JPH04292343A - 給紙カセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機・レーザービー
ムプリンタ等の画像形成装置、その他のシート使用装置
における給紙カセット着脱式の給紙装置の給紙カセット
に関する。

【０００２】より詳しくは分離爪を用いた１枚分離給送
式の給紙カセットに関する。

【０００３】シートは、例えば転写紙・記録紙・印刷紙
・ＯＨＰ用紙・原稿・葉書・封筒・カード・フィルムな
どである。材質は紙に限らず、プラスチック・金属・布
などであってもよい。また１枚ものでなく、複数枚綴り
の伝票や冊子などの所謂多部紙なども含む。

【０００４】

【従来の技術】図１０〜１２に従来のこの種の給紙カセ
ットの一例を示す。

【０００５】１はカセット本体箱、２はこの本体箱１内
に配設した中板（シート積載板）で、その後辺側を支軸
３を中心に上下揺動自由に支持させてある。４は中板２
の先端辺側の裏面と本体箱内底面間に配設した中板押し
上げばねである。５は先端部に分離爪６を設けた分離爪
レバーであり、後端部を本体箱１の側壁内面に設けた支
軸７を中心に上下揺動自由に支持させてある。シート８
は中板２上に積載して収納され、その積載シート８の先
端辺隅角部上面に分離爪を係合させてある。

【０００６】このカセットを給紙装置本体に装着し、給
紙スタート信号にもとずいて給紙装置本体側の半月型の
給紙ローラ２０が反時計方向に１回転駆動されると給紙
ローラ２０の円弧面部が積載シート８の最上位紙の上面
に圧接してその最上位紙に給送力が作用し、該最上位紙
の先端部が分離爪６の上側へ外れて該最上位紙のみが１
枚分離され、ガイド９に案内されて本機側へ搬送されて
いく（図１１）。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】カセット内のシートが
なくなったら装置本体からカセットを引き出してシート
の補給をする。この補給は中板２をばね４に抗して押し
下げる（図１２）。このとき分離爪６も自重で一緒に下
るので、シート束８を中板２にのせた後、分離爪６をシ
ート束８の先端辺隅角部の上面まで持ち上げるが、分離
爪６を指で持ち上げ保持した状態で中板２を下げてその
上にシート束８をつめることになり、補給作業がしづら
く面倒であった。

【０００８】本発明はこの問題を解消することを目的と
する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、給紙装置本体
に対して着脱自在で、揺動分離爪を用いた１枚分離給送
方式の給紙カセットにおいて、揺動分離爪の動きをその
揺動範囲の上端側に拘束した第１の位置と、その拘束を
解除した第２の位置とに変換するコマ部材と、カセット
が給紙装置本体から外されている状態ときには該コマ部
材を上記第１の位置に保持する付勢部材と、カセットが
給紙装置本体に装着されたときには給紙装置本体側の部
材と干渉してコマ部材を付勢部材に抗して第２の位置に
変換させる部材とを具備させたことを特徴とする給紙カ
セット、である。

【００１０】

【作用】装置本体から外された状態の給紙カセットはそ
の分離爪がコマ部材でその上下揺動範囲の上端側に持ち
上げ保持されて中板を下げても一緒には下らず、従って
シートのカセット内への補給操作時に分離爪が邪魔にな
らず補給作業がやりやすくなる。

【００１１】カセットを装置本体に装着したときは分離
爪の上記の持ち上げ保持が解除されて揺動自由となり、
シートの１枚分離給送が支障なくなされる。

【００１２】

【実施例】＜実施例１＞（図１〜図３）前述の従来カセ
ットと共通する構成部材・部分には同一の符号を付して
再度の説明を省略する。

【００１３】１１は分離爪レバー５の途中部に設けた外
方折り曲げ片（図３の斜視図参照）、１２はカセット本
体箱１内に前後方向にスライド自由に設けたコマ部材と
しての爪支え台である。この爪支え台１２はばね１３に
より常時前進方向ａに移動付勢されている。１４は爪支
え台１２に一体に設けて先端部をカセット本体箱１の側
壁の開口１５からカセット外部に突出させた突起部であ
る。

【００１４】カセットが装置本体から外されているとき
は爪支え台１２がばね１３により図１の前進ａした第１
の位置に移動していて、その台１２の凸カム１２ａ上に
分離爪レバー５の外方折り曲げ片１１が当接してレバー
５が支持され、分離爪６の動きがその上下揺動範囲の上
端側に拘束される。この状態において中板２をばね４に
抗して押し下げても分離爪６は一緒に下らず、上部位置
に保持される。従ってシートの補給のとき邪魔にならず
補給作業がやりやすい。

