JPH0426130A - 化合物半導体装置の製法 - Google Patents

化合物半導体装置の製法

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JPH0426130A
JPH0426130A JP13074790A JP13074790A JPH0426130A JP H0426130 A JPH0426130 A JP H0426130A JP 13074790 A JP13074790 A JP 13074790A JP 13074790 A JP13074790 A JP 13074790A JP H0426130 A JPH0426130 A JP H0426130A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化合物半導体装置の製法、特に例えばHBT
くヘテロ接合型バイポーラトランジスタ)におけるよう
なその主たる動作電流方向が半導体基体の厚さ方向に構
成されたいわゆる縦形構造の化合物半導体装置の製法に
関わる。
〔発明の概要〕
本発明は、化合物半導体装置の製法に関わり、少くとも
第1〜第3の■−■族化合物半導体が積層された縦形構
造の化合物半導体装置を構成する半導体基体に対し、そ
の化合物半導体装置の上記縦形構造の動作領域の形成部
上の第3の化合物半導体上にエツチングマスクを形成し
、このエツチングマスクによって、第2の化合物半導体
に対するエツチング性が低く、第1及び第3の化合物半
導体に対するエツチング性が高いエツチング性を示す選
択的エツチングを行なって第2の化合物半導体の一部を
外部に露出させ、これによって外部に露出した第2の化
合物半導体に対して、この第2の化合物半導体に対する
エツチング性が高く、第1及び第3の化合物半導体に対
し低いエツチング性を示す選択的エツチングを第3の化
合物半導体をエツチングマスクとしてサイドエツチング
が生じるようにエツチングし、更にこれら選択的エツチ
ングによって外部に露出した第1の化合物半導体を、こ
の第1の化合物半導体に対するエツチング性が高く、第
2の化合物半導体に対するエツチング性が低いエツチン
グ性を示す選択的エツチングを第2の化合物半導体をエ
ツチングマスクとしてサイドエツチングが生じるように
エツチングし、それぞれ外部に露出した第3の化合物半
導体と第2の化合物半導体上とに第2及び第3の選択的
エツチング工程によって生じたひさしによって互いに分
離された電極をオーミックに被着する。
このようにすることによって、その動作領域いわゆる真
性領域に近接して第2の化合物半導体に対する電極の形
成を微細な化合物半導体装置において確実に得ることが
できるようにするものである。
〔従来の技術〕
HBT (ヘテロ接合型バイポーラトランジスタ)は高
速性能性に優れ、また高い電流増幅率が得られるという
利点を有する。この種の化合物半導体装置はその主たる
動作電流方向が縦方向く半導体基体の厚さ方向)のいわ
ゆる縦型構造をとるものでその中間層、下層の半導体層
に対する電極取出しが高速性に大きな影響を持たらす。
すなわちこれら電極はその動作領域いわゆる真性領域に
できるだけ近接して設けることが望まれる。
一方、この種の半導体装置においてミクロンオーダーの
サイズの小型化がなされており、この場合特にその電極
と動作領域との整合性が問題となり、通常この種の半導
体装置の製造に当っては、セルファライン(自己整合)
方法が採られる。
この種の縦型構造の半導体例えばHBTの製造方法の一
例を、第2図の各工程における路線的断面図を参照して
説明する。この例は、いわゆるダミーエミッタ法による
もので、この場合第2図へに示すように例えば高不純物
n型のGaAsサブストレイト(11)上に同様に例え
ばn型のGaAs化合物半導体よりなるコレクタ層(1
2)、さらにこれの上に他の導電型の例えばp型のGa
As半導体よりなるベース層(13)と、さらにこれの
上にこれに比してバンドギャップが大なるn型のAβG
aAsよりなるエミツタ層(14)が順次MOCIIO
(有機金属化学的気相成長法)によってエピタキシャル
成長されてなる化合物半導体基体(15)が用意される
。そしてこのエミツタ層(14)上の、トランジスタ動
作部すなわち真性領域の形成部上に例えば厚さ1μmの
5i02等より成るダミーエミッタ(16)を形成する
。このダミーエミッタ(16)の形成は、5102を化
合物半導体基体(15)上に全面的にCVD法等によっ
て形成し、更にこれの上に例えば^!を全面的に蒸着し
、これをフォトリングラフィによってダミーエミッタパ
ターンにパターン化し、その後このパターン化されたA
1層をマスク層(17)として5102層をRIE(反
応性イオンエツチング)等の例えばドライエツチングに
よる異方性エツチングを行うことによってパターン化し
、ダミーエミッタ(16)を形成する。
次に第2図Bに示すように、ダミーエミッタ(16)を
