JPH04281269A - ディジタルデータの磁気記録装置 - Google Patents

ディジタルデータの磁気記録装置

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JPH04281269A
JPH04281269A JP6877691A JP6877691A JPH04281269A JP H04281269 A JPH04281269 A JP H04281269A JP 6877691 A JP6877691 A JP 6877691A JP 6877691 A JP6877691 A JP 6877691A JP H04281269 A JPH04281269 A JP H04281269A
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data
circuit
signal
block
recording
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JP6877691A
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Inventor
Akihiro Uetake
昭浩 上竹
Hisafumi Yanagihara
尚史 柳原
Keiji Kanota
啓二 叶多
Yukio Kubota
幸雄 久保田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルビデオ信
号、ディジタルオーディオ信号、制御用のサブデータ等
のディジタルデータを磁気テープに記録する磁気記録装
置に関し、特に、トラック上のこれらのデータの記録順
序に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラービデオ信号をディジタル化
して磁気テープ等の記録媒体に記録するディジタルVT
Rとしては、放送局用のD1フォーマットのコンポーネ
ント形のディジタルVTR及びD2フォーマットのコン
ポジット形のディジタルVTRが実用化されている。
【0003】前者のD1フォーマットのディジタルVT
Rは、輝度信号及び第1、第2の色差信号を夫々13.
5MHz、6.75MHzのサンプリング周波数でA/
D変換した後所定の信号処理を行ってテープ上に記録す
るもので、これらコンポーネント成分のサンプリング周
波数の比が4:2:2であるところから、4:2:2方
式とも称されている。
【0003】後者のD2フォーマットのディジタルVT
Rは、コンポジットカラービデオ信号をカラー副搬送波
信号の周波数fscの4倍の周波数の信号でサンプリン
グを行ってA/D変換し、所定の信号処理を行った後、
磁気テープに記録するようにしている。
【0004】これらディジタルVTRは、共に放送局用
に使用されることを前提として設計されているため、画
質最優先とされ、1サンプルが例えば8ビットにA/D
変換されたディジタルカラービデオ信号を実質的に圧縮
することなしに、記録するようにしている。
【0005】一例として、前者のD1フォーマットのデ
ィジタルVTRのデータ量について説明する。カラービ
デオ信号の情報量は、上述のサンプリング周波数で、各
サンプル当り8ビットでA/D変換した場合に、約21
6Mbps(メガビット/秒)の情報量となる。このう
ち水平及び垂直のブランキング期間のデータを除くと、
1水平期間の輝度信号の有効画素数が720、色差信号
の有効画素数が360となり、各フィールドの有効走査
線数がNTSC方式(525/60)では250となる
ので、1秒間の映像信号のデータ量DvはDv=(72
0+360+360)×8×250×60=172.8
Mbps となる。
【0006】PAL方式(625/50)でもフィール
ド毎の有効走査線数が300で、1秒間でのフィールド
数が50であることを考慮すると、そのデータ量がNT
SC方式と等しくなることが判る。これらのデータにエ
ラー訂正及びフォーマット化のための冗長成分を加味す
ると、映像データのビットレートが合計で約205.8
Mbpsとなる。
【0007】また、オーディオ・データDaは約12.
8Mbpsとなり、更に編集用のギャップ、プリアンプ
ル、ポストアンプル等の付加データDoが約6.6Mb
psとなるので、NTSC方式のときの記録データ全体
の情報量Dtは以下の通りとなる。 Dt=Dv+Da+Do     =172.8+12.8+6.6=192.2
  Mbps
【0008】この情報量を有するデータを
記録するため、D1フォーマットのディジタルVTRで
は、トラックパターンとして、NTSC方式では1フィ
ールドで10トラック、また、PAL方式では12トラ
ックを用いるセグメント方式が採用されている。
【0009】また、記録テープとしては19mm幅のも
のが使用され、テープ厚みは13μmと16μmの2種
類があり、これを収納するカセットには大、中、小の3
種類のものが用意されている。これらのテープに上述し
たフォーマットで情報データを記録しているため、デー
タの記録密度としては約20.4μm2 /bit程度
となっている。記録密度が高いと、符号間干渉或いはヘ
ッド・テープの電磁変換系の非線形性による波形劣化に
よって、再生出力データのエラーが発生し易くなる。従
来の記録密度としては、エラー訂正符号化を行っている
としても、上述の数値が限界であった。
【0010】以上のパラメータを総合すると、D1フォ
ーマットのディジタルVTRの各サイズのカセットの再
生時間は下記の通りとなる。 テープ厚みが13μmの場合 カセットサイズがSの場合では、13分、これがMの場
合には、42分、これがLの場合には、94分である。 テープ厚みが16μmの場合 カセットサイズがSの場合では、11分、これがMの場
