JPH0431539Y2 - - Google Patents

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JPH0431539Y2
JPH0431539Y2 JP13020184U JP13020184U JPH0431539Y2 JP H0431539 Y2 JPH0431539 Y2 JP H0431539Y2 JP 13020184 U JP13020184 U JP 13020184U JP 13020184 U JP13020184 U JP 13020184U JP H0431539 Y2 JPH0431539 Y2 JP H0431539Y2
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の技術分野 本考案は、工作機械の刃物台等に設置され、被
測定物の段差位置を迅速、かつ正確に計測するに
好適な段差位置計測装置に関する。
(2) 従来の技術 NC旋盤等において、主軸台側の回転可能な主
軸にチヤツクを設け、該チヤツクで加工物を把持
し、対向する位置に配設される刃物台に所要工具
を保持せしめ、上記刃物台および工具を移動制御
して加工が行われる。
上記の手段で、内径切削加工が施された被加工
物、例えば、第7図イに示す如き被加工物Wの内
径d1とd2の差が0.5〜1mm程度の段部である測定
面と刃物台側端面までの軸線方向の段差寸法1を
測定する場合、従来は第7図ロに示すようにプラ
グゲージTを被加工物Wに嵌入し、測定面にプラ
グゲージTの一方の端面を当接して、該プラグゲ
ージTの他方の端面と該被加工物Wの端面との寸
法差Sを測定してプラグゲージTの基準長さLと
の差値から軸線方向の段差寸法1を求めていた。
また、最近になつてからは自動計測装置を使用
して測定するようになつてきている。
(3) 解決しようとする問題点 従来のプラグゲージを用いて測定する手段で
は、手作業で行うため非能率的で、かつ測定精度
が悪いという問題があつた。
また、今までに開発されている自動計測装置
は、接触子を正確に段差位置に位置決めした後、
計測しなければならず、計測に相当の時間を要す
るという問題があつた。
(4) 目的 本考案の目的は、上述の問題を解決するために
提案されたものであつて、迅速、かつ正確な計測
が可能となると共に、自動計測が出来、しかも簡
便、軽量に形成される段差位置計測装置を提供す
ることにある。
(5) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために、本計測
装置を数値制御NC旋盤の刃物台等の固定部に保
持する。被測定物に形成された第1の測定面と、
この第1の測定面に対して平行に、かつ、所定寸
法離間して形成された第2の測定面との段差位置
を計測するための段差位置計測装置であつて、前
記被測定物の第1の測定面および第2の測地面と
平行な第1の方向と、この第1の方向に対して直
交する段差方向に、相対移動可能に設けられる計
測装置本体と、この計測装置本体に前記段差方向
に摺動可能に設けられるスライダと、このスライ
ダに前記第1の方向および前記段差方向と直交す
る方向に固着される支軸と、このスライダ内に、
前記段差方向に延在し、前記支軸を支点として揺
動自在に設けられる支持部材と、一端側をこの支
持部材に固定され、他端側に前記第1の測定面お
よび第2の測定面に当接するため前記第1の方向
と平行に位置することが可能な平面を形成した測
定子が設けられ、前記被測定物側に延在するロツ
ドと、前記スライダと前記支持部材とのあいだに
設けられ、前記支持部材に固着されたロツドを常
時前記第1の方向に付勢する第1の付勢手段と、
前記計測装置本体と前記スライダとのあいだに設
けられ、このスライダを計測装置本体に対して常
時前記測定子側に付勢している第2の付勢手段
と、前記計測装置本体に設けられ、前記支持部材
に当接して前記測定子の段差方向の移動位置を検
知するタツチスイツチとからなり、前記計測装置
本体を前記被測定物に対して相対移動させ、前記
測定子をこの被測定物の測定面に当接させ、この
測定子の平面が前記第1の方向と平行になるよう
にして、前記第1の測定面に対する前記第2の測
定面の段差位置を計測する段差位置計測装置の構
成とした。
(6) 作用 本考案の段差位置計測装置は数値制御NC旋盤
等の刃物台にホルダを介して挿着される。そして
計測装置本体をX軸方向およびZ軸方向に移動
し、被加工物内に、ロツドの先端部に取付けられ
ている測定子を第1の測定面および第2の測定面
に接触させることによつて、測定面が0.5〜1mm
程度の寸法の段部であつても段差寸法を迅速に精
度よく測定することができる。しかもNC装置が
軸移動を制御するとともにタツチスイツチよりの
信号入力時の位置を読み取り段差寸法を演算処理
することから自動計測も可能である。
(7) 実施例 以下、本考案の一実施態様について、図面に基
ずいて詳細に説明する。
第1図は本考案の段差位置計測装置の軸方向断
面図である。
第1図において、本計測装置1の主要部である
ロツド2(以下プローブと称す)は、細長状に形
成され、その一端側はネジ2aのおねじで支持部
材3の前部支持部材3a内のめねじに螺着される
と共に、他端側の端部には、略半円球状をした測
定子4が着脱自在に螺着されている。この測定子
4の測定面には被測定物(被加工物)の第1の測
定面および第2の測定面に当接するように形成し
た後述する平面部を備えている。プローブ2を支
持する支持部材3は前部支持部材3aと後部支持
部材3bとから形成されている。後部支持部材3
