JPH04279679A - カチオン電着塗料の製造方法 - Google Patents

カチオン電着塗料の製造方法

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JPH04279679A
JPH04279679A JP6911491A JP6911491A JPH04279679A JP H04279679 A JPH04279679 A JP H04279679A JP 6911491 A JP6911491 A JP 6911491A JP 6911491 A JP6911491 A JP 6911491A JP H04279679 A JPH04279679 A JP H04279679A
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JP
Japan
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aqueous dispersion
weight
cationic
parts
coating film
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Application number
JP6911491A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inada
宏 稲田
Teiji Katayama
片山 禎二
Tadayoshi Hiraki
忠義 平木
Yasuyuki Hirata
靖之 平田
Naoyuki Yoshikawa
吉川 直幸
Haruhiko Kataoka
晴彦 片岡
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に塗料貯蔵安定性、
塗膜平滑性にすぐれ、しかも角部や突起部などのエッジ
部分にも肉厚な塗膜を形成しうるカチオン電着塗料の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電着塗装は、つきまわり性および膜厚の
均一性などにすぐれており、自動車ボディなどの下塗り
塗装に広く採用されている。しかしながら、電着塗装に
よる析出塗膜は、電着時のガス発生による影響と高固形
分(低溶剤量)であるため、一般に平滑性に欠けるとい
う欠点がある。
【0003】この平滑性の改良方法として、該電着塗膜
を硬化させるために焼付けた際に該塗膜を溶融流動せし
めることが提案されている。特にカチオン電着塗料は一
般に溶融塗膜粘度が著しく低く、その結果、上記の方法
により平滑性は改良されるが、他方、塗膜が溶融流動し
やすくなるため、エッジ部に硬化塗膜が殆んどもしくは
全く形成されず、その部分の防錆性が著しく劣るという
欠陥を生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】エッジ部の防錆性を
向上するために、従来例えば、防錆鋼板を用いたり、エ
ッジ部に防食塗料をローラーやハケなどで塗布すること
が行なわれているが、コスト及び工程数が莫大である。 また、エッジ部の防錆性改善のために、電着塗料に顔料
を多量に配合したり、可塑成分量を少なくする等の種々
の試みもなされているが、平滑性とエッジ部の塗膜形成
性とは両立せず、これらの両性能を十分に満足しうるカ
チオン電着塗料の開発が強く要望されている。
【0005】
【問題点を解決するための手段】そこで、本発明者らは
エッジカバー性と塗面平滑性とが共にすぐれたカチオン
電着塗料の開発を目的に鋭意研究を重ねた結果、カチオ
ン樹脂及びブロックポリイソシアネート化合物の成分を
有機溶剤に溶解もしくは分散してなる有機溶液を、カチ
オン電着性ゲル化微粒子重合体の水分散液で水性化した
のち、更に該水分散液を添加して得られるカチオン電着
塗料が浴安定性、電着特性、塗膜の耐水性、防食性等を
損うことなく、電着塗膜の焼付硬化時における溶融粘度
低下が制御されて塗面平滑性とエッジカバー性がともに
すぐれた性能を提供するカチオン電着塗料であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明はカチオン樹脂及びブロック
ポリイソシアネート化合物を有機溶剤に溶解もしくは分
散してなる硬化性樹脂有機溶液を、カチオン電着性ゲル
化微粒子重合体水分散液で水性化して水分散化物を得た
のち、更に該水分散化物に該カチオン微粒子重合体水分
散液を添加することを特徴とするカチオン電着塗料の製
造方法に関する。
【0007】本発明で用いる硬化性樹脂組成物のカチオ
ン樹脂は、イソシアネート硬化が可能なカチオン樹脂で
あって、従来から公知のエポキシ樹脂系、アクリル樹脂
系、ポリブタジエン系、アルキド樹脂系などいずれの樹
脂も使用できるが、好ましくは防食性の面からアミン付
加エポキシ樹脂である。
【0008】該アミン付加エポキシ樹脂としては、従来
から公知の例えば、(I)ポリエポキシド化合物と1級
モノ−及びポリアミン、2級モノ−及びポリアミン又は
1,2級混合ポリアミンとの付加物(例えば米国特許第
3,984,299号明細書参照);(II)ポリエポ
キシド化合物とケチミン化された1級アミノ基を有する
2級モノ−及びポリアミンとの付加物(例えば米国特許
第4,017,438号明細書参照);(III)ポリ
エポキシド化合物とケチミン化された1級アミノ基を有
するヒドロキシ化合物とのエーテル化により得られる反
