JPH0429514Y2 - - Google Patents

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JPH0429514Y2
JPH0429514Y2 JP1988051689U JP5168988U JPH0429514Y2 JP H0429514 Y2 JPH0429514 Y2 JP H0429514Y2 JP 1988051689 U JP1988051689 U JP 1988051689U JP 5168988 U JP5168988 U JP 5168988U JP H0429514 Y2 JPH0429514 Y2 JP H0429514Y2
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screw
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resin molded
connector
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、機器間を電気的に接続するコネクタ
に関する。
従来技術 車両のステアリングの操舵トルクを操舵トルク
センサによつて検出し、そのセンサ出力をコント
ロール部が読み込んでそのときのステアリングの
操作状態に応じた操舵力の制御量を決定し、その
決定された制御量に見合うような制御信号を車両
の操舵機構に動力を加えるモータ駆動部に与えて
その駆動制御を行なわせる電動式パワーステアリ
ング装置にあつて、例えば第3図に示すように、
その電動式パワーステアリング装置における操舵
トルクセンサ15をそのインターフエイスユニツ
ト16とともにステアリングギヤボツクス17の
上側に、またそのパワー・コントロールユニツト
18をステアリングギヤボツクス17の下側にそ
れぞれ一体的に組み込み、その上、下に配設され
たインターフエイスユニツト16とパワー・コン
トロールユニツト18との間の電気的な接続を行
なわせるような場合、従来では、インターフエイ
スユニツト16とパワー・コントロールユニツト
18からそれぞれ外部に引き出されたハーネス2
3,24を通して差し込み式のコネクタ25を用
いて両者間を外部接続するようにしている。
しかし、このようなコネクタ25を用いた外部
接続を行なわせるのでは、ハーネス23,24が
アンテナの役目をして、車両の内外に存在する電
磁ノイズを拾つて装置が影響を受けてしまうおそ
れがあり、また逆に他の車載機器にノズルを与え
てしまうおそれがあるものとなつている。
またそのような場合、電磁ノズルの影響をなく
すために、電磁シールド効果をもたせたケース内
の狭い部分において、通線を容易にするべくバー
状のライン(バスバー)を用いてインターフエイ
スユニツト16とパワー・コントロールユニツト
18との間の電気的な接続を行なわせるようにす
ると、両ユニツト16,18間における相対的な
組付誤差が大きいときには長さが一定したバー状
のラインによる接続を行なわせることができなく
なつしまうという問題がある。
また、その組付部分の熱膨張変化が比較的大き
い場合には、熱膨張による両ユニツト16,18
の間隔の変化に対応できずにバー状のラインが断
線してしまうそれがあるものとなつてしまう。
目 的 本考案は以上の点を考慮してなされたもので、
機器間をコネクタによつて電気的に接続する際、
狭い部分における通線を容易に行なわせることが
できるとともに、機器間の組付誤差を吸収してそ
の間の接続を常に可能とし、また熱膨張などによ
つて両機器の間隔が変化してもそれに充分対応し
て機器間に確実に接続させることができるように
したコネクタを提供するものである。
構 成 本考案はその目的達成のため、一体的に組み込
まれた少なくとも2つの機器間に形成された配線
スペース内を通して、その各機器にそれぞれ設け
られた端子ホルダー間に、ワイヤーの両端がそれ
ぞれ裸出されて前記端子ホルダーとの接続端子部
が形成されるようにそのワイヤーを樹脂によつて
モールドすることによつて形成したハーネス部材
を接続させるようにするとともに、そのリード部
材における樹脂によるモールド部分を2分割にし
て、その樹脂によるモールド部分間にワイヤーを
裸出させてたるみをもたせたイクスパンシヨン部
と、モールド部分に突出形成させた、配線スペー
ス内へのリード部材の通しを案内し、かつ前記ワ
イヤーのたるみ空間を確保するためのガイド部と
を設けるようにしている。
また本考案では、リード部材における2分割さ
れた各樹脂によるモールド部分に、機器側に設け
られた端子ホルダー部分にネジによつて取り付け
るネジ座をそれぞれ設け、少なくとも一方のネジ
座におけるネジ穴をリード部材の長手方向の長穴
として、各機器側の端子ホルダー部分にリード部
材をネジ止めによつて固定して取り付けることが
できるようにしている。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例に
