JPH04312977A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH04312977A
JPH04312977A JP10344891A JP10344891A JPH04312977A JP H04312977 A JPH04312977 A JP H04312977A JP 10344891 A JP10344891 A JP 10344891A JP 10344891 A JP10344891 A JP 10344891A JP H04312977 A JPH04312977 A JP H04312977A
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    • H01L29/745Gate-turn-off devices with turn-off by field effect
    • H01L29/7455Gate-turn-off devices with turn-off by field effect produced by an insulated gate structure

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイリスタを具えた半導
体装置、特にいわゆるMOSゲートサイリスタを具えた
半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1主電極が設けられた一導電型の第1
領域と、該第1領域と第1pn接合を形成する反対導電
型の第2領域と、該第2領域と第2pn接合を形成する
と共にゲート電極が設けられた一導電型の第3領域と、
該第3領域とpn接合を形成すると共に第2主電極への
電気接続部を有する反対導電型の第4領域とを有するサ
イリスタが形成された半導体本体を具える半導体装置が
既知である。特に、ゲート電極を、第3領域の導通チャ
ネル領域上にあって第2領域と第4領域との間の導電パ
スを制御する絶縁ゲートの形態に設けて第4領域から第
2領域への反対導電型の電荷キャリア流が半導体装置内
のサイリスタの動作をトリガして開始させるようにした
半導体装置が既知である。このようなMOSゲートサイ
リスタは「Proceedings of TEEE 
Vol. 76 , No.4」1988年4月、に 
B. JayantBaliga  が発表した論文“
Evolution  of MOS−bipolar
 Power SemiconductorTechn
ology」の第411 頁に開示されている。上述し
た論文は第415 〜416 頁に、 MOSゲートに
供給する信号によりターンオンのみならずターンオフも
行ない得る点で単なる MOSゲートサイリスタと相違
するいわゆる MOSターンオフサイリスタも開示して
いる。この MOSターンオフサイリスタはサイリスタ
構造内に絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOST)
を組み込み、上側トランジスタのエミッタ−ベース接合
をMOSTのゲート電圧の印加により短絡し得るように
構成されている。ゲート電圧が存在しない場合にはこの
装置は慣例のサイリスタと同様の方法で、或はMOSゲ
ートサイリスタと同様にMOS ゲートを用いてスイッ
チオンさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述した論文
の図15に示されているように、 MOSターンオフサ
イリスタは第4領域内に形成され且つこの領域に短絡さ
れた一導電型の第5領域と、第4及び第3領域のチャネ
ル領域上を延在する連続絶縁ゲートとを有する。サイリ
スタのターンオフを達成するためには第5及び第3領域
間に構成されたMOSTを絶縁ゲートに適切な電圧を供
給してターンオンさせ、第3領域に流入する一導電型の
電荷キャリアが第4及び第3領域間のpn接合をバイパ
スして第2主電極に至る別の導電パスを有するようにす
る。しかし、このような強制ターンオフを達成するため
には一導電型の電荷キャリアに対する導電パスの抵抗値
を十分低くし、これらの全電荷が第4及び第3領域間の
MOSTを経てバイパスされる際に第3pn接合の順方
向バイアスが 0.7ボルト以下になるように、及び従
って電子注入及びトランジスタ作用を維持するに不十分
