JPH04309463A - 二重管の熱処理方法 - Google Patents
二重管の熱処理方法Info
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- JPH04309463A JPH04309463A JP7626391A JP7626391A JPH04309463A JP H04309463 A JPH04309463 A JP H04309463A JP 7626391 A JP7626391 A JP 7626391A JP 7626391 A JP7626391 A JP 7626391A JP H04309463 A JPH04309463 A JP H04309463A
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- double tube
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Landscapes
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は石油、天然ガス等、腐食
性流体の生産および輸送用に使用する配管に係わるもの
である。
性流体の生産および輸送用に使用する配管に係わるもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年の石油あるいは天然ガスの掘削環境
は硫化水素あるいは炭酸ガスを多量に含んでおり、ここ
に使用される鋼材は高合金鋼が主体になりつつある。高
合金鋼管は高価であることから、低コストで、かつ、高
耐食性を有する鋼管、即ち、高合金鋼を鋼管の内管に、
炭素鋼を外管に配した二重管が開発されている。これら
の二重管には、内管と外管とが金属的に結合しているも
のと機械的な嵌合のみで結合しているもとがあるが、最
近では、内外管の組み合わせの柔軟性やコストの面から
、周方向の残留応力によって機械的に嵌合された二重管
が注目されている。しかし、機械的に嵌合された二重管
は、熱処理する際に内外管の熱膨張の差により隙間が生
じてしまったり、境界面が酸化されたりする問題がある
。
は硫化水素あるいは炭酸ガスを多量に含んでおり、ここ
に使用される鋼材は高合金鋼が主体になりつつある。高
合金鋼管は高価であることから、低コストで、かつ、高
耐食性を有する鋼管、即ち、高合金鋼を鋼管の内管に、
炭素鋼を外管に配した二重管が開発されている。これら
の二重管には、内管と外管とが金属的に結合しているも
のと機械的な嵌合のみで結合しているもとがあるが、最
近では、内外管の組み合わせの柔軟性やコストの面から
、周方向の残留応力によって機械的に嵌合された二重管
が注目されている。しかし、機械的に嵌合された二重管
は、熱処理する際に内外管の熱膨張の差により隙間が生
じてしまったり、境界面が酸化されたりする問題がある
。
【０００３】従来からある二重管の熱処理方法は、内外
管が金属的に結合しているクラッド鋼管を対象とした方
法が多く、例えば、加熱後に表面を先に冷却することに
よって表面の残留応力を低減する方法（特開昭５４−３
９３５５号）等がある。
管が金属的に結合しているクラッド鋼管を対象とした方
法が多く、例えば、加熱後に表面を先に冷却することに
よって表面の残留応力を低減する方法（特開昭５４−３
９３５５号）等がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記方法に代表される
ように従来からあるクラッド鋼管の熱処理方法は内外管
の残留応力を除去することを前提に考えられている。よ
って上記方法を機械的に結合された二重管に適用すると
内外管の残留応力が除去され、内管と外管が分離してし
まう可能性がある。
ように従来からあるクラッド鋼管の熱処理方法は内外管
の残留応力を除去することを前提に考えられている。よ
って上記方法を機械的に結合された二重管に適用すると
内外管の残留応力が除去され、内管と外管が分離してし
まう可能性がある。
【０００５】本発明は、かかる状況を鑑み、内外管の熱
処理中の分離現象を防止し、更に、内管と外管の間の境
界面の酸化も防止することを可能にした方法を提供する
ものである。
処理中の分離現象を防止し、更に、内管と外管の間の境
界面の酸化も防止することを可能にした方法を提供する
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械的に結合
された二重管の熱処理方法において、両管端の内管と外
管をシール溶接することによって、熱処理中の内外管の
離れを防ぎ、かつ、内外管の境界面の酸化を防ぐことを
特徴とした二重管の熱処理方法を要旨とする。
された二重管の熱処理方法において、両管端の内管と外
管をシール溶接することによって、熱処理中の内外管の
離れを防ぎ、かつ、内外管の境界面の酸化を防ぐことを
特徴とした二重管の熱処理方法を要旨とする。
【０００７】以下本発明の詳細を説明する。図１に示す
ように内管と外管とが機械的に嵌合された二重管の両管
端の内管と外管をシール溶接する。図１では内管を外管
より短く加工し内部よりシール溶接しているが、逆に外
管を短くして外部から溶接しても良いし、同じ長さにし
て、底面を溶接しても構わない。
ように内管と外管とが機械的に嵌合された二重管の両管
端の内管と外管をシール溶接する。図１では内管を外管
より短く加工し内部よりシール溶接しているが、逆に外
管を短くして外部から溶接しても良いし、同じ長さにし
て、底面を溶接しても構わない。
【０００８】また、溶接方法は何れの方法でも構わず、
例えば手溶接でもＴＩＧ，ＭＩＧでも構わない。
例えば手溶接でもＴＩＧ，ＭＩＧでも構わない。
【０００９】以上の要領に従ってシール溶接を施した二
重管を熱処理炉の中に入れ、熱処理を実施する。
