〜30重量%の範囲が好適である。
【0015】上記した目詰め剤水溶液に含水状態にある
異方性構造を有する多孔質膜を浸漬し、微孔中の水を目
詰め剤水溶液に置換した後、風乾あるいは必要に応じて
加熱して水を蒸発させ多孔質膜を乾燥させる。この処理
によって、多孔質膜の有する微孔内に目詰め剤を存在さ
せ、微孔を収縮させることなく多孔質膜を乾燥状態にす
ることができる。その際の乾燥温度は特に制限されるも
のではないが、通常、0〜100℃、好ましくは20〜
80℃である。また、乾燥に要する時間は、通常、1分
から10時間であるが、目視により異方性構造を有する
多孔質膜の表裏の両面において目詰め剤水溶液が、均一
に乾燥状態になったことを確認できれば特に制限されな
い。
【0016】次いで、このような乾燥状態にある異方性
構造を有する多孔質膜上に前記製膜溶液を塗布し、溶剤
を蒸発除去して、本発明のアニオン荷電型半透性複合膜
を得る。多孔質膜に製膜溶液を塗布する方法としては、
例えば多孔質膜を製膜溶液上に浮かべる方法、多孔質膜
上に製膜溶液を流延する方法、製膜溶液をスプレーする
方法、あるいは製膜溶液に一定時間浸漬する方法が挙げ
られる。次いで、製膜溶液を塗布された多孔質膜は、製
膜溶液の溶剤を一般に風乾によりほとんどを蒸発除去し
た後、必要に応じて加熱によって溶剤を完全に除去する
。この加熱温度は、通常150℃以下であり、好ましく
は100〜120℃である。加熱に要する時間は、特に
制限されないが、通常1分から10時間あるいはそれ以
上であり、好ましくは5〜60分の範囲である。
【0017】本発明により得られるアニオン荷電型半透
性複合膜におけるポリアリールエーテルケトンのスルホ
ン化物に基づく薄層の厚みは、製膜溶液におけるポリア
リールエーテルケトンのスルホン化物の濃度や、支持膜
へのキャスト厚にもよるが、膜の透水速度を高くするに
は薄い方がよく、膜の機械的強度を高めるには逆に厚い
方がよい。したがって、特に制限されるものではないが
、通常0.01〜5μmの範囲にあるのが好ましい。
【0018】
【効果】本発明の荷電型半透性複合膜では、膜の表面層
に存在するスルホン酸基の負電荷の作用により、分子量
あるいは分子径が同程度の荷電分子と非荷電分子とを含
有する溶液を濾過することにより、該非荷電分子だけが
透過し、負に荷電した分子が残留するとか正に荷電した
分子だけが透過し、非荷電分子が残留するというふうな
分離が可能であるため、例えば蛋白質、ペプチド、アミ
ノ酸等の生体物質の分離において極めて有効である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を示すが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものでない。なお
、実施例及び比較例に示す透水性は、東洋濾紙製のバッ
チ式限外濾過装置(有効膜面積12.5cm2)を用い
、純水を用いて操作圧4kg/cm2で測定した流束で
ある。また溶質の透過性は、同じ装置を用いて、同じ操
作圧における所定の重量平均分子量を有する単分散ポリ
エチレングリコール(PEG)の水溶液(濃度1,00
0ppm)を用いて測定し、この原液の体積が1/5に
達した際の阻止率(%)を下記式で算出した。その際、
透過液及び阻止液の濃度は、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィーにより測定した。
【0020】実施例1 (1)異方性構造を有する多孔質膜の製造下記式(B)
の繰り返し単位
【化7】 を有するUdelポリスルホン(ペレット状、アモコケ
ミカルジャパン製、重量平均分子量35,000)30
g、ポリビニルピロリドンK−30(和光純薬製、重量
平均分子量10,000)5g、N−メチル−2−ピロ
リドン150gよりなる混合物を室温において10時間
攪拌した後、粘度30ポイズの溶液を得た。次いで、こ
の溶液をガラス板上に約300μmの厚さで流延した後
、5℃の純水に浸漬して凝固させることにより、厚さ約
100μmのポリスルホン膜を得た。さらに、60℃の
温水に1時間の浸漬処理を行った。このポリスルホン膜
は、走査型電子顕微鏡により膜の断面の観察を行ったと
ころ、膜の表層部に厚さ約2μmの緻密な構造を有する
層が確認され、その他の部分はいわゆる指状構造と呼ば
れる多孔質な層であった。
【0021】このポリスルホン膜について、純水の透過
流束を測定した結果、1340l/m2・hrであった
。また、重量平均分子量が21,000であるPEGの
単分散水溶液(濃度1,000ppm)の透過性を測定
した結果、阻止率は99.1%であった。同様に、重量
平均分子量が2,000であるPEG水溶液の透過性を
測定した結果、阻止率は5.3%であった。
【0022】(2)ポリアリールエーテルケトンのスル
ホン化物の製造 下記式(A)の繰り返し単位
【化8】 を有するポリアリールエーテルケトン  Victre
x  450P(粉末状、住友化学製)20gを97%
濃硫酸180gに加え、0℃にて緩やかに2時間攪拌し
た。 その後、温度を25℃に上げ、さらに46時間緩やかに
