JPH04261292A - インライン型カラー受像管用コンバーゼンス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、インライン型カラー
受像管用コンバーゼンス装置に係り、特に画面の中間部
に発生する水平方向ミスコンバーゼンスを補正するイン
ライン型カラー受像管用コンバーゼンス装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般にインライン型カラー受像管は、図
４に示すように、パネル１およびこのパネル１に一体に
接合されたファンネル２からなる外囲器を有し、そのパ
ネル１内面に、その内側に配置されたシャドウマスク３
に対向して、青、緑、赤に発光する垂直方向に細長いス
トライプ状の３色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン４
が形成されている。またファンネル２のネック５内に、
同一水平面上を通るセンタービーム６Ｇおよび一対のサ
イドビーム６Ｂ，６Ｒからなる一列配置の３電子ビーム
６Ｂ，６Ｇ，６Ｒを放出する電子銃７が配置されている
。そして、この電子銃７から放出される３電子ビーム６
Ｂ，６Ｇ，６Ｒをファンネル２のネック５とコーン部８
との境界部外側に装着された偏向ヨーク９の水平偏向コ
イル１０Ｈ　および垂直偏向コイル１０Ｖ　から発生す
る磁界により偏向して、上記蛍光体スクリーン４を水平
、垂直走査することにより、この蛍光体スクリーン４上
にカラー画像を表示する構造に形成されている。

【０００３】その蛍光体スクリーン４上に描かれる画像
品位を良好にするためには、画面全面にわたり３電子ビ
ーム６Ｂ，６Ｇ，６Ｒを正しくコンバーゼンスさせるこ
とが重要である。そのコンバーゼンス補正手段として、
偏向ヨーク９とは別にコンバーゼンス補正ヨーク１２を
配置し、コンバーゼンス補正回路１３から得られる偏向
ヨーク９の偏向周期に同期したほぼパラボラ波形電流ま
たは鋸歯状波形電流などのコンバーゼンス補正電流を上
記コンバーゼンス補正ヨーク１２に供給して、電子ビー
ム６Ｂ，６Ｇ，６Ｒに対する偏向ヨーク９の偏向とは無
関係に水平方向のミスコンバーゼンスをダイナミックに
補正する方法がある。

【０００４】なお、図４において、１４はピュリテイお
よびスタティックコンバーゼンスを補正するマグネット
である。

【０００５】上記コンバーゼンス補正手段では、図５に
示すように、電子銃の電子ビーム放出端にコンバーゼン
ス・カップ１６が取付けられ、このコンバーゼンス・カ
ップ１６に対応してネック５外にコンバーゼンス補正ヨ
ーク１２が配置される。そのコンバーゼンス補正ヨーク
１２は、一対のコ字状コア１７とこのコア１７に巻回さ
れたコンバーゼンス・コイル１８とからなる。通常この
コンバーゼンス・コイル１８は、図６に青、緑、赤のパ
ターンを１９Ｂ　，１９Ｇ　，１９Ｒ　として示す画面
の水平軸（Ｘ軸）上の水平方向ミスコンバーゼンスＸＨ
　および水平軸上中間部の水平方向ミスコンバーゼンス
を補正するためのコイルと、画面垂直軸（Ｙ軸）上の水
平方向ミスコンバーゼンスＹＨ　および垂直軸上中間部
の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するためのコイル
と、画面四隅部の水平方向ミスコンバーゼンスＰＱＨ　
を補正するためのコイルとからなる。また、このコンバ
ーゼンス補正手段では、上記コンバーゼンス補正ヨーク
１２と磁気的に結合して、上記コイル１８にコンバーゼ
ンス補正電流を流したとき発生する磁界２０が効率よく
一対のサイドビーム６Ｂ，６Ｒに作用するように、コン
バーゼンス・カップ１６の一対のサイドビーム通過孔２
１Ｂ　，２１Ｒ　を挟んでポールピース２２が配置され
ている。

