JPH04266818A - 医療用粘着剤 - Google Patents

医療用粘着剤

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JPH04266818A
JPH04266818A JP2722091A JP2722091A JPH04266818A JP H04266818 A JPH04266818 A JP H04266818A JP 2722091 A JP2722091 A JP 2722091A JP 2722091 A JP2722091 A JP 2722091A JP H04266818 A JPH04266818 A JP H04266818A
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睦 福田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニルピロリドン(共
)重合体と(メタ)アクリル酸共重合体とのブレンドポ
リマーを用いた薬物の経皮または経粘膜投与のための医
療用粘着剤に関し、より詳しくは、粘着剤層中からの薬
物の放出が効果的に行われ、皮膚刺激が緩和であり、長
時間の貼付が可能であり、繰り返し使用しても密着性、
貼付性が急激に低下しない医療用粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬物を経皮または経粘膜投与する
ための医療用粘着剤として、種々のアクリル系粘着剤や
ゴム系粘着剤が汎用されている。しかしながら、これら
の粘着剤は皮膚に対する接着性が強く、そのために皮膚
から剥離する際に、皮膚の角質層の一部を剥離して損傷
を与えたり、皮膚刺激の大きな要因となったりする場合
が多かった。また、粘着剤を構成している成分が、直接
皮膚に作用して皮膚刺激の原因となることも多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の医療
用粘着剤の欠点を解決するものであり、その目的とする
ところは、粘着剤中から薬物を経皮及び経粘膜吸収させ
るための医療用粘着剤として使用することができ、粘着
剤成分自体は皮膚刺激作用を有さず、さらに、剥離を引
き起こすことなく長時間にわたり皮膚表面に貼付するこ
とが可能であり、かつ皮膚から剥離する際に角質層に損
傷を与えない医療用粘着剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用粘着剤は
、ビニルピロリドン(共)重合体と(メタ)アクリル酸
共重合体とのブレンドポリマーと、薬学的に許容される
軟化剤とを主成分として含有し、そのことにより上記の
目的が達成される。すなわち、ビニルピロリドン(共)
重合体及び軟化剤からなる粘着剤(粘着剤成分I)は、
成分自身による刺激性はなく、また、ポリマーが親水性
であることから、皮膚に対する貼付性が強すぎず、角質
層を剥離するといった現象を生じさせない。しかし、内
部凝集力が弱く剥離時に皮膚に糊が残り、また、耐水性
に劣ることから、医療用粘着剤としては好ましくはない
。本発明者らは、この粘着剤成分Iに(メタ)アクリル
酸共重合体をブレンドすれば、粘着剤成分Iの優れた特
性、すなわち良好な皮膚への貼付性及び皮膚への無刺激
性を保有したまま、内部凝集力及び耐湿性が高められる
ことを見いだし、本願の第1発明をなすに至った。また
、上記第1発明のブレンドポリマー及び軟化剤を含む粘
着剤に弱塩基性有機カルボン酸塩を添加することにより
、さらに内部凝集力及び耐湿性が高められることを見い
だし、本願の第2発明をなすに至った。
【0005】ビニルピロリドン(共)重合体上記ビニル
ピロリドン(共)重合体としては、例えば、ビニルピロ
リドンホモポリマー、あるいは、ビニルピロリドンと(
メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチルエステル
、(メタ)アクリル酸エチルエステル、無水マレイン酸
、ビニルアルコールもしくは酢酸ビニル等の1種または
2種以上との共重合体が挙げられる。このようなビニル
ピロリドン(共)重合体としては、水及び/またはアル
コールに可溶である必要があり、また、軟化剤を添加す
ることによって、内部凝集力が弱められていたとしても
粘着性は有している必要がある。また、共重合体中のビ