となるようにする必要がある。この条件は一導電型電荷
キャリアが電子である場合にはかなり高い電流密度に対
し全く容易に達成し得るが、電荷キャリアが移動度の低
い正孔の場合には達成が困難である。本発明の目的は装
置の制御可能な電流容量を改善したサイリスタを具えた
半導体装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1主電極が
設けられた一導電型の第1領域と、該第1領域と第1p
n接合を形成する反対導電型の第2領域と、該第2領域
と第2pn接合を形成すると共にゲート電極が設けられ
た一導電型の第3領域と、該第3領域とpn接合を形成
すると共に第2主電極への電気接続部を有する反対導電
型の第4領域とを有するサイリスタが形成された半導体
本体を具える半導体装置において、第4領域と第4pn
接合を形成する一導電型の第5領域と、第2主電極と電
気的に接触すると共に第5領域と第5pn接合を形成す
る反対導電型の第6領域と、第5領域の導通チャネル領
域上にあって第4領域内への反対導電型の電荷キャリア
に対する導電パスを形成してサイリスタ動作を開始させ
るための絶縁ゲートとを設け、第5領域をこの領域がサ
イリスタのターンオフ中の一導電型の電荷キャリアの抽
出用パスを与えるように接続したことを特徴とする。
【0005】このように、本発明の半導体装置では、第
4領域(npnpサイリスタの場合のカソード)への電
気接続が第4領域と直列に集積された絶縁ゲート電界効
果トランジスタ(MOST)により与えられ、このトラ
ンジスタが第4領域への反対導電型の電荷キャリア流に
対しゲート可能な導電パスを与えるため、この電荷キャ
リア流をサイリスタのターンオフ中適切なゲート電圧の
印加により阻止することができ、従ってサイリスタの可
制御電流容量が向上する。更に、第4領域と直列のMO
STにより反対導電型の電荷キャリア流を制御すると、
上述した従来の MOS制御サイリスタに比較してター
ンオフ時間が短くなる。
【0006】第3領域のゲート電極は第3領域のチャネ
ル領域上を延在する絶縁ゲートとすることができる。第
3領域上のこの絶縁ゲートは第5領域上の絶縁ゲートと
連続させて製造を簡単にすることができる。この連続絶
縁ゲートは半導体本体内を延在する溝の側壁上に形成す
ることができる。特に、この溝は側壁を絶縁層で被覆し
、ゲート電極を形成する導電材料で満たしたトレンチの
形態に形成することができる。プレーナ技術より溝又は
トレンチ技術を用いて絶縁ゲートを形成する方が必要と
される表面積が減少すると共に一層良好な電流処理能力
が得られる。
【0007】本発明半導体装置の変形例では、半導体本
体の少なくとも一部分において第3、第4、第5及び第
6領域を絶縁ゲートが設けられた一導電型の他の領域と
置き換え、該他の領域が第1及び第2領域とともに、第
1及び第2主電極間の第1〜第6領域から成る構造部分
と並列に配置された3層構造を形成するようにし、該他
の領域がサイリスタのターンオフ中一導電型の電荷キャ
リアの抽出用パスを与えるようにする。このような構造
は装置のターンオフ速度を増大すると共に、一導電型の
キャリア流をバイパスすることにより最大可制御電流を
増大させることもできる。第1及び第2主電極は半導体
本体の対向表面上に設けてバーチカル装置、即ち半導体
本体の両主表面間に主電流パスを有する装置を形成する
ことができる。第5領域を第2主電極に電気的に接続し
て3端子装置を形成することができる。或は又、別の電
極を第5領域に設け、この電極及び第2主電極に供給す
る制御電圧を別々に制御し得るようにしてサイリスタタ
ーンオフ中トランジスタ動作が持続する惧れを更に減少
させることができる。
【0008】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する。 各図は略図であって、特に各半導体層や領域の厚さよう
な種々の寸法を明瞭のために大きく拡大してある。図1
は、第1主電極Aが設けられた一導電型の第1領域4と
、この第1領域4と第1pn接合6を形成する反対導電
型の第2領域5と、この第2領域5と第2pn接合7を
形成すると共にゲート電極Gが設けられた一導電型の第
3領域8と、この第3領域8と第3pn接合10を形成
すると共に第2主電極Cへの電気接続部を有する反対導
電型の第4領域9とを有するサイリスタが形成された半
導体本体1を有する半導体装置が示されている。