【０００６】一例として、図７（ａ）に上記画面の水平
軸上の水平方向ミスコンバーゼンスＸＨ　および水平軸
上中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するため
のコイル１８Ｈ　に、コンバーゼンス補正電流としてほ
ぼパラボラ波形電流を供給するコンバーゼンス補正回路
の水平偏向同期補正回路部２３を示す。この回路部２３
は、水平偏向コイル接続端子２４ａ　，２４ｂ　と上記
コイル１８Ｈ　との間に直列に接続されたコイル２５と
、コイル１８Ｈ　に並列に接続された可変抵抗２６とを
有するＬＣＲ回路で構成され、そのコイル２５により図
６に示した画面右側、可変抵抗２６により画面左側の補
正をおこなうコンバーゼンス補正電流を発生する。

【０００７】上記画面の水平軸上の水平方向ミスコンバ
ーゼンスＸＨ　および水平軸上中間部の水平方向ミスコ
ンバーゼンスは、この水平偏向同期補正回路部２３から
水平偏向電流２７に同期して得られるほぼパラボラ波形
電流２８をコイル１８Ｈ　に供給して、コンバーゼンス
補正ヨーク１２に磁界を発生させることにより、１本の
走査線ごと（１水平偏向走査ごと）におこなわれ、画面
全面にわたり一様な補正がおこなわれる。

【０００８】また、図７（ｂ）に上記画面の垂直軸上の
水平方向ミスコンバーゼンスＹＨ　および垂直軸上中間
部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するためのコイ
ル１８Ｖ　に、コンバーゼンス補正電流としてほぼパラ
ボラ波形電流を供給するコンバーゼンス補正回路の垂直
偏向同期補正回路部２８を示す。この回路部２８は、垂
直偏向コイル接続端子２９ａ　，２９ｂ　と上記コイル
１８Ｖ　との間に直列に接続されたブリッジからなる整
流回路３０とＬＣＲ回路３１とから構成されている。

【０００９】この垂直偏向同期補正回路部２８では、垂
直偏向コイル端子２９ａ　，２９ｂ　に加わる垂直偏向
電流に同期してこの垂直偏向同期補正回路部２８から得
られるほぼパラボラ波形電流をコイル１８Ｖ　に供給し
て、コンバーゼンス補正ヨーク１２に磁界を発生させる
ことにより、画面全面にわたり一様な補正がおこなわれ
る。

【００１０】さらに、画面四隅部の水平方向ミスコンバ
ーゼンスＰＱＨ　の補正については、上記水平軸および
垂直軸上の補正よりも大きな補正をおこなうため、特に
その補正回路部は示さないが、垂直偏向により変調され
た水平偏向周期のほぼパラボラ波形電流（または鋸歯状
波電流）をコンバーゼンス補正ヨークのコアに巻回され
た画面四隅部の水平方向ミスコンバーゼンスＰＱＨ　を
補正するためのコイルに流すことによりおこなわれる。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子銃
の電子ビーム放出端に取付けられたコンバーゼンス・カ
ップに対応してネック外にコンバーゼンス補正ヨークを
配置し、かつコンバーゼンス・カップに一対のサイドビ
ーム通過孔を挟んでポールピースを配置し、そのコンバ
ーゼンス補正ヨークのコアに各別に巻回された３種類の
コイル、すなわち画面の水平軸上の水平方向ミスコンバ
ーゼンスＸＨ　および水平軸上中間部の水平方向ミスコ
ンバーゼンスを補正するためのコイルと、画面の垂直軸
上の水平方向ミスコンバーゼンスＹＨ　および垂直軸上
中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するための
コイルと、画面四隅部の水平方向ミスコンバーゼンスＰ
ＱＨ　を補正補正するためのコイルとに、それぞれコン
バーゼンス補正回路から水平偏向電流に同期したほぼパ
ラボラ波形電流または鋸歯状波電流、垂直偏向電流に同
期したほぼパラボラ波形電流または鋸歯状波電流、およ
び垂直偏向により変調された水平偏向周期のほぼパラボ
ラ波形電流または鋸歯状波電流を供給することにより、
画面水平軸上、垂直軸上および画面四隅部のミスコンバ
ーゼンスを補正している。