ニルピロリドン含有率は、粘着剤成分Iとしての優れた
特性、すなわち良好な皮膚への貼付性及び皮膚への無刺
激性を保有するために、及び(メタ)アクリル酸共重合
体をブレンドすることによって内部凝集力及び耐湿性を
高めるために70モル%以上、好ましくは90モル%以
上がよい。
【0006】(メタ)アクリル酸共重合体上記(メタ)
アクリル酸共重合体は、例えば、アクリル酸もしくはメ
タアクリル酸等の(メタ)アクリル酸(塩)の1種また
は2種以上と、ビニルアルコール、酢酸ビニル、ビニル
ピロリドン、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル等の分子中にフ
リーのカルボン酸を有さないモノマーの1種または2種
以上との共重合体が挙げられる。 上記(メタ)アクリル酸共重合体は、(メタ)アクリル
酸を5モル%〜90モル%含有する共重合体である。該
(メタ)アクリル酸の含有量が、5モル%未満であると
粘着剤の内部凝集力及び耐湿性を高める効果が得られず
、90モル%を超えると配合液がゲル化して均一な粘着
剤が得にくくなるため、5モル%〜90モル%が好適な
範囲であり、さらには、20モル%〜80モル%がより
好適である。上記(メタ)アクリル酸共重合体の添加に
より本発明の粘着剤の内部凝集力及び耐水性が顕著に高
められる理由は詳しくはわからないが、該(メタ)アク
リル酸共重合体のカルボン酸と、ビニルピロリドン(共
)重合体のピロリドン環とが予想外の相互作用をするこ
とによると考えられる。従って、該(メタ)アクリル酸
共重合体の添加により望ましい効果を得るためには、該
(メタ)アクリル酸共重合体は軟化剤の添加により粘着
性を発現する必要はないが、ビニルピロリドン(共)重
合体と該(メタ)アクリル酸共重合体とが相互作用する
ためには、配合溶液中で双方が相溶している必要があり
、かつpH4以上の水及び/またはアルコールに可溶で
あることが好ましい。また、必要に応じて該共重合体に
1価あるいは2価の金属塩を添加して、中和等を行った
共重合体塩を用いることも可能である。
【0007】配合比 また、上記ブレンドポリマーにおける(メタ)アクリル
酸共重合体の含有量は、1重量%未満では内部凝集力及
び耐湿性を高める効果が得られず、30重量%を超える
とポリビニルピロリドン(共)重合体の上記した本来の
優れた特性を失うことから、1重量%〜30重量%の範
囲が好適であり、さらに5重量%〜25重量%がより好
適である。
【0008】弱塩基性有機カルボン酸塩弱塩基性有機カ
ルボン酸塩としては、例えば、酢酸、ステアリン酸、フ
マル酸、マレイン酸、クエン酸、フタル酸、ポリアクリ
ル酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等が挙
げられる。これらの性状として、1%水溶液のpHが7
〜9の範囲が好適である。該ブレンドポリマー100重
量部に対する添加量は、0.1重量部〜20重量部、好
ましくは1重量部〜10重量部であり、0.1重量部未
満では添加効果が発現し難く、20重量部を超えると粘
着剤中で過飽和状態となり結晶析出等が起こり易くなる
【0009】軟化剤 軟化剤としては、上記ブレンドポリマーを軟化させるた
めに配合されており、例えば、多価アルコール、多価ア
ルコール誘導体等の高沸点の化合物が好適である。具体
的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グ
リセリン等が挙げられる。ブレンドポリマー100重量
部に対する軟化剤の添加量は、20重量部〜500重量
部、好ましくは50重量部〜300重量部であり、20
重量部未満では軟化効果が十分ではなく、500重量部
を超えるとポリマーからブリードアウトし易くなる。
【0010】薬物 本発明の医療用粘着剤に含有される薬物としては、経皮
吸収性を有する薬物であれば特に限定されず、種類につ
いても必要に応じて1種または2種以上を適宜配合して
用いることができる。この薬物すなわち薬効成分として
は、例えば、解熱消炎鎮痛剤、鎮痛剤、ステロイド系抗
炎症剤、血管拡張剤、高血圧・不整脈用剤、血圧降下剤
、鎮咳去たん剤、局所麻酔剤、ホルモン剤、喘息・鼻ア
レルギー治療剤、抗ヒスタミン剤、抗凝血剤、鎮痙剤、
脳循環・代謝改善剤、抗うつ・抗不安剤、ビタミンD製
剤、経口血糖降下剤、抗潰瘍剤、睡眠剤、抗生物質等が
