JPH04305116A - 交差点案内図描画方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はナビゲ−ション装置にお
ける交差点案内図描画方法に係り、特に自動車位置に応
じた地図上に目的地までの誘導経路を表示すると共に、
次の交差点における進行方向を示す交差点案内図を地図
に重ねて描画するナビゲ−ション装置の交差点案内図描
画方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車用ナビゲーション装置は、大量の
地図データを記憶するＣＤ−ＲＯＭ等の大容量記憶装置
、ディスプレイ装置、自動車の現在地を測定する位置測
定装置等を有し、自動車の現在地に応じた地図データを
ＣＤ−ＲＯＭから読み出し、該地図データに基づいて地
図をディスプレイ画面に描画すると共に、自動車位置マ
−ク（ロケ−ションカ−ソル）をディスプレイ画面の一
定位置（例えばディスプレイ画面の中心位置）に固定表
示し、自動車の移動に応じて地図をスクロ−ル表示する
。

【０００３】ＣＤ−ＲＯＭに記憶されている地図は縮尺
レベルに応じて適当な大きさの経度幅、緯度幅の地域に
区切られており、道路等は経緯度で表現された頂点（ノ
−ド）の座標集合で示され、これらの描画は各ノ−ドを
順に直線で接続することにより行われる。尚、２以上の
ノ−ドを連結する部分は道路リンクと呼ばれる。かかる
ナビゲ−ション装置には、出発地点から目的地点まで最
短距離あるいは最短時間となるように誘導経路を探索し
て運転者を誘導する経路探索機能があり、実際の運転に
際して、誘導経路を他の道路と識別可能に表示して運転
者を該誘導経路に沿って目的地まで誘導するようになっ
ている。

【０００４】又、ナビゲ−ション装置には誘導経路上の
次の交差点における進行方向を表示する機能があり、該
交差点における拡大図を地図に重ねて、ディスプレイ画
面の一定位置（例えば左上隅）に表示すると共に、矢印
で進行方向を表示するようになっている。

【０００５】図６は、ナビゲ−ション装置における地図
描画例であり、地図は進行方向が真上となるように描画
され（ヘッドアップ表示）、かつ自動車の進行に応じて
スクロ−ル表示されている。ＣＭＫは自動車位置マ−ク
であり、ディスプレイ画面の中心に固定表示される。Ｉ
ＲＤは経路探索機能により探索された誘導経路であり、
他の道路ＲＤ１，ＲＤ２，・・・と識別可能に表示され
ている。ＣＩＭは誘導経路上の次の交差点Ｃ１における
進行方向を表示する交差点案内図であり、現在自動車が
走っている道路が真下方向を向くように（ヘッドアップ
表示されるように）交差点における道路が拡大されてデ
ィスプレイ画面の左上位置に地図に重ねて描画されてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来、交差点案内図Ｃ
ＩＭは常にディスプレイ画面の一定位置（画面の左上位
置・・第２象限）に描画されるため、誘導経路ＩＲＤが
左上方向に延びていると該誘導経路が交差点案内図ＣＩ
Ｍにより隠されてしまい、近距離で連続的に方位を変え
る場合の妨げとなる問題があった。

【０００７】以上から、本発明の目的は交差点案内図が
進行方向における誘導経路を隠すことがないナビゲ−シ
ョン装置の交差点案内図描画方法を提供することである
。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、地図上に目的地までの誘導経路を探索して表示す
る手段と、誘導経路上の次の交差点における自動車進行
方向の象限を判断する手段と、該象限とは左右反対側の
ディスプレイ画面の象限に交差点案内図を描画する手段
とにより達成される。

【０００９】

【作用】ディスプレイ画面に表示された地図上に目的地
までの誘導経路を表示すると共に、自動車位置マ−クを
ディスプレイ画面の一定位置（例えば中心）に表示し、
自動車の走行に応じて地図をスクロ−ル表示する。自動
車が走行して、誘導経路上の次の交差点に近ずくと該交
差点で自動車が進行する方向の象限を判断し、該象限と
は左右反対側のディスプレイ画面の象限に交差点案内図
を描画する。

【００１０】

【実施例】全体の構成 　　図１は本発明の実施例構成図であり、１１は道路地
図を記憶するＣＤ−ＲＯＭ等の地図データ記憶部である
。 地図データは、（１）　道路リンクデータ、交差点デー
タ、ノ−ドデータ等からなる道路レイヤと、（２）　地
図上のオブジェクトを表示するための背景レイヤと、（
３）　市町村名や国道名などを表示するための文字レイ
ヤなどから構成されている。

