JPH04288017A - にきび用化粧料 - Google Patents
にきび用化粧料Info
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- JPH04288017A JPH04288017A JP12878691A JP12878691A JPH04288017A JP H04288017 A JPH04288017 A JP H04288017A JP 12878691 A JP12878691 A JP 12878691A JP 12878691 A JP12878691 A JP 12878691A JP H04288017 A JPH04288017 A JP H04288017A
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Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料や医薬品等に配
合されるにきび用の治療剤に関する。
合されるにきび用の治療剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、にきびの治療剤としては、サリチ
ル酸やレゾルシンが殺菌や角質剥離の作用を有する有効
成分として化粧料に配合されている。また、医薬品とし
ては、上記サリチル酸の他、ステロイド等が皮膚外用剤
に配合されたものがある。
ル酸やレゾルシンが殺菌や角質剥離の作用を有する有効
成分として化粧料に配合されている。また、医薬品とし
ては、上記サリチル酸の他、ステロイド等が皮膚外用剤
に配合されたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記サ
リチル酸やレゾルシンは皮膚に対する刺激等、安全性の
面で問題があり、またステロイド製剤は副作用の面で問
題がある。
リチル酸やレゾルシンは皮膚に対する刺激等、安全性の
面で問題があり、またステロイド製剤は副作用の面で問
題がある。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、人体に影響が少なく、極めて安全性の高いにき
び用治療剤を提供することを課題とする。
もので、人体に影響が少なく、極めて安全性の高いにき
び用治療剤を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な課題を解決するために、安全性の高い天然有機化合物
について鋭意研究を行った結果、キチン，キトサン若し
くはそのオリゴ糖や部分分解物等に、にきび菌に対する
優れた抗菌作用があることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段は
、キチンオリゴ糖、キチン若しくはその部分分解物、又
はキトサンオリゴ糖、キトサン若しくはその部分分解物
を有効成分として含有したことにある。
な課題を解決するために、安全性の高い天然有機化合物
について鋭意研究を行った結果、キチン，キトサン若し
くはそのオリゴ糖や部分分解物等に、にきび菌に対する
優れた抗菌作用があることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段は
、キチンオリゴ糖、キチン若しくはその部分分解物、又
はキトサンオリゴ糖、キトサン若しくはその部分分解物
を有効成分として含有したことにある。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
実施例１
本実施例のにきび用治療剤は、キチンオリゴ糖からなる
ものである。本実施例に用いるキチンオリゴ糖は、キト
サンオリゴ糖をＮ−アセチル化して製造した。本実施例
に用いたキチンオリゴ糖のより具体的な組成は、次表１
のとおりである。
ものである。本実施例に用いるキチンオリゴ糖は、キト
サンオリゴ糖をＮ−アセチル化して製造した。本実施例
に用いたキチンオリゴ糖のより具体的な組成は、次表１
のとおりである。
【表１】
【０００７】次に、このキチンオリゴ糖を、にきび治療
用の薬用成分として化粧料の一例としてのバニシングク
リームに配合した処方例について、その組成を次表２に
示す。
用の薬用成分として化粧料の一例としてのバニシングク
リームに配合した処方例について、その組成を次表２に
示す。
【表２】
【０００８】実施例２
本実施例のにきび用治療剤は、キトサンオリゴ糖からな
るものである。本実施例に用いたキトサンオリゴ糖のよ
り具体的な組成は、次表３のとおりである。
るものである。本実施例に用いたキトサンオリゴ糖のよ
り具体的な組成は、次表３のとおりである。
【表３】
尚、このキトサンオリゴ糖は、上記実施例１と同様にに
きび治療用の薬用成分として化粧料に配合して使用され
る。
きび治療用の薬用成分として化粧料に配合して使用され
る。
【０００９】試験例
次に、上記実施例１のキチンオリゴ糖と、実施例２のキ
トサンオリゴ糖とについて、にきび菌であるＰｒｏｐｉ
ｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓに対するＭＩ
Ｃ（最小生育阻止濃度）を測定した。
トサンオリゴ糖とについて、にきび菌であるＰｒｏｐｉ
ｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓに対するＭＩ
Ｃ（最小生育阻止濃度）を測定した。
【００１０】（１）培地
供試菌株として、上記Ｐｒｏｐｉｏｎｉｂａｃｔｅｒｉ
ｕｍ ａｃｎｅｓを用い、供試菌株用の培地としては
、次表４のものを用いた。
ｕｍ ａｃｎｅｓを用い、供試菌株用の培地としては
、次表４のものを用いた。
【表４】
尚、この培地はｐＨ７．０に調整し、表４の各成分を含
有させて水で総容量１０００ｍｌとした。
有させて水で総容量１０００ｍｌとした。
【００１１】（２）測定方法
上記培地を調整し、１６ｍｍφ試験管に分注し、オート
クレーブした。キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖は、
１０％水溶液とし、特にキトサンオリゴ糖はｐＨを６付
近に調整した後、濾過滅菌を行い、オートクレーブした
各液体培地に加え、１０ｍｌとした。そこに、予め種培
養した培養液を０．０５ｍｌ接種し、適温（細菌３７℃
、真菌２５℃）で培養を行い、ＭＩＣを求めた。ＭＩＣ
の判定は、９６時間後に指示薬ＢＴＢを加えてｐＨの変
化（色の変化）により菌の増殖の有無を判定することに
より行った。
クレーブした。キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖は、
１０％水溶液とし、特にキトサンオリゴ糖はｐＨを６付
近に調整した後、濾過滅菌を行い、オートクレーブした
各液体培地に加え、１０ｍｌとした。そこに、予め種培
養した培養液を０．０５ｍｌ接種し、適温（細菌３７℃
、真菌２５℃）で培養を行い、ＭＩＣを求めた。ＭＩＣ
の判定は、９６時間後に指示薬ＢＴＢを加えてｐＨの変
化（色の変化）により菌の増殖の有無を判定することに
より行った。
【００１２】（３）測定結果
