JPH04299359A - 電子写真平版印刷原版用基材 - Google Patents

電子写真平版印刷原版用基材

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JPH04299359A
JPH04299359A JP8989991A JP8989991A JPH04299359A JP H04299359 A JPH04299359 A JP H04299359A JP 8989991 A JP8989991 A JP 8989991A JP 8989991 A JP8989991 A JP 8989991A JP H04299359 A JPH04299359 A JP H04299359A
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JP
Japan
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adhesive
paper
base material
metal foil
electrophotographic
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Application number
JP8989991A
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English (en)
Inventor
Takashi Noguchi
野口 隆司
Hiroshi Tomimasu
冨増 弘
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版時のかぶりがなく、
印刷時の版伸びの少ない優れた電子写真特性と耐刷性を
有する電子写真平版印刷原版用基材の製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真平版印刷原版は導電性や
耐水性などの特性を有する基材上に無機あるいは有機の
光半導体を含む層を設けることにより構成されている。 基材としては紙、金属箔、フィルム、あるいはそれらの
複合体などのシート状物質が用いられるが、紙を使用す
る場合には紙に耐水処理を施し、さらに電子写真画像を
良好にするため通常導電剤と称される、塩化ナトリウム
、塩化カリウム、塩化カルシウムなどの無機電解質、あ
るいは第4級アンモニウム塩の如き有機高分子電解質な
どを含む塗工層を設けている。
【0003】ところがこのような処理の施された紙を基
材として平版印刷用原版を作成すると印刷中の湿し水の
付与により、耐水処理が施してあっても版伸びが避けら
れない。このため印刷中に版にシワが発生したり、印刷
物の見当ずれ、罫線の寸法ぐるいなどのトラブルが発生
する。
【0004】紙の代りに、たとえばアルミニウム、亜鉛
、銅などの金属箔を接着剤により接着した紙(以下金属
箔ラミネート紙という)を用いればウェット時の伸びや
引張強度を向上することができ、寸法安定性の良好な印
刷原版を得ることができる(たとえば特公昭38−17
249号、同41−2426号、同41−12432号
公報など)。
【0005】金属箔ラミネート紙は通常接着剤により金
属箔の片面または両面を紙と接着することにより作成さ
れるが、金属箔と紙の接着剤としては、工業的に広く行
なわれている例をとれば、通常酢酸ビニル系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂などが用いられる。
【0006】これらはエマルジョンなどの状態で水系塗
料として、あるいは適切な溶剤をえらんで溶剤系塗料と
して、金属箔と紙との層間に塗布されラミネートが行わ
れる。
【0007】また、カゼイン、ポバール、澱粉、など水
溶性樹脂を接着剤とすることも行われる。
【0008】このほか、ラミネートの方法としてワック
ス樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−酢ビ共重合樹脂、アイオノマーな
ど)のような加温により溶融する樹脂を用いたホットメ
ルト法、押出しコーテイング法などもよく実用されてい
る。
【0009】本発明者らが金属箔ラミネート紙を基材と
して電子写真平版印刷原版を製造し、その実用性を調べ
たところ金属箔と紙間の接着剤に必要とされる主な物性
は、次の3点である。
【0010】(1)製版時、現像剤の熱定着に際して接
着剤の軟化、接着力不足によりブリスター(火ぶくれと
も称する層間の破壊)が発生しないこと。
【0011】(2)印刷時、印刷原版の端面から侵入す
る浸し水により破壊されないこと。即ち、湿し水により