【００１２】すなわち、上記画面の水平軸上の水平方向
ミスコンバーゼンスＸＨ　および水平軸上中間部の水平
方向ミスコンバーゼンスを補正するためのコイルに水平
偏向電流に同期したほぼパラボラ波形電流または鋸歯状
波電流を流すことにより、水平軸上の水平方向ミスコン
バーゼンスＸＨ　と同量の水平方向ミスコンバーゼンス
を画面全面にわたり補正している。また画面の垂直軸上
の水平方向ミスコンバーゼンスＹＨ　および垂直軸上中
間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するためのコ
イルに垂直偏向電流に同期したほぼパラボラ波形電流ま
たは鋸歯状波電流を流すことにより、垂直軸上の水平方
向ミスコンバーゼンスＹＨ　と同量の水平方向ミスコン
バーゼンスを画面全面にわたり補正している。さらに画
面四隅部の水平方向ミスコンバーゼンスＰＱＨ　を補正
するためのコイルに垂直偏向により変調された水平偏向
周期のほぼパラボラ波形電流または鋸歯状波電流を流す
ことにより、その画面四隅部の水平方向ミスコンバーゼ
ンスＰＱＨ　を補正している。

【００１３】しかし、一般に上記コンバーゼンス補正に
必要なほぼパラボラ波形電流または鋸歯状波電流は、偏
向ヨークの水平および垂直偏向と同期させるため、その
水平偏向電流や垂直偏向電流を水平偏向同期補正回路や
垂直偏向同期補正回路に供給して形成する。そのため、
偏向ヨークの水平および垂直偏向コイルのばらつきや電
子銃の組立て誤差などにより変化し、最終的に画面の水
平軸、垂直軸および画面上に表示される第１走査線と最
終走査線とを含まない中間部に水平方向ミスコンバーゼ
ンスを発生することがある。この場合、その中間部の水
平方向ミスコンバーゼンスを上記画面の水平軸上、垂直
軸上および四隅部の水平方向コンバーゼンス補正とは独
立に補正することができれば、画面全体のコンバーゼン
ス補正に要する労力、時間を節約でき、きわめて有効な
ものとなる。

【００１４】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、画面上の水平軸、垂直軸および画面上表示
される第１走査線と最終走査線とを含まない中間部の水
平方向ミスコンバーゼンスを、上記画面の水平軸、垂直
軸および四隅部の水平方向コンバーゼンス補正とは独立
におこなうことができるインライン型カラー受像管用コ
ンバーゼンス装置を構成することを目的とする。

【００１５】［発明の構成］

【００１６】

【課題を解決するための手段】インライン型カラー受像
管用コンバーゼンス補正装置において、そのコンバーゼ
ンス補正装置を、センタービームおよび一対のサイドビ
ームからなる一列配置の３電子ビームを放出する電子銃
に取付けられてネック内に位置するコンバーゼンス・カ
ップと、一対のコアと画面上に表示される第１走査線、
最終走査線および画面の水平軸と垂直軸とを含まない画
面中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するため
上記一対のコアに巻回されたコイルとを有し、上記コン
バーゼンス・カップに対応して上記ネック外に位置する
コンバーゼンス補正ヨークと、上記コイルに偏向ヨーク
の水平偏向周期に同期したほぼパラボラ波形電流を発生
する水平偏向同期補正回路部、上記パラボラ波形電流を
上記偏向ヨークの垂直偏向周期の１／２周期に同期した
ほぼパラボラ波形電流に変調する垂直偏向同期補正回路
部および上記垂直偏向周期の１／２周期に同期して変調
されたほぼパラボラ波形電流を変調する電流波形変調コ
イル部を有するコンバーゼンス補正回路と、上記コンバ
ーゼンス・カップに取付けられ、上記コンバーゼンス補
正ヨークと磁気的に結合して一対のサイドビーム通過領
域における上記コンバーゼンス補正ヨークから発生する
磁界を成形するポールピースとから構成した。