【００１５】シート補給後、カセットを装置本体に装着
すると、装着完了の少し前時点で図２の（ａ）のように
カセット側の前記外方突起部１４が装置本体側の突起部
１６に当接して受け止められる。引き続くカセットの押
し込みにより爪支え台１２がばね１３に抗して分離爪レ
バー５から相対的に後退動ｂした第２の位置状態になり
、図２の（ｂ）のように分離爪レバー５の曲げ片１１が
凸カム１２ａから外れる。

【００１６】これにより分離爪レバー５即ち分離爪６の
動きの拘束が解除されて揺動自由となり、シートの１枚
分離給送が支障なくなされる。

【００１７】＜実施例２＞（図４・図５）本実施例では
分離爪レバー５はカセット１に固定された板ばね１７に
支えられており、カセット１が装置本体から取り出され
ている時は、分離爪レバー５は常に板ばね１７によって
持ち上げられている。板ばね１７にはカセット１の側面
より外に出た部分１７Ａがあり、カセット１を装置本体
に装置した場合、装置本体に設けられた突起（不図示）
が板ばね１７の部分１７Ａに当接し、板ばね１７を押し
下げ、その結果分離爪レバー５は回動可能になる。

【００１８】＜実施例３＞（図６・図７）分離爪レバー
５は爪支え台１８に支えられて下がることが阻止される
。爪支え台１８は軸１９を中心に矢印ｂ方向に回動可能
になっている。爪支え台１８は板ばね２０により常にカ
セット１の外に押し出されるように力をうけている。 カセット１を装置本体に装着すると、装置本体側に設け
られた突起（不図示）により爪支え台１８はカセット１
の内に入りこむように移動し、その結果分離爪レバー５
は回動可能になる。

【００１９】カセット１を装置本体から取り出すと分離
爪６は中板２によってもちあげられ板ばね２０の力によ
って爪支え台１８がカセット１の外側に押し出され、分
離爪レバー５の下に入りこみ図６・図７の状態に復帰し
て中板２を押し下げても分離爪６はさがらない。

【００２０】＜実施例４＞（図８・図９）本実施例は実
施例３の給紙カセットの爪支え台１８を押している板ば
ね２０を爪支え台１８と一体のモールドばね２０Ａとし
たものである。

【００２１】なお、本発明は分離爪を積載シートの先端
辺の左右の両隅角部に夫々係合させる２個式にも、左右
の一方側だけに係合させる１個式のもの、中央部に係合
させる方式のもの、など何れにも適用できる　　。

【００２２】

【発明の効果】以上のように本発明の給紙カセットはシ
ート補給時に中板を押し下げても分離爪は一緒に下らな
いから分離爪が邪魔にならずシート補給作業がやりやす
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　第１実施例カセットの一部切欠き側面図

【
図２】　　（ａ）・（ｂ）は分離爪の拘束が解除される
過程図

【図３】　　分離爪レバーの斜視図

【図４】　　第２実施例カセットの一部切欠き側面図

【
図５】　　要部の斜視図

【図６】　　第３実施例カセットの要部の斜視図

【図７
】　　その平面図

【図８】　　第４実施例カセットの要部の斜視図

【図９
】　　その平面図

【図１０】　　従来カセットの一例の給紙待機時の一部
切欠き側面図

【図１１】　　給紙が開始された時の同上図

【図１２】
　　シート補給要領の説明図

【符号の説明】

１　　　　カセット本体箱 ２　　　　中板 ４　　　　中板押し上げばね ６　　　　分離爪 １２，１８　　　　爪支え台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】給紙装置本体に対して着脱自在で、揺動分
   離爪を用いた１枚分離給送方式の給紙カセットにおいて
   、揺動分離爪の動きをその揺動範囲の上端側に拘束した
   第１の位置と、その拘束を解除した第２の位置とに変換
   するコマ部材と、カセットが給紙装置本体から外されて
   いる状態ときには該コマ部材を上記第１の位置に保持す
   る付勢部材と、カセットが給紙装置本体に装着されたと
   きには給紙装置本体側の部材と干渉してコマ部材を付勢
   部材に抗して第２の位置に変換させる部材とを具備させ
   たことを特徴とする給紙カセット。