JPS6011493Y2 - 電磁誘導検知装置 - Google Patents

電磁誘導検知装置

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JPS6011493Y2
JPS6011493Y2 JP1975159394U JP15939475U JPS6011493Y2 JP S6011493 Y2 JPS6011493 Y2 JP S6011493Y2 JP 1975159394 U JP1975159394 U JP 1975159394U JP 15939475 U JP15939475 U JP 15939475U JP S6011493 Y2 JPS6011493 Y2 JP S6011493Y2
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JP
Japan
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excitation
coil
detection
detection coil
core
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JP1975159394U
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JPS5271582U (ja
Inventor
章雄 国分
Original Assignee
原電子測器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属体の磁性体、非磁性体、形状(例えば、
管、棒、板状)を問うことなく金属体表面の欠陥の探傷
、溶接部の検出ζ超音波探傷における探触子の倣い、開
先部にお−ける溶接棒の倣い、等に用いることができる
電磁誘導検知装置に関するものである。
□一般に渦流(電磁誘導)用プローブコイル
としては、励磁コイルと検出コイル″とが電磁結合され
たもの或いは単コイルで励磁と検出を兼ねた自己励磁式
のもの等があるが、何れもコイルイシピーダンス変化を
信号電圧に置き換えるものである。
斯るものにあっては、交流ブリッジにより検出コイルの
インピーダンスを平衡させねばならず、検出コイルと金
属材料との距離の変動、熱1こよる検出コイルの抵抗の
変化により影響を受けていた。
更に上記実情を考慮してなしたものとしては、既に本出
願人が出願した特開昭49−82383号(特願昭47
−124084号)公報に記載のものがある。
本考案は、上記公報に示された一実施例(第4図に示さ
れた実施例)において鉄或いは非鉄管又は棒状物体の表
面から電気信号を得ることについて改良したものである
′即ち上記実施例は、第5図に示す如く被検材m
の上側に検知コイルbを設け、該検知コイルbの上方に
、該検知コイルbの感応すべき磁力線と直角状態に磁力
線が発生できるような関係位置に励磁コイルaを設けた
ものである。
しかしながら斯るものであっては、板状金属板に限定さ
れており且つ励磁コイルから発生する磁力線の大半が被
検材に必ずしも集束導入しない欠点があった。
又、従来では、2個の検出コイルを隣接配置し、該2個
の検出コイルを差動接続して用いる方式も考えられてい
る。
□しかし、この方式では、2個の検出コイルを用い
ているので、2個の検出コイルの間隔を小さくすること
ができないので、小形にすることができず、又、2個の
検出コイル間隔が大きいから、円筒、丸棒等の被検材の
振動、あるいは板状被検材の曲り等による芯ずれの場合
に2個のコイル間の差分が検出されて不要な疑似信号電
圧ノイズ)及びオフセット電圧も大きくなっている。
そのため、年々検出すべき欠陥(疵)が微小になって来
ているにもかかわらず、2個の検出コイルを用いた方式
では、小形にできないことからたとえば、深さ0.05
mm以下の微小割れ等の検出は困難である。
本考案は、上述した従来における問題点を解消するため
になした電磁誘導検知装置に係るもので、励磁側コアと
該励磁側コアの両端に取付けた磁極側コアとより形成せ
るコ字形状の閉磁路化コアの励磁側コアに、発振回路に
接続した励磁コイルを巻付けて、励磁磁力線が流れるよ
うにし、且つ上記コ字形閉磁路化コアにより集束された
励磁磁界内に、1個の検出コイルを励磁コイルと直交さ
せて配設し、更に前記発振回路に打消し電圧調整器を接
続して、該打消し電圧調整器と前記検出コイルとを差動
増幅器に並列接続してなる信号発生調整回路を備えたこ
とを特徴とするするものである。
以下、図面にもとづき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一例を示すもので、励磁側コアと該励
