JPH04285457A - ブラシレス同期機の整流器故障検出装置 - Google Patents

ブラシレス同期機の整流器故障検出装置

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JPH04285457A
JPH04285457A JP3044966A JP4496691A JPH04285457A JP H04285457 A JPH04285457 A JP H04285457A JP 3044966 A JP3044966 A JP 3044966A JP 4496691 A JP4496691 A JP 4496691A JP H04285457 A JPH04285457 A JP H04285457A
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synchronous machine
circuit
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exciter
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Tateo Kataoka
片岡 健郎
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Nishishiba Electric Co Ltd
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Nishishiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレス同期機におい
て同軸上に設けてある交流励磁機の電機子電圧を整流し
て、主同期機の界磁に電流を供給するために回転軸上に
設けられている整流器の故障検出を行うブラシレス同期
機の整流器故障検出装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図3は従来の回転整流器の三相全波整流
方式によるブラシレス同期機の励磁回路の構成を示す。 図3において、1は主同期機の電機子巻線、2は主同期
機の界磁巻線、3は回転整流器、4は交流励磁機の電機
子巻線、5は交流励磁機の界磁巻線であり、これらのう
ち主同期機の界磁巻線2,回転整流器3,交流励磁機の
電機子巻線4は、回転軸上6に取付けられている。この
ように構成されたブラシレス同期機において、何等かの
原因で回転整流器3の整流素子が短絡あるいは開路故障
を生じた場合、交流励磁機の電機子巻線4および他の健
全な整流素子が過負荷となり故障が拡大するためにブラ
シレス同期機を停止する等の措置を講ずる必要がある。
【0004】そこで整流器に故障が生じた場合、何等か
の方法でその故障を検出する方法が従来より種々検討さ
れている。その一例としては、図4に示すように交流励
磁機の界磁磁極8,8間に検出コイル9を設け、それに
誘起される脈動電圧の周波数成分が回転整流器の正常時
と故障時に各々異なるため、フィルタ回路によりその周
波数成分を判別することにより、回転整流器の故障を検
出する方法が提案されている(特公昭61−12469
号公報参照)。このような故障検出方法おいて、検出コ
イル9に誘起する電圧波形に含まれる周波数成分は、回
転整流器の正常時には交流励磁機の電機子電圧周波数の
6倍(三相全波整流方式)または3倍(三相半波整流方
式)の周波数が、また回転整流器の故障時にはその故障
モードにより交流励磁機の電機子電圧の周波数の1倍お
よび2倍の周波数成分が発生することから、この周波数
を図6に示すような特定の周波数f1 のみ通過する特
性を持った能動フィルタ回路とすることにより、検出コ
イル9に誘起する電圧の周波数成分によって通過あるい
は遮断するようにして、回転整流器の故障を検出するよ
うにしている。
【0005】図5はこのような能動フィルタ回路を用い
てブラシレス同期機の回転整流器の故障を検出する故障
検出装置のブロック構成図である。図5の故障検出装置
のブロック構成図において、9は検出コイル、10はブ
ラシレス同期機の過渡状態により高い電圧が誘起された
とき能動フィルタに過大電圧が加わらないようにするた
めのリミッタ回路、11は能動フィルタ回路であり、ブ
ラシレス同期機の定格回転数時の交流励磁機の電機子電
圧の周波数に対して、この能動フィルタ回路の特性を調
整している。12は能動フィルタ回路11の出力電圧と
内部に設けた設定値を比較し、その比較結果に基づき整
流器の故障信号を発生する比較回路、13は比較回路1
2の出力が1レベルに達すると同時に継電器を動作させ