接着剤層が溶解ないし膨潤して接着強度が低下し、この
ため印刷中に紙と金属箔とが剥離して印刷原版が破壊さ
れる現象が発生しないこと。
【0012】(3)製版時、特に低湿度条件において導
電性の低下によりかぶり(非画像部にトナーの付着する
現象)が発生しないこと。
【0013】例えばホットメルト法、押出しコーテイン
グ法による金属箔ラミネート紙は前記(1)の点におい
て全く不適当である。しかし、前記(1)は裏面層にお
いて塗被厚さを減らすとか、通気性を有する物質を混合
塗布するなどの対策を講ずることでほぼ解決できる。
【0014】金属箔―紙間の接着剤としてアクリル樹脂
エマルジョンと合成ゴム系樹脂あるいは合成樹脂水性エ
マルジョンとカゼインを一定比率で混合したものを用い
ると(1)、(2)の点のある程度改良できることが既
に報告されている(特開昭58−16892号、同58
−17449号公報)。
【0015】また、(3)の点については、低湿度条件
において製版した場合、基材の含水率が低下して導電性
が低くなり、本来ならば露光により電荷が消失するはず
の非画像部に電荷が残るため、かぶりが発生しやすくな
ることが知られている。かぶりを防止するために紙層中
に塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなど
の無機電解質、あるいは第4級アンモニウム塩の如き有
機高分子電解質などを添加する方法があるが、金属箔ラ
ミネート紙を基材として電子写真平版印刷原版を製造し
た場合には、この方法を利用しても低湿度条件における
製版時のかぶりの発生を完全に防止できないのが現状で
あった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術では実現できなかった低湿度条件下で製版した
場合でもかぶりの発生しない優れた電子写真特性を有す
る金属箔ラミネート紙を基材として用いた耐刷性の良好
な電子写真平版印刷原版用基材を提供することを目的と
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らが金属箔と紙
の接着剤の特性と製版時のかぶりの関係について検討し
た結果、接着剤の導電性と低湿度条件下で製版した場合
のかぶりの間に密接な関係のあることが明らかになった
。すなわち、導電性の低い接着剤を使用した場合には低
湿度条件で基材の導電性の低下が著しく製版時にかぶり
が発生するが、導電性の高い接着剤を使用すると低湿度
条件においても基材の導電性の低下が少なく製版時にか
ぶりの発生しないことが分かった。そこで、接着剤に導
電性物質を混合して接着剤の導電性を高めると、低湿度
条件下で製版を行ってもかぶりの発生しない電子写真特
性の優れた電子写真平版印刷原版用基材の得られること
が判明し、本発明に到達したものである。
【0018】本発明に用いられる金属箔は、電子写真方
式で画像を作成するために必要な導電層および印刷中の
湿し水が紙層に染み込んだ際に伸びや引張強度の低下を
防ぐ支持層の二つの役割を持つもので、この目的に合致
するように金属が薄膜化されているものであれば材質は
何であってもよい。たとえば、鉄、銅、錫、アルミニウ
ム、鉛、亜鉛などの単独組成物、あるいはそれらの合金
である。なかでも、紙にラミネートされる材質としては
、比重が小さく軽い、延展性がよく箔への加工が容易で
あるなどの理由からアルミニウムが好まれているが、も
ちろん本発明はこれに限定されるものではない。
【0019】本発明において金属箔−紙間に用いる導電
性の高い接着剤とは、体積抵抗が1×1014Ωcm以
下のものを指すが、接着剤の体積抵抗が1×1014Ω
cmより大きい場合には、10%RH程度の低湿度条件
で製版した場合にかぶりが避けられない。
【0020】本発明において金属箔と紙の接着は、耐水
性や耐熱性が格段に優れている点でグルーラミネート法
よりもドライラミネート法が好ましい。また、一般にド
ライラミネート法では接着の立ち上がりを速くするため
に加温エージングを行うが、この間に金属箔表面の酸化
や有機物の付着などが起こり、基材と画像受理層の間に
中間層を設けた場合に金属箔−中間層の接着性が低下し
たり、金属箔の両面に紙をラミネートた場合に2回目の
ラミネートにおいて金属箔−紙間の接着性が低下するた
め、加温エージングが不要な室温硬化型ポリウレタン系
樹脂を接着剤として使用することが好ましい。
【0021】本発明に用いられる室温硬化型ポリウレタ
ン系樹脂とは、最終的な反応硬化塗膜が1分子中にウレ
タン基を1個以上持つポリウレタン構造を有し、硬化に
加温を必要としないものである。これらの接着剤はイソ
シアネート基を末端に持つ樹脂を単独で使用する一液型
接着剤と水酸基を末端に持つ樹脂からなる主剤とイソシ
