JPH0425388A - 産業用ロボットの位置検出装置 - Google Patents

産業用ロボットの位置検出装置

Info

Publication number
JPH0425388A
JPH0425388A JP13022890A JP13022890A JPH0425388A JP H0425388 A JPH0425388 A JP H0425388A JP 13022890 A JP13022890 A JP 13022890A JP 13022890 A JP13022890 A JP 13022890A JP H0425388 A JPH0425388 A JP H0425388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolver
shaft
absolute
reduction mechanism
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13022890A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Nagahama
恭秀 永浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP13022890A priority Critical patent/JPH0425388A/ja
Publication of JPH0425388A publication Critical patent/JPH0425388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アーク溶接ロボット等の産業用ロボットにお
いて、アーム等の回転軸の絶対的な回転位置を検出する
ための位置検出装置に関する。
[従来の技術] 産業用ロボットの位置検出装置としては、従来、インク
リメンタルエンコーダを用い、また、動作限にリミット
スイッチ(原点リミットスイッチ)を設けて、電源投入
時に次のような原点合わせ作業を行なってから位置検出
を行なっている。つまり、ロボットを、動作限まで移動
させてリミットスイッチを作動させてから反対方向へ移
動させた後、インクリメンタルエンコーダから最初に出
力されるZパルス(1回転につき1個発生)によって、
カウンタをリセットする。そして、以降、ロボットの移
動に伴いインクリメンタルエンコーダから出力される9
0”の位相差をもったAパルスおよびBパルスをカウン
タにてアップダウンカウントし、そのカウント値をロボ
ットの位置情報としている。
しかし、このようなインクリメンタルエンコーダを用い
たインクリメンタルタイプの位置検出手段では、電源投
入時に原点合わせ作業というかなり煩雑な作業必要とす
る。
そこで、従来、多回転アブソリュートエンコーダやレゾ
ルバ等の絶対位置検出器(1回転内の絶対回転角を検出
するもの)を2個そなえたものが種々提案されている。
例えば、比較的大きな減速比の減速機を挾んで2個の絶
対位置検出器を設け、一方の絶対位置検出器により粗い
位置を検出するとともに、他方の絶対位置検出器により
密な位置を検出し、これらの検出結果を合成して多回転
の絶対位置を検出する手段などがある。
このような多回転アブソリュートタイプの位置検出手段
では、その原理から各軸の絶対角度が電源投入後に即座
に得られるので、前述のような原点合わせが不要となる
とともに、原点合わせ作業に要するスペースを省略する
ことができる。また、その検出結果が基本的にモータ軸
の角度およびその多回転分に相当するデータであるため
に、減速機を介し実際に動くロボットアーム等の角度と
して、かなり精度の高いものが得られることになる。
ところで、上述のごとく2個の絶対位置検出器をそなえ
るために、従来、第5図に示すような構成の装置が提案
されている。この第5図において、50は産業用ロボッ
トのアーム、50aアーム50の回転軸、51は回転軸
50aの一端に連結された減速機構、52は減速機構5
1を介してアーム50を回転駆動する駆動モータ、53
は駆動モータ52の回転軸に接続された第1の絶対位置
検出器、54はアーム50から減速機構51とは反対側
に突出した回転軸50aの端に歯車機構55を介して接
続された第2の絶対位置検出器であり、歯車機構55は
、2枚の平歯車55a、55bから構成されている。
このような構成により、第1の絶対位置検出器53によ
り密な位置情報が検出されるとともに、第2の絶対位置
検出器54により粗い位置情報が検出され、これらの位