応物(例えば特開昭59−43013号公報参照)など
を挙げることができる。
【0009】上記アミン付加エポキシ樹脂は、ブロック
イソシアネート基を樹脂分子中に有していて架橋剤を必
要とせず自己架橋するタイプのものであってもよいし、
またブロックイソシアネート基を樹脂中に有しておらず
、樹脂組成物中に架橋剤としてブロックイソシアネート
化合物を含有する外部架橋タイプのものであってもよい
【0010】上記アミン付加エポキシ樹脂の製造に使用
されるポリエポキシド化合物は、エポキシ基を1分子中
に2個以上有する化合物であり、一般に少なくとも20
0、好ましくは400〜4,000、更に好ましくは8
00〜2,000の範囲内の数平均分子量を有するもの
が適しており、特にポリフェノール化合物とエピクロル
ヒドリンとの反応によって得られるものが好ましい。
【0011】該ポリエポキシド化合物の形成のために用
いうるポリフェノール化合物としては、例えばビス(4
−ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン、4,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−エタン、ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ
−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、
ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒ
ドロキシナフタレン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェ
ニル)メタン、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)−1
,1,2,2−エタン、4,4−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、フェノールノボラック、クレゾールノボラ
ック等が挙げられる。
【0012】該ポリエポキシド化合物はポリオール、ポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリ
アミドアミン、ポリカルボン酸、ポリイソシアネート化
合物などと一部反応させたものであってもよく、更にま
た、ε−カプロラクトン、アクリルモノマーなどをグラ
フト重合させたものであってもよい。
【0013】また、樹脂分子中にブロックイソシアネー
ト基を導入するためもしくは外部架橋剤として用いられ
るブロックイソシアネート化合物は、各々理論量のポリ
イソシアネート化合物とイソシアネートブロック剤(例
えば、アルコール系化合物、オキシム系化合物、フェノ
ール系化合物など)との付加反応生成物である。このポ
リイソシアネート化合物としては、例えば、トリレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フェニ
レンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)
シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネートなどの芳香族、脂環
式族、脂肪族のポリイソシアネート化合物およびこれら
のポリイソシアネート化合物の過剰量にエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン
、ヘキサントリオール、ヒマシ油などの低分子活性水素
含有化合物を反応させて得られる末端イソシアネート含
有化合物が挙げられる。
【0014】また、前記したアクリル系樹脂としては、
例えば、アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの(メ
タ)アクリル酸のアミノアルキルエステルを必須成分と
して、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、プロピル(
メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アク
リレートなどの(メタ)アクリル酸のC1−12アルキ
リエステル;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ
)アクリル酸のC1−4 ヒドロキシアルキルエステル
;グリシジル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル
酸;スチレン及びその誘導体(例えばα−メチルスチレ
ン)、(メタ)アクリロニトリル、ブタジエンなどのα
,β−エチレン性不飽和単量体を必要に応じて用いて、
常法に従って(共)重合することによって得られるもの
を挙げることができる。
【0015】本発明で用いる硬化性樹脂組成物には、解
離触媒として芳香族カルボン酸のアルキル錫エステル化
合物を使用することが好ましい。該化合物はカチオン樹
脂成分中あるいは水溶化の際の混合ワニス中に均一に混
合でき、塗料の安定性、塗面状態に異常を生じない液状
タイプのものである。
【0016】このような芳香族カルボン酸のアルキル錫
エステル化合物としては、アルキル錫の芳香族カルボン
酸エステルであれば特に制限なく使用できるが、アルキ
