JPH04270279A - 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボキシレ−トの異性体類 - Google Patents

1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボキシレ−トの異性体類

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JPH04270279A
JPH04270279A JP2410131A JP41013190A JPH04270279A JP H04270279 A JPH04270279 A JP H04270279A JP 2410131 A JP2410131 A JP 2410131A JP 41013190 A JP41013190 A JP 41013190A JP H04270279 A JPH04270279 A JP H04270279A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】1−アザビシクロ[2.2.2]
オクト−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン
−3−カルボキシレ−トの異性体類およびそれらの無毒
の酸付加塩類は強心剤としての効用および例えば鬱血性
心不全の如き心臓脈管障害の治療における効用を有する
有用なカルシウムアゴニストである。 【従来の技術】筋肉の収縮におけるカルシウムイオンの
欠かせない役割は前世紀から周知である。カルシウムイ
オンの作用が細胞内で起きる骨格筋とは対照的に、平滑
筋および心筋の作用はカルシウムの細胞外濃度に大部分
依存している。従って、細胞外カルシウムの調節が数種
の心臓脈管障害の治療において重大の役割を演じる。こ
れらのイオンを調節するために使用されている最も一般
的な試薬はカルシウム拮抗質すなわちカルシウムチャン
ネル遮蔽剤である。簡単に述べると、これらはカルシウ
ムイオンの細胞内への加入を「遅らせ」、そしてそれに
より心筋の力すなわち収縮性を減少させて血圧を低下さ
せる。さらに、これらの試薬は冠動脈の異常な血管収縮
により生じるアンギナの治療および古典的な労力と関連
したアンギナにおける用途も見いだされている。これら
のイオンを調節するための他のさらに規模の小さい種類
の試薬はカルシウムアゴニストすなわちカルシウムチャ
ンネル活性剤である。これらの化合物は細胞壁を通るカ
ルシウムイオンの運動を促進させ、その結果として収縮
性を増加させる。それらは例えば鬱血性心不全の如き減
じられた心臓血液搏出量障害の治療において有用である
。一方、それらをカルシウムチャンネルの薬学的研究に
おける手段として使用することもできる。1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−5−ニトロ−4−(2−トリ
フルオロメチルフェニル)−3−ピリジン−3−カルボ
ン酸メチル[BAY K 8644、M.シュラム(S
chramm)、G.トーマス(Thomas)、R.
トワード(Toward)およびG.フランコヴィアク
(Frankowiak)、ネーチャー(Nature
)、303、535(1983)、ドイツ特許DE3,
447,169およびヨーロッパ特許186,028A
2]がジヒドロピリジンカルシウムアゴニストの原型で
あり、それの薬学的性質は充分に研究されている。それ
は強力な正の変力性効果を引き起こす。H.ロッグ(R
ogg)他[Biochem. Biophys. R
es. Commun.、118;842、1984、
ヨーロッパ特許111,453および111,455]
は、4−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1
,4,5,7−テトラヒドロ−2−メチル−5−オキソ
フロ[3,4−b]ピリジン−3−カルボン酸エチル(
CGP28392)を開示しており、そして細胞外カル
シウムイオン濃度を投与量依存的方法で増加させるそれ
の能力を記載している。この型の薬学的試薬の生物学的
活性に対する立体化学性の影響は、R.P.ホッフ(H
off)、U.T.リューグ(Ruegg)、A.ホフ
(Hof)およびA.フォーゲル(Vogel)により
記載されている[J. Cardiovasc. Ph
armacol.、7、689(1985)、英国特許
2,145,895およびドイツ特許3,438,88
4]。ラセミ体4−(4−ベンゾフラザニル)−1,4
−ジヒドロ−2,6−ジメチル−5−ニトロピリジン−
3−カルボン酸2−プロピルはカルシウムアゴニズムの
典型的な結果である低い脱分極水準においては兎の大動
脈環の収縮を強めるが、高い脱分極水準においては収縮
および放射性カルシウム吸収を抑制する。Rエナンチオ
マーも収縮および放射性カルシウム吸収を抑制し、そし
て刺激剤活性は示さない。しかしながら、Sエナンチオ
マーは脱分極−誘発性収縮に関する濃度−応答曲線をほ
とんど平行方式で左に移行させ、それは収縮を強める。 この化合物は全ての脱分極水準において放射活性カルシ
ウム吸収を依存的に強める。従って、このジヒドロピリ
ジンの立体異性体類はそれらの立体化学性によってカル
シウム加入遮蔽剤またはカルシウム加入強化剤として行
動する。β−アミノ−4−(2−クロロフェニル)−1
,4−ジヒドロ−6−メチルピリジン−3−カルボン酸
エチルに関しても、P.グジョルストラップ(Gjor
strup)、H.ハーディング(Harding)、
R.イサクソン(Isaksson)およびC.ウェス
テールンド(Westerlund)[Eur. J.