ついて詳述する。
本考案によるコネクタにあつては、第1図a,
bに示すように、2つの機器にそれぞれ設けられ
た端子ホルダー間に接続させるリード部材1とし
て、複数本のワイヤー2をアレイ状に並べてそれ
らを一体に樹脂によつてモールドするようにし、
その際、各ワイヤー2の両端部をそれぞれ裸出さ
せて機器側の端子ホルダーとの接続端子部3,4
をそれぞれ形成とともに、樹脂によるモールド部
分を2分割にし、その分割された樹脂モールド部
分5,6の間に各ワイヤー2を裸出させて、その
裸出された各ワイヤー2を例えばV字状にプレス
加工してたるみをもたせたイクスパンシヨン部7
を設けるようにしている。
また、各樹脂モールド部分5,6の各両側に
は、ネジ座8,9が形成されており、その一方の
ネジ座8には通常のネジの通し穴10が、他方の
ネジ座9にはリード部材1の長手方向の長穴によ
るネジの通し穴11がそれぞれ設けられている。
第2図は本考案によるコネクタの装着状態の一
例を示すもので、前述と同様に、電動式パワース
テアリング装置における操舵トルクセンサ15を
そのインターフエイスユニツト16とともにステ
アリングギヤボツクス17の上側に、またそのパ
ワー・コントロールユニツト18をステアリング
ギヤボツクス17の下側にそれぞれ一体的に組み
込み、その上、下に配設されたインターフエイス
ユニツト16とパワー・コントロールユニツト1
8との間の電気的な接続を行なわせる場合、その
各部15〜18からなる組込体を覆つて電磁シー
ルド効果をもたせた導電性のケース19の内部の
狭い空間20を通して、インターフエイスユニツ
ト16側に設けられた端子ホルダー12とパワ
ー・コントロールユニツト18側に設けられた端
子ホルダー13との間にリード部材1を取り付け
るようにしている。なお、ここではリード部材1
におけるイクスパンシヨン部7におけるワイヤー
2がS字状に形成されている。
リード部材1の取付けに際して、まず、ケース
19の内部の狭い空間20内に下方からリード部
材1を差し込むようにして通す。その際、リード
部材1にはガイド部21,22が形成されてお
り、狭い空間20へのリード部材1の通しを容易
に行なわせることができるようになつている。ま
た、そのガイド部21,22によつてイクスパン
シヨン部7におけるワイヤー2のたるみ空間が確
保され、その裸出されたワイヤー2がケース19
や内部機器に接触することがないように保護され
る。
次に、下側の端子ホルダー13の部分にリード
部材1をその樹脂モールド部分5のネジ座8にお
いてネジ14によつて取り付ける。その際、リー
ド部材1の接続端子部3が端子ホルダー13と接
触して、リード部材1とパワー・コントロールユ
ニツト18とが電気的に接続されるようになつて
いる。
次に、リード部材1の接続端子部4を上側の差
込式の端子ホルダー12に下方から差し込んで、
その差し込みが止まつた位置で、上側の端子ホル
ダー12の部分にリード部材1をその樹脂モール
ド部分6のネジ座9においてネジ14によつて取
り付ける。その際、リード部材1にイクスパンシ
ヨン部7が設けられているために、インターフエ
イスユニツト16とパワー・コントロールユニツ
ト18との取付誤差を充分に吸収することができ
るとともに、リード部材1における樹脂モールド
部分6のネジ座9には長穴によるネジの通し穴1
1が設けられているために、端子ホルダー12の
部分に設けられているネジ孔と容易に位置合せを
なしてネジ止めすることが可能となる。なお、多
少の取付誤差はネジの通し穴11によつても吸収
できるようになる。
このように本考案によれば、リード部材1に樹
脂モールド部分5,6が設けられているために、
狭い部分での通線を容易に行なわせることができ
るようになる。また、そのリード部材1にイクス
パンシヨン部7が設けられているために、接続対
象となる機器間における取付誤差を吸収してその
間のリード部材1の接続を確実に行なわせること
ができるようになるとともに、熱膨張によつてリ
ード部材1が接続される両機器の間隔が変化して
も、その変化に追従してリード部材1が伸縮して
充分その熱膨張変化に対応できるようになる。さ
らに、リード部材1の両端を各端子ホルダー1
2,13部分にネジ止めなどによつて強固に取り
付けることが可能になり、その接続部の信頼性が
向上する。なお、リード部材1の製造時に、複数
本のワイヤー2を並べてそれらを樹脂モールドす
るようにしているために、各端子部3,4の位置
出しを精度良く行なわせることができるようにな
る。
なお、操舵トルクセンサ151としては、ステ
アリングからの入力軸151と出力軸152との
嵌合部外周に軸方向変位可能に設けられた筒状の
可動鉄心153と、その可動鉄心153に対向し
て固定側に設けられたコイル154とによつて作
動トランスジユーサが構成されており、ステアリ
ング操作の操舵トルクに応じたトーシヨンバー1
55のねじれにともなう入力軸151と出力軸1