合には、34分、これがLの場合には、76分である。
【0011】このようにD1フォーマットのディジタル
VTRは放送局のVTRとして、画質最優先の性能を求
めたものとしては十分のものであるが、19mm幅を有
するテープを装着した大型のカセットを使用しても、高
々1.5時間程度の再生時間しか得られず、家庭用のV
TRとして使用するには、頗る不適当なものといえる。
【0012】一方、現在家庭用VTRとしては、β方式
、VHS方式、8mm方式等が実用化されているがいず
れもアナログ信号の形態で記録・再生を行うもので、夫
々の画質がかなり改良されているものの、例えばカメラ
で撮像して記録したものをダビングしてコピーしようと
した時、このダビングの段階でかなりの画質劣化が生じ
、これを複数回繰り返した場合には、ほとんど鑑賞に耐
えられないものとなってしまう欠点があった。
【0013】従って、記録情報量を再生歪みが少ないよ
うな形で圧縮し、かつ記録密度をあげることによって、
テープ幅が8mm或いはそれ以下の幅狭の磁気テープを
使用しても、長時間の記録が可能なディジタルデータの
磁気記録装置が本願出願人により考えられている。
【0014】また、ディジタルVTRでは、ディジタル
画像信号以外にディジタルオーディオ信号、サブデータ
、トラッキング用のパイロット信号等をトラック上に記
録する必要がある。上述のD1フォーマットのディジタ
ルVTRでは、オーディオデータをトラックの中央部に
記録し、タイムコード、トラッキング用のコントロール
信号をテープの長手方向に記録している。D2フォーマ
ットでは、オーディオデータをトラックの両端部に記録
し、D1フォーマットと同様に、タイムコード、トラッ
キング用のコントロール信号をテープの長手方向に記録
している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のこれらのディジ
タルVTRでは、トラッキング用の信号或いはタイムコ
ードを記録・再生するのに、VTRの機構部内に固定ヘ
ッドを配置しなければならず、機構部が複雑になり、テ
ープパスの信頼性が損なわれるおそれがあった。
【0016】従って、この発明の目的は、固定ヘッドを
設ける必要がないディジタルデータの磁気記録装置を提
供することにある。
【0017】この発明の他の目的は、制御用の付加デー
タの再生時における信頼性を向上することができるトラ
ック構成のディジタルデータの磁気記録装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力ディジ
タル画像信号を複数の画素データからなるブロック単位
のデータに変換するブロック化回路(5、6)と、ブロ
ック化回路(5、6)の出力データをブロック単位に圧
縮符号化する符号化回路(8)と、符号化回路(8)の
出力符号化データをチャンネル符号化するチャンネル符
号化回路(11)と、入力ディジタルオーディオ信号を
符号化するオーディオ信号符号化回路(15)と、制御
用の付加データを発生する付加データ発生回路を有し、
チャンネル符号化回路(11)の出力画像データ、オー
ディオ信号符号化回路(15)の出力オーディオデータ
及び付加データ発生回路の出力付加データを回転ドラム
に装着された磁気ヘッド(13A、13B)によって磁
気テープ(78)に記録するようにしたディジタルデー
タの磁気記録装置において、磁気テープ(78)上に形
成されるトラックの略中央部に、付加データを記録し、
付加データの記録区間の前後に画像データ及びオーディ
オデータを記録するようにしたことを特徴とするディジ
タルデータの磁気記録装置である。
【0019】
【作用】磁気テープ78上に形成されたトラックの端の
部分は、ヘッドとテープとの接触が不安定であり、この
部分に記録されたデータを再生した時に、エラーが発生
し易い。制御用の付加データであるサブデータは、ビデ
オデータのような相関を持たないので、エラーが生じた
時に、相関を利用した補間が難しい。従って、サブデー
タの記録区間が最もエラーが生じ難い場所である、トラ
ックの略中央部に設けられる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明する
。この説明は、下記の順序に従ってなされる。 a.信号処理部 b.ブロック符号化 c.チャンネルエンコーダ及びチャンネルデコーダd.
ヘッド・テープ系 e.電磁変換系 f.トラックパターン
【0021】a.信号処理部 まず、この一実施例中のディジタルVTRの信号処理部
について説明する。図1は記録側の構成を全体として示
すものである。1Y、1U、1V、で夫々示す入力端子
に例えばカラービデオカメラからの三原色信号R、G、
Bから形成されたディジタル輝度信号Y、ディジタル色
差信号U、Vが供給される。この場合、各信号のクロッ
クレートは上述のD1フォーマットの各コンポーネント
信号の周波数と同一とされる。即ち、夫々のサンプリン
グ周波数が13.5MHz、6.75MHzとされ、且
つこれらの1サンプル当たりのビット数が8ビットとさ
れている。従って、入力端子1Y、1U、1Vに供給さ
れる信号のデータ量としては、上述したように、約21
6Mbpsとなる。この信号のうちブランキング期間の
データを除去し、有効領域の情報のみをとりだす有効情
報抽出回路2によってデータ量が約167Mbpsに圧
縮される。有効情報抽出回路2の出力の内で輝度信号Y
が周波数変換回路3に供給され、サンプリング周波数が
13.5MHzからその3/4 に変換される。この周
波数変換回路3としては、例えば間引きフィルタが使用
され、折り返し歪みが生じないようになされている。周
波数変換回路3の出力信号がブロック化回路5に供給さ