 Pharmacol.、122、357(1986)
]により、同様な結果が記されている。このジヒドロピ
リジンの光学的異性体類が猫の乳頭筋および鼠の門脈中
で反対の活性を有することが見いだされている。(+)
エナンチオマーはカルシウムイオンの活性を抑制し従っ
てこれらの組織の収縮力を減少させるが、(−)エナン
チオマーはカルシウムの効果に刺激を与えそして収縮力
を相当増加させることが見いだされている。容易にわか
るように、種々の構造的に異なるジヒドロピリジン類が
カルシウムアゴニスト活性を有している。実際に、P.
グジョルストラップ(Gjorstrup)他[Eur
. J. Pharmacol.、122、357(1
986)]は「(カルシウムチャンネルに対する)アゴ
ニストの特異的適合性の原因となる構造的特徴は不明瞭
のようである」と述べている。1,4−ジヒドロピリジ
ン−3−カルボン酸エステルのアルキル部分中で塩基性
アミンを有するカルシウムチャンネル改質剤が比較的少
ししか記載されていない。他のカルシウムアゴニストで
あるエチル−3−アニリノカルボニル−4−(2−クロ
ロフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチルピ
リジン−3−カルボン酸2−(2−ピリジル)(YC−
170)が、Y.ハットリ(Hattori)、H.ナ
カヤ(Nakaya)、N.トウセ(Tohse)およ
びM.カンノ(Kanno)[J. Pharmaco
l. Exp.Ther.、238、670]により記
されている。この試薬は単離されたモルモットの心房中
で正の変力性効果を生じ、そして単離された鼠の大動脈
片中で収縮を誘発した。しかしながら、このアゴニスト
は低濃度のカリウムを用いて部分的に脱分極された心房
中では収縮緊張の減少を引き起こし、そして高濃度のカ
リウムにより予備収縮された大動脈に対しては弛緩効果
を生じた。これらの結果は、YC−170がカルシウム
アゴニストとしてだけでなく細胞膜電圧に依存してカル
シウム拮抗質としても作用することを示している。1−
アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−オールとア
リールまたはアラルキルカルボン酸類とのエステル類は
一般的にカルシウムチャンネル遮蔽活性を有する(L.
ノロンハ−ブロブ(Noronha−Blob)、C.
リチャード(Richard)およびD.C.ユープリ
チャード(U’Prichard)、Biochem.
