JPS62130156A - Ｎｃ旋盤の自動計測方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はＮＣ旋盤における被加工部品（以下、単にワー
クと記す）の外径寸法の自動計測方法に係り、特に長尺
のワークの外径の自動計測方法に関するものである。

［従来の技術］ ガイドブツシュを有するＮＣ自動旋盤において、従来長
尺のワークの外径を測定する方法として、次の方法が行
われていた。即ち、ワークの軸中心線に直交して移動す
る刃物台等の部材に測定器を装着し、第３図（ａ）に示
すようにワーク１に測定器のタッチセンサ３ａを接触さ
せ（ステップ■）、その接触位置における刃物台等の部
材の座標を読取り記憶し、次にタッチセンサ３ａを移動
してワーク１から離しくステップ■）、第３図（ｂ）に
おいて示すようにワーク１を・タッチセンサ３ａが通過
できるまで後退移動し、タッチセンサ３ａをワーク１の
対向側に移動する（ステップ■）。次にワーク１を第３
図（Ｃ）に示すように前遷移動し元の位置に戻してから
タッチセンサ３ａをワーク１に接触しくステップ■）、
その接触位置における刃物台等の部材の座標を読取って
記憶し、前記２点の座標位置からワークの径を演算して
検出する０次にタッチセンサ３ａをワーク１から離して
（ステップ■）から第３図（ｄ）に示すようにワーク１
を再び後退移動し、タッチセンサ３ａを測定開始の最初
の位置に戻す（ステップ■）という工程であった。チャ
ックワークによるＮＣ旋盤においては、上記ＮＣ自動旋
盤においてワークの軸方向の移動に代えて、刃物台等の
部材がワークの軸方向に移動することによって行われる
が、ワークがセンター支持された状態の場合、上記の方
法ではワークが端部を支持されているから、タッチセン
サを反対側に移動することができないので、タッチセン
サによるワーク径の計測は事実上不可能であった。

［発明が解決しようとする問題点］ 上述のように、従来の計測方法では、１個のタッチセン
サで測定するためには長尺のワークであっても、ワーク
自身又は刃物台等がワークに沿って前進後退する工程が
必要であり、それには長尺になればなる稈長時間を要し
、しかもその移動の際にワークｌの素材径の部分がガイ
ドブツシュから抜き出され、再度挿入する際にガイドブ
ツシュ２に当ってワークの肩部が損傷するなどの問題も
あった。

本発明は上記問題点を解決することを目的とするもので
、ワークの前進後退等の移動を要せず、またセンター支
持されたワークであっても特別な装置を必要とせずに、
タレット刃物台に測定器を装着し、タレット刃物台をイ
ンデックスすることによってワークと測定器の干渉を避
け、ワークの外径の２点を迅速に測定し、かつ測定誤差
を最小に押えたＮＣ旋盤における自動計測方法の提供を
目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上述した問題点を解決して、発明の目的を達成
するため、次のような自動計測方法とすることを特徴と
する。

即ち、タレット刃物台を有するＮＣ旋盤において、タレ
ット刃物台の一面に測定器を装着し、タレット刃物台を
所定の位置に割出して前進することによって測定器のタ
ッチセンサをワークの第１測定点に接触して、接触位置
におけるタレット刃物台の座標を読取り、次にタレット
刃物台をインデックスしてから更に前進することによっ
て測定器のタッチセンサをワークの反対側に移動し、タ
レット刃物台をもとの位置にインデックスして測定器の
タッチセンサをワークの第１測定点の反対側の第２測定
点に接触し、その第２測定点の接触位置におけるタレッ
ト刃物台の座標を読取って、演算によりワークの径を検
出し、それと共に、タレット刃物台が次の加工のための
位置に戻る工程からなるＮＣ旋盤の自動計測方法とした
ものである。

［実施例］ 以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はＮＣ旋盤のタレット刃物台に測定器を装着して
ワークを自動計測する順序を示す主要部の側面図、第２
図は同じくタレット刃物台に装着した測定器とワークを
示す主要部の平面図である。

