JPH0430553Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430553Y2 JPH0430553Y2 JP14783582U JP14783582U JPH0430553Y2 JP H0430553 Y2 JPH0430553 Y2 JP H0430553Y2 JP 14783582 U JP14783582 U JP 14783582U JP 14783582 U JP14783582 U JP 14783582U JP H0430553 Y2 JPH0430553 Y2 JP H0430553Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- pole
- detection
- iron
- permanent magnet
- Prior art date
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- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 25
- PMVSDNDAUGGCCE-TYYBGVCCSA-L Ferrous fumarate Chemical group [Fe+2].[O-]C(=O)\C=C\C([O-])=O PMVSDNDAUGGCCE-TYYBGVCCSA-L 0.000 claims description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 9
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は検針器に関するものである。
布団、着物、洋服等の各種縫製品中には抜き忘
れた針或は折れ針等がまぎれ込んでいることがあ
り、これを放置することはきわめて危険なために
その有無を調べる検針器がある。検針の方法とし
ては、永久磁石を使つて電磁誘導的な手段で鉄針
のような磁性体片を探知することが一般に広く使
用されている。
れた針或は折れ針等がまぎれ込んでいることがあ
り、これを放置することはきわめて危険なために
その有無を調べる検針器がある。検針の方法とし
ては、永久磁石を使つて電磁誘導的な手段で鉄針
のような磁性体片を探知することが一般に広く使
用されている。
第１図は従来の検針器の一例を示すものであ
り、永久磁石ａのＮ極、Ｓ極上方に２本の鉄心ｂ
を突設して、各鉄心ｂにはサーチコイルｃを巻き
回したものであり、磁石ａ上面の空間を鉄針のよ
うな磁性体片（鉄片）が通過するときサーチコイ
ルｃに極めて微少な誘導起電力が発生する。この
微少誘導起電力を電子回路に入力し、一定レベル
まで増巾して信号として取り出し磁性体片の存在
を確認する。
り、永久磁石ａのＮ極、Ｓ極上方に２本の鉄心ｂ
を突設して、各鉄心ｂにはサーチコイルｃを巻き
回したものであり、磁石ａ上面の空間を鉄針のよ
うな磁性体片（鉄片）が通過するときサーチコイ
ルｃに極めて微少な誘導起電力が発生する。この
微少誘導起電力を電子回路に入力し、一定レベル
まで増巾して信号として取り出し磁性体片の存在
を確認する。
而して検針器の性能としては、磁石鉄心上面の
鉄片を探知することのできる距離を如何に大きく
とり得るか換言すれば如何に小さな鉄片まで探知
できるかということが重大な課題ということがで
きる。
鉄片を探知することのできる距離を如何に大きく
とり得るか換言すれば如何に小さな鉄片まで探知
できるかということが重大な課題ということがで
きる。
上記する従来の検針器においては、永久磁石ａ
により発生する磁界は、その状態から開放的であ
るため、各方向（放射方向）へ磁力線が分散して
無放磁力線となり、このため鉄片検出に必要な鉄
心上面に向う有効磁力線の数が減少する状態とな
る。また、各方向に分散する無効磁力線は鉄片検
出には有効な手段とはならずに逆に附近に漂遊す
る雑音を拾い込んできて探知に必要な正常信号を
妨害する。また一方、上面へ向う有効磁力線の作
る磁場も鉄心ｂの表面から離れるに従い距離の自
乗に反比例して減衰し先細りとなるため、上面の
有効検出距離はその使用している永久磁石の定数
の下では、ある一定距離ｔ以上には期待できない
ものである。
により発生する磁界は、その状態から開放的であ
るため、各方向（放射方向）へ磁力線が分散して
無放磁力線となり、このため鉄片検出に必要な鉄
心上面に向う有効磁力線の数が減少する状態とな
る。また、各方向に分散する無効磁力線は鉄片検
出には有効な手段とはならずに逆に附近に漂遊す
る雑音を拾い込んできて探知に必要な正常信号を
妨害する。また一方、上面へ向う有効磁力線の作
る磁場も鉄心ｂの表面から離れるに従い距離の自
乗に反比例して減衰し先細りとなるため、上面の
有効検出距離はその使用している永久磁石の定数
の下では、ある一定距離ｔ以上には期待できない
ものである。
さらにまた従来技術では、探知可能距離ｔの不
足を補うため、検針に際して検体を探知面上を移
動させて検査を行なつた後もう一度検体を裏返し
て検査をくり返さなければならない等々の種々の
欠点を有していた。
足を補うため、検針に際して検体を探知面上を移
動させて検査を行なつた後もう一度検体を裏返し
て検査をくり返さなければならない等々の種々の
欠点を有していた。
本考案は上記する従来技術に鑑み、探知距離を
増加してかつ検査能力を向上させ、探知距離間を
調節可能とした検針器を提供することを目的とす
る。
増加してかつ検査能力を向上させ、探知距離間を
調節可能とした検針器を提供することを目的とす
る。
以下図面に従つて本考案の一実施例を詳述す
る。
る。
第２図に示す如く本考案検針器は、同形状の一
対の探知部Ａと探知部Ｂにより構成される。
対の探知部Ａと探知部Ｂにより構成される。
探知部Ａおよび探知部Ｂはともに、永久磁石１
に突設した二本の鉄心２にそれぞれサーチコイル
３を巻き回し、一方の鉄心２をＮ極、他方の鉄心
２をＳ極とした従来と同様の形状を有している。
に突設した二本の鉄心２にそれぞれサーチコイル
３を巻き回し、一方の鉄心２をＮ極、他方の鉄心
２をＳ極とした従来と同様の形状を有している。
本考案においては探知部ＡのＮ極と探知部Ｂの
Ｓ極を、また探知部ＡのＳ極と探知部ＢのＮ極と
を互いに対面し吸引し合うようにかつ相対位置関
係を可変に配置して磁束空間を形成し、両探知部
Ａ，Ｂのサーチコイル３に誘起する電圧は感度を