【0009】本発明では、第4領域9と第4pn接合1
2を形成する一導電型の第5領域11と、第2主電極C
と電気的に接触すると共に第5領域11と第5pn接合
14を形成する反対導電型の第6領域13と、第5領域
11の導通チャネル領域110 上にあって第4領域9
内への反対導電型の電荷キャリアに対する導電パスを形
成してサイリスタ動作を開始させるための絶縁ゲートと
を設け、第5領域11をこの領域がサイリスタのターン
オフ中一導電型の電荷キャリアを抽出するためのパスを
与えるように電気的に接続する。このように、本発明半
導体装置では第4、第5及び第6領域9,11及び13
と絶縁ゲート15とで構成される絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタ(MOST)をサイリスタの第4領域9と直
列に設け、このトランジスタが第4領域9への反対導電
型の電荷キャリア流をゲートし得る導電パスを与えるた
め、この電荷キャリア流をサイリスタのターンオフ中適
切なゲート電圧の印加により阻止することでき、これに
より電流制御能力を一層大きくし得ると共に装置のター
ンオフ時間を短くすることができる。
【0010】図1を詳細に参照して本発明による MO
Sゲートカソードを有するnpnpサイリスタを詳しく
説明する。図1に示す実施例においては、第1又はアノ
ード領域を一導電型の不純物(本例ではホウ素イオン)
をドープした単結晶シリコン基板として設け、代表的に
は0.01Ω・cmの抵抗率を有するものとする。次に
第2又はn−ベース領域5を第1領域4上に、反対導電
型(本例ではn導電型)の不純物、例えばヒ素を代表的
には1014電子/cm3 の濃度にドープした比較的
低ドープのエピタキシャルシリコン層として設ける。必
要に応じ、n導電型不純物をもっと高濃度にドープした
バッファ層50 (図1に破線で示す)を第1及び第2
領域4及び5間に設けて比較的高ドープの第1又はアノ
ード領域4からの正孔電流を適度にすることができる。 第2領域5を形成する堆積エピタキシャル層の不純物濃
度及び厚さは装置の所望の特性に依存するが、1000
ボルト装置に対しては代表的には 100μm とする
ことができる。第3領域8は一導電型(本例ではP型)
の不純物をドープしたエピタキシャル層として設けるこ
とができ、或は又第2領域内に不純物を注入及び/又は
拡散することにより形成することもできる。
【0011】第3領域、本例ではP−ベース領域8、第
4又はカソード領域9及び第5領域11は全て、適切に
ドープしたシリコン層のエピタキシャル成長により又は
第2領域5内への適切な不純物の注入及び/又は拡散に
より形成することができる。代表的には、1000ボル
ト装置に対しては、P−ベース領域8は約3μm の厚
さ及び約1016原子/cm3 の不純物濃度を有する
ものとし、カソード領域9は約1μm の厚さ及び約1
016原子/cm3 の不純物濃度を有するものとする
ことができる。第5領域11は約2μm の厚さ及び約
3×1016原子/cm3 の不純物濃度を有するもの
とすることができる。
【0012】本例では、次に第6領域13を、第5領域
内に反対導電型(n導電型)の不純物を適切なマスク(
図示せず)を通して慣例の方法で導入して第5領域内の
プレーナ領域として形成する。代表的には、この第6領
域は約 0.5〜1μm の深さを有するものとすると
こができる。図1に示すサイリスタは MOSゲートサ
イリスタであるから、第3領域7のゲート電極Gは絶縁
ゲートで構成し、本例ではこの絶縁ゲートを MOSゲ
ートカソードの絶縁ゲート15と連続させる。
【0013】図1に示す実施例では、絶縁ゲート15を
、慣例の技術を用いて第6、第5、第4及び第3領域1
3, 11, 9,7を横切って第2領域5内に僅かに
侵入するトレンチ16をエッチングして形成する。この
トレンチの深さは既知のように注意深く制御してトレン
チ16が第3領域8を完全に横切って延在するが第2領
域5内にあまり深く侵入しないようにして装置の所望の
ブレークダウン電圧に悪影響を与えないようにする。領
域8,9及び11に対し与えた上述の寸法に対してはト
レンチ16は約6μm の深さにする。通常の清浄処理
後に薄い絶縁層17をトレンチの側壁上に慣例の技術に
より熱成長させ、トレンチの形成に用いたマスクをその
まま用いて導電材料、本例ではドープ単結晶シリコンを
