JPH0426039A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPH0426039A
JPH0426039A JP12906390A JP12906390A JPH0426039A JP H0426039 A JPH0426039 A JP H0426039A JP 12906390 A JP12906390 A JP 12906390A JP 12906390 A JP12906390 A JP 12906390A JP H0426039 A JPH0426039 A JP H0426039A
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JP
Japan
Prior art keywords
face plate
film
cathode ray
ray tube
electron beam
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Pending
Application number
JP12906390A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Morita
森田 安一
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は動作時におけるフェースプレート面の温度上昇
および着色を抑制し、高輝度出力を安定して得ることの
できる陰極線管に関する。
[従来の技術] カラー受像管、投射管、観測管、フライングスポット管
などの陰極線管において陰極から放出された電子線はフ
ェースプレートの内面に衝突するが、その際、電子線の
衝突したフェースプレート内面が茶褐色に着色(いわゆ
るブラウニング)してガラスの透過率が低下する。また
、陰極線管の明るさ(輝度)を上げるためには電子の加
速電圧(陽極電圧)、電流、電流密度を高くして動作さ
せるが、このためフェースプレート部の温度は100℃
近くまで上昇する。
ブラウニングが生ずると、陰極線管の画面や画像の鮮明
さを損なうと同時に輝度が低下する。また、フェースプ
レート部の温度が上昇すると、フェースプレート内面に
塗布されている蛍光体の電子線による発光効率が低下(
いわゆる温度消光)することになり、陰極線管の明るさ
が低下する。」1記いずれの場合も、陰極線管の性能を
大きく損なうことになり、製品の品質保証上大きな問題
となる。
上記の問題点を解決するためには、一般的にフェースプ
レートのガラスの材質を改良することが実施されており
、最近では、従来のガラス組成にL」を添加すること(
特開昭58−175239号)、ガラス材料として透明
マグネシアを使用すること(特開昭63−66834号
)などの提案がなされている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来技術はいずれもフェースプレー
トのガラス材質そのものを改良する技術であり、このよ
うにガラス材質そのものを改良する場合には、同時に、
フェースプレートガラスが具備していなければならない
緒特性(熱膨張係数、X線吸収係数、屈折率、透過率、
ボディカラーなど)を満たす必要があり、改良のレベル
を制約して、十分な性能を有する材質のガラスを得るこ
とはほとんど不可能であった。
本発明の目的は、上記従来技術の有していた課題を解決
して、動作時におけるフェースプレート面の温度上昇お
よび着色を抑制し、高輝度出力を安定して得ることので
きる陰極線管を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、フェースプレート内表面と蛍光膜との間に
透明かつ電子線衝撃エネルギー吸収性あるいは熱伝導性
を有する保護膜を設けることによって達成することがで
きる。
なお、上記保護膜は、好ましくは、酸化マグネシウム(
MgO)、二酸化けい素(SiO2)あるいは酸化アル
ミニウム(Al2O3)からなる膜であり、またその厚
さは少なくともl−以上であることが望ましい。
[作用] 上記目的を達成をするために、発明者等は、フェースプ
レート面に向かって加速衝突する電子線の衝撃エネルギ
ーをフェースプレート内表面に達するまでに緩和あるい
は抑制あるいは吸収させることについて検討したう 陽極電圧により加速された電子線が物体(固体)に衝突
し、次第にエネルギーを失いつつ該物体内部に侵入する
最大距離(Le)は次式によって与えられる。
Le、” 2.5 X IQ−” Xσ−’xVo’(
−)    −(1)ここで、σは物体の密度、Voは
加速電圧(V)であり、この式に基づいてフェースプレ
ートガラスの密度を2.5grノcI+?、加速電圧を
30kVとして侵入深さを算出すると約9pとなる。
しかしながら、実際にフェースプレートガラスの内表面
を電子顕微鏡あるいはX線マイクロアナライザーなどに
より観察、分析すると、損傷あるいは着色している層は
約1〜2声までの深さにあることが見出された。従って
、前記の目的は、フェースプレート内表面を電子線衝撃
により損傷あるいは着色を生じない透明な膜で約1〜2
−以上の厚さで覆うことによって達成できるものと期待
される。このような条件を満足する物質を実験的に探索
した結果、効果のあるものとして、酸化物、特にAI、
O,、Sin、が適していることを見出した。
また、電子線衝撃によるフェースプレートガラスの温度