磁側コアの両端に設けた磁極側コアとからなるコ字形の
閉磁路化コア2を形成し、該閉磁路化コア2の上記励磁
側コアに、発振回路4に接続した励磁コイル1を巻付け
、該発振回路4によって励磁コイル1を励振させること
により、コア2内に交番磁束や流され、この交番磁束が
空隙を通り被検材たる金属体5を通過することによって
金属体5の電磁気的応答を取出し易い交流周波数を、該
金属体5に発生させるようにし、且つ上記金属体5を通
過する交番磁束に直交するように1個の検出コイル3を
配設させ、該1個の検出コイル3で誘導電圧が差動とし
て働く効果(以下、差動効果という)を有するようにす
る。
即ち、本考案の装置は、1個の検出コイル3を金属体5
を通る磁界に直交させて1個の検出コイル3で差動効果
をもたせるために、コの字形の閉磁路化コア2を用い、
上記磁界に直交するよう1個の検出コイル3を配設した
構成とし、1個の検出コイル3で差動効果を有するよう
にする。
1個の検出コイル3で差動効果をもたせるのは、微小疵
を検出するために小形にする必要があるからであり、小
形にすればS/N比が向上するからである。
上記構成としであるので、閉磁路化コア2により磁気回
路を形成させることにより励磁コイル1から発生する磁
力線を有効に集束することができ、この集束された励磁
磁界内に1個の検知コイル3を、励磁コイル1と直角、
即ち、磁界と直交するように配しているため、該1個の
検出コイル3が金属体5の表面の電磁的変化に応じた励
磁磁力線の乱れ分力を誘起することができる。
本考案においては、前記のように、1個の検出コイル3
で差動効果を有するようにするために該コイル3を励磁
コイル1に直角となるように配置する必要上から、コ字
形の閉磁路化コア2を用い、1個の検出コイル3を励磁
コイル1と直角となるように配置しであることから、1
個の検出コイルで差動効果を有すると共に、1個の検出
コイル3であるから小形化できて磁極間を狭くすること
ができ且つS/N比が向上して金属体5に存在する微小
(幅10μ以下、深さ0.05m以下)な疵をも検出す
ることができる。
又これに伴ない不要な疑似信号及びオフセット電圧を小
さくすることができる。
この点、2個の検出コイルを差動接続として用いるもの
では、検出コイルが1個の場合に比し2倍の大きさとな
り、金属体との電磁結合範囲も広くなってS/N比も悪
くなり、微小疵の検出には適さず、又不要なオフセット
電圧も大きい。
尚、励磁コイル1における励磁磁界の位相の変化を防止
するために、第2図に示すように閉磁路化コア2を金属
体5を包むように形成すること、第3図に示すように閉
磁路化コア2の脚体と金属体5との間にボールキャスタ
ー6を介在せしめること等は任意である。
次に正常状態で常時信号発生がないように調整するプロ
セス、即ち信号発生調整回路について第4図にもとづき
説明する。
励磁コイル1は発振回路4に接続され、励磁コイル1に
直交配置された検出コイル3は、その出力が差動増幅器
7に加えられるよう該増幅器7に接続され、上記発振回
路4は、その発振電圧が打消し電圧調整器8に入力され
るよう該調整器8に接続され、該調整器8は上記差動増
幅器7に接続しである。
尚、打消し電圧調整器8は、励磁コイル1及び検出コイ
ル3が機甲的に全く直角関係を保って製作されれば原理
的には不要なものであるが、現実に検出コイル3で検知
した信号を電気的に拡大増幅した場合、検出コイル3を
金属材健全部に相対応させた時に鵡検出マイル3への誘
起電圧が必ずしも零を取り得ないこ−とがあるので、信
号を拡大増幅する時の増幅器の増幅直線性範囲内での動
作や位相弁別出力信号処理の都合上補助的手段として使
用するものである。
即ち、初期設定時あるいは常時、金属体5の正常部位に
おいて差動増幅器7から信号出力の発生がないように発
振回路4からの出力の一部が打消し電圧調整器8によっ
て調整される。
今、検出コイル3の出力は差動増幅器7に加えられ、又
発振回路4の出力は打消し電圧調整器8に送られる。
該打消し電圧調整器8に加えられた信号は、該調整器8
で振幅と位相が、検出コイル3により静的に誘起された
誘起電圧と同一となる電圧に作られて該電圧が差動増幅
器7に加えられ、該増幅器7の出力電圧が零になる。
上記打消し電圧調整器8の調整を初期設定時のみに限定
すれば、初期設定時を原点として以後の絶対値計測制御
、例えば形状変化追跡等に適合する。
又常時電圧調整を行わせる等の附加機能を与え且つ弁別
後の信号処理においてフーリエ解析を行う等すれば動的
信号処理となり、非破壊検査における探傷機能を持ち得
る。