れ、輝度データの順序がブロックの順序に変換される。 ブロック化回路5は、後段に設けられたブロック符号化
回路8のために設けられている。
【0022】図3は、符号化の単位のブロックの構造を
示す。この例は、3次元ブロックであって、例えば2フ
レームに跨がる画面を分割することにより、図3に示す
ように、(4ライン×4画素×2フレーム)の単位ブロ
ックが多数形成される。図3において、実線は奇数フィ
ールドのラインを示し、破線は偶数フィールドのライン
を示す。
【0023】また、有効情報抽出回路2の出力のうち、
2つの色差信号U、Vがサブサンプリング及びサブライ
ン回路4に供給され、サンプリング周波数が夫々6.7
5MHzからその半分に変換された後、2つのディジタ
ル色差信号が交互にライン毎に選択され、1チャンネル
のデータに合成される。従って、このサブサンプリング
及びサブライン回路4からは線順次化されたディジタル
色差信号が得られる。この回路4によってサブサンプル
及びサブライン化された信号の画素構成を図4に示す。 図4において、○は第1の色差信号Uのサンプリング画
素を示し、△は第2の色差信号Vのサンプリング画素を
示し、×はサブサンプルによって間引かれた画素の位置
を示す。
【0024】サブサンプリング及びサブライン回路4の
線順次出力信号がブロック化回路6に供給される。ブロ
ック化回路6ではブロック化回路5と同様に、テレビジ
ョン信号の走査の順序の色差データがブロックの順序の
データに変換される。このブロック化回路6は、ブロッ
ク化回路5と同様に、色差データを(4ライン×4画素
×2フレーム)のブロック構造に変換する。ブロック化
回路5及び6の出力信号が合成回路7に供給される。
【0025】合成回路7では、ブロックの順序に変換さ
れた輝度信号及び色差信号が1チャンネルのデータに変
換され、合成回路7の出力信号がブロック符号化回路8
に供給される。このブロック符号化回路8としては、後
述するようにブロック毎のダイナミックレンジに適応し
た符号化回路(ADRCと称する)、DCT(Disc
rete Cosine Transform )回路
等が適用できる。ブロック符号化回路8の出力信号がフ
レーム化回路9に供給され、フレーム構造のデータに変
換される。このフレーム化回路9では、画像系のクロッ
クと記録系のクロックとの乗り換えが行われる。
【0026】また、1Aで示す入力端子からディジタル
オーディオ信号が供給され、オーディオ符号化回路15
に供給される。このオーディオ符号化回路15は、DP
CMによりオーディオデータのデータ量を圧縮する。オ
ーディオ符号化回路15の出力データがフレーム化回路
9に供給され、ブロック符号化された画像データと共に
、フレーム構造に変換される。このフレーム化回路9に
供給されるオーディオデータは、画像データと関連する
意味でリアルタイムのものである。
【0027】フレーム化回路9の出力信号がエラー訂正
符号のパリティ発生回路10に供給され、エラー訂正符
号のパリティが生成される。パリティ発生回路10の出
力信号が混合回路14に供給される。混合回路14には
、パリティ発生回路16及び17の出力信号が夫々供給
される。パリティ発生回路16は、オーディオ符号化回
路15の出力データに対して、エラー訂正符号のパリテ
ィを生成する。最初の記録時では、上述のフレーム化回
路9に供給されるオーディオデータとパリティ発生回路
16に供給されるオーディオデータとは、同一のもので
ある。パリティ発生回路17は、入力端子1Sからのサ
ブデータに対するエラー訂正符号化の処理を行い、パリ
ティを生成する。
【0028】このサブデータは、111で示すサブデー
タ発生回路から供給される。また、112がID信号発
生回路であり、113が同期信号発生回路であり、11
4がパリティ発生回路であり、115がタイミング発生
回路である。サブデータは、例えばユーザーのキー操作
で発生することができる。
【0029】混合回路14では、1セグメントの後述す
る所定の位置に、これらの画像データ、オーディオデー
タ、サブデータが挿入されたデータを形成する。混合回
路14の出力信号がチャンネルエンコーダ11に供給さ
れ、記録データの低域部分を減少させるようなチャンネ
ルコーディングがなされる。チャンネルエンコーダ11
の出力信号が混合回路18に供給される。混合回路18
には、ATF(自動トラック追従制御)用のパイロット
信号が供給される。このパイロット信号は、記録データ
と周波数分離できる程度の低周波の信号である。混合回
路18の出力信号が記録アンプ12A、12Bと回転ト
ランス(図示せず)を介して磁気ヘッド13A、13B
に供給され、磁気テープに記録される。
【0030】上述の信号処理によって、入力のデータ量
216Mbpsが有効走査期間のみを抽出することによ
って約167Mbpsに低減され、更に周波数変換とサ
ブサンプル、サブラインとによって、これが84Mbp
sに減少される。このデータは、ブロック符号化回路8
で圧縮符号化することにより、約25Mbpsに圧縮さ
れ、その後のパリティ、オーディオ信号等の付加的な情
報を加えて、記録データ量としては31.56Mbps
程度となる。
【0031】次に、再生側の構成について図2を参照し
て説明する。図2において磁気ヘッド13A、13Bか
らの再生データが回転トランス(図示せず)及び再生ア
ンプ21A、21Bを介してチャンネルデコーダ22及
びATF回路34に夫々供給される。チャンネルデコー
ダ22において、チャンネルコーディングの復調がされ
、チャンネルデコーダ22の出力信号がTBC回路(時
間軸補正回路)23に供給される。このTBC回路23
において、再生信号の時間軸変動成分が除去される。A
TF回路34では、再生されたパイロット信号のビート
成分のレベルからトラッキングエラー信号を発生し、こ