アネート基を末端に持つ化合物からなる硬化剤を組み合
わせて使用する二液型接着剤に分類されるが、本発明に
おいては一液型あるいは二液型接着剤のどちらを用いて
も同様の効果が得られる。
【0022】本発明において接着剤の導電性を高めるた
めに混合される導電性物質には、仏国特許第22771
36号及び米国特許第3597272号の各明細書に記
載されているような亜鉛、マグネシウム、錫、バリウム
、インジウム、モリブデン、アルミニウム、チタン、珪
素などの金属及びその酸化物あるいはカーボンブラック
などが含まれるが、比較的安価で取扱いが容易な点でカ
ーボンブラックが有利である。
【0023】室温硬化型ポリウレタン系樹脂とカーボン
ブラックの配合比率は乾燥重量比で200:1から10
:1の範囲が好ましく、カーボンブラックの配合比率が
この範囲よりも低い場合には必要な導電性が得られず、
配合比率がこの範囲よりも高い場合には接着強度が低下
する。
【0024】接着剤の塗布には、グラビアコーター、ロ
ールコーター、ロッドコーター、ダイコーター、カーテ
ンコーター、ブレードコーターなどが使用可能であるが
、塗液粘度や塗布量の点からグラビアコーターやリバー
スロールコーターが好ましい。
【0025】接着剤を塗布する面は、金属箔あるいは紙
のどちらでもよいが、金属箔が薄い場合には乾燥時に接
着剤の収縮により金属箔にシワが発生するのを防止する
ために紙面に接着剤を塗布するのが好ましく、紙面が耐
溶剤性処理を施されていない場合には接着剤が溶剤とと
もに紙層中へ浸透するのを防止するために金属箔面に接
着剤を塗布するのが好ましい。
【0026】接着剤の塗布量は、極端に少ない場合には
金属箔−紙間の十分な接着を得ることができない。特に
ラミネートされる一方が紙であり、ミクロな凹凸の多い
表面であることや接着剤の一部が紙層中へ浸透するのが
避けられないことのために少なくとも1g/m2以上の
塗布量が必要である。もし塗布量がこれに満たない場合
には、接着剤による塗布面の被覆が不十分となり、金属
箔−紙間の接着強度が部分的に低下する。そして、製版
時に強熱されると紙層内からの水蒸気の発生や空気の膨
張に耐えきれず金属箔−紙間でブリスターが発生する。 塗布量の上限は、ラミネーターの性能、紙の表面性状、
あるいは経済性から自ずと制約される。実用的には、1
〜10g/m2の範囲が好ましい。
【0027】本発明において中間層には通常、合成樹脂
エマルジョンが、必要に応じてクレー、セリサイト、炭
酸カルシウムなどの顔料、澱粉やポリビニルアルコール
などの水溶性接着剤、導電剤、耐水化剤などと混合して
塗布される。
【0028】本発明において画像受理層は電子写真方式
により作像されるものを指しており、光半導体をその基
本成分として含有するものである。通常、酸化亜鉛、二
酸化チタン、硫化カドミウムなどの無機光半導体を絶縁
性接着剤樹脂中に分散したもの、あるいはポリビニルカ
ルバゾールのような有機光半導体などが用いられる。
【0029】本発明において基材の耐水性や導電性を高
めるために基材の画像受理層と反対側に裏塗層を設けて
もよく、このような裏塗層には通常、合成樹脂エマルジ
ョンが、必要に応じてクレー、セリサイト、炭酸カルシ
ウムなどの顔料、澱粉やポリビニルアルコールなどの水
溶性接着剤、導電剤、耐水化剤などと混合して塗布され
る。
【0030】
【作用】本発明において金属箔と紙の接着に導電性の高
い接着剤を使用した金属箔ラミネート紙を基材として用
いると、低湿度条件においても基材の導電性の低下が少
なくなり、製版時にかぶりの発生しない電子写真特性の
優れた電子写真平版印刷原版が得られる。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、以下に示す部および%はいずれも重量基
準である。
【0032】実施例1 室温硬化型ポリウレタン系樹脂とカーボンブラックを乾
燥重量比で47.9:1の割合で混合した下記組成の接
着剤を調製し、厚さ50μmのアルミ箔に乾燥塗布量が
3.0g/m2になるように塗布し、風乾後20℃、6
5%RHの条件下でヒューレット・パッカード製160
08A型レジスティビティセルにより体積抵抗を測定す
ると3.7×1010Ωcmであった。 (組成1)ポリエステルポリオール樹脂(BLS−PC
21、東洋モートン製、固形分35%):15部ポリイ
ソシアネート(CAT−100、東洋モートン製、固形
分50%):1部 カーボンブラック(20%酢酸エチル分散液):0.6
部 酢酸エチル:3部
【0033】この接着剤を厚さ10μmのアルミ箔の片
面に乾燥塗布量が3.0g/m2になるように塗布し、
市販の坪量50g/m2の上質紙をラミネートした。こ
