JPH04288308A - 官能基を有するイソブチレン系重合体及びその製造法 - Google Patents

官能基を有するイソブチレン系重合体及びその製造法

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JPH04288308A
JPH04288308A JP10885491A JP10885491A JPH04288308A JP H04288308 A JPH04288308 A JP H04288308A JP 10885491 A JP10885491 A JP 10885491A JP 10885491 A JP10885491 A JP 10885491A JP H04288308 A JPH04288308 A JP H04288308A
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JP
Japan
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group
isobutylene
formula
hydrocarbon group
lewis acid
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JP10885491A
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Koji Noda
浩二 野田
Hiroshi Fujisawa
博 藤沢
Kazuya Yonezawa
米沢 和弥
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、官能基を有するイソブ
チレン系重合体及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】末端官能
性ポリマー、例えば分子両末端に水酸基等が導入された
ポリマーは、ポリウレタン、接着剤、改質剤、コーティ
ング剤、シーリング剤等の原料等として有用である。こ
のようなポリマーの一種である、例えば末端官能性イソ
ブチレン系ポリマーの製造法としては、1,4−ビス(
α−クロロイソプロピル)ベンゼン(以下「p−DCC
」と記す)を開始剤兼連鎖移動剤とし、且つBCl3 
を触媒としてイソブチレンをカチオン重合させるイニフ
ァー法(米国特許第4276394 号明細書)が知ら
れている。更にかかるイニファー法で得られる重合直後
あるいは精製後の両末端に塩素原子を有するイソブチレ
ン系ポリマーに、重合触媒のBCl3 以外に、更にT
iCl4 を追加した後にアリルトリメチルシランと反
応させることにより両末端にアリル基を有するポリマー
に変換されることが知られている (特開昭63−10
5005号公報) 。
【0003】しかしながら、上記の方法に従えば、重合
触媒 (BCl3 ) とアリル化の際の触媒 (Ti
Cl4 )が異なるという問題があった。更に該イニフ
ァー法では、高価なBCl3 が触媒として用いられて
いるが、触媒として安価なTiCl4 を用いて上記イ
ニファー法を適用すると、BCl3 を用いる場合に比
し、副反応による生成物がさらに増大するという問題が
ある。本発明の目的は、重合体の側鎖又は主鎖の末端に
官能基 (特にオレフィン基)を導入し、イソブチレン
系重合体を低コストで、しかもワンポットで製造し得る
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、イソブ
チレンを含有するカチオン重合性モノマーと非共役ジエ
ンとをルイス酸の存在下に共重合させて得られる官能基
を有するイソブチレン系重合体及びその製造法に係る。 本明細書において、イソブチレンを含有するカチオン重
合性モノマーとは、イソブチレンのみからなるモノマー
に限定されるものではなく、イソブチレンの50重量%
 (以下単に「%」と記す) 以下をイソブチレンと共
重合し得るカチオン重合性モノマーで置換したモノマー
を意味する。
【0005】イソブチレンと共重合し得るカチオン重合
性モノマーとしては、例えば炭素数3〜12のオレフィ
ン類、共役ジエン類、ビニルエーテル類、芳香族ビニル
化合物類、ビニルシラン類等が挙げられる。これらの中
でも炭素数3〜12のオレフィン類及び共役ジエン類等
が好ましい。前記イソブチレンと共重合し得るカチオン
重合性モノマーの具体例としては、例えばプロピレン、
1−ブテン、2−ブテン、2−メチル−1−ブテン、3
−メチル−2−ブテン、ペンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、ヘキセン、ビニルシクロヘキサン、ブタジエン
、イソプレン、シクロペンタジエン、メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン
、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、β−ピネン
、インデン、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジ
クロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジ
メチルメトキシシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビ
ニルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビ
ニルジメチルシラン、1, 3−ジビニル−1, 1,