挙げられる。解熱消炎鎮痛剤としては、インドメタシン
、サリチル酸、アスピリン、アセトアミノフェン、ジク
ロフェナックナトリウム、イブプロフェン、スリンダッ
ク、ナプロキセン、ケトプロフェン、フルフェナム酸、
イブフェナック、フェンブフェン、アルクロフェナック
、フェニルブタゾン、メフェナム酸、ピロキシカム、フ
ルルビプロフェン、ベンダザック等が挙げられる。鎮痛
剤としては、ペンタゾシン、塩酸ブプレノルフィン、臭
化水素酸エプタゾシン、酒石酸ブトルファノール等が挙
げられる。ステロイド系抗炎症剤としては、ヒドロコル
チゾン、プレドニゾロン、フロオシノロンアセトニド、
フロドキシコルチド、メチルプレドニゾロン、酢酸ヒド
ロコルチゾン、トリアムシノロンアセトニド、デキサメ
タゾン、酢酸ヘタメサゾン、吉草酸ジフルコルトロン、
プロピオンクロヘタゾール、フルオシノニド等が挙げら
れる。血管拡張剤としては、ジルチアゼム、ベラパミル
、四硝酸ペンタエリスリトール、ジピリダモール、硝酸
イソソルビド、ニフェジピン、ニトログリセン等が挙げ
られる。高血圧、不整脈用剤としては、プロパノロール
、アテノロール、ピンドロール、硫酸キニジン、アジマ
リン、塩酸アルプレノロール、酒石酸メトプロロール、
ナドロール、マレイン酸チモロール、ジソピラミド等が
挙げられる。血圧降下剤としては、塩酸クロニジン、カ
プトリル、塩酸プラゾシン、硫酸ベンブトロール、酢酸
グアナベンズ、塩酸グアンファシン、酢酸グアナベンズ
、塩酸プナゾシン、マレイン酸エラナプリル、塩酸アロ
チノロール、塩酸ブニトロール等が挙げられる。鎮咳去
たん剤としては、塩酸プロカテロール、硫酸テルブタリ
ン、臭化水素酸フェノテロール、塩酸ツロブテロール、
塩酸アンブロキソール、塩酸ピロブテロール、塩酸マブ
テロール、塩酸クレンブテロール、塩酸トリメトキノー
ル、フマル酸フォルモテロール等が挙げられる。抗潰瘍
剤としては、5−フルオロウラシル、1−(2−テトラ
ヒドロフリル)−5−フルオロウラシル、マイトマイシ
ンC等が挙げられる。局所麻酔剤としては、ベンゾカイ
ン、プロカイン、リドカイン、テトラカイン等が挙げら
れる。ホルモン剤としては、エストロゲン、エストラジ
オール、テストステロン、プロゲステロン、プロスタグ
ランジン等のステロイドホルモン類;インスリン等のペ
プチドホルモン類等が挙げられる。喘息・鼻アレルギー
治療剤としては、フマル酸ケトチフェン、塩酸アゼラス
チン、クロモグリク酸ナトリウム等がある。抗ヒスタミ
ン剤としては、塩酸シクロヘプタジン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン、フェンベンザミン、メキタジン等が挙げられ
る。抗凝血剤としては、ヘパリン等がある。鎮痙剤とし
ては、スコポラミン、クロフルペロール等がある。脳循
環代謝改善剤としては、ピンポセチン、塩酸フルナジリ
ン、塩酸ニカルジピン、フマル酸ブロビンカミン、メシ
ル酸ジヒドロエルゴトキシン、酒石酸イフェンプロジル
、塩酸イソクスプリン等が挙げられる。抗うつ・抗不安
薬としては、塩酸マプロチリン、エチゾラム、ジアゼパ
ム、ブロマゼパム、塩酸アミトリプチリン、塩酸ミアン
セリン等が挙げられる。ビタミンD剤としては、α−カ
ルシドール、エルゴカシフェロール等がある。経口血糖
降下剤としては、グリベンクラミド、グリクラジド等が
ある。抗潰瘍剤としては、リンゴ酸グレポブリド、ファ
モチジン、臭化グリコピロニウム等がある。睡眠薬とし
ては、ファノバルビタール、アモバルビタール等がある
。抗生物質としては、テトラサイクリン、クロラムフェ
ニコール等がある。これらの薬物の配合量は、薬物の種
類、貼付剤の使用目的等により異なるが、通常、粘着剤
中に0.1〜40重量%の割合で含有される。また、必
要に応じて薬物の吸収を高める吸収促進剤、皮膚への刺
激を低下させる皮膚刺激低減化剤、薬物を安定化させる
安定化剤、さらには必要に応じて賦形剤等を添加しても
よく、その場合も本発明の粘着剤を用いた貼付剤に含ま
れるものである。
【0011】貼付剤の製造 本発明の医療用粘着剤を用いた貼付剤は、通常の粘着テ
ープの製造方法に従って製造され得る。例えば、溶液塗
工法、ホットメルト塗工法、エマルジョン塗工法等の種
々の塗工法が採用される。特に、溶剤塗工法が好適に用
いられる。溶剤塗工法で粘着剤層を形成するには、例え
ば、適当な溶媒の粘着剤溶液を、支持体表面に塗布・乾