置情報からアーム50の絶対位置が合成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の産業用ロボットの位置検出装置で
は、減速機構51の出力側つまりアーム50側に絶対位
置検出器54を設けるために、歯車機構55をそなえる
必要があり、アーム50付近の構造が複雑になり、アー
ム50付近の設計上不利なものがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、
2個の絶対位置検出器をそなえるものにおいて、これら
の絶対位置検出器をコンパクトに配置できるようにして
、構造の簡素化を実現した産業用ロボットの位置検出装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の産業用ロボットの
位置検出装置は、減速機構の入力側および出力側にそれ
ぞれ第1および第2の位置検出器を設け、これらの位置
検出器からの絶対回転角信号に基づいて被駆動部材の絶
対位置を検出するものにおいて、減速機構の出力軸と同
軸的に設けられ中空に形成された減速機構の入力軸と、
出力軸に一端側を固定され入力軸の中空部内を貫通させ
て減速機構の入力側まで導かれた検出軸と、この検出軸
の他端側に設けた第2の位置検出器とをそなえたことを
特徴としている。
[作   用] 上述した本発明の産業用ロボットの位置検出装置では、
被駆動部材つまり減速機構の出力側の回転が、減速機構
の出力軸および検出軸を介して減速機構の入力側まで導
かれる。そして、この入力側に配置された第2の位置検
出器により、被駆動部材の粗い位置情報が検出され、そ
の検出結果を、第一1の位置検出器からの密な位置情報
と合成することにより、被駆動部材の絶対位置が検出さ
れる。
[発明の実施例] 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜3図は本発明の第1実施例としての産業用ロボッ
トの位置検出装置を示すもので、第1図はその要部を示
す断面図、第2図はその回路構成を示すブロック図、第
3図はその回路構成の変形例を示すブロック図である。
第1図に示すように、本実施例では、リンク機構(図示
せず)を介してロボットの上腕(図示せず)を駆動する
ためのレバー24を被駆動部材とし、このレバー24を
駆動する部分に本発明を適用した場合について説明する
レバー24をS1軸まわりに回転駆動するために、レバ
ー24は、減速機構(ハーモニック減速機)2の出力軸
2fにボルト24aによって連結されるとともに、減速
機構2の入力軸2dが、プーリ18.タイミングベルト
17およびプーリ16を介して駆動モータ3に接続され
ている。
ここで、プーリ18は入力軸2dに取り付けられ、プー
リ16は駆動モータ3の回転軸3aに取り付けられ、タ
イミングベルト17はこれらのプーリ16,18に巻回
されている。これにより。
駆動モータ3の回転駆動力が、プーリ16.タイミング
ベルト17およびプーリ18を介して減速機構2に伝達
され、この減速機構2にて減速された後、出力軸2fを
通じてレバー24へ伝達されるようになっている。なお
、駆動モータ3は、ロボットの固定側(フレーム)39
に取り付けられており、その取付は、タイミングベルト
17の張力調整のために固定側39に対して、第1図中
の上下方向へ若干自由に移動できるようになっており、
タイミングベルト17の張力が適正になる位置で固定で
きるようになっている。
このように配置された駆動モータ3に、その回転軸3a
の絶対回転角信号(減速機構2の入力側の密な位置情報
)を有限角度(例えば180°または360’ )範囲
内で発生する第1のレゾルバ(第1の位置検出器)4が
取り付けられている。
また、減速機構2は、サーキュラスプライン2a、ウェ
ーブジェネレータ2bおよびフレックススプライン2C
を有しており、サーキュラスプライン2aが、ボルト3
8により固定側39に取り付けられるとともに、フレッ
クススプライン2Cが出力軸2fに取り付けられている
。また、減速機構2の入力軸2dは、ベアリング35に
より固定側39に軸支されるとともに、減速機構2の出
力軸2fは、ベアリング36および37によりそれぞれ
固定側39およびアーム(下腕)23に対して軸支され
ている。
そして、減速機構2の出力軸2fと同軸的に設けられた
減速機構2の入力軸2dには、その軸心に沿って中空部
2eが形成されている。また、出力軸2fには、ボルト
19aにより検出軸19の一端側が固定され、この検出
軸19が、入力軸2dの中空部2e内を貫通して減速機