のトラッキングエラー信号が例えばキャプスタンサーボ
の位相サーボ回路に供給される。かかるATFの動作は
、基本的には、8mmVTRで採用されているものと同
様のものである。
【0032】TBC回路23からの再生データがECC
回路24、37及び39に供給され、エラー訂正符号を
用いたエラー訂正とエラー修整とが行われる。ECC回
路24は、画像データに関するエラー訂正及びエラー修
整を行い、ECC回路37は、オーディオ専用区間に記
録されているオーディオデータのエラー訂正及びエラー
修整を行い、ECC回路39は、サブデータのエラー訂
正を行う。ECC回路37の出力信号がオーディオ復号
回路38に供給され、オーディオ信号の圧縮符号化の復
号がなされる。オーディオ復号回路38の復号データが
合成回路36に供給される。ECC回路39の出力端子
33Sには、再生されたサブデータが取り出される。こ
のサブデータは、図示せずも、VTR全体の動作を制御
するためのシステムコントローラに供給される。ECC
回路24の出力信号がフレーム分解回路25に供給され
る。
【0033】フレーム分解回路25によって、画像デー
タのブロック符号化データの各成分が夫々分離されると
共に、記録系のクロックから画像系のクロックへの乗り
換えがなされる。フレーム分解回路25で分離された各
データがブロック復号回路26に供給され、各ブロック
単位に原データと対応する復元データが復号される。ま
た、フレーム分解回路25では、オーディオデータが分
離され、このオーディオデータがオーディオ復号回路3
5に供給され、原オーディオデータと対応する復号デー
タが得られる。この復号されたオーディオデータが合成
回路36に供給される。合成回路36は、入力される二
つのオーディオ信号のスイッチング或いはクロスフェー
ドによる合成を行う。
【0034】ブロック復号回路26からの画像データの
復号データが分配回路27に供給される。この分配回路
27で、復号データが輝度信号と色差信号に分離される
。輝度信号及び色差信号がブロック分解回路28及び2
9に夫々供給される。ブロック分解回路28及び29は
、送信側のブロック化回路5及び6と逆に、ブロックの
順序の復号データをラスター走査の順に変換する。
【0035】ブロック分解回路28からの復号輝度信号
が補間フィルタ30に供給される。補間フィルタ30で
は、輝度信号のサンプリングレートが3fs から4f
s (4fs =13.5MHz) に変換される。補
間フィルタ30からのディジタル輝度信号Yは出力端子
33Yに取り出される。
【0036】一方、ブロック分解回路29からのディジ
タル色差信号が分配回路31に供給され、線順次化され
たディジタル色差信号U、Vがディジタル色差信号U及
びVに夫々分離される。分配回路31からのディジタル
色差信号U、Vが補間回路32に供給され、夫々補間さ
れる。補間回路32は、復元された画素データを用いて
間引かれたライン及び画素のデータを補間するもので、
補間回路32からは、サンプリングレートが4fs の
ディジタル色差信号U及びVが得られ、出力端子33U
、33Vに夫々取り出される。
【0037】b.ブロック符号化 上述の図1におけるブロック符号化回路8としては、先
に本出願人が出願した特願昭59−266407号及び
特願昭59−269866号等に示されるADRC(A
daptive Dynamic Range Cod
ing) エンコーダが用いられる。このADRCエン
コーダは、各ブロックに含まれる複数の画素データの最
大値MAXと最小値MINを検出し、これら最大値MA
X及び最小値MINからブロックのダイナミックレンジ
DRを検出し、このダイナミックレンジDRに適応した
符号化を行い、原画素データのビット数よりも少ないビ
ット数により、再量子化を行うものである。ブロック符
号化回路8の他の例として、各ブロックの画素データを
DCT(Discrete Cosine Trans
form) した後、このDCTで得られた係数データ
を量子化し、量子化データをランレングス・ハフマン符
号化して圧縮符号化する構成を用いても良い。
【0038】ここでは、ADRCエンコーダを用い、更
にマルチダビングした時にも画質劣化が生じないエンコ
ーダの例を図5を参照して説明する。図5において、4
1で示す入力端子に例えば1サンプルが8ビットに量子
化されたディジタルビデオ信号(或いはディジタル色差
信号)が図1の合成回路7より入力される。
【0039】入力端子41からのブロック化データが最
大値、最小値検出回路43及び遅延回路44に供給され
る。最大値、最小値検出回路43は、ブロック毎に最小
値MIN、最大値MAXを検出する。遅延回路44から
は、最大値及び最小値が検出されるのに要する時間、入
力データを遅延させる。遅延回路44からの画素データ
が比較回路45及び比較回路46に供給される。
【0040】最大値、最小値検出回路43からの最大値
MAXが減算回路47に供給され、最小値MINが加算
回路48に供給される。これらの減算回路47及び加算
回路48には、ビットシフト回路49から4ビット固定
長でノンエッジマッチング量子化をした場合の1量子化
ステップ幅の値(△=1/16DR)が供給される。ビ
ットシフト回路49は、(1/16)の割算を行うよう
に、ダイナミックレンジDRを4ビットシフトする構成
とされている。減算回路47からは、(MAX−△)の
しきい値が得られ、加算回路48からは、(MIN+△
)のしきい値が得られる。これらの減算回路47及び加
算回路48からのしきい値が比較回路45及び46に夫
々供給される。なお、このしきい値を規定する値△は、
量子化ステップ幅に限らず、ノイズレベルに相当する固
定値としても良い。
【0041】比較回路45の出力信号がANDゲート5
