JPH04313307A - 円筒型薄膜脱気法 - Google Patents

円筒型薄膜脱気法

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JPH04313307A
JPH04313307A JP10515991A JP10515991A JPH04313307A JP H04313307 A JPH04313307 A JP H04313307A JP 10515991 A JP10515991 A JP 10515991A JP 10515991 A JP10515991 A JP 10515991A JP H04313307 A JPH04313307 A JP H04313307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
liquid
thin film
cylindrical
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP10515991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Endo
遠藤 宏太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10515991A priority Critical patent/JPH04313307A/ja
Publication of JPH04313307A publication Critical patent/JPH04313307A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0021Degasification of liquids by bringing the liquid in a thin layer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布液の脱気法に関する
、特に写真感光材料の製造工程における塗布液の円筒型
薄膜脱気法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真感光材料の製造工程において
塗布液を溶解調整タンクより塗布注液器に送液するため
には、一旦受液タンクに入れて、その液を送液ポンプに
よって脱泡・脱気装置を通して注液器に送液している。 その際脱泡・脱気装置としては例えば米国特許第3,9
04,392号明細書のように超音波を使用したものが
ある。この超音波使用の脱泡・脱気装置は、チューブの
中を液が通過する間、その液中に浸漬した超音波振動子
によって振動を与え、又は液をチューブの壁を伝ってチ
ューブ内に補給する際にチューブ壁に超音波、振動子を
密着せしめ、且つチューブ内を減圧状態に保つ方式のも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法で超音波振動子のみの使用の場合は脱泡効果はある
が、送液される塗布液中に含まれる気体が多いと脱泡装
置で気泡が溶解される塗布液が過飽和に達しやすく、そ
のため塗布注液器直前に気泡を生じることがあった。本
発明の目的は上記問題点を解消し、塗布液中の気泡を充
分に抜き取り、超音波脱泡器にかけても塗布液が溶存気
体の過飽和状態になることがない様するための薄膜脱気
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、塗布液の送液工程の受液タンク内にタンク壁より
離してタンクの上部よりタンク内液面にわたって円筒状
の網を設置し、該受液タンク内えの塗布液の補給は該円
筒状の網を伝って塗布液を流下せしめ、前記受液タンク
の減圧条件として、−10mm〜−500mmHgに保
つことを特徴とする円筒型薄膜脱気法によって達成され
る。
【0005】本発明において受液タンク内にタンク壁よ
り離してタンク上部よりタンク内液面にわたって円筒状
の網を設置するということは、網のメッシュとしては2
〜15メッシュのものを、タンク壁より10〜20mm
はなれた径の円筒状網としてタンク上部よりタンク内液
面にわたって設置することで、更に円筒状の網を2〜3
重に前記同様にお互に10〜20mm離して更に小径の
円筒状網を設置してもよい。その円筒状の網の上部より
塗布液を流下せしめる。尚タンクの液面近くでは網のワ
イヤーを太く目の大きさを小さくして液の流下速度を遅
くし、液の泡立ちの防止と液に空気が再溶解しないこと
を心がけることが望ましい。本発明において受液タンク
の減圧条件としては−10mm〜−500mmHgに保
つこと、更に好ましくは−50mm〜−250mmに保
つことである。本発明は該受液タンクへの塗布液の補給
は円筒状の網を伝って塗布液を流下させることにより、
網目によって表面積が壁面に比して2倍以上になり、更
に平面より網目によって表面積が増えることによってそ
の表面より減圧によって溶存空気が脱気させられること
により著しく脱気の効果を挙げることが出来る。更に円
筒状網を二重・三重にすることにより、その面積を広げ
て脱気を充分にすることが出来る。この際塗布液の温度
は水分の一部蒸発のため温度が低下するので受液タンク
に入れる液は少くとも定常温度より2〜10℃高くして
供給することが必要である。
【0006】本発明の実施態様を図を用いて説明する。 図1は本発明の円筒型薄膜脱気法の1実施例の斜視図一
部断面図である。図2は本発明の円筒型薄膜脱気法を塗
布液給液工程に使用した1実施例の系統図である。先ず
図2において調液タンク1において調製された塗布液は
熱交換器2により45℃に調温せられ、タンク内液面1
4を一定に保つレベラ15に応じて給液コントロールバ
ルブ3によって制御されつゝ塗布液を受液タンク16内
に供給する。受液タンク16の内容は図1に1実施例を
示すように給液コントロールバルブ3によって供給され
た塗布液はディストリビュータ10によって円筒状網4
a及び4bの上端より均一に網全面にわたって分布流下
される。円筒状網とタンク壁との間隔は10〜20mm
,又円筒状網間の間隔は10〜20mmに設定される。 受液タンク16内は減圧管12及び真空ポンプ(図示せ
ず)によって−10mm〜−500mmHgに減圧され
るので、流下する塗布液内の溶存空気は効率的に塗布液
より脱気される。したがって受液タンク16内の液は脱
気された状態でポンプ5により圧力バッファをへて濾過
器6を通り超音波脱泡器7を通過する。この時液中に含
まれる泡は超音波脱泡器7によって液中の溶存空気とな
ってとけこむ、ついで熱交換器8によって46℃に調温
されて塗布ヘッド9に入って支持体17に塗布されるこ
とになる。
【0007】
【実施例】本発明の効果を明確ならしめるため1実施例
をあげて説明する。但し、本発明は本実施例に限られる
ものではない。塗布液100リットル入りの1000リ
ットルジャケット付タンクを用い、下記の受液タンクの
諸条件を用いて塗布面30cm×100mに発生する気
泡発生量の比較実験を行った。 ■  タンク方式            (タンクの
み)■  タンク壁面薄膜方式  (タンクの内壁を塗
布液が落ちる) ■  円筒状網方式          (本発明の円
筒状網方式で薄膜両面脱気法) ■  円筒状2重網方式      (本発明の円筒状
2重網方式で薄膜両面脱気法) ■  円筒状3重網方式      (本発明の円筒状
3重網方式で薄膜両面脱気法) その時の塗布液の処方としては、   ゼラチン                   
                       10
0g  H2O                  
                        2
000cc  アルキルベンゼンスルホンサンソーダー
  5%濃度      50cc  粘度調節剤  
                         