構2の入力側まで導かれ、検出軸19の他端側か、入力
軸2d外部に露出している。
外部に露出した検出軸19の他端側には、カップリング
34を介して、検出軸19の絶対回転角信号(減速機構
2の出力側の粗い位置情報)を有限角度範囲内で発生す
る第2のレゾルバ(第2の位置検出器)5が取り付けら
れている。このレゾルバ5は、固定側39にレゾルバ固
定金具33により固定されている。
なお、第1図中の符号40はオイルシールを示す。
このようにそなえられた2個のレゾルバ4,5からの絶
対回転角信号に基づいて、絶対位置を検出すべく、本実
施例の装置は、第2図に示すごとく構成されている。第
2図において、6,7はレゾルバ4および5に常時接続
されこれらのレゾルバ4,5を同時に励磁するための共
通のCO8励磁回路およびSIN励磁回路で、これらの
CO8励磁回路6.SIN励磁回路7とレゾルバ5との
間には、抵抗9,10がそれぞれ介設され、第2のレゾ
ルバ5の励磁相のインピーダンスが第1のレゾルバ4の
励磁相のインピーダンスよりも高く設定されている。
また、8はレゾルバ4,5からの絶対回転角信号を受は
波形処理を施す共通のR和処理回路で、このR和処理回
路8は、スイッチ11を介してレゾルバ4もしくは5の
いずれか一方に順次切り換え接続されるようになってい
る。12はR和処理回路8に接続された1個のレゾルバ
/ディジタル変換器(以下、R/D変換器という)で、
このR/D変換器12は、R和処理回路8による処理後
の各レゾルバ4,5からの絶対回転角信号をディジタル
化してビット出力するものである。
さらに、13はR/D変換器12に併設されたレゾルバ
/パルス変換器(以下、R/P変換器という)で、この
R/P変換器13は、第1のレゾルバ4からの絶対回転
角信号を、90°の位相差をもった2相のパルス(Aパ
ルスおよびBパルス)であるインクリメンタルパルスに
変換するものである。14はR/P変換器13からのA
パルスおよびBパルスをアップダウンカウントするパル
スカウンタ、15はR/D変換器12およびパルスカウ
ンタ14からのデータ(位置情報)に基づく後述のよう
な一絶対位置演算処理やスイッチ11の切換制御を行な
う演算装置1(CPU)、15a〜15eは演算装置1
5内に設けられるレジスタで、レジスタ15a、15b
は、それぞれR/D変換器12からのレゾルバ4,5の
絶対回転角信号(ディジタル値)を格納するもので、演
算装置15内の汎用レジスタやRAM等が用いられる。
レジスタ15c、15dは、ロボットの基本姿勢(例え
ば垂直、水平等定めた角度)を機械基準とし、そのとき
のレゾルバ4,5からの絶対回転角信号(ディジタル値
)をそれぞれ記憶するもので、バッテリバックアップさ
れたものやROM等が用いられる。レジスタ15eは、
後述するごとく演算された絶対位置初期値を格納するも
ので、RAM等により構成される。
本発明の第1実施例の装置は上述のごとく構成されてい
るので、レバー24は、減速機構2により減速された駆
動モータ3の回転駆動力を、出力軸2fを通じて受は回
転駆動され、レバー24に連結されたリンク機構を介し
て上腕が揺動駆動される。
このとき、レバー24の回転は、減速機構2の出力軸2
fおよび検出軸19を介して減速機構2の入力軸2d外
部(入力側)まで逆行して導かれ、検出軸19に取り付
けられた第2のレゾルバ5に伝えられる。これにより、
レバー24の回転(上腕の揺動)に伴い、減速機構2の
出力側の粗い位置情報が、レゾルバ5によって得られる
。また、減速機構2の入力側の密な位置情報は、レゾル
バ4により得られる。
そして、本実施例では、次のようにして、モータ3の回
転軸3aの絶対位I!(つまりはレバー24の位置)が
検出される。
まず、電源が投入された場合、演算装置15からの指令
によってスイッチ11をレゾルバ4側/レゾルバ5側と
順次切り換え、R和処理回路8およびR/D変換器12
を経て、それぞれのレゾルバ4,5からの位置情報(絶
対回転角信号)をパラレルのディジタル値として演算装
置15へ8力し、各ディジタル値をレジスタ15a、1
5bに格納する。ここで、例えば、それぞれのレゾルバ
4゜5をIXレゾルバ(1回転で1周期の信号を発生す
るもの)とし、R/D変換器12は、4096パルス(
12ビツト)/1周期のものとする。また、ロボットの
基本姿勢、例えば、垂直、水平等定めた角度を機械基準
とし、そのときの各レゾルバ4,5からの絶対回転角信
号(ディジタル値)が、それぞれP 1o t P 2
6としてレジスタ15c、15dに格納されている(こ
の作業は、通常、ロボットの初期調整時にメーカにて行
なわれる)。