【００１１】１２は自動車の現在地に応じた地図や自動
車位置マ−ク、経路探索機能により探索された誘導経路
、交差点案内図等を描画するディスプレイ装置（ＣＲＴ
）、１３は走行中の自動車の走行距離と方位に基づいて
現在地を算出する現在地検出部である。現在地検出部１
３は、図示しないが、自動車の進行方位を検出する方位
センサ、地磁気センサ（光ジャイロ、振動ジャイロ）や
走行距離を検出する車速センサ、方位や走行距離に基づ
いて自動車の現在地（経度、緯度）を算出する位置計算
用ＣＰＵを有している。

【００１２】１４は地図検索キー、地図スクロ−ルキー
、経路探索モ−ドキー、セットキー、探索開始キー等を
備えた操作部、１５は地図表示制御装置であり、地図デ
ータに基づき現在地周辺の地図画像を発生すると共に、
自動車位置マ−クや誘導経路画像及び交差点案内図を発
生する。

【００１３】道路レイヤ 　　道路レイヤは図２に示すデータ構造を有している。 このうち、道路リンクデータＲＬＤＴは該当道路リンク
の属性情報を与えるもので、リンク上の全ノ−ド数、リ
ンクを構成する各ノ−ド、道路の種別（国道、高速道路
、その他の別）等のデータより構成されている。又、交
差点データＣＲＤＴは地図上の各交差点毎に、該交差点
に連結するリンク上の交差点に最も近いノ−ド（交差点
構成ノ−ドという）の集合であり、ノ−ドデータＮＤＤ
Ｔは地図上の全ノ−ドのリストであり、ノ−ド毎に位置
情報（経度、緯度）、該ノ−ドが交差点であるか否かの
交差点識別フラグ、交差点であれば交差点データを指し
、交差点でなければ該ノ−ドが属するリンクを指すポイ
ンタ等で構成されている。尚、これら道路情報は、経路
探索処理等において用いられる。

【００１４】地図表示制御装置 　　地図表示制御装置１５において、１５ａは現在地デ
ータに基づき、現在地周辺で画面表示範囲より広い範囲
の地図データ（例えば４画面分の地図データ）を地図デ
ータ記憶部１１から読出し、該地図データに基づいてド
ットイメ−ジの地図画像を発生する地図画像描画部であ
る。地図をヘッドアップ表示する場合には、自動車位置
を中心にして自動車の方位角θ回転するように地図デー
タに座標変換を施し、座標変換により得られたデータに
基づいてドットイメ−ジの地図画像を発生する。

【００１５】１５ｂは誘導経路探索処理により得られた
出発地から目的地までの誘導経路データに基づいて誘導
経路画像を発生する誘導経路描画部、１５ｃは地図画像
及び誘導経路画像を記憶するビデオＲＡＭである。地図
画像描画部１５ａはディスプレイ画面の表示範囲がビデ
オＲＡＭ１５ｃの画像範囲を越えないように、自動車の
走行に従って、随時、ビデオＲＡＭ１５ｃを書き替え、
また誘導経路描画部１５ｂも自動車の走行に応じて誘導
経路画像を発生してビデオＲＡＭ１５ｃに記憶するよう
になっている。

【００１６】１５ｄは自動車現在地がディスプレイ画面
の中心に位置するようにビデオＲＡＭ１５ｃから地図画
像を読み出す読出制御部、１５ｅはディスプレイ画面の
中心に自動車位置マ−クを表示するための自動車位置マ
−ク発生部、１５ｆは誘導経路算出部であり、経路探索
モード時に出発地と目的地が入力されると地図データに
含まれる道路レイヤ情報に基づいて、出発地から目的地
迄の最短経路を誘導経路として算出する。１５ｇは出発
地から目的地迄の誘導経路を構成するノ−ドを順次記憶
する誘導経路記憶部である。

【００１７】１５ｈは誘導経路上の次の交差点における
進行方向を示す交差点案内図画像を発生する交差点案内
図描画部、１５ｉは交差点案内画像を記憶する交差点案
内図記憶部、１５ｊは交差点案内図記憶部からドットイ
メ−ジの画像を読み出す読出制御部、１５ｋは合成部で
あり、ビデオＲＡＭ１５ｃ、自動車位置マ−ク画像発生
部１５ｅ及び交差点案内図記憶部１５ｊからそれぞれ読
出された地図画像及び誘導経路画像、自動車位置マ−ク
画像、交差点案内画像を合成してＣＲＴ１２に出力して
表示する。

【００１８】交差点案内図描画制御 　　以下、図３の流れ図に従って交差点案内図描画制御
を説明する。尚、図４に示すように、地図はヘッドアッ
プ表示されると共に自動車の走行に応じてスクロ−ル表
示され、また、ディスプレイ画面の中心位置に自動車位
置マ−クＣＭＫが固定表示され、更に地図に重ねて目的
地までの誘導経路ＩＲＤが識別可能に表示されているも
のとする。

