JPH04316621A - 糸の中間滞留装置 - Google Patents

糸の中間滞留装置

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JPH04316621A
JPH04316621A JP4040144A JP4014492A JPH04316621A JP H04316621 A JPH04316621 A JP H04316621A JP 4040144 A JP4040144 A JP 4040144A JP 4014492 A JP4014492 A JP 4014492A JP H04316621 A JPH04316621 A JP H04316621A
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JP
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yarn
retention
roller
thread
retention roller
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JP4040144A
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English (en)
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Fritz Stahlecker
フリッツ・シュターレッカー
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Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H51/00Forwarding filamentary material
    • B65H51/20Devices for temporarily storing filamentary material during forwarding, e.g. for buffer storage
    • B65H51/22Reels or cages, e.g. cylindrical, with storing and forwarding surfaces provided by rollers or bars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/06Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、精紡装置での特に糸切れの修復
の際に糸を中間滞留するための装置であって、駆動可能
で糸をらせん状に受容する糸滞留ローラを具備し、該ロ
ーラの前には糸を供給する供給装置が、また後には停止
可能な引出し装置が配置され、さらに該ローラはその前
記引出し装置に向いた端において糸の走路に突き出た糸
キャッチ(Fadenmitnehmer)を具備する
糸の中間滞留装置に関する。
【0002】冒頭に述べた様式の装置(EP  108
  195  B1)では、糸は所定の場所で滞留ロー
ラに巻かれる。この場所は糸押出し円板により形成され
るが、該円板はらせん状に巻き上げられた糸層を次の糸
層のための場所が得られるように押し出すために糸滞留
ローラの軸に対して傾斜している。その場合に、らせん
状の糸ループは糸滞留ローラの表面上を軸方向にすべる
。このようなすべりは必ずしもすべての糸種類に対して
許容されるわけではない、というのはそれは糸の損傷を
惹起する恐れがあるからである。これは特に、比較的弱
い糸および/または人造繊維の割合が比較的高い糸が加
工される場合に生じ易い。
【0003】中間滞留のための装置において、糸がいく
つかのループ形状で蓄積される空気圧式糸滞留装置を向
けることも公知である(DE  38  17  22
2  A1)。
【0004】本発明の目的は、冒頭に述べた様式の装置
をらせん状の糸層の整然とした受容が保証され、しかも
糸と糸滞留ローラとの間のすべり運動が回避されるよう
に構成することにある。
【0005】この目的は、糸滞留ローラに糸転移装置が