今、電源が投入されると、まず、レゾルバ4側にスイッ
チ11が切り換えられ、その時のレゾルバ4からの絶対
回転角信号がディジタル値P1としてレジスタ15aに
格納され、ついで、レゾルバ5側にスイッチ11が切り
換わり、その時のレゾルバ5からの絶対回転角信号がデ
ィジタル値P2としてレジスタ15bに格納される。
レジスタ15a〜15dに格納されたデータに基づいて
、演算装置15は1次のようにして電源投入時の絶対位
置初期値を演算する。
即ち、第2のレゾルバ5からの位置情報P2と基準位置
情報P2゜どの差に、減速機構2の減速比相当数Nを乗
算して、第1のレゾルバ4の1周期分カウント相当数4
096で除算し、その整数部分を第2のレゾルバ5の回
転数または周期数(粗い位置情報;位置情報の上位ビッ
ト)とする。一方、第1のレゾルバ4からの位置情報P
1と基準位置情報P1゜どの差を、1回転内または1周
期内の位置情報(密な位置情報;位置情報の下位ビット
)とする。これを式で表わすと下式(1)のようになる
f((P2−P2゜)XN/4096)X4096+(
P、−Pl。) ・・・(1)ただし、f()は()内
の数値の整数部を表わすものとする。
なお、P0弁P1゜付近で電源投入を行なった場合、f
()内が不安定になるため、(P2  Px。)XN/
4096の小数部が(PニーP1゜)/4096とほぼ
一致するように補正する。例えば、上記小数部が0゜9
5であり、(px  Pl。)/4096が0.05で
ある場合、(1)式として、f((P a  P za
)X N/ 4096)X4096+1を用いる。
さて、上述のようにして得られた位置情報の上位ビット
および下位ビットを電源投入時の位置情報の初期値(絶
対位置初期値)として、演算装置15のレジスタ15e
に格納した後には、R/D変換器12には、第1のレゾ
ルバ4を常時接続するようにスイッチ11をレゾルバ4
側に切り換え、R/D変換器12に併設されたR/P変
換器13により、レゾルバ4からの絶対回転角信号に応
じてA、B2相のインクリメンタルパルスを出力する。
そして、このインクリメンタルパルスを、パルスカウン
タ14により常時アップダウンカウントし、そのカウン
ト値とレジスタ15eに格納された初期値とを演算装置
15にて合算し、その合算結果を位置情報として出力す
る。
ここで1本実施例では、R/P変換器13によりインク
リメンタルパルスを得る場合について説明しているが、
R/P変換器13やパルスカウンタ14を用いず、第3
図に示すように、R/D変換器12と演算装置15との
間にカウンタ14Aを設け、第1のレゾルバ4によるデ
ィジタル値をそのまま利用し、キャリー、ボロー信号に
よりカウンタ14Aにて上位ビットのみカウントするよ
うに構成してもよい。
このように、本発明の第1実施例によれば、動力減速用
の減速機構2を流用しながら、且つ、減速機構2の8力
側に従来のごとく歯車機構やタイミングベルト等を用い
ることなく、2iliのレゾルバ4,5を減速機構2の
入力側に配置することができ、装置構造を大幅に簡素化
することができるほか、歯車機構等を用いないので、ギ
ア等によるバックラッシュの影響も回避することができ
る。
また、本実施例では、特に、減速機構2や駆動モータ3
の軸長方向の長さを大幅に短縮することができる利点が
ある。
また、本実施例によれば、電源投入直後には、2個のレ
ゾルバ4,5を用いて多回転アブソリュートタイプの検
出方式により絶対位置初期値を作成してから、それ以降
は、インクリメンタルタイプの検出方式を採用し、第1
のレゾルバ4がらの密な位置情報に基づいて作成される
インクリメンタルパルスを初期値に合算して絶対位置を
検出するようにしたので、従来のように、常時、2個の
レゾルバ4,5からの絶対回転角信号を合成演算処理す
る必要がなくなり、演算装置15などに対する演算負担
が小さくなり、簡素な構成で検出精度を大幅に高めるこ
とができる。
さらに、本実施例では、2個のレゾルバ4,5に対して
共通のR/D変換器12を用い切換使用するほか、励磁
回JI6,7やR和処理回路8も2個のレゾルバ4,5
に共通しようする構成としたので、各レゾルバ4,5ご
とに、R/Dll換器。
励磁回路、R和処理回路等を設ける必要がなくなり、装
置に要する電気回路が従来に比べ半減する。
また、ロボットと制御盤との間の信号ケーブルも、レゾ
ルバ1個当たり3ペア必要であったのが、レゾルバ2個
で4ペアでよくなり、2個のレゾルバ4.5を用いなが
ら、レゾルバ4,5以外はほぼレゾルバ1個に要する電
気回路をそなえるだけでよく、装置構成を大幅に簡素化