 3, 3−テトラメチルジシロキサン、トリビニルメ
チルシラン、テトラビニルシラン, γ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロ
イルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げら
れる。 これらの中で、例えばプロピレン、1−ブテン、2−ブ
テン、スチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロペン
タジエン等が好適である。これらイソブチレンと共重合
し得るカチオン重合性モノマーは、1種単独でイソブチ
レンと併用してもよいし、2種以上で併用してもよい。
【0006】本発明に用いる非共役ジエンとは、一般式
 (3)
【化3】 〔式中、R1 、R2 及びR3 は、同一又は異なっ
て水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示す。R7
 、R8 及びR9 は、同一又は異なって水素原子、
メチル基又はエチル基を示す。Qは  炭素数1〜30
の2価の有機基を示す。〕で表わされる化合物を意味す
る。本発明では、前記一般式 (3)に該当する限り従
来公知のものを広く使用でき、例えば1,4−ペンタジ
エン、1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、
1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエン、1,9−
デカジエン、1,19−ドデカジエン、2−メチル−2
,7−オクタジエン、2,6−ジメチル−1,5−ペプ
タジエン、1,5,9−デカトリエン等が挙げられる。 これらの中でも、得られる共重合体の官能基の活性の点
から、α,ω−ジエンである、1,4−ペンタジエン、
1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、1,7
−オクタジエン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジ
エン、1,19−ドデカジエン等が好ましい。
【0007】本発明に用いるルイス酸は触媒として使用
される成分であり、MX’n(Mは金属原子、X’はハ
ロゲン原子)で表わされるもの、例えばAlCl3 、
SnCl4 、TiCl4 、VCl5 、FeCl3
 、BF3 等及びEt2 AlCl、EtAlCl2
 等の有機アルミニウム化合物等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。これらのルイス酸のうち
、SnCl4 、TiCl4 、Et2 AlCl、E
tAlCl2等が好ましい。前記ルイス酸の使用量は、
イソブチレンと共重合させる非共役ジエンに対して、0
.1 〜10倍が好ましく、更に好ましくは0.2 〜
5倍とするのがよい。
【0008】本発明では更に反応系内に開始剤を存在さ
せるのが好ましい。かかる開始剤としては、通常系中に
微量残存する水分等のプロトン源が有効に利用できる他
、例えば、開始剤兼連鎖移動剤が好適に使用できる。 本発明に利用できる開始剤兼連鎖移動剤としては、例え
ば一般式(2)
【化4】 〔式中、Xはハロゲン原子、RCOO−基(Rは1価の
有機基、以下同じ)又はRO−基を示す。R6 は多価
芳香環基又は置換もしくは非置換の多価脂肪族炭化水素
基を示す。R4 及びR5 は、同一又は異なって水素
原子又は置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を示す
。但しR6 が多価脂肪族炭化水素基の場合には、R4
 及びR5 は同時に水素原子ではない。〕で表わされ
る基を有する有機化合物が挙げられる。かかる有機化合
物の具体例としては、例えば、一般式(4): AYn                  (4)〔
式中、Aは1〜4個の芳香環を有する基を示す。Yは一
般式(5):
【化5】 (式中、R10及びR11は、同一又は異なって水素原
子又は炭素数1〜20の1価の炭化水素基を示す。Xは
F、Cl、Br、Iの如きハロゲン原子、RCOO−基
又はRO−基を示す。)で示される芳香環に結合した基
を示す。nは1〜6の整数を示す。〕で表わされる化合
物、一般式(6): BZm                    (6
)〔式中、Bは炭素数4〜40の炭化水素基を示す。Z
は第3級炭素原子に結合したハロゲン原子、RCOO−
基又はRO−基を示す。mは1〜4の整数を示す。〕で
表わされる化合物及びα−ハロスチレン単位を有するオ
リゴマー等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。これらの化合物は単独で用いてもよいし、2種
以上併用してもよい。
【0009】一般式(4)で表わされる化合物における
1〜4個の芳香環を有する基であるAは、縮合反応によ
り形成されたものでもよく、非縮合系のものでもよい。 このような芳香環を有する基の具体例としては、例えば
1〜6価のフェニル基、ビフェニル基、ナフタレン基、
アントラセン基、フェナンスレン基、ピレン基、Ph−
(CH2 )L −Ph基(Phはフェニル基、L は
1〜10の整数)等が挙げられ、これらの芳香環を有す
る基は炭素数1〜20の直鎖及び(又は)枝分れの脂肪
族炭化水素基や、水酸基、エーテル基、ビニル基等の官
能基を有する基で置換されていてもよい。
【0010】一方、一般式(6)で表わされる化合物に
おけるZは、第3級炭素原子に結合したF、Cl、Br