係合し、該装置は供給装置から来る糸を糸滞留ローラへ
転向させる糸案内要素を有し、また駆動装置により引出
し装置に向けられた糸滞留ローラの端の区域にある原位
置から出発して糸滞留ローラの軸方向に走行できること
により達成される。
【0006】糸転移装置は、糸ループがすべって糸滞留
ローラの軸方向に移動させられるのではなく、規則的に
糸滞留ローラ上に巻かれるように機能する。滞留した糸
は、簡略なやり方でさらに糸滞留ローラの端を越えて引
き出すことができる。
【0007】本発明の構成において、糸滞留ローラおよ
び糸転移装置の駆動部が互いに結合されることが提供さ
れる。それにより、らせん状の糸ループが互いに一定の
間隔で巻かれることが確保される。
【0008】本発明の有利な実施態様では、糸転移装置
は駆動可能で糸滞留ローラに対して平行に延びるねじ切
りスピンドルに装着されたスピンドルナットを有するこ
とが提供される。さらに合理的な構成において、糸転移
装置は糸滞留ローラに接して案内されることが提供され
る。それにより、糸転移装置に対するねじれ防止が実現
される。
【0009】本発明の別の構成では、糸滞留ローラの糸
キャッチは稼動状態と非稼動状態との間で切換え可能で
あることが提供される。稼動状態から非稼動状態への切
換えは糸滞留ローラが再び空にされるべき時に行われる
のであり、したがって糸キャッチは糸滞留ローラを空に
することを妨げないという利点がある。そのため、空に
する際に許容できない程高い糸張力は決して生じないこ
とも確保される。
【0010】本発明の別の構成では、糸滞留ローラの外
周面はらせん状に延びる輪郭を有することが提供される
。この輪郭は、糸ループが分けられて案内されるという
機能を果たす。
【0011】本発明の別の構成では、糸滞留ローラと引
出し装置との間に糸滞留ローラと共軸的に配置され、走
行する糸に対して前進できる糸案内装置が提供される。 それにより、糸を糸滞留ローラの端を越えて引き出す際
に等しい引出し角度が維持されることが確保される。
【0012】本発明のさらに別の構成では、前記糸案内
装置と引出し装置との間に調整装置が配置されることが
提供される。それにより、糸滞留ローラにより引き出さ
れた糸が糸張力を高めるバルーニングを生じることを計
ることができる。
【0013】本発明の別の構成では、糸転移装置は糸検
知器を具備することが提供される。この糸検知器は、糸
が糸転位装置したがって糸滞留ローラを離れた時に、す
なわち糸滞留ローラが空になった時に、信号を発する。 次いで、この信号は糸引出し速度が滞留装置を空にする
ために適用された高められた速度から通常の引出し速度
へ低減されるために利用することができる。
【0014】本発明のその他の特徴および長所は、図面
に示された実施例に関する以下の説明ならびに従特許請
求の範囲から明らかとなる。
【0015】図1は、糸切れの修復中の糸の中間滞留の
ための本発明に基づく装置を含む一部分だけが示された
保守用装置により接近される空気圧式仮撚り精紡装置の
概略断面図である。
【0016】図2は、図1の糸滞留ローラおよび付属す
る糸転移装置の駆動装置に対する原理図である。
【0017】図3は、それに接して案内される糸転移装
置を含む糸滞留ローラの軸方向正面図である。
【0018】図4〜図6は、稼動位置と非稼動位置との
間で切換え可能な糸キャッチを含む糸滞留ローラの部分
正面図および部分断面図である。
【0019】図7〜図10は、糸滞留ローラに対する切
換え可能な糸キャッチのいくつかの実施態様の図である
【0020】図11は駆動部を含む円錐台形状の糸滞留
ローラの図である。
【0021】図12は、糸滞留ローラの後に調整装置が
配置された本発明に基づく装置の部分正面図である。
【0022】図1には精紡機の単独の精紡ポジション1
が示されているが、精紡機は少なくともひとつの機械側
に一列に並置された多数のそのような精紡ポジション1
を具備している。精紡ポジション1のうちの延伸装置の
供給ローラ対3が示されており、該ローラ対は延伸され
た繊維束4を矢印方向Aに空気圧式仮撚り装置5特に仮
撚りノズルに対して供給する。仮撚り精紡された糸9は
、駆動される引出しローラ7および押えローラ8からな