ル錫のアルキル基の炭素数は10以下が好ましく、また
芳香族カルボン酸としては、安息香酸、置換安息香酸が
好ましい。芳香族カルボン酸のアルキル錫エステル化合
物の代表例として、下記式で表わされるジオクチル錫ベ
ンゾエートオキシ、ジブチル錫ベンゾエートオキシ、ジ
オクチル錫ジベンゾエート、ジブチル錫ジベンゾエート
などが挙げられる。
【0017】前記液状錫触媒の使用量は、電着塗料に要
求される性能に応じて選択することができるが、一般的
には電着塗料組成物中の樹脂固形分100重量部に対し
て0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量部の
範囲である。
【0018】前記液状錫化合物を電着塗料中に配合する
ことによって電着塗料用樹脂、特にエポキシ樹脂との相
溶性が飛躍的に向上し、ハジキ、ブツなどの塗膜異常が
なく、また経時で触媒効果を失わないばかりでなく、電
着塗膜の防食性をも向上させることができる。
【0019】本発明において、上記硬化性樹脂組成物を
水性化するのに用いるカチオン電着性ゲル化微粒子重合
体の水分散液(以下、単に「ゲル化微粒子水分散液」と
いうこともある)は、本出願人の出願である特開平2−
47173号公報及び特開平2−64169号公報で提
案されているものを使用することができる。
【0020】例えば、(a)ビニル性二重結合と加水分
解性アルコキシシラン基を含有する重合性不飽和ビニル
シランモノマーと、 (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
飽和基を含有する重合性モノマーと、 (c)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
和モノマー及び (d)その他の重合性不飽和モノマー を分子内にアリル基を含有するカチオン性反応性乳化剤
を用いて乳化重合せしめてなるゲル化微粒子水分散液及
び加水分解性アルコキシシラン基及びカチオン性基を含
有するアクリル系共重合体とカチオン性酸性型コロイダ
ルシリカとの混合物を水分散化し、粒子内架橋させたコ
ロイダルシリカ含有ゲル化微粒子水分散液を挙げること
ができる。
【0021】前者のゲル化微粒子を形成する前記(a)
のビニルシランモノマーとしてはビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトオキシシラ
ン類があるが、これらのうち好ましいのはγ−メタクリ
ルオキシプロピルトリメトキシシランである。
【0022】前記(b)の重合性モノマーとしては、多
価アルコールの重合性不飽和モノカルボン酸エステル、
多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル及び2個以
上のビニル基で置換された芳香族化合物などがあり、そ
れらの例としては、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン等を挙げること
ができる。
【0023】前記(c)のビニル性二重結合と水酸基を
含有する重合性不飽和モノマーは、ゲル化微粒子重合体
中に水酸基を導入するモノマー成分であり、水酸基はゲ
ル化微粒子重合体を製造するときの親水基もしくは分散
粒子間の架橋反応の官能基の働きをする。該不飽和モノ
マーの例としては2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど
が挙げられる。
【0024】前記(d)のその他の重合性不飽和モノマ
ーはゲル化微粒子重合体を構成する残りの成分であり、
例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、プロピル(メタ)アクリレートなどの(
メタ)アクリル酸のアルキル(C1 〜C18)エステ
ル;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンな
どのビニル芳香族モノマー;(メタ)アクリル酸のアミ
ド化合物;(メタ)アクリロニトリル;などの通常のア
クリル樹脂の合成に用いられる公知のモノマーを使用す
ることができる。
【0025】ゲル化微粒子を構成する前記モノマー(a
)〜(d)の配合割合は、 (a)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (b)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (c)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (d)モノマー:10〜97重量%、好ましくは40〜
91重量% の範囲である。
【0026】また、分子内にアリル基を含有するカチオ
ン性反応性乳化剤としては、代表的なものとして次式(
I)
【0027】
【化1】
【0028】で表わされる第四級アンモニウム塩を含有
する反応性乳化剤がある。このものは公知であり(特開
昭60−78947号公報)、ラテムルK−180(商
品名、花王株式会社製)として市販されている。
【0029】アリル基を含有するカチオン性反応性乳化
剤の使用量は通常ゲル化微粒子の固形分100重量部に
対して0.1〜30重量%好ましくは0.5〜5重量%
の範囲で用いるのがよい。
【0030】上記(a)〜(d)の不飽和モノマーの共
重合は、アクリル共重合体を製造するためのそれ自体公
知の方法である乳化重合法によって行なうことができる