できるとともに。
設備コストも大幅に削減することができる。
ところで、2個のレゾルバ4,5を切り換えて、R/D
変換器12(R和処理回路8)や励磁回路6゜7に接続
する場合1本実施例のように、励磁回路6.7は2個の
レゾルバ4,5に接続したままにすることで、スイッチ
の数を節約することができる。また、ロボット側で2個
のレゾルバ4,5に分けると、ロボットと制御盤との間
の信号ケーブルの節約にもなり極めて有利である。
このとき、励磁回M6,7はがなり強力なものでなけれ
ば、レゾルバ4,5の励磁相のインピーダンスによりS
INカーブ、COSカーブやその位相が狂わされること
になる。回路的にはこれを調整するボリューム等がある
のが普通であり、また、この励磁相のインピーダンスは
検出器の位置で変化することが一般的である。レゾルバ
が1個の場合には、このインピーダンス変化を考慮して
トータルの誤差が検討されるが、本実施例のようにレゾ
ルバが2個あると、その誤差は2倍になるおそれがある
そこで、本実施例では、第1のレゾルバ4に対して第2
のレゾルバ5の励磁相の巻線インピーダンスを2〜3倍
程度大きくし、また、第2のレゾルバ5の励磁相に直列
に抵抗9,10を介設して、第1のレゾルバ4の励磁の
乱れを小さく抑えている。これにより、モータ制御に直
接関与し回転ムラや位置誤差を含みやすい第1のレゾル
バ4からの絶対回転角信号(密な位置情報)が、第2の
レゾルバ5のインピーダンス変化から保護され、十分な
検出精度を得ることができる。なお、上述のごとく、励
磁相に抵抗9.10(もしくはインダクタンス)を介設
した場合には、第2のレゾルバ5の出力(検出器)が小
さくなるので、変圧比等によってこれを調整するように
してもよい。
次に、本発明の第2実施例について説明すると、第4図
は本発明の第2実施例としての産業用ロボットの位置検
出装置の要部を示す断面図である。
なお、第4図中、既述の符号と同一の符号は同一部分を
示しているので、その説明は省略する。
上述した第1実施例では、減速機構2と駆動モータ3と
を、プーリ16,18およびベルト17を介して接続し
た場合について説明したが、本発明の第2実施例では、
第4図に示すように、減速機構2の入力軸2dと駆動モ
ータ3の回転軸3aとが直結され、さらに、この駆動モ
ータ3の回転軸3aと第1のレゾルバ4の回転軸4aと
も直結されている。
従って、本実施例では、駆動モータ3の回転軸3aおよ
び第1のレゾルバ4の回転軸4aには、入力軸2dの中
空部2eに連通ずるように、回転軸3a、4aの軸心に
沿って中空部3bおよび4bがそれぞれ形成され、出力
軸2fに一端側を固定された検出軸19が、入力軸2d
の中空部2eおよび回転軸3a、4aの中空部3b、4
b内を貫通して、第1のレゾルバ4の外部(減速機構2
の入力側)まで導かれ、検出軸19の他端側か、レゾル
バ4の外部に露出している。
そして、外部に露出した検出軸19の他端側に、カップ
リング34を介して第2のレゾルバ5が取り付けられて
いる。なお、このレゾルバ5は、レゾルバ固定金具33
により第1のレゾルバ4の外側に固定されている。
このような構成により、本発明の第2実施例でも、上記
第1実施例と同様の作用効果が得られる。
特に、本発明の第2実施例では、装置全体をスリムに構
成することができるので、本発明をロボットの手首部な
どに適用する際に有利である。
なお、上記実施例では、2個の位置検出器として、レゾ
ルバ4,5を用いた場合について説明したが、アブソリ
ュートエンコーダを用いてもよい。
この場合、励磁回路6,7やR/D変換器12は不要と
なる(グレーコード等の信号形態によっては何らかの変
換器が必要な場合もある)。また、この場合、■密な位
置情報を検出する第1のアブソリュートエンコーダの1
回転の境界でキャリーボロー信号を作成し、これにより
上位ビットを作成したり、■第1のアブソリュートエン
コーダに、絶対回転角信号のほかにインクリメンタルパ
ルスを同時に発生する機能をもたせ、このインクリメン
タルパルスをパルスカウンタによりカウントしたりする
ことにより、上記実施例と全く同様の作用効果が得られ
る。
また、上記実施例では、上腕を揺動するためのレバー2
4の駆動部に本発明を適用した場合について説明したが
、本発明は、これに限定されるものではなく、他の関節
部等の駆動部にも同様に適用される。
[発明の効果] 以上詳述したように5本発明の産業用ロボットの位置検
出装置によれば、2個の位置検出器を減速機構の入力側
に配置できるように構成したので、装置構造が大幅に簡
素化されるほか、歯車機構等を用いないので、ギア等に
