JPH04276440A - クロス用バッキング材 - Google Patents

クロス用バッキング材

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Publication number
JPH04276440A
JPH04276440A JP3759591A JP3759591A JPH04276440A JP H04276440 A JPH04276440 A JP H04276440A JP 3759591 A JP3759591 A JP 3759591A JP 3759591 A JP3759591 A JP 3759591A JP H04276440 A JPH04276440 A JP H04276440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
backing material
door trim
weight
parts
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3759591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Mori
博昭 森
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クロスの成形形状を
保持するクロス用バッキング材に関するもので、特に、
クロスの毛倒れをなくし、かつ成形性に優れたクロス用
バッキング材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用内装表皮材としては
、塩ビシート,ABSシート等の樹脂シートや、クロス
,カーペット等の布製シート等が使用されている。
【0003】図4は、自動車用内装部品の一例である自
動車用ドアトリムを示すもので、このドアトリム1は、
所要形状に成形されたドアトリム本体2と、このドアト
リム本体2の表面所定箇所に装着される装飾部材3とか
ら大略構成されている。
【0004】そして、ドアトリム本体2および装飾部材
3の構成については、まず、ドアトリム本体2は、木質
系マット等を所要形状に熱圧成形してなる保形性を備え
た芯材2aと、この芯材2aの表面側に真空成形等によ
り一体貼着される塩ビシート等の表皮材2bとから構成
されている(図5参照)。
【0005】一方、装飾部材3は、クロス3aの裏面に
PVCシート等のバッキング材3bがラミネートされた
構成であり、この装飾部材3は、ドアトリム本体2の装
着箇所の曲面形状に予め成形されているのが通常である
【0006】すなわち、まず、図6に示すように、ヒー
タ4により装飾部材3のバッキング材3b側を加熱し、
バッキング材3bの軟化後、図7に示すように、コール
ドプレス用上下型5,6により所要形状にプレス成形し
、プレス下型5に周設された切断刃7によりトリムカッ
ト加工を同時に行ない、図5に示す形状の装飾部材3を
製作している。
【0007】そして、装飾部材3のバッキング材3bの
従来構成としては、PVC樹脂(重合度1300)10
0重量部に対して、DOP可塑剤;40重量部、ABS
樹脂;20重量部、炭カル等の充填剤;20重量部を添
加した組成のものをシート状に押出成形しているのが一
般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成のバッキング材3bを使用した装飾部材3においては
、装飾部材3の加熱工程ならびにプレス成形工程におい
て、バッキング材3bの表面温度を180℃以上に設定
しなければ成形が困難であり、一方、クロス3aの表面
温度は、逆に100℃以下でないとクロスの毛倒れが生
じるという不具合があった。
【0009】そして、図8に示すグラフのように、従来
構成のクロス3a,バッキング材3bからなる装飾部材
3では、所望形状に成形するためには、クロスの毛倒れ
が避けられないというのが現状であり、特に、起毛調ク
ロスを使用する際、この傾向が著しく、製品外観の著し
い低下を招くという不具合が指摘されている。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、クロスの裏
面にラミネートされるバッキング材の組成を変更するこ
とにより、クロスの成形性を確保するとともに、クロス
の毛倒れを可及的に防止するようにしたクロス用バッキ
ング材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クロスの裏面にラミネートされ、所要形
状に熱成形されたクロスの成形形状を保持するクロス用
バッキング材であって、前記バッキング材は、重合度8
00〜1300のPVC樹脂100重量部に対して、可
塑剤;20〜40重量部、ABS樹脂;20重量部、充
填剤;20重量部が混入され、シート状に押出成形され
ていることを特徴とする。
【0012】前記PVC樹脂の重合度において、重合度
が800未満であると、シート状に押出し成形が困難に
なるとともに、逆に重合度が1300を越えた場合には
従来同様成形温度として180℃という高温が必要にな
る。
【0013】さらに、可塑剤の混入比をPVC樹脂10
0重量部に対して、20〜40重量部にしたのは、20
重量部未満では、バッキング材の硬度が硬くなりすぎ、
原反保管時ロール巻き操作や、圧着後の手直し作業が悪
くなるためであり、また、40重量部を越えた場合には
、保形性を損う傾向にある。
【0014】
【作用】以上の構成から明らかなように、PVC樹脂の
重合度を低重合度に設定し、かつ可塑剤の比率を下げる
ことにより、低温での成形が可能になるとともに、所望