エツチングマスクとしてこれの下のエミツタ層(14)
、ベース層(13)をそれぞれノくターンエツチングす
る。この場合、そのエツチングは等方性エツチング例え
ば化学的ウェットエツチングをもって行うことによって
ダミーエミッタ(1G)下に入り込んだサイドエッチが
生ずるようにしてダミーエミッタがひさしく庇)状に突
出しその縁部下に窪み部(18)が生ずるようにする。
第2図Cに示すように窪み部(18)内を埋込むように
フォトレジスト(19)を全面的に塗布する。
第2図りに示すように、フォトレジスト(19)上から
全面的にマスク層(17)を外部に露呈するようにRI
E等の異方性エツチングを行う。
次に第2図Eに示すように、マスク層(17)及びダミ
ーエミッタ(16)をエツチング除去してエミツタ層(
14)を外部に露呈する。このとき主としてダミーエミ
ッタ(16)の除去によってフォトレジスト層(19)
に四部(20)が生ずるものであるが、この凹部(20
)はその底部がエミツタ層(14)の表面とほぼ同一平
面となり、その幅は、第2図Bに示す窪み部(18)の
入り込み量に対応してエミツタ層(14)より幅広とな
る。
第2図Fに示すように、凹部(20)内の底部を含んで
凹部(20)の深さより小さい厚さをもって全面的に第
1の電極層(21)を蒸着等によって形成する。
第2図Gに示すようにフォトレジスト層(19)を例え
ばその溶剤をもって除去する。このようにすると、電極
層(21)は、フォトレジスト層(19)の凹部(20
)の底部上に形成されていた部分のみが残り、他部が除
去され、この電極層(21)にはパターン化されたベー
ス層(13)及びエミツタ層(14)の縁部より突出し
たひさし部(21a>  が生じる。
第2図Hに示すように、このひさし部(20)を有する
電極層(21)上から第2の電極層(22)を基体(1
5)に垂直方向から全面的に例えば蒸着によって形成す
る。このようにすることによって第2の電極層(22)
は、第1の電極層(21)上と、窪み部(18)の存在
によってこれより分離してベース層(13)上に被着形
成される。
このようにしてエミツタ層(14)上にオーミックに第
1及び第2の電極層(20)及び(22)より成るエミ
ッタ電極(2圓)が形成され、ベース層(13)上にオ
ーミックに第2の電極層(22)より成るベース電極(
23B>  が形成される。このようにして形成された
ベース電極<23B)  は、ベース@ (23)の最
終的に残存したエミツタ層(14)とのへテロ接合部J
Hすなわち真性領域に接近してダミーエミッタ(X6)
下の窪み部(18)の入り込み量すなわちサイドエツチ
ング量によって規定される間隔をもって形成される。
このような方法による場合、すなわちいわゆるダミーエ
ミッタ方法による場合、この最終的に得るエミッタ電極
(23B) 及びベース電極(23B>  の切れは、
ダミーエミッタ(16)の垂直性及びこれの下のサイド
エッチによる窪み部(18)の入り込み量に依存するも
のであるが、実際問題としてその垂直性及びサイドエッ
チが充分得られず例えばそのサイドエッチ量は垂直方向
のエツチング量と同程度であって高々0.3μm程度に
しか期待できないことから、両ベース及びエミッタ電極
(23B)  及び(23B) 間の短絡事故がHBT
の縮小化によってより高められる方向にあり、このベー
ス・エミッタ間の短絡を防ぐには各工程におけるドライ
エツチング及びウェットエツチングのかなり高い制御性
が必要となり、ベース及びエミッタ間の距離の定量的設
定もしにくいという問題点が生じている。
さらに、一方、この種のHBTを得る方法として例えば
第3図に示すように化合物半導体基体(15)の表面の
エミツタ層(14)において、その結晶学的異方性エツ
チングを適用することによってエミツタ層(14)を逆
テーバメサとし、全面的に第1の電極層(21)を垂直
方向から蒸着し、エミツタ層(14)上とこの逆テーバ
によって分離されてベース層(13)上とにエミッタ電
極(23B>  とベース電極(23B)  とを同時
に形成するという方法によるものも提案されている。
ところが、このような方法によってもエミツタ層の縮小
化に伴って充分な高さのメサ及び逆テーパが得にくいこ
とから同様に両電極(23E)  及び(23B)  
の短絡の問題が生じる。第3図において第2図Hと対応
する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明においては、化合物半導体装置特に上述したHB
T等の縦型構造の化合物半導体装置を製造するに当って
、その電極相互の短絡事故を効果的に回避でき、しかも
その動作領域すなわち真性領域と電極との自己整合を高
めて真性領域に充分近接して電極の配置を行うことがで
きるようにして特性の向上をはかることができるように
した化合物半導体装置の製法を提供するものである。
すなわち、本発明においては、昨今、上述のA I! 