る引出し装置6により引き出される。通常稼動中は、押
えローラ8は位置8′にある。糸切れを修復するために
、該ローラは後述されるように駆動されるローラ7から
離される。糸9は引出し装置6の後では矢印Bの方向に
巻上げボビン10へ送られるが、該ボビンは機械長手方
向に延びる駆動される巻取りローラ11により駆動され
る。既述のように、精紡ポジション1は簡略的に図示さ
れている、すなわち機能的に最重要な要素だけが示され
ている。その外に精紡ポジション1は、現在の技術レベ
ルにより公知であるようないくつかの補助装置を含んで
いる。それらに属するのは、特に糸案内、千鳥巻返し装
置および調整装置である。
【0023】糸切れの場合には延伸装置での繊維束4の
供給が中断される、すなわち供給ローラ3から繊維束4
はもはや仮撚り装置5に供給されない。当該の精紡ポジ
ション1に走行式の保守用装置2が接近して糸切れを全
自動的に修復し、精紡ポジション1を再び稼動させる。 この走行式の保守用装置2はそれに属する糸の中間滞留
装置以外は概略的にしか示されていない、というのはそ
の他の要素は現在の技術レベルにより公知だからである
【0024】糸切れの修復の間、巻上げボビン10′は
巻取りローラ11から離されている。この際には、保守
用装置2の補助巻取りローラ13が接近する。補助巻取
りローラ13は公知のやり方で両回転方向に切換えでき
る駆動装置を具備しているが、それはまず繰り出し方向
に起動される。巻上げボビン10′に図示されていない
糸探知ノズルが接近し、切れた糸端14を取り、巻上げ
ボビン10′から引き出された糸を公知の空気圧式スプ
ライス装置15に挿入する。スプライス装置15は、1
8および19と表示された糸把持装置および糸切断装置
を具備する。
【0025】保守用装置2は、延伸装置の供給ローラ対
3が繊維束4を再び仮撚り装置5へ供給するように精紡
ポジション1を再び起動させる図示されていない装置を
具備している。矢印方向Dへ仮撚り装置5に対して吸引
ノズル16が接近するが、該ノズルは新たに紡がれた糸
17を受け取って矢印Eの方向へ再び戻るため、新たに
紡がれた糸17は矢印方向Cに引き出されてスプライス
装置15に挿入される。引出し装置6は、保守用装置2
の図示されていない装置により押えローラ8が駆動され
るローラ7から離されることにより開かれる。紡がれた
糸17はスプライス装置15を通り抜け、吸引ノズル1
6により吸引される。走行する糸17に保守用装置2の
糸案内装置34が接近するが、該装置は協同して糸案内
装置34を構成する二つのフォーク状の糸案内35,3
6からなる。フォーク状の糸案内36に対して矢印Fと
Gで示されたように、両糸案内35,36は押出しおよ
び引き戻し可能である。
【0026】糸案内装置34は、保守用装置2の糸滞留
装置20の糸滞留ローラ21と共軸に配置されている。 スプライス装置15における糸撚り結合の製作の間、こ
の撚り結合が準備および製作できるように新たに紡がれ
た糸17は短時間停止される。糸17の供給は中断でき
ないため、糸17はこの間は糸滞留装置20において中
間滞留される。撚り結合の製作後にスプライス装置15
は糸17′を放し、次いで糸案内12が補助巻取りロー
ラ13の方向に移動し、それにより糸案内装置34と補
助巻取りローラ13との間に存在する糸ループが解消さ
れる。その際に補助巻取りローラ13は巻上げ装置にお
いて、稼動速度に比べて高められた巻取り速度を以て駆
動される。
【0027】既述のように、撚り結合の製作の間はさら
に供給された糸17は位置17′に移行して、糸滞留装
置20により中間滞留される。ここで糸17′は、矢印
Qの方向に駆動されている糸滞留ローラ21上にらせん
33の形状で巻き取られる。糸滞留ローラ21は、その
引出し装置として機能する補助巻取りローラ13に向い
た端51の区域に糸17の走路に突き出る糸キャッチ2
2を具備する。糸滞留ローラ21の駆動は、スプライス
装置15がその締め具の閉鎖により吸引ノズル16への
糸17の引出しを中断する時点の直前に開始される。こ
の時点で既に、糸17′の中間滞留が始まる。糸キャッ
チ22は、走行する糸17をそれが糸滞留ローラ21上
でのらせん33の滞留を制御する糸転移装置23のV形