52との間に生ずる角度差に応じて可動鉄心15
3が軸方向に所定量だけ移動し、その移動量がコ
イル154によつて電気的に検出されるようにな
つている。
また、操舵トルクセンサ15のインターフエイ
スユニツト16としては、パワー・コントロール
ユニツト18から与えられるクロツクパルス信号
を適当に分周して矩形波または正弦波の交流信号
を発生し、この交流信号を増幅して操舵トルクセ
ンサ15におけるコイル154の一次側に与える
ドライブ回路と、そのコイル154の二次側から
出力されるトルク検出信号を整流する整流回路
と、その整流信号から高周波数成分を除去して安
定した直流信号をとり出すローパスフイルタ回路
とからなつている。
効 果 以上、本考案によるコネクタにあつては、接続
対象となる機器側にそれぞれ設けられた端子ホル
ダー間に、両端に端子部が形成され、かつ2分割
に樹脂モールドされて、そのモールド部分にガイ
ド部が突出形成されるとともに、そのモールド部
分間にイクスパンシヨン部が形成されたリード部
材を接続させるようにしたもので、狭い部分にお
ける通線を容易に行なわせることができるととも
に、機器間の取付誤差および熱膨張による間隔の
変化などを吸収して、機器間の電気的な接続を確
実に行なわせることができるという優れた利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案によるコネクタにおける
リード部材の一構成例を示す正面図および平面
図、第2図は本考案によるコネクタの実装例を示
す正断面図、第3図は従来のコネクタの実装例を
示す正断面図である。 1……リード部材、2……ワイヤー、3,4…
…端子部、5,6……樹脂モールド部、7……イ
クスパンシヨン部、8,9……ネジ座、12,1
3……端子ホルダー、14……ネジ、21,22
……ガイド部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一体的に組み込まれた少なくとも2つの機器
    間に形成された配線スペース内を通して、その
    各機器にそれぞれ設けられた端子ホルダー間に
    ワイヤーを樹脂によつてモールドしたリード部
    材を接続させるようにしたコネクタであつて、
    そのリード部材の両端部分におけるワイヤーを
    それぞれ裸出させて前記端子ホルダーとの接続
    端子部を形成するとともに、そのリード部材に
    おける樹脂によるモールド部分を2分割にし
    て、その樹脂によるモールド部分間にワイヤー
    を裸出させてたるみをもたせたイクスパンシヨ
    ン部と、モールド部分に突出形成させた、配線
    スペース内へのリード部材の通しを案内し、か
    つ前記ワイヤーのたるみ空間を確保するための
    ガイド部とを設けたことを特徴とするコネク
    タ。 2 リード部材における2分割された各樹脂によ
    るモールド部材に機器側に設けられた端子ホル
    ダー部分にネジによつて取り付けるネジ座をそ
    れぞれ設け、少なくとも一方のネジ座における
    ネジ穴をリード部材の長手方向の長穴としたこ
    とを特徴とする前記第1項の記載によるコネク
    タ。
JP1988051689U 1988-04-18 1988-04-18 Expired JPH0429514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988051689U JPH0429514Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051689U JPH0429514Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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JPH01155288U JPH01155288U (ja) 1989-10-25
JPH0429514Y2 true JPH0429514Y2 (ja) 1992-07-16

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ID=31277707

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JP1988051689U Expired JPH0429514Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5479992U (ja) * 1977-11-17 1979-06-06

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JPH01155288U (ja) 1989-10-25

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