JPH0428233Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0428233Y2
JPH0428233Y2 JP26786U JP26786U JPH0428233Y2 JP H0428233 Y2 JPH0428233 Y2 JP H0428233Y2 JP 26786 U JP26786 U JP 26786U JP 26786 U JP26786 U JP 26786U JP H0428233 Y2 JPH0428233 Y2 JP H0428233Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
rotary
convex portion
diameter
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP26786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62111795U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP26786U priority Critical patent/JPH0428233Y2/ja
Publication of JPS62111795U publication Critical patent/JPS62111795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0428233Y2 publication Critical patent/JPH0428233Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は回転駆動装置の停止機構に掛り、特
に、回転駆動装置の出力回転軸を所定の回転角度
位置で停止させる回転駆動装置の停止機構に関す
る。
従来の技術 従来よりダツシユポツトを利用したシヨツクア
ブソーバがある。このシヨツクアブソーバにおい
てはダツシユポツトのピストンに設けられた流通
孔の径に応じて緩衝効率が変化する。この現象を
利用することにより、例えば第2図に示す如く、
ピストンに設けられた径の異なる流通孔1,2を
有する管4と、この管4内に設けられる回転部材
5とにより緩衝効率を可変する機構がある。この
ものは回転部材5を矢印A1又はA2方向に回転さ
せて流通孔1又は2を選択し、ピストンにより隔
離された管4の内方に通じるシリンダの一方の室
と管4の外方に通じるシリンダの他方の室との流
体の流通量を可変させて緩衝効率を可変する。
上記の回転部材5は、第3図に示す如くモータ
6の回転を歯車減速機構7により減速して所定の
トルクを得る回転駆動装置により駆動せしめられ
る。この回転駆動機構内のモータは回転部材5が
矢印A1又はA2方向に240度回転するに足るだけの
期間通電されるが、回転部材5の回転停止位置を
正確にする必要がある。従つて、回転部材5の回
転角度位置が流通孔1,2夫々に対応したとき、
これをセンサ部8で検出して回転部材5を駆動す
る出力回転軸9の回転を強制的に停止させてい
る。
考案が解決しようとする問題点 従来装置の出力回転軸9の強制的な停止を行な
う機構としては、センサ部8の検出信号によりモ
ータ6に電磁ブレーキをかけるものがある。しか
し、この方法はモータ6の摺動接点等への負荷が
大きく長期的な信頼性に欠け、またモータ6、歯
車減速機構7等の慣性回転力が大なる場合、回転
停止位置が不正確になるという問題点があつた。
また、従来よりセンサ部8内に第4図に示す停
止機構を設けたものがある。同図中、センサ部8
のケース10に段部を設けてストツパ部10a,
10bとし、このストツパ部10a,10bに弾
性体11が固定されている。また、出力回転軸9
には凸部12aを有する回転板12が固定されて
いる。つまり出力回転軸9が所定の回転角度位置
となつたとき回転板12の凸部12aが弾性体1
1に当たることによつて回転軸9を停止させてい
る。しかし、この方法は弾性体がある程度の大き
さを有していなければ停止時の回転軸9に加わる
衝撃を充分に吸収できず、回転駆動装置が小型な
ものでは不向きであるという問題点があつた。
そこで、本考案は回転板と、ケースの溝と、弾
性部材とにより、上記の問題点を解決した回転駆
動装置の停止機構を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案において、回転駆動装置の出力回転軸に
は凸部を有する回転板が固定される。また、出力
回転軸を収納するケースの内周の2箇所には出力
回転軸の減速開始位置から停止位置までの所定角
度範囲にわたつて2つの溝が設けられている。弾
性部材は、回転板の径より僅かに大径で中心角が
180度を越える円弧部と外側に折曲した直線状の
両端部とよりなり、円弧部で該回転板を摺動自在
に抱き込み両端部を2つの溝夫々に移動自在に挿
入して設置されている。
作 用 本考案においては、出力回転軸の回転により回
転板の凸部が、一方の溝の減速開始位置に一端部
を当接した弾性部材の他端部を押動するとき、円
弧部の弾性変形により出力回転軸の回転を減速す
る。また、凸部で押動される弾性部材の他端部の
移動は他方の溝の停止位置で規制され、出力回転
軸が停止せしめられる。
実施例 第1図は本考案機構の一実施例の断面図を示
す。同図中、20はセンサ部8のケースであり、
略円筒状である。ケース20の内周の一部の回転
軸9と垂直な平面には中径部20aと、これらに
対向する小径部20bと、中径部20a、小径部
20b間の大径部20cとが設けられている。ケ
ース20の内周の他の部分は実施例中径部20a
と同一の径である。つまり、大径部20cにより
溝21,22が形成されている。また、小径部2
0bには突起23が設けられている。
出力回転軸9は外周の一部を切欠かれて円弧状
とされており、この出力回転軸9の溝21,22
に対応する位置には回転板24が嵌合固定されて
いる。回転板24の一部は出力回転軸9より離れ
る方向に突出して凸部25が形成されている。回
転軸9の回転中心より凸部25先端までの長さは
中径部20aの径より小で、かつ小径部20bの
径より大とされている。
弾性部材である板バネ26は略オメガ(Ω)字
状である。その中央円弧部26aの径は回転板2
4の径より僅かに大とされ、中心角は180度を越
えた値とされている。またこの円弧部の両端は外
側に折曲され直線状に延在して両端部26b,2
6cを形成している。また両端部26b,26c
夫々の出力回転軸9の回転中心よりの長さは中径
部20aの径より大で、かつ大径部20cの径よ
り小とされている。板バネ26はその円弧部26
aで回転板24の外周を摺動自在に抱き込み、か
つ両端部26b,26c夫々を溝21,22夫々
に摺動自在に挿入されて、これらの溝21,22