燥する。塗布には、ロールコーター、ブレードコーター
等のコーターが用いられる。溶液を直接支持体表面に塗
布せずにシリコーン樹脂等をコーティングした剥離紙上
に塗布し、乾燥後に支持体と密着させても良い。このよ
うな剥離紙は、使用時まで貼付剤の粘着剤層表面を保護
するために用いられる。溶剤塗工法以外の塗工法におい
ても、粘着剤層形勢後、粘着剤層表面保護のために剥離
紙を配することが推奨される。貼付剤の粘着剤層の厚み
は用途により異なるが、通常、10〜3000μmであ
る。10μmを下回ると必要量の薬物を含有させること
ができず、粘着性も不十分である。3000μmを上回
ると支持体付近の粘着剤層に含有される薬物が十分に拡
散せず、薬物放出性が低下する。
【0012】
【作用】本発明の医療用粘着剤は、上記のように構成さ
れており、親水性であるため、皮膚に対する親和性が比
較的弱い。そのため、貼付剤を剥離する際に、角質層を
剥離したり、或いは表面の毛を毟り取ったりするといっ
た現象が発生し難く、従って、皮膚への刺激性が少なく
、かつ皮膚のかぶれ等も生じ難い。また、粘着剤層が柔
軟であるため、親和性が低いにも関わらず、皮膚表面に
密着して皮膚の伸縮に無理なく追随し得るため、皮膚表
面から剥がれ難い。また、上記粘着剤成分Iだけでは、
耐水性及び内部凝集力が弱く、貼付剤とした場合には、
貼付中に支持体の外側に粘着剤層の組成物がはみ出した
り、貼付剤を剥がしたときに粘着剤組成物が皮膚に残っ
たりしていた。これに対して、本発明の医療用粘着剤は
、粘着剤成分Iに(メタ)アクリル酸共重合体をブレン
ドすることによって、この粘着剤成分Iの優れた特性、
すなわち良好な皮膚への貼付性及び皮膚への無刺激性を
保有したまま、内部凝集力及び耐湿性が高められている
。しかも、ビニルピロリドン(共)重合体が軟化剤によ
って膨潤状態のままで、内部凝集力及び耐湿性が高めら
れることから、薬物は、粘着基剤中を容易に移動するこ
とができ、かつ効果的に放出されて、経皮吸収される。 さらに、上記発明のブレンドポリマー及び軟化剤を含む
粘着剤に弱塩基性有機カルボン酸塩を添加することによ
り、さらに内部凝集力及び耐湿性が高められ、上記の効
果がより一層高められる。
【0013】
【実施例の説明】以下に、本発明を実施例及び比較例を
挙げることにより具体的に説明する。 実施例1 ビニルピロリドンホモポリマー(BASF社製、Kol
lidon 30)75重量部をエタノール200重量
部に均一に溶解し溶液Iを得た。メタアクリル酸−アク
リル酸エチル共重合体〔Rohm Pharma 社製
、Euidragit L100−55 (メタアクリ
ル酸含量38〜52%)〕25重量部をエタノール50
重量部に溶解し溶液IIを得た。以上の溶液I,IIと
、ポリエチレングリコール600(日本油脂製、日局外
規格)250重量部とを均一に混合して、無色透明な粘
着剤溶液を得た。この粘着剤溶液中に、硝酸イソソルビ
ドの5%エタノール溶液を、粘着剤中硝酸イソソルビト
が10%となるように加え、ディゾルバーで均一に混合
し、不揮発分約30%のエタノール溶液となるように調
整した。このエタノール溶液を乾燥後の厚みが100μ
mとなるように表面シリコーン処理ポリエチレンテレフ
タレート(PET)剥離紙上に塗工し、60℃にて1時
間乾燥して粘着剤層を形成した。これにPET/エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)ラミネートフィルム
を貼り合わせ、実施例1の貼付剤を得た。
【0014】実施例2 実施例1で調製した粘着剤溶液に、クエン酸3Naの1
0%水溶液を粘着剤中クエン酸3Naが5%となるよう
に加えて調整した以外は、実施例1と同様にして、実施
例2の貼付剤を得た。
【0015】実施例3 ビニルピロリドンホモポリマー(BASF社製、Kol
lidon90)90重量部をエタノール200重量部
に均一に溶解し溶液Iを得た。メタアクリル酸−メタア
クリル酸メチル共重合体〔Rohm Pharma 社
製、Euidragit S (メタアクリル酸含量2
5.0〜34.5%)〕及びメタアクリル酸−アクリル
酸エチル共重合体(Rohm Pharma 社製、 
Euidragit L100−55)各々5重量部を
エタノール20重量部に溶解し溶液IIを得た。以上の
溶液I,II及び濃グリセリン(日本油脂製、日局規格