【００１７】

【作用】上記のように、コンバーゼンス補正ヨークのコ
アに画面中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正す
るためのコイルを巻回し、垂直偏向周期の１／２周期に
同期して変調されたほぼパラボラ波形電流をそのコイル
に供給して、コンバーゼンス補正ヨークから磁界を発生
させると、従来おこなわれている画面の水平軸上、垂直
軸上および四隅部のコンバーゼンス補正とは独立に画面
中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正することが
できる。

【００１８】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。

【００１９】この例のカラー受像管用コンバーゼンス補
正装置は、図４に示した従来のコンバーゼンス補正装置
と同様に、インライン型カラー受像管の電子銃の電子ビ
ーム放出端に取付けられたコンバーゼンス・カップと、
このコンバーゼンス・カップに対応して、その電子銃の
位置するネック外に配置されたコンバーゼンス補正ヨー
クと、このコンバーゼンス補正ヨークを駆動するコンバ
ーゼンス補正回路と、上記コンバーゼンス・カップの一
対のサイドビーム通過孔を挟んで配置され、上記コンバ
ーゼンス補正ヨークと磁気的に結合するポールピースと
からなる。そして、そのコンバーゼンス・カップ、コン
バーゼンス補正ヨークおよびポールピースは、図５に示
した従来のそれらと同じ関係に配置されている。

【００２０】ところで、この例のカラー受像管用コンバ
ーゼンス補正装置のコンバーゼンス補正ヨークは、画面
水平軸上の水平方向ミスコンバーゼンスＸＨ　および水
平軸上中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正する
ためのコイルと、画面垂直軸上の水平方向ミスコンバー
ゼンスＹＨ　および垂直軸上中間部の水平方向ミスコン
バーゼンスを補正するためのコイルと、画面四隅部の水
平方向ミスコンバーゼンスＰＱＨ　を補正するためのコ
イルとが巻回された一対のコ字状コア１７（図５参照）
を共通のコアとし、このコアと、このコアに上記各コイ
ルとは独立に巻回されたコイル、すなわち画面上に表示
される第１走査線、最終走査線および画面の水平軸と垂
直軸とを含まない画面中間部の水平方向ミスコンバーゼ
ンスを補正するためのコイルとからなる。

【００２１】このコンバーゼンス補正ヨークを駆動する
コンバーゼンス補正回路は、図１に示すように、偏向ヨ
ークの水平偏向コイルに接続するための水平偏向コイル
接続端子４０ａ　，４０ｂ　と上記画面中間部の水平方
向ミスコンバーゼンスを補正するためのコイル４１との
間に接続された水平偏向同期補正回路部４２と、垂直偏
向コイル接続端子４３ａ　，４３ｂ　を介して、偏向ヨ
ークの垂直偏向コイルに接続される垂直偏向同期補正回
路部４４と、補正回路４２，４４間に挿入された電流波
形を変調するための電流波形変調コイル部４５とからな
る。

【００２２】その水平偏向同期補正回路部４２は、偏向
ヨークの水平偏向に同期したほぼパラボラ波形電流を発
生するためのものであり、図１では、ブロックで示した
が、この回路部４２は、図７（ａ）に示した従来のＬＣ
Ｒ回路からなる水平偏向同期補正回路部を転用または共
用することができる。