。上記のモノマー混合物を水媒体中でアリル基を含有す
るカチオン性反応性乳化剤及び水溶性アゾアミド化合物
重合開始剤の存在下に通常約50〜約100℃の反応温
度において約1〜約20時間反応を続けることにより行
なうことができる。
【0031】ゲル化微粒子は、通常その水分散液は総重
量に基づいて約10〜40重量%の樹脂固形分含量を有
する。ゲル化微粒子の粒径は、500nm以下、好まし
くは10〜300nm、より好ましくは50〜100n
mである。粒径の調整は分子内にアリル基を含有するカ
チオン性反応性乳化剤の量を調節することによって行な
うことができ、容易に所望の範囲のものを得ることがで
きる。
【0032】また、コロイダルシリカ含有ゲル化微粒子
は、前記(a)モノマー、(c)モノマー及び(d)モ
ノマーの他に、ビニル性二重結合とカチオン性基を含有
する重合性不飽和モノマー(e)〔例えば、ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートなどのジアルキル(C1−6
 )アミノアルキル(C1−6 )(メタ)アクリレー
ト〕を以下に述べる配合割合: (a)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (e)モノマー:5〜30重量%、好ましくは5〜25
重量% (c)モノマー:0〜30重量%、好ましくは5〜20
重量% (d)モノマー:10〜94重量%、好ましくは35〜
82重量% で共重合して得られるアクリル系共重合体とカチオン性
酸性型コロイダルシリカとを混合し、水分散化して粒子
内架橋せしめてなるものである。
【0033】アクリル系共重合体は、一般に、約10〜
約100、好ましくは約15〜約80のアミン価;0〜
約200、好ましくは約30〜約130の水酸基価;及
び約5,000〜約100,000、好ましくは約7,
000〜約30,000の数平均分子量を有することが
望ましい。
【0034】カチオン性酸性型コロイダルシリカの市販
品としては、例えば「アデライトCT−300」および
「アデライトCT−400」(旭電化工業(株)製品)
、「スノーテックスO」(日産化学工業(株)製品)、
「カタロイドSN」(触媒化成工業(株)製品)などを
挙げることができ、SiO2 を基本単位とする水中分
散体であって、特に0.004〜0.1μm の範囲内
の平均粒子径を有するものが包含される。
【0035】上記アクリル系共重合体とコロイダルシリ
カとの混合比率は厳密に制限されるものではないが、一
般には、固形分比でアクリル系共重合体100重量部に
対してコロイダルシリカ1〜50重量部の範囲が好まし
く、さらには5〜20重量部の範囲にあることがより好
ましい。
【0036】このようにして製造されるコロイダルシリ
カ含有ゲル化微粒子水分散液は、分散粒子の平均粒子径
が一般に1μm 以下、好ましくは0.01〜0.3μ
m 、より好ましくは0.05〜0.2μm の範囲内
である。粒径の調整はアクリル系共重合体中のカチオン
性基の量およびコロイダルシリカの種類および量を調節
することによって行なうことができ、容易に所望の範囲
のものを得ることができる。
【0037】本発明において、上記硬化性樹脂組成物を
ゲル化微粒子水分散液で水性化する方法は、硬化性樹脂
組成物の有機溶剤溶液を酸性化合物で中和し、中和樹脂
組成物有機溶液を得たのち、このものに油相から水相に
相転換するまで該ゲル化微粒子水分散液を徐々に添加し
て水分散化物を得たのち更に得られた水分散化物に該ゲ
ル化微粒子水分散液を添加することによって実施できる
。該酸性化合物としては、例えば塩酸、リン酸、ギ酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、ヒドロキシ酢酸など
の無機及び有機酸が使用できる。中和は通常最終的に得
られるカチオン電着塗料のpHが3〜9、好ましくは5
〜8の範囲になるように配合するのが望ましい。
【0038】有機溶剤は硬化性樹脂組成物を溶解もしく
は分散できるものであれば特に制限なしに使用できるが
、好ましくは水混和性の有機溶剤を主成分とするものが
望ましい。水混和性の有機溶剤の代表的な例としてはプ
ロパノール、ダイアセトンアルコール、sec−ブタノ
ール、tert−ブタノールなどのアルコール類、エチ
レングリコール、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ
、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールなどのエーテルアルコール類及びその他ア
セトン、カルビトールアセテートなどが挙げられる。 また、上記以外にも、例えばキシレン、トルエンなどの
芳香族炭化水素類、酢酸ブチルなどのエステル類、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、n−ブタノールなどの
アルコール類などの水混和性の乏しい有機溶剤も併用し
て使用できる。
【0039】上記相転換に必要なゲル化微粒子水分散液
の配合量は、硬化性樹脂種類、中和剤種類、有機溶剤種
類及びこれらの配合割合によってそれぞれ異なり、該水
分散液の配合量を決めることは難かしいが、通常、硬化
性樹脂濃度が固形分約35〜50重量%の範囲になるま
で配合することが望ましい。
【0040】また該ゲル化微粒子水分散液の固形分は、
約20重量%以下、好ましくは約15重量%以下、更に