夫々の大径部26c、中径部26aのなす段部に
当接させた状態で設置されている。
ここで例えば回転部材5を矢印A2方向に回転
させ流通孔1を選択する場合、モータ6に通電が
行なわれ、出力回転軸9が第1図示の矢印A2
向に回転する。これによつて回転板24の凸部2
5は板バネ26の端部26bに当接する。この
後、板バネ26の端部26cは溝22の段部に当
接しているため出力回転軸9は板バネ26の円弧
部26aを弾性変形させて広げつつ回転を行な
い。この板バネ26の抗力により出力回転軸9の
回転速度は低下せしめられる。更に出力回転軸9
が回転すると広げられた円弧部26aが突起23
に当たり、板バネ26の抗力が大となつて出力回
転軸9の回転速度は更に低下せしめられる。この
後モータ6の通電が停止されると共に、第5図に
示す如く板バネ26の端部26b及び凸部25が
溝21の大径部20c、小径部20bのなす段部
に当接して回転軸9は停止し、回転部材5は流通
孔1を選択する位置で停止する。勿論、回転部材
5を矢印A1方向に回転させて流通孔2を選択す
る場合もまつたく同様の動作であり、その説明を
省略する。
このように、板バネ26による抗力で出力回転
軸9を停止直前に減速しているため、停止時のモ
ータ6、歯車減速機構部7にかかる衝撃が弱めら
れ、これらの耐久性が向上し、かつ回転停止位置
が正確である。更に電磁ブレーキを用いないため
モータの信頼性が向上する。また、板バネ26は
小型のものであつても従来の弾性体11に比べて
大なる抗力を発生するため小型の回転駆動装置に
適用できる。
考案の効果 上述の如く、本考案になる回転駆動装置の停止
機構は、回転板と、ケースの溝と、弾性部材とよ
りなるため、回転駆動装置の歯車減速機構部等に
かかる衝撃が弱められ、これらの耐久性が向上
し、モータの信頼性が向上し、また、回転停止位
置が正確となる等の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第5図夫々は本考案機構の一実施例
の断面図、第2図は本考案機構を用いた装置が適
用される機構の一例を説明するための図、第3図
は本考案機構を用いた装置の一例の側面図、第4
図は従来機構の一例の断面図である。 9……出力回転軸、20……ケース、21,2
2……溝、23……突起、24……回転板、25
……凸部、26……板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動装置の出力回転軸に固定されており凸
    部を有する回転板と、該出力回転軸を収納するケ
    ースの内周の2箇所に該出力回転軸の減速開始位
    置から停止位置までの所定角度範囲にわたつて設
    けられた2つの溝と、該回転板の径より僅かに大
    径で中心角が180度を越える円弧部と外側に折曲
    した直線状の両端部とよりなり、円弧部で該回転
    板を摺動自在に抱き込み両端部を該2つの溝夫々
    に移動自在に挿入して設置された弾性部材とを有
    し、該出力回転軸の回転により該凸部が、一方の
    溝の減速開始位置に一端部を当接した弾性部材の
    他端部を押動するとき、該円弧部の弾性変形によ
    り該出力回転軸の回転を減速し、該凸部で押動さ
    れる弾性部材の他端部の移動を他方の溝の停止位
    置で規制して該出力回転軸を停止させるよう構成
    した回転駆動装置の停止機構。
JP26786U 1986-01-06 1986-01-06 Expired JPH0428233Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26786U JPH0428233Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26786U JPH0428233Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62111795U JPS62111795U (ja) 1987-07-16
JPH0428233Y2 true JPH0428233Y2 (ja) 1992-07-08

Family

ID=30777080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26786U Expired JPH0428233Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0428233Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62111795U (ja) 1987-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61188083A (ja) 流体圧トルク衝撃工具
US4609841A (en) Three-rotary position control device
US6924616B2 (en) Rotational driving apparatus
JPH0730455Y2 (ja) 車輌用操舵装置
JPH0428233Y2 (ja)
KR20190057063A (ko) 전자기 액추에이터 및 이의 동작 방법
JP3587693B2 (ja) 回転型センサ
US5582276A (en) Rotation moderator
JPH0424185Y2 (ja)
US4893038A (en) Device for limiting direction of rotation of synchronous motor
JPH0226528Y2 (ja)
JP6739262B2 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動ブレーキ装置
JPH0736479Y2 (ja) アクチュエータの停止機構
JP4660000B2 (ja) 回転ダンパ
JPH0313637Y2 (ja)
US4778255A (en) Diaphragm driving mechanism
EP4321718A1 (en) Automatic gate controller
CN114251382B (en) Bidirectional overrunning clutch
JPS608204Y2 (ja) 回転往復運動装置
JPS58123362A (ja) ステツプモ−タの回転振動防止ダンパ−
JPH0328219Y2 (ja)
SU1404715A1 (ru) Импульсна передача
JP3027524B2 (ja) ケーブルと操作部材の連結装置
JPH0320606Y2 (ja)
US4644200A (en) Rotational actuator for vehicle suspension damper