 and Biophys. Res. Commun
.、147、182−188、1987)。ここに記さ
れている1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3
−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボ
キシレ−トの新規な異性体類は、それらがカルシウムイ
オンの生理学的運動に力を与えそしてカルシウム誘発性
の平滑筋収縮性を強めるという能力により証明されてい
るように有力なカルシウムチャンネルアゴニストである
。これらの活性は、強心剤としての有用性および例えば
鬱血性心不全の如き心臓障害におけるこれらの異性体類
の有用性を示している。 【課題を解決する手段】本発明は、式Iの4種の立体異
性体類群を提供するものである。 【化2】 ここで、不斉中心aおよびbは同一であってもまたは異
なっていてもよくそしてRまたはS絶対配置を有する。 本発明はまた、前記化合物の製薬上受入れられる塩類、
該化合物を含有している製剤組成物、並びに強心作用の
生成および鬱血性心不全の治療におけるそれらの用途に
も関するものである。本発明の化合物は、上記式の1−
アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニ
ル)−5−ニトロピリジン−3−カルボキシレ−トの新
規な異性体類およびそれらの製薬上受入れられる塩類で
ある。 該化合物は有効なカルシウムチャンネルアゴニストであ
り、そのためにそれらは強心剤としておよび例えば鬱血
性心不全の如き心臓脈管障害の治療において有用である
。従って、本発明は有効量の個々の異性体類および製薬
上受入れられる担体からなるそのような用途のための製
剤組成物も包含している。本発明はまたカルシウムチャ
ンネルアゴニストとしてのおよび種々の心臓脈管障害を
治療するための該組成物の使用方法も包含している。 本発明の好適な化合物は、(+a,−b)−1−アザビ
シクロ[2.2.2]オクト−3−イル 1,4−ジヒ
ドロ−3,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)
−5−ニトロピリジン−3−カルボキシレ−トである。 本発明の化合物は、遊離塩基の効用を有する製薬上受入
れられる酸付加塩の形状で使用することができる。当技
術で周知の方法により製造されるそのような塩類は、無
機または有機酸類の両者、例えばマレイン酸、フマル酸
、安息香酸、アスコルビン酸、パモイックアシッド(4
,4’−メチレンビス(3−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸)、琥珀酸、ビスメチレンサリチル酸、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、酢酸、シュウ酸、プロピオン
酢酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、乳
酸、リンゴ酸、マンデル酸、桂皮酸、シトラコン酸、ア
スパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン
酸、グリコール酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸
、ベンゼンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、シク
ロヘキシルスルファミン酸、燐酸および硝酸など、を用
いて製造される。本発明の化合物が光学的異性体として
存在出来る範囲に於いて、異性体類およびラセミ体混合
物の両方が本発明に包含されると理解すべきである。さ
らに、本発明の化合物の全ての可能な他の異性体形も本
発明の範囲である。本発明の化合物は、認定されている
薬学的実施法に従い、適切投与量の上記式の化合物を担
体と共に加えることにより、例えば錠剤、カプセル、注
射、エーロゾルなどの如き一般的投与単位形で、経口的
にまたは非経口的に投与することができる。好適には、
化合物またはそれの酸付加塩を希望する活性を生じるの
に充分な量を含んでいる錠剤またはカプセル状で経口的
に動物に対して投与する。各投与単位は活性成分を約1
0mg−約400mg、好適には約30mg−約200
mgの量で含有している。有利には、等しい投与量が1
日に2−4回投与され、1日の投与摂取量は約60mg
−約600mg、好適には約100mg−約300mg
、である。使用される薬学的担体は例えば、固体または
液体であることができる。固体担体の例は、乳糖、白土
、庶糖、滑石、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などであ
る。 液体担体の例は、シロップ、落花生油、オリーブ油、水
などである。同様に、担体または希釈剤は当技術で周知
の時間遅延物質、例えばモノステアリン酸グリセリール
またはジステアリン酸グリセリール、を単独でまたはワ
ックスと共に含有することができる。多種の薬学的形状
を使用することができる。すなわち、固体担体を使用す
る場合には、調合物を錠剤にすることも、粉末もしくは
ペレット状で硬質ゼラチンカプセル中に入れることも、
またはトローチもしくはロゼンジの形状にすることもで
きる。固体担体の量は広く変化できるが、好適には約2
5mg−約1gである。液体担体を使用する場合には、
調合物はシロップ、乳化液、軟質ゼラチンカプセル、例
えばアンプルの如き殺菌性注射用液体、または水性もし
くは非水性液体懸濁液の形状である。本発明の化合物は
、1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−オー
ル(3−キヌクリジノール)のエナンチオマー類を用い
る1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニ
トロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボン酸
のエナンチオマー類のエステル化により製造することが
できる。3−ニトロベンズアルデヒドをn−ブチルアミ
ンと縮合させてイミンを与え、それをさらに1−ニトロ
−2−プロパノンと縮合させて4−(3−ニトロフェニ
ル)−3−ニトロ−3−ブテン−2−オンを与えること
により酸は製造された。アセト酢酸2−シアノエチルの
アミノ化により製造された2−シアノエチル 3−アミ
ノブト−2−エノエ−トに対するこのケトンのシクロ付
加により、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−
(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カ
ルボン酸の2−シアノエチルエステルが得られ、それか
らアルカリ性加水分解により酸が得られる。メタノール
からのブルシン塩の再結晶化により、酸が分割される。 3−キヌクリジノールのエナンチオマー類は、B.リン
グダール(Ringdahl)、B.レスル(Resu
l)およびR.ダールボム(Dahlbom)[Act
a. Pharm. Seuc.、16、281(19
79)]の工程により得られる。下記の実施例は本発明
を説明するものである。温度は摂氏温度で表示されてお
り、NMR信号はテトラメチルシランの内部標準からの
ppmダウンフィールドとして示されている。 【実施例】実施例I 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボン酸6
0mlの水に、60g(0.57モル)の1−ニトロ−
2−プロパノールおよび92g(0.57モル)の二ク
ロム酸ナトリウムを加えた。生成した混合物を氷浴中で
冷却し、そして反応混合物の温度を10℃以下に保ちな
がら60mlの濃硫酸の50mlの水中溶液を2時間に
わたり加えた。混合物をさらに5時間攪拌し、600m
lの水で希釈し、そしてエーテルで4回抽出した。有機
層を一緒にし、そして硫酸マグネシウム上で乾燥した。 溶媒を除去すると、62.1mlの液体が得られ、それ
は放置すると結晶化した。生成した固体をエーテルから
再結晶化させて、36.4gの1−ニトロ−2−プロパ
ノンを与えた。1H NMR 5.5(s,2H)、2
.4(s,3H)。64g(0.42モル)の3−ニト
ロベンズアルデヒドのベンゼン中溶液に、29.2gの
n−ブチルアミンを加えた。混合物をディーン−スター
ク・トラップを備えたフラスコ中で加熱還流した。90
分後に、理論的量の水が分離し、混合物を冷却し、そし
て溶媒を真空下で除去して、84.4gのN−(3−ニ
トロベンジリデン)−1−ブタンアミンを与えた。28
.6g(0.39モル)のブタンアミンの75mlの無
水酢酸中溶液に、15gの1−ニトロ−2−プロパノン
を加えた。白色沈澱がほとんど一度に生成した。混合物
を固体が溶解するまで静かに暖め、冷却し、5時間攪拌
し、注意深く水に注ぎ、そしてエーテルで抽出した。有
機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で
乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。0℃で一夜貯
蔵した後に、残渣が結晶化した。生成した固体をジブチ
ルエーテルから再結晶化させて、9.3gの4−(3−
ニトロフェニル)−3−ニトロ−3−ブテン−2−オン
を与えた。1H NMR 8.4(m,2H)、7.7
(m,2H)、7.5(s,1H)、2.5(s,3H
)。10mlのメタノールに、20g(0.13モル)
のアセト酢酸2−シアノエチルを加えた。溶液を氷中で
冷却し、そして遅いアンモニア気体流を5時間にわたり
通した。反応フラスコに栓をし、そして0℃において一
夜貯蔵した。生成した固体を集め、少量のメタノールで
洗浄し、そして高真空下で乾燥して、11.1g(0.
072モル)の2−シアノエチル 3−アミノブト−2
−エノエートを与えた。1H NMR 4.6(s,1
H)、4.3(t,2H)、2.8(t,2H)、2.
0(t,3H)。  100mlのエタノールに11.
8g(0.05モル)の4−(3−ニトロフェニル)−
3−ニトロ−3−ブテン−2−オンおよび7.7g(0
.05モル)の2−シアノエチル 3−アミノブト−2
−エノエ−トを加えた。 混合物を一夜加熱還流し、冷却し、そして濾過した。生
成した黄色固体を少量のエタノールで洗浄し、そして高
真空下で乾燥して、13.85g(0.037モル)の
1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−5−ニトロピリジン−カルボン酸2−シ
アノエチルを与えた。1H NMR 10.0(m,1
H)、8.2(m,2H)、7.9(m,2H)、5.
5(m,1H)、4.3(t,2H)、3.3(s,1
H)、2.4(s,3H)、2.3(s,3H)。50
mlの1,2−ジメトキシエタンに、7.2g(0.0
2モル)の1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−
(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−カルボ
ン酸2−シアノエチルを加えた。この溶液に23mlの
1.0M水酸化ナトリウムを15分間にわたり滴々添加
した。4時間後に、混合物を水で希釈し、そして酢酸エ
チルで3回抽出した。水層を分離し、2M塩酸で酸性(
pH<2)とし、そして0℃で1時間貯蔵した。生成し
た固体を濾過し、そして高真空下で乾燥して、6.1g
(0.018モル)の黄色固体である1,4−ジヒドロ
−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5
−ニトロピリジン−3−カルボン酸を与えた。1H N
MR 9.2(m,1H)、8.2(s,1H)、7.