好ましくは約10重量%以下の範囲で行なうことが望ま
しい。固形分が約20重量%より高くなると水性化物の
粒子径が大きくなり塗料貯蔵安定性や塗面平滑性などが
低下する恐れがあるので好ましくない。
【0041】更に上記の方法で得た水分散化物に添加す
るゲル化微粒子水分散液としては、上記水分散化物を得
るために使用したと同様のゲル化微粒子水分散液が使用
できる。ゲル化微粒子水分散液の固形分は、特に制限な
しに、例えば、約10〜40重量%のものが使用できる
【0042】本発明において、ゲル化微粒子水分散液の
配合割合は、水分散化時及び水分散化後に配合するゲル
化微粒子及び硬化性樹脂組成物の総合計量(固形分)で
ゲル化微粒子が約1〜35重量%、好ましくは約4〜2
0重量%、硬化性樹脂組成物が約99〜65重量%、好
ましくは約96〜80重量%の範囲が望ましい。ゲル化
微粒子の割合が約1重量%より少ないとエッジ部に対す
る塗膜被覆性が低下し、他方、約35重量%より多くな
ると塗面平滑性が低下するので好ましくない。また、該
ゲル化微粒子は、微粒子の総合計量(固形分)で水分散
化時に約40〜80重量%、好ましくは約50〜75重
量%を配合し、残りを水分散化後に約60〜20重量%
、好ましくは約50〜25重量%配合することが望まし
い。水分散化時に配合するゲル化粒子が約80重量%を
越え、そして水分散化後に配合するゲル化微粒子が約2
0重量%を下回ると塗料貯蔵安定性及びエッジ部に対す
る塗膜防食性が低下し、逆に、水分散化時に配合するゲ
ル化微粒子が約40重量%を下回り、そして水分散後に
配合するゲル化微粒子が約60重量%を越えると塗膜平
滑性が低下する恐れがあるので好ましくない。
【0043】水性化は、特に制限されず従来から知られ
た、例えばデゾルバー、ホモミキサーなどの分散機を用
いて実施できる。また、本発明の電着塗料組成物には、
従来から使用されている着色顔料、体質顔料、防錆顔料
等を配合することができるが、体質顔料を配合しないほ
うが塗面平滑性の面から好ましい。
【0044】
【作用及び発明の効果】本発明によって得られるカチオ
ン電着塗料は、添加されるゲル化微粒子が凝集、異常電
着、沈降などの問題をおこすことなく共電着され、焼付
時にゲル化微粒子に存在するアルコキシシラン基の加水
分解によって生成したシラノール基が該シラノール基同
志および水酸基と縮合して粒子間架橋およびベース樹脂
との架橋が行なわれる効果と、ゲル化微粒子自身の体積
効果の両方により塗膜の溶融粘度の低下を制御できるの
で、塗膜の平滑性とエッジ部の塗膜形成性を容易に維持
することができる。
【0045】また、本発明において、硬化性樹脂組成物
の水分散化時にゲル化微粒子水分散液を用いると該ゲル
化微粒子成分が硬化性樹脂組成物とからみ合った形で水
分散化され、該ゲル化微粒子成分自体流動性がなくかつ
水分散性が良いので貯蔵安定性及びエッジ部への被膜形
成性に優れた塗料が得られるといった効果があり、更に
得られた水分散化物にゲル化微粒子水分散液を添加する
と硬化性樹脂組成物及びゲル化微粒子で構成される粒子
の相互間にゲル化微粒子が存在するようになって粒子の
相互間の融着性が低下し系の溶融粘度が上昇することに
よってエッジ部への被膜形成性が向上するものと推察さ
れる。
【0046】また、本発明において、本発明で得たカチ
オン電着塗料を用いて形成されたカチオン電着塗膜には
、更に、下記した中塗塗料が塗装できる。
【0047】該中塗塗料を該カチオン電着塗膜の上に塗
装することによって、より優れた塗面平滑性を持つ塗膜
が得られるといった利点を有することができる。
【0048】該中塗塗料としては、本出願人の出願にな
る特開昭63−248871号公報に記載されているも
のを挙げることができる、具体的には、(A)シクロヘ
キサンジメタノールと脂肪族飽和二塩基酸とからなり両
末端に1級水酸基を含有する数平均分子量が300〜8
00の線状低分子量ポリエステルジオール、(B)多塩
基酸と多価アルコールとからなる数平均分子量が1,0
00〜5,000の水酸基含有ポリエステル樹脂および
(C)平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジン核
1個当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロール基を
0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基であるメラミン
樹脂を主成分とし、(A)、(B)および(C)成分の
固形分合計重量にもとづいて、(A)成分が10〜30
重量%、(C)成分が25〜40重量%、残りが(B)
成分である中塗塗料組成物である。
【0049】上記中塗塗料は、上記(A)、(B)、(
C)成分を主成分とするが、さらにエポキシ樹脂、レベ
リング剤、たれ防止剤、硬化促進剤(酸触媒)などの各
種、変性剤、助剤を必要に応じて添加することができる
【0050】また、中塗塗膜の膜厚保持性、塗装作業性
及び塗膜の物理強度向上等のため、酸化チタン、硫酸バ
リウム、タンカル、クレー等の無機顔料や、これに加え
て着彩のための有機顔料を上記(A)、(B)および(
C)成分の合計樹脂固形分100重量部に対して、50
〜100重量部配合することが好ましい。
【0051】塗膜形成方法は、まず前記したカチオン電
着塗料組成物を一般に固形分濃度が約5〜20重量%と
なるように脱イオン水などで希釈し、さらにpHを5.