上昇を抑制するためには、熱伝導性の良い物質をフェー
スプレート内表面に形成し、発生熱を逸散させることが
有効であると考え、検3イした。現在一般的に用いられ
ている陰極線管用フェースプレートガラスの熱伝導率は
約5.5〜7.5×IQ−’ (W−m−’・K−°)
であり、従って、この値よりも大きい熱伝導率を有する
透明な膜を形成することが有効であると期待される。こ
の条件を満足する物質を実験的に検討した結果、適切な
物質として、AI、0.(21CIXIO−’W−m−
’・K−’)、Mg、0(300X 10−’ bJ−
111”・K−)等が見出された。
以上のことから、フェースプレートの内表面を約1〜2
趨以上の厚さのAI、O,、MgOあるいはsl〜から
なる保護膜で覆うことによって、電子線を照射した場合
のフェースプレートガラスの損傷、着色や温度上昇を抑
制あるいは緩和することが可能となる。
また、これによって、フェースプレート単位面積当りの
電子線入力密度、電力の増大が可能となり、高輝度出力
の陰極線管を得ることができる。
[実施例] 以下、本発明陰極線管の構成について実施例によって具
体的に説明する。
実施例 1 第1図は本発明陰極線管の一実施例のフェースプレート
部の概略構成を示す断面図で、フェースプレート2の内
表面上に設けたA]、、O,蒸着膜(保護膜)3、該蒸
着膜3上に設けた蛍光膜4、さらに該蛍光膜4上に設け
たアルミニウムメタルバック膜5を有する陰極線管1で
あることを示す。ここで、上記AI、O,蒸着膜は、2
 X 10−’ Torrの真空中Al、0.ベレット
を蒸着源として電子線真空蒸着により作成し、膜厚さは
1.5/71mとした。
このようにして得られた蒸着膜の透過率は可視光領域で
90%であった。
実施例 2 保M膜をMg□の真空蒸着により形成し、膜厚さを3−
とじた。
得られた膜の透過率は可視光領域で85%であった。
実施例 3 保護膜を810.の高周波スパッタリングにより形成し
、膜厚さを3//Inとした。
この場合得られた膜の透過率は可視光領域でrlO%で
あった。
以上のようにして作成した保護膜を有するフェースプレ
ート部を陰極線管に実装して動作させた場合のフェース
プレート面の上昇温度、着色程度(目視評価)について
得られた結果をまとめて第1表に示した。
第1表 第1表には保護膜のない従来技術による陰wl線管の場
合の結果も示したが、表の結果から、従来技術の場合は
フェースプレート部の熱放散性が悪いために上昇温度が
約100℃にまで達するのに対して、本発明のII3極
線管の場合、上昇温度が5〜15%も低くなっているこ
とがわかる。また、フェースプレートの着色も本発明陰
極線管の場合格段に少ないこと、特にAI、O,gの効
果が大きいことがわかる。
[発明の効果コ 以上述べてきたように、陰極線管を本発明構成の陰極線
管とすることによって、従来技術の有していた課題を解
決して、動作時におけるフェースプレート面の温度上昇
および着色を抑制し、高輝度出力を安定して得ることの
できる陰極線管を提供することができた。また、これに
よって、陰極線管の品質および信頼性の向上に大きく寄
与することができた。
なお、フェースプレー1・の内表面と蛍光膜との間に他
の目的・効果を有する膜や層がある場合でも不発1りJ
による効果は有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明陰極線管の一実施例のフェースプレー1
・部の概略構成を示す断面図である。 1・・陰極線管、2・・フェースプレート、3・・・保
護膜、 4・・・蛍光膜、 5・・アルミニウムメタルバック膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェースプレート内表面と蛍光膜との間に透明かつ
    電子線衝撃エネルギー吸収性あるいは熱伝導性を有する
    膜を設けたことを特徴とする陰極線管。 2、上記の膜が酸化マグネシウム(MgO)、二酸化け
    い素(SiO_2)あるいは酸化アルミニウム(Al_
    2O_3)からなる膜であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の陰極線管。 3、上記の膜が少なくとも1μm以上の厚さを有する膜
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項および第
    2項記載の陰極線管。
JP12906390A 1990-05-21 1990-05-21 陰極線管 Pending JPH0426039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9605907B2 (en) 2010-03-29 2017-03-28 Nec Corporation Phase change cooler and electronic equipment provided with same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9605907B2 (en) 2010-03-29 2017-03-28 Nec Corporation Phase change cooler and electronic equipment provided with same

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