8(m,2H)、7.5(m,2H)、5.4(s,1
H)、2.5(s,3H)、2.2(s,3H)。 実施例II (+)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(
3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カル
ボン酸 14.5g(0.033モル)のブルシン二水和物の3
00mlの酢酸n−ブチル中溶液に、実施例Iに記され
ている如くして製造された1,4−ジヒドロ−2,6−
ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピ
リジン−3−カルボン酸を加えた。混合物を100℃に
加熱し、そして溶解させるのに充分なメタノール(約1
00ml)を加えた。混合物を一夜放置し、濾過し、そ
して生成した固体を酢酸ブチル/メタノールから再結晶
化させた。 全ての再結晶化からの母液を保存した。結晶を25ml
の2M塩酸中に溶解させ、そして混合物を酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を一緒にし、食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去
して、4.1g(0.0129モル)の(+)−1,4
−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボン酸を与えた
。[α]D20=+24°。 実施例III (−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(
3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カル
ボン酸 実施例IIに記されている如き(+)異性体の製造から
得られた一緒にした母液から、溶媒を除去した。生成し
た固体を酢酸n−ブチルおよびシクロヘキサンの混合物
から1回再結晶化させた。このようにして得られた結晶
を酢酸エチル/シクロヘキサンから2回再結晶化させた
。生成した固体を2M塩酸中に溶解させ、そして混合物
を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を一緒にし、2M
塩酸で2回、食塩水で1回洗浄し、そして硫酸マグネシ
ウム上で乾燥して、(−)−1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロ
ピリジン−3−カルボン酸を与えた。[α]D20=−
24.8°。 実施例IV (+a,−b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3
−カルボキシレ−ト フマ−ル酸塩 100mlの塩化メチレンに、2g(0.00625モ
ル)の(−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロ−3−ピリジ
ンカルボン酸、1.7g(0.0065モル)のトリフ
ェニルホスフィンおよび1.4g(0.0065モル)
の二硫化ジピリジニルを加えた。生成した混合物を室温
で一夜攪拌し、溶媒を減圧下で除去し、そして残渣を活
性IIIアルミナ上で酢酸エチルを溶離剤として用いる
クロマトグラフィーにかけた。100mlの塩化メチレ
ンに、このチオエステルおよび1.0g(0.0078
モル)の(+)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
タン−3−オール[B.リングダール(Ringdah
l)他、Acta. Pharm. Seuc.、16
、281(1979);L.H.ステルンバッハ(St
ernbach)およびS.カイゼル(Kaiser)
、J. Am. Chem. Soc.、74、221
5(1952)]を加えた。2.6g(0.013モル
)のテトラフルオロホウ酸銀の100mlのベンゼン中
溶液を加えた。混合物を一夜攪拌し、そして塩化メチレ
ンおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させ
た。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し
、そして溶媒を減圧下で除去した。残渣を活性IIIア
ルミナ上で酢酸エチルから酢酸エチル中5%メタノール
への勾配で溶離するクロマトグラフィーにかけて、35
0mgの結合されたエステルを与えた。この物質を18
mlの沸騰している2−プロパノール中に溶解させ、そ
して0.25gのフマル酸を加えた。一夜冷却した後に
、溶液を再び加熱還流し、3mlのシクロヘキサンを加
え、そして混合物を自然に冷却した。結晶を濾過により
集め、そして高真空下で乾燥して、262mgの(+a
,−b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3
−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(
3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カル
ボキシレ−ト フマ−ル酸塩、融点144−147℃、
を与えた。1H NMR(DMSO−d6)8.1(m
,2H)、7.65(m,2H)、6.6(s,2H)
、5.4(s,1H)、4.9(m,HODにより不明
瞭にされた)、3.2−2.1(m,12H)、2.1
−1.5(m,5H);IR(KBr)2945、17
10、1530cm−1;HPLC(40:15:25
、MeOH:THF:H2O、5mMヘプタンスルホン