)250重量部とを均一に混合して、無色透明な粘着剤
溶液を得た。この粘着剤溶液に、インドメタシンの10
%エタノール溶液を、粘着剤中インドメタシンが10%
となるように加え、ディゾルバーで均一に混合し、不揮
発分約30%のエタノール溶液となるように調整した。 このエタノール溶液を乾燥後の厚みが70μmとなるよ
うに表面にシリコーン処理PET剥離紙上に塗工し、6
0℃にて1時間乾燥して粘着剤層を形成した。これにポ
リエチレン(PE)/EVAラミネートフィルムを貼り
合わせ、実施例3の貼付剤を得た。
【0016】実施例4 ビニルピロリドン95重量部、メタアクリル酸メチル5
重量部を、溶媒としてエタノールを使用して、重合触媒
としてラウロイルパーオキシド0.3重量部を加えて、
60℃で重合を行い、重量平均分子量7.5×105 
、固形分35%のビニルピロリドン−メタアクリル酸メ
チル共重合体を得た(溶液I)。アクリル酸70重量部
、アクリル酸−2−エチルヘキシル30重量部を、溶媒
としてエタノールを使用して、重合触媒としてラウロイ
ルパーオキシド0.6重量部を加えて、60℃で重合を
行い、重量平均分子量8.5×104 、固形分30%
のアクリル酸−アクリル酸−2−エチルヘキシル共重合
体溶液を得た(溶液II)。以上の溶液Iを271.4
重量部、溶液IIを16.7重量部秤量し、濃グリセリ
ン(日本油脂製、日局規格)250重量部と均一に混合
して、無色透明な粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液に
、エストラジオールの10%エタノール懸濁溶液を、粘
着剤中エストラジオールが10%となるように加え、デ
ィゾルバーで均一に混合し、不揮発分約30%のエタノ
ール溶液となるように調整した。このエタノール溶液を
乾燥後の厚みが100μmとなるように表面シリコーン
処理PET剥離紙上に塗工し、60℃にて1時間乾燥し
て粘着剤層を形成した。これにPE/EVAラミネート
フィルムを貼り合わせ、実施例4の貼付剤を得た。
【0017】実施例5 ビニルピロリドン90重量部、アクリル酸10重量部を
、溶媒としてエタノールを使用して、重合触媒としてラ
ウロイルパーオキシド0.5重量部を加えて、60℃で
重合を行い、重量平均分子量4.0×105 、固形分
35%のビニルピロリドン−アクリル酸共重合体溶液を
得た(溶液I)。アクリル酸50重量部、アクリル酸ブ
チル50重量部を、溶媒としてエタノールを使用して、
重合触媒としてラウロイルパーオキシド0.6重量部を
加えて、60℃で重合を行い、重量平均分子量2.5×
105 、固形分35%のアクリル酸−アクリル酸ブチ
ル共重合体を得た(溶液II)。以上の溶液Iを228
.6重量部、溶液IIを57.1重量部、ポリエチレン
グリコール600(日本油脂製、日局規格)を200重
量部秤量し、均一に混合して、無色透明な粘着剤溶液を
得た。 この粘着剤溶液に、ニフェジピンの5%エタノール溶液
を、粘着剤中ニフェジピンが10%となるように加え、
ディゾルバーで均一に混合し、不揮発分約30%のエタ
ノール溶液となるように調整した。このエタノール溶液
を乾燥後の厚みが50μmとなるように表面シリコーン
処理PET剥離紙上に塗工し、60℃にて1時間乾燥し
て粘着剤層を形成した。これにPE/EVAラミネート
フィルムを貼り合わせ、実施例5の貼付剤を得た。
【0018】実施例6 ビニルピロリドンホモポリマー(BASF社製、Kol
lidon90)90重量部をエタノール200重量部
に均一に溶解し溶液Iを得た。メタアクリル酸−メタア
クリル酸メチル共重合体〔Rohm Pharma 社
製、Euidragit S (メタアクリル酸含量2
5.0〜34.5%)〕及びメタアクリル酸−アクリル
酸エチル共重合体(Rohm Pharma 社製、E
uidragit L100−55 )各々5重量部を
エタノール20重量部に溶解し溶液IIを得た。以上の
溶液I,IIと濃グリセリン(日本油脂製、日局規格)
250重量部とを均一に混合して、無色透明な粘着剤溶
液を得た。この粘着剤溶液に、ピロキシカムの10%エ
タノール溶液を、粘着剤中ピロキシカムが20%となる
ように加え、ディゾルバーで均一に混合し、不揮発分約
30%のエタノール溶液となるように調整した。このエ
タノール溶液を乾燥後の厚みが200μmとなるように