ＭＩＣの値は、キチンオリゴ糖では０．１％、キトサン
オリゴ糖では０．００５％であった。この結果からも明
らかなように、実施例１のキチンオリゴ糖と実施例２の
キトサンオリゴ糖は、ともにＰｒｏｐｉｏｎｉｂａｃｔ
ｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓに対して抗菌作用が認められ
た。
オリゴ糖では０．００５％であった。この結果からも明
らかなように、実施例１のキチンオリゴ糖と実施例２の
キトサンオリゴ糖は、ともにＰｒｏｐｉｏｎｉｂａｃｔ
ｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓに対して抗菌作用が認められ
た。
【００１３】その他の実施例
尚、上記実施例では、キチンオリゴ糖，キトサンオリゴ
糖のみでにきび用治療剤が構成されていたが、他の成分
を基剤として、その基剤中に配合されてにきび用治療剤
が構成されていてもよい。要は、キチンオリゴ糖，キト
サンオリゴ糖が有効成分として含有されていればよいの
である。尚、本発明において「有効成分として含有され
る」とは、他の基剤中に配合されている場合の他、上記
実施例のようにキチンオリゴ糖，キトサンオリゴ糖のみ
でにきび用治療剤が構成されている場合も含む広い概念
である。
糖のみでにきび用治療剤が構成されていたが、他の成分
を基剤として、その基剤中に配合されてにきび用治療剤
が構成されていてもよい。要は、キチンオリゴ糖，キト
サンオリゴ糖が有効成分として含有されていればよいの
である。尚、本発明において「有効成分として含有され
る」とは、他の基剤中に配合されている場合の他、上記
実施例のようにキチンオリゴ糖，キトサンオリゴ糖のみ
でにきび用治療剤が構成されている場合も含む広い概念
である。
【００１４】また、該実施例ではキチンオリゴ糖やキト
サンオリゴ糖をにきび用治療剤の有効成分としたが、こ
れらのオリゴ糖に代えて高分子のキチンやキトサン、或
いはその部分分解物を有効成分とすることも可能である
。要は、キチンオリゴ糖、キチン若しくはその部分分解
物、又はキトサンオリゴ糖、キトサン若しくはその部分
分解物をにきび用治療剤の有効成分として含有していれ
ばよいのである。ただし、高分子のキチンやキトサンに
比べると、上記実施例のようなオリゴ糖は水に可溶であ
り、他の基剤中への配合が容易になる等、にきび用治療
剤として広範囲に使用できるという利点がある。
サンオリゴ糖をにきび用治療剤の有効成分としたが、こ
れらのオリゴ糖に代えて高分子のキチンやキトサン、或
いはその部分分解物を有効成分とすることも可能である
。要は、キチンオリゴ糖、キチン若しくはその部分分解
物、又はキトサンオリゴ糖、キトサン若しくはその部分
分解物をにきび用治療剤の有効成分として含有していれ
ばよいのである。ただし、高分子のキチンやキトサンに
比べると、上記実施例のようなオリゴ糖は水に可溶であ
り、他の基剤中への配合が容易になる等、にきび用治療
剤として広範囲に使用できるという利点がある。
【００１５】さらに、上記実施例では、にきび用治療剤
を化粧料の一例のバニシングクリームに配合する場合に
ついて説明したが、にきび用治療剤の用途はこれに限ら
ず、バニシングクリーム以外の化粧料に使用することも
可能であり、さらには化粧料以外の用途としてたとえば
医薬品等に使用することも可能であり、その用途は問う
ものではない。
を化粧料の一例のバニシングクリームに配合する場合に
ついて説明したが、にきび用治療剤の用途はこれに限ら
ず、バニシングクリーム以外の化粧料に使用することも
可能であり、さらには化粧料以外の用途としてたとえば
医薬品等に使用することも可能であり、その用途は問う
ものではない。
【００１６】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、天然多糖類で
あるキチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖、或いはキチン
やキトサン若しくはその部分分解物を有効成分として含
有したものであるため、従来の化粧料や医薬品等に配合
されているサリチル酸，レゾルシン，ステロイド等のよ
うに人体に対する影響もなく、その安全性が高いという
効果がある。また、にきび菌に対する抗菌作用も優れて
いる。
あるキチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖、或いはキチン
やキトサン若しくはその部分分解物を有効成分として含
有したものであるため、従来の化粧料や医薬品等に配合
されているサリチル酸，レゾルシン，ステロイド等のよ
うに人体に対する影響もなく、その安全性が高いという
効果がある。また、にきび菌に対する抗菌作用も優れて
いる。
Claims (1)
- キチンオリゴ糖、キチン若しくはその部分分解物、又は
キトサンオリゴ糖、キトサン若しくはその部分分解物を
有効成分として含有してなることを特徴とするにきび用
治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12878691A JP3253982B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | にきび用化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12878691A JP3253982B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | にきび用化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04288017A true JPH04288017A (ja) | 1992-10-13 |
| JP3253982B2 JP3253982B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=14993422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12878691A Expired - Lifetime JP3253982B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | にきび用化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3253982B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051275A1 (de) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Hautpflegemittel |
| JP2001270828A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Pias Arise Kk | 尋常性座瘡予防治療外用剤及びその外用剤を配合した化粧料 |