、Iの如きハロゲン原子、RCOO−基又はRO−基で
あり、一般式(6)におけるBは炭素数4〜40の炭化
水素基の脂肪族炭化水素基であり、好ましくは脂肪族炭
化水素基であり、この炭素数が4未満になるとハロゲン
原子、RCOO−基又はRO−基の結合する炭素が第3
級炭素原子でなくなり、重合が進みにくくなって使用す
るのに適さなくなる。開始剤兼連鎖移動剤として用いる
ことができるα−ハロスチレン単位を有するオリゴマー
としては、例えばα−クロロスチレンのオリゴマーや、
α−クロロスチレンとこれと共重合し得る単量体とを共
重合させたオリゴマー等が挙げられる。
【0011】本発明の方法において、一般式(2)で表
わされる結合状態のハロゲン原子、RCOO−基、又は
RO−基を2個以上有する化合物、又は一般式(1)で
表される結合状態のハロゲン原子、RCOO−基又はR
O−基と他の反応性官能基とを有する化合物を開始剤兼
連鎖移動剤として用いると、その官能化度を高くできる
ので非常に有効である。前記開始剤兼連鎖移動剤の具体
例としては、例えば
【化6】 α−クロロスチレンのオリゴマーのようなハロゲン原子
含有有機化合物又はRCOO−基含有有機化合物が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。これら化
合物の中で好ましいものとしては、
【化7】 のような安定な炭素陽イオンを生成し易い−C(CH3
 )2 Cl又は−C(CH3 )2 Brを有するハ
ロゲン原子含有有機化合物や、
【化8】 のようなCH3 COO−基含有有機化合物や、
【化9
】 のようなCH3 O−基含有有機化合物等が挙げられる
【0012】これらの化合物は、開始剤兼連鎖移動剤と
して使用される成分であり、本発明では、1種又は2種
以上混合して用いられる。また、これらの化合物の使用
量又は残存水分量を調節することにより、得られるポリ
マーの分子量をコントロールすることができる。本発明
では、前記の化合物を、通常イソブチレンを含有するカ
チオン重合性モノマーに対して、0.01〜20%程度
、好ましくは0.1 〜10%程度の割合で使用するの
がよい。本発明において、重合溶媒としては、例えば脂
肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素等の炭化水素溶媒等
が用いられる。この中でもハロゲン化炭化水素が好まし
く、塩素原子を有する塩素化炭化水素がより好ましい。 かかる脂肪族炭化水素の具体例としては、ペンタン、ヘ
キサン等を、またハロゲン化炭化水素の具体例としては
、クロロメタン、クロロエタン、塩化メチレン、1,1
−ジクロロエタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン等を例示できる。これらは、1種単独で、又は2種
以上混合して使用される。更には少量の他の溶媒、例え
ば酢酸エチル等の酢酸エステルや、ニトロエタン等のニ
トロ基を有する有機化合物を併用してもよい。
【0013】本発明の方法を実施するに際しては、特に
制限がなく、従来の重合方法を広く適用できる。例えば
1つの容器に重合溶媒、モノマー、非共役ジエン、触媒
、必要に応じて開始剤兼連鎖移動剤等を順次仕込んでい
くバッチ法でもよいし、重合溶媒、モノマー、非共役ジ
エン、触媒、必要に応じて開始剤兼連鎖移動剤等をある
系内に連続的に仕込みながら反応させ、更に取出される
連続法でもよい。本発明の製造法において、重合温度と
しては+10〜−80℃程度が好ましく、更に好ましく
は0〜−40℃程度とするのがよく、重合時間は、通常
0.5 〜120 分程度、好ましくは1〜60分程度
である。また重合時のモノマー濃度としては、0.1〜
8モル/リットル程度が好ましく、0.5 〜5モル/
リットル程度がより好ましい。
【0014】更に本発明において、上記カチオン重合性
モノマーの重合反応の前に重合系中に加える非共役ジエ
ンは、用いるポリマーのモル数に対して0.01〜1倍
モルを加えて均一になるように撹拌することが好ましい
。本発明では、後の取り扱い易さからメタノール等のア
ルコール類の添加により重合反応を停止させるのが好ま
しいが、特にこれに限定されるものではなく、従来の慣
用手段のいずれも適用でき、また、特に停止反応を改め
て行なう必要もない。
【0015】かくしてイソブチレンモノマー単位を主体
とする数平均分子量が500 〜500,000 の共
重合体であって、1分子当り少なくとも1.05個の一
般式(1)
【化10】 で表わされるオレフィン基を共重合体の側鎖又は主鎖の
末端に有するイソブチレン系重合体が製造される。
【0016】
【発明の効果】本発明の方法によれば、非共役ジエンの
種類及び使用量をコントロールすることにより、官能基
含量の異なる共重合体をワンポットで簡便に得ることが
できる。また、共役ジエンを用いた場合のように、主鎖
中に1,4−付加によるオレフィン基の残存もないため
、高い耐候性等が期待できる。こうして得られた共重合
体は、そのまま架橋硬化物の原料として用いられる他、
その官能基を水酸基、アミノ基、アルコキシシリル基、
ハイドロジェンシリル基等へ変換することができる。ま
た、本発明では、開始剤兼連鎖移動剤を用いなくても、
1分子に1.05個以上の活性なオレフィン基を導入す
ることができる。
【0017】
【実施例】次に実施例を掲げて、本発明をより一層明ら
かにするが、実施例により本発明は何ら限定されるもの
ではない。 実施例1 100mlの耐圧ガラス製オートクレーブに撹拌用羽根
、三方コック及び真空ラインを取付けて、真空ラインで
真空に引きながら重合容器を100℃で1時間加熱する