GaAs /Ga、As系のHBTに比べて、ベース層
のエネルギーバンドギャップが小さく、LバンドとFバ
ンドとの差Δ(L−r)すなわちバイヤーバンドとのセ
パレーションが大きく、寄生抵抗が小さく、飽和速度が
大で、表面再結合速度が小さく、小型化に良好などの多
くの利点を有し、高性能化が期待されるものとして注目
されるInを含む化合物半導体によるInP / In
GaAs系のHBTにおいて、InGaAsとInP 
によるそのベース層とエミツタ層とがそれぞれその■族
元素が相違する半導体層が用いられることに着目し、こ
の■族元素が相違する化合物半導体間のエツチング性の
相違を利用して自己整合に優れかつ信頼性の高い縦型構
造の化合物半導体装置例えばHBTを製造するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、第1図に各製造工程における路線的
拡大断面図を示す製造工程図に示すように、それぞれ■
−■族化合物半導体よりなる第1゜第2及び第3の化合
物半導体層(1)、 (2)、 (3) が順次積層さ
れた半導体基体(4)を有し、縦型構造をとり、少くと
も第2の化合物半導体(2)が第1及び第3の化合物半
導体(1)及び(3)とはそのV族成分に相違を有して
なる化合物半導体装置の製法において、この化合物半導
体装置の縦型構造の動作領域の形成部上の、最上層の第
3の化合物半導体(3)上にエツチングマスク(5)を
形成する工程と、第1図Bに示すように第2の化合物半
導体〈2)に対するエツチング性が低く、第1及び第3
の化合物半導体(1)及び(3)に対して高いエツチン
グ性を示す選択的エツチングを、エツチングマスク(5
)をマスクとして行う第1のエツチング工程と、第1図
Cに示すようにこの第1のエツチング工程によって外部
に露出した第2の化合物半導体(2)に対して、この第
2の化合物半導体(2)に対するエツチング性が高く、
第1及び第3の化合物半導体〈1)及び(3)に対して
低いエツチング性を示す選択的エツチングを第3の化合
物半導体(3)をエツチングマスクとしてこれの縁部下
に入り込むサイドエツチングを生じるようにエツチング
する第2のエツチング工程と、第1図りに示すように第
1及び第2のエツチング工程によって外部に露出した第
1の化合物半導体(1)  をこの第1の化合物半導体
(1)に対するエツチング性が高く第2の化合物半導体
(2)に対して低いエツチング性を示す選択的エツチン
グを第2の化合物半導体(2)をエツチングマスクとし
てサイドエツチングが生ずるようにエツチングする第3
のエツチング工程と、第1図Eに示すようにそれぞれ外
部に露出した第3の化合物半導体(3)と第2の化合物
半導体(2)上とに第2及び第3の選択的エツチング工
程のサイドエッチによって生じた第1及び第2のひさし
く6)及び(7)によって互いに分離された電極(40
E)及び(40B)  をオーミックに被着する工程と
をとって目的とする化合物半導体装置例えばHBTを得
る。
〔作 用〕
上述の本発明方法によれば、第1〜第3の化合物半導体
(1)〜(3)、特に第2の化合物半導体<2)と第1
及び第3の化合物半導体(1)及び(3)のV族元素が
相違してそのエツチング性が相違することを利用して第
1及び第2の2段にわたるひさしく6)及び(7)を形
成するようにしたことから全体的なひさしの高さを充分
大きくかつ正確に設定することができるので両電極(4
0B)  及び(4[]B)真性領域に充分近接して配
置する二とができ、信頼性が高く特性の均一な目的とす
る化合物半導体装置を得ることができる。
〔実施例〕
第1図を参照してInP/InGaAs系のHBTを得
る場合の一例を詳細に説明する。この場合、第1図Aに
示すように半絶縁性の[nP サブストレイト(31)
上に順次MOCVD によって第1導電型例えばn型の
InPバッファ層(32)と、このバッファ層(32)
と格子整合し得るInGaASよりなる第1導電型の低
比抵抗(高不純物濃度)の下層コレクタ層(33)と、
これの上にこれに比し高比抵抗の第1導電型のn型の同
様の1nGaAsよりなるあるいは下層コレクタ(33
)に対して格子整合し得るInP よりなるコレクタ層
(34)と、第2導電型例えばp型のInGaAsより
成る厚さ例えば500人のベース層(35)と、同様に
InGaAsよりなる厚さ例えば100人程0のアンド
ープベース層(36)と、さらにこれの上に第1導電型
のlnP よりなる厚さ例えば2000人のエミツタ層
(37)と、これの上にそれぞれ第1導電型の高濃度の
キャップ層を構成する高濃度エミッタ(38)と、第1
導電型の低比抵抗(高濃度)のInGaAsキャップ層