酸)Tr=11.4分、Kp=3.5、ホヮットマン・
パーチシル10−ODS−2、1ml/分;[α]D2
0=−95.6°(c=0.90、MeOH);C21
H24N4O6 C4H4O4 0.5H2Oに関する
分析、計算値:C,54.25;H,5.28;N,1
0.11。実測値:C,53.92;H,5.32;N
,9.86。 実施例V (−a,−b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3
−カルボキシレ−ト フマ−ル酸塩 この化合物は(−)−1−アザビシクロ[2.2.2]
オクタン−3−オール[B.リングダール(Ringd
ahl)他、Acta. Pharm. Seuc.、
16、281(1979);L.H.ステルンバッハ(
Sternbach)およびS.カイゼル(Kaise
r)、J. Am. Chem. Soc.、74、2
215(1952)]および(−)−1,4−ジヒドロ
−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5
−ニトロピリジン−3−カルボン酸(実施例III)か
ら実施例IVに記されている工程に従い製造されて、(
−a,−b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4
−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−
カルボキシレ−トフマ−ル酸塩、融点141−142℃
、を与えた。1H NMR(DMSO−d6)8.1(
m,2H)、7.7(m,2H)、6.6(s,2H)
、5.5(s,HODにより不明瞭にされた)、4.9
(m,HODにより不明瞭にされた)、3.5−2.2
(m,12H)、2.1−1.5(m,5H);IR(
KBr)2945、1710、1530cm−1;HP
LC(40:15:25、MeOH:THF:H2O、
5mMヘプタンスルホン酸)Tr=11.4分、Kp=
3.5、ホヮットマン・パーチシル10−ODS−2、
1ml/分;[α]D20=−85.6°(c=1.2
5、MeOH)。C21H24N4O6 C4H4O4
 に関する分析、計算値:C,55.14;H,5.1
8;N,10.28。実測値:C,54.90;H,5
.29;N,10.14。 実施例VI (+a,+b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3
−カルボキシレ−ト フマ−ル酸塩 この異性体は(+)−1−アザビシクロ[2.2.2]
オクタン−3−オール[B.リングダール(Ringd
ahl)他、Acta. Pharm. Seuc.、
16、281(1979);L.H.ステルンバッハ(
Sternbach)およびS.カイゼル(Kaise
r)、J. Am. Chem. Soc.、74、2
215(1952)]および(+)−1,4−ジヒドロ
−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5
−ニトロピリジン−3−カルボン酸(実施例II)から
実施例IVに記されている工程に従い製造されて、(+
a,+b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−
(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カ
ルボキシレ−トフマ−ル酸塩、融点154−156℃、
を与えた。1H NMR(DMSO−d6)8.1(m
,2H)、7.6(m,2H)、6.5(s,1H)、
5.4(s,1H)、4.8(m,HODにより不明瞭
にされた)、3.4−2.1(m,12H)、2.1−
1.5(m,5H);IR(KBr)2960、171
0cm−1;HPLC(40:15:25、MeOH:
THF:H2O、5mMヘプタンスルホン酸)Tr=1
1.2分、Kp=3.48、ホヮットマン・パーチシル
10−ODS−2、1ml/分;[α]D20=−87
.4°(c=1.75、MeOH)。 C21H24N4O6 C4H4O4 に関する分析、
計算値:C,55.14;H,5.18;N,10.2
8。実測値:C,55.36;H,5.31;N,10
.49。 実施例VII (−a,+b)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
ト−3−イル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3
−カルボキシレ−トフマ−ル酸塩 この異性体は、(−)−1−アザビシクロ[2.2.2
]オクタン−3−オール[B.リングダール(Ring
dahl)他、Acta. Pharm. Seuc.
、16、281(1979);L.H.ステルンバッハ
(Sternbach)およびS.カイゼル(Kais
er)、J. Am. Chem.Soc.、74、2
215(1952)]および(+)−1,4−ジヒドロ
−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5
−ニトロピリジン−3−カルボン酸(実施例II)から
、実施例IVに記されている工程に従い製造された。該
フマル酸塩は152−156℃で融解した。1HNMR
(DMSO−d6)8.1(m,2H)、7.6(m,
2H)、6.6(m,2H)、5.4(s,1H)、4
.75(m,HODにより不明瞭にされた)、3.2−
2.1(m,12H)、2.1−1.3(m,5H);
IR(KBr)2954、1708cm−1;HPLC
(40:15:25、MeOH:THF:H2O、5m
Mヘプタンスルホン酸)Tr=11.6分、Kp=3.