5〜9.0、好ましくは5.8〜7.0の範囲内に調整
した電着浴とし、浴温15〜35℃に調整し、負荷電圧
50〜400Vの条件で電着塗装を行なう。未硬化の電
着塗膜は100℃〜200℃の温度で焼付けられ、乾燥
膜厚10〜40μの電着塗膜が形成される。ついで、こ
の電着塗膜の上に前記の中塗塗料が有機溶剤で、塗装適
正粘度に調整され、スプレー塗装、静電塗装などによっ
て塗装され、120℃以上の温度で加熱され乾燥膜厚3
0〜45μの中塗塗膜が形成される。
【0052】かくして得られる、電着塗膜〜中塗塗膜か
らなる塗膜表面は、平滑性に非常に優れ、エッジカバー
も良好である。さらにその上に上塗塗料を施してもその
塗膜は平滑で鮮映性の優れたものになる。
【0053】なお、形成される塗膜により優れた耐チッ
ピング性が求められる場合、電着塗膜の上に、特定の静
的ガラス転移温度を有する変性ポリオレフィン系樹脂を
主成分とするバリヤコート(特開昭61−114779
号公報等)が塗装されてもよい。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 なお、部及び%はいずれも重量部及び重量%を表わす。
【0055】硬化性樹脂組成物ワニス エポキシ当量500を持つエポキシ樹脂(エピコート1
001)500部をメチルイソブチルケトン300部に
溶解し、ジエチルアミンを80〜100℃で滴下し、1
20℃に加熱し1時間保持しエポキシ樹脂−アミン付加
物を得た。別にトリレンジイソシアネート174部をセ
ロソルブ180部に60〜80℃で滴下し、120℃に
加熱し1時間保持し、ブロックイソシアネートを得た。 上記エポキシ樹脂−アミン付加物及びブロックイソシア
ネートを混合して固形分約74%の樹脂組成物を得た。 次にこのもの135部にジブチル錫ベンゾエートオキシ
1.5部及び酢酸5部を配合しデゾルバーで混合を行な
って固形分72%の硬化性樹脂組成物ワニスを得た。
【0056】顔料ペースト 上記エポキシ樹脂−アミン付加物5部、酸化チタン19
部、精製クレー5部、カーボンブラック1部、酢酸0.