状の案内要素26に挿入されるように偏向させる。糸転
移装置23は駆動されるねじ切りスピンドル27上にス
ピンドルナット25と共に取り付けられるが、該スピン
ドルは糸滞留ローラ21の横に離れて、かつその軸に平
行に配置されている。保守用装置2の担持部分43には
、糸滞留ローラ21の軸受箱も、またねじ切りスピンド
ル27の軸受箱も配設されている。さらにこの担持部分
43には、図2に示されたように歯付きベルト駆動40
により糸滞留ローラ21およびねじ切りスピンドル27
を駆動する共通の駆動モータ39がある。電気式駆動モ
ータ39は歯付きベルトプーリを有するが、これは歯付
きベルト40により糸滞留ローラ21の歯付きベルトプ
ーリ41およびねじ切りスピンドル27のもうひとつの
歯付きベルトプーリ42を駆動する。この共通の駆動は
、それにより制御機構を要することなく糸滞留ローラ2
1の回転数と糸転移装置23の軸運動との間の正確な同
調が維持されるという利点を有する。伝動比は、互いに
十分な間隔で位置するらせん33が製作されるように選
定される。図1からみてとれるように、糸転移装置23
は最初は糸滞留ローラ21の上端51の区域の原位置に
あり、そこを離れて対向端に移動する。中間位置23′
は、図1に示されている。
【0028】既述のように、糸滞留ローラ21はスプラ
イス装置15が作動し、また糸17がスプライス装置1
5内で停止される前に既に回転を始める。そのため、本
来のスプライス工程の前に最初のらせん33が糸滞留ロ
ーラ21上に形成される。糸キャッチ22と糸案内装置
34との間で周回する糸片は仮撚りを得るが、それは保
護撚りとして作用して、繊細で弱い糸17の損耗を防止
する。糸滞留装置20を空にするための引出しが始まる
と同時に、糸キャッチ22は非稼動位置へ移行するが、
これについては図4〜図6に基づいて詳しく後述される
。しかし、糸滞留装置20を空にするための引出しの間
も糸17′は糸滞留ローラ21に供給される。5m/秒
の糸供給の際に、また撚り時間、予め既に行われた糸滞
留ローラ21の作動ならびに空にするための時間を考慮
するならば、例えばらせん33として中間滞留されなけ
ればならない糸17′の全長は25mとなる。糸滞留ロ
ーラ21の直径が10mmであれば、らせん33あたり
およそ314mmとなる。そのため、全体としておよそ
80のらせん33が想定されなければならない。らせん
33の間隔が例えば1.5mmであれば、糸滞留ローラ
21に対して120mmの作業長さとなる。5m/秒の
糸供給を充足するためには、糸滞留ローラ21はおよそ
9200回/分で回転しなければならないが、後述する
理由から負の引っ張りも考慮される。このような回転数
は、今日市販されている小型モータにより実現すること
ができる。
【0029】空気圧式仮撚り精紡の場合には通常稼動で
は負の引っ張りを以て作業が行われる、すなわち引出し
装置6はそれより前の延伸装置の供給ローラ対3よりも
やや低い速度を有する。それにより糸9は仮撚り装置5
内で小さなバルーンを形成することができるが、それは
十分な仮撚りの生成を保証するものである。糸切れの修
復中に糸17′が引出し装置6から糸滞留ローラ21に
供給されるならば、糸滞留ローラ21は引出し装置6の
供給速度に正確に合致した週速度を有しなければならな
いであろう。そのような正確な速度同調を省略し得るた
めに、引出し装置6は糸切れの修復中に停止される。そ
のため、糸滞留ローラ21の周速度は負の引っ張りを考
慮して供給ローラ対3の速度に同調される。これらの速
度の小さな偏差はそれ程重大ではない、というのはそれ
らは仮撚り装置5内で形成される糸バルーンにより吸収
されるからである。
【0030】糸滞留装置20を空にする間、ボビン10
′は補助巻取りローラ13により高められた速度で駆動
される。中間滞留された糸長さが消費された後に、巻取
り速度は稼動に適合した巻取り速度つまり巻取りローラ
11の速度に低減される。次いでボビン10′は巻取り
ローラ11に委ねられるため、ボビンは再びその稼動に
適合した位置10を占める。糸滞留装置20が空になる
時点を把握するために、照応した糸検知器24が糸滞留
ローラ21あるいは糸転移装置23に取り付けられる。 この種の糸検知器24が、図3に示されている。この糸