| EP1440683A1 (de) * | 2003-01-23 | 2004-07-28 | Cognis France S.A. | Verwendung von Oligoglucosaminen in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen |
| WO2005079314A3 (en) * | 2004-02-13 | 2006-01-19 | Pro Pharmaceuticals Inc | Compositions and methods used to treat acne and candida |
| JP2008031059A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Mandom Corp | 防腐殺菌剤並びに該防腐殺菌剤を配合した化粧品、医薬品及び食品 |
| WO2010109417A1 (en) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | Sulur Subramaniam Vanangamudi | A medicinal antibacterial cream and a process to make it |
| US7893252B2 (en) | 2003-09-08 | 2011-02-22 | Pro-Pharmaceuticals, Inc. | Selectively depolymerized galactomannan polysaccharide |
| US8318186B2 (en) * | 2000-01-18 | 2012-11-27 | Laboratoires Expanscience | Use of at least a fatty ester for preparing a composition designed to inhibit 5-α-reductase activity, in pharmacology, in particular dermatology, in cosmetics and as food additive |
| CN107536780A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-05 | 广州润虹医药科技股份有限公司 | 一种祛痘消痕护肤液及其制备方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101838404B1 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-03-13 | 부경대학교 산학협력단 | 올리고키토산을 유효성분으로 함유하는 여드름 예방 또는 치료용 조성물 |
| KR102591508B1 (ko) * | 2021-02-23 | 2023-10-19 | 주식회사 가인화장품 | 항균용 조성물 및 이를 포함하는 비듬 또는 여드름 개선용 화장료 조성물 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP12878691A patent/JP3253982B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051275A1 (de) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Hautpflegemittel |
| US8318186B2 (en) * | 2000-01-18 | 2012-11-27 | Laboratoires Expanscience | Use of at least a fatty ester for preparing a composition designed to inhibit 5-α-reductase activity, in pharmacology, in particular dermatology, in cosmetics and as food additive |
| JP2001270828A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Pias Arise Kk | 尋常性座瘡予防治療外用剤及びその外用剤を配合した化粧料 |
| JP4669595B2 (ja) * | 2000-03-23 | 2011-04-13 | ピアス株式会社 | 尋常性座瘡予防治療外用剤及びその外用剤を配合した化粧料 |
| EP1440683A1 (de) * | 2003-01-23 | 2004-07-28 | Cognis France S.A. | Verwendung von Oligoglucosaminen in kosmetischen oder dermatologischen Zubereitungen |
| WO2004064800A1 (de) * | 2003-01-23 | 2004-08-05 | Cognis France S.A. | Verwendung von oligoglucosaminen in kosmetischen oder dermatologischen zubereitungen |
| US7893252B2 (en) | 2003-09-08 | 2011-02-22 | Pro-Pharmaceuticals, Inc. | Selectively depolymerized galactomannan polysaccharide |
| WO2005079314A3 (en) * | 2004-02-13 | 2006-01-19 | Pro Pharmaceuticals Inc | Compositions and methods used to treat acne and candida |
| JP2008031059A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Mandom Corp | 防腐殺菌剤並びに該防腐殺菌剤を配合した化粧品、医薬品及び食品 |
| WO2010109417A1 (en) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | Sulur Subramaniam Vanangamudi | A medicinal antibacterial cream and a process to make it |
| CN107536780A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-05 | 广州润虹医药科技股份有限公司 | 一种祛痘消痕护肤液及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3253982B2 (ja) | 2002-02-04 |
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