この際、金属体5が円筒や円柱状である場合にこの金属
体5を回転摺動させても又逆に本考案の装置を金属体5
の内周や外周に沿い周回させてもよい。
従って本考案は、前述せる第5図に示すものの諸欠点を
解消し得られる。
即ち板状金属材にのみ限定されることがないと共に、励
磁コイルから発生する磁力線の被検体への集束導入を図
り得る。
尚本考案は、図示し説明した実施例にのみ限定されるこ
となく、本考案の要旨を逸脱しない限り種々の変更を加
え得ることは勿論である。
以上述べたように、本考案の電磁誘導検知装置によれば
、コ字形の閉磁路化コアによって集束された励磁磁界内
に、1個の検出コイルを直交させて配置した構成を有し
ているので、交流ブリッジによってコイルインピーダン
スを平衡させる必要がなく、そのため、金属体との距離
変動や温度による抵抗変化が生じても影響されることな
く、金属体表面欠陥の探傷や溶接部の検出、超音波探傷
における探触子の倣い、及び開先部における窯接棒の倣
い等を確実に行うための当該追跡用に使用することがで
きると共に、1個の検出コイルで差動効果を有し且つ1
個の検出コイルであるため小形化でき磁極間を狭くし得
てS/N比が向上し、従って微小の疵の検出に好適なも
のである。
又機構簡単にして容易に組立てられ、しかも種々の形状
の検出コイルがあるが、特にビードや開先等の軸方向へ
の倣いに用いる場合に長方形のものを用いると感度を増
加させる外に微視的な信号のゆらぎをも防止でき、更に
信号発生調整回路を備えているので、初期設定時或いは
常時、金属体の正常部位において信号出力発生がないよ
うに調整できて検知精度の向上を図り得る、等の優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁誘導検知装置の一実施例を示す説
明図、第2図及び第3図は本考案の電磁誘導検知装置の
他の例を示す説明図、第4図は本考案の電磁誘導検知装
置における信号発生の調整プロセスを示す説明図、第5
図は従来の一例の説明図である。 1は励磁コイル、2は閉磁路化コア、3は検知コイル、
4は発振回路、5は金属体、6はボールキャスター、7
は差動増幅器、8は打消し電圧調整器を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁側コアと該励磁側コアの両端に取付けた磁極側コア
    とより形成せるコ字形状の閉磁路化コアの励磁側コアに
    、発振回路に接続した励磁コイルを巻付けて、励磁磁力
    線が流れるようにし、且つ上記コ字形閉磁路化コアによ
    り集束された励磁磁界内に、1個の検出コイルを励磁コ
    イルと直交させて配設し、更に前記発振回路に打消し電
    圧調整器を接続して、該打消し電圧調整器と前記検出コ
    イルとを差動増幅器に並列接続してなる信号発生調整回
    路を備えたことを特徴とする電磁誘導検知装置。
JP1975159394U 1975-11-25 1975-11-25 電磁誘導検知装置 Expired JPS6011493Y2 (ja)

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JPS5271582U JPS5271582U (ja) 1977-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935806Y2 (ja) * 1977-09-20 1984-10-03 原電子測器株式会社 渦流探傷装置
JPS5935807Y2 (ja) * 1977-10-31 1984-10-03 原電子測器株式会社 渦流探傷装置
JP6095063B2 (ja) * 2013-07-31 2017-03-15 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 渦電流探傷プローブ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3359486A (en) * 1963-08-06 1967-12-19 Bethlehem Steel Corp Eddy current seam tracking device utillizing an e-shaped core with electromagnetically unequal pickup coils
JPS4982383A (ja) * 1972-12-09 1974-08-08

Patent Citations (2)

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