bはスライダ5の内面に嵌入され、支持部材3の
支軸であるピン6は第2図に示す如く後部支持部
材3bに嵌合し、カラー7を介してネジ8でスラ
イダ5に螺着されている。従つて支持部材3に支
持されたプローブ2はピン6を支点として上下に
揺動する。
スライダ5の外周はスリーブ9の穴内に摺動自
在に支持される。刃物台に取付けるためのホルダ
ー10がスリーブ9の外周に嵌着されている。
スリーブ9のプローブ側の開放端には、カバー
11がOリング12を介してネジ13で螺着さ
れ、又スリーブ9のカバー11側と反対の開放端
には、カバー14がOリング15を介してネジ1
6で螺着されている。カバー14の内面にはタツ
チスイツチ17のねじ部17aがナツト18,1
9で螺着されている。
スライダ5とカバー14との間には、スライダ
5をプローブ2側に付勢する第2の付勢手段たる
スプリング20が介装される。又カバー11と前
部支持部材3a間には、ダストカバー21が跨設
され、プローブ2側からスリーブ9内への塵埃の
侵入の防止を図つている。
タツチスイツチ17は、支持部材3の後部支持
部材3bの後部端3cに接触可能な接触子17
b、上記したねじ部17aおよび明示していない
動作部等とから形成され、ねじ部17aによりプ
ローブ2の軸線方向に位置調整可能に配設され
る。タツチスイツチ17は高精度のON−OFFス
イツチで形成され、接触子17bが後部支持部材
3bの後端3cに接触して上記の動作部に一定の
圧力が付加されると動作するように形成されてい
る。タツチスイツチ17よりの電線は図略の制御
装置に接続されている。
スライダ5が後方へ摺動することにより、後部
支持部3bの後端部3cが接触子17bに接触す
るわけであるが、後端部3cの外側形状はピン6
を支点として上下揺動しても常に一定の位置関係
で接触子17bに接触するよう円弧状を呈してい
る。
支持部材3に支持されたプローブ2が被加工物
を計測する前の状態は常時前方下方に付勢の構造
をとるようにする。すなわちスライダ5内にプロ
ーブ2の軸線方向に対し直交する方向に、穴2
3,24さらに穴23,24に一致する後部支持
部材3bに穴25を穿孔し、穴23,24および
25を連通させ、第1の付勢手段であるスプリン
グ22を嵌入して穴24からネジ27aで螺着
し、スプリング22の力を利用して常時第1図に
おける前方下方に付勢の状態にセツトする。27
bはプラグネジである。
なお、後部支持部材3bの後端部3cの近傍に
は、プローブ2が前方下方に付勢の位置を適宜な
状態にしておくストツパー28が固着されてい
る。また、ストツパー28は上下の調整が可能な
構成にしておくと便利である。
第3図は本計測装置1がX軸方向およびZ軸方
向に移動して、本計測装置1の測定子4が被加工
物Wの切削加工された段部(第2の測定面)に接
触し計測状態にある図で、プローブ2がピン6を
支点として上方へ揺動して平行位置をとり、スト
ツパー28はスライダ5から非接触となる。この
状態で被加工物Wの段部(第2の測定面)におけ
る軸線方向位置長さlを計測するのである。
第4図が被加工物Wの段部(第2の測定面)
に、本計測装置1の測定子4が接触している拡大
図で、測定子4の半円球の平面部4aが被加工物
Wの段部(第2の測定面)に接触して計測される
のである。平面部4aの反対側には平面部4aに
対して所定の角度を有する平面部4bが形成さ
れ、第5図に示すように、例えば被加工物Wの端
面部(第1の測定面)を計測する場合、前方下方
に付勢の状態でも充分に計測できるようにしてあ
るのである。
次に、本計測装置1の動作について、第6図を
用いて説明する。
第6図において、イは図略の刃物台に挿着され
ている本計測装置1をX軸方向に移動し、プロー
ブ2の先端部に取付けられている測定子4の中心
4cを被加工物の測定穴中心W−aにほぼ一致さ
せる。この場合、本計測装置1のプローブ2の先
端部である測定子4は、第1図に示しているよう
に、支持部材3の前部支持部材3aに内蔵してい
るスプリング22によりピン6を支点にしてθと
なる角度でもつて前方下方に付勢状態となつてい
る。
イの状態から、本計測装置1を軸方向(段差方
向)すなわちZ軸方向の左方に移動させて、被加
工物Wの穴に入れ、段部(第2の測定面)の手前
で止め、ロの状態とする。ロの状態において、さ
らに本計測装置1を半径方向(測定面と平行な第
1の方向)すなわちX軸方向の下方に動かし、測
定子4を穴の内面に接触させて、ハの状態にす
る。ハの状態では、スプリング22の作用と、ピ
ン6を支点として支持部材3に支持されたプロー
ブ2が上方へ揺動して加工物の穴の軸線W−aと
ほぼ平行な状態になる。
さらに、ハの状態から、この計測装置本体をZ
軸方向の左方に移動させ、段部(第2の測定面)
に突き当てニの状態になる。
ニの状態で、さらに本計測装置1を軸方向すな
わちZ軸方向の左方に或る量移動させると、スラ
イダ5がスリーブ9の内面を摺動して後部支持部
材3bの後端部3cがタツチスイツチ17の接触
子17bに接触し、タツチスイツチ17はタツチ
信号を出力する。この信号をスキツプ信号とし
て、NC装置にとり入れ、本計測装置1を移動を
停止させると同時に位置を読み取る。
この読み取り位置のZ軸方向の値から、前記第
5図で示した平面部4bで端面部(第1の測定
面)を当接してタツチ信号が出力されたときのZ
軸方向位置の値を差引いた差値が段差寸法lとな
り、正確な段差寸法の計測がされる。
上記の動作を順次次の被加工物Wに繰返すこと
によりワンロツトの段部(第2の測定面)位置長
さを自動的に連続して迅速に計測が行われる。
