JPH04296175A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JPH04296175A
JPH04296175A JP3060412A JP6041291A JPH04296175A JP H04296175 A JPH04296175 A JP H04296175A JP 3060412 A JP3060412 A JP 3060412A JP 6041291 A JP6041291 A JP 6041291A JP H04296175 A JPH04296175 A JP H04296175A
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JP
Japan
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area
focus
lens
focusing lens
detected
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Application number
JP3060412A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kato
伸一 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH04296175A publication Critical patent/JPH04296175A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラに適
用して好適なカメラ装置に関し、特にオートフォーカス
機構が取付けられたカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静止画像を電気的な映像信号とし
て磁気ディスクに記録するいわゆる電子スチルカメラが
各種開発されている。この電子スチルカメラは、通常の
銀塩フィルムを使用したスチルカメラと同様に、撮影レ
ンズのフォーカスリング等を移動させて、フォーカス調
整を行う必要がある。この場合、オートフォーカス機構
により自動的なフォーカス調整ができるようにしたもの
がある。このオートフォーカス機構としては、従来は何
らかの方法によりカメラから被写体までの距離を検出し
、この距離情報に応じて撮影レンズのフォーカスリング
を移動させるようにしていた。
【0003】一方、ビデオカメラにおいては、撮像信号
自体からオートフォーカス制御のためのフォーカス情報
を検出し、距離を検出することなくオートフォーカス制
御を行うようにしたものがある(特開昭57−2085
20号公報等参照)。即ち、レンズのフォーカス調整が
適正であるときには、被写体の輪郭が鮮明に撮影できて
いるため、撮像信号に高域の周波数成分が含まれる。こ
れに対して、レンズのフォーカス調整が適正でないとき
には、被写体の輪郭がぼけて撮影され、撮像信号に高域
成分が含まれなくなる。従って、撮像信号中の高域成分
の量を検出することで、現在のフォーカス調整状態が適
正か否かが検出でき、オートフォーカス制御が行われる
【0004】ここで、上述した電子スチルカメラにおい
てもビデオカメラと同様に固体撮像素子等を使用して電
気的な撮像信号を得るものであるので、この撮像信号自
体からオートフォーカス制御のためのフォーカス情報を
検出する方式が適用できる。このオートフォーカス方式
を電子スチルカメラに適用することで、カメラから被写
体までの距離を検出する必要がなくなり、オートフォー
カス機構が銀塩フィルムを使用したスチルカメラよりも
簡単に構成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
電気的な撮像信号中の高域の周波数成分からフォーカス
情報を検出して、オートフォーカス制御を行う場合、1
画面中のどの部分からフォーカス情報を検出させるかが
問題であった。即ち、1画面中の所定の範囲をフォーカ
ス情報検出エリアとして、この検出エリア内で高域成分
を検出させたとき、この検出エリア内に高域成分がない
場合、フォーカス調整用のレンズが至近距離から無限遠
∞までどの位置であっても合焦状態にあると検出できず
、フォーカス調整用のレンズがたえず移動し続けてしま
う。このように高域成分が検出できないのは、例えば検
出エリアが空などの遠景を撮影している場合に多い。
【0006】このため、フォーカス情報検出エリアの設
定を適正に行う必要があるが、被写体により適正な範囲
は変化してしまい、常時適正な検出を行うことは困難で
あった。
【0007】また、スチルカメラでのオートフォーカス
調整は、1枚の静止画の撮影を行う毎に行う必要がある
。一方、上述したような高域成分の検出によるオートフ
ォーカス調整を、ステッピングモータによる駆動で行う
ときには、最初に所定の初期位置(例えば無限遠∞の位
置)へフォーカス調整用レンズを移動させる初期設定を
行う必要がある。このため高域成分の検出によるオート
フォーカス制御を行うスチルカメラで撮影するときには
、それぞれの撮影を行う毎に、無限遠などにフォーカス
調整させる初期設定が必要で、合焦させるまでに時間が
かかる不都合があった。
【0008】本発明はこれらの点に鑑み、適正なオート
フォーカス制御が迅速にできるスチルカメラを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、入射された光学像の焦点を合わせる合焦用
レンズ13と、この合焦用レンズ13を駆動するモータ
35と、合焦用レンズ13を通して入射された光学像を
電気信号に変換する撮像信号21と、この撮像素子21
で撮像して得た映像信号の高周波成分を検出する高周波
成分検波回路31,32,33と、映像信号にて形成さ
れる画面中の所望の範囲を形成する映像信号を設定する
領域設定手段44と、この領域設定手段44によって設
定された範囲の映像信号より、所定レベル以上の高周波
成分を検出した際に、合焦用レンズ13が合焦位置にあ
ることを検出する合焦検出手段30と、この合焦検出手
段30の検出結果に基づいてモータ35を駆動して合焦
用レンズ13を移動制御することにより、自動的に焦点
合わせを行うようにしたカメラ装置において、合焦用レ
ンズ13の位置を検出する合焦用レンズ位置検出手段3
6と、合焦用レンズ13が移動可能な全位置に渡って、
合焦検出手段30によって合焦用レンズ13の合焦位置
が検出されなかった際に、領域設定手段44の設定領域
を第1の設定領域からこの第1の設定領域と重複しない
第2の設定領域に順次変更するように領域設定手段44
を制御するとともに、領域設定手段44によって設定さ
れた全ての領域に渡って、合焦検出手段30によって合
焦用レンズ13の合焦位置が検出されなかった際に、合
焦用レンズ13を焦点距離が最も長い位置に移動させる
ように、モータ35を制御する制御手段30とを備えた
ものである。
【0010】
【作用】このようにしたことで、撮像して得た映像信号
より高周波成分を検出する範囲が順次変化し、いずれか
の範囲で所定レベル以上の周波数成分が検出できたとき
、この検出できた範囲からの検出データに基づいたフォ
ーカス制御が行われ、精度の高いフォーカス制御が行え
る。そして、どの範囲でも所定レベル以上の高周波成分
が検出できないローコントラスト時には、遠景の撮影を
行っていると判断して、焦点距離が最も長い無限遠にな
り、良好なフォーカス制御が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照
して説明する。
【0012】図1において10は撮影レンズ全体を示し
、この撮影レンズ10は、固定されたフロントレンズ1
1と、焦点距離の調整(即ち画角の調整)を行うズーム
レンズ12と、焦点の調整(即ちフォーカスの調整)を
行うマスターレンズ13とを備え、マスターレンズ13
が最も結像面側にあるインナーフォーカス方式のレンズ
装置として構成してある。
【0013】そして、この撮影レンズ10を通した像光
を、固体撮像素子(以下CCDイメージャと称する)2
1のフェーズプレートに結像させ、このCCDイメージ
ャ21で電気的な撮像信号に変換し、この撮像信号を撮
像信号処理回路22で所定の映像信号に変換し、この映
像信号を記録回路23に供給する。そして、この記録回
路23で記録用の処理をした後、磁気ディスク25に近
接して配された磁気ヘッド24に記録用の映像信号を供
給し、磁気ディスク25に1フィールド或いは1フレー
ム分の静止画像の映像信号を記録させる。
【0014】また、図中30はこのカメラでの撮影を制
御する中央制御装置(CPU)を示し、この中央制御装
置30は撮影した画像が合焦状態にあるか否か判断でき
るようにしてある。即ち、撮像信号処理回路22で得た
撮像信号をハイパスフィルタ31を介してアナログ・デ
ジタル変換器32に供給し、このアナログ・デジタル変
換器32で1画面中の所定箇所のデータだけをデジタル
データに変換する。この場合、エリア設定回路39によ
りこの変換する箇所(タイミング)の制御が行われる。 このエリア設定回路39には、撮像信号処理回路22か
らの垂直同期信号及び水平同期信号の供給で、ハイパス
フィルタ31からアナログ・デジタル変換器32に供給
されるデータが、1画面中のどの箇所のデータであるか
判断し、必要な箇所(即ちサンプリングする箇所)であ
るとき、アナログ・デジタル変換器32に制御信号(ゲ
ート信号)を供給して、デジタルデータ化させる。ここ
で、このエリア設定回路39の構成を図2に示すと、図
中51は水平同期信号入力端子、52は垂直同期信号入
力端子を示し、それぞれの端子51,52に、撮像信号
処理回路22から撮像信号に同期した水平同期信号HD
及び垂直同期信号VDが供給される。そして、端子51
に得られる水平同期信号HDを、2段のワンショットマ
ルチバイブレータ53,54に供給し、水平同期信号H
Dから所定タイミングずれた所定幅のパルス信号とし、
このパルス信号を2入力ANDゲート65の一方の入力
端子に供給する。また、端子52に得られる垂直同期信
号VDを、2段のワンショットマルチバイブレータ55
,56に供給して、垂直同期信号VDから所定タイミン
グずれた所定幅のパルス信号とし、このパルス信号をA
NDゲート65の他方の入力端子に供給する。そして、
ANDゲート65で、両入力端子に得られるパルス信号
の論理積信号を出力し、この出力パルスを切換スイッチ
68に供給する。
【0015】また、端子51に得られる水平同期信号H
Dを、2段のワンショットマルチバイブレータ57,5
8に供給し、水平同期信号HDから所定タイミングずれ
た所定幅のパルス信号とし、このパルス信号を2入力A
NDゲート66の一方の入力端子に供給する。また、端
子52に得られる垂直同期信号VDを、2段のワンショ
ットマルチバイブレータ59,60に供給して、垂直同
期信号VDから所定タイミングずれた所定幅のパルス信
号とし、このパルス信号をANDゲート66の他方の入
力端子に供給する。そして、ANDゲート66で、両入
力端子に得られるパルス信号の論理積信号を出力し、こ
の出力パルスを切換スイッチ68に供給する。
【0016】さらに、端子51に得られる水平同期信号
HDを、2段のワンショットマルチバイブレータ61,
62に供給し、水平同期信号HDから所定タイミングず
れた所定幅のパルス信号とし、このパルス信号を2入力
ANDゲート67の一方の入力端子に供給する。また、
端子52に得られる垂直同期信号VDを、2段のワンシ
ョットマルチバイブレータ63,64に供給して、垂直
同期信号VDから所定タイミングずれた所定幅のパルス
信号とし、このパルス信号をANDゲート67の他方の
入力端子に供給する。そして、ANDゲート67で、両
入力端子に得られるパルス信号の論理積信号を出力し、
この出力パルスを切換スイッチ68に供給する。
【0017】そして、切換スイッチ68に得られる各A
NDゲート65,66,67の出力パルスを、中央制御
装置30からエリア切換信号入力端子69を介して供給
されるエリア切換信号により切換える。そして、この切
換信号により選択されたパルス信号を、ゲート信号とし
てゲート信号出力端子70からアナログ・デジタル変換
器32に供給する。このようにエリア設定回路39を構
成したことで、中央制御装置30の制御に基づいて、3
種類のゲート信号が切換スイッチ68で選択され、この
3種類のゲート信号により3種類の異なるエリアが設定
される。この場合、本例においては、図3に示すように
測距エリア0、測距エリア1、測距エリア2の3種類の
設定ができるようにしてある。即ち、撮影される1画面
の中央部だけをサンプリングさせるエリア0と、このエ
リア0の右隣りをサンプリングさせるエリア1と、中央
部のエリア0の左隣りをサンプリングさせるエリア2と
が選択されるようにしてある。ここで、中央制御装置3
0の制御によるこのエリア0,1,2の切換えは、後述
する図4のフローチャートに従って行われる。
【0018】この図3に示すように各エリアを設定した
場合には、各エリアの水平方向の位置だけが異なるので
、水平同期信号に基づいて作成されるパルスのタイミン
グだけが変化する。即ち、図5Aに示す水平同期信号の
1周期(1H)内に、各マルチバイブレータ54,58
,62の出力としての水平ゲート信号(図5B,C,D
)は、それぞれ異なるタイミングで一定期間ハイレベル
になるパルスとされ、このハイレベルとなる期間が各エ
リアの水平方向の幅に相当する。また、垂直同期信号に
基づいて作成される各マルチバイブレータ56,60,
64の出力は、図示はしないが同一タイミングでハイレ
ベルになるパルスとされる。そして、このパルスのハイ
レベルになる期間が、各エリアの垂直方向の幅に相当す
る。そして、この垂直方向の幅に相当するパルスと、図
5B,C,Dに示す各エリアの水平方向の幅に相当する
パルスとの論理積が、各ANDゲート65,66,67
で得られる。そして、各ANDゲート65,66,67
の出力パルスがハイレベルになる期間が、エリア0,1
,2の撮像信号がアナログ・デジタル変換器32に供給
される期間に相当するようになり、ゲート信号がハイレ
ベルの期間だけ変換器32でサンプリングさせることで
、切換スイッチ68の切換えでそれぞれのエリアの撮像
信号だけがサンプリングされるようになる。
【0019】そして、このようにしてサンプリングエリ
アが制御されるアナログ・デジタル変換器32が出力す
るデジタルデータを加算回路33に供給し、この加算回
路33で1画面分のサンプリングデータを加算し、この
1画面分の加算値を中央制御装置30に供給する。
【0020】従って、加算回路33では、予め決められ
た1画面中の所定箇所の撮像信号に含まれる高域成分が
1画面分加算され、この1画面分の撮像信号の高域成分
の加算値が中央制御装置30に供給される。
【0021】そして、中央制御装置30では、供給され
る加算データを判別して、ハイパスフィルタ31で抽出
される高域成分の加算値が最も大きくなるように、焦点
調整を行う。即ち、中央制御装置30はドライブ回路3
4を介してマスターレンズ13を移動させるステッピン
グモータ35の制御ができるようにしてあり、自動的な
焦点調整を行うときに、高域成分の加算値が最も大きく
なるように、ステッピングモータ35でマスターレンズ
13を移動させる。この場合本例においては、この自動
的な焦点調整を、シャッタが半押し状態であるときに行
うようにしてある。
【0022】なお、ステッピングモータ35で駆動され
るマスターレンズ13が無限遠∞のフォーカス位置にあ
るとき、ホトインタラプタ36でこのことを光学的に検
出するようにしてあり、この無限遠∞の位置になること
の検出データを、アナログ・デジタル変換器43を介し
て中央制御装置30に供給する。そして、この無限遠∞
の位置から中央制御装置30の制御でステッピングモー
タ35を駆動させるステップ数により、マスターレンズ
13の位置(フォーカス位置)を常に判断できる。
【0023】この場合、本例においては撮影を開始して
オートフォーカス制御が最初に行われたときに、初期設
定を行ってフォーカス位置の判断ができるようにしてあ
る。即ち、中央制御装置30内には、マスターレンズ1
3の位置情報を記憶するレンズ位置メモリ(図示せず)
を備え、この撮影開始時には中央制御装置30の制御に
よるステッピングモータ35の駆動で、マスターレンズ
13を一方の方向に動かし、無限遠∞の位置にさせ、こ
のときのレンズ位置データ(ステップ数)をレンズ位置
メモリに記憶させる。
【0024】なお、本例においてはこの無限遠∞のレン
ズ位置を初期位置とし、この無限遠∞の位置から自動的
な焦点調整を始めるようにしてある。
【0025】また本例においては、ズームレンズ12に
よる画角(焦点距離)の調整も中央制御装置30の制御
で行うようにしてある。即ち、中央制御装置30はドラ
イブ回路37を介してズームレンズ12を移動させるモ
ータ38の制御ができるようにしてあり、中央制御装置
30に接続されたズームスイッチ(図示せず)が操作さ
れることで、モータ38によりズームレンズ12を移動
させて、望遠側又は広角側に焦点距離を調整できるよう
にしてある。
【0026】また図中40はシャッタスイッチを示し、
このシャッタスイッチ40は中央制御装置30と接続し
てあり、シャッタスイッチ40が押されることで、中央
制御装置30が撮影のための所定の動作制御を行い、磁
気ディスク25への映像信号の記録を行う。この場合、
このシャッタスイッチ40は、半分だけ押された半押し
状態と完全に押された状態と押されていない状態との3
状態の区別ができるようにしてあり、完全に押された状
態で撮影が行われるようにしてある。また、半押し状態
となったときには、上述した自動的な焦点調整を行うよ
うにしてある。
【0027】次に、本例のスチルカメラ装置により撮影
を行う際のフォーカス制御を中心にした動作を、図4の
フローチャートを参照して説明する。
【0028】撮影を行う前に、シャッタスイッチ40の
半押し状態などにより、自動的な焦点調整を行うときに
は、まず中央制御装置30の制御で、エリア設定回路3
9にエリア0を設定させる(ステップ101)。このエ
リア0は画面中の中央部のエリアである。
【0029】この状態で、このエリア0の範囲のアナロ
グ・デジタル変換器32でのサンプリングデータを加算
回路33で加算させる。このサンプリングデータは、ハ
イパスフィルタ31で抽出された撮像信号中の高域成分
であり、この高域成分のエリア0内の加算値を中央制御
装置30で判断することで合焦状態にあるか否かが判断
できる。
【0030】従って、このエリア0が設定された状態で
、フォーカス調整用レンズであるマスターレンズ13を
、中央制御装置30の制御によるステッピングモータ3
5の駆動で、無限遠∞から至近距離N側へ順次移動させ
る。そして、このとき高周波成分の加算値が、所定レベ
ル以上になるときがあるか否か判断する(ステップ10
2)。
【0031】ここで、所定レベル以上になるときがある
と中央制御装置30が判断したときには、エリア0に合
焦させることのできる被写体があると判断して、この高
周波成分の加算値が最大になる位置にマスターレンズ1
3を移動させるいわゆる山登り法による自動焦点調整を
実行させる(ステップ103)。
【0032】また、エリア0で高周波成分の加算値が所
定レベル以上にならなかったときには、このエリア0の
範囲には人物等の被写体がないと判断して、エリア0の
右隣りのエリア1を設定させる(ステップ104)。
【0033】この状態で、エリア0のときと同様に、マ
スターレンズ13を無限遠∞から至近距離N側へ順次移
動させ、高周波成分の加算値が所定レベル以上になると
きがあるか否か判断する(ステップ105)。
【0034】このとき、所定レベル以上になるときがあ
ると中央制御装置30が判断したときには、エリア1に
合焦させることのできる被写体があると判断して、この
高周波成分の加算値が最大になる位置にマスターレンズ
13を移動させるいわゆる山登り法による自動焦点調整
を実行させる(ステップ106)。
【0035】また、エリア1で高周波成分の加算値が所
定レベル以上にならなかったときには、このエリア1の
範囲にも人物等の被写体がないと判断して、エリア0の
左隣りのエリア2を設定させる(ステップ107)。
【0036】この状態で、マスターレンズ13を無限遠
∞から至近距離N側へ順次移動させ、高周波成分の加算
値が所定レベル以上になるときがあるか否か判断する(
ステップ108)。
【0037】このとき、所定レベル以上になるときがあ
ると中央制御装置30が判断したときには、エリア2に
合焦させることのできる被写体があると判断して、この
高周波成分の加算値が最大になる位置にマスターレンズ
13を移動させるいわゆる山登り法による自動焦点調整
を実行させる(ステップ106)。
【0038】そして、ステップ106でエリア1又はエ
リア2の検出データに基いた自動焦点調整が行われたと
きには、調整後に測距エリアをエリア0に戻しておく(
ステップ110)。このようにすることで、次に焦点調
整が行われるときには、再びエリア0を使用した検出か
ら始まるようになる。
【0039】また、エリア2で高周波成分の加算値が所
定レベル以上にならなかったときには、撮影画面中のど
こにも合焦させることのできる人物等の被写体がないと
判断して、マスターレンズ13の位置を無限遠∞にさせ
る(ステップ109)。そして、この無限遠∞にさせた
ときにも、調整後には測距エリアをエリア0に戻してお
く(ステップ110)。
【0040】このようにして自動的な焦点調整が行われ
、撮影操作を行う者がファインダなどで焦点の調整状態
を確認してから、シャッタスイッチ40を完全に押すこ
とで、この押したときに撮影した映像信号が記録される
【0041】このように自動的な焦点調整が行われなが
ら撮影が行われることで、良好に被写体に合焦させて撮
影することができる。即ち、自動的な焦点合わせを行う
ときには図面の中央付近に設定したそれぞれ異なる比較
的狭いエリアでの合焦状態の検出を順次行うようにした
ので、撮影画面全体に対して比較的小さな人物などの被
写体に確実に合焦するようになり、手前に人物などの被
写体があるのに背景側に合焦してしまうことがなくなり
、オートフォーカス制御の精度が高くなる。そして、い
ずれのエリアからも合焦状態となることが検出できなか
ったいわゆるローコントラスト時には、無限遠∞のフォ
ーカス位置になるが、空などの遠景を撮影している場合
にこのローコントラスト状態になることが多く、通常は
この無限遠∞の位置で合焦していることが多い。従って
、ローコントラスト時にも合焦状態で撮影される可能性
が高い。
【0042】さらに、このようにローコントラスト時に
無限遠∞の位置になることで、次に自動的な焦点調整が
行われるときに、迅速な調整が行われる。即ち、本例に
おいてはシャッタスイッチ40の半押しなどで焦点調整
が行われるときには、マスターレンズ13を一旦無限遠
∞の位置にして、この無限遠∞の位置から至近距離N側
に順次移動させて調整させる。ここで、前回の自動焦点
調整時にローコントラスト状態であったときには、調整
開始時にマスターレンズ13が既に無限遠∞の位置にな
っており、この無限遠∞の位置に移動させる作業が不要
となり、この作業に要する時間だけ合焦させるまでの時
間が短くなる。さらに、消費電力もそれだけ少なくなる
【0043】なお、上述実施例においては、撮影される
画面内に、3つの測距エリア0,1,2を設定し、この
エリア0,1,2を順次切換えるようにしたが、それぞ
れが重複しない3つ以上の測距エリアを設定し、この3
つ以上の測距エリアを順次切換えさせても良い。例えば
、図6に示すように中央部のエリア0の左右にエリア1
,2を設定すると共に、このエリア0,1,2の下にエ
リア3,4を設定し、さらにエリア0,1,2の上にエ
リア5,6を設定させる。そして、エリア0,1,2,
3,4,5,6の順序で合焦状態が検出できるまで順次
高周波成分の検出を実行させる。
【0044】この図6の例のようにより多くのエリアに
分割して細かく合焦状態の判断を行うことで、フォーカ
ス制御の精度をより高くすることができる。
【0045】また、本発明は上述実施例に限らず、その
他種々の構成が取り得ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、狭い範囲で撮像して得
た映像信号からの高周波成分の検出で自動的なフォーカ
ス制御が行え、精度の高いフォーカス制御が行える。さ
らに、所定レベル以上の高周波成分の検出がどのエリア
でもできないローコントラスト時には、遠景を撮影して
いると判断して、無限遠の位置にさせるので、このロー
コントラスト時にも良好なフォーカス制御が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す構成図であ
る。
【図2】一実施例のエリア設定回路の構成図である。
【図3】一実施例の測距エリア設定状態を示す説明図で
ある。
【図4】一実施例の説明に供するフローチャート図であ
る。
【図5】一実施例の説明に供するタイミング図である。
【図6】他の実施例の測距エリア設定状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
10  撮影レンズ 12  ズームレンズ 13  マスターレンズ 21  CCDイメージャ 22  撮像信号処理回路 25  磁気ディスク 30  中央制御装置 31  ハイパスフィルタ 33  加算回路 34,37  ドライブ回路 35  ステッピングモータ 38  モータ 36  ホトインタラプタ 39  エリア設定回路 40  シャッタスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入射された光学像の焦点を合わせるよ
    う移動制御される合焦用レンズと、該合焦用レンズを駆
    動するモータと、上記合焦用レンズを通して入射された
    光学像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子で
    撮像して得た映像信号の高周波成分を検出する高周波成
    分検波回路と、上記映像信号にて形成される画面中の所
    望の範囲を形成する上記映像信号を設定する領域設定手
    段と、該領域設定手段によって設定された範囲の上記映
    像信号より、所定レベル以上の高周波成分を検出した際
    に、上記合焦用レンズが合焦位置にあることを検出する
    合焦検出手段と、該合焦検出手段の検出結果に基づいて
    上記モータを駆動して上記合焦用レンズを移動制御する
    ことにより、自動的に焦点合わせを行うようにしたカメ
    ラ装置において、上記合焦用レンズの位置を検出する合
    焦用レンズ位置検出手段と、上記合焦用レンズが移動可
    能な全位置に渡って、上記合焦検出手段によって上記合
    焦用レンズの合焦位置が検出されなかった際に、上記領
    域設定手段の設定領域を第1の設定領域から該第1の設
    定領域と重複しない第2の設定領域に順次変更するよう
    に上記領域設定手段を制御するとともに、上記領域設定
    手段によって設定された全ての領域に渡って、上記合焦
    検出手段によって上記合焦用レンズの合焦位置が検出さ
    れなかった際に、上記合焦用レンズを焦点距離が最も長
    い位置に移動させるように、上記モータを制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とするカメラ装置。
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