 5%濃度      10cc    (但し、40
℃での粘度                    
        40cp)を用い、又実験装置系とし
ては図2に示すように下記の条件で実験を行った。   ■  調液タンク1              
40℃のジャケット,1000リットル  ■  熱交
換器2                40℃→45
℃に温度アップ    ■  給液コントロールバルブ
3  タンク.レベラーにて液面コントロール    
■  減圧受液脱気タンク16    この中に,薄膜
脱気設備として円筒状網4を            
                    設置,タン
ク内減圧,タンクジャケット40          
                      ℃  
■  引出し送液ポンプ5        定量引出し
ポンプ  ■  濾過器6             
     濾過  ■  加圧タイプ脱泡器7    
    脱泡  ■  熱交換器8         
       40℃→46℃  ■  塗布ヘッド9
              50m/minで46℃
塗布但し、薄膜脱気設備としての円筒状網4は、400
φ×300mmの網で10〜20mm間隔に数枚重なっ
た構造で、上部に均一に液を落下させるディストリビュ
ーター10が設置されている。その結果、表1に示すよ
うに本発明の円筒型薄膜脱気法を用いたものが壁面薄膜
だけの方法に比して脱気状態著しく勝っており、比較し
て減圧度が低くても効果が大であり、又処理流量として
も他の方法に比較して多量に処理し得ることが判る。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明の効果】本発明の円筒型薄膜脱気法により、従来
用いていた壁面薄膜脱気法に比較して、減圧度が低くと
も、又処理流量を多量にしても、結果的に気泡の発生を
なくすることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒型薄膜脱気法の1実施例の斜視図
一部断面図
【図2】本発明の円筒型薄膜脱気法を用いた1実施例の
送液系統図
【符号の説明】
1  調液タンク 2  熱交換器 3  給液コントロールバルブ 4,4a,4b  円筒状網 5  ポンプ 6  濾過器 7  超音波脱泡器 8  熱交換器 9  塗布ヘッド 10  ディストリビュータ 11  減圧弁 12  減圧管 13  ジャケット 14  液面 15  レベラー 16  受液タンク 17  支持体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塗布液の送液工程の受液タンク内に、
    タンク壁より離してタンク上部よりタンク内液面にわた
    って円筒状の網を設置し,該受液タンク内への塗布液の
    補給は該円筒状の網を伝って塗布液を流下せしめ、前記
    受液タンクの減圧条件として,−10mm〜−500m
    mHgに保つことを特徴とする円筒型薄膜脱気法。
JP10515991A 1991-04-11 1991-04-11 円筒型薄膜脱気法 Pending JPH04313307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006027012A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Pioneer Electronic Corp 脱泡方法及びこれを用いた脱泡装置
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CN109019399A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 南安市劲沣工业设计有限公司 一种防突跳空转的抗泡型汽车千斤顶

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