JPH0430382Y2 - - Google Patents

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JPH0430382Y2
JPH0430382Y2 JP1983179684U JP17968483U JPH0430382Y2 JP H0430382 Y2 JPH0430382 Y2 JP H0430382Y2 JP 1983179684 U JP1983179684 U JP 1983179684U JP 17968483 U JP17968483 U JP 17968483U JP H0430382 Y2 JPH0430382 Y2 JP H0430382Y2
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JP
Japan
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rotor
sectional area
electrode
rotor electrode
cross
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JP1983179684U
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関の点火装置から発生する雑音
電波を抑止することを目的として使用される点火
配電器を構成するロータの電極の材質がセラミツ
クの場合のロータ電極の形状に関するものであ
る。
(従来技術) 最近、点火装置から発生する雑音電波を抑止す
るために、ロータ電極にフエライト、炭化珪素等
のセラミツク材質を焼結したものを使用するもの
が多数考えられている。その中でも抵抗値を限定
しているものも多くある。
しかし、このセラミツクロータ電極は断面積に
大きな変化のある形状を持つていると、断面積の
狭い所では抵抗値が増し、断面積の広い所では抵
抗値は減少してしまい、所定の抵抗値を維持でき
なくなり、必要な抵抗値を得ることができなくな
る。
ところが、従来周知のものでは、ロータ電極を
絶縁樹脂製のロータ本体に固定するため、実開昭
53−152027号公報に記載されるごとく、ロータ電
極に数個の貫通穴を設け、この貫通穴に、ロータ
本体に形成した突起部を係合し、この突起部の先
端を押しつぶす構造となしてある。
従つて、このようなロータ電極形状のものをセ
ラミツクで形成すると、貫通穴の近辺と他の部分
とで断面積が大きく変化してしまい、最大断面積
と最小断面積との比が5:1程度になので、要求
抵抗値を得ることができないという欠点がある。
(考案の目的) そこで、本考案は上記の欠点を解消するため、
ロータ電極の断面積に大きな変化をなくし、所定
の抵抗値を容易に得ることのできるセラミツクロ
ータ電極を提供することを目的とする。
(実施例) 以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。第1図および第2図において、1は高電気絶
縁樹脂製のロータ本体、2はロータ本体1に埋め
込み固定したロータ電極で、雑音電波抑止のた
め、例えばフエライトよなりるセラミツク材に酸
化鉛を混入しててる導電性セラミツクより形成さ
れ、その抵抗値は数KΩ/cm3のものが用いてあ
る。そして、ロータ電極2の横断面形状は第2図
dに示すごとく、平たい四角形に形成され、その
上部両角部に所定角度(10°〜70°の範囲が好まし
い)の傾斜切欠部2aを有している。この切欠部
2aはロータ電極2の幅を6mmとすると1mm〜
2.5mmの幅で形成されている。そして、このロー
タ電極2の中心電極接触部(第2図a図示のA−
A線)から先端までは第2図a〜dに示すごとく
略同一幅の長方形板状に形成され、その間の最小
断面積(第2図b)と最大断面積(第2図d)と
の比は1:1.2程度となしてある。また、切欠部
2aにはロータ本体1の絶縁樹脂がまわり込んで
いて、ロータ電極2のロータ本体1に対する固定
が強固になされている。
上記構成において、ロータ電極2の上部両角部
に傾斜切欠部2aを形成して、ロータ電極2をロ
ータ本体1に埋込み固定することにより、ロータ
電極2の最大断面積と最小断面積との比を1.2:
1程度とすることができた。
ここで、ロータ電極2の最大断面積と最小断面
積との比と、ロータ電極2の総合抵抗値(中心電
極接触部から先端までの抵抗値)との関係は、最
小断面積を同一の値とすると、第3図のような特
性となる。
従つて、本実施例のごとく、ロータ電極2の最
大断面積と最小断面積との比が1.2:1のものは
要求抵抗値をほぼ満足できる。
ここで、断面積の変化による総合抵抗値の要求
抵抗値からのずれを、ロータ電極2の材料の成
分、組成等を調整することにより、取り戻すこと
ができるのは、最大断面積:最小断面積の比が
2:1程度が限度であり、上記切欠部2aの形状
(傾斜角および幅)は上記比の範囲内において自
由に設定でき、総合抵抗値の操作も容易であり、
また、セラミツクロータ電極2の成形も容易であ
る。
(考案の効果) 以上述べたように本考案においては、横断面四
角形で略同一幅の長方形板状に形成され導電材を
混入したセラミツク製のロータ電極の上部角部に
所定の角度の傾斜切欠部を形成し、この傾斜切欠
部にロータ本体の絶縁樹脂をまわり込ませてロー
タ電極をロータ本体に埋め込み固定したから、ロ
ータ電極の最大断面積と最小断面積との比を1:
1に近づけることができて、所定の抵抗値を容易
に得ることができるのみならず、ロータ電極の角
部の傾斜切欠部にロータ本体の絶縁樹脂を回り込
ませるのみでロータ電極をロータ本体に強固に固
定することができるため、所定の抵抗をもつセラ
ミツク製のロータ電極が発熱してもその放熱が充
分にできるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案ロータの一実施例を示す
平面図および縦断面図、第2図aは上記実施例に
おけるロータ電極の一実施例を示す平面図、第2
図b,c,dはそれぞれ第2図a図示のA−A
線,B−B線およびC−C線に沿う横断面図、第
3図は上記実施例の作用説明に供する抵抗値特性
図である。 1……ロータ本体、2……ロータ電極、2a…
…傾斜切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁樹脂製のロータ本体に導電体を混入したセ
    ラミツク製のロータ電極を埋め込み固定してなる
    電波雑音防止点火配電器のロータにおいて、前記
    ロータ電極は横断面四角形で略同一幅の長方形板
    状に形成され、その上部角部に所定の角度の傾斜
    切欠部を有し、この傾斜切欠部に前記ロータ本体
    の絶縁樹脂がまわり込んでなる電波雑音防止用点
    火配電器のロータ。
JP17968483U 1983-11-21 1983-11-21 電波雑音防止用点火配電器のロ−タ Granted JPS6087372U (ja)

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JP17968483U JPS6087372U (ja) 1983-11-21 1983-11-21 電波雑音防止用点火配電器のロ−タ

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JP17968483U JPS6087372U (ja) 1983-11-21 1983-11-21 電波雑音防止用点火配電器のロ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS6087372U JPS6087372U (ja) 1985-06-15
JPH0430382Y2 true JPH0430382Y2 (ja) 1992-07-22

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JP17968483U Granted JPS6087372U (ja) 1983-11-21 1983-11-21 電波雑音防止用点火配電器のロ−タ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366542U (ja) * 1976-11-06 1978-06-05

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JPS6087372U (ja) 1985-06-15

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