25部、脱イオン水39.7部をペブルミルで分散を行
なって固形分43%の顔料ペーストを得た。
【0057】実施例1 前記72%硬化性樹脂組成物ワニス139部をデゾルバ
ーで攪拌を行ないながら、このものに固形分10%のゲ
ル化微粒子分散液(特開平2−64169号公報の実施
例1に基づいて得られた20%のカチオン性酸性型コロ
イダルシリカ含有ゲル化微粒子分散液を固形分10%ま
で希釈したもの)100部を徐々に添加し固形分46%
の水分散液を得た。続いて得られた水分散液に固形分2
0%のゲル化微粒子分散液(上記希釈前の分散液)25
部、脱イオン水346部及び顔料ペースト70部を配合
して固形分20%のカチオン電着塗料を得た。
【0058】実施例2 実施例1において、コロイダルシリカ含有ゲル化微粒子
分散液の代わりに固形分10%のゲル化微粒子分散液(
特開平2−47173号公報の実施例1に基づいて得ら
れた固形分20%のカチオン電着性ゲル化微粒子分散液
を固形分10%に希釈したもの)を使用する以外は、実
施例1と同様の方法で固形分20%のカチオン電着塗料
を得た。
【0059】実施例3 実施例1において固形分10%のゲル化微粒子分散液に
代えて10%ゲル化微粒子分散液(特開平2−6416
9号公報の実施例1に基づいて得られた20%のカチオ
ン性酸性型コロイダルシリカ含有ゲル化微粒子分散液を
脱イオン水で固形10%に希釈したもの)を使用する以
外は実施例1と同様の方法で固形分20%の電着塗料を
得た。上記実施例で得たカチオン電着塗料の貯蔵安定性
及び塗膜性能をまとめて表−−1に示す。
【0060】塗膜形成方法 カチオン電着塗料中に、パールボンド#3020(日本
パーカライジング(株)製、リン酸亜鉛系)で化成処理
した0.8×300×90mmの冷延ダル鋼板(端面と
平坦部との角度が45度)を浸漬し、それをカソードと
して電着塗装を行なった。電着塗装条件は、電着塗料浴
温30℃、pH6.5、電圧300Vであり、膜厚(乾
燥膜厚に基づいて)20μm の電着塗膜を形成し、電
着後塗膜を水洗し、170℃、20分間焼付を行なった
【0061】実施例4 実施例1のカチオン電着塗料を用いて作成した塗装板の
電着塗膜の上に、特開昭63−248871号公報の実
施例1に基づく中塗塗料をフォードカップ#4/20℃
で25±1秒にキシレンで希釈し、乾燥膜厚にして40
〜45μになるよう塗装して7分間室温放置、140℃
で30分間焼付硬化させる。ついで、その上に上塗塗料
(関西ペイント(株)製、アミラックホワイトアミノア
ルキド樹脂系上塗り塗料、1コート1ベーク用白色塗料
、鉛筆硬度H)を乾燥膜厚30〜40μに塗装し、14
0℃、30分間焼付乾燥を行なった。
【0062】中塗塗料: (i)シクロヘキサンジメタノールとコハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸の二塩基酸ジエステル混合物とを用い
てなり、両末端に1級水酸基を有するポリエステルジオ
ール(数平均分子量435、水酸基価230)20部(
ii)トリメチロールプロパン274部、1,6ヘキサ
ンジオール944部、ヘキサヒドロ無水フタル酸462
部およびアジピン酸876部からなる、酸価10、数平
均分子量1,550、水酸基価108のポリエステルワ
ニス45部 (iii)Cymel  327(アメリカン  サイ
アナミド  カンパニー製、商品名)、平均縮合度1.
8、トリアジン核1個あたり、イミノ基1.5個、メチ
ロール基0.7個およびメトキシ基3個を有するメラミ
ン樹脂35部及び (iv)顔料90.3部(酸化チタン70部、硫酸バリ
ウム20部、カーボンブラック70.3部)からなる塗
料組成物。
【0063】実施例5 実施例1で得られた電着塗膜の上に、中塗塗料(関西ペ
イント(株)製、“アミラックN−2シーラー”アミノ
ポリエステル樹脂系中塗り塗料)を乾燥膜厚25〜35
μに塗装し、140℃、30分間焼付乾燥を行ない、さ
らにその上に実施例4で用いた上塗塗料を同様に塗装し
た。結果をまとめて表−1に示す。
【0064】比較例 前記72%硬化性樹脂組成物ワニス139部をデゾルバ
ーで攪拌を行ないながら、脱イオン水441部を徐々に
添加し、続いて前記顔料ペースト70部を配合して固形
分20%の水分散化物を得た。次に該水分散化物650
部に実施例3で用いた20%のカチオン性酸性型コロイ
ダルシリカ含有ゲル化微粒子分散液75部をデゾルバー
で混合して固形分20%のカチオン電着塗料を得た。結
果を表−1に示す。
【0065】また、実施例1〜3及び比較例において顔
料ペーストを全く配合しない以外は実施例1〜3及び比
較例に記載の方法と同様にして製造を行なって顔料成分
を有さない実施例1〜3及び比較例の水分散液を得た。 これらの水分散液は、それぞれ実施例1は平均粒子径0
.2μ以下、貯蔵安定性良好であり、実施例2は平均粒
子径0.2μ以下、貯蔵安定性良好であり、実施例3は
平均粒子径0.2μ以上、貯蔵安定性若干沈降物が見ら