のアルミ箔ラミネート紙を常温で2日間放置して室温エ
ージングを行った後、もう一方のアルミ箔面に上記組成
の接着剤を乾燥塗布量が3.0g/m2になるように塗
布し、上記の上質紙とラミネートした。このアルミ箔ラ
ミネート紙を常温で2日間放置して室温エージングを行
った。
【0034】次に、このアルミ箔ラミネート紙の片側に
下記組成の中間層を乾燥塗布量が10g/m2になるよ
うに塗布、乾燥した。 セリサイト含有無機顔料(ジークライトTMC、ジーク
ライト化学製、50%水分散液):100部カルボキシ
ル変性SBRラテックス(固形分48%):50部 メラミン樹脂初期縮合物(スミレーツレジン−613、
住友化学製、固形分80%):4部 有機アミン塩系触媒(スミテックスアクセラレーターA
CX−P、住友化学製、固形分35%):0.4部ポリ
スチレンスルホン酸アンモニウム(固形分30%):4
【0035】さらに、このアルミ箔ラミネート紙の中間
層と反対側に下記組成の裏塗層を乾燥塗布量が15g/
m2になるように塗布、乾燥した。 カオリン(ハイドラスパース、ヒューバー製、50%水
分散液):100部 セリサイト含有無機顔料(ジークライトTMC、ジーク
ライト化学製、50%水分散液):100部酸化澱粉(
10%水溶液):60部 カルボキシル変性SBRラテックス(固形分48%):
150部 ポリスチレンスルホン酸アンモニウム(固形分30%)
:6部 メラミン樹脂初期縮合物(スミレーツレジン−613、
住友化学製、固形分80%):4部
【0036】次に中間層表面に乾燥塗布量が20g/m
2になるように下記組成の光導電層を形成した。 電子写真用酸化亜鉛:200部 アクリル系樹脂(50%液):80部 ローズベンガル(2%メタノール溶液):15部キシレ
ン:250部 光導電層塗布面は面割れ、ピンホール等もなく均一な面
質を有していた。
【0037】この電子写真平版印刷用原版を20℃、1
0%RH条件下でシーズニングし、電子写真製版機ダイ
ヤファックスEP−31V(三菱製紙製、液体現像用製
版機)で製版した。
【0038】次に電子写真オフセットマスター用エッチ
液ダイヤファックスLOM−OHII(三菱製紙製)で
不感脂化処理し、オフセット印刷機トーコーModel
810(東京航空計器製)で印刷した。
【0039】10%RHの低湿度条件下においても製版
時のかぶりの発生はなく、高感度で鮮明な画像が得られ
た。エッチ液処理後もカール等の発生はなく、スムース
な操作により印刷機への装着が可能であり、湿し水を与
えての印刷において10000枚以上の印刷を行っても
版伸び、感光層剥離などの発生もなく、本発明により得
られた印刷版が極めて優れたものであることが確認され
た。
【0040】実施例2 実施例1の接着剤を厚さ10μmのアルミ箔の片面に乾
燥塗布量が3.0g/m2になるように塗布し、市販の
坪量100g/m2の上質紙をラミネートした。このア
ルミ箔ラミネート紙を常温で2日間放置して室温エージ
ングを行った。
【0041】次に、このアルミ箔ラミネート紙のアルミ
箔側に下記組成の中間層を乾燥塗布量が10g/m2に
なるように塗布、乾燥した。 セリサイト含有無機顔料(ジークライトTMC、ジーク
ライト化学製、50%水分散液):100部カルボキシ
ル変性SBRラテックス(固形分48%):100部 酸化澱粉(固形分25%):20部 メラミン樹脂初期縮合物(スミレーツレジン−613、
住友化学製、固形分80%):4部 有機アミン塩系触媒(スミテックスアクセラレーターA
CX−P、住友化学製、固形分35%):0.4部
【0
042】さらに、このアルミ箔ラミネート紙の中間層と
反対側に実施例1の裏塗層を乾燥塗布量が15g/m2
になるように塗布、乾燥した。
【0043】次に中間層表面に乾燥塗布量が20g/m
2になるように実施例1の光導電層を形成して実施例1
と同様に印刷版を作成した。
【0044】実施例3 室温硬化型ポリウレタン系樹脂とカーボンブラックを乾
燥重量比で153.8:1の割合で混合した下記組成の
接着剤を調製し、厚さ50μmのアルミ箔に乾燥塗布量
が3.0g/m2になるように塗布し、風乾後20℃、
65%RHの条件下でヒューレット・パッカード製16
008A型レジスティビティセルにより体積抵抗を測定
すると4.6×1013Ωcmであった。 (組成2)ポリエステルポリオール樹脂(タケラックA
606、武田薬品製、固形分60%):9部芳香族系イ
ソシアネート(タケネートA12、武田薬品製、固形分
75%):1部 カーボンブラック(酢酸エチル分散液、固形分20%)
:0.2部 酢酸エチル:9部
【0045】実施例1における接着剤を上記のものに変
更し、乾燥塗布量を3.0g/m2として実施例1と同