64、ホヮットマン・パーチシル10−ODS−2、1
ml/分;[α]D20=−97.6°(c=12.1
5、MeOH)。C21H24N4O6 C4H4O4
 に関する分析、計算値:C,55.14;H,5.1
8;N,10.28。実測値:C,55.04;H,5
.40;N,10.31。 実施例VIII 原形質膜を越えるカルシウム内向きのフラックスの相乗
化 この試験システムは、化合物が電圧感応性カルシウムチ
ャンネルを介して細胞中にカルシウムを送るための化合
物の相対的能力を評価するために開発された。この技術
は、細胞内の遊離カルシウム濃度における変化を監視す
るために高カルシウム親和性蛍光染料を使用している。 細胞に保護された非蛍光形のカルシウム感応性染料を培
養させた。この化合物は細胞壁を透過し、そして細胞に
入る。そこでそれは酵素により蛍光性染料であるクイン
2に変換され、それは細胞から出ることはできない。ク
イン2はカルシウムイオンに対する高い親和性を有して
おり、そしてカルシウムが染料に結合されている時には
、複合体は蛍光を発し、蛍光強度はカルシウムイオン濃
度に比例している。電圧感応性カルシウムチャンネルは
媒体に対する塩化カリウムの添加により活性化され、そ
してカルシウムイオン内向きのフラックスが起きる。 蛍光の増加を測定して、対照値であるカルシウム内向き
のフラックスの相対的測定値を与える。別個のキュベッ
ト中で、塩化カリウムおよび試験化合物の両者を細胞に
投与し、そして蛍光を測定した。カルシウムアゴニスト
は細胞内へのカルシウムの内向きのフラックスを増加さ
せるはずであり、従って蛍光の増加があるはずである。 対照値より上の%刺激が蛍光の増加から得られる。大量
の電圧依存性カルシウムチャンネルを含有している識別
された鼠の神経細胞(神経芽細胞腫x膠腫)雑種細胞(
NG108−15)を、これらの化合物を試験するため
の組織原料として使用した。簡単に述べると、NG10
8−15細胞を10%CO2中で37℃においてブルタ
ミン(1.0mM)、胎牛血清(FBS;10%)およ
びハイポキサンチン(100μM)、アミノプテリン(
1.0μM)、並びにチミジン(20μM)が補充され
ているダルベッコ改質エーグル培地(DMEM)中で培
養した。識別は、ジブチル環式AMPを用いる処理(4
日間、1.0mM)により誘発された[L.ノロンハ−
ブロブ(Noronha−Blob)、C.リチャード
(Richard)およびD.ユープリチャード(U’
Prichard)、J. Neurochem.、5
0、1381−1390、1988]。細胞を暖かいD
1食塩水(組成:137mM NaCl、5.4mM 
KCl、0.17mM Na2PO4、0.22mM 
KH2PO4、5.5mM グルコース)中での静かな
攪拌により、細胞を収穫した。分散された細胞(5×1
06個の細胞/ml)をクイン2アセトキシメチルエス
テル(クイン2−AM、カルシウム特異性染料)[10
0μM、ジメチルスルホキシド(DMSO)中]と共に
37℃で60分間培養した。細胞を次に氷冷媒体中で希
釈し、遠心し、そして氷冷HEPES緩衝液(組成:1
30mM NaCl、5.0mM KCl、6.0mM
 グルコース、1.0mM MgCl2、1.0mM 
CaCl2、および2mM HEPES、pH7.4)
中で2回(1,500Xg、3分間)洗浄した。蛍光を
、パーキン−エルマーLS−5分光光度計上で339お
よび492nmの励起および発光波長においてそれぞれ
15および20nmのスリット幅で監視した。細胞(−
3X106/キュベット)を懸濁液中で37℃において
磁気セルスタラーを用いて保った。脱分極はKCl(5
0mM)を用いて誘発されるか、またはKClおよびカ
ルシウムアゴニストであるBAY K 8644の同時
添加により示される。蛍光における変化は、最終値およ
び初期値の間の差から計算された。結果は、塩化カリウ
ム刺激(対照)を越える百分率増加分として表示された
。  これらの試験の結果を表Iに示す。 カルシウムイオン誘発性平滑筋収縮性の強化この試験は
、試験化合物がカルシウムイオンにより引き起こされる
筋肉収縮を強める能力の測定である。筋肉の試料を緊張
下で装置中に入れて、それの長さを測定し、そして塩化
カリウムの添加(カルシウムチャンネルを活性化させる
ため)およびその後のカルシウムイオン溶液の添加によ
り収縮させた。カルシウム働筋の添加は追加カルシウム
イオンの内向きのフラックスを引き起こすはずであり、
それによりさらに筋肉の収縮を引き起こすはずである。 この追加収縮を誘発するのに必要な試験化合物の最低濃