重管を熱処理炉の中に入れ、熱処理を実施する。
【００１０】
【作用】本発明により、機械的に結合された二重管の内
管と外管を分離させない熱処理が可能となった。更に、
本方法を用いると、熱処理中の内管と外管の境界面の酸
化を軽減することができる。また、大気中で両管端をシ
ール溶接すれば境界面に微量の空気が残っているため若
干酸化されるが、シール溶接を真空中で実施することに
よって完全に酸化を防止することもできる。
管と外管を分離させない熱処理が可能となった。更に、
本方法を用いると、熱処理中の内管と外管の境界面の酸
化を軽減することができる。また、大気中で両管端をシ
ール溶接すれば境界面に微量の空気が残っているため若
干酸化されるが、シール溶接を真空中で実施することに
よって完全に酸化を防止することもできる。
【００１１】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を説明する。本実
施例に使用した二重管のサイズおよび材質を以下に示す
。 外径 ：１６８．３ｍｍ、長さ ：２００
．０ｍｍ外管肉厚： ８．７ｍｍ、内管肉厚：
３．０ｍｍ外管材質：ＡＰＩ−Ｘ６０（熱膨張係
数１２．９×１０−６） 内管材質：Ｉｎｃｏｎｅ１−６２５ （熱膨張係数１３．１×１０−６） 上記の二重管の両管端をＴＩＧでシール溶接し、以下の
条件で熱処理を実施した。
施例に使用した二重管のサイズおよび材質を以下に示す
。 外径 ：１６８．３ｍｍ、長さ ：２００
．０ｍｍ外管肉厚： ８．７ｍｍ、内管肉厚：
３．０ｍｍ外管材質：ＡＰＩ−Ｘ６０（熱膨張係
数１２．９×１０−６） 内管材質：Ｉｎｃｏｎｅ１−６２５ （熱膨張係数１３．１×１０−６） 上記の二重管の両管端をＴＩＧでシール溶接し、以下の
条件で熱処理を実施した。
【００１２】加熱温度：１１５０℃、保持時間：５ｍｉ
ｎ 冷却方法：水冷 本二重管の内管の熱膨張係数は外管の熱膨張係数よりも
大きいため、上記条件で加熱冷却を実施すると通常は隙
間が空いてしまう。しかし、本発明方法に従って、両管
端にシール溶接を施すと隙間が広がるのを防止できた。 その際、シール溶接部に割れ等は生じなかった。また、
熱処理後の境界面を調査したところ酸化はほとんどされ
ていなかった。
ｎ 冷却方法：水冷 本二重管の内管の熱膨張係数は外管の熱膨張係数よりも
大きいため、上記条件で加熱冷却を実施すると通常は隙
間が空いてしまう。しかし、本発明方法に従って、両管
端にシール溶接を施すと隙間が広がるのを防止できた。 その際、シール溶接部に割れ等は生じなかった。また、
熱処理後の境界面を調査したところ酸化はほとんどされ
ていなかった。
【００１３】
【発明の効果】エルボやティー等の継手を成形する際に
は、多大な変形や熱履歴によって二重管の材料特性は劣
化するため、成形後の熱処理が不可欠である。本発明方
法は直管だけでなく、このような 継手類にも適用で
き、二重管の継手類を製品化することが可能となる。
は、多大な変形や熱履歴によって二重管の材料特性は劣
化するため、成形後の熱処理が不可欠である。本発明方
法は直管だけでなく、このような 継手類にも適用で
き、二重管の継手類を製品化することが可能となる。
【図１】本熱処理方法を説明するための縦断面図。
１…高合金鋼
２…炭素鋼３…シール溶接
２…炭素鋼３…シール溶接
Claims (1)
- 【請求項１】 内管と外管とが機械的に結合された二
重管の熱処理方法において、両管端の内管と外管をシー
ル溶接することによって、熱処理中の内外管の離れを防
ぎ、かつ、内外管の境界面の酸化を防ぐことを特徴とし
た二重管の熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7626391A JPH04309463A (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 二重管の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7626391A JPH04309463A (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 二重管の熱処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04309463A true JPH04309463A (ja) | 1992-11-02 |
Family
ID=13600338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7626391A Withdrawn JPH04309463A (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 二重管の熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04309463A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012050920A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Ricoh Co Ltd | 廃液処理装置 |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP7626391A patent/JPH04309463A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012050920A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Ricoh Co Ltd | 廃液処理装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |