JP2002131624A - 多点自動焦点カメラ - Google Patents

多点自動焦点カメラ

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JP2002131624A
JP2002131624A JP2000325851A JP2000325851A JP2002131624A JP 2002131624 A JP2002131624 A JP 2002131624A JP 2000325851 A JP2000325851 A JP 2000325851A JP 2000325851 A JP2000325851 A JP 2000325851A JP 2002131624 A JP2002131624 A JP 2002131624A
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寿之 松本
Koichi Nakada
康一 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術による多点自動焦点カメラでは、被写
体が動体であった場合には、どの測距点を優先して測距
すればいいのかがわからず、処理時間が多くなるという
問題点がある。 【解決手段】本発明は、移動する被写体の移動速度及び
移動方向を算出する像移動演算部3と、移動量の最大値
及び最小値に基づき、測距エリアを選択する測距エリア
選択部4と、姿勢検出部43を備え、移動する被写体に
合焦させる場合にカメラの姿勢を検出して、横方向及び
縦方向に好適するように測距エリアをシフトさせていく
ことにより、カメラの姿勢に沿った測距エリアの選択が
実施でき、その被写体像位置を検出することができ、予
測制御が可能となり正確にピントを合わせを行う多点自
動焦点カメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焦点検出装置に関
し、より詳細には、複数の測距点を搭載する多点自動焦
点カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の測距点を有するカメラの技
術は数多く提案されている。例えば、画面の中央部とそ
の左右の3点やその3点に中央上下2点を加えた5点の
多点測距するカメラが多いが、最近ではそれ以上の測距
点を有する所謂、マルチフォーカスカメラが製品化され
ており、測距点は増加する傾向にあり、将来的には、殆
ど全画面に測距点を配置する可能性もある。このような
多点自動焦点カメラで移動被写体を撮影する場合には、
被写体が移動していると判定された領域を測距点として
選択するのは一般的であり、多点自動焦点カメラで移動
被写体を撮影する場合の従来技術が知られている。例え
ば、特開平8−29670号公報には、前回選択した測
距点で動体予測が不能になると、その近傍の測距点を選
択する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動被写体を撮影する
ための前述した特開平8−29670号公報に開示され
た技術には以下のような問題点があった。測距点数が例
えば、3点のように少なければ問題ないが、測距点が非
常に多くなってくると「近傍の測距点」が多くなり、ど
の測距点を優先して測距すればいいのかがわからず、処
理時間が多くなるという問題点があり、その解決方法も
示唆されていない。通常、写真を統計的にみると、移動
被写体の場合には横方向に移動する被写体が縦方向に走
る被写体よりも断然多い。即ち、前回選択した測距点で
動体予測が不能になると、その左右の測距点を上下の測
距点よりも優先的に測距するようにすればタイムラグが
短くなる。
【0004】図17(a)は電車がカーブを曲がってい
るシーンを撮影した場合の写真の例であり、図17
(b)は測距点の配置を示した図、後述する実施の形態
では25点測距の例で示しているが、ここでは説明を分
かりやすくするため、15点測距の例で説明する。A〜
Hのラインは、測距点の対応が両図中でわかりやすいよ
うに示しており、例えば中央の測距点P3はBとDの交
点に位置し、周辺の測距点P15はCとHの交点に位置
する。ここで、中央横のラインBを例にとって説明す
る。
【0005】前回の測距では測距点P3で動体検出され
て動体予測測距がなされたが、今回の測距では測距点P
3で動体検出されなかった場合、上記従来技術の場合で
は、その周辺の測距点P2・P4・P7・P12・P8
・P13・P9・P14において測距がなされるが、横
に移動する被写体が多いことから測距点P2あるいはP
4を優先的に測距すればタイムラグが短くなる。図17
は、横位置の場合で説明したが、縦位置の場合でもP3
に対してP8あるいはP13を優先的に測距できる。こ
の場合には、カメラの姿勢を検出するスイッチを用いれ
ばよい。
【0006】そこで本発明は、複数の測距点を有するカ
メラで移動被写体を撮影した場合に、動体検出時のタイ
ムラグを短縮することにより、適正な被写***置にピン
トを合わせることができる多点自動焦点カメラを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、2次元配置の複数の焦点検出領域を持つ多
点自動焦点カメラにおいて、上記複数の焦点検出領域の
中から焦点検出演算を行う領域を所定の順番に従って指
定する焦点検出領域決定手段を具備し、移動被写体に対
して焦点検出を行う場合には、上記焦点検出領域決定手
段が上記複数の焦点検出領域の内の縦方向に配置された
焦点検出領域よりも横方向に配置された焦点検出領域を
優先して指定する多点自動焦点カメラを提供する。
【0008】また、2次元配置の複数の焦点検出領域を
持つ多点自動焦点カメラにおいて、上記複数の焦点検出
領域の中から焦点検出演算を行う領域を所定の順番に従
って指定する焦点検出領域決定手段と、カメラが横位置
か縦位置といずれの位置に構えられているかを検出する
姿勢検出部とを具備し、移動被写体に対して焦点検出を
行う場合には、上記焦点検出領域決定手段が上記姿勢検
出部の出力に基づいてカメラが構えられている方向に対
して横方向に配置された焦点検出領域を縦方向よりも優
先して指定する多点自動焦点カメラを提供する。
【0009】以上のような構成の多点自動焦点カメラ
は、焦点検出領域決定手段による複数の焦点検出領域の
中から焦点検出演算を行う領域を順番の指定が、縦方向
に配置された焦点検出領域よりも横方向に配置された焦
点検出領域を優先して行われる。この際、姿勢検出部に
よりカメラの構える方向が検出され、カメラの横方向及
び縦方向に好適するように測距エリアをシフトさせてい
くことにより、カメラの姿勢に沿った測距エリアの選択
が実施される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明の多
点自動焦点カメラの測距装置における概念的なブロック
構成を示す図である。この多点自動焦点カメラは、焦点
検出信号を出力するAFセンサ例えば、エリアセンサか
らなる焦点検出部1と、出力された焦点検出信号に基づ
いて、焦点調節に必要な演算を行う焦点演算部2と、焦
点演算部2からの演算結果に基づいて、被写体の像移動
に関する量を演算する像移動量演算部3と、像移動量演
算部3の出力に基づいて、複数の測距エリアを順番で選
択してどの測距エリアで焦点を合わせるかを選択する測
距エリア選択部4と、これらの構成部位の焦点制御を司
るCPUからなる焦点制御部5と、この焦点制御部5か
らの制御信号に基づいて、図示しない撮影レンズを合焦
の位置に駆動して合焦状態を達成する焦点調節部6とで
構成される。上記像移動量演算部3が演算する被写体の
移動に関する量としては、被写体の移動速度やその移動
方向等が考えられる。
【0011】図2は、本発明による多点自動焦点カメラ
として、一眼レフレックスカメラに適用した構成例の断
面図を示す。このカメラは、カメラボディ10の下部に
焦点を検出するための焦点検出部11を備えている。通
常時には、撮影レンズ12を通過した光束(被写体像)
は、メインミラー13により、一部上方のファインダ1
4側に反射し、残りの光束は透過して直進する。このメ
インミラー13で反射した光束は、ペンタプリズムを介
してファインダ14に導かれて、撮影画面として観察者
の眼に入る。一方、メインミラー13を透過した光束
は、メインミラー13に一体的に取り付けられたサブミ
ラー15により下方に反射されて焦点検出部11に導か
れる。
【0012】この焦点検出部11は、撮影レンズ12を
通過した光束を絞り込む視野マスク17と、赤外光成分
をカットする赤外カットフィルタ18と、光束を集める
ためのコンデンサレンズ19と、光束を全反射する全反
射ミラー20と、光束の通過量を制限する瞳マスク21
と、光束をエリアセンサ23上の光電変換素子群26上
に再結像させる再結像レンズ22と、光電変換素子群2
6とその処理回路からなるエリアセンサ23とから構成
される。このようなカメラの撮影時には、メインミラー
13及びサブミラー15を点線の位置までミラーアップ
して退避させて、シャッタ24を所定時間だけ開き、撮
影レンズ12を通過した光束(被写体像)はフィルム2
5に露光される。
【0013】図3(a)、(b)は、測距を含む光学系
を模式的に示している。図3(a)は、焦点検出部11
内のエリアセンサ23の光電変換素子群26上に光束
(被写体像)を導く焦点検出光学系(位相差検出光学
系)の構成を示し、同図(b)には、その斜視図を示し
ている。この焦点検出光学系は、光路中に、撮影レンズ
12と、視野範囲を規定する視野マスク17と、コンデ
ンサレンズ19と、撮影レンズ12の光軸に対して略対
称に配置された開口部21a,21bを有する瞳マスク
21とが設けられ、更に、これら開口部21a,21b
に対応した後方に、再結像レンズ22a,22bがそれ
ぞれ設けられている。なお、この図3(a)では前述し
た全反射ミラー20は省略している。
【0014】このような構成において、撮影レンズ12
の射出瞳Hの領域Ha,Hbを通過して入射した被写体
光束は、順に、視野マスク17、コンデンサレンズ1
9、瞳マスク21の開口部21a,21b及び再結像レ
ンズ22a,22bをそれぞれ通過していき、エリアセ
ンサ23内の多数の光電変換素子が配列された2つの各
領域23a,23bの光電変換素子群26上に再結像さ
れる。例えば、撮影レンズ12が「合焦」即ち結像面G
上に被写体像1が形成される場合、その被写体像1は、
コンデンサレンズ19及び再結像レンズ22a,22b
によって光軸Oに対し垂直な2次結像面であるエリアセ
ンサ23の光電変換素子群26上に再結像されて、図示
するような、第1の像I1、第2の像I2となる。
【0015】また、撮影レンズ12が「前ピン」即ち、
結像面Gの前方に被写体像Fが形成される場合、その被
写体像Fは互いにより光軸Oに近づいた形態で光軸Oに
対して垂直に再結像されて第1の像F1、第2の像F2
となる。さらに撮影レンズ12が後ピン即ち、結像面G
の後方に被写体像Rが形成された場合、その被写体像R
は、お互いにより光軸Oから離れた形態で光軸Oに対し
て垂直に再結像されて第1像のR1、第2の像R2とな
る。従って、これら第1の像と第2の像の間隔を検出測
定することにより、撮影レンズ12の合焦状態を前ピン
及び後ピンを含めて検出することができる。具体的に
は、第1の像と第2の像の光強度分布をエリアセンサ2
3(開口部23a,23b)に対応する被写体像データ
の出力により求めて、2像の間隔を測定できるように構
成されている。
【0016】図4には、図2において説明したカメラの
電気制御系を含む機能ブロックを示しており、その各部
の詳細構成と動作について説明する。この構成におい
て、制御部30は、カメラ全体の統括的な制御を行い、
この内部には、例えばCPUからなる演算・処理部31
と、ROM32と、RAM33と、A/Dコンバータ3
4とを備えている。
【0017】上記制御部30は、ROM32に格納され
たカメラシーケンス・プログラム(詳細後述)に従って
カメラの一連の動作を制御する。またEEPROM35
には、AF制御、測光等に関する補正データをそのカメ
ラボディ毎に固有の情報として記憶保持することができ
る。さらに制御部30には、エリアセンサ23、レンズ
駆動部33、エンコーダ37、測光部39、シャッタ駆
動部40、絞り駆動部41、及びフィルム駆動部42
が、この制御部30と相互通信可能に接続されている。
【0018】このような構成において、レンズ駆動部3
6は、制御部30の制御に基づき、撮影レンズ12のフ
ォーカシングレンズ12aをモータML38で駆動す
る。この時、エンコーダ37は、フォーカシングレンズ
12aの移動量に応じたパルスを発生させて制御部30
に送り、レンズ駆動が適宜制御される。また測光部39
は、撮影領域に対応したSPD(シリコンフォトダイオ
ード)を有しており、被写体の輝度に応じた出力を発生
する。制御部30は、測光部39の測光結果をA/Dコ
ンバータ34によりデジタル信号化させて、その測光値
をRAM33に格納する。シャッタ駆動部40及び絞り
駆動部41は、制御部30からの所定の制御信号により
動作し、それぞれ不図示のシャッタ機構及び絞り機構を
駆動してフィルム面に露光を行なう。フィルム駆動部4
2は、制御部30からの所定の制御信号によりフィルム
のオートローディング、巻上げ及び巻戻し動作を行な
う。ファーストレリーズスイッチ(以下、1RSWと称
す)とセカンドレリーズスイッチ(以下、2RSWと称
す)は、レリーズボタンに連動したスイッチであり、レ
リーズボタンの第1段階の押下げ操作により最初に1R
SWがオンし、引き続いて第2段階の押下げ操作で2R
SWがオンする。制御部30は、1RSWオンで測光お
よびAF(自動焦点調節)処理を行い、2RSWオンで
露出動作とフィルム巻上げ動作を行なうように各部位を
適宜制御している。そして、姿勢差検出部43は、カメ
ラが横位置に構えられているか、縦位置に構えられてい
るかを検出するスイッチである。例えば、水銀を利用し
たスイッチ等がある。
【0019】図5には、前述したエリアセンサ23の具
体的な回路構成を示す。このエリアセンサ23における
画素部(即ち光電変換素子群26)は、マトリックス状
に規則正しく配列された多数の画素ユニット51により
構成されている。この構成において、蓄積制御部52は
制御部30からの制御信号に応じて、画素部の蓄積動作
を制御する。各画素ユニット51の出力V0 は垂直シフ
トレジスタ53と水平シフトレジスタ54とにより選択
されて、バッファ55に入力される。そしてこのバッフ
ァ55の出力SDATAは、制御部30内のA/Dコン
バータ34に入力され、A/D変換される。
【0020】また各画素ユニット51の出力VM は、所
定の複数の画素ユニット51の出力VM を接続して、ス
イッチMSL1〜MSLnを介して、バッファ55に入
力される。そして、測距エリア56内において、これら
複数の画素ユニット51の出力VMnを接続した点Mの電
位は、複数の画素ユニット51内の出力VMnのうちのピ
ーク値に相当する電位を発生し、画素ユニット51は、
これらを出力するようなピーク検出回路を構成してい
る。従って、スイッチMSL1〜MSLnを順にオンさ
せていくと、各測距エリア56内のピーク値に相当する
電位をバッファ55を介してモニタすることができる。
このバッファ55の出力VP は、端子MDATAより制
御部30内のA/Dコンバータ34に入力されて、A/
D変換される。
【0021】次に図6には、前述した画素ユニット51
の具体的な回路構成を示す。この画素ユニット51は、
光電変換素子として機能するフォトダイオード61、キ
ャパシタ62、アンプ63、スイッチ64,65、およ
びNMOSトランジスタ66から構成されている。フォ
トダイオード61の出力側には、アンプ63が接続さ
れ、キャパシタ62がアンプ63の入出力端に接続さ
れ、フォトダイオード61で発生した電荷を蓄積する。
【0022】このアンプ63の出力側は、垂直シフトレ
ジスタ53及び水平シフトレジスタ54からの信号X
n、Ynにより、それぞれオン・オフ切り換えを行う直
列接続されたスイッチ64,65を介して出力端(出力
V0)に接続される。さらに、アンプ63の出力側に
は、ドレインを固定電圧に接続されたNMOSトランジ
スタ66のゲートに接続され、NMOSトランジスタの
ソースは、モニタ出力端子(モニタ出力VM )に接続さ
れる。
【0023】このような回路構成において、アンプ63
の出力は、キャパシタ62の蓄積量が増加するに従っ
て、電位が上昇する方向に変化するものとしている。こ
のモニタ出力VM は、複数の画素ユニット51の出力が
互いに接続されるので、そのうちの蓄積量のピーク値を
示す電位が発生することになる。このようにして各画素
ユニット51は、光電変換して、その測距エリアに対応
する素子としての出力を前述した像移動量演算部3に供
給する。
【0024】次に図7には、撮影画面内の焦点検出領域
を構成する各測距エリアP1〜Pnの配置例を示す。前
述したスイッチMSL1〜MSLnは、各測距エリアP
1〜Pnにそれぞれ対応して接続されているので、例え
ばスイッチMSL1〜MSLnのうちの1個のスイッチ
MSLmをオンすると、これに対応した測距エリアPm
内のピーク出力VM が選択されてモニタ端子MDATA
に出力する。また例えば、複数のスイッチをオンする
と、その複数の測距エリア内のピーク値をモニタするこ
とができる。例えば、全スイッチMSL1〜nをオンさ
せると、エリアセンサ23の全測距エリア内のピーク値
をMDATA端子の出力させてモニタすることができ
る。
【0025】図8に示すタイムチャートを参照して、前
述したエリアセンサ23の蓄積動作について説明する。
ここでは、撮影画面内の測距エリアP5,P6,P7を
例にとって説明する。制御部30は、エリアセンサ23
の蓄積動作を蓄積開始信号(INTS)により開始させ
た後、上記測距エリア毎に順にピーク値を参照してい
く。この時、最も速く適正な蓄積レベルに達する測距エ
リアを優先的に参照し、上記測距エリアのピーク値が適
切な蓄積レベルに達すると、蓄積終了信号(INTE)
により測距エリア毎に蓄積動作を終了させていく。
【0026】つまり、図9(a),(b)に示すよう
に、エリアセンサを構成する2つのエリアセンサ23
a,23bがそれぞれに対応する測距エリア、例えば測
距エリアP5に対応するa5,b5について同時に蓄積
動作を終了させる。つまり、ある測距エリアに対応した
am,bm、(1≦m≦n)の蓄積動作を順次、全測距
エリアに対して行う。なお、上記am,bmの1個の測
距エリアmに関して、図10(a),(b)には、これ
に対応するフォトダイオード61の配列を直線的に示し
ている。
【0027】右側のエリアセンサ23aを構成するフォ
トダイオード列amは、L(1),L(2),L(3),…,
L(64)と表わせ、その被写体像信号は順次、処理され
る。同様に、左側のエリアセンサ23bを構成するフォ
トダイオード列bmは、R(1),R(2),R(3),…,
R(64)と表わせ、その被写体像信号も順次、処理され
る。よって、制御部30は、次のように各部を制御して
被写体像をデータとして検出する。すなわち、制御部3
0は、エリアセンサ23に読み出しクロックCLKを入
力させると、そのエリアセンサ23の端子SDATAか
ら被写体像信号であるセンサデータが順次出力される。
そこで、制御部30内のA/Dコンバータ34により、
このセンサデータをA/D変換して、RAM32に順次
格納する。このようにして、制御部30は、例えばある
測距エリアを指定してその測距エリアに対応するセンサ
データだけを読み出すことができる。
【0028】次に、前述したようにして得られた被写体
像データに基づくAF検出演算について説明するが、例
えばこの実施形態例では2種類の相関演算を行なう方法
がある。その1つの方法は、焦点検出光学系により分割
された第1被写体像と第2被写体像の間で相関演算を行
い、2像のずれ量(「像ずれ量」と称す)を求める方法
である。もう一方の方法は、時刻t0での被写体像と時
刻t1での被写体像の間で相関演算を行い、被写体像の
移動量を求めるという方法である。 (I) 像ずれ量を求めるための相関演算:最初に第1
被写体像と第2被写体像との間の像ずれ量を求める相関
演算について説明すると、被写体像データは一対のエリ
アセンサ23a,23bに対してそれぞれ一般的にL
(i,j)、R(i,j)という形式で表わすことがで
きる。
【0029】以下の説明ではわかりやすくするためにエ
リアセンサ23a,23bにそれぞれ対応する一対の測
距エリア、すなわち一次元の被写体像データをそれぞれ
L(I)、R(I)(I=1〜k)として説明する(図
10参照)。ここで本実施形態においては、k=64と
して、図11に示すフローチャートを参照して、「像ず
れ量検出」ルーチンに関する処理手順に基づいて説明す
る。
【0030】まず、変数SL 、SR 及びFMIN のそれぞ
れの初期値を設定する(ステップS1)。ここでは、S
L ←5、SR ←37、FMIN =FMIN 0を設定してい
る。
【0031】次に、ループ変数Jの初期値として8を入
力し(ステップS2)、相関値F(s)を求めるため式
(1)の相関計算を行なう(ステップS3)。 F(s)=Σ|L(SL +I)−R(SR +I)| …(1) (但し、s=SL −SR ,I=0〜26) 但し、変数SL ,SR は、それぞれ被写体像データL
(I),R(I)のうちの相関演算を行なうブロックの
先頭位置を示す変数、Jは被写体像データR(I)上で
のブロックのシフト回数を記憶する変数であり、ブロッ
クの被写体像データ数は27個とする。
【0032】次に、相関値F(s)とFMIN (最初は初
期値FMIN 0、2回目以降は初期値または更新された
値)とを比較する(ステップS4)。この比較におい
て、F(s)の方が小さい場合(YES)、FMIN をF
(s)に更新し、SLM、SRMをSL SR に更新する(ス
テップS5)。一方、上記ステップS4の比較で、FMI
N の方が相関値F(s)より小さい場合(NO)、SR
,Jからそれぞれ1を減算して次のブロックを設定す
る(ステップS6)。そして、J=0か否かを判定し
(ステップS7)、まだ0でない場合(NO)、上記ス
テップS3に戻って同様な相関演算を繰り返す。このよ
うに被写体像データL(I)でのブロックを固定し被写
体像R(I)でのブロックを1素子分ずつシフトして相
関演算を行なう。
【0033】一方、上記ステップS7の判定において、
Jが0であった場合は(YES)、変数SL ,SR にそ
れぞれ4,3を加算して、次のブロックを対象として設
定する(ステップS8)。次に、SL =29であるか否
かを判定し(ステップS9)、29でなかった場合(N
O)、上記ステップS2に戻って前述の相関演算を続け
る。しかし、SL =29であった場合は(YES)、そ
の相関演算を終了する。このように被写体像データL
(I),R(I)上に相関演算を行なうブロックを設定
して繰り返し相関演算を行なう。これによって得られた
各ブロックの相関演算の結果は、被写体像データの相関
が最も高いシフト量s=xにおいて相関値F(s)が最
小になる。そしてこの時、SLM、SRMにはこの最小相関
値F(x)の時のSL 、SR が記憶されていることにな
る。
【0034】次に、後述する信頼性指数を算出する場合
に使用する最小相関値F(x)の前後のシフト位置での
下記相関値FM ,FP を求める(ステップS10)。
【0035】
【数1】
【0036】そして相関演算の信頼性を判定する為の信
頼性指数SKを計算する(ステップS11)。この信頼
性指数SKは最小相関値F(x)と2番目に小さい相関
値FP (またはFM )との和を被写体データのコントラ
スト相当の値(FM −F(x)又は、FP −F(x))
で規格化した数値であり式(4)又は式(5)により求
められる。
【0037】
【数2】
【0038】次に、信頼性指数SKが所定値α以上か否
かを判定し(ステップS12)、SKがα以上の場合は
(YES)、信頼性が低いと判定して、検出不能フラグ
をセットする(ステップS13)。一方、SKがαに満
たない場合は(NO)、信頼性があるものと判定して、
像ずれ量ΔZを計算する(ステップS14)。例えば3
点補間の手法を用いて連続的な相関量に対する最小値F
MIN =F(x0)を与えるシフト量x0を次式で求め
る。
【数3】
【0039】なお、上記シフト量x0を用いて、像ずれ
量ΔZを式(8)により求めることができる。 ΔZ=x0−ΔZ0 …(8) (但し、ΔZ0は合焦時の像ずれ量)。また上式で求め
た像ずれ量ΔZから、被写体像面の予定焦点面に対する
デフォーカス量ΔDを式(9)で求めることができる。
【数4】
【0040】このようにして選択された複数の測距エリ
アについてそれぞれデフォーカス量を算出する。そし
て、例えば複数の測距エリアのうちから最も近距離を示
すデフォーカス量を選択する。さらに、選択されたデフ
ォーカス量ΔDからレンズ駆動量ΔLを式(10)によ
り求める。
【0041】
【数5】
【0042】そして上記レンズ駆動量ΔLに基づいてフ
ォーカスレンズの駆動を行なうことにより合焦状態を得
ることができる。 (II) 被写体像位置を予測するための原理:図12
(a)〜(d)に示された移動する被写体に対する焦点
検出の原理を説明する。
【0043】この図12において、被写体66、カメラ
10及びエリアセンサ23の関係をみると、例えば図1
2(a)に示すように、カメラ10に向かって被写体6
6が真っ直ぐに近づいてくる(矢印G3方向)場合、前
述した焦点検出の原理により、第1(L)及び第2セン
サ(R)上の第1及び第2の被写体像は、時刻t0から
時刻t1の間に互いに外側へ移動する。この場合、被写
体像の移動量ΔXL とΔXR は等しい。
【0044】また、図12(b)に示すように、カメラ
10に向かって被写体66が光軸と直交する横方向(矢
印G1方向)に平行移動する場合、2つの被写体像は同
じ向きに移動する。この場合、被写体像の移動量ΔXL
とΔXR は等しい。
【0045】さらに、図12(c)に示すように、カメ
ラ10に向かって被写体66が左手前に近づく(矢印G
4方向)場合、第1の被写体像(L)は近づいてくるこ
とによる外側への移動量と、左に平行移動することによ
る左側への移動量が相殺されて移動量は小さくなる。
【0046】同様に、図12(d)に示すようにカメラ
10に向かって被写体66が左後方に遠ざかる場合は、
第1の被写体像(L)は遠ざかることによる内側への移
動量と、左に平行移動することによる左側への移動量が
相殺されて移動量は小さくなる。一方、第2の被写体像
(R)は遠ざかることによる内側への移動量と、左に平
行移動することによる左側への移動量が加算されて移動
量は大きくなる。
【0047】ここで、時刻t0から時刻t1の被写体像
を基に、後述する相関演算等を行う手段により第1及び
第2被写体像の移動量ΔXL 、ΔXR を検出して、右方
向への移動を+とする符号をつけると、光軸方向の被写
体像の移動量はΔXR −ΔXL 、横方向の被写体像の移
動量はΔXR +ΔXL で求めることができる。よって、
時刻t0から時刻t1までの被写体像の移動量ΔXR 、
ΔXL が求まれば、時刻t2での被写体像の位置を予測
することができる。
【0048】被写体が一定の速度で動いているとする
と、横方向の被写体像の移動速度は定速度となる。尚、
光軸方向への被写体像の移動速度は、厳密には定速度に
はならないが、微小な時間間隔では定速度と考えてよ
い。従って、時刻t0での第1被写体像の予測位置は、
時刻t1の被写体像位置より式(11)に示されるΔX
L′だけ移動している。すなわち、
【数6】
【0049】同様に、第2被写体像の予測位置は式(1
2)に示されるΔXR′だけ移動する。
【0050】
【数7】
【0051】また時刻t1での第1、第2被写体像の像
ずれ量をΔZとすると時刻t2での予測像ずれ量ΔZ′
は式(13)のように求められる。
【数8】
【0052】そしてこの予測像ずれ量ΔZ′に基づい
て、レンズ駆動量を求める。時刻t2を露光開始までの
時間とすることにより、移動する被写体に対してピント
の合った写真を得ることができる。この時、ΔXR −Δ
XL の符号によって、被写体が接近しているのか、遠ざ
かっているのかを判定しておく。ΔXR −ΔXL >0で
あれば、被写体は接近していることになる。次に、被写
体像の移動を求めるための相関演算と、その信頼性判定
について説明すると、時刻t0での被写体像L′
(I),R′(I)と前述した2像間の相関演算により
求められた相関ブロックSLM′,SRM′、相関性係数S
K′、像ずれ量ΔZ′はそれぞれ、制御部30内のRA
M42に記憶される。その後、時刻t1での被写体像信
号L(I),R(I)を検出する。
【0053】次に、図13に示す被写体像の移動と、図
14に示すフローチャートを参照して、移動量検出につ
いて説明する。まず、第1の被写体像信号について、時
刻t0での被写体像信号L′(I)と時刻t1での被写
体像信号L(I)について相関演算を行なう。これは、
被写体像の移動を検出する「移動量検出」ルーチンにお
いては、まず変数SL にSLM′−10を代入する(ステ
ップS21)、また変数Jは相関範囲をカウントする変
数であり、初期値として、20を代入する(ステップS
22)。次に、式(14)の相関式により相関出力F
(s)を計算する(ステップS23)。
【0054】
【数9】
【0055】続いて、前述した相関演算と同様に、F
(s)とFMIN を比較し(ステップS24)、この比較
で、F(s)がFMIN より小さければ(YES)、FMI
N にF(s)を代入し、且つSL をSLMに記憶する(ス
テップS25)。この場合、相関をとるブロックの素子
数は前述した像ずれ量を求める時のブロックの素子数と
同じ27である。しかし、F(s)がFMIN より大きけ
れば(NO)、次のステップS26に移行する。
【0056】次にSL に1を加算し、Jからは1を減算
する(ステップS26)。そしてJ=0か否かを判定
し、Jが0でなければ(NO)、J=0となるまで上記
ステップS23に戻り、相関式F(s)を繰り返す。こ
のように、±10素子まで相関範囲を変化させて相関を
とっていくが、この相関範囲は検出したい移動量範囲に
より決定される。ここで、J=0となった場合(YE
S)、信頼性の判定を行なう。すなわち、前述した第
1、第2被写体像の像ずれ量を求める時と同様に、最小
相関値F(X)の前後のシフト量での相関値FM 、FP
を式(15)及び式(16)により求める(ステップS
28)。
【0057】
【数10】
【0058】次に、信頼性指数SKを前述した式(4)
と式(5)により求める(ステップS29)。そして、
SK>βか否かを判定する(ステップS30)。この判
定でSK≦βの時は(NO)、信頼性ありと判定して、
移動量を求める(ステップS31)。但し、値βは、第
1、第2被写体像の像ずれ量を求める時の判定値αより
も大きな値とする。これは、被写体が移動していると波
形が変形する場合が多いので相関性が悪くなる可能性が
大きいためである。そして、被写体像の移動量ΔXL を
求める。前述した第1、第2被写体像の像ずれ量の計算
時と同様に3点補間の手法により、式(17)及び式
(18)により求める。
【0059】
【数11】
【0060】一方、上記ステップS30の判定におい
て、SK>βの関係であれば(YES)、信頼性がない
と判別して、検出不能フラグを設定する(ステップS3
2)。
【0061】第2被写体像R(I),R′(I)につい
ても、詳細は省略するが、同様の移動量検出ルーチンを
実行し、相関が最も高いブロック位置SRM、移動量ΔX
R を求める。第1、第2の被写体像の移動量ΔXL 、Δ
XR が求められると、時刻t1での像ずれ量ΔZ′は、
時刻t0の時の像ずれ量ΔZより式(19)のようにし
て求められる。
【0062】
【数12】
【0063】時刻t0の像ずれ量ΔZに基づく、時刻t
2での像ずれ量ΔZ″の予測式は式(20)のようにな
る。
【0064】
【数13】
【0065】時刻t2を後述する方法で求めて、ΔZ″
に基づいた量だけレンズ駆動することにより、時刻t2
において、移動している被写体にピントを合わせること
ができる。尚、被写体像の移動速度v=(ΔXR −ΔX
L )/(t1−t0)が大きすぎる場合は、検出値に信
頼性がないものとして像ずれ量の予測はしない。また被
写体像の移動速度が小さく検出誤差と見なされる場合
は、移動速度を0にする。(III) 像ずれ量予測時刻
t2の予測式:ここで、像ずれ量を予測する時刻t2を
求める方法について述べる。前述したように、時刻t2
の像ずれ量ΔZ″は時刻t1の像ずれ量ΔZ、時刻t0
から時刻t1の被写体像の移動量ΔXR 、ΔXL を用い
て式(20)により求められる。いま、露出時に合焦状
態になるような時刻t2を式(21)で求める。
【0066】
【数14】
【0067】この式において、tdは、時刻t1からレ
ンズ駆動を開始するまでの時間であり、この値には前述
した相関演算時間等のカメラ内部での処理時間が含まれ
る。ここで、keは、像ずれ量ΔZ″に比例したレンズ
駆動時間を求める変換係数である。レンズ駆動量ΔL
は、像ずれ量ΔZ″に基づいて式(9)及び式(10)
により求められるが、像ずれ量ΔZ″が充分に小さい領
域においてはデフォーカス量ΔD、レンズ駆動量ΔLは
像ずれ量ΔZ″に比例すると近似するので、精度的に問
題はない。teは、レンズ駆動終了からシャッタ幕が開
放されて露出が開始されるまでの時間であり、カメラの
露出演算、絞り制御、ミラーアップ等の時間を含む。上
記式(20)と式(21)を解くことで、予測像ずれ量
を求める式(22)が次のように導かれる。
【0068】
【数15】
【0069】このΔZ″から、式(9)及び式(10)
にてレンズ駆動量ΔLを求めてレンズ駆動を行なうこと
により、移動している被写体に対して露出時に合焦状態
とすることができる。次にレンズ駆動終了時の合焦とな
るような時刻t2は式(23)で求まる。 t2=t1+td+ke・ΔZ″ …(23) 同様に式(20)及び式(23)を解いて、次のような
式(24)が導かれる。
【0070】
【数16】
【0071】このΔZ″から、式(9)及び式(10)
にてレンズ駆動量ΔLを求めてレンズ駆動を行なうこと
により、移動している被写体に対してレンズ駆動終了時
に合焦状態とすることができる。
【0072】次に、図15に示すフローチャートを参照
して、この実施形態における具体的な動作プログラムに
ついて説明する。なお、「AF検出」ルーチンは、カメ
ラの電源がオン状態の期間は繰り返し実行されているも
のとする。まず、エリアセンサ23の積分動作を実行
し、積分が終了するとエリアセンサ23より被写体像デ
ータ(以下、センサデータと称する)を読み出す(ステ
ップS41)。
【0073】次に、被写体像ずれ量(以下像ずれ量)が
検出されたか否かを判定する(ステップS42)。この
判定で検出されていない場合は(NO)、前述した「像
ずれ量検出」ルーチン(図11参照)により像ずれ量を
求める(ステップS43)。ここでは、エリアセンサ2
3a,23b上の予め設定されている所定の測距エリア
について、像ずれ量を検出する。但し、予め設定されて
いる測距エリアは、例えば撮影者により選択された1個
の測距エリア若しくは、全測距エリアであってもよい。
【0074】次に、上記所定の測距エリアに対して、全
て像ずれ量検出を終了したか否かを判定し(ステップS
44)、まだ終了していない場合は(NO)、上記ステ
ップS43に戻り、次の測距エリアの像ずれ量検出を行
なう。一方、全所定の測距エリアの像ずれ量検出が終了
した場合は(YES)、所定のアルゴリズム、例えば最
至近選択に基づいて測距エリアの選択を行なう(ステッ
プS45)。以下、選択された測距エリアam,bmと
しての説明を行なう。
【0075】次に、像ずれ量が検出不能、すなわち所定
測距エリアについて全て検出不能であるか否かを判定す
る(ステップS46)。この判定において、検出可能な
場合は(YES)、像ずれ量検出可能フラグがセットさ
れ(ステップS47)、更に像ずれ量検出済フラグがセ
ットされる(ステップS48)。一方、上記ステップS
46において、全て検出不能であると判定された場合は
(NO)、像ずれ量検出不能フラグをセットし(ステッ
プS49)、像ずれ量検出済フラグをクリアする(ステ
ップS50)。そして、上記像ずれ量検出済フラグをセ
ット若しくはクリアした後、像移動量検出済フラグをク
リアし(ステップS51)、図18にて後述するメイン
ルーチンにリターンする。
【0076】また上記ステップS42の判定において、
既に像ずれ量が検出していた場合は(YES)、以下の
ように第1、第2の被写体像毎に被写体像の時間に対す
る移動量を検出する。まず、上記ステップS45で選択
された測距エリアamを初期測距エリアとして設定する
(ステップS52)。次に、測距エリアamの第1被写
体像について前回(時刻t0)の像ずれ量検出で記憶し
ておいたセンサデータと、今回(時刻t1)のセンサデ
ータとの相関演算を行い、移動量を検出する(ステップ
S53)。これは、図14に示した移動量検出ルーチン
による。
【0077】そして、第1被写体像の移動量が検出でき
たか否かを判定する(ステップS54)。この判定で、
移動量が検出できなかった場合は(NO)、第1及び第
2被写体像間の像ずれ量は、”0”であるとされ、測距
エリアam近傍の測距エリアについて、すべての測距エ
リアが設定されているか否かを判別する(ステップS5
5)。この判定で、近傍の全測距エリアについてのシフ
トが終了していない場合は(NO)、今回(時刻t1)
における測距エリアを所定の順序に従ってシフトし、次
の測距エリアにシフトして設定する(ステップS5
6)。尚、ここで言う所定の順序とは、図16(a)〜
(i)に順に示すように、エリアセンサ23a上の初期
測距エリアanを中心にして矢印が示すように(b)〜
(i)の順番で、anの近傍の水平方向と垂直方向に測
距エリアをシフトしていくことである。
【0078】初期測距エリアanは、1RSWオン後、
1回目の測距であれば、予め設定している所定の測距エ
リア(例えば、中央)を設定し、1RSWオン後2回目
以後の測距であれば、前回の測距で選択したエリアを設
定する。この場合、前回の測距でも動体が検出できる可
能性が高い。
【0079】また図16(b)〜(e)は、anを中心
として横方向に測距エリアをシフトし、同図(f)〜
(i)は、anを中心として縦方向に測距エリアをシフ
トする。即ち、anを中心として横の測距エリアを縦の
測距エリアよりも優先的に、選択する。これは、前にも
説明したが、図17に例示したように、カメラの縦方向
に移動する被写体よりも横方向に移動する被写体の方が
多いことに起因する。その後、上記ステップS53に戻
り、設定された新しい測距エリアについて、再度第1被
写体像移動量を検出する。このようにして第1被写体像
の位置を探索していく。
【0080】しかし、上記ステップS55の判定におい
て、近傍の全ての測距エリアにて設定が終了したならば
(YES)、後述するステップ59に移行する。また上
記ステップS54の判定において、第1被写体像の位置
が検出でき、さらに時刻t0からt1の移動量が検出で
きた場合は(YES)、第1被写体移動量が検出できた
測距エリアakに対応するエリアセンサ23bの測距エ
リアbkについて第2被写体像に対する移動量を検出す
る(ステップS57)。これは、図14の「移動量検
出」ルーチンを参照する。尚、このとき、第1被写体像
の移動量が検出できた時刻t1における測距エリアをa
kとする。ここで測距エリアのシフトが発生した場合に
は、像移動量として測距エリア間のシフト量(例えば、
中心間距離の画素数換算値)がΔXL 、ΔXR に加算さ
れる。このようにして第1、第2の被写体像の両方の移
動量が検出できたときには、被写体像の光軸方向の移動
速度vが次式から計算される(ステップS58)。
【0081】
【数17】
【0082】次に、演算した移動量が前回演算した移動
量と連続的であるか否かを判定する(ステップS5
9)。即ち、被写体が前回検出した測距エリアを外れて
いないか、或いは速すぎて合焦できないかを判定する。
但し、1RSWオン後1回目の測距であれば、前回のデ
ータが存在しないので連続的であるか否かの判定を行わ
なずにステップS61へ移行する。この判定で、連続的
であると判定されたならば(YES)、ステップS61
へ移行する。一方、不連続と判定されたならば(N
O)、すべての測距エリアで不連続であったか否かを判
定する(ステップS60)。すべて不連続ではなければ
(NO)、ステップS56に戻り、次の測距エリアへシ
フトする。しかし、すべての測距エリアで不連続であっ
た場合には(YES)、最新の測距エリアの測距結果に
基づいて合焦するために、ステップS61に移行する。
【0083】このステップS61において、計算された
この移動速度vを所定速度vthと比較して、被写体が光
軸方向に移動しているか否かを判定する。この判定で、
光軸方向に移動していると判定[動体判定]できる場合
は(YES)、被写体移動中フラグをセットする(ステ
ップS62)。しかし、移動していないと判定された場
合は(NO)、被写体移動中フラグをクリアして(ステ
ップS63)、上記ステップS43に戻り、再び像ずれ
量の検出処理からやり直す。
【0084】そして、上記被写体移動中フラグをセット
した後、像移動検出済みフラグをセットして(ステップ
S64)、メインルーチンにリターンする。
【0085】次に、図4に示す構成及び図18に示すフ
ローチャートを参照して、本発明の多点自動焦点カメラ
を適用したカメラのメインルーチンについて説明する。
このメイン動作は、制御部30によって起動されるプロ
グラムの制御手順を示すルーチンであり、制御部30の
動作開始により実行される。
【0086】まず、EEPROM35から予め記憶され
ている測距、測光処理において使用する各種補正データ
を読み出し、RAM33に展開する(ステップS7
1)。そして、1RSWがオンされているか否かを判定
し(ステップS72)、オン状態でなければ(NO)、
1RSW及び2RSW以外の他のスイッチが操作されて
いるか否かを判定し(ステップS73)、操作されたス
イッチがあれば(YES)、そのスイッチに応じた処理
を実行し(ステップS74)、その後、上記ステップS
72に戻る。
【0087】一方、上記ステップS72において、1R
SWがオン状態であれば(YES)、測光済みか否かを
判定し(ステップS75)、測光済みでなければ露出量
を決定するために測光部39を動作させて被写体輝度を
測定する測光動作を行なう(ステップS76)。
【0088】次に、前述したサブルーチン「AF検出」
が実行される(ステップS77)。このAF動作の結
果、前述した検出不能フラグを参照して像ずれ検出不能
か否かを判別する(ステップS78)。この判別で、像
ずれ検出可能の場合は(NO)、被写体像の移動量が検
出済みか否かを判定する(ステップS79)。一方、像
ずれ検出不能の場合は(YES)、フォーカスレンズ1
2aを駆動しながらAF検出可能なレンズ位置を探すス
キャン動作を行ない(ステップS80)、上記ステップ
S72に戻る。このスキャンが行なわれた場合は、全て
のフラグがクリアされてAF検出が再び最初からやり直
される。
【0089】また、上記ステップS79において、被写
体像の移動量が検出済みの場合は(YES)、像ずれ量
の予測が行われる。まず、2RSWがオンされているか
否かを判定し(ステップS81)、2RSWがオンされ
ていた場合は(YES)、露光開始時の像ずれ量が予測
される(ステップS82)。一方、2RSWがオフして
いた場合は(NO)、AF動作を行なうだけなので、レ
ンズ駆動終了時の像ずれ量が予測され(ステップS8
3)、後述するステップS85の合焦判定に移行する。
【0090】また上記ステップS79において、被写体
像の移動量が検出済みでない場合は(NO)、被写体が
移動中であるか否かを判定する(ステップS84)。こ
の時点で、像移動検出済みフラグは後述するように、レ
ンズ駆動された後、クリアされ、レンズ駆動後は像移動
検出されていなくても被写体移動中フラグがセットされ
ているので、ステップS72に戻り、被写体像移動を再
度検出し直す。
【0091】一方、移動中ではない場合は(NO)、検
出された像ずれ量、または予測された像ずれ量をデフォ
ーカス量に変換して、合焦許容範囲に像が入っているか
否かを判定する(ステップS85)。この判定で、合焦
していると判定されなかった場合は、必要なレンズ駆動
量が求められ、フォーカスレンズが駆動される(ステッ
プS86)。レンズ駆動ルーチン内では、そのレンズ駆
動後に像ずれ検出済みフラグ、像ずれ検出不能フラグお
よび像移動検出済みフラグをそれぞれクリアする。この
クリア処理は、一度フォーカスレンズを駆動した後に
は、被写体像が大きく変化すると考えられるので、AF
検出を最初からやり直すためである。尚、前述したよう
に、被写体像移動中フラグだけは、ここではクリアしな
い。この理由は、レンズ駆動後に最初のAF検出で合焦
判定してしまわないようにして、引き続き被写体の移動
を検出するようにするためである。
【0092】上記ステップS85において、合焦状態で
ある判定の場合は(YES)、2RSWのオン・オフ状
態を判別する(ステップS87)。ここで、2RSWが
オンされていれば(YES)、上記RAM33に格納さ
れている測光値に基づいて絞りとシャッタを制御して露
出動作を行なう(ステップS88)。そして撮影したフ
ィルムを巻き上げて、次のコマの位置に給送し(ステッ
プS89)、一連の撮影動作を終了する。以上説明した
ように、第1の実施形態では、エリアセンサ上におい
て、像分割方向及び、その像分割方向に対して垂直方向
の両方向について被写体像の位置を検出しているため、
上下方向の移動及び左右方向の移動のある移動被写体で
あっても、その被写体像位置を検出することができ、予
測制御が可能となり正確にピントを合わせることができ
る。
【0093】次に本発明の多点自動焦点カメラに係る第
2の実施形態について説明する。この第2の実施形態
は、図4で説明した姿勢検出部43によってカメラが横
方向に構えられているのか、あるいは縦方向に構えられ
ているのかを検出し、横方向に構えられている場合と縦
方向に構えられている場合とで測距エリアの選択優先順
番を変更する。まず、姿勢検出部43によってカメラが
横方向に構えられていると検出された場合には、図16
で説明したような順番で測距エリアをシフトしていく。
すなわち、第1の実施形態と同様である。次に、姿勢検
出部43によってカメラが縦方向に構えられていると検
出された場合の測距エリアの選択優先順番を図19に示
す。
【0094】この図19に示す測距エリアの選択優先順
番は、前述した図16における選択優先順番と同じであ
り、単に横方向を縦方向にしたものである。従って、図
19(a)〜(i)に順に示すように、エリアセンサ2
3a上の初期測距エリアanを中心にして矢印が示すよ
うに(b)〜(i)の順番で、anの近傍の水平方向と
垂直方向に測距エリアをシフトさせる。初期測距エリア
anは、1RSWオン後、1回目の測距であれば、予め
設定している所定の測距エリア(例えば、中央)を設定
し、1RSWオン後2回目以後の測距であれば、前回の
測距で選択したエリアを設定する。この場合、前回の測
距でも動体が検出できる可能性が高い。図19(b)〜
(e)は、anを中心として横方向に広がるように測距
エリアをシフトし、同図(f)〜(i)は、anを中心
として縦方向に測距エリアをシフトする。
【0095】図20は、第2の実施形態のメインルーチ
ンを示したフローチャートである。このメインルーチン
は、前述した第1の実施形態における図18のルーチン
に相当するものであり、同等の工程(作動、処理、判断
等)については、同じステップ番号を付して、詳細な説
明は省略する。尚、AF検出におけるルーチンも第1の
実施形態における図15と同等であり、説明を省略す
る。この第2の実施形態のメインルーチンは、図18
に、姿勢検出部43を動作させてカメラの姿勢を検出す
るステップS90を追加したものである。この姿勢検出
を行うことにより、カメラが横方向に構えられていると
検出された場合には、ステップS77のAF検出におい
て、図15のステップ56で行われる測距エリアのシフ
トが図16で説明したような順番で行われる。一方、カ
メラが縦方向に構えられていると検出された場合には、
ステップS77のAF検出において、ステップ56で行
われる測距エリアのシフトが図19で説明したような順
番で行われる。この工程以外は、図18のルーチンと同
等に処理される。
【0096】以上説明した第2の実施形態によれば、A
F検出を行う前にカメラの姿勢を検出するため、姿勢に
忠実な測距エリアの選択が実施できる。尚、前述した図
16及び図19で説明したシフト順番は、あくまでも一
例であって、一方の方向の測距エリアを他方の測距エリ
アに優先できる順番であればよい。その他、本発明の趣
旨に逸脱しない範囲で変形でき、本実施形態では、TT
L一眼レフカメラ等に適用した例で説明したが、これに
限定されるものではなく、多点測距を実施するカメラに
容易に適用できる。さらに、エリアセンサで焦点検出す
る例で説明したが、この限りではない。
【0097】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。 (1)撮影画面を多数に分割し、分割された領域を焦点
検出領域として、それぞれ測距を行う多点自動焦点カメ
ラの測距方法において、移動被写体の撮影に際して、撮
影画面の中央にある焦点検出領域を基準位置として、構
えられたカメラの方向と同じ方向にある焦点検出領域を
優先して測距し、上記移動被写体に合焦しなければ、上
記中央にある焦点検出領域を基準位置として、カメラの
方向と直交する方向にある焦点検出領域を測距して、上
記移動被写体に合焦させることを特徴とする多点自動焦
点カメラの測距方法。
【0098】(2)前記(1)項記載の多点自動焦点カ
メラの測距方法において、上記焦点検出動作により上記
撮影画面における上記移動被写体の移動方向を想定し、
最終的に決定された焦点検出領域に対して、その移動方
向で隣接する焦点検出領域を最優先して測距することを
特徴とする多点自動焦点カメラの測距方法。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数の測距点を有するカメラで移動被写体を撮影した場合
に、動体検出のタイムラグを短縮できる多点自動焦点カ
メラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多点自動焦点カメラの焦点検出機能に
おける概念的なブロック構成を示す図である。
【図2】本発明による多点自動焦点カメラとして、一眼
レフレックスカメラに適用した構成例の断面を示す図で
ある。
【図3】測距を含む光学系を模式的に示す図である。
【図4】図2において説明したカメラの電気制御系を含
む機能ブロックを示す図である。
【図5】図4に示したエリアセンサの具体的な回路構成
を示す図である。
【図6】エリアセンサの画素ユニットの具体的な回路構
成を示す図である。
【図7】撮影画面内の検出領域を構成する各測距エリア
の配置例を示す図である。
【図8】エリアセンサの蓄積動作について説明するため
のタイムチャートである。
【図9】2つのエリアセンサを構成する測距エリアの配
置例を示す図である。
【図10】エリア対応するフォトダイオードの配列を直
線的に示す図である。
【図11】像ずれ量検出ルーチンに関する処理手順に基
づいて説明するためのフローチャートである。
【図12】移動する被写体に対する焦点検出の原理を説
明するための図である。
【図13】被写体像の移動について説明するための図で
ある。
【図14】移動量検出ルーチンについて説明するための
フローチャートである。
【図15】AF検出ルーチンについて説明するためのフ
ローチャートである。
【図16】第1の実施形態において被写体像移動量を検
出のためのシフト(横方向)について説明するための図
である。
【図17】撮影画像の構図として、電車がカーブに差し
掛かったシーンを例として示す図である。
【図18】第1の実施形態におけるカメラのメインルー
チンについて説明するためのフローチャートである。
【図19】第2の実施形態において被写体像移動量を検
出のためのシフト(縦方向)について説明するための図
である。
【図20】第2の実施形態におけるカメラのメインルー
チンについて説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…焦点検出部(エリアセンサ) 2…焦点演算部 3…像移動量演算部 4…測距エリア選択部 5…焦点制御部 6…焦点調節部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元配置の複数の焦点検出領域を持つ
    多点自動焦点カメラにおいて、 上記複数の焦点検出領域の中から焦点検出演算を行う領
    域を所定の順番に従って指定する焦点検出領域決定手段
    を具備し、 移動被写体に対して焦点検出を行う場合には、上記焦点
    検出領域決定手段が上記複数の焦点検出領域の内の縦方
    向に配置された焦点検出領域よりも横方向に配置された
    焦点検出領域を優先して指定することを特徴とする多点
    自動焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 移動被写体に対して焦点検出を行う場合
    には、上記焦点検出領域決定手段は、 前回の焦点検出動作で最終的に決定された焦点検出領域
    の横に配置される焦点検出領域を最優先して指定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の多点自動焦点カメラ。
  3. 【請求項3】 2次元配置の複数の焦点検出領域を持つ
    多点自動焦点カメラにおいて、 上記複数の焦点検出領域の中から焦点検出演算を行う領
    域を所定の順番に従って指定する焦点検出領域決定手段
    と、 カメラが横位置か縦位置といずれの位置に構えられてい
    るかを検出する姿勢検出部と、を具備し、移動被写体に
    対して焦点検出を行う場合には、上記焦点検出領域決定
    手段が上記姿勢検出部の出力に基づいてカメラが構えら
    れている方向に対して横方向に配置された焦点検出領域
    を縦方向よりも優先して指定することを特徴とする多点
    自動焦点カメラ。
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