度を測定し、同時にえられた最大収縮およびそれに達し
た時の濃度も測定した。雄の白モルモットの回腸を3−
4cm部分に切断した。腸筋叢が結合している縦の筋肉
を環状筋肉から分離した。組織をタイロード溶液(13
7mMの塩化ナトリウム、2.7mMの塩化カリウム、
1.8mMの塩化カルシウム、1.1mMの塩化マグネ
シウム、0.4mMの燐酸二水素ナトリウム、および5
.6mMのデキストロース)を含有している10mlの
水冷却筒付ガラス組織浴中に懸濁させた。浴を37℃に
保ち、そして95%酸素/5%二酸化炭素を通気させた
。各調製物を0.3gの休止緊張下で懸濁させた。組織
を24分間にわたりカルシウムを含まないタイロード溶
液と交換し、4分間毎に溶液を完全に置換させた。次に
塩化カリウムを加えて80nMの浴濃度とし、そしてカ
ルシウム溶液を累積的に加えて浴カルシウムイオン濃度
を0.1−8.0mMに増加させた。組織を正常タイロ
ード中でそして次にカルシウムを含まないタイロード中
で再び平衡化した。組織を薬品に6分間露呈した後に累
積的添加工程を繰り返すことにより、薬品の存在下での
カルシウム誘発収縮の強化を測定した。応答を、薬品の
不存在下でのカルシウムイオンにより誘発された最大収
縮に関して表示した。この実験からのデータを表IIに
示す。増加に関するしきい値は、カルシウム誘発収縮の
強化を生じた化合物の最低濃度である。最大強化は、最
大対照カルシウム誘発収縮の百分率として表示されてい
る対照応答を越えた増加分である。最大強化を生じた化
合物の濃度も挙げられている。                          
     表II式I異性体類        増加に
関する     最大強化       最大強化にお
ける                    しきい
値(nM)   (%最大収縮)   濃度(nM) 
     (−a,−b)            1
0            18%         
    10(−a,+b)          10
0            13%         
1000(+a,−b)            10
            15%          
   10(+a,+b)            1
0            11%         
  100BAY K 8644     10   
         38%           10
0(参考標準)                  
                         
               【化3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式: 【化1】 [式中、(a)および(b)は同一であってもまたは異
    なっていてもよい不斉中心でありそしてRまたはS絶対
    配置を有する]の化合物。
  2. 【請求項2】  中心(a)が右旋性でありそして中心
    (b)が左旋性である、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】  (a)および(b)中心が左旋性であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】  (a)および(b)中心が右旋性であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】  中心(a)が左旋性でありそして中心
    (b)が右旋性である、請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】  請求項1に記載の化合物および製薬上
    受入れられる担体を含んでいる製剤組成物。
  7. 【請求項7】  治療を必要とする患者に有効量の請求
    項6に記載の組成物を投与することからなる、強心作用
    を生じさせる方法。
  8. 【請求項8】  治療を必要とする患者に有効量の請求
    項6に記載の組成物を投与することからなる、鬱血性心
    不全の治療方法。
JP2410131A 1989-12-14 1990-12-13 1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−ニトロピリジン−3−カルボキシレ−トの異性体類 Expired - Fee Related JP3029051B2 (ja)

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