ｌはワークで、切削加工の終了した後のインラインの状
態であって外径の測定が可能な状態となっている。

ＮＣ旋盤のタレット刃物台４の一面にタッチセンサ３ａ
を有する測定器３を基板５を介して装着しである。タレ
ット刃物台４は当然ながらワークｌの中心線と直交する
方向に移動でき、かつ、割出し回転ができる構成となっ
ている。

次に本発明の自動計測方法について説明する。

第１図（ａ）に示すようにワークｌの中心線の高さにタ
ッチセンサ３ａを位置して測定器３を取付けたタレット
刃物台４をワーク１に接近し、タッチセンサ３ａをワー
ク１の第１測定点に接触しくステップ■）、このときの
接触位置におけるタレット刃物台４の座標を読取り、図
示しない記憶装置に記憶し、タレット刃物台４をわずか
に後退する（ステップ■）６次に第１図（ｂ）に示すよ
うにタレット刃物台４をタッチセンサ３ａの逃げる方向
（図では上方向）へインデックスして（ステップ■）か
らタレット刃物台４をワーク１の第１測定点の反対側方
向へ移動しくステップ■）、タレット刃物台４を第１図
（ｃ）に示すようにもとの位置にインデックスし、タッ
チセンサ３ａをワークｌの第１測定点の反対側に位置す
る（ステップ■）０次にタレット刃物台４を後退させて
ワーク１の第２測定点にタッチセンサ３ａを接触させ（
ステップ■）、接触位置のタレット刃物台４の座標を読
取り記憶し、測定器３に予め準備されているプログラム
により、前記２点のタレット刃物台４の座標位置、その
時の測定器３の読取り値及びタッチセンサ３ａのプロー
ブ径などからワーク１の径を演算して検出する。ＮＣ旋
盤は、そのワーク１の径の検出値が公差内にあるか否か
を判断し、もし必要ならば工具位置を自動補正するよう
に構成されている。

また、それと同時に第２測定点の測定終了後、タレット
刃物台４は第１図（Ｃ）に示すようにワーク１の左方向
へ移動しくステ・・・プ■）、第１図（ｄ）に示すよう
に上方向へインデックスして（ステップ■）から、後退
しくステップ■）、自動計測工程が終了し、タレット刃
物台４が次の加工工程のための最初の位置に戻る。

［発明の効果］ 本発明は、以上のように構成されているので、タッチセ
ンサを用いてＮＣ旋盤のインライン計測を行う際にワー
クの軸方向に沿って移動させる必要がなく、特に長尺の
ワークに対しては計測に要する時間が大幅に短縮される
と共に、ワークの軸方向の移動の際の位置誤差等による
精度不良も発生せず、かつ、センター支持されたワーク
も計測可能で、高能率、高精度のインライン計測を達成
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例としての自動計測する順
序を示す主要部の側面図、第２図は同じくタレット刃物
台に装着した測定器とワークを示す主要部の平面図、第
３図は従来のＮＣ自動旋盤における自動計測の順序を示
す主要部の平面図である。 １・・・ワーク　　　　　　２・・・ガイドブツシュ３
・・・測定器　　　　　３ａ・・・タッチセンサ４・・
・タレット刃物台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タレット刃物台を有するＮＣ旋盤において、タレット刃
   物台の一面に測定器を装着し、タレット刃物台を所定の
   位置に割出して前進することによって測定器のタッチセ
   ンサをワークの第１測定点に接触して接触位置における
   タレット刃物台の座標を読取り、次にタレット刃物台を
   インデックスしてから更に前進することによって測定器
   のタッチセンサをワークの反対側に移動し、タレット刃
   物台をもとの位置にインデックスして測定器のタッチセ
   ンサをワークの第１測定点の反対側の第２測定点に接触
   し、その第２測定点の接触位置におけるタレット刃物台
   の座標を読取って、演算によりワークの径を検出し、そ
   れと共に、タレット刃物台が次の加工のための位置に戻
   る工程からなることを特徴とするＮＣ旋盤の自動計測方
   法。