攪拌し、粘稠な反応液を得た。これを水中に徐々に投入
してポリアリールエーテルケトンのスルホン化物を凝固
させた。水にて洗浄を行い、洗浄液が中性になるまで、
繰り返し洗浄した後これを濾別した。その後、風乾し、
さらに60℃にて減圧乾燥を行った。
【0023】このようにして得られたポリアリールエー
テルケトンのスルホン化物は、イオン交換容量が2.1
m当量/樹脂gであった。
【0024】(3)アニオン荷電型半透性複合膜の製造
上記ポリスルホン膜を目詰め材としてのグリセリンの1
0%水溶液に(25℃))1時間浸漬し、次いで、約6
0℃の乾燥器内で30分間乾燥させた。次いで、上記ポ
リアリールエーテルケトンのスルホン化物をメチルアル
コールに溶解して、1.0重量%に調製し、この溶液を
上記ポリスルホン膜上に約100μmの厚みに塗布した
。これを室温にて放置し、ほとんどの溶媒が蒸発したこ
とを確認した後、60℃の温度に5分間加熱して、本発
明によるアニオン荷電型半透性複合膜を得た。この得ら
れたアニオン荷電型半透性複合膜は、走査型電子顕微鏡
により膜の断面を観察した結果、ポリスルホン膜の緻密
層上に厚みが約1μmであるポリアリールエーテルケト
ンのスルホン化物の薄層が観察された。
【0025】このアニオン荷電型半透性複合膜について
、純水の透過流束を測定した結果、48.5l/m2・
hrであった。また、重量平均分子量が2,000であ
るPEGの単分散水溶液の透過性を測定した結果、阻止
率は99.0%であった。同様に、重量平均分子量が9
60であるPEG水溶液の透過性を測定した結果、阻止
率は92.3%であった。
【0026】実施例2 実施例1において、目詰め剤水溶液として30%グリセ
リン水溶液を用いた以外は、実施例1と同様にしてアニ
オン荷電型半透性複合膜を得た。
【0027】この半透性複合膜について、純水の透過流
束を測定した結果、49.8l/m2・hrであった。 また、重量平均分子量が2,000であるPEGの単分
散水溶液の透過性を測定した結果、阻止率は98.6%
であった。同様に、重量平均分子量が960であるPE
G水溶液の透過性を測定した結果、阻止率は91.6%
であった。
【0028】実施例3 実施例1において、目詰め剤水溶液として10%乳酸水
溶液を用いた以外は、実施例1と同様にしてアニオン荷
電型半透性複合膜を得た。
【0029】この半透性複合膜について、純水の透過流
束を測定した結果、48.7l/m2・hrであった。 また、重量平均分子量が2,000であるPEGの単分
散水溶液の透過性を測定した結果、阻止率は98.3%
であった。同様に、重量平均分子量が960であるPE
G水溶液の透過性を測定した結果、阻止率は91.2%
であった。
【0030】実施例4 実施例1において、製膜溶液における溶媒種及びポリア
リールエーテルケトンのスルホン化物の濃度を種々変化
させた以外は、実施例1と同様にしてアニオン荷電型半
透性複合膜を得た。このようにして得られたそれぞれの
アニオン荷電型半透性複合膜について、その膜性能を表
1に示す。なお、表1中の(比較例)は、実施例1にお
いて製造したポリスルホン膜そのものである。
【表1】
【0031】実施例5 実施例1で得たアニオン荷電型半透性複合膜について、
その負電荷の効果を調べるために、カチオン性物質であ
る4級アンモニウム塩及びアニオン性物質である有機酸
の水溶液(濃度1000ppm)の透過試験を行った結
果を表2に示す。
【表2】
【0032】実施例6 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜を0
.1Nの塩化ナトリウム水溶液に室温で2時間浸漬し、
イオン交換反応により、該膜の有するスルホン酸基の対
イオンを水素イオンからナトリウムイオンに変えた。次
いで、純水で充分に洗浄した。
【0033】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、49.8l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は97.6%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は92.6%であった。
【0034】実施例7 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜を0
.1Nの塩化カルシウム水溶液に室温で2時間浸漬し、
イオン交換反応により、該膜の有するスルホン酸基の対
イオンを水素イオンからカルシウムイオンに変え、イオ
ン架橋させた。次いで、純水で充分に洗浄した。
【0035】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、50.2l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は99.2%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は95.5%であった。