よるバックラッシュの影響も回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の第1実施例としての産業用ロボッ
トの位置検出装置を示すもので、第1図はその要部を示
す断面図、第2図はその回路構成を示すブロック図、第
3図はその回路構成の変形例を示すブロック図であり、
第4図は本発明の第2実施例としての産業用ロボットの
位置検出装置の要部を示す断面図であり、第5図は従来
の産業用ロボットの位置検出装置を示す概略構成図であ
る。 図において、2−減速機構、2a−サーキュラスプライ
ン、2b−ウェーブジェネレータ、2C−フレックスス
プライン、2d−人力軸、2 e −中空部、2f−出
力軸、3−駆動モータ、3 a −回転軸、3b−中空
部、4−第1のレゾルバ(第1の位置検出器)−4a−
回転軸、4b−中空部、5−第2のレゾルバ(第2の位
置検出器)、6−CO5励磁回路、7−8IN励磁回路
、8−R相処理回路、9.10−抵抗、11−スイッチ
、12レゾルバ/デイジタル(R/D)変換器、13−
レゾルバ/パルス(R/P)変換器、14.14Aパル
スカウンタ、15−演算装置(CPU)、15 a 〜
15 e −レジスタ、16−プーリ、17タイミング
ベルト、18−プーリ、19−検出軸、19a−ボルト
、23−アーム(下腕)、24レバー(被駆動部材)、
24 a−ボルト、33レゾルバ固定金具、34− カ
ップリング、35〜37−ベアリング、38−ボルト、
39−固定側(フレーム)、40−オイルシール。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 産業用ロボットの被駆動部材に減速機構を介して駆動モ
    ータを接続してなる駆動部の前記減速機構の入力側およ
    び出力側にそれぞれ設けた第1および第2の位置検出器
    からの絶対回転角信号に基づき、前記被駆動部材の絶対
    位置を検出する産業用ロボットの位置検出装置において
    、 前記減速機構の出力軸と同軸的に設けられ中空に形成さ
    れた前記減速機構の入力軸と、 前記出力軸に一端側を固定され、前記入力軸の中空部内
    を貫通して前記減速機構の入力側まで導かれた検出軸と
    、 この検出軸の他端側に設けた前記第2の位置検出器とを
    そなえたことを特徴とする産業用ロボットの位置検出装
    置。
JP13022890A 1990-05-22 1990-05-22 産業用ロボットの位置検出装置 Pending JPH0425388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13022890A JPH0425388A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 産業用ロボットの位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13022890A JPH0425388A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 産業用ロボットの位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0425388A true JPH0425388A (ja) 1992-01-29

Family

ID=15029164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13022890A Pending JPH0425388A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 産業用ロボットの位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0425388A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6193429B1 (en) 1999-05-25 2001-02-27 Dong-A Pencil Co., Ltd. Tip mechanism for knock-type ballpoint pen
JP2006035405A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Sanko Gosei Ltd ロボット用関節装置