【００２３】また、垂直偏向同期補正回路部４４は、垂
直偏向コイル接続端子４３ａ　，４３ｂ　間に接続され
たコンデンサ４７を有する。またこのコンデンサ４７と
並列に可変抵抗４８を介してコンデンサ４９が接続され
ている。さらに上記コンデンサ４７とそれぞれ並列に可
変抵抗５０ａ　，５０ｂ　が接続され、その可変抵抗５
０ａ　を介して可変抵抗５１ａ　とダイオード５２ａ　
が並列接続され、この並列の可変抵抗５１ａ　とダイオ
ード５２ａ　とにダイオード５３ａ　が接続されている
。 同様に可変抵抗５０ｂ　を介して可変抵抗５１ｂ　とダ
イオード５２ｂ　が並列接続され、この並列の可変抵抗
５１ｂ　とダイオード５２ｂ　とにダイオード５３ｂ　
が接続されている。さらにまた上記ダイオード５３ａ　
，５３ｂ　の出力側にコンデンサ５４が接続されている
。

【００２４】この回路では、上記垂直偏向コイル接続端
子４３ａ　，４３ｂ　間に接続されたコンデンサ４７に
より、図２（ａ）に示す偏向ヨークの鋸歯状垂直偏向電
流の帰線部５５を消去する。そして、そのコンデンサ４
７と並列のコンデンサ４９と、可変抵抗５０ａ　を介し
て接続されたダイオード５１ａ　，５２ａ　の整流特性
と整流時の立上がり電圧対電流特性により、図２（ｂ）
に示すほぼパラボラ波形電流５６ａ　が図２（ａ）に示
した垂直偏向電流前半部分５７ａ　に対応して形成され
る。同様に可変抵抗５０ｂ　を介して接続されたダイオ
ード５１ｂ　，５２ｂ　の整流特性と整流時の立上がり
電圧対電流特性により、垂直偏向電流後半部分５７ｂ　
に対応するほぼパラボラ波形電流５６ｂ　が形成される
。この場合、可変抵抗４８，５０ａ　，５１ａ　，５０
ｂ　，５１ｂ　により、垂直偏向電流前半部分５６ａ　
および後半部分５６ｂ　に対応するほぼパラボラ波形電
流５７ａ　，５７ｂ　の形状を変化させることができる
。そしてこの垂直偏向周期の１／２周期に同期したほぼ
パラボラ波形電流５７ａ　，５７ｂ　は、ダイオード５
３ａ　，５３ｂ　の出力側に接続されたコンデンサ５４
により位相調整される。

【００２５】電流波形変調コイル部４５は、水平偏向同
期補正回路部４２に接続されたコイルと、上記垂直偏向
同期補正回路部４４のコンデンサ５４に接続されたコイ
ルとから構成され、上記水平偏向同期補正回路部４２か
ら得られる偏向ヨークの水平偏向に同期したほぼパラボ
ラ波形電流を、上記垂直偏向周期の１／２周期に同期し
たほぼパラボラ波形電流の大きさにより、図２（ｃ）〜
（ｅ）に示すように、任意波形のほぼパラボラ波形電流
５８ａ　〜５８ｃ　のように変調する。

【００２６】したがって、この電流波形変調コイル４４
から得られる所定波形に変調されたほぼパラボラ波形電
流をコイル４１に供給することにより、従来おこなわれ
ている画面水平軸上、垂直軸上および四隅部のコンバー
ゼンス補正とは独立に、図４に青、緑、赤パターンを６
０Ｂ　，６０Ｇ　，６０Ｒ　として示す画面上に表示さ
れる第１走査線、最終走査線および画面水平軸、垂直軸
を含まない画面中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを
効率よく補正することができる。