0に供給され、比較回路46の出力信号がANDゲート
51に供給される。ANDゲート50及び51には、遅
延回路44からの入力データが供給される。比較回路4
5の出力信号は、入力データがしきい値より大きい時に
ハイレベルとなり、従って、ANDゲート50の出力端
子には、(MAX〜MAX−△)の最大レベル範囲に含
まれる入力データの画素データが抽出される。比較回路
46の出力信号は、入力データがしきい値より小さい時
にハイレベルとなり、従って、ANDゲート51の出力
端子には、(MIN〜MIN+△)の最小レベル範囲に
含まれる入力データの画素データが抽出される。
【0042】ANDゲート50の出力信号が平均化回路
52に供給され、ANDゲート51の出力信号が平均化
回路53に供給される。これらの平均化回路52及び5
3は、ブロック毎に平均値を算出するもので、端子54
からブロック周期のリセット信号が平均化回路52及び
53に供給されている。平均化回路52からは、(MA
X〜MAX−△)の最大レベル範囲に属する画素データ
の平均値MAX´が得られ、平均化回路53からは、(
MIN〜MIN+△)の最小レベル範囲に属する画素デ
ータの平均値MIN´が得られる。平均値MAX´から
平均値MIN´が減算回路55で減算され、減算回路5
5からダイナミックレンジDR´が得られる。
【0043】また、平均値MIN´が減算回路56に供
給され、遅延回路57を介された入力データから、平均
値MIN´が減算回路56において減算され、最小値除
去後のデータPD1が形成される。このデータPD1及
び修整されたダイナミックレンジDR´が量子化回路5
8に供給される。この実施例では、量子化に割り当てら
れるビット数nが0ビット(コード信号を伝送しない)
、1ビット、2ビット、3ビット、4ビットの何れかと
される可変長のADRCであって、エッジマッチング量
子化がなされる。割り当てビット数nは、ブロック毎に
ビット数決定回路59において決定され、ビット数nの
データが量子化回路58に供給される。
【0044】可変長ADRCは、ダイナミックレンジD
R´が小さいブロックでは、割り当てビット数nを少な
くし、ダイナミックレンジDR´が大きいブロックでは
、割り当てビット数nを多くすることで、効率の良い符
号化を行うことができる。即ち、ビット数nを決定する
際のしきい値をT1〜T4(T1<T2<T3<T4)
とすると、(DR´<T1)のブロックは、コード信号
が伝送されず、ダイナミックレンジDR´の情報のみが
伝送され、(T1≦DR´<T2)のブロックは、(n
=1)とされ、(T2≦DR´<T3)のブロックは、
(n=2)とされ、(T3≦DR´<T4)のブロック
は、(n=3)とされ、(DR´≧T4)のブロックは
、(n=4)とされる。
【0045】かかる可変長ADRCではしきい値T1〜
T4を変えることで、発生情報量を制御すること(所謂
バッファリング)ができる。従って、1フィールド或い
は、1フレーム当たりの発生情報量を所定値にすること
が要求されるこの発明のディジタルVTRのような伝送
路に対しても可変長ADRCを適用できる。
【0046】図5において、60は、発生情報量を所定
値にするためのしきい値T1〜T4を決定するバッファ
リング回路を示す。バッファリング回路60では、しき
い値の組(T1、T2、T3、T4)が複数例えば32
組用意されており、これらのしきい値の組がパラメータ
コードPi(i=0、1、2、・・、31)により区別
される。パラメータコードPiの番号iが大きくなるに
従って、発生情報量が単調に減少するように、設定され
ている。但し、発生情報量が減少するに従って、復元画
像の画質が劣化する。
【0047】バッファリング回路60からのしきい値T
1〜T4が比較回路61に供給され、遅延回路62を介
されたダイナミックレンジDR´が比較回路61に供給
される。遅延回路62は、バッファリング60でしきい
値の組が決定されるのに要する時間、DR´を遅延させ
る。比較回路61では、ブロックのダイナミックレンジ
DR´と各しきい値とが夫々比較され、比較出力がビッ
ト数決定回路59に供給され、そのブロックの割り当て
ビット数nが決定される。量子化回路58では、ダイナ
ミックレンジDR´と割り当てビット数nとを用いて遅
延回路63を介された最小値除去後のデータPDIがエ
ッジマッチングの量子化により、コード信号DTに変換
される。量子化回路58は、例えばROMで構成されて
いる。
【0048】遅延回路62及び64を夫々介して修整さ
れたダイナミックレンジDR´、平均値MIN´が出力
され、更にコード信号DTとしきい値の組を示すパラメ
ータコードPiが出力される。この例では、一旦ノンエ
ッジマッチ量子化された信号が新たなダイナミックレン
ジ情報に基づいて、エッジマッチ量子化されているため
にダビングした時の画像劣化は少ないものとされる。
【0049】c.チャンネルエンコーダ及びチャンネル
デコーダ 次に図1のチャンネルエンコーダ11及びチャンネルデ
コーダ22について説明する。これら回路の詳細につい
ては、本件出願人が出願した特願平1−143491号
にその具体構成が開示されているが、その概略構成につ
いて図6及び図7を参照して説明する。
【0050】図6において、71は、図1のパリティ発
生回路10の出力が供給される適応型スクランブル回路
で、複数のM系列のスクランブル回路が用意され、その
中で入力信号に対し最も高周波成分及び直流成分の少な
い出力が得られるようなM系列が選択されるように構成
されている。72がパーシャルレスポンス・クラス4検
出方式のためのプリコーダで1/1−D2 (Dは単位
遅延用回路)の演算処理がなされる。このプリコーダ出
力を記録アンプ12A、12Bを介して磁気ヘッド13
A、13Bにより、記録・再生し、再生出力を再生アン