表面にシリコーン処理PET剥離紙上に塗工し、60℃
にて1時間乾燥して粘着剤層を形成した。これにポリエ
チレン(PE)/EVAラミネートフィルムを貼り合わ
せ、実施例6の貼付剤を得た。
【0019】実施例7 実施例1で調製した粘着剤溶液に、硝酸イソソルビド及
びポリオキシオチレンラウリルエーテルリン酸Naのエ
タノール溶液を、粘着剤中硝酸イソソルビト及びポリオ
キシオチレンラウリルエーテルリン酸Naが各々10%
及び5%となるように加え、ディゾルバーで均一に混合
し、不揮発分約30%のエタノール溶液となるように調
整した。このエタノール溶液を乾燥後の厚みが100μ
mとなるように表面にシリコーン処理PET剥離紙上に
塗工し、60℃にて1時間乾燥して粘着剤層を形成した
。これにポリエチレン(PE)/EVAラミネートフィ
ルムを貼り合わせ、実施例7の貼付剤を得た。
【0020】実施例8 ビニルピロリドン95重量部、アクリル酸−2−エチル
ヘキシル5重量部を、溶媒としてエタノールを使用して
、重合触媒としてラウロイルパーオキシド0.3重量部
を加えて、60℃で重合を行い、重量平均分子量5.5
×105 、固形分35%のビニルピロリドン−アクリ
ル酸−2−エチルヘキシル共重合体溶液を得た(溶液I
)。アクリル酸50重量部、アクリル酸ジメチルアミノ
エチル50重量部を、溶媒としてエタノールを使用して
、重合触媒としてラウロイルパーキシド0.5重量部を
加えて、60℃で重合を行い、重量平均分子量1.5×
105 、固形分30%のアクリル酸−アクリル酸ジメ
チルアミノエチル共重合体溶液を得た(溶液II)。以
上の溶液Iを228.6重量部、溶液IIを66.7重
量部、濃グリセリン(日本油脂製、日局規格)250重
量部を秤量し、均一に混合して、無色透明な粘着剤溶液
を得た。この粘着剤溶液に、インドメタシンの10%エ
タノール溶液を、粘着剤中インドメタシンが10%とな
るように加え、ディゾルバーで均一に混合し、不揮発分
約30%のエタノール溶液となるように調整した。この
エタノール溶液を乾燥後の厚みが100μmとなるよう
に表面シリコーン処理PET剥離紙上に塗工し、60℃
にて1時間乾燥して粘着剤層を形成した。これにPE/
EVAラミネートフィルムを貼り合わせ、実施例8の貼
付剤を得た。
【0021】実施例9 ビニルピロリドンホモポリマー(BASF社製、Kol
lidon90)80重量部をエタノール200重量部
に均一に溶解し溶液Iとした。メタアクリル酸80重量
部、ビニルピロリドン20重量部を、溶媒としてエタノ
ールを使用して、重合触媒としてラウロイルパーオキシ
ド0.5重量部を加えて、60℃で重合を行い、重量平
均分子量9.0×104 、固形分30%のメタアクリ
ル酸−ビニルピロリドン共重合体溶液を得た(溶液II
)。以上の溶液Iの全てと、溶液IIを66.7重量部
と濃グリセリン(日本油脂製、日局規格)200重量部
とを均一に混合して、無色透明な粘着剤溶液を得た。こ
の粘着剤溶液に、硝酸イソソルビドの10%エタノール
溶液を、粘着剤中硝酸イソソルビドが10%となるよう
に加え、ディゾルバーで均一に混合し、不揮発分約30
%のエタノール溶液となるように調整した。このエタノ
ール溶液を乾燥後の厚みが100μmとなるように表面
シリコーン処理PET剥離紙上に塗工し、60℃にて1
時間乾燥して粘着剤層を形成した。これにPE/EVA
ラミネートフィルムを貼り合わせ、実施例9の貼付剤を
得た。
【0022】比較例1 アクリル酸−2−エチルヘキシル40重量部、メタアク
リル酸−2−エチルヘキシル30重量部、アクリル酸ブ
チル30重量部を溶媒として酢酸エチルを使用して、重
合触媒としてラウロイルパーオキシド0.25重量部を
加えて60℃で重合を行い、重量平均分子量6.5×1
05 、固形分54%の粘着剤溶液を得た。この粘着剤
溶液に、硝酸イソソルビトの10%酢酸エチル溶液を、
粘着剤中硝酸イソソルビト15%となるように加え、デ
ィゾルバーで均一に混合し、不揮発分約30%の酢酸エ
チル溶液となるように調整した。この酢酸エチル溶液を
乾燥後の厚みが100μmとなるように表面シリコーン
処理PET剥離紙上に塗工し、60℃にて30分乾燥し
て粘着剤層を形成した。これにPE/EVAラミネート
フィルムを貼り合わせ、比較例1の貼付剤を得た。 比較例2 アクリル酸5重量部、アクリル酸−2−ヘキシル95重
量部及びヘキサンジオールジメタクリレート0.02重