【００１９】交差点案内図描画部１５ｈは、自動車の現
在位置を基準にして誘導経路ＩＲＤ上の次のノ−ドを誘
導経路記憶部１５ｇより求め、道路情報を参照して該ノ
−ドが交差点であるか判別する（ステップ１０１）。交
差点でなければ、ステップ１０１を繰り返して交差点で
ある最初のノ−ドを求める。

【００２０】交差点ノ−ドが求まると、自動車の現在位
置から交差点Ｃ１（図４参照）までの距離を計算し、該
距離が一定距離以下か判断し（ステップ１０２）、一定
距離以上であれば走行により一定距離以下になるのを待
つ。

【００２１】交差点Ｃ１までの距離が一定距離以下にな
れば、該交差点における拡大図と曲がる方向を示す矢印
を有する交差点案内図をヘッドアップ表示するための画
像データを作成し、該画像データを用いてドットイメ−
ジの交差点案内画像を発生して交差点案内図記憶部１５
ｉに記憶する（ステップ１０３）。

【００２２】ついで、曲がる方向がディスプレイ画面の
第１〜第４象限方向かを判別する（ステップ１０４）。 尚、ディスプレイ画面の第１〜第４象限は図５に示すよ
うに、自動車位置を原点として水平線ＨＬ、垂直線ＶＬ
で区切った４区画である。

【００２３】交差点案内図描画部１５ｉは曲がり方向の
象限を読出制御部１５ｊに入力する。これにより、読出
制御部１５ｊは交差点Ｃ１で曲がる方向の象限と左右反
対側のディスプレイ画面の象限に、交差点案内図ＣＲＣ
を描画するタイミングで交差点案内図記憶部１５ｊから
交差点案内図画像を読み出す。すなわち、ＣＲＴ１２に
はビ−ムのラスタ−スキャンにより１画面の画像を表示
するから、ビ−ムが所定の象限位置にある時、交差点案
内図記憶部１５ｉから交差点案内図画像を読出してディ
スプレイ画面の所定象限に描画する。この結果、交差点
Ｃ１における、曲がる方向が第１象限方向の場合には交
差点案内図ＣＲＣは第２象限に描画され、曲がる方向が
第２象限方向の場合には第１象限に描画され、曲がる方
向が第３象限方向の場合には第４象限に描画され、曲が
る方向が第４象限方向の場合には第３象限に描画される
（ステップ１０５）。図４の例では曲がる方向が第２象
限であるため、交差点案内図ＣＲＣは第１象限に描画さ
れている。

【００２４】以後、交差点案内図描画部１５ｉは自動車
が交差点を通過したか監視し（ステップ１０６）、通過
しなければ交差点案内図表示を継続し、交差点を通過す
れば交差点案内図の表示を消し（ステップ１０７）、以
後上記ステップを繰り返す。

【００２５】以上では、地図画像をディスプレイ画面に
ヘッドアップ表示した場合であるが、北が真上方向にな
るように地図を表示する場合（ノ−スアップ表示）にも
本発明を適用できることは勿論である。

【００２６】又、以上では、自動車位置マ−クをディス
プレイ画面の中心に描画した場合であるが、進行方向の
地図を多く表示するように自動車位置マ−クを下方の所
定位置等に固定表示する場合にも適用することできる。

【００２７】

【発明の効果】以上本発明によれば、誘導経路上の次の
交差点において自動車が進行する方向の象限を判断し、
該象限とは左右反対側のディスプレイ画面の象限に交差
点案内図を描画するように構成したから、進行方向の誘
導経路が交差点案内図により隠されることがなく、地図
が見やすくなり、しかも近距離で連続的に方位を変える
場合にも何等妨げとなることはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例構成図である。

【図２】地図データに含まれる道路情報（道路レイヤ）
の構成図である。

【図３】本発明の交差点案内図描画制御の流れ図である
。

【図４】本発明の交差点案内図描画例である。

【図５】ディスプレイ画面の象限説明図である。

【図６】従来の交差点案内図描画例である。

【符号の説明】

１１・・地図データ記憶部 １２・・ディスプレイ装置（ＣＲＴ） １３・・現在地検出部 １５・・地図表示制御装置 １５ｆ・・誘導経路算出部 １５ｇ・・誘導経路記憶部 １５ｈ・・交差点案内図描画部 １５ｉ・・交差点案内図記憶部 １５ｊ・・読出制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　自動車位置に応じた地図上に目的地ま
   での誘導経路を表示すると共に、自動車位置マ−クをデ
   ィスプレイ画面の所定位置に固定表示し、更に次の交差
   点における進行方向を示す交差点案内図を地図に重ねて
   描画するナビゲ−ション装置の交差点案内図描画方法に
   おいて、前記次の交差点において自動車が進行する方向
   の象限を判断し、該象限と左右反対のディスプレイ画面
   の象限に交差点案内図を描画することを特徴とする交差
   点案内図描画方法。