【００２７】

【発明の効果】センタービームおよび一対のサイドビー
ムからなる一列配置の３電子ビームを放出する電子銃に
取付けられてネック内に位置するコンバーゼンス・カッ
プに対応してネック外に位置するコンバーゼンス補正ヨ
ークの一対のコアに、画面水平軸、垂直軸および画面四
隅部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するコイルと
は独立に画面中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補
正するコイルを巻回し、このコイルにコンバーゼンス補
正回路から偏向ヨークの水平偏向に同期したほぼパラボ
ラ波形電流を垂直偏向周期の１／２周期に同期したほぼ
パラボラ波形電流により変調したほぼパラボラ波形電流
を供給するように構成すると、画面水平軸、垂直軸およ
び画面四隅部の水平方向コンバーゼンス補正とは独立に
、画面上に表示される第１走査線、最終走査線および画
面水平軸、垂直軸を含まない画面中間部の水平方向ミス
コンバーゼンスを効率よく補正することができ、それに
より、コンバーゼンス精度を良好にし、コンバーゼンス
調整の作業性などを向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例であるインライン型カラー
受像管用コンバーゼンス装置のコンバーゼンス補正回路
図である。

【図２】図２（ａ）は偏向ヨークの垂直偏向電流波形図
、図２（ｂ）はコンバーゼンス補正回路の垂直偏向同期
回路部により垂直偏向電流に対応して形成されるほぼパ
ラボラ波形電流の波形図、図２（ｃ）〜（ｅ）はそれぞ
れコンバーゼンス補正回路の電流波形変調コイル部から
得られる波形の異なるほぼパラボラ波形電流の波形図で
ある。

【図３】この発明の一実施例であるインライン型カラー
受像管用コンバーゼンス装置による画面中間部の水平方
向ミスコンバーゼンスの補正方法を説明するための図で
ある。

【図４】従来のコンバーゼンス装置の設けられたインラ
イン型カラー受像管の構成を示す図である。

【図５】そのコンバーゼンス装置の構成を示す図である
。

【図６】従来のコンバーゼンス装置による画面水平軸上
の水平方向ミスコンバーゼンスおよび水平軸中間部の水
平方向ミスコンバーゼンス、画面垂直軸上の水平方向ミ
スコンバーゼンスおよび垂直軸中間部の水平方向ミスコ
ンバーゼンス、画面四隅部の水平方向ミスコンバーゼン
スの補正方法を説明するための図である。

【図７】従来のコンバーゼンス装置の水平偏向同期補正
回路部の構成を示す回路図である。

【図８】同じく垂直偏向同期補正回路部の構成を示す回
路図である。

【符号の説明】

７…電子銃 ９…偏向ヨーク １０Ｈ　…水平偏向コイル １０Ｖ　…垂直偏向コイル １３…コンバーゼンス補正回路 １２…コンバーゼンス補正ヨーク １６…コンバーゼンス・カップ １７…コア ２１Ｂ　，２１Ｒ　…一対のサイドビーム通過孔２２…
ポールピース ４４…垂直偏向同期補正回路部 ４５…電流波形変調コイル部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　センタービームおよび一対のサイドビ
   ームからなる一列配置の３電子ビームを放出する電子銃
   に取付けられてネック内に位置するコンバーゼンス・カ
   ップと、一対のコアと画面上に表示される第１走査線、
   最終走査線および画面の水平軸、垂直軸を含まない画面
   中間部の水平方向ミスコンバーゼンスを補正するため上
   記一対のコアに巻回されたコイルとからなり、上記コン
   バーゼンス・カップに対応して上記ネック外に位置する
   コンバーゼンス補正ヨークと、上記コイルに偏向ヨーク
   の水平偏向周期に同期したほぼパラボラ波形電流を発生
   する水平偏向同期補正回路部、上記パラボラ波形電流を
   上記偏向ヨークの垂直偏向周期の１／２周期に同期した
   ほぼパラボラ波形電流で変調する垂直偏向同期補正回路
   部および上記垂直偏向周期の１／２周期に同期して変調
   されたほぼパラボラ波形電流を変調する電流波形変調コ
   イル部を有するコンバーゼンス補正回路と、上記コンバ
   ーゼンス・カップに取付けられ、上記コンバーゼンス補
   正ヨークと磁気的に結合して一対のサイドビーム通過領
   域における上記コンバーゼンス補正ヨークから発生する
   磁界を成形するポールピースとを具備することを特徴と
   するインライン型カラー受像管用コンバーゼンス装置。