ことにより乾燥させ、室温まで冷却後三方コックを用い
て窒素で常圧に戻した。その後、三方コックの一方から
窒素を流しながら、注射器を用いてオートクレーブに水
素化カルシウム処理により乾燥させた主溶媒である塩化
メチレン40mlを導入した。次いで蒸留、精製した1
,9−デカジエン20mmolを添加し、更にトリキュ
ミルクロリド(TCC:前記の化合物A)3mmolを
溶解させた塩化メチレン溶液(10ml)を添加した。 次に、酸化バリウムを充填したカラムを通過させること
により脱水したイソブチレンが7g入っているニードル
バルブ付耐圧ガラス製液化ガス採取管を三方コックに接
続した後、容器本体を−70℃のドライアイス−アセト
ンバスに浸漬し、重合容器内部を撹拌しながら1時間冷
却した。冷却後、真空ラインにより内部を減圧にした後
、ニードルバルブを開け、イソブチレンを耐圧ガラス製
液化ガス採取管から重合容器に導入した。その後三方コ
ックの一方から窒素を流すことにより常圧に戻し、更に
撹拌下に1時間冷却を続け、重合容器内を−30℃まで
昇温した。
【0018】次に、TiCl4 3.2g(10ミリモ
ル)を注射器を用いて三方コックから添加して重合を開
始させ、60分経過した時点で予め0℃以下に冷却して
おいたメタノールを添加することにより、反応を完結さ
せた。その後、反応混合物をナス型フラスコに取出し、
未反応のイソブチレン、塩化メチレン、1,9−デカジ
エン及びメタノールを留去し、残ったポリマーを100
mlのn−ヘキサンに溶解後、中性になるまでこの溶液
の水洗を繰返した。その後、このn−ヘキサン溶液を2
0mlまで濃縮し、300mlのアセトンにこの濃縮溶
液を注ぎ込むことによりポリマーを沈澱分離させた。こ
のようにして得られたポリマーを再び100mlのn−
ヘキサンに溶解させ、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
、濾過し、n−ヘキサンを減圧留去することにより、イ
ソブチレン系ポリマーを得た。得られたポリマーの収量
より収率を算出すると共に、Mn及びMw/MnをGP
C法により、また末端構造を 1H−NMR(300M
Hz)法により各構造に帰属するプロトンの共鳴信号の
強度を測定、比較することにより求めた。結果を表2に
示す。
【0019】実施例2〜7 開始剤兼連鎖移動剤の有無、非共役ジエンの種類や使用
量及び重合触媒を表1に示すように変更した以外は、実
施例1と同様にしてポリマーを製造し、評価した。結果
を表2に併せて示す。 比較例1 非共役ジエンを使用しない以外は、実施例1と同様にし
てポリマーを製造して評価した。結果を表2に併せて示
す。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られたイソブチレン系重
合体のIRスペクトル図である。
【図2】図2は、実施例1で得られたイソブチレン系重
合体の 1H−NMRスペクトル図(300MHz)で
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  イソブチレンを含有するカチオン重合
    性モノマーと非共役ジエンとをルイス酸の存在下に共重
    合させて得られる官能基を有するイソブチレン系重合体
  2. 【請求項2】  イソブチレンモノマー単位を主体とす
    る数平均分子量が500〜500,000の共重合体で
    あって、1分子当り少なくとも1.05個の一般式(1
    ): 【化1】 〔式中、R1 、R2 及びR3 は、同一又は異なっ
    て水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕で
    表わされるオレフィン基を共重合体の側鎖又は主鎖の末
    端に有する請求項1記載の重合体。
  3. 【請求項3】  イソブチレンを含有するカチオン重合
    性モノマーと非共役ジエンとをルイス酸の存在下に共重
    合させることを特徴とする請求項1記載のイソブチレン
    系重合体の製造法。
  4. 【請求項4】  重合反応系内にルイス酸と共に、開始
    剤兼連鎖移動剤である一般式(2): 【化2】 〔式中、Xはハロゲン原子、RCOO−基(Rは1価の
    有機基、以下同じ)又はRO−基を示す。R6 は多価
    芳香環基又は置換もしくは非置換の多価脂肪族炭化水素
    基を示す。R4 及びR5 は、同一又は異なって水素
    原子又は置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を示す
    。但しR6 が多価脂肪族炭化水素基の場合には、R4
     及びR5 は同時に水素原子ではない。〕で表わされ
    る基を有する有機化合物を更に存在させる請求項3記載
    の製造法。
JP10885491A 1990-04-16 1991-04-13 官能基を有するイソブチレン系重合体及びその製造法 Pending JPH04288308A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006501333A (ja) * 2002-10-03 2006-01-12 バイエル・インク. 組成中に脂肪族共役ジエンを含まないブチル様重合体をベースとする過酸化物硬化性コンパウンド
JP4819360B2 (ja) * 2002-10-03 2011-11-24 ランクセス・インク. ブチル型ゴムの接着性コンパウンド

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