JPH04257417A - ポリプロピレンフィルムロール - Google Patents

ポリプロピレンフィルムロール

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JPH04257417A
JPH04257417A JP1892791A JP1892791A JPH04257417A JP H04257417 A JPH04257417 A JP H04257417A JP 1892791 A JP1892791 A JP 1892791A JP 1892791 A JP1892791 A JP 1892791A JP H04257417 A JPH04257417 A JP H04257417A
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JP
Japan
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film
film roll
wrinkles
polypropylene film
roll
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Application number
JP1892791A
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Masayuki Niizawa
新沢 政之
Masateru Kakizoe
柿添 正照
Junzo Yamada
順三 山田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリプロピレンフィル
ムロールの円周方向上に帯状の***部分を有するシワ(
MDリンクル)の少ない、ポリプロピレンフィルムロー
ル(以下、単にフィルムロールということがある。)に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムの製膜はシート状
に溶融押出しされた後に延伸され、一旦ロール状に巻き
取られる。しかる後に種々の幅,長さのロールにスリッ
トされる。形成されたロール状のフィルムは、包装用、
粘着テープ用,金属蒸着用など次のいろいろな加工用に
供与される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スリットされた直後の
フィルムロール表面は、平滑で良好な巻姿を形成してい
る。しかし、プラスチックフィルムの中でも、ポリプロ
ピレンフィルムは腰のない柔軟なフィルムであるため、
そのフィルムロールは経時により円周方向に帯状の***
部分が生じ、それがシワ(MDリンクル)になるという
問題点がある。特に、厚さの薄いフィルムロールほどそ
の問題点が大きいという傾向があった。そのため、後の
高次加工工程において、種々のトラブルが生じるという
問題点があった。そこで、本発明の目的は、フィルムロ
ールの円周方向に帯状の***部分を有するシワ(MDリ
ンクル)が生じなく、表面が平滑で巻姿の良好なポリプ
ロピレンフィルムロールを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる課題を
解決するために、種々検討した結果、その原因は特定範
囲の厚みのポリプロピレンフィルムにおいて、スリット
時に多量の空気を巻き込み、経時により空気が抜ける時
の縮みムラが主因であることを見出だし、フィルムロー
ルの厚みと常温収縮率と空気かみ込み率とを、特定の範
囲と成すことにより解決できることを究明して、本発明
を完成したものである。すなわち、本発明のポリプロピ
レンフィルムロールは、厚さが2〜10μの範囲であっ
て、常温収縮率が0.6%以下で、かつ空気かみ込み率
が3〜8%であることを特徴とするものである。
【0005】ここで、常温収縮率の測定方法は、フィル
ムロール表面より約10mはぎとった後、長さ約1.2
mの試料を、張力をできるだけかけずに手で巻き戻し、
サンプリングする。試料に長さ方向1mの間隔になるよ
うに線を入れる。無負荷の状態で放置し、1日後の間隔
L(cm)を測定し、次式により求める。
【0006】常温収縮率(%)=100−L空気かみ込
み率の測定方法は、フィルム厚さにフィルム長さを乗じ
たものを、フィルムロールの断面積で割ったものをXと
して(1−X)を%で表示する。フィルム厚みはフィル
ム重量をフィルム幅,長さ,密度(0.91g/cm3
を使用)で割った、いわゆる重量平均厚みを使用する。 また、空気かみ込み率はスリット巻き上げ後、経日によ
り変化するため、2日以降とする。本発明のポリプロピ
レンフィルムロールを得る方法は、後述の実施例に示す
ごとく、製膜時の延伸条件,巻取条件,スリット時の巻
取条件等の種々の条件を組み合わせることによって得ら
れる。
【0007】かかる本発明において、フィルムの厚みは
2〜10μの範囲で特に顕著な効果を有する。2μより
薄いと腰が著しく弱くなり、他の要件が満たされてもシ
ワ発生の効果は不十分である。10μより厚くなると、
フィルムの腰が十分強くなりフィルムの常温収縮率,空
気かみ込み率にかかわりなく、経時によるシワの発生は
なくなる。
【0008】フィルムの常温収縮率は6%以下の範囲で
ある必要があり、特に好ましくは、0.4%以下である
。0.6%よりも大きいと、スリット直後から経時によ
るロール巻硬度変化が大きくシワ(MDリンクル)の発
生という問題が生じる。常温収縮率は小さい程よいが、
常温収縮率を小さくするために、延伸温度を高く設定し
たり、延伸後のリラックス率を大きくしたり、巻取張力
を低くする必要がある。その際、フィルム強度の低下や
巻取時のシワ混入、フィルムの層ずれ等の問題が生ずる
ため、常温収縮率の下限は実質上0.2%が限界である
。さらに、フィルムの空気かみ込み率は3〜8%の範囲
である必要があり、特に好ましくは、3〜6%である。 3%よりも低いとフィルムの平面性が悪化し、部分的に
たるみが発生し、印刷等の加工時にシワが発生するとい
う問題が生じる。8%よりも高いと、経時によるシワ(
MDリンクル)が発生するという問題が生じる。
【0009】
【比較実施例】ポリプロピレンホモポリマーを溶融押出
し、Tダイよりシート状に吐出させ、冷却ドラムに巻き
付けて冷却した後、予熱し縦方向に4.5倍延伸した。 続いて、オーブン内で横方向に10倍延伸した後、ワイ
ンダーにて巻き取った。一旦巻き取ったフィルムをスリ
ッターにて、600mm幅にスリットした。上記方法に
おいて、フィルム厚み,縦延伸温度,横延伸温度,ワイ
ンダーでの巻き取り張力,面圧等を種々変更した。その
結果を表1に示す。表1から明らかなように、本発明の
各要件を満たすものは、シワ(MDリンクル)の発生状
況が1〜2で良好であった。
【0010】シワ(MDリンクル)の評価方法は、わず
かなMDリンクルが存在していても、実用上問題なく使
用可能な水準を2と定め、目視により1〜5の指数判定
を行った。1が最も良好で5が最も悪い。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】上述のように本発明のポリプロピレンフ
ィルムロールは、厚さが2〜10μの範囲であって,常
温収縮率が0.6%以下,空気かみ込み率が3〜8%の
範囲であるように構成されていることにより、腰が弱い
ポリプロピレンフィルムであるにもかかわらず、良好な
巻姿のフィルムロールがえられるとともに、経時による
シワ(MDリンクル)が解消するか少なくなる。その結
果、印刷,ラミネート等の高次加工工程において、印刷
ムラ、接着ムラ等のトラブルが生じなくなるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さが2〜10μの範囲であって、常温収
    縮率が0.6%以下で、かつ空気かみ込み率が3〜8%
    であることを特徴とするするポリプロピレンフィルムロ
    ール。
JP1892791A 1991-02-12 1991-02-12 ポリプロピレンフィルムロール Expired - Lifetime JP2961905B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195367A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 東レ株式会社 コンデンサ用ポリプロピレンフィルムロール
JP2018130958A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 東レ株式会社 二軸配向ポリプロピレンフィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195367A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 東レ株式会社 コンデンサ用ポリプロピレンフィルムロール
JP2018130958A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 東レ株式会社 二軸配向ポリプロピレンフィルム

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