JPH04299168A - 熱転写リボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド等の発
熱記録体を用いて文字や画像を転写するための熱転写リ
ボンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年サーマルヘッドを用いた熱転写記録
方式が急速に普及してきている。そして、そのプリンタ
ーに使用される熱転写リボンは、ポリエステルフイルム
等の合成樹脂フィルムを基材としたものが一般的である
。

【０００３】従って、巻取りの状態で既に保有している
静電気と、リボンがカセット中を走行する際にリボンと
ガイドピンとの間の摩擦によって発生する静電気により
、ゴミを吸着して印字不良を起こしたり、リボンが変形
したり、あるいは放電によってサーマルヘッドが破壊さ
れるといった問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の様な従
来の状況に鑑みて成されたものであり、印字の時に静電
気による不都合が生じないような熱転写リボンを提供し
ようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以下、図面を参照しなが
ら本発明の熱転写リボンを詳細に説明する。図１は本発
明の熱転写リボンをカセット台に装着した状態を示す平
面図であり、巻き出し側ボビン（１）から巻き出された
熱転写リボン（２）が、ガイドピン（３）を経て巻き取
り側ボビン（４）に巻き取られている状態を示している
。

【０００６】そして、熱転写リボン（２）の両方の端部
、すなわち巻き出し側ボビン（１）に巻き付ける部分と
巻き取り側ボビン（４）に巻き付ける部分に、導電性の
材料（５）、（６）が使用されている。

【０００７】導電性の材料は、厚さ３００μｍ〜１００
０μｍの金、銀、銅、ナトリウム、アルミニウム等が使
用され、各々のボビンに形成されたスリット（図示せず
）から、ボビンの内部に挿入された駆動軸に接触し、熱
転写リボンから静電気を除去する役割を有している。

【０００８】このようにすることで、静電気による印字
不良等の欠点が解消されるが、その効果を更に確実なも
のにするために、熱転写リボンの走行途中に導電性の接
地物を設けることもできる。この導電性の接地物（７）
はプリンターのカセット台に設けるのが好ましく、例え
ば、図１に示すように巻き出し側ボビン（１）とサーマ
ルヘッド（８）の間に設けるのが好ましい。そして、材
質は導電性を有する金属が良く、形状は熱転写リボンと
の間の抵抗を小さくするために、接触面を曲面状にする
のが好ましい。

【０００９】熱転写リボンは、導電性の接地物に接触し
て静電気を放出した後にサーマルヘッドに送られるので
、印字の際にはゴミの問題や放電の問題がなくなり、良
好な印字が行える。

【００１０】

【発明の効果】本発明の熱転写リボンは以上の様な構成
であるので、■ゴミによる印字不良がなくなる。■リボ
ンの曲がりや折れ等を防ぐことができる。■静電気の放
電による印字ヘッドの破壊が防げる。といった効果を得
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の熱転写リボンの構成を示す平面図であ
る。

【符号の説明】

１　　　　巻き出し側ボビン ２　　　　熱転写リボン ３　　　　ガイドピン ４　　　　巻き取り側ボビン ５　　　　導電性の材料 ６　　　　導電性の材料 ７　　　　導電性の接地物 サーマルヘッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長尺に構成されたリボンの両方の端部に、
   導電性の材料を用いたことを特徴とする熱転写リボン。