量部を溶媒として酢酸エチルを使用して、重合触媒とし
てラウロイルパーオキシド0.25重量部を加えて60
℃で重合を行い、重量平均分子量1.05×106 、
固形分58%の粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液に、
インドメタシンの10%酢酸エチル溶液を、粘着剤中イ
ンドメタシン10%となるように加え、ディゾルバーで
均一に混合し、不揮発分約30%の酢酸エチル溶液とな
るように調整した。この酢酸エチル溶液を乾燥後の厚み
が70μmとなるように表面シリコーン処理PET剥離
紙上に塗工し、60℃にて30分乾燥して粘着剤層を形
成した。これにPE/EVAラミネートフィルムを貼り
合わせ、比較例2の貼付剤を得た。
【0023】実施例1〜9及び比較例1、2で得られた
各貼付剤について、実験1に示す手法によりウサギに対
する薬物の移行性試験を行った。 実験1 ウサギ(ニュージーランド・ホワイト種)の脱毛した背
部及び腹側部に貼付剤の試験片(面積10cm2 )を
貼付し、24時間後これを剥離して回収した。繰り返し
回数は各貼付剤毎に4回とした。実施例1〜9について
は、これらの試験片を酢酸エチルで抽出処理し、貼付剤
中の各々の薬物の残存量を高速液体クロマトグラフ法に
より測定した。各貼付剤の試験前の薬物量と試験後の残
存量との差を24時間の皮膚移行量とした。また、比較
例1、2については、これらの試験片をエタノールで抽
出処理し、貼付剤中の各々の薬物の残存量を高速液体ク
ロマトグラフ法により測定し、実施例の場合と同様に皮
膚移行量を求めた。各貼付剤のウサギの皮膚における薬
物の移行量を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、実施例1,2及
び9と比較例1との比較、及び実施例3、8と比較例2
との比較から、本発明の医療用粘着剤を用いた場合、比
較例のアクリル系粘着剤を用いた場合と比較して、同等
以上の良好な薬物放出性を有していることが認められる
。また、実施例4〜7の結果からも、本発明の医療用粘
着剤が各々薬物に対して良好な薬物放出性を有している
ことが認められる。実施例1〜9及び比較例1、2で得
られた各貼付剤について、実験2に示す手法によりウサ
ギの皮膚に対する貼付剤の刺激性試験を行った。 実験2 実験1と同じ手法で処理したウサギの皮膚について、貼
付剤を24時間貼付した後剥離し、1時間後及び48時
間後の皮膚の紅斑状態を目視で観察した。なお、本試験
において、浮腫及び痂皮の形成は認められなかった。紅
斑の程度は下記の0〜4の5段階の判定基準で評価した
。 0  …  紅斑なし 1  …  かろうじて識別できる軽度の紅斑2  …
  明らかな紅斑 3  …  中程度の紅斑 4  …  深紅色の強い紅斑 平均値(各回における評点の総和を繰り返し回数4で割
った値)を各々の貼付剤の皮膚刺激指数とした。得られ
た評価結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2から明らかなように、本発明の医療用
粘着剤を用いた実施例1〜9の貼付剤の皮膚刺激は、1
時間後及び48時間後共にほとんど認められないのに対
して、アクリル系粘着剤を用いた比較例1、2の貼付剤
の皮膚刺激は、48時間後においてはほとんど認められ
ないが、1時間後は角質層の損傷に起因すると考えられ
る高い刺激が認められた。実施例1〜9及び比較例1、
2で得られた貼付剤について、実験3に示す手法により
ヘアレスマウスの摘出皮膚に対する薬物の透過性試験を
行った。 実験3 まず、図1に示す拡散セル1を準備した。拡散セル1は
、上側のドナー槽3と下側の有底円筒状のレセプター槽
2とからなる。ドナー槽3の底壁中央には開口部4が設
けられ、また、ドナー槽3の下端及びレセプター槽2の
上端には、それぞれ、上側フランジ5及び下側フランジ
6が設けられている。そして、上側フランジ5と下側フ
ランジ6とが対向するように両者を重ね合わせることに
よって、ドナー槽3とレセプター槽2とが気密状にかつ
同心状に積み重ねられている。レセプター槽2の側部に
は、側方に突出された形態のサンプリング口7が取り付
けられており、レセプター槽2の内部にはマグネット攪
拌子9が投入されている。ヘアレスマウス(8週齢、雄
)を頸椎脱臼により屠殺した後、直ちに皮膚を剥離して