検知器24は、V形の案内要素26の区域にある糸セン
サーを持つマイクロスイッチからなる。糸17′が糸案
内要素26を離れると同時に、糸検知器24は照応した
信号を発するが、この信号は保守用装置2の制御におい
て補助巻取りローラ13が一定の時間的遅延を以て稼動
速度に低減されるように利用される。
【0031】図3からみてとれるように、糸転移装置2
3は互いにV形状に配置されてそれらの端がすべり片2
9,31により糸滞留ローラ21の外周に接する二つの
腕28,30を有する。それにより、糸転移装置23は
ねじ切りスピンドル27上でのねじれに対して保護され
ることが確保される。
【0032】糸滞留装置20が空になった後に、糸滞留
ローラ21およびねじ切りスピンドル27の駆動は逆転
されるため、糸転移装置23は再びその原位置に戻され
る。駆動モータ39は付属の制御機構により、糸滞留ロ
ーラ21および糸転移装置23が所定の位置、すなわち
糸キャッチ22が走行する糸17を僅かな距離で把持で
きるように配置された位置で停止すべくオフされる。
【0033】既述のように、糸キャッチ22は糸滞留ロ
ーラ21を空にするための引出しの開始直前に非稼動位
置へ移される。糸キャッチ22は糸滞留ローラ21のふ
た状の端51において、横軸52のまわりに旋回可能に
支持されている(図4〜図6)。稼動位置では、糸キャ
ッチは長穴60を貫いて外へ突き出している。軸52に
はピニオン53が固定されているが、それは糸滞留ロー
ラ21内で軸方向に移動可能な調節要素57のラック状
の歯車59とかみ合う。長穴案内にて案内された突起5
8によりねじれの防止された調節要素57は糸滞留ロー
ラ21の中空シャフト55を貫通するラム56と結合さ
れているが、このラムは矢印の方向(LおよびM)へ軸
方向に糸滞留ローラ21に対して調節可能である。ラム
56は糸滞留ローラ21の軸受箱から軸方向に突き出し
ており、また調節レバー45の腕48の加圧部材49で
支持されるが、該レバーは横軸46のまわりに旋回可能
であり、その他方のレバー腕47は矢印Pで示された保
守用装置2の調節要素により調節可能である(図1)。 調節レバー45は、糸キャッチ22が非稼動状態にある
位置に押しばね50により保持される(図6)。作動レ
バー45の矢印方向Pへの旋回により、糸キャッチ22
は稼動位置へ出て行く(図1,4,5)。
【0034】図7には、可動要素を要しない糸滞留ロー
ラ21のための切換え可能な糸キャッチ62が示されて
いる。糸滞留ローラ21はその上端の区域にその周囲に
開いた空所63を具備するが、該空所はふるい64を介
して糸滞留ローラ21の中央の吸引管65に接続されて
いる。吸引空気が作用したならば糸17′は糸ループ6
6として吸引されるため、糸17′は十分確実に糸滞留
ローラ21により把持される。吸引圧力が中止され、お
よび/または圧力空気流により置換されると同時に糸キ
ャッチ62の機能は中止されるため、糸滞留装置を空に
するための引出しが開始できる。
【0035】図7に基づく実施態様では、糸転移装置2
3は糸案内要素61として機能する平滑なボルトを具備
する。
【0036】図8に基づく実施態様では、糸滞留ローラ
21のふた状端51が糸滞留ローラ21の付属の前面6
8に対して軸方向に移動可能であることにより、切換え
可能な糸キャッチが提供される。ふた状端51は、既に
図1、図4、図5および図6に基づいて説明された調節
装置により移動できる。ふた状端51は糸滞留ローラ2
1の前面68に向けられた締付けリング69を具備する
が、このリングは自身と前面68との間に締め具の形式
の糸キャッチ67を形成する。
【0037】図8に基づく実施態様ではふた状端51は
糸滞留ローラ21よりも大きな直径を有すると共に丸め
られた縁を具備することが、極めて明確にみてとれる。 それにより、個別のらせん33は糸滞留ローラ21を空
にする際に確実に母面から離される。このような外方に
半径方向に張り出した縁は、糸滞留ローラ21の母面が
らせん状に延びる輪郭を有する際に特に有利である、と
いうのはその場合には個別のらせん33の取出しが極め
て確実に保証されるからである。この輪郭は、糸の個別
のらせん状ループが互いに確実に分離されると共に比較