(8) 考案の効果 以上の説明によつて明らかな如く、本考案の計
測装置によれば、0.5〜1mm程度の小さな段部の
測定面においてもその位置を迅速、かつ正確な計
測ができると共に、自動計測が可能で、かつ簡
便、軽量に形成し得る効果があげられる。延いて
は作業の能率向上となる。また被測定物の端面部
(第1の測定面)の位置をも計測することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の段差位置計測装置の軸方向断
面図、第2図は第1図のA−A矢視断面図であ
る。第3図は本考案の段差位置計測装置をX軸方
向およびZ軸方向に移動し、被加工物Wの段部
(第2の測定面)に接触した状態の軸方向断面図
である。第4図は本考案の段差位置計測装置の測
定子が被加工物Wの段部(第2の測定面)に接触
した状態の拡大断面部、第5図は本考案の段差位
置計測装置の測定子が被加工物Wの端面部(第1
の測定面)に接触した状態の断面図である。第6
図は本計測装置1を被加工物Wの段部(第2の測
定面)位置長さを測定するための動作状態を示す
説明図である。第7図は従来の被測定物段部(第
2の測定面)を計測する説明図である。 1……本計測装置、2……プローブ、3……支
持部材、3a……前部支持部材、3b……後部支
持部材、3c……後部支持部材の後端部、4……
測定子、5……スライダ、6……ピン、9……ス
リーブ、17……タツチスイツチ、17b……接
触子、22……スプリング、28……ストツパ
ー、W……被加工物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定物に形成された第1の測定面と、この第
    1の測定面に対して平行に、かつ、所定寸法離間
    して形成された第2の測定面との段差位置を計測
    するための段差位置計測装置であつて、 前記被測定物の第1の測定面および第2の測定
    面と平行な第1の方向と、この第1の方向に対し
    て直交する段差方向に、相対移動可能に設けられ
    る計測装置本体と、 この計測装置本体に前記段差方向に摺動可能に
    設けられるスライダと、 このスライダに前記第1の方向および前記段差
    方向と直交する方向に固着される支軸と、 このスライダ内に、前記段差方向に延在し、前
    記支軸を支点として揺動自在に設けられる支持部
    材と、 一端側をこの支持部材に固定され、他端側に前
    記第1の測定面および第2の測定面に当接するた
    め前記第1の方向と平行に位置することが可能な
    平面を形成した測定子が設けられ、前記被測定物
    側に延在するロツドと、 前記スライダと前記支持部材とのあいだに設け
    られ、前記支持部材に固着されたロツドを常時前
    記第1の方向に付勢する第1の付勢手段と、 前記計測装置本体と前記スライダとのあいだに
    設けられ、このスライダを計測装置本体に対して
    常時前記測定子側に付勢している第2の付勢手段
    と、 前記計測装置本体に設けられ、前記支持部材に
    当接して前記測定子の段差方向の移動位置を検知
    するタツチスイツチからなり、 前記計測装置本体を前記被測定物に対して相対
    移動させ、前記測定子をこの被測定物の測定面に
    当接させ、この測定子の平面が前記第1の方向と
    平行になるようにして、前記第1の測定面に対す
    る前記第2の測定面の段差位置を計測することを
    特徴とする段差位置計測装置。
JP13020184U 1984-08-28 1984-08-28 段差位置計測装置 Granted JPS6144506U (ja)

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JP13020184U JPS6144506U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 段差位置計測装置

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JP13020184U JPS6144506U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 段差位置計測装置

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Publication Number Publication Date
JPS6144506U JPS6144506U (ja) 1986-03-24
JPH0431539Y2 true JPH0431539Y2 (ja) 1992-07-29

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JP13020184U Granted JPS6144506U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 段差位置計測装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0716861B2 (ja) * 1987-03-24 1995-03-01 ソニ−マグネスケ−ル株式会社 測定装置

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JPS6144506U (ja) 1986-03-24

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