トレンチ内に堆積して第3領域のゲート電極及び第5領
域11の導通チャネル領域110 上の絶縁ゲート15
も構成する導電プラグ18を形成する。次に絶縁材料、
本例では二酸化シリコンの層を堆積し、この層を慣例の
フォトリソグラフィ及びエッチング技術を用いてパター
ン化して導電プラグ18を覆うキャップ酸化層21を形
成する。
【0014】次に、慣例の金属化層19, 20、例え
ばアルミニウム層を半導体本体1の対向表面2及び3上
に堆積して第1(アノード)及び第2(カソード)主電
極A及びCを形成する。図1に示してないが、装置の周
縁部においてゲートGに接点を設ける。このように、図
1に示す実施例では第5領域11がカソード金属化によ
り第2主電極Cに短絡される。一般に、この装置は平面
図で見たとき(第5領域11の表面を上から見たとき)
格子状又は綱目状のトレンチ16を具えたセル構造にす
る。これがため、例えば、トレンチ16は矩形格子パタ
ーンまたは六角形格子パターンに形成することができる
。図1は格子状トレンチ16の1つの溝部の横断面図を
示す。図1に示すサイリスタの動作においては、この装
置はゲート電極Gに適切な正ゲート電圧+Ve を供給
することによりターンオンする。正のゲート電圧はトレ
ンチ16の側壁に沿う導通チャネル領域110 及び8
0内にn導電型反転層を発生させて第2領域5内への電
子の流入を許し、第1pn接合6を順方向にバイアスせ
しめる。この第1pn接合6の順方向バイアスは正孔を
第2領域5に注入せしめ、これら正孔が第3領域8内に
流れ込み、この正孔流が実効的に第2、第3及び第4領
域5,8,9から成る npnトランジスタのベース電
流を形成する。このトランジスタのターンオンがサイリ
スタのトリガリング又はラッチングを開始させるため、
このとき装置がスイッチオンする。
【0015】一旦ラッチ状態になると、サイリスタはゲ
ート電極Gに負ゲート電圧−Ve を供給してトレンチ
16に隣接する第4領域9の導通チャネル領域90内に
P導電型反転チャネルを発生させることによりターンオ
フさせることができる。この反転チャネルの発生は第6
領域13から第4(カソード)領域9への電子の流入を
阻止又は少なくとも禁止する作用をなし、サイリスタの
電子を枯渇させてサイリスタのターンオフを開始させる
。更に、第3及び第5領域8及び11間の第4(カソー
ド)領域9の導通チャネル領域90内に形成されたP導
電型反転チャネルは正孔を第5領域11と電気的に接触
するカソード金属化層20を経て抽出する導電パスも与
える。
【0016】第6領域13の横方向寸法は極めて小さく
して第6領域の下部からカソード金属化層までの正孔用
パス及び従ってpn接合14が十分な順方向バイアスに
なってトランジスタ動作を開始する可能性が殆どないよ
うにすることができる。第6領域13は数個の個別の補
助領域として形成して、平面図で見て、即ち主表面3を
上から見て、第6領域はトレンチの縁に隣接して縁に沿
って間隔を置いて設けられた各別の島領域又は指状領域
から成るようにすることができる。上述したようにゲー
ト電極Gは連続ゲートとするが、上述したセル構造の装
置の場合には装置の周縁部のセルに、中央部のセルのゲ
ート電極から分離したゲート電極を設け、これにより中
央部のセルのターンオフを周縁部のセルと無関係に制御
し得るようにして装置のターンオフの一層良好な制御を
可能にすることができる。
【0017】図2は本発明半導体装置の第2実施例の図
1と同様の断面図である。図2に示す装置は図1に示す
装置とは、トレンチ FET形 MOSゲートの代りに
、VMOS形MOSゲート160, 170, 180
 を設ける点及び主表面3上の例えば二酸化シリコンの
絶縁領域21を慣例の方法で限界し、次いで堆積したカ
ソード金属化層20を慣例の方法でパターン化して第5
領域11に別個の電気接点22を設ける点が相違する。 この構成は、4端子となる不利があるが、第5領域を第
6領域13と独立にバイアスすることができ、これによ
り装置のターンオフ時にpn接合14が十分に順方向バ
イアスされてトランジスタ動作を開始する惧れを完全に
避けるようにすることができる利点を有する。その他の
点については図2に示すサイリスタは図1に示すものと
同一に動作するが、ターンオフ中に抽出される正孔はカ
ソード金属化層20とは別個の電極22を経て抽出され
ること勿論である。図1に示す装置も同様にカソード金