的小さな軸方向の間隔が許容できるという利点を有する
【0038】切換え可能な糸キャッチの別の実施態様が
図9に示されているが、この糸滞留ローラ21はその上
端51の区域に外周上に均等に配置された半径方向に前
進可能な指状の四つの糸キャッチ73を具備する。これ
らの指状の糸キャッチ73は、糸滞留ローラ21に対す
るふたを形成する二つの板71,72の間の空所77に
おいて案内される。糸キャッチ73のこれらの空所にば
ね金具74がはまり込むが、それは糸キャッチ73を半
径方向に内側へ引き込むように製作されている。糸キャ
ッチ73の内側端は糸滞留ローラ21の軸方向に調節で
きる円錐体75に接しているが、この円錐体はラム56
を介して矢印N方向およびその逆方向に移動でき、また
糸滞留ローラ21の中空シャフト55内で案内される。
【0039】図11には、円錐台形状の糸滞留ローラ7
8を具備した糸滞留装置20に対する実施態様が示され
ている。この種の円錐台形状の糸滞留ローラ78は、軸
方向の引出しを容易化する。その際にこの種の円錐台形
状の糸滞留ローラ78では、糸17′のらせん33が装
着されるねじ溝などの形状の表面成形を設けることが合
理的である。糸転移装置23を担持するねじ切りスピン
ドル27は、この実施態様では糸滞留ローラ78の母線
に平行に配置されている。
【0040】図11に基づく実施態様では、糸滞留ロー
ラ78は二つの歯車79,80を介して電気モータ39
により直接的に駆動される。同じ電気モータ39により
伝動されるねじ切りスピンドル27の駆動部は、図示さ
れていない。電気モータ39は糸滞留ローラ78の円錐
台形状にも拘らず糸17′のらせん33が巻かれる同等
の速度を維持するように制御されるため、糸は同等の速
度で供給されるのである。
【0041】図12に示されているように、糸滞留ロー
ラ21の中心に配置された糸案内装置34の後に糸調節
装置81が設置されるが、それにより糸滞留装置を空に
する間の糸の短縮および/または糸張力が調節される。 最も簡単な実施態様では、この糸調節装置81は糸走路
に交差して矢印R方向に弾性可撓性のばね金具81から
なる。しかし、ここでギア装置などにより制御された調
節運動を行う糸案内81を設けることも本発明の範囲に
入る。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸切れの修復中の糸の中間滞留のための本発明
に基づく装置を含む一部分だけが示された保守用装置に
より接近される空気圧式仮撚り紡績装置の概略断面図で
ある。
【図2】図1の糸滞留ローラおよび付属する糸転移装置
の駆動装置に対する原理図である。
【図3】それに接して案内される糸転移装置を含む糸滞
留ローラの軸方向の正面図である。
【図4】稼動位置と非稼動位置との間で切換え可能な糸
キャッチを含む糸滞留ローラの部分正面図である。
【図5】稼動位置と非稼動位置との間で切換え可能な糸
キャッチを含む糸滞留ローラの部分断面図である。
【図6】稼動位置と非稼動位置との間で切換え可能な糸
キャッチを含む糸滞留ローラの他の部分断面図である。
【図7】糸滞留ローラに対する切換え可能な糸キャッチ
の一つの実施態様の図である。
【図8】糸滞留ローラに対する切換え可能な糸キャッチ
の他の実施態様の図である。
【図9】糸滞留ローラに対する切換え可能な糸キャッチ
の更に他の実施態様の図である。
【図10】糸滞留ローラに対する切換え可能な糸キャッ
チの別の実施態様の図である。
【図11】駆動部を含む円錐台形状の糸滞留ローラの図
である。
【図12】糸滞留ローラの後に調整装置が配置された本
発明に基づく装置の部分正面図である。
【符号の説明】
1  精紡ポジション 2  保守用装置 3  供給装置 5  仮撚り装置 10  巻上げボビン 11  巻取りローラ 13  引出し装置 17′  糸 20  糸滞留装置 21  糸滞留ローラ 22  糸キャッチ 23  糸転移装置 25  スピンドルナット 26  糸案内要素 27  ねじ切りスピンドル 39  電気モータ 40  歯付きベルト駆動装置 42  ベルトプーリ 51  ローラ端 61  糸案内要素 78  糸滞留ローラ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  精紡装置での特に糸切れの修復の際に