の保形性が得られる。
【0015】更に、加熱時間も短く設定できるため、成
形サイクルの短縮化も可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るクロス用バッキング材の
実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0017】図1,図2は本発明を自動車内装用表皮材
に適用したもので、図1はドアトリムの斜視図、図2は
同ドアトリムの断面図を示す。
【0018】図1において、この自動車用ドアトリム1
0は所要形状に成形されたドアトリム本体20と、この
ドアトリム本体20の表面下部側に装着される装飾部材
30とから大略構成されている。
【0019】そして、ドアトリム本体20は、図2に示
すように木質系マットを所要形状に熱圧成形してなり、
保形性を備えた芯材21と、芯材21の表面側に真空成
形等により一体貼着される発泡塩ビシート等の表皮材2
2とから構成されており、装飾部材30は、クロス31
とクロス31の裏面にラミネートされたバッキング材3
2との積層体から構成され、予め、ドアトリム本体20
の表面形状に対応して所要形状に成形されている。
【0020】ところで、本発明の特徴は、このバッキン
グ材32の組成を表1のようにすることで、装飾部材3
0の成形時、クロス31の毛倒れがなく任意な形状に自
由に成形できるようにしたことである。
【0021】
【表1】
【0022】そして、本発明の組成によれば、図3に示
すグラフのように、バッキング材32の表面温度が13
0℃で成形が可能となり、図3のグラフ中斜線で示す条
件(バッキング材32の表面温度130℃以上、クロス
31の表面温度100℃以下)に設定すれば、クロス3
1の毛倒れがなく、かつ良好な成形性が得られることが
容易に理解できる。
【0023】なお、上述した実施例はドアトリム10の
装飾部材30のバッキング材32に本発明を適用したも
のであるが、自動車用内装表皮材であればよく、特にそ
の用途を限定するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によるクロス
用バッキング材は、ベースであるPVC樹脂の重合度を
低く設定するとともに、可塑剤の組成割合を少なくする
ことにより、成形温度を低く設定することが可能となり
、成形時のクロスの毛倒れが可及的に防止できるため、
クロスの風合いを損うことなく、美麗な外観が維持でき
、外観意匠性を向上させるという効果を有する。
【0025】さらに、低温成形が可能なため、加熱時間
も短く設定でき、成形サイクルも短縮できることから、
生産効率も向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車用ドアトリムを示す斜
視図。
【図2】図1に示すドアトリムの構成を示す断面図。
【図3】本発明を適用した装飾部材における、バッキン
グ材の表面温度とクロスの表面温度との相関関係を示す
グラフ。
【図4】ドアトリムを示す外観図。
【図5】図4に示すドアトリムの構成を示す断面図。
【図6】装飾部材の加熱工程を示す断面図。
【図7】装飾部材のプレス工程を示す断面図。
【図8】従来の装飾部材におけるバッキング材の表面温
度とクロスの表面温度との相関関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10  自動車用ドアトリム 20  ドアトリム本体 21  芯材 22  表皮材 30  装飾部材 31  クロス 32  バッキング材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロス(31)の裏面にラミネートされ、
    所要形状に熱成形されたクロス(31)の成形形状を保
    持するクロス用バッキング材(32)であって、前記バ
    ッキング材(32)は、重合度800〜1300のPV
    C樹脂100重量部に対して、可塑剤;20〜40重量
    部、ABS樹脂;20重量部、充填剤;20重量部が混
    入され、シート状に押出成形されていることを特徴とす
    るクロス用バッキング材。
JP3759591A 1991-03-04 1991-03-04 クロス用バッキング材 Withdrawn JPH04276440A (ja)

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JP3759591A JPH04276440A (ja) 1991-03-04 1991-03-04 クロス用バッキング材

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JP3759591A JPH04276440A (ja) 1991-03-04 1991-03-04 クロス用バッキング材

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JPH04276440A true JPH04276440A (ja) 1992-10-01

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ID=12501912

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JP3759591A Withdrawn JPH04276440A (ja) 1991-03-04 1991-03-04 クロス用バッキング材

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Effective date: 19980514