プ21A、21Bによって増幅するようになされている
【0051】チャンネルデコーダ22の構成を示す図7
において、73がパーシャルレスポンス・クラス4の再
生側の演算処理回路を示し、1+Dの演算が再生アンプ
21A、21Bの出力に対して行われる。74が所謂ビ
タビ復号回路を示し、演算処理回路73の出力に対して
データの相関性や確からしさ等を用いた演算により、ノ
イズに強いデータの復号が行われる。このビタビ復号回
路74の出力がデスクランブル回路75に供給され、記
録側でのスクランブル処理によって並びかえられたデー
タが元の系列に戻されて原データが復元される。この実
施例において用いられるビタビ復号回路74によって、
ビット毎の復号を行う場合よりも、再生C/N換算で3
dBの改良が得られる。
【0052】d.テープ・ヘッド系 上述の磁気ヘッド13A及び13Bは、図8Aに示すよ
うに、回転ドラム76に対して、180°の対向間隔で
取りつけられている。或いは図8Bに示すように、磁気
ヘッド13A及び13Bが一体構造とされた形でドラム
76に取りつけられる。ドラム76の周面には、180
°よりやや大きいか、又はやや少ない巻き付け角で磁気
テープ(図示せず)が斜めに巻きつけられている。図8
Aに示すヘッド配置では、磁気テープに対して磁気ヘッ
ド13A及び13Bが略々交互に接し、図8Bに示すヘ
ッド配置では、磁気ヘッド13A及び13Bが同時に磁
気テープを走査する。
【0053】磁気ヘッド13A及び13Bの夫々のギャ
ップの延長方向(アジマス角と称する)が異ならされて
いる。例えば図9に示すように、磁気ヘッド13Aと1
3Bとの間に、±20°のアジマス角が設定されている
。このアジマス角の相違により、磁気テープには、図1
0に示すような記録パターンが形成される。この図10
から判るように、磁気テープ上に形成された隣合うトラ
ックTA及びTBは、アジマス角が相違した磁気ヘッド
13A及び13Bにより夫々形成されたものとなる。 従って、再生時には、アジマス損失により、隣合うトラ
ック間のクロストーク量を低減することができる。
【0054】図11A及び図11Bは、磁気ヘッド13
A、13Bを一体構造(所謂ダブルアジマスヘッド)と
した場合のより具体的な構成を示す。例えば150rp
s (NTSC方式)の高速で回転される上ドラム76
に対して、一体構造の磁気ヘッド13A及び13Bが取
りつけられ、下ドラム77が固定とされている。従って
、磁気テープ78には、1フィールドのデータが5本の
トラックに分割して記録される。このセグメント方式に
より、トラックの長さを短くすることができ、トラック
の直線性のエラーを小さくできる。磁気テープ78の巻
き付け角θが例えば166°とされ、ドラム系φが16
.5mmとされている。
【0055】また、ダブルアジマスヘッドを使用し、同
時記録を行っている。通常、上ドラム76の回転部の偏
心等により、磁気テープ78の振動が生じ、トラックの
直線性のエラーが発生する。図12Aに示すように、磁
気テープ78が下側に押さえつけられ、また、図12B
に示すように、磁気テープ78が上側に引っ張られ、こ
れにより磁気テープ78が振動し、トラックの直線性が
劣化する。しかしながら、180°で一対の磁気ヘッド
が対向配置されたものと比較して、ダブルアジマスヘッ
ドで同時記録を行うことで、かかる直線性のエラー量を
小さくできる。更に、ダブルアジマスヘッドは、ヘッド
間の距離が小さいので、ペアリング調整をより正確に行
うことができる利点がある。このようなテープ・ヘッド
系により、狭い幅のトラックの記録・再生を行うことが
できる。
【0056】e.電磁変換系 次に、この発明に用いられる電磁変換系について説明す
る。まず、記録媒体としての磁気テープは次のような方
法で製造される。
【0057】すなわち、厚さ7μmのポリエチレンフタ
レート(PET)フィルムよりなるベース上に、アクリ
ル酸エステル系ラテックスを主成分とするエマルジョン
を含有した液を塗布した後、乾燥を行い、ベースの一主
面上に上記エマルジョン微粒子よりなる微小突起を形成
する。このような処理を施したベースの表面粗さは、中
心線平均粗さRa で0.0015μm、また微小突起
の密度は約500万個/mm2 であった。
【0058】この後、図13に示す真空蒸着装置を用い
、次のようにして上記ベース上にCoを主成分とする磁
性層を酸素雰囲気中で斜め蒸着により形成する。図13
において、符号81a、81bは真空槽、82は間仕切
り板、83は真空排気弁である。84はベースBの供給
ロール、85は巻き取りロール、86はガイドロール、
87a、87bはベースBをガイドする円筒型のクーリ
ングキャンである。また、88a、88bはCoの蒸発
源、89a、89bはそれぞれ蒸発源88a、88bを
加熱する電子ビームである。90a、90bはベースB
に対する蒸発ビームの入射角を規制するための遮蔽板、
91a、91bは酸素ガスの導入パイプである。
【0059】このように構成された真空蒸着装置におい
て、ベースBは供給ロール84からクーリングキャン8
7a、ガイドロール86、クーリングキャン87b、巻
き取りロール85の順に移送される。このとき、クーリ
ングキャン87a、87bにおいて、酸素雰囲気中で2
層のCo層よりなる磁性層が斜め蒸着により形成される
【0060】この真空蒸着は、真空槽81a、81bを
真空度1×10−4Torrに保ちながら、これらの真
空槽81a、81b内に導入パイプ91a、91bによ
り酸素ガスを250cc/min の割合で導入しなが
ら行う。この場合、ベースBに対する蒸発ビームの入射
角は45〜90°の範囲とする。また、Co層はクーリ
ングキャン87a、87bにおいてそれぞれ1000Å
の厚さに蒸着され、磁性層全体の厚さが2000Åとさ