、接点出力を出すようにしたリレー回路である。14は
ブラシレス同期機の定格回転時に1を出力する回転数リ
レーであり、15はリレー回路13と回転数リレー回路
14の出力信号を入力とするAND回路で定格回転数に
おいて動作するようにしている。
【0006】このように構成された従来の回転整流器の
故障検出装置において、ブラシレス同期機が定格周波数
で一定に運転されているときは、検出コイル9の誘起電
圧は交流励磁機の電機子電圧の周波数に対して3倍ある
いは6倍の周波数が出力され、能動フィルタ回路11は
その周波数成分の電圧は遮断特性を有するため、能動フ
ィルタ11からは出力されず、当然比較回路12、リレ
ー回路13およびAND回路15からは出力されないた
め正常と判断する。検出コイル9の誘起電圧波形に交流
励磁機の電機子電圧の周波数の1倍の成分が含まれると
、能動フィルタ回路11はその周波数に対しては高いゲ
インを有するため、その1倍の周波数成分をそのまま出
力し、その値は比較回路12の内部比較レベルより高い
と比較回路が動作し、リレー回路13も動作する。この
ようにブラシレス同期機の回転数が定格値にあれば、A
ND回路15の条件が揃うため故障信号が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラシレス
同期機の回転数が定格回転であれば問題ないが、始動時
等の場合回転数が定格値と異なり、交流励磁機の電機子
電圧の周波数は定格の周波数より低くなる。しかし整流
器の故障を検出する能動フィルタの周波数特性はある一
定の値に固定してあるため、検出コイルの誘起電圧の周
波数は交流励磁機の電機子電圧の周波数に比例して変化
する。従って、電機子電圧の周波数が低くなれば、整流
器は正常でも検出コイル9の誘起電圧周波数が正常にも
係わらず、回転整流器が故障であると誤検出してしまう
ので、回転数リレー回路14がインターロック信号とし
て組み込んである。そのため、従来の故障検出装置では
一旦ブラシレス同期機の回転数を定格回転まで上げない
と故障が検出できない。
【0008】また、最近ブラシレス同期機は比較的小容
量のものにまで採用されてきており、その回転数も常に
一定回転数で運転されるとは限らなく、船舶等の主機で
駆動される発電機の用途においては50%以上の回転変
動がある。このような用途でのブラシレス同期機には従
来方式の整流器故障検出装置は使用できない等の問題が
あった。
【0009】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、その目的はブラシレス同期機の回転範囲が
広い場合においても、確実に回転整流器の故障を検出す
ることのできる回転整流器故障検出装置を提供すること
にある。 [発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、回転界磁形の主同期機と回転電
機子形の交流励磁機とを同一軸上に設け、交流励磁機の
出力を同一軸上に設けた整流器にて直流に変換し、主同
期機の界磁を励磁するブラシレス同期機において、前記
交流励磁機の界磁磁極間に横軸磁極と鎖交するように設
けた検出コイルと、前記ブラシレス同期機の回転数を検
出する回転数検出回路と、前記検出コイルに誘起する電
圧波形の周波数のうち交流励磁機の周波数成分は通過さ
せ,それ以上の周波数成分は遮断する特性をもち,かつ
前記回転数検出回路の出力信号でその周波数特性が制御
される電圧同調形能動フィルタ回路と、前記電圧同調形
能動フィルタ回路の出力電圧と設定値とを比較する比較
回路と、前記比較回路の結果に基づき整流器の故障を検
出するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明においては、検出コイルに誘起する電圧
波形の周波数成分を判別して整流器の故障を検出する能
動フィルタ回路をブラシレス同期機の回転数を検出し、
その回転数信号でその周波数特性が制御される電圧同調
形能動フィルタ回路にすることにより回転数の変動する
ブラシレス同期機の回転整流器の故障を検出することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック構成図である。 図1において、9は検出コイル、10はブラシレス同期
機の過渡状態により高い電圧が誘起されたとき能動フィ
ルタに過大電圧が加わらないようにするためのリミッタ
回路、12は能動フィルタ回路11の出力電圧と内部に
設けた設定値を比較し、その比較結果に基づき整流器の
故障信号を発生する比較回路、13は比較回路12の出
力が1レベルに達すると同時に継電器を動作させ、接点