属化層20の適切なパターニングにより第5領域に別個
の電気接点を設けることができる。図2に示す装置は慣
例のVMOS技術を用いて製造し得ると共に図1に示す
装置と同様のセル構造にすることができる。
【0018】図3は本発明半導体装置の変形例を示す。 上述したように、一般に本発明装置はセル構造にするこ
とができ、第6領域13のアレー又はパターン及び格子
状の絶縁ゲート15 (主表面を上から見たとき) が
第4、第5及び第6領域9,11及び13と絶縁ゲート
15とで構成される多数の並列接続MOSTを限界する
【0019】図3に示す実施例では、絶縁ゲート構造の
トレンチ又は溝16により限界された半導体本体1の部
分30は第2領域5からカソード接点Cを形成する金属
化層20が設けされた表面まで延在する一導電型、本例
ではP導電型、の領域を形成する。これがため、本例装
置は部分30には3層(本例では pnp) 構造を具
える。複数個のこれらの一導電型領域30又はセルを装
置のセル構造内に設けることができ、例えばこれらセル
は種々の層の成長後に適当なマスクを通してホウ素のよ
うな適切な不純物を拡散させた領域30を用いて形成す
ることができる。図3に示す装置は、ゲート電極Gに適
切な正ゲート電圧+Ve が供給されたターンオン中に
導通チャネル領域110 及び80内にn導電型反転チ
ャネルが形成されるのに加えて領域30の絶縁ゲート1
5に隣接する導通チャネル領域300 内にもn導電型
反転チャネルが形成される点を除いて図1及び図2に示
す装置と同様に動作する。
【0020】図3に示す装置のターンオフ中においては
、導通チャネル領域90内に形成され電子の流れを禁止
するP導電型反転層に加えて、P導電型領域30が装置
から正孔を抽出するパスを与える。図3に示す構造はタ
ーンオフの速度を増大すると共に、正孔電流をバイパス
することにより最大可制御電流も増大することができる
。 P導電型領域30の使用は装置のオン抵抗値を増大する
。 しかし、MOS セル9,11, 13に対するP導電
型セル又は領域30の比を適切に調整し、ターンオフ速
度とオン抵抗値の適切なかねあいを取ることにより装置
の構造を所望の動作特性に対し最適にすることができる
【0021】上述した各実施例では装置はバーチカル装
置、即ち半導体本体1の主表面2及び3間に主電流パス
を有する装置であるが、本発明はこれに限定されず、ラ
テラル装置、即ち主表面に沿う方向に主電流パスを有す
る装置に適用することもできる。更に、上述した装置は
トレンチ技術を用いて絶縁ゲート構造を形成しているが
、適切な幾何形状調整を用いて本発明をプレーナ技術に
適用することができ、この場合には絶縁ゲート15を主
表面3上に形成し、領域8,9及び11を領域13のよ
うに、第2領域5の表面内に適切なマスクを用いて不純
物を導入してプレーナ領域として形成する。このような
プレーナ構造の場合、装置表面のチャネル長が必然的に
かなり長くなる。また、上述の例では、絶縁ゲートG及
び15を連続又は一体化させたが、これらゲートは個別
にし、別々に動作させることができる。例えば、ゲート
G及び15を絶縁ゲートGと絶縁ゲート15に対し別々
の溝を設けて形成することができ、またブレーナ技術を
用いる場合には適切なパターニングにより形成すること
ができる。
【0022】上述した実施例の各領域の導電型は逆にし
てpnpnサイリスタを形成することができること勿論
であり、また本発明はシリコン以外の半導体材料、例え
ばゲルマニウム又はヒ化ガリウムのような III−V
材料にも適用することができ、ヘテロ接合構造を有する
装置にも適用し得る。この場合には、例えば第6領域1
3と、第5領域11上に炭化シリコン (シリコン装置
の場合) のような広いバンドギャップ材料を堆積して
形成し、次いで適切なマスク及びエッチング技術を用い
て第6領域13を第5領域上にメサ構造として形成する
ことがてきる。上述した本発明の説明を読めば、更に他
の多くの変形や変更が当業者に明らかであり、本発明は
これらの変形や変更も本発明の範囲内に含むものである
こと勿論である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置の第1の実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明半導体装置の第2の実施例の断面図であ