JP2011530410A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 エーエスアーベー カッティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ビーム加工のための数値制御工具保持装置
US9020774B2 (en) 2008-08-26 2015-04-28 Nikon Corporation Encoder system, signal processing method, and transmission signal generation and output device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6193429B1 (en) 1999-05-25 2001-02-27 Dong-A Pencil Co., Ltd. Tip mechanism for knock-type ballpoint pen
JP2006035405A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Sanko Gosei Ltd ロボット用関節装置
JP2011530410A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 エーエスアーベー カッティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ビーム加工のための数値制御工具保持装置
US9020774B2 (en) 2008-08-26 2015-04-28 Nikon Corporation Encoder system, signal processing method, and transmission signal generation and output device
US9823091B2 (en) 2008-08-26 2017-11-21 Nikon Corporation Encoder system, signal processing method, and transmission signal generation and output device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU778987B2 (en) Method and apparatus determining position of a movable barrier
KR100807179B1 (ko) 회전각도 검출장치, 토크 검출장치 및 스티어링 장치
Jung et al. Joint torque sensor embedded in harmonic drive using order tracking method for robotic application
JP4982925B2 (ja) 回転角度検出装置
JPH0425388A (ja) 産業用ロボットの位置検出装置
KR940004686B1 (ko) 차량의 핸들 조작상태 검출장치
JP2019141970A (ja) ロボットのアーム回転軸速度検出装置
JPH0425908A (ja) 産業用ロボットの位置検出方法
JP3528949B2 (ja) 出力回転軸のアブソリュート位置検出装置
JP2533819B2 (ja) 絶対位置測定装置
JPH09184777A (ja) 撓み噛み合い式歯車装置のトルク検出機構
JPH0425394A (ja) 産業用ロボットの位置検出装置
JP2005195363A (ja) 回転角度検出装置及びトルク検出装置
US20030233181A1 (en) Fault tolerant torque sensor signal processing
JP4120425B2 (ja) 回転角度検出装置及びトルク検出装置
JPS60207477A (ja) 電動アクチユエ−タ
KR940000366B1 (ko) 로보트의 위치검출방법
EP0513486B1 (en) Rotational position detector for robot
JPS60195603A (ja) ロボツト
JPS62225908A (ja) 位置検出装置
JPH04201093A (ja) 産業用ロボット
JP2008215998A (ja) 回転軸の絶対回転角検出装置
JPS62152016A (ja) 産業用ロボツト
JP2576956B2 (ja) 産業用ロボツトの回転角検出装置
JPH0465702A (ja) ロボット原点サーチ方法