出力を出すようにしたリレー回路である。16はブラシ
レス同期機の回転数を直流電圧に変換する回転数−電圧
変換回路、17は回転数−電圧変換回路の出力信号で制
御される電圧同調形能動フィルタであり、またこの種の
電圧同調形能動フィルタは公知であるので、その詳細な
説明は省略する。
【0013】ところで、検出コイル9に誘起する電圧波
形は前記したように回転整流器の状態により変化する。 すなわち、回転整流器が正常な場合の検出コイル9に誘
起する電圧波形は、回転整流器の構成によるが、交流励
磁機の電機子電圧の周波数の6倍または3倍の周波数が
、また回転整流器の故障時には交流励磁機の電機子電圧
の1倍の周波数成分の電圧が発生する。この検出コイル
9に誘起する電圧の周波数成分を能動フィルタ回路によ
り判別し、整流器の故障を判別する原理は従来と変わら
ないが、本実施例ではこの能動フィルタに電圧同調形能
動フィルタ17を用いているので、ブラシレス同期機の
回転数に比例した電圧信号を回転数−電圧変換回路の出
力より得ることで、能動フィルタの特性を図2に示す如
く回転数に応じた周波数特性にすることができる。
【0014】したがって、ブラシレス同期機のいかなる
回転数においても交流励磁機の電機子電圧の周波数と等
しい通過周波数特性を能動フィルタ回路にもたせること
ができる。すなわち、検出コイル9により検出された誘
起電圧はリミッタ回路10を介して電圧制御形能動フィ
ルタ17に入力される。電圧制御形能動フィルタ17は
、ブラシレス同期機の回転数を回転数−電圧変換回路1
6により検出された信号によりその通過する周波数特性
が決定される。したがって、もし回転整流器が1素子短
絡故障した場合、検出コイル9の誘起電圧の周波数は交
流励磁機の電機子電圧周波数であり、電圧同調形能動フ
ィルタ17の周波数特性も交流励磁機の電機子電圧周波
数を通過する特性になっているため、検出信号はそのま
ま通過し、比較回路12、リレー回路13を介して回転
整流器の故障を検出することができる。以上の説明は、
ブラシレス同期機の回転整流器を三相全波回路について
行ったが、三相半波回路でも本発明がそのまま適用でき
るもちろんである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればブ
ラシレス同期機の回転数に関係なく回転整流器の故障を
正確に検出することが可能な回転整流器故障検出装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図2】本発明の整流器故障検出装置に使用される電圧
同調形能動フィルタの周波数特性図。
【図3】ブラシレス同期機の励磁回路図。
【図4】回転整流器故障検出装置用に検出コイルを設け
る場合の構成図。
【図5】従来の回転整流器の故障検出装置のブロック構
成図。
【図6】従来の回転整流器故障検出装置に使用のフィル
タ回路の周波数特性図。
【符号の説明】
1…主同期機の電機子巻線、2…主同期機の界磁巻線、
3…回転整流器、4…交流励磁機の電機子巻線、5…交
流励磁機の界磁巻線、6…回転軸、8…交流励磁機の界
磁磁極、9…検出コイル、10…リミッタ回路、12…
比較回路、13…リレー回路、16…回転数−電圧変換
回路、17…電圧同調形能動フィルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転界磁形の主同期機と回転電機子形
    の交流励磁機とを同一軸上に設け、交流励磁機の出力を
    同一軸上に設けた整流器にて直流に変換し、主同期機の
    界磁を励磁するブラシレス同期機において、前記交流励
    磁機の界磁磁極間に横軸磁極と鎖交するように設けた検
    出コイルと、前記ブラシレス同期機の回転数を検出する
    回転数検出回路と、前記検出コイルに誘起する電圧波形
    の周波数のうち交流励磁機の周波数成分は通過させ,そ
    れ以上の周波数成分は遮断する特性をもち,かつ前記回
    転数検出回路の出力信号でその周波数特性が制御される
    電圧同調形能動フィルタ回路と、前記電圧同調形能動フ
    ィルタ回路の出力電圧と設定値とを比較する比較回路と
    、前記比較回路の結果に基づき整流器の故障を検出する
    ようにしたことを特徴とするブラシレス同期機の整流器
    故障検出装置。
JP3044966A 1991-03-11 1991-03-11 ブラシレス同期機の整流器故障検出装置 Expired - Fee Related JPH0681461B2 (ja)

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