【0036】実施例8 実施例7において得たカルシウム型のアニオン荷電型半
透性複合膜をメチルアルコールに室温で2時間浸漬した
。次いで、純水で充分に洗浄した。
【0037】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、48.5l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は98.2%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は92.5%であった。
【0038】実施例9 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜を0
.1Nの水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液に室温
で2時間浸漬し、イオン交換反応により、該膜の有する
スルホン酸基の対イオンを水素イオンからテトラメチル
アンモニウムイオンに変えた。次いで、純水で充分に洗
浄した。
【0039】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、47.5l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は98.8%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は92.3%であった。
【0040】実施例10 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜を0
.2モルのN,N,N’,N’−テトラメチルエチレン
ジアミンと0.1モルのヨウ化メチルを1Lの水に溶解
させた水溶液に室温で2時間浸漬し、イオン交換反応に
より、該膜の有するスルホン酸基を該4級化有機イオン
でイオン架橋させた。次いで、純水で充分に洗浄した。
【0041】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、49.5l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は99.4%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は94.6%であった。
【0042】実施例11 実施例10において得た4級化有機イオンによるイオン
架橋構造を有するアニオン荷電型半透性複合膜をメチル
アルコールに室温で2時間浸漬した。次いで、純水で充
分に洗浄した。
【0043】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、49.8l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は98.9%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は91.7%であった。
【0044】実施例12 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜つい
て、その耐熱性を調べるために、95℃の熱水中に30
分間浸漬し、純水の透過流束および重量平均分子量96
0のPEGの阻止率を測定した。さらに、同様の処理を
繰り返し行い、同様の膜性能の測定を行った。その結果
を表3に示す。
【表3】
【0045】実施例13 実施例1において得られたアニオン荷電型半透性複合膜
の耐酸性を調べるために、25℃の0.5N塩酸に2日
間浸漬した。次いで、純水で充分に洗浄した。
【0046】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、47.9l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は98.6%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は91.8%であった。
【0047】実施例14 実施例1において得たアニオン荷電型半透性複合膜を2
5℃の耐塩基性を調べるために、0.5N水酸化ナトリ
ウム水溶液に2日間浸漬した。次いで、純水で充分に洗
浄した。
【0048】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、48.6l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水液の透
過性を測定した結果、阻止率は98.9%であった。同
様に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透
過性を測定した結果、阻止率は91.2%であった。
【0049】比較例1 スルホン化ポリアリールエーテルケトンの半透膜を特開
平2−23768公報に記載の方法に準じて製造した。 すなわち、前記の式(A)の繰り返し単位よりなるポリ
アリールエーテルケトン18gを97%濃硫酸に加え、