(39)とを順次連続的にエピタキシャル成長する。こ
のような構成においてはそれぞれInGaAsよりなる
第2導電型ベース(35)と、アンドープベース層(2
5)とによる第1の化合物半導体層(1)  の上に、
第1導電型のInP よりなるエミツタ層(27)と高
濃度エミツタ層(28)とよりなる第2の化合物半導体
層(2)と、InGaASよりなるキャップ層(39)
よりなる第3の化合物半導体層(3)が積層された半導
体基体(4)が構成される。
まず、第1図Aに示すように半導体基体(4)上すなわ
ち最上層の第3の化合物半導体層(3)   この例で
はキャップ層(29)上にエツチングマスク例えばSi
N あるいはエミッタ電極を導き得るTi/Pt/^U
より成るエツチングマスク層(5)を1000人程度0
厚さに最終的に形成する動作領域すなわち真性領域とな
る部分上に形成する。
次に第1図已に示すように、第3の化合物半導体(3)
すなわちキャップ層(39)に対しての選択的エツチン
グを行う第1のエツチング工程を行う。
この第1のエツチング工程に用いられるエツチングは例
えば+1.PO,: H2O2: II、0  (体積
比)が3;I:50のエツチング液によって行う。この
エツチング液によるウェットエッチは、第1の化合物半
導体(1)すなわちキャップ層(39)が例えばIno
、 52(iao、 48ASである場合、そのエツチ
ング速度は、20℃で650人/分であるに比し、第2
の半導体(2)のエミツタ層(38> (37)のIn
P に対しては殆んどエツチング性を示さない。
この第1のエツチング工程によってエツチングマスク(
5)によって覆われていない部分のキャップ層(39)
、すなわち第3の化合物半導体(3)をエツチング除去
する。この場合、このエツチング液は、上述したように
InP に対して殆んどエツチング性を示さないことか
ら第2の半導体層(2)をエツチングすることなく第3
の半導体(3)すなわちキャップ層(29)のみをその
全厚さに亘って所定のパターンにエツチング除去して確
実に第2の化合物半導体(2)の表面すなわち高濃度エ
ミツタ層(28)が露出させることができる。
次に例えばHCl: H3PO4(体積比)が1;19
のエツチング液によって第2の化合物半導体(2)、す
なわちエミツタ層(38)及び(37)をエツチングす
る第2のエツチング工程を採る。このエツチング液は1
nGaAsに対しては殆んどそのエツチング性を示さす
InPに対しては例えば10℃で800人/分の高いエ
ツチング性を示すことから、第1の半導体(1)及び第
3の化合物半導体(3)をエツチング除去することなく
第2の化合物半導体(2)すなわちエミツタ層(38)
及び(37)のみを選択的にエツチングすることができ
る。この場合、第1図Cに示すようにこの選択的エツチ
ングが第3の化合物半導体(3)の縁部下に入り込んで
エツチングが進行するようにすなわちサイドエツチング
が所要の幅Wをもって進行するまで第2の化合物半導体
(2)の厚さ以上のオーバーエツチングして幅Wの第1
のひさしく6)を形成すると共に第1の半導体(1)す
なわちアンドープのベース層(36)を外部に露出させ
る。
さらに第1図りに示すように、前述したと同様の第1の
エツチング工程で用いたエツチング液によって第3のエ
ツチング工程を行う。この場合、第2の化合物半導体(
2)すなわちエミツタ層(38)及び(37)に対して
殆んどエツチングが進行しないことから、所要のエツチ
ング時間の選定すなわちその厚さ以上のオーバーエッチ
を行って第2の化合物半導体(2)の縁部下に幅W2 
をもって入り込んで第1の化合物半導体(1)にサイド
エッチが生じ第2のひさしく7)が生じるようにする。
この場合、第1の半導体(1)においてもサイドエッチ
が生じるが、幅W1 をもって第1のひさしく6)が残
存するようになされる。
その後第1図Eに示すように、マスク(5)を除ら電極
導電層の蒸着を行う。このようにすれば、第3の半導体
層(3)、すなわちキャップ層(39)上に、外部に露
呈した第1の半導体層(1)ベース層(35)上に同時
にエミッタ電極(40B) 及びベース電極(36B)
  が互いに第1〜第3のエツチング工程によって生じ
た第1及び第2のひさしく6)及び(7)によって分離
されて形成される。
尚、さらに必要に応じて第1図Fに示すように、コレク
タ電極(35C)  の形成においても同様にlnPと
InGaASとのエツチングの差を利用して同様にコレ
クタ領域(33)にひさしく44)を有する凹部(42
)を形成してこれにコレクタ電極(40C)  を形成
することもできる。