様に印刷版を作成した。
【0046】比較例1 室温硬化型ポリウレタン系樹脂とカーボンブラックを乾
燥重量比で287.5:1の割合で混合した下記組成の
接着剤を調製し、厚さ50μmのアルミ箔に乾燥塗布量
が3.0g/m2になるように塗布し、風乾後20℃、
65%RHの条件下でヒューレット・パッカード製16
008A型レジスティビティセルにより体積抵抗を測定
すると2.9×1014Ωcmであった。 (組成3)ポリエステルポリオール樹脂(BLS−PC
21、東洋モートン製、固形分35%):15部ポリイ
ソシアネート(CAT−100、東洋モートン製、固形
分50%):1部 カーボンブラック(20%酢酸エチル分散液):0.1
部 酢酸エチル:3部
【0047】実施例1における接着剤を上記のものに変
更し、乾燥塗布量を3.0g/m2として実施例1と同
様に印刷版を作成した。
【0048】比較例2 室温硬化型ポリウレタン系樹脂とカーボンブラックを乾
燥重量比で5:1の割合で混合した下記組成の接着剤を
調製し、厚さ50μmのアルミ箔に乾燥塗布量が3.0
g/m2になるように塗布し、風乾後20℃、65%R
Hの条件下でヒューレット・パッカード製16008A
型レジスティビティセルにより体積抵抗を測定すると8
.5×107Ωcmであった。 (組成4)ポリエステルポリオール樹脂(BLS−PC
21、東洋モートン製、固形分35%):15部ポリイ
ソシアネート(CAT−100、東洋モートン製、固形
分50%):1部 カーボンブラック(20%酢酸エチル分散液):1.1
5部 酢酸エチル:3部
【0049】実施例1における接着剤を上記のものに変
更し、乾燥塗布量を3.0g/m2として実施例1と同
様に印刷版を作成した。
【0050】比較例3 アクリル酸エステル樹脂水性エマルジョンとカーボンブ
ラックを乾燥重量比で100:1の割合で混合した下記
組成の接着剤を調製し、厚さ50μmのアルミ箔に乾燥
塗布量が3.0g/m2になるように塗布し、風乾後2
0℃、65%RHの条件下でヒューレット・パッカード
製16008A型レジスティビティセルにより体積抵抗
を測定すると5.4×109Ωcmであった。 (組成5)アクリル酸エステル樹脂水性エマルジョン(
モビニール987、ヘキスト合成、固形分45%):1
00部 カーボンブラック(10%水分散液):4.5部
【00
51】実施例1における接着剤を上記のものに変更し、
乾燥塗布量を3.0g/m2として実施例1と同様に印
刷版を作成した。
【0052】比較例4 実施例1における接着剤の乾燥塗布量を0.8g/m2
にして同様に印刷版を作成した。
【0053】評価結果は一括して表1に示す。表中の接
着性はテープ剥離法により評価した。また、製版時のブ
リスターは製版機ヒーター部の予熱状態、あるいはヒー
ター温度調節目盛によって変化するので、ヒーター部は
室温と同じになるまで冷却した状態、およびヒーター温
度調節目盛は上限と下限のちょうど中間の状態において
製版を行い判定した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、低湿度条件で製版を行ってもかぶりの発生しな
い優れた電子写真特性を有する金属箔ラミネート紙を基
材として用いた耐刷性の良好な電子写真平版印刷原版用
基材が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  接着剤により金属箔の片面または両面
    を紙と接着することにより作成される金属箔ラミネート
    紙を基材とし、前記金属箔ラミネート紙上に直接、ある
    いは中間層を介して光導電性物質を含む画像受理層を設
    けてなる電子写真平版印刷原版の基材において、前記接
    着剤の体積抵抗値が1×1014Ωcm以下であること
    を特徴とする電子写真平版印刷原版用基材。
  2. 【請求項2】  前記接着剤が、室温硬化型ポリウレタ
    ン系樹脂とカーボンブラックを乾燥重量比で200:1
    から10:1の範囲で混合したものであることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真平版印刷原版用基材。
  3. 【請求項3】  前記接着剤が、1g/m2以上塗布さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の電子
    写真平版印刷原版用基材。
JP8989991A 1991-03-28 1991-03-28 電子写真平版印刷原版用基材 Pending JPH04299359A (ja)

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