倍加する目的で相加わるように接続したことを特
徴としている。
Ｓ極を、また探知部ＡのＳ極と探知部ＢのＮ極と
を互いに対面し吸引し合うようにかつ相対位置関
係を可変に配置して磁束空間を形成し、両探知部
Ａ，Ｂのサーチコイル３に誘起する電圧は感度を
倍加する目的で相加わるように接続したことを特
徴としている。
上記構成としたことにより探知部Ａの永久磁石
１Ｎ，Ｓ極から出る磁力線の大部分は探知部Ｂの
永久磁石１のＳ，Ｎ極に到達し、両探知部Ａ，Ｂ
間に強力な磁束群が形成される。このため各方向
へ分散する無効磁束は大巾に減少し、有効な信号
入力が増加して無効雑音入力が減少するのでＳ／
Ｎ比は大きく改善されることになる。
１Ｎ，Ｓ極から出る磁力線の大部分は探知部Ｂの
永久磁石１のＳ，Ｎ極に到達し、両探知部Ａ，Ｂ
間に強力な磁束群が形成される。このため各方向
へ分散する無効磁束は大巾に減少し、有効な信号
入力が増加して無効雑音入力が減少するのでＳ／
Ｎ比は大きく改善されることになる。
両探知部Ａ，Ｂの磁束空間に検体を移動させ、
鉄片を探知した時サーチコイル３から誘導された
起電力を取り出して加算演算器に入力し信号を取
り出すようにする。加算演算器に入力することに
より従来技術と比較して少くとも探知距離を2tに
増加させることが容易に可能となる。また、探知
部Ａ，Ｂのサーチコイル３からの誘導起電力を掛
算演算器等に入力して処理すればより一層高感度
な検針器を得ることができる。
鉄片を探知した時サーチコイル３から誘導された
起電力を取り出して加算演算器に入力し信号を取
り出すようにする。加算演算器に入力することに
より従来技術と比較して少くとも探知距離を2tに
増加させることが容易に可能となる。また、探知
部Ａ，Ｂのサーチコイル３からの誘導起電力を掛
算演算器等に入力して処理すればより一層高感度
な検針器を得ることができる。
さらにまた本考案によれば検体表裏面の検査が
同時に行なえる上探知距離も倍加しているのでよ
り厚い検体でも確実に鉄片を探知でき、検査工程
が半減するなど甚だ便利なものである。検体の厚
さがそれ程厚くない場合には探知部Ｂの永久磁石
１を探知部Ａの永久磁石１に接近させ、空間距離
2tを適宜加減できる距離調節機構を附加し、最も
適合した距離を選択可能とすれば更に高感度な検
針器が得られ実用上大なる効果がある。
同時に行なえる上探知距離も倍加しているのでよ
り厚い検体でも確実に鉄片を探知でき、検査工程
が半減するなど甚だ便利なものである。検体の厚
さがそれ程厚くない場合には探知部Ｂの永久磁石
１を探知部Ａの永久磁石１に接近させ、空間距離
2tを適宜加減できる距離調節機構を附加し、最も
適合した距離を選択可能とすれば更に高感度な検
針器が得られ実用上大なる効果がある。
第１図は従来検針器の側面よりみた断面図、第
２図は本考案の一実施例を示す検針器の側面より
み断面図である。 Ａ，Ｂは探知部、１は永久磁石、２は鉄心、３
はサーチコイルである。
２図は本考案の一実施例を示す検針器の側面より
み断面図である。 Ａ，Ｂは探知部、１は永久磁石、２は鉄心、３
はサーチコイルである。
Claims (1)
- 永久磁石１に突設した二本の鉄心２にサーチコ
イル３を巻き回して一方の鉄心２をＮ極、他方の
鉄心２をＳ極として形成する、一対の探知部Ａと
探知部Ｂからなり、探知部ＡのＮ極と探知部Ｂの
Ｓ極および探知部ＡのＳ極と探知部ＢのＮ極とを
交互に相対して探知部Ａと探知部Ｂとの相対位置
関係を可変とするとともに両探知部Ａ，Ｂのサー
チコイル３を接続して成ることを特徴とする検針
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14783582U JPS5952496U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | 検針器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14783582U JPS5952496U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | 検針器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5952496U JPS5952496U (ja) | 1984-04-06 |
| JPH0430553Y2 true JPH0430553Y2 (ja) | 1992-07-23 |
Family
ID=30328638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14783582U Granted JPS5952496U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | 検針器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952496U (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2519362B2 (ja) * | 1991-11-19 | 1996-07-31 | 株式会社ケット科学研究所 | 針類検出方法およびその装置 |
| JP2005017118A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Kawashima Seisakusho:Kk | 金属探知機及びペーパー状物品の検査装置 |
| JP6325327B2 (ja) * | 2013-04-23 | 2018-05-16 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 | 磁性金属異物を検出するための装置 |
| JP6424144B2 (ja) * | 2015-06-29 | 2018-11-14 | 株式会社荏原製作所 | 金属検知用センサー及び該センサーを用いた金属検知方法 |
-
1982
- 1982-09-29 JP JP14783582U patent/JPS5952496U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5952496U (ja) | 1984-04-06 |
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