れる。
【0061】このようにして2層のCo層よりなる磁性
層が形成されたベースBに、カーボン及びエポキシ系バ
インダーよりなるバックコートとパーフルオロポリエー
テルよりなる潤滑剤のトップコートとを施した後、これ
を8mm幅に裁断して磁気テープを作製する。
【0062】最終的に得られた磁気テープの特性は、残
留磁束密度Br =4150G、抗磁力Hc =169
0Oe、Rs =79%であった。また、この磁気テー
プの表面粗さは、ベースBの表面粗さを反映して、中心
線平均粗さRa で0.0015μmと極めて小さかっ
た。
【0063】なお、表面粗さの測定は、通常JIS  
B0601により行われるが、今回の測定は下記条件に
より行った。 測定器:タリステップ(ランクテーラー社製)  針径
:0.2×0.2μm、 角型針 針圧:2mg ハイパスフィルター:0.33Hz
【0064】図14はこの発明に用いられる記録用磁気
ヘッドを示す。図14に示すように、この磁気ヘッドは
、単結晶Mn−Znフェライトコア101A、101B
上にスパッタ法により形成されたFe−Ga−Si−R
u系軟磁性層102、103間にギャップ104を有し
ている。このギャップ104のトラック幅方向の両側に
はガラス105、106が充填され、これによってトラ
ック幅が約4μm幅に規制されている。107は巻線孔
であり、この巻線孔107に記録用コイル(図示せず)
が巻装される。この磁気ヘッドの実効ギャップ長は0.
20μmである。
【0065】この磁気ヘッドは、ギャップ104の近傍
に飽和磁束密度Bs が14.5kGのFe −Ga−
Si−Ru系軟磁性層102、103を用いているため
、高抗磁力の磁気テープに対してもヘッドの磁気飽和を
生じることなく記録を行うことができる。
【0066】以上のようなMEテープと磁気ヘッドを用
いることによって、1.25μm2 /bit以下の記
録密度が実現される。即ち、上述したように、5μmの
トラック幅に対して最短波長0.5μmの信号を記録す
ることによって1.25μm2 /bitが実現される
。ところが、再生出力のC/Nは記録波長及びトラック
幅が減少するに従って劣化することが知られており、こ
の劣化をおさえるために、上述した構成のテープ及びヘ
ッドが使用されている。
【0067】本出願人が、1988年に8mmMEテー
プを使用してトラックピッチ15μmで最短波長0.5
μmのディジタルVTRを試作した。この時は40mm
径の回転ドラムを使用して60rpmでこのドラムを回
転させ、記録再生を行った。このシステムでは記録波長
1μmに対して、5ldBのC/Nが得られた。そのシ
ステムのビット・エラーレートが4×10−5であった
【0068】この発明の実施例のように、5μm幅のト
ラックを使用すると、同一の仕様で約44dBのC/N
しか得られず画質が劣化することになる。この7dBC
/N劣化を補うために、上述したこの発明の構成が用い
られることになる。即ち、一般的に記録及び再生中のテ
ープとヘッドの間のスペーシングが大きくなれば信号出
力レベルが低下することが知られており、このスペーシ
ングの量がテープの平坦度に依存することも知られてい
る。又、塗布型テープの場合、テープの平坦度は塗布剤
に依存するが、蒸着テープの場合では、ベースそのもの
の平坦度に依存することが知られている。上述の実施例
では、ベースフィルムの表面粗度を極力小に選定するこ
とによりC/Nが1dB上昇するという実験結果が得ら
れた。又、上述した実施例の蒸着材料、蒸着方法を用い
ることにより、1988年の時の試作で用いられたテー
プに対して3dBのC/N向上が実験結果として得られ
た。以上のことから、この発明のヘッド及びテープを用
いることにより、以前の試作機に対して4dBのC/N
の上昇が得られたことになる。
【0069】また、この発明では、チャンネル復号にビ
タビ復号が用いられているため、以前の試作機で使用さ
れていたビット毎の復号に対して3dBの上昇が得られ
ることが確認された。
【0070】よって全体として7dBのC/N劣化分を
補うことができ、1.25μm2 /bitの記録密度
で、1988年の試作機と同等のエラーレートが得られ
ることになる。再生出力に関して、エラー訂正符号の訂
正処理の前の段階のエラーレートが10−4以下である
ことが必要なのは、20%程度の冗長度のエラー訂正符
号を使用した時に、訂正可能な程度の量にエラーを抑え
るためである。
【0071】f.トラックパターン 上述の一実施例におけるトラックパターンについて図1
5を参照して説明する。図15Aは、1トラック(或い
は1セグメント)に記録されるデータの配列を示す。図
において、トラックの左端がヘッド突入側であり、その
右端がヘッド離間側である。また、マージン及びIBG
(インターブロックギャップ)には、データが記録され
ない。斜線を付した領域であるプリアンブルPRA或い
はポストアンブルPSAには、例えばデータのビット周
波数と等しい周波数のパルス信号が記録され、再生側に
設けられているビットクロック抽出のためのPLLのロ
ックが容易とされている。
【0072】1トラックの略中央部にATF用のパイロ
ット信号と、サブデータと、アフターレコーディング用
のオーディオデータの記録区間とが始端側から順番に設
けられる。このオーディオデータのみの記録区間は、ア
フターレコーディング時に書き替えられる。ATF用の
パイロット記録区間にIBGを介して隣接するトラック
の始端側と、オーディオデータ記録区間にIBGを介し
て隣接するトラックの終端側とにそれぞれビデオデータ
及びオーディオデータの記録区間が設けられる。ATF
用のパイロット信号記録区間及びアフターレコーディン
グ用のオーディオ記録区間は、必ずしもトラック中央部
に設けなくても良い。但し、オーディオデータの場合に