る。
【図3】本発明半導体装置の変形例の断面図である。
【符号の説明】
1  半導体本体 4  第1領域(アノード) 5  第2領域 8  第3領域 9  第4領域(カソード) G  ゲート電極 11  第5領域 13  第6領域 15  絶縁ゲート 9,11, 13, 15  MOST17  絶縁層 19  第1主電極A 20  第2主電極C 80, 90, 110   導通チャネル領域160
, 170, 180  VMOS ゲート22  第
6領域の電気接点 30  一導電型部分 300   導通チャネル領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1主電極が設けられた一導電型の第
    1領域と、該第1領域と第1pn接合を形成する反対導
    電型の第2領域と、該第2領域と第2pn接合を形成す
    ると共にゲート電極が設けられた一導電型の第3領域と
    、該第3領域とpn接合を形成すると共に第2主電極へ
    の電気接続部を有する反対導電型の第4領域とを有する
    サイリスタが形成された半導体本体を具える半導体装置
    において、第4領域と第4pn接合を形成する一導電型
    の第5領域と、第2主電極と電気的に接触すると共に第
    5領域と第5pn接合を形成する反対導電型の第6領域
    と、第5領域の導通チャネル領域上にあって第4領域内
    への反対導電型の電荷キャリアに対する導電パスを形成
    してサイリスタ動作を開始させるための絶縁ゲートとを
    設け、第5領域をこの領域がサイリスタのターンオフ中
    の一導電型の電荷キャリアの抽出用パスを与えるように
    接続したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】  第3領域のゲート電極は第3領域のチ
    ャネル領域上を延在する絶縁ゲートで構成したことを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】  第3領域上を延在する絶縁ゲートを第
    5領域上を延在する絶縁ゲートと連続させたことを特徴
    とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】  前記連続絶縁ゲートは半導体本体内を
    延在する溝の側壁上に形成しこたとを特徴とする請求項
    3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】  前記溝は側壁が絶縁層で被覆され且つ
    ゲート電極を形成する導電材料で満たされたトレンチの
    形態に形成したことを特徴とする請求項4記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】  半導体本体の少なくとも一部分におい
    て第3、第4、第5及び第6領域を絶縁ゲートが設けら
    れた一導電型の他の領域と置き換え、該他の領域が第1
    及び第2領域とともに、第1及び第2主電極間の第1〜
    第6領域から成る構造部分と並列に配置された3層構造
    を形成するようにし、該他の領域がサイリスタのターン
    オフ中一導電型の電荷キャリアの抽出用パスを与えるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】  第1主電極は半導体本体の一方の側の
    主表面上に設け、第2主電極は半導体本体の反対側の主
    表面上に設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか
    に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】  第5領域を第2主電極に電気的に接続
    したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の半
    導体装置。
  9. 【請求項9】  第5領域を他の別の電極に接続したこ
    とを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の半導体装
    置。
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