れ、比較例は平均粒子径0.5μ以上、貯蔵安定性沈降
物、凝集物が見られた。貯蔵安定性は30℃7日間放置
したのち沈降物、凝集物を観察した。
【0066】
【表1】
【0067】性能試験方法 (*1)塗膜溶融粘度 焼付時の電着塗膜溶融粘度を転球式粘度測定法(JIS
−Z−0237に準ずる)との対比により引っかき傷跡
の熱流動外観から評価した。数値は最低時の粘度(セン
チポイズ)を示す。
【0068】(*2)端面被覆性 平坦部の硬化膜厚が20μm となる条件で、エッジ部
角度約20°のカッターナイフの替刃(オルファ製LB
−10〜パールボンド#3020処理)に電着塗装し、
所定の焼付条件で硬化させて試験板を作成する。試験板
のエッジ部が垂直になる様にソルトスプレー装置にセッ
トし、JIS  Z2371塩水噴霧試験により168
時間後のエッジ部の防食性を評価する。
【0069】○:サビ発生全くなし △:サビ発生 ×:サビ著しく発生。
【0070】(*3)塗面平滑性 電着塗面の仕上り性を目視で評価する。 ○  良好 △  やや不良 ×  不良。
【0071】(*4)耐衝撃性 JIS  K5400−1979  6,13,3B法
に準じて、20℃の雰囲気下において行なう。重さ50
0g、撃心の尖端直径1/2インチの条件で塗膜損傷を
生じない最大高さを示す(cm) 。50cmを最高値
とした。
【0072】(*5)耐チッピング性 焼付電着塗装板に、さらに熱硬化性の中塗り塗料および
上塗塗料を塗装し、加熱硬化したものについて下記の試
験を行なう。
【0073】■  試験機器:Q−G−Rグラベロメー
ター(Qパネル会社製品) ■  吹付けられる石:直径約15〜20mmの砕石■
  吹付けられる石の容量:約500ml■  吹付け
エアー圧力:約4kg/cm2 ■  試験時の温度:
約20℃ 試験片を試験片保持台にとりつけ、約4kg/cm2 
の吹付けエアー圧力で約500mlの砕石を試験片に発
射せしめた後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を評価
した。塗面状態は目視観察し下記の基準で評価する。 (評価) ○(良):上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
か認められる程度で、電着塗膜の剥離が全く認められず
。 △(やや不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃による
キズがみられしかも電着塗膜の剥れが僅かに認められる
。 ×(不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃によるキズ
が多く認められ、しかも電着塗膜の剥れもかなり認めら
れる。
【0074】(*6)温水浸漬2次付着性40℃の水に
20日間浸漬した後JIS  K5400−1979 
 6.15に準じて塗膜にゴバン目を作り、その表面に
粘着セロハンテープを貼着し、急激に剥がした後の塗面
を評価する。 ○:異常なく良好。 △:ゴバン目の縁が僅かにハガレる。 ×:ゴバン目の一部分がハガレる。
【0075】(*7)耐塩水噴霧性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカットキ
ズを入れ、これをJISZ2371によって1,000
時間塩水噴霧試験を行ない、ナイフ傷からの錆、フクレ
巾を測定する。
【0076】(*8)2コート耐候性 焼付電着塗板上に、さらにアミノアルキド樹脂系塗料ア
ミラッククリヤー(関西ペイント社製)を35μm 塗
装し、140℃、15分焼付けた。この塗板を20時間
サンシャインウエザオメーターにかけ、40℃の水中に
20時間浸漬した後、塗板にクロスカットを入れて、セ
ロファン粘着テープで剥離試験を行なう。この試験を繰
り返し行なう。
【0077】(*9)写像性測定器〔IMAGE  C
LARITY  METER:スガ試験機(株)製〕で
測定。表中の数字はICM値で0〜100%の範囲の値
をとり、数値の大きい方が鮮映性(写像性)がよく、I
CM値が80以上であれば鮮映性が極めてすぐれている
ことを示す。
【0078】(*10)ゴバン目(1×1mm  10
0個)セロハン粘着テープテスト。残ったマス目の数を
示す。
【0079】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カチオン樹脂及びブロックポリイソシ
    アネート化合物を有機溶剤に溶解もしくは分散してなる
    硬化性樹脂有機溶液をカチオン電着性ゲル化微粒子重合
    体水分散液で水性化し水分散化物を得たのち、更に該水
    分散化物に該カチオン電着性ゲル化微粒子重合体水分散
    液を添加することを特徴とするカチオン電着塗料の製造
    方法。
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