は、そのエラーが知覚され易いので、トラックの中央部
に記録することが有利である。
【0073】ビデオ及びオーディオ区間は、多数のシン
クブロックからなり、シンクブロックのより詳細なデー
タ配列が図15Bに示される。先頭には、ブロックの開
始を示すブロック同期信号が位置し、次にブロックの識
別のためのシンクブロックSBが位置し、更に次にAD
RCの割り当てビット数を決めるためのしきい値THR
が位置している。その後のブロックアドレスBAは、画
面上のアドレスのためのものである。更に、NEXTは
、ブロックの長さを示す。ADRCで発生した符号化デ
ータとしては、ダイナミックレンジDR´、最小値MI
N´、各画素と対応するコード信号のまとまりBPLか
らなる。また、オーディオデータは、この区間の中で、
画像データと分離した区間に挿入される。そして、シン
クブロックの最後にエラー訂正符号のパリティが配され
る。この図15Bに示すシンクブロックの配列は、一例
であって、ビデオデータのデータ量、オーディオデータ
のデータ量、パリティのデータ量を考慮して、図示しな
いデータ配列のシンクブロックも使用される。
【0074】オーディオデータのみの記録区間及びサブ
データの記録区間も、上述と同様のデータ配列とされて
いる。図15Cは、サブデータの区間のシンクブロック
のデータ配列を示す。先頭には、ブロックの開始を示す
ブロック同期信号が位置し、次にID信号が位置し、更
に次にサブデータが位置している。シンクブロックの最
後にエラー訂正符号のパリティが配される。ID信号は
、サブデータの領域を識別するためのコード、スタート
ID、フレームID、トラックアドレス、スキップID
、プログラム番号、ブロック番号等が含まれる。このI
D信号は、通常再生時のみならず、高速再生時に再生デ
ータを使用して画像を復元する時に必要とされる。
【0075】上述のシンクブロックのビデオデータのデ
ータ配列に関しては、本願出願人の提案による特願昭6
3−317738号明細書に記載のものを使用しても良
い。また、サブデータとしては、DAT(ディジタルオ
ーディオテープレコーダ)のフォーマットと同様のもの
を使用しても良い。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、ヘッドとテープの接
触が最も安定なトラックの略中央部にサブデータを記録
しているので、サブデータにエラーが生じるおそれを少
なくできる。サブデータは、ビデオデータと異なり、デ
ータ間の相関がないのが普通であるが、再生されたデー
タのエラーを少なくすることにより、サブデータを再生
できない場合を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例における信号処理部
の記録側の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は信号処理部の再生側の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図3はブロック符号化のためのブロックの一例
を示す略線図である。
【図4】図4はサブサンプリング及びサブラインの説明
に用いる略線図である。
【図5】図5はブロック符号化回路の一例のブロック図
である。
【図6】図6はチャンネルエンコーダの一例の概略を示
すブロック図である。
【図7】図7はチャンネルデコーダの一例の概略を示す
ブロック図である。
【図8】図8はヘッド配置の説明に用いる略線図である
【図9】図9はヘッドのアジマスの説明に用いる略線図
である。
【図10】図10は記録パターンの説明に用いる略線図
である。
【図11】図11はテープ・ヘッド系の一例を示す上面
図及び側面図である。
【図12】図12はドラムの偏心でテープの振動が生じ
ることを説明するための略線図である。
【図13】図13は磁気テープの製法の説明に用いる略
線図である。
【図14】図14は磁気ヘッドの構造の一例を示す斜視
図である。
【図15】図15はこの発明の一実施例のデータ配列の
説明に用いる略線図である。
【符号の説明】 1Y、1U、1V  コンポーネント信号の入力端子5
、6  ブロック化回路 8      ブロック符号化回路 11    チャンネルエンコーダ 13A、13B  磁気ヘッド 22    チャンネルデコーダ 26    ブロック復号回路 28、29  ブロック分解回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力ディジタル画像信号を複数の画素
    データからなるブロック単位のデータに変換するブロッ
    ク化手段と、上記ブロック化手段の出力データを上記ブ
    ロック単位に圧縮符号化する符号化手段と、上記符号化
    手段の出力符号化データをチャンネル符号化するチャン
    ネル符号化手段と、入力ディジタルオーディオ信号を符
    号化するオーディオ信号符号化手段と、制御用の付加デ
    ータを発生する付加データ発生手段とを有し、上記チャ
    ンネル符号化手段の出力画像データ、上記オーディオ信
    号符号化手段の出力オーディオデータ及び上記付加デー
    タ発生手段からの付加データを回転ドラムに装着された
    磁気ヘッドによって磁気テープに記録するようにしたデ
    ィジタルデータの磁気記録装置において、上記磁気テー
    プ上に形成されるトラックの略中央部に、上記付加デー
    タを記録し、上記付加データの記録区間の前後に上記画
    像データ及び上記オーディオデータを記録するようにし
    たことを特徴とするディジタルデータの磁気記録装置。
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