    糸を中間滞留するための装置であって、駆動可能で糸を
    らせん状に受容する糸滞留ローラを具備し、該ローラの
    前には糸を供給する供給装置が、また後には停止可能な
    引出し装置が配置され、さらに該ローラはその前記引出
    し装置に向いた端において糸の走路に突き出た糸キャッ
    チを具備する糸の中間滞留装置において、前記糸滞留ロ
    ーラ(21,78)に糸転移装置(23)が係合し、前
    記転移装置は前記供給装置(3)から来る糸(17′)
    を糸滞留ローラ(21,78)へ転向させる糸案内要素
    (26,61)を有し、また駆動装置(25,27,3
    9,40,42)により前記引出し装置(13)に向け
    られた糸滞留ローラ(21,78)の端(51)の区域
    にある原位置から出発して糸滞留ローラ(21,78)
    の軸方向に走行できることを特徴とする糸の中間滞留装
    置。
  2. 【請求項2】  糸滞留ローラ(21,78)および糸
    転移装置(23)の駆動部が互いに結合されていること
    を特徴とする請求項1記載の糸の中間滞留装置。
  3. 【請求項3】  糸転移装置(23)は駆動可能で糸滞
    留ローラ(21,78)に対して平行に延びるねじ切り
    スピンドル(27)に装着されたスピンドルナット(2
    5)を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    糸の中間滞留装置。
  4. 【請求項4】  糸転移装置(23)は糸滞留ローラ(
    21,78)に接して案内されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の糸の中間滞留装置。
  5. 【請求項5】  糸滞留ローラ(21,78)の糸キャ
    ッチ(22,62,67,73)は稼動状態と非稼動状
    態との間で切換え可能であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の糸の中間滞留装置。
  6. 【請求項6】  糸滞留ローラ(21,78)の外周面
    はらせん状に延びる輪郭を有することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の糸の中間滞留装置。
  7. 【請求項7】  糸滞留ローラ(21)は円筒形状を有
    することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    糸の中間滞留装置。
  8. 【請求項8】  糸滞留ローラ(78)は円錐台形状を
    有しており、その小さい方の直径が引出し装置(13)
    に向けられていることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の糸の中間滞留装置。
  9. 【請求項9】  糸滞留ローラ(21,78)と引出し
    装置(13)との間に糸滞留ローラ(21,78)と共
    軸的に配置され、走行する糸(17′)に対して前進で
    きる糸案内装置(34)が提供されることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれかに記載の糸の中間滞留装置。
  10. 【請求項10】  糸案内装置(34)と引出し装置(
    13)との間に調整装置(81)が配置されることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の糸の中間滞留
    装置。
  11. 【請求項11】  糸転移装置(23)は糸検知器(2
    4)を具備することを特徴とする請求項1〜10のいず
    れかに記載の糸の中間滞留装置。
JP4040144A 1991-02-16 1992-01-29 糸の中間滞留装置 Pending JPH04316621A (ja)

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