皮下脂肪を除去し、約5cm×5cmの皮膚片を得た。 この皮膚片8を拡散セル1の上に側フランジ5と下側フ
ランジ6の間に狭着して、ドナー槽3の開口部4を皮膚
片8で完全に閉じるようにした。皮膚片8の上面に、貼
付剤面積3.14cm2 の円形に打ち抜かれた試験片
10を貼付した。レセプター槽2には、下記の方法によ
り調製したレセプター液を満たした。次に、拡散セル1
を温度37℃に保たれた恒温槽内に設置し、マグネット
攪拌装置によりレセプター液の攪拌を行った。試験開始
後サンプリング口7からレセプター液1mlを採取し、
このレセプター液への薬物の透過量を高速液体クロマト
グラフ法により測定した。各貼付剤についての透過量測
定値を表3に示す。   レセプター液の調製法 NaH2 PO4 (5×10−4モル)、Na2 H
PO4 (2×10−4モル)、NaCl(1.5×1
0−4モル)及びゲンタマイシン10mgを蒸留水50
0mlに溶かし、得られた溶液のpHを0.1規定Na
OH水溶液で7.2に調整した後、その容量を蒸留水で
1000mlとした。
【0028】
【表3】
【0029】表3から明らかなように、実験1の結果と
同様、実施例1,2及び9と比較例1との比較、及び実
施例3,8と比較例2との比較から明らかなように、本
発明の医療用粘着剤を用いた場合、比較例のアクリル系
粘着剤を用いた場合と比較して、同等以上の良好な薬物
放出性を有していることが認められる。また、実施例4
〜7についての結果からも同様に、本発明の医療用粘着
剤が各々薬物に対して良好な薬物放出性を有しているこ
とが認められる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明による医療用粘着
剤を用いて構成された貼付剤は、種々の薬物を効果的に
経皮または経粘膜吸収させることができる。また、本発
明の医療用粘着剤は、粘着剤中の軟化剤の効果によって
ブレンドポリマーが膨潤状態とされており非常に柔軟で
あるため、粘着剤中の薬物の拡散速度が本来高いと考え
られるが、さらに、皮膚または粘膜に貼付した場合、皮
膚または粘膜表面から蒸発する水分あるいは分泌液等を
吸収してより粘度が低下し、粘着剤中の薬物の拡散速度
が高められるので、薬物は容易に粘着剤中を拡散移動す
ることができ、粘着剤から効果的に放出されて、経皮及
び経粘膜吸収される。さらに、本発明の医療用粘着剤は
親水性であるため、皮膚に対する親和性は比較的弱い。 従って、貼付剤を剥がす際に、角質層を剥離するといっ
た現象が生じず、さらに、体表面の毛を毟り取ることも
ないので、皮膚への刺激性が少なく、皮膚のかぶれ等も
生じ難い。さらに、本発明の医療用粘着剤は、非常に柔
軟であるため、皮膚への親和性が低いにもかかわらず、
皮膚表面に密着して皮膚の伸縮に無理なく追随すること
ができる。よって、皮膚面から剥離することなく、長時
間にわたり貼付することができ、かつ繰り返し使用して
も、密着性、貼付性が急激に低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験3においてヘアレスマウスの摘出皮膚に対
する薬物透過性試験に用いた拡散セルを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…拡散セル、2…レセプター槽、3…ドナー槽、4…
開口部、5…上側フランジ、6…下側フランジ、7…サ
ンプリング口、8…皮膚片、9…マグネット攪拌子、1
0…試験片。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ビニルピロリドン(共)重合体と(メ
    タ)アクリル酸共重合体とのブレンドポリマー及び軟化
    剤を含有する医療用粘着剤であって、該ビニルピロリド
    ン(共)重合体は、水及び/もしくはアルコールに可溶
    である性質を有する医療用粘着剤。
  2. 【請求項2】  ビニルピロリドン(共)重合体と(メ
    タ)アクリル酸共重合体とのブレンドポリマー、軟化剤
    及び弱塩基性有機カルボン酸塩を含有する医療用粘着剤
    であって、該ビニルピロリドン(共)重合体は、水及び
    /もしくはアルコールに可溶である性質を有する医療用
    粘着剤。
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