常温にて48時間緩やかに攪拌しながら反応させ、次い
でこの反応液を水中に投入して、樹脂分を凝固させ、洗
浄液が中性になるまで充分に洗浄し、50℃にて乾燥さ
せた。このようにして得られたポリアリールエーテルケ
トンのスルホン化物はイオン交換容量が1.6ミリ当量
/樹脂gであった。次いで、該ポリアリールエーテルケ
トンのスルホン化物をN−メチル−2−ピロリドンに溶
解し、樹脂の濃度が20重量%の均一な製膜溶液を得、
これをガラス板上に180μmの厚さに流延し、直ちに
常温の塩化ナトリウム10重量%水溶液に浸漬し、膜を
得た。
【0050】この膜について、純水の透過流束を測定し
た結果、38.9l/m2・hrであった。また、重量
平均分子量が2,000であるPEGの単分散水溶液の
透過性を測定した結果、阻止率は59%であった。同様
に、重量平均分子量が960であるPEG水溶液の透過
性を測定した結果、阻止率は32%であった。
【0051】比較例2 前記した式(B)の繰り返し単位を有するポリスルホン
からなる異方性構造を有する限外濾過膜の表面に、前記
した式(C)の繰り返し単位を有するポリスルホンのス
ルホン化物よりなる均質な半透膜を積層させた複合半透
性膜を特公平2−52528公報に記載の方法に準じて
製造した。
【0052】すなわち、まず式(C)の繰り返し単位よ
りなるポリスルホンを製造するために、ヒドロキノン1
3.2gを攪拌器、窒素ガス導入管、水抜き管及び温度
計を備えたフラスコに入れ、これにスルホラン100m
lとキシレン50mlを加えた。マントルヒーターによ
る加熱下に攪拌しながら、150℃で1時間還流を行い
、この際、水約3mlを抜き出した。次いで、温度を1
10℃まで下げ、4,4’−ジクロルジフェニルスルホ
ン34.5gと炭酸カリウム20.7gを加えて重合反
応を開始した。155℃で50分間還流した後、50分
間の間に水を抜きながら、200℃まで昇温し、さらに
、200〜215℃で30分間還流を続けた。この反応
の間に抜き出された水量は3.6mlであった。次いで
、反応液にスルホラン80mlを加え、100℃まで降
温し、ジクロルメタン20mlを加えた。このようにし
て得た反応混合物を純水中に投じて、ポリスルホンを凝
固させ、一晩放置した。これを濾別し、ミキサーで粉砕
し、純水とイソプロピルアルコールで洗浄した後、80
℃の温度で6時間乾燥した。上記のようにして得た繰り
返し単位Cよりなるポリスルホン10gを97%濃硫酸
80mlに加え、常温にて4時間緩やかに攪拌しながら
反応させ、次いでこの反応液を水中に投入して、樹脂分
を凝固させ、洗浄液が中性になるまで充分に洗浄し、5
0℃にて7時間真空乾燥させた。このようにして得られ
たポリスルホンのスルホン化物はイオン交換容量が1.
9m当量/樹脂gであった。
【0053】また一方で、実施例1で得た式(B)の繰
り返し単位を有するポリスルホンからなる異方性限外濾
過膜を80℃の温水中に1時間浸漬した後、25℃で1
0重量%の1,4−ブタンジオール水溶液に1時間浸漬
し、次いで、約60℃の乾燥器中に5分間放置して乾燥
させた。
【0054】上記した式(C)の繰り返し単位を有する
ポリスルホンのスルホン化物をエチレングリコールモノ
メチルエーテル溶解し、1.0重量%の均一な製膜溶液
を得、これを式(B)の繰り返し単位を有するポリスル
ホンからなる異方性限外濾過膜上に塗布し、室温にて放
置して、ほとんどすべての溶剤を蒸発させて除去した後
、60℃で5分間加熱して、アニオン荷電型半透性複合
膜を得た。
【0055】このアニオン荷電型半透性複合膜について
、純水の透過流束を測定した結果、19.7l/m2・
hrであった。また、重量平均分子量が2,000であ
るPEGの単分散水溶液の透過性を測定した結果、阻止
率は92.6%であった。同様に、重量平均分子量が9
60であるPEG水溶液の透過性を測定した結果、阻止
率は82.8%であった。
【0056】比較例3 比較例2で得られたアニオン荷電型半透性複合膜につい
て、その負電荷の効果を調べるために、カチオン性物質
である4級アンモニウム塩及びアニオン性物質である有
機酸の水溶液(濃度1000ppm)の透過試験を行っ
た結果を表4に示す。
【表4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  異方性構造を有する多孔質膜の表面に
    、下記式(A)の繰り返し単位A 【化1】 を有するポリアリールエーテルケトンのスルホン化物か
    らなる薄層を形成させたアニオン荷電型半透性複合膜
JP8515391A 1991-04-17 1991-04-17 アニオン荷電型半透性複合膜 Pending JPH04317732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005014149A1 (ja) * 2003-08-07 2007-09-27 旭化成株式会社 複合多孔膜とその製造方法

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