尚、上述した例においては、サブストレイト(31)が
lnPである場合について説明したが、サブストレイ)
(31)が例えばGaAsである場合において、その第
1及び第3の化合物半導体(1)及び(3)すなわちベ
ース層(35) (36)及びエミッタのキャップ層(
3a)がGaAsで、第2の化合物半導体(2)すなわ
ちエミツタ層(38) (37)がGa1nP の構成
をとるHOTにおいての製造に本発明を適用することも
できる。
すなわち、この場合においてもV族の化合物が相違する
第1及び第3の化合物半導体(1)及び(3)と第2の
化合物半導体(2)のエツチング性の相違を利用するこ
とによって本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
上述の本発明方法によれば、第1〜第3の化合物半導体
(1)〜<3)を有し、特に第2の化合物半導体(2)
と第1及び第3の化合物半導体<1)及び(3)のV族
元素が相違してそのエツチング性が相違することを利用
して第1及び第2の2段にわたるひさしく6)及び(7
)を形成するようにしたことにより全体的な高さ及び突
出量を充分大きくかつ正確に設定することができ、特に
ひさしく6)は厚さ方向のエツチングを考慮することな
く必要充分のオーバーエツチングを行ってサイドエッチ
による大なる高さのひさしく7)を、形成することがで
きるので各電極(40E)  及び(40B)  を確
実に分離し、しかし!例えばベース電極(40B)  
に関して第1及び第2のひさしく6)  及び(7)の
突出幅W1 及びW2の任意の設定によって真性領域に
近づけて形成することができるのですぐれた特性をもっ
て、信頼性が高く均一な特性の目的とする化合物半導体
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による化合物半導体装置の製造方法の一
例の工程図、第2図は従来方法の製造工程図、第3図は
他の従来方法の一工程図である。 (1)〜(3)は第1〜第3の化合物半導体、(4)は
半導体基体、(21)はサブストレイト、(34)はコ
レクタ層、(35)はベース層、(36)はアンドープ
ベース層、(37)はエミツタ層、(38)は高濃度エ
ミツタ層、(39)はキャップ層である。 代 理 人 松 隈 秀 盛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  それぞれIII−V族化合物半導体より成る第1、第2
    及び第3の化合物半導体が順次積層された半導体基体を
    有し、縦形構造を採り、少なくとも上記第2の化合物半
    導体が上記第1及び第3の化合物半導体とはそのV族成
    分に相違を有して成る化合物半導体装置の製法において
    、 この化合物半導体装置の上記縦形構造の動作領域の形成
    部上の上記第3の化合物半導体上にエッチングマスクを
    形成する工程と、 第2の化合物半導体に対するエッチング性が低く、上記
    第1及び第3の化合物半導体に対して高いエッチング性
    を示す選択的エッチングを上記エッチングマスクをマス
    クとして行う第1のエッチング工程と、 この第1のエッチング工程によって外部に露出した第2
    の化合物半導体に対して、この第2の化合物半導体に対
    するエッチング性が高く、上記第1及び第3の化合物半
    導体に対して低いエッチング性を示す選択的エッチング
    を上記第3の化合物半導体をエッチングマスクとしてサ
    イドエッチングが生じるようにエッチングする第2のエ
    ッチング工程と、 上記第1及び第2のエッチング工程によって外部に露出
    した上記第1の化合物半導体を、この第1の化合物半導
    体に対するエッチング性が高く、上記第2の化合物半導
    体に対して低いエッチング性を示す選択的エッチングを
    上記第2の化合物半導体をエッチングマスクとしてサイ
    ドエッチングが生じるようにエッチングする第3のエッ
    チング工程と、 それぞれ外部に露出した上記第3の化合物半導体と上記
    第2の化合物半導体上とに上記第2及び第3の選択的エ
    ッチング工程によって生じたひさしによって互いに分離
    された電極をオーミックに被着して成ることを特徴とす
    る化合物半導体装置の製法。
JP2130747A 1990-05-21 1990-05-21 化合物半導体装置の製法